JP2953280B2 - ワイドテレビジョン受像機 - Google Patents
ワイドテレビジョン受像機Info
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- JP2953280B2 JP2953280B2 JP30733093A JP30733093A JP2953280B2 JP 2953280 B2 JP2953280 B2 JP 2953280B2 JP 30733093 A JP30733093 A JP 30733093A JP 30733093 A JP30733093 A JP 30733093A JP 2953280 B2 JP2953280 B2 JP 2953280B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アスペクト比１６：９
のワイドアスペクトの表示画面を有するワイドテレビジ
ョン受像機に係り、特に、アスペクト変換の操作性を向
上させたワイドテレビジョン受像機に関する。
のワイドアスペクトの表示画面を有するワイドテレビジ
ョン受像機に係り、特に、アスペクト変換の操作性を向
上させたワイドテレビジョン受像機に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近になって、アスペクト比１６：９の
ワイドアスペクトの表示画面を備えたワイドテレビジョ
ン受像機（以下、ワイドＴＶ）が登場しており、映像ソ
ースとして図４に示すようにアスペクト比４：３ではあ
るが上下の部分に無画部（マスク部分）が存在するビス
タソースを始め、映像の存在する範囲（垂直サイズ）が
異なる種々の態様のソースが供給されるようになってき
た。
ワイドアスペクトの表示画面を備えたワイドテレビジョ
ン受像機（以下、ワイドＴＶ）が登場しており、映像ソ
ースとして図４に示すようにアスペクト比４：３ではあ
るが上下の部分に無画部（マスク部分）が存在するビス
タソースを始め、映像の存在する範囲（垂直サイズ）が
異なる種々の態様のソースが供給されるようになってき
た。
【０００３】図４に示すような映像ソースをワイドＴＶ
にそのまま表示すると、図５（Ａ）に示すように横伸び
の映像となるが、鑑賞者がアスペクト変換を手動設定す
れば、図５（Ｂ）に示すように映像の存在する垂直方向
中央部のアスペクト比１６：９の範囲の映像が拡大さ
れ、ワイドアスペクトの映像表示部を十分に生かした表
示が可能となる。このように、ワイドＴＶにおいては鑑
賞者の好みにより映像のアスペクトを変換するようアス
ペクト変換回路が備えられている。
にそのまま表示すると、図５（Ａ）に示すように横伸び
の映像となるが、鑑賞者がアスペクト変換を手動設定す
れば、図５（Ｂ）に示すように映像の存在する垂直方向
中央部のアスペクト比１６：９の範囲の映像が拡大さ
れ、ワイドアスペクトの映像表示部を十分に生かした表
示が可能となる。このように、ワイドＴＶにおいては鑑
賞者の好みにより映像のアスペクトを変換するようアス
ペクト変換回路が備えられている。
【０００４】ワイドＴＶにおいて、アスペクト比４：３
の映像信号を表示させる際のモードは種々あり、例え
ば、アスペクト比４：３の映像信号を時間軸圧縮（もし
くは水平偏向幅を圧縮）して表示するモード（図６
（Ａ）矢印左側参照）、本出願人が特願平４−２５５８
７１号により提案したアスペクト比４：３の映像信号に
おける水平方向の左右端部のみを拡大する非線形なモー
ド（図６（Ａ）参照）、アスペクト比４：３の映像信
号における垂直方向中央部のアスペクト比１６：９の部
分を拡大して表示するモード（図６（Ｂ）参照）、ア
スペクト比４：３の映像信号における垂直方向中央部の
アスペクト比１６：９の部分を拡大すると共に映像下部
の無画部に存在する字幕を画面内に入れるために下端部
を垂直方向に圧縮して表示するモード（図６（Ｃ）参
照）等がある。
の映像信号を表示させる際のモードは種々あり、例え
ば、アスペクト比４：３の映像信号を時間軸圧縮（もし
くは水平偏向幅を圧縮）して表示するモード（図６
（Ａ）矢印左側参照）、本出願人が特願平４−２５５８
７１号により提案したアスペクト比４：３の映像信号に
おける水平方向の左右端部のみを拡大する非線形なモー
ド（図６（Ａ）参照）、アスペクト比４：３の映像信
号における垂直方向中央部のアスペクト比１６：９の部
分を拡大して表示するモード（図６（Ｂ）参照）、ア
スペクト比４：３の映像信号における垂直方向中央部の
アスペクト比１６：９の部分を拡大すると共に映像下部
の無画部に存在する字幕を画面内に入れるために下端部
を垂直方向に圧縮して表示するモード（図６（Ｃ）参
照）等がある。
【０００５】従来のワイドＴＶにおいて、アスペクト比
４：３の映像信号を表示させる際のモードが例えば４つ
存在するとすると、リモコン送信器には図７に示すよう
にそれらのモードに対応したＰ１〜Ｐ４なる４つのアス
ペクト指定ボタンが設けられており、鑑賞者は映像ソー
スが切り替わる度にその映像に合わせていずれのモード
が適当かを判断し、そのモードに対応したアスペクト指
定ボタンを押すことによりアスペクト変換を行ってい
た。さらに、上下のマスク幅は必ずしも一定ではないの
で、鑑賞者は必要に応じて映像の垂直位置を手動でずら
して設定していた。
４：３の映像信号を表示させる際のモードが例えば４つ
存在するとすると、リモコン送信器には図７に示すよう
にそれらのモードに対応したＰ１〜Ｐ４なる４つのアス
ペクト指定ボタンが設けられており、鑑賞者は映像ソー
スが切り替わる度にその映像に合わせていずれのモード
が適当かを判断し、そのモードに対応したアスペクト指
定ボタンを押すことによりアスペクト変換を行ってい
た。さらに、上下のマスク幅は必ずしも一定ではないの
で、鑑賞者は必要に応じて映像の垂直位置を手動でずら
して設定していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のワ
イドＴＶにおいては、鑑賞者は映像ソースが切り替わる
度にその映像に合わせて手動で、モード変換及び垂直位
置，垂直振幅の調整等を含んだ表示画面上における表示
態様を異ならしめる、いわゆるアスペクト変換を動作さ
せなければならず、極めて繁雑な操作が必要であるとい
う問題点があった。さらに、アスペクト比４：３の映像
信号を表示させる際のモードとしては今後さらに増加す
る可能性があり、その場合はリモコン送信器にそのモー
ドに対応したアスペクト指定ボタンをさらに設けなけら
ばならず、使い勝手が悪くなるという問題点もあった。
イドＴＶにおいては、鑑賞者は映像ソースが切り替わる
度にその映像に合わせて手動で、モード変換及び垂直位
置，垂直振幅の調整等を含んだ表示画面上における表示
態様を異ならしめる、いわゆるアスペクト変換を動作さ
せなければならず、極めて繁雑な操作が必要であるとい
う問題点があった。さらに、アスペクト比４：３の映像
信号を表示させる際のモードとしては今後さらに増加す
る可能性があり、その場合はリモコン送信器にそのモー
ドに対応したアスペクト指定ボタンをさらに設けなけら
ばならず、使い勝手が悪くなるという問題点もあった。
【０００７】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、アスペクト比１６：９のワイドアスペクト
の表示画面を有するワイドテレビジョン受像機におい
て、アスペクト変換の操作性を向上させることを目的と
する。
ものであり、アスペクト比１６：９のワイドアスペクト
の表示画面を有するワイドテレビジョン受像機におい
て、アスペクト変換の操作性を向上させることを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、アスペクト比１６：９の
ワイドアスペクトの表示画面と、入来した映像信号の輝
度レベルを分析して少なくとも上下にマスク部分が存在
する映像であるか否かを分析する画像分析回路と、前記
入来した映像信号の前記表示画面上に表示されるアスペ
クトを異ならしめるアスペクト変換回路とを備えたワイ
ドテレビジョン受像機において、リモコン送信器あるい
は受像機本体に自動アスペクト変換指示ボタンを設ける
と共に、この自動アスペクト変換指示ボタンによる指示
がなされたかを判断する判断手段を設け、前記自動アス
ペクト変換指示ボタンによる指示がなされると、前記画
像分析回路を動作させて前記入来した映像信号の輝度レ
ベルを分析させて少なくとも上下にマスク部分が存在す
る映像であるか否かを分析させ、この分析結果を前記ア
スペクト変換回路に入力して前記表示画面に表示する映
像のアスペクトを変換するようにし、前記自動アスペク
ト変換指示ボタンによる複数回の指示がなされると、前
記表示画面上に表示されるアスペクトを順次異ならしめ
るよう構成したことを特徴とするワイドテレビジョン受
像機を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、アスペクト比１６：９の
ワイドアスペクトの表示画面と、入来した映像信号の輝
度レベルを分析して少なくとも上下にマスク部分が存在
する映像であるか否かを分析する画像分析回路と、前記
入来した映像信号の前記表示画面上に表示されるアスペ
クトを異ならしめるアスペクト変換回路とを備えたワイ
ドテレビジョン受像機において、リモコン送信器あるい
は受像機本体に自動アスペクト変換指示ボタンを設ける
と共に、この自動アスペクト変換指示ボタンによる指示
がなされたかを判断する判断手段を設け、前記自動アス
ペクト変換指示ボタンによる指示がなされると、前記画
像分析回路を動作させて前記入来した映像信号の輝度レ
ベルを分析させて少なくとも上下にマスク部分が存在す
る映像であるか否かを分析させ、この分析結果を前記ア
スペクト変換回路に入力して前記表示画面に表示する映
像のアスペクトを変換するようにし、前記自動アスペク
ト変換指示ボタンによる複数回の指示がなされると、前
記表示画面上に表示されるアスペクトを順次異ならしめ
るよう構成したことを特徴とするワイドテレビジョン受
像機を提供するものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のワイドテレビジョン受像機に
ついて、添付図面を参照して説明する。図１は本発明の
ワイドテレビジョン受像機の一実施例を示すブロック
図、図２は本発明のワイドテレビジョン受像機で用いる
リモコン送信器の一例を示す図、図３は本発明のワイド
テレビジョン受像機の動作を説明するための図である。
ついて、添付図面を参照して説明する。図１は本発明の
ワイドテレビジョン受像機の一実施例を示すブロック
図、図２は本発明のワイドテレビジョン受像機で用いる
リモコン送信器の一例を示す図、図３は本発明のワイド
テレビジョン受像機の動作を説明するための図である。
【００１０】図１において、入来した映像信号は画像分
析回路１及びアスペクト変換回路２に入力される。画像
分析回路１は、入来した映像信号を例えば複数フィール
ドに渡ってそれぞれ異なる水平位置における垂直方向の
データを取り込むことにより輝度レベルを分析し、上下
にマスク部分がある映像か、もし上下にマスク部分が存
在する映像である場合にはそのマスク部分に字幕が存在
する映像であるかをどうかを分析するものである。な
お、画像分析回路１の回路構成やアルゴリズムについて
は、本出願人が平成５年１０月２０日に出願した「画面
サイズ調整装置」（特願平５−２８５８６２号（特開平
７−１７０４２５号参照））に詳細に記載されているの
で、ここではその説明は省略する。
析回路１及びアスペクト変換回路２に入力される。画像
分析回路１は、入来した映像信号を例えば複数フィール
ドに渡ってそれぞれ異なる水平位置における垂直方向の
データを取り込むことにより輝度レベルを分析し、上下
にマスク部分がある映像か、もし上下にマスク部分が存
在する映像である場合にはそのマスク部分に字幕が存在
する映像であるかをどうかを分析するものである。な
お、画像分析回路１の回路構成やアルゴリズムについて
は、本出願人が平成５年１０月２０日に出願した「画面
サイズ調整装置」（特願平５−２８５８６２号（特開平
７−１７０４２５号参照））に詳細に記載されているの
で、ここではその説明は省略する。
【００１１】そして、画像分析回路１は入力された映像
信号を分析し、その結果をアスペクト変換回路２に入力
する。アスペクト変換回路２は画像分析回路１による指
示あるいはリモコン解析マイコン４による指示によって
入力された映像信号のアスペクトを変換し、ブラウン管
３に供給する。
信号を分析し、その結果をアスペクト変換回路２に入力
する。アスペクト変換回路２は画像分析回路１による指
示あるいはリモコン解析マイコン４による指示によって
入力された映像信号のアスペクトを変換し、ブラウン管
３に供給する。
【００１２】一方、リモコン送信器６には、一例として
図２に示すように、自動アスペクト変換指示ボタンが備
えられており、鑑賞者がこの自動アスペクト変換指示ボ
タンを押すと、リモコン受信回路５はリモコン送信器６
より送信された信号を受信し、その情報をリモコン解析
マイコン４に入力する。リモコン解析マイコン４がリモ
コン送信器６の自動アスペクト変換指示ボタンが押され
て自動アスペクト変換の指示がなされたと判断すると、
リモコン解析マイコン４は画像分析回路１に対して画像
を分析するよう指令を出す。画像分析回路１はこの指令
に従って入力された映像信号を分析し、上下マスク部分
の有無（上下マスク部分が存在する場合にはその幅も）
及び上下マスク部分の字幕の有無を分析して最適なアス
ペクトとするようアスペクト変換回路２に指令を出す。
図２に示すように、自動アスペクト変換指示ボタンが備
えられており、鑑賞者がこの自動アスペクト変換指示ボ
タンを押すと、リモコン受信回路５はリモコン送信器６
より送信された信号を受信し、その情報をリモコン解析
マイコン４に入力する。リモコン解析マイコン４がリモ
コン送信器６の自動アスペクト変換指示ボタンが押され
て自動アスペクト変換の指示がなされたと判断すると、
リモコン解析マイコン４は画像分析回路１に対して画像
を分析するよう指令を出す。画像分析回路１はこの指令
に従って入力された映像信号を分析し、上下マスク部分
の有無（上下マスク部分が存在する場合にはその幅も）
及び上下マスク部分の字幕の有無を分析して最適なアス
ペクトとするようアスペクト変換回路２に指令を出す。
【００１３】なお、図２においては、自動アスペクト変
換指示ボタンのみしか示していないが、図７に示すよう
なそれぞれのモードに対応したアスペクト指定ボタンと
併せて自動アスペクト変換指示ボタンを設けてもよい。
この場合は、アスペクト指定ボタンによって所定のアス
ペクト（モード〜）が選択されると、リモコン受信
回路５はその信号を受信し、リモコン解析マイコン４が
アスペクト変換回路２に直接指令を出す。
換指示ボタンのみしか示していないが、図７に示すよう
なそれぞれのモードに対応したアスペクト指定ボタンと
併せて自動アスペクト変換指示ボタンを設けてもよい。
この場合は、アスペクト指定ボタンによって所定のアス
ペクト（モード〜）が選択されると、リモコン受信
回路５はその信号を受信し、リモコン解析マイコン４が
アスペクト変換回路２に直接指令を出す。
【００１４】このように構成される本発明のワイドテレ
ビジョン受像機において、自動アスペクト変換指示ボタ
ンが押されると、前述のように画像分析回路１は入力さ
れた映像信号を分析し、図３に示すように一例として上
下マスク部分がない場合には上述したモードとし、上
下マスク部分がありしかも映像下部のマスク部分に字幕
が存在しない（字幕が映像内部に存在する）場合にはモ
ードとし、上下マスク部分がありしかも映像下部のマ
スク部分に字幕が存在する場合にはモードとするよう
アスペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを変換
させる。これによって、入力された映像信号に応じたモ
ードとされる。
ビジョン受像機において、自動アスペクト変換指示ボタ
ンが押されると、前述のように画像分析回路１は入力さ
れた映像信号を分析し、図３に示すように一例として上
下マスク部分がない場合には上述したモードとし、上
下マスク部分がありしかも映像下部のマスク部分に字幕
が存在しない（字幕が映像内部に存在する）場合にはモ
ードとし、上下マスク部分がありしかも映像下部のマ
スク部分に字幕が存在する場合にはモードとするよう
アスペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを変換
させる。これによって、入力された映像信号に応じたモ
ードとされる。
【００１５】さらに、本発明のワイドテレビジョン受像
機においては、次のように動作する。一例として上下マ
スク部分がない場合に、２回目の自動アスペクト変換指
示ボタンが押されると、画像分析回路１はやはりアスペ
クト比は４：３（上下マスク部分がない）と判断し、１
回目のモードとは別のモード（例えばモード）とする
ようアスペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを
変換させる。そこで、さらにもう１度（３回目の）自動
アスペクト変換指示ボタンが押されると、アスペクト比
は４：３（上下マスク部分がない）と判断し、２回目の
モードとは別のモード（例えばモード）とするようア
スペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを変換さ
せる。このように、上下マスク部分がない場合、まずモ
ードとするがさらに自動アスペクト変換指示ボタンが
押されれば、例えばモード→モード→…のように順
次モードを変えていく。これによって鑑賞者が１回目の
アスペクト変換に満足しなかったとしても、自動アスペ
クト変換指示ボタンをさらに押すことにより他のモード
とすることができる。上下マスク部分がない場合及び上
下マスク部分がある場合それぞれにモードの優先順位を
設け、その優先順位に従って順次モードを変えていくよ
うにすればよい。
機においては、次のように動作する。一例として上下マ
スク部分がない場合に、２回目の自動アスペクト変換指
示ボタンが押されると、画像分析回路１はやはりアスペ
クト比は４：３（上下マスク部分がない）と判断し、１
回目のモードとは別のモード（例えばモード）とする
ようアスペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを
変換させる。そこで、さらにもう１度（３回目の）自動
アスペクト変換指示ボタンが押されると、アスペクト比
は４：３（上下マスク部分がない）と判断し、２回目の
モードとは別のモード（例えばモード）とするようア
スペクト変換回路２に指令を出し、アスペクトを変換さ
せる。このように、上下マスク部分がない場合、まずモ
ードとするがさらに自動アスペクト変換指示ボタンが
押されれば、例えばモード→モード→…のように順
次モードを変えていく。これによって鑑賞者が１回目の
アスペクト変換に満足しなかったとしても、自動アスペ
クト変換指示ボタンをさらに押すことにより他のモード
とすることができる。上下マスク部分がない場合及び上
下マスク部分がある場合それぞれにモードの優先順位を
設け、その優先順位に従って順次モードを変えていくよ
うにすればよい。
【００１６】画像分析回路１を常時動作させると、映像
の状態によって頻繁にアスペクトが変わって逆に見ずら
くなってしまうこともある。そのような場合には、鑑賞
者が希望するタイミングで画像分析回路１を動作させる
よう、自動アスペクト変換指示ボタンによって指示がな
された場合に画像分析回路１を動作させてアスペクト変
換すれば、そのような不都合はない。さらに、チャンネ
ル切換、音声モードの切り替わり（ステレオ，モノラ
ル，２カ国後）、入力ソース切換（チューナ入力，外部
入力）等の鑑賞環境の変化を検出し、これら鑑賞環境が
変化した際には自動アスペクト変換指示ボタンが押され
なくても画像分析回路１を動作させるようにすればより
都合がよい。なお、チャンネル切換及び入力ソース切換
はリモコン解析マイコン４が容易に判別できるし、音声
モードの切り替わりも通常マイコンが容易に判別でき
る。
の状態によって頻繁にアスペクトが変わって逆に見ずら
くなってしまうこともある。そのような場合には、鑑賞
者が希望するタイミングで画像分析回路１を動作させる
よう、自動アスペクト変換指示ボタンによって指示がな
された場合に画像分析回路１を動作させてアスペクト変
換すれば、そのような不都合はない。さらに、チャンネ
ル切換、音声モードの切り替わり（ステレオ，モノラ
ル，２カ国後）、入力ソース切換（チューナ入力，外部
入力）等の鑑賞環境の変化を検出し、これら鑑賞環境が
変化した際には自動アスペクト変換指示ボタンが押され
なくても画像分析回路１を動作させるようにすればより
都合がよい。なお、チャンネル切換及び入力ソース切換
はリモコン解析マイコン４が容易に判別できるし、音声
モードの切り替わりも通常マイコンが容易に判別でき
る。
【００１７】なお、以上説明した本実施例では、リモコ
ン送信器６に自動アスペクト変換指示ボタンを設けてい
るが、自動アスペクト変換指示ボタンをテレビジョン受
像機本体に設けてもよいことは勿論である。また、上記
した説明においては、モード〜についてのみ示した
が、本発明で言うアスペクト変換とは、モード変換及び
垂直位置，垂直振幅の調整等を含んだ映像信号の表示画
面上における表示態様を異ならしめることであり、例え
ばモードに垂直位置の調整を加えたものを他のモード
としてもよく、本発明のアスペクト変換は本実施例に限
定されないことも勿論である。
ン送信器６に自動アスペクト変換指示ボタンを設けてい
るが、自動アスペクト変換指示ボタンをテレビジョン受
像機本体に設けてもよいことは勿論である。また、上記
した説明においては、モード〜についてのみ示した
が、本発明で言うアスペクト変換とは、モード変換及び
垂直位置，垂直振幅の調整等を含んだ映像信号の表示画
面上における表示態様を異ならしめることであり、例え
ばモードに垂直位置の調整を加えたものを他のモード
としてもよく、本発明のアスペクト変換は本実施例に限
定されないことも勿論である。
【００１８】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のワ
イドテレビジョン受像機は、リモコン送信器あるいは受
像機本体に自動アスペクト変換指示ボタンを設けると共
に、この自動アスペクト変換指示ボタンによる指示がな
されたかを判断する判断手段を設け、自動アスペクト変
換指示ボタンによる指示がなされると、画像分析回路を
動作させて入来した映像信号を分析させ、この分析結果
をアスペクト変換回路に入力して表示画面に表示する映
像のアスペクトを変換するように構成したので、鑑賞者
は複雑な操作をすることなく最適なアスペクトで映像を
表示させることができる。また、自動アスペクト変換指
示ボタンによる複数回の指示がなされると、表示画面上
に表示されるアスペクトを順次異ならしめるようにした
ので、鑑賞者が自動的に選択されたアスペクトに満足し
なかったとしても、他のアスペクトを簡単に選択するこ
とができる。
イドテレビジョン受像機は、リモコン送信器あるいは受
像機本体に自動アスペクト変換指示ボタンを設けると共
に、この自動アスペクト変換指示ボタンによる指示がな
されたかを判断する判断手段を設け、自動アスペクト変
換指示ボタンによる指示がなされると、画像分析回路を
動作させて入来した映像信号を分析させ、この分析結果
をアスペクト変換回路に入力して表示画面に表示する映
像のアスペクトを変換するように構成したので、鑑賞者
は複雑な操作をすることなく最適なアスペクトで映像を
表示させることができる。また、自動アスペクト変換指
示ボタンによる複数回の指示がなされると、表示画面上
に表示されるアスペクトを順次異ならしめるようにした
ので、鑑賞者が自動的に選択されたアスペクトに満足し
なかったとしても、他のアスペクトを簡単に選択するこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】本発明で用いるリモコン送信器の一例を示す図
である。
である。
【図３】本発明の動作を説明するための図である。
【図４】上下部分をマスクした横長画像を示す図であ
る。
る。
【図５】ワイドテレビジョン受像機による表示例を示す
図である。
図である。
【図６】アスペクト変換を説明するための図である。
【図７】従来のワイドテレビジョン受像機で用いられて
いたリモコン送信器の一例を示す図である。
いたリモコン送信器の一例を示す図である。
１ 画像分析回路 ２ アスペクト変換回路 ３ ブラウン管 ４ リモコン解析マイコン ５ リモコン受信回路 ６ リモコン送信器
Claims (2)
- 【請求項１】アスペクト比１６：９のワイドアスペクト
の表示画面と、入来した映像信号の輝度レベルを分析し
て少なくとも上下にマスク部分が存在する映像であるか
否かを分析する画像分析回路と、前記入来した映像信号
の前記表示画面上に表示されるアスペクトを異ならしめ
るアスペクト変換回路とを備えたワイドテレビジョン受
像機において、 リモコン送信器あるいは受像機本体に自動アスペクト変
換指示ボタンを設けると共に、この自動アスペクト変換
指示ボタンによる指示がなされたかを判断する判断手段
を設け、 前記自動アスペクト変換指示ボタンによる指示がなされ
ると、前記画像分析回路を動作させて前記入来した映像
信号の輝度レベルを分析させて少なくとも上下にマスク
部分が存在する映像であるか否かを分析させ、この分析
結果を前記アスペクト変換回路に入力して前記表示画面
に表示する映像のアスペクトを変換するようにし、 前記自動アスペクト変換指示ボタンによる複数回の指示
がなされると、前記表示画面上に表示されるアスペクト
を順次異ならしめるよう構成したことを特徴とするワイ
ドテレビジョン受像機。 - 【請求項２】チャンネル切換、音声モードの切り替わ
り、入力ソース切換の内の少なくとも１つの鑑賞環境の
変化を検出する手段を備え、これら鑑賞環境の内の少な
くとも１つが変化した際にも、前記自動アスペクト変換
指示ボタンによる指示がなされたときと同じ動作をさせ
るように構成したことを特徴とする請求項１記載のワイ
ドテレビジョン受像機。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30733093A JP2953280B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ワイドテレビジョン受像機 |
| US08/325,502 US5699123A (en) | 1993-10-20 | 1994-10-19 | Television receiver with an adjustable frame size |
| CN94117574A CN1112801C (zh) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | 帧尺寸调整装置和宽高比信息检测方法 |
| KR1019940026816A KR0143019B1 (ko) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | 프레임 크기를 조절하는 텔레비젼 수상기 |
| TW083109709A TW297204B (ja) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | |
| MYPI94002792A MY117267A (en) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | Television receiver with an adjustable frame size. |
| US08/910,150 US5956092A (en) | 1993-10-20 | 1997-08-13 | Television receiver with adjustable frame size |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30733093A JP2953280B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ワイドテレビジョン受像機 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10579098A Division JP3228464B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | ワイドテレビジョン受像機 |
| JP10578998A Division JP3219144B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | ワイドテレビジョン受像機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07143419A JPH07143419A (ja) | 1995-06-02 |
| JP2953280B2 true JP2953280B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17967843
Family Applications (1)
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