JP2953173B2 - 光導波路 - Google Patents

光導波路

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JP2953173B2 JP3992792A JP3992792A JP2953173B2 JP 2953173 B2 JP2953173 B2 JP 2953173B2 JP 3992792 A JP3992792 A JP 3992792A JP 3992792 A JP3992792 A JP 3992792A JP 2953173 B2 JP2953173 B2 JP 2953173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコアとクラッドとの屈折
率差の大きい光導波路に係り、特に光導波路のコアを、
屈折率制御用添加物を含有させたSiONH系で構成し
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信の進展にともない、光デ
バイスには大量生産性、高信頼性、結合の無調整
化、自動組立、低損失化等が要求されるようにな
り、これらの課題も解決するために導波路型の光デバイ
スが注目されるようになってきた。
【0003】光導波路の中で、特に石英系ガラス光導波
路は、低損失で、光ファイバとの接続損失も非常に小さ
いため、将来の光導波路として有望視されている。従
来、石英系ガラス光導波路の製造方法として、図11に
示す火炎堆積法が知られている。これは、(A)シリコ
ン基板21上へ石英ガラスからなるバッファ用多孔質膜
24a及びその膜上に屈折率制御用添加物(Tiあるい
はGe等)を含んだ石英ガラスからなるコア用多孔質膜
22aを形成し、(B)それらの加熱透明化によりバッ
ファ層24及びコア層22bをもつ平面光導波路膜を形
成する。(C)及び(D)マスク25を用いたドライエ
ッチングプロセスによるパターン化によって凸状ないし
矩形状のコア層22を有する3次元光導波路を形成す
る。(E)この3次元光導波路上に石英ガラスからなる
クラッド用多孔質膜23aを形成し、(F)その加熱透
明化によりクラッド層23を形成することによって実現
されている(宮下:光導波路技術、1.最近の光導波路
技術、O plus E No.78 pp.59−67)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した図1
1の石英系ガラス光導波路の製造方法には次のような問
題点があった。
【0005】(1)コアとクラッドとの屈折率差の大き
いガラス導波路を製造するために屈折率制御用添加物を
含んだ屈折率の高いコアガラス膜をバッファ層の上に形
成すると、基板全体が熱膨張係数の違いによって反りを
生じ、その反り量が10μmをはるかに超える大きな値
となるので、高寸法精度の光回路をパターニングするこ
とがむずかしい。この点で屈折率差を大きくするには限
界があった。
【0006】(2)また、上記(1)の理由以外に、コ
アとクラッドとの屈折率差に限界があることがわかっ
た。すなわち、屈折率の高いコア用多孔質膜を堆積させ
ても、図11(B)の焼結プロセスで屈折率制御用添加
物が揮散してしまい、屈折率の高いコア層を実現するこ
とがむずかしく、最大でも1.47を超えることはなか
った。そのため、比屈折率差はたかだか1%程度が限界
であった。
【0007】(3)屈折率制御用添加物を多く含んだコ
ア層を図11(D)に示すように、ドライエッチングプ
ロセスによりパターニングすると、コア層を構成するS
iO2 と上記添加物とのエッチング速度の違いによって
エッチング側面が凹凸状に荒れ、それが原因で散乱損失
を増大させる。
【0008】(4)透明で緻密な膜を形成するために、
焼結プロセスが2回(図11(B)及び(F))もあ
り、そのため製造時間がかかり、電気代、ガス代、水道
代などのユーティリティコストもかかるため、低コスト
化がむずかしい。
【0009】(5)図11(A)及び(E)の多孔質膜
形成プロセスでは膜中にOH基が混入し、これによる吸
収損失によって光導波路の損失が増える。
【0010】(6)図12に示すように、屈折率1.4
6以上の高いコア膜を形成させようとすると、Ti、G
e、Al、Pなどの屈折率制御用添加物を10モル%以
上も添加させなければならない(A)。しかし、それに
つれて熱膨張係数が大きく変化してくる(B)。そのた
め、コア膜形成時に基板が反りを生じ、(1)に述べた
ような問題点につながる。
【0011】本発明の目的は、最適なコア材質を見出す
ことによって、前記した従来技術の欠点を解消し、コア
とクラッドとの屈折率差を大きくしても反りが小さく、
高寸法精度の光導波路型回路を超小型、低コストで実現
でき、かつOH基の混入量が極めて少ない低損失の光導
波路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、屈折率
がnw の凸状のコアの外周を屈折率がncp(ncp
w )のクラッドで覆った光導波路において、上記光導
波路は、熱膨張係数がSiO 2 よりも大きい基板上に形
成され、上記コアは、SiO x y z (x,y >0,z
>0の実数)の材質からなり上記基板との熱膨張係数の
整合をとるように10モル%以下のP、Ge、Alある
いはTiなどの屈折率制御用添加物を含有することにあ
る。コアの外周をクラッドで覆うことは、コアの全部が
覆われる他に一部が覆われる場合も含まれる。コアの屈
折率の大部分をNの含有量で制御し、Ge,Pなどの屈
折率制御用添加物の含有量は10モル%以下のわずかに
抑えてある。その結果、クラッドや基板に対してコアの
熱膨張係数、軟化温度等の物理的特性を大幅に変化させ
ることなく光導波路を実現することができる。また、コ
ア材となるSiOx y z にわずかにGe,Pなどの
屈折率制御用添加物を含有させることにより、クラッド
層、基板の材質および屈折率を自由に選ぶことができ
る。
【0013】
【作用】本発明の光導波路は、コアにSiOx y z
を主成分として用いるので、高屈折率比はNの含有量に
よって容易に制御することができる。このSiOx y
z にP,Geなど従来から用いている屈折率制御用添
加物を10モル%以下にして含有させるのは、主にクラ
ッド、基板との熱膨張係数の整合を行わせるためであ
る。すなわち、基板としてSi、あるいはホウケイ酸ガ
ラス、さらにはSiO2 にB,P,F,Geなどの添加
物を含有したガラスなどを用いた場合には、それらの熱
膨張係数はSiO2 よりも大きくなる。そのために、ク
ラッド、コアの熱膨張係数もそれに近づける必要があ
る。
【0014】SiOx y z 膜はSiO2 に近い熱膨
張係数を有しているので、上述のようにP,Geなどの
添加物を微量に含有させて基板に近づけるようにしたも
のである。そうすると熱膨張係数の違いがほとんどなく
なるので、反りが小さく、高寸法精度の光回路をパター
ニングすることが容易となる。また、反りが小さいから
偏波依存性の極めて少ない導波路型光回路を実現するこ
とができる。さらにSiOx y z 膜はNの含有量を
調節することによって1.458から1.60近くまで
コアの屈折率を制御することができるので、従来から用
いられているGe,Pなどの屈折率制御用添加物は、コ
アの屈折率制御用としてではなく、上述したように熱膨
張係数の調節用として僅かな量だけ用いれば足りる。
【0015】しかも本発明の光導波路の製造方法はプラ
ズマCVD法によって透明で緻密なコア膜を形成するこ
とができるので、従来のような焼結プロセスを必要とせ
ず、高屈折率値をそのまま保持することができる。また
従来用いていたGe,Pなどの屈折率制御用添加物は従
来に比し、極めて微量にしか用いないので、ドライエッ
チングプロセスによりパターニングしても、SiO2
上記添加物とのエッチング速度の違いによるエッチング
側面の凹凸状の荒れが小さくなり、それに起因する散乱
損失の増大も抑えられる。さらに、比屈折率差を従来よ
りも倍以上(最大8%程度)に大きくとれることから、
各種導波路型光回路(例えばマッハツェンダ型光フィル
タ)を1桁以下の小さい面積に小型化できる。その結
果、光回路損失も大幅に小さくなり、一枚のウェハ基板
から大量に光回路を作ることができるために大幅な低コ
スト化を期待できる。
【0016】また基板として、安価なホウケイ酸ガラス
(例えば、コーニングガラス社の7059ガラス、77
40ガラス)、鉛ガラス、Siなどを用いることができ
るので、光回路の低コスト化をさらに期待することがで
きる。さらに焼結プロセスが不要となることから、製造
時間が短縮され、ユーティリティコスト(電気、ガス、
水道使用料など)も低減でき、低コスト化を図ることが
できる。
【0017】なお、本発明で用いるGe,Pなどを含有
したSiOx y z 膜は、プラズマCVD法で作ると
好適な膜を得ることができる。すなわち、プラズマ雰囲
気中に基板を100〜350℃に範囲に加熱しておき、
このプラズマ雰囲気中に、例えば、SiH4 、Ge
4 、N2 O及びN2 ガスを送り込んで成膜する。得ら
れる膜はSiO2 以外にNとHが含まれていることが重
要であり、既述したようにNの含有量を調節することに
より屈折率を制御することができる。つまり、Nの含有
量が多い程、屈折率は高くすることができる。
【0018】成膜した膜はSiOx y z であり、
y,zの増大につれてxは減少する。屈折率が低い程、
xは2に近づき、yが減少する。逆に屈折率が高い程y
が増え、xは2よりも小さくなる。Hは低温プラズマC
VD法で成膜しているため含有され、屈折率が高い程減
少し、逆に屈折率が低い程増大するが、その含有量は
0.001重量%から数重量%の範囲である。またこの
Hの含有量は、低温プラズマ雰囲気中で成膜する程多く
入り、高温になる程減少する。それゆえに、NとHの含
有量を調節することにより、屈折率を制御することがで
きる。従って、本発明の高屈折率差、低偏波依存、低損
失、超小型、超低コスト光導波路を実現するのに好適な
Ge、Pなどの屈折率制御用添加物を含んだコアの屈折
率範囲は1.46から1.61の範囲である。なお、コ
アの屈折率が1.46以下ではクラッドの屈折率と同じ
程度の値であり、これでは導波路構造にならないので使
用できない。また、1.61を超えるとNが入り過ぎて
Six y に近い物性となるので好ましくない。
【0019】
【実施例】図7に本発明の実施例に使用されるプラズマ
CVD装置の概略図を示す。これは、屈折率がnw より
も低い値をもつ基板上、あるいは基板上に形成されたク
ラッド層上に、プラズマCVD法によってPを含有した
SiOx y z の膜を形成する装置である。プラズマ
CVD装置5内には上部と下部に2つの平行平板電極と
なるシャワ電極6と下部電極7が設置され、これらの電
極6、7間に高周波電源12から高周波電圧が印加され
ている。そしてこの装置5内は排気装置14によって真
空に排気される。
【0020】下部電極7上に基板1が配置され、その電
極7下にはヒータ10に電圧11を印加することによっ
て数百℃に加熱されている。上部シャワ電極6は図左に
示す矢印91方向から送られてきたガス(SiH4 、P
3 、N2 O、及び必要に応じてN2 を導入してもよ
い。)を平行平板電極間に一様に噴出するために、内部
が中空で電極対向面に多数の孔の開いたシャワ構造とな
っている。またこのシャワ電極6は絶縁体13によって
プラズマCVD装置5と絶縁されている。このような装
置構成で、Pを含有したSiOx y z 膜は減圧状態
の中で成膜される。なお、図7において、上部シャワ電
極6と下部電極7とは反対に取り付けられ、下方から上
方へガスを吹き付けて成膜するようにしてもよい。
【0021】ここで、既述した高屈折率を実現するため
の成膜条件の具体例について述べる。図8はN2 O/S
iH4 比と屈折率(波長0.63μmでの値)との関係
を示したものである。同図において、○印はPを含有さ
せない場合、×印はPを4モル%含有させた場合、●印
はPを8モル%含有させた場合の屈折率特性をそれぞれ
示したものである。Pを含有させない場合で屈折率は
1.46〜1.68というように、広い範囲にわたって
変えられ、比屈折率差Δを8%程度まで大きくとること
ができることを示している。ただし、上記屈折率で1.
61を超えると主材料であるSiOx y z が、Si
x y に近い物性となるので、本発明の光導波路用とし
ては好ましくない。また、Pをわずかに含有させること
によって屈折率はわずかしか高くなっていないが、これ
は屈折率自身はSiOx y z によって支配的に決ま
ることを意味している。すなわち、Pは熱膨張係数、軟
化温度等の物理的特性の調節用として、またHの含有量
の低減用として作用する。
【0022】図9はPの代わりにGeを含有させた場合
の屈折率特性を示したものである。Geの場合もPと同
様にわずかに含有させることによって屈折率をわずかに
高くすることができる。このGeも熱膨張係数、軟化温
度等の調節用の他に、Hの含有量を低減させる効果をも
っており、結果的に低損失化を期待できる。またP、G
eを含有させておくと、コア内に例えばエルビウムなど
の希土類元素を添加して励起光で励起することによりレ
ーザ、増幅器、センサを実現する場合に励起効率を向上
させることができるという効果が期待できる。
【0023】図1から図6に本実施例による種々の光導
波路の断面図を示す。図1はクラッド3の屈折率を異な
らせた光導波路構造である。即ち、基板1にSiを用
い、その上に屈折率がncp1 の第1クラッド31を形成
し、その上に屈折率がnw (nw >ncp1 )の凸状のコ
ア2を形成し、コア2の表面を屈折率がncp2 (ncp2
<nw )の第2クラッド32で被覆した構造である。コ
ア2にはP(あるいはGe)を含有したSiOx y
z を用い、第1及び第2クラッド31及び32にはSi
基板1とコア2との熱膨張係数の整合と屈折率の調節
(ncp1 ,ncp2 <nw )、さらには軟化温度の低減に
よるコア2及び基板1との密着性を良くするためにP及
びBを含有したSiO2 (あるいはP又はBのいずれか
を含有したSiO2 )を用いてある。第1クラッド31
の膜厚は5μm〜数十μmの範囲から選ぶが、厚い方が
低損失化の上で好ましい。第2クラッド32の膜厚も数
μm〜数十μmの範囲から選ぶが、これも低損失化のた
めには厚い方が好ましい。コア2の厚みと幅はシングル
モード伝送用の場合には数μmから10数μmの範囲、
マルチモード伝送用の場合には10数μmから数十μm
の範囲から選ばれる。
【0024】図2は基板1にホウケイ酸ガラスを用い、
低コスト化をねらった光導波路構造である。図3は基板
はSi基板であるが、第1クラッド31と第2クラッド
32との屈折率のみならず材質も異ならせた光導波路構
造である。すなわち、第1クラッド31に無添加のSi
2 を用い、第2クラッド32にP及びBを含有したS
iO2 (あるいはP又はBのいずれかを含有したSiO
2 )を用いたものである。図4は基板1に石英系ガラス
(例えば、B,F,Pなどの屈折率制御用添加物を少な
くとも1種含んだSiO2 )を用いた光導波路構造であ
り、熱膨張係数を調節するためにクラッド31及び32
にも屈折率制御用添加物を少なくとも1種、例えばBを
含んだSiO2 膜が用いられる。
【0025】図5は基板1にホウケイ酸ガラスを用いて
低コスト化を図り、第1クラッド31及びコア2には熱
膨張係数調節用の屈折率用添加物であるB、Pがそれぞ
れ含有されている。第2クラッド32に無添加のSiO
2 を用いたのは、凸状のコア2のパターンを形成後に第
2クラッド32を低温でCVD法で成膜するので、第2
クラッド32を成膜する際の反りがパターン加工上、特
に問題にならないからである。図6は基板1に石英系ガ
ラスを用い、クラッド3の膜厚を薄くしたクラッド単層
構造のリッジ型光導波路構造の実施例を示したものであ
る。このクラッド3の材質には屈折率制御用添加物を少
なくとも1種含んだSiO2 を用いてもよいが、SiO
2 のみでもよい。すなわち、凸状のコア2のパターンを
加工後に低温CVD法によってクラッド3を被覆するの
で、この被覆の際に発生する反りは小さく、かつ発生し
てもそれ程問題にならない位の値であるためである。
【0026】なお、基板の反り量であるが、図3の直径
3インチのSi基板1上の第1クラッド31表面へ、図
8及び図9のP及びGe含有のSiOx y z 膜を8
μm形成させて反り量を測定した結果、その反り量は5
μm以下であった。ちなみに従来の比屈折率差Δの上限
は1%以下であるが(図8参照)、Δが0.34%の場
合の従来の反り量は10数μmから40数μmの範囲で
あり、Δをそれよりも大きくすると、さらに反り量が増
大する傾向にあった。このように、SiOx y z
P,Geなどを少なくとも1種含有させ、その含有量を
調節することによって反りが少なく、高比屈折率差の光
導波路を実現することができる。
【0027】図10に本発明の光導波路の製造方法の実
施例を示す。まず基板11上への第1クラッド膜131
形成をを行う(A)。この第1クラッド膜131の形成
は、図7で例示したプラズマCVD法の他に、減圧CV
D法、常圧CVD法、スパッタリング法などによって行
うことができる。次に、この第1クラッド膜131上
へ、図7のプラズマCVD法によってコア膜12aを成
膜する(B)。その後、このコア膜12a上にスパッタ
リング法によりマスク用のメタル膜(例えばWSi)1
4を形成した後、このメタル膜をフォトリソグラフィ及
びドライエッチングプロセスによりパターニングする
(C)。
【0028】そして、このメタルマスクをマスクにして
フォトリソグラフィ及びドライエッチングプロセスによ
り、コア膜12aを凸状にパターニングする(D)。そ
の後、上部のメタル膜をドライエッチングにより取り除
く(E)。次に第2クラッド膜132をプラズマCVD
法によって形成し、凸状パターンをしたコア12の表面
を被覆する(F)。その後プロセスとして2通りの方法
がある。一つは(G)を飛ばして(H)に進み、基板の
面端面を切断、研磨し、光導波路素子16とする方法で
あり、もう一つは(G)に示すようにコア及びクラッド
の軟化温度よりも低い温度(800〜1200℃)で不
活性ガス雰囲気あるいは還元性雰囲気で熱処理を行った
後に切断、研磨する方法である。
【0029】なお、上記プロセスで第2クラッド膜13
2は、プラズマCVD法で、ある程度の膜厚を形成した
後に他の成膜方法(常圧あるいは減圧CVD法、火炎堆
積法、スパックリング法など)でガラス膜を付加するよ
うに成膜してもよい。
【0030】またコア側面のエッチング荒れについて従
来のGeを13モル%含有したSiO2 ガラスと、本実
施例のGeを2モル%含有したSiOx y z ガラス
とを比較した結果、従来のものはエッチング側面荒れは
300〜400Å程度の大きな凹凸であったのに対し、
本実施例の場合には200Å以下の凹凸であった。これ
からも本発明の方が散乱損失の低い光導波路を実現でき
ることがわかった。
【0031】本発明は上記実施例に限定されない。まず
コア膜形成用ガスには金属アルコオキシドの蒸気(たと
えばSi(OCH3 4 、Si(OC2 5 4 ,PO
(OC2 5 3 ,Ge(OC2 5 4 ,B(OC2
5 3 、等)を用いてもよい。また上記金属アルコオ
キシドの蒸気と水素化物のガスを混合して用いてもよ
い。さらにN2 Oの代わりにNH3 を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば次のよ
うな効果を発揮する。
【0033】(1)コアの主成分として屈折率を広範囲
にかつ高い値に設定できるSiOxy z を用い、ク
ラッドや基板との熱膨張係数の調節用にGeやPなどを
含有させるようにしたので、種々の基板に対して、高屈
折率差、低偏波依存性、低損失、超小型化光導波路を実
現することができる。
【0034】(2)熱膨張係数の調節用として用いるG
e、Pなどの含有量は10モル%以下と微量であるの
で、コアの凸状パターンにエッチングする際のエッチン
グ荒れを最小限に抑えることができる。
【0035】(3)低コストな基板の使用が可能とな
り、一層の低コスト化を実現することができる。また、
使用目的、用途に応じて基板を選択することができるの
で、より汎用的な光導波回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による基板にSiを使用しクラ
ッドの屈折率が異なる光導波路断面図。
【図2】本発明の実施例による基板にホウケイ酸ガラス
を使用した光導波路断面図。
【図3】本発明の実施例による基板にSiを使用しクラ
ッドの屈折率及び材質が異なる光導波路断面図。
【図4】本発明の実施例による基板に石英系ガラスを使
用した光導波路断面図。
【図5】本発明の実施例による基板にホウケイ酸ガラス
を使用し、クラッドの屈折率及び材質が異なる光導波路
断面図。
【図6】本発明の実施例による基板に石英系ガラスを使
用したリッジ形光導波路断面図。
【図7】本発明のコア膜形成のためのプラズマCVD装
置の実施例を示す概略図。
【図8】本発明の実施例によるPドープのコア膜の屈折
率特性図。
【図9】本発明の実施例によるGeドープのコア膜の屈
折率特性図。
【図10】本発明の実施例による光導波路の製造方法を
示す概略工程図。
【図11】従来の光導波路の製造方法を示す概略工程
図。
【図12】従来の各種屈折率制御用添加物を含有したS
iO2 の屈折率特性図及び熱膨張係数特性図。
【符号の説明】
1 Si基板 2 コア 3 クラッド 31 第1クラッド 32 第2クラッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈折率がnw の凸状のコアの外周を屈折率
    cp(ncp<nw )のクラッドで覆った光導波路におい
    て、上記光導波路は、熱膨張係数がSiO 2 よりも大き
    い基板上に形成され、上記コアは、SiO x y
    z (x,y >0,z >0の実数)の材質からなり上記基板
    との熱膨張係数の整合をとるように10モル%以下のP
    あるいはGeなどの屈折率制御用添加物を含有すること
    を特徴とする光導波路。
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