JP2951334B2 - 眼科用多焦点回折レンズ - Google Patents
眼科用多焦点回折レンズInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 (利用分野) 本発明は、眼科用多焦点回折レンズに関し、より詳し
くは、光学位相板を有するコンタクトレンズや眼内レン
ズの如くの眼科用多焦点回折レンズに関する。本明細書
中に用いられる「位相板」は、領域板と位相板における
光学面との組み合わせを利用するレンズの光学部分のこ
とであり、この組み合わせで、光を回折させ、領域板の
種々の次数(例えば、零次、一次等)の焦点において所
定の光強度分布を生じせしめる特定の波頭を作り出すよ
うになっている。
くは、光学位相板を有するコンタクトレンズや眼内レン
ズの如くの眼科用多焦点回折レンズに関する。本明細書
中に用いられる「位相板」は、領域板と位相板における
光学面との組み合わせを利用するレンズの光学部分のこ
とであり、この組み合わせで、光を回折させ、領域板の
種々の次数(例えば、零次、一次等)の焦点において所
定の光強度分布を生じせしめる特定の波頭を作り出すよ
うになっている。
本発明は、コンタクトレンズに関して詳述すれば、例
えば同心環状領域を用いている二焦点位相板や、「調整
された」フルネルレンズの如くの位相板光学系を利用し
たコンタクトレンズに関する。このようなレンズは、通
常、例えばアレン・エル・コーエン(Allen L.Cohen)
の米国特許第4,210,391号、4,338,005号及び4,340,283
号において記述されている設計を踏襲している。上記の
コーエンによるレンズ設計では、同心環状領域の半径
“rn"はほぼn1/2に比例し、当該同心環状領域が二つ以
上の焦点に集光させるように区切られている(本明細書
中では、「コーエンレンズ設計」と呼ぶ)。
えば同心環状領域を用いている二焦点位相板や、「調整
された」フルネルレンズの如くの位相板光学系を利用し
たコンタクトレンズに関する。このようなレンズは、通
常、例えばアレン・エル・コーエン(Allen L.Cohen)
の米国特許第4,210,391号、4,338,005号及び4,340,283
号において記述されている設計を踏襲している。上記の
コーエンによるレンズ設計では、同心環状領域の半径
“rn"はほぼn1/2に比例し、当該同心環状領域が二つ以
上の焦点に集光させるように区切られている(本明細書
中では、「コーエンレンズ設計」と呼ぶ)。
位相板光学系を有するコーエンレンズ設計では、レン
ズ自体を非常に薄くすることができる。二焦点または多
焦点効果を得るために、コンタクトレンズは位相板をも
つよう設計されている。位相板の比着色特性は、多焦点
特性を有するコンタクトレンズを含むコンタクトレンズ
の設計に採り入れることもできる。
ズ自体を非常に薄くすることができる。二焦点または多
焦点効果を得るために、コンタクトレンズは位相板をも
つよう設計されている。位相板の比着色特性は、多焦点
特性を有するコンタクトレンズを含むコンタクトレンズ
の設計に採り入れることもできる。
多焦点レンズにおいてもまた、瞳孔拡大および瞳孔収
縮に適応するために、レンズを通る光強度を変化させる
特性をもつように設計される必要がある。瞳孔は、周囲
の照度に応じて、3〜6mm程変化することが知られてい
る。従って、使用者の必要に応じて、遠点と近点との間
のエネルギー分布を変えることができるのが望ましい。
例えば、かすかな照度下でコンタクトレンズの使用者が
自動車を運転していると、遠くを見ることにかかりきり
になるが、そのような場合ではそのような状況に応じた
コンタクトレンズを用いることが望ましい。逆に、コン
タクトレンズの使用者は、遠くを見るのに適度な光強度
をいまだ必要とするレンズの近点への最大限の配向性を
得ようと努めるかも知れない。このような状況を鑑みれ
ば、使用者の要求、あるいは、光強度に応じて変化でき
るレンズを用いることが望ましい。
縮に適応するために、レンズを通る光強度を変化させる
特性をもつように設計される必要がある。瞳孔は、周囲
の照度に応じて、3〜6mm程変化することが知られてい
る。従って、使用者の必要に応じて、遠点と近点との間
のエネルギー分布を変えることができるのが望ましい。
例えば、かすかな照度下でコンタクトレンズの使用者が
自動車を運転していると、遠くを見ることにかかりきり
になるが、そのような場合ではそのような状況に応じた
コンタクトレンズを用いることが望ましい。逆に、コン
タクトレンズの使用者は、遠くを見るのに適度な光強度
をいまだ必要とするレンズの近点への最大限の配向性を
得ようと努めるかも知れない。このような状況を鑑みれ
ば、使用者の要求、あるいは、光強度に応じて変化でき
るレンズを用いることが望ましい。
光強度に関わる問題について、第1図および第2図を
参照して説明する。第1図に示されるレンズの一部は、
次式によって与えられるエシェレットの深さ(ステップ
高)hを有する半波長二焦点位相板の部分横断面図であ
る。
参照して説明する。第1図に示されるレンズの一部は、
次式によって与えられるエシェレットの深さ(ステップ
高)hを有する半波長二焦点位相板の部分横断面図であ
る。
h=w/2(n′−n) w :光波長 n′:コンタクトレンズの屈折率 n :目の涙層の屈折率 第1図において、個々の光の振幅a0、a1は、それぞれ
エシェレットEにより形成されている。また、零次およ
び一次回折焦点f0、f1において形成される結果としての
全体の光の振幅A0、A1も、第1図に示されている。この
例では、ベクトルa0、a1の平行性は、光強度が2つの焦
点に均等に区画されていることを示している。零次およ
び一次回折焦点f0、f1における光強度は、次式で与えら
れる。
エシェレットEにより形成されている。また、零次およ
び一次回折焦点f0、f1において形成される結果としての
全体の光の振幅A0、A1も、第1図に示されている。この
例では、ベクトルa0、a1の平行性は、光強度が2つの焦
点に均等に区画されていることを示している。零次およ
び一次回折焦点f0、f1における光強度は、次式で与えら
れる。
I0=sinc2(1/2) (零次回折焦点における光強度) I1=sinc2(1/2) (一次回折焦点における光強度) ベクトルa0、a1が平行であるとき、二焦点位相板が、
その2つの回折焦点に均等に入射光を区画することは必
ずしも必要ではない。このことは、次式で与えられるエ
シェレットの深さ(ステップ高)h′をもつ二焦点位相
板の部分横断面図である第2図に示されている。
その2つの回折焦点に均等に入射光を区画することは必
ずしも必要ではない。このことは、次式で与えられるエ
シェレットの深さ(ステップ高)h′をもつ二焦点位相
板の部分横断面図である第2図に示されている。
h′=a・h ここに、h/2(n′−n)、0<a<2 第2図の場合は、光強度は、2つの焦点に均等に区画
されてはいない。この例の零次および一次回折焦点f0、
f1における光強度は、次式により求められる。
されてはいない。この例の零次および一次回折焦点f0、
f1における光強度は、次式により求められる。
I0=sinc2(a/2) (零次回折焦点における光強度) I1=sinc2(1−a/2) (一次回折焦点における光強度) この場合、光の振幅A0、A1は位相され、半波長二焦点
位相板により生じる平行な非垂直振幅となる。移相分e
は次式により求められる。
位相板により生じる平行な非垂直振幅となる。移相分e
は次式により求められる。
e=(1−a)π/2 現在の技術の発達はめざましいものがあるが、瞳孔直
径の変化および瞳孔の偏心に対するレンズの適応性改善
の必要性は常にある。近点を見るときは通常収縮する人
間の目の瞳孔の調節機能とともに、遠くから近点に集光
を変移することのできる特徴を有するコーエン設計レン
ズの二焦点能を備えることが望ましい。
径の変化および瞳孔の偏心に対するレンズの適応性改善
の必要性は常にある。近点を見るときは通常収縮する人
間の目の瞳孔の調節機能とともに、遠くから近点に集光
を変移することのできる特徴を有するコーエン設計レン
ズの二焦点能を備えることが望ましい。
位相板をもつコンタクトレンズが装用者にとっての
二、三の問題を生み出すことは以前から知られている。
ひとつは、位相板を形成する環状に配されたエシェレッ
ト(eshelettes)間の段差の非光学系エッジから生じ、
孔の干渉によってコンタクトレンズ装用者に対して眩惑
を起こす強い光が現れるグレア(glare)の発生が問題
となっている。
二、三の問題を生み出すことは以前から知られている。
ひとつは、位相板を形成する環状に配されたエシェレッ
ト(eshelettes)間の段差の非光学系エッジから生じ、
孔の干渉によってコンタクトレンズ装用者に対して眩惑
を起こす強い光が現れるグレア(glare)の発生が問題
となっている。
いま1つ潜在的な問題は、(i)ソフトコンタクトレ
ンズにおいては、代謝老廃物の付着した目の表面を洗浄
する涙液の交換をなすために、角膜との密着を保ちつ
つ、レンズが十分な移動性を有していなければならない
こと、および、(ii)ソフトコンタクトレンズ装用中に
移動性がなければならないのに、実際は充分な移動性を
呈しないことから発生する。
ンズにおいては、代謝老廃物の付着した目の表面を洗浄
する涙液の交換をなすために、角膜との密着を保ちつ
つ、レンズが十分な移動性を有していなければならない
こと、および、(ii)ソフトコンタクトレンズ装用中に
移動性がなければならないのに、実際は充分な移動性を
呈しないことから発生する。
ソフトコンタクトレンズにおけるコーエンレンズ設計
の環状領域板配列での多数の多焦点フルネルエシェレッ
トは、レンズの移動性を制限しやすい。このようなレン
ズ設計に、レンズが装用中に約0.5mm〜1mm程度の移動が
可能であるような十分な移動性を組み込むことが望まし
い。このようにすれば、レンズの下に蓄積された代謝老
廃物の処理が行えるレンズの能力を向上させることがで
きる。
の環状領域板配列での多数の多焦点フルネルエシェレッ
トは、レンズの移動性を制限しやすい。このようなレン
ズ設計に、レンズが装用中に約0.5mm〜1mm程度の移動が
可能であるような十分な移動性を組み込むことが望まし
い。このようにすれば、レンズの下に蓄積された代謝老
廃物の処理が行えるレンズの能力を向上させることがで
きる。
特に、非光学系エッジからのグレア効果を最小にす
る、および/または、上述した装用中における必要な移
動性を有する、上記のコーエン設計の環状配列内に設計
された多焦点コンタクトレンズを提供することが、本発
明のいまひとつの特徴である。
る、および/または、上述した装用中における必要な移
動性を有する、上記のコーエン設計の環状配列内に設計
された多焦点コンタクトレンズを提供することが、本発
明のいまひとつの特徴である。
(発明の概要) 本発明は、光学領域内に位相板および純粋な屈折率を
有する、例えばコンタクトレンズおよび眼内レンズのよ
うな眼科用レンズに関する。本発明の好ましい実施例
は、光学領域内に少なくとも2つの位相板を含む眼科用
コンタクトレンズに関する。本発明は、各位相板から放
射する波頭の干渉の影響で波頭が生成されるのを意図し
ている。
有する、例えばコンタクトレンズおよび眼内レンズのよ
うな眼科用レンズに関する。本発明の好ましい実施例
は、光学領域内に少なくとも2つの位相板を含む眼科用
コンタクトレンズに関する。本発明は、各位相板から放
射する波頭の干渉の影響で波頭が生成されるのを意図し
ている。
いまひとつの実施例において、本発明は、レンズのエ
シェレットが面するベースカーブ面に対して調和的に配
列される種々の深さおよび高さの位相板のエシェレット
の利用による回折焦点倍率間に、二焦点位相板によって
集められた光強度を次第に変位させる光学領域内に位相
板を有しているコンタクトレンズに関する。
シェレットが面するベースカーブ面に対して調和的に配
列される種々の深さおよび高さの位相板のエシェレット
の利用による回折焦点倍率間に、二焦点位相板によって
集められた光強度を次第に変位させる光学領域内に位相
板を有しているコンタクトレンズに関する。
ひとつの好ましい実施例において、本発明は、レンズ
のエシェレットが面するベースカーブ面に対して調和的
に配列される種々の深さおよび高さの位相板のエシェレ
ットによって作用される回折焦点パワー間に、二焦点位
相板によって集められた光強度を次第に変位させる光学
領域内に位相板を有しているコーエンレンズ設計のレン
ズに関する。
のエシェレットが面するベースカーブ面に対して調和的
に配列される種々の深さおよび高さの位相板のエシェレ
ットによって作用される回折焦点パワー間に、二焦点位
相板によって集められた光強度を次第に変位させる光学
領域内に位相板を有しているコーエンレンズ設計のレン
ズに関する。
さらに好ましい実施例において、眼球に順応した二焦
点位相板(フルネル構成型)のエシェレットの大部分の
エシェレットのステップ高の中点はどれも、レンズ内の
カーブした、あるいは、真っすぐな一つの仮想平面上に
臨み、それらの中点は基本的には角膜から垂線上に沿っ
て等距離のところにある。上記の文脈においては、「順
応した」二焦点位相板レンズとは、適正に使用されてい
る限りにおいて角膜上になじんでいるレンズのことであ
る。なおも好ましい実施例においては、本質的には全て
の、最も好ましくは全てのエシェレットのステップ高の
中点は、レンズ内におけるカーブした、あるいは、真っ
すぐな仮想平面上に本質的にあり、それらの中点は、基
本的には角膜から垂線上に沿って等距離隔てたところに
ある。
点位相板(フルネル構成型)のエシェレットの大部分の
エシェレットのステップ高の中点はどれも、レンズ内の
カーブした、あるいは、真っすぐな一つの仮想平面上に
臨み、それらの中点は基本的には角膜から垂線上に沿っ
て等距離のところにある。上記の文脈においては、「順
応した」二焦点位相板レンズとは、適正に使用されてい
る限りにおいて角膜上になじんでいるレンズのことであ
る。なおも好ましい実施例においては、本質的には全て
の、最も好ましくは全てのエシェレットのステップ高の
中点は、レンズ内におけるカーブした、あるいは、真っ
すぐな仮想平面上に本質的にあり、それらの中点は、基
本的には角膜から垂線上に沿って等距離隔てたところに
ある。
(実施例) 本発明のレンズの二焦点能は、近点を見るときは通常
収縮する人間の目の瞳孔の調節機能とともに遠くから近
点へ集光を変移させることのできる特徴から生じる。本
発明に係るレンズは、レンズ周辺におけるエシェレット
の深さ(ステップ高)を小さくして当該エシェレットの
非屈折面積を小さくすることにより、グレアのレベルを
下げることができる。
収縮する人間の目の瞳孔の調節機能とともに遠くから近
点へ集光を変移させることのできる特徴から生じる。本
発明に係るレンズは、レンズ周辺におけるエシェレット
の深さ(ステップ高)を小さくして当該エシェレットの
非屈折面積を小さくすることにより、グレアのレベルを
下げることができる。
本発明は、二つ以上の寸法の異なる位相板の複合体と
して形成された光学領域を有するコーエンレンズ設計型
コンタクトレンズからなる。上記のコーエン設計型レン
ズ以外には、多焦点コンタクトレンズの光学領域内の複
合位相板に関する技術の手がかりはない。たとえ、区画
集光部分間の位相関係が、このような組み込みをなす際
に考慮されるべきであっても、従来の技術には、種々の
位相板が機能的に満足のいく方法で相互に作用して上述
の問題を解決するような複合レンズの形成方法を示唆す
るものではない。
して形成された光学領域を有するコーエンレンズ設計型
コンタクトレンズからなる。上記のコーエン設計型レン
ズ以外には、多焦点コンタクトレンズの光学領域内の複
合位相板に関する技術の手がかりはない。たとえ、区画
集光部分間の位相関係が、このような組み込みをなす際
に考慮されるべきであっても、従来の技術には、種々の
位相板が機能的に満足のいく方法で相互に作用して上述
の問題を解決するような複合レンズの形成方法を示唆す
るものではない。
各位相板は、同一焦点に全放射光を集めるために、共
通の位相板公式に従うように決定される。位相板領域の
半径の関係は、次式のコーエンレンズ設計の特性に従っ
ている。
通の位相板公式に従うように決定される。位相板領域の
半径の関係は、次式のコーエンレンズ設計の特性に従っ
ている。
rm=(2mwf)1/2 w:光波長 f:一次回折焦点距離 ここでwとfは全ての位相板に共通である。特に、複
合レンズのm次領域の位置は、rmに関する公式にのみ依
存し、その領域の属する位相板とは独立している。
合レンズのm次領域の位置は、rmに関する公式にのみ依
存し、その領域の属する位相板とは独立している。
コーエンレンズ設計の区画位相板、または、いまひと
つの位相板の付加部分である区画位相板が、光の位相を
一致させるとすれば有利である。このことをなす一つの
方法は、第2図に示されるように、定移相を移相eに補
正する位相板チャンネルと組み合わされた各位相板を備
えることである。
つの位相板の付加部分である区画位相板が、光の位相を
一致させるとすれば有利である。このことをなす一つの
方法は、第2図に示されるように、定移相を移相eに補
正する位相板チャンネルと組み合わされた各位相板を備
えることである。
第3図の二焦点コンタクトレンズは、2つに分かれた
位相板を含む光学領域を有する。この構成において、全
光学領域は、上述の好ましい単一の位相板間隔に応じて
配置される。しかし、この構成では位相板間の変移部に
おいて生じる移相を説明することができない。そのた
め、第3図では、二つの位相板のエシェレットE、E′
により形成される独立の光の振幅a0、a0′は、同位相で
ないことを示している。結果として、零次回折焦点f0に
おいて形成される結果的な光の合成振幅A0は、その最大
振幅度から減少する。同様のことが、一次回折焦点f1に
ついても言える。
位相板を含む光学領域を有する。この構成において、全
光学領域は、上述の好ましい単一の位相板間隔に応じて
配置される。しかし、この構成では位相板間の変移部に
おいて生じる移相を説明することができない。そのた
め、第3図では、二つの位相板のエシェレットE、E′
により形成される独立の光の振幅a0、a0′は、同位相で
ないことを示している。結果として、零次回折焦点f0に
おいて形成される結果的な光の合成振幅A0は、その最大
振幅度から減少する。同様のことが、一次回折焦点f1に
ついても言える。
第4図は、二つに分かれた位相板を含む光学領域を有
する二焦点コンタクトレンズを示す。この場合では、光
の位相を一致させるために、下式により定まる深さbhの
チャンネルが設けられている。
する二焦点コンタクトレンズを示す。この場合では、光
の位相を一致させるために、下式により定まる深さbhの
チャンネルが設けられている。
bh=(1−ah)/2 このチャンネルのために、零次および一次回折焦点
f0、f1に形成される結果的な光の合成振幅A0、A1は、そ
の最大振幅に達する。上記の深さdにチャンネルを設定
することは、結果的には全てのエシェレットの中心を通
る線が、基本的にベースカーブに平行となり、最も深い
エシェレットの深さの半分だけベースカーブから離れて
配置しなければならないのと等しいことに注目すべきで
ある。
f0、f1に形成される結果的な光の合成振幅A0、A1は、そ
の最大振幅に達する。上記の深さdにチャンネルを設定
することは、結果的には全てのエシェレットの中心を通
る線が、基本的にベースカーブに平行となり、最も深い
エシェレットの深さの半分だけベースカーブから離れて
配置しなければならないのと等しいことに注目すべきで
ある。
ソフトコンタクトレンズは通常眼球、殊に角膜に対す
る順応性に合わせて変形するようになっている。一般的
にソフトコンタクトレンズは順応すると、変形して目の
表面とぴったり合う形態をとる。
る順応性に合わせて変形するようになっている。一般的
にソフトコンタクトレンズは順応すると、変形して目の
表面とぴったり合う形態をとる。
第5図Aは、装用状態での眼内の涙液の層TLに順応で
きない、例えばハードコンタクトレンズの如くのコンタ
クトレンズCLの横断面図であり、このコンタクトレンズ
CLでは、コンタクトレンズ装用者の眼内における厚みL
の涙層をなす涙液を収納するためには、当該コンタクト
レンズの中央部分を窪ませて、当該中央部分の厚みをT
にする必要があることを示している。
きない、例えばハードコンタクトレンズの如くのコンタ
クトレンズCLの横断面図であり、このコンタクトレンズ
CLでは、コンタクトレンズ装用者の眼内における厚みL
の涙層をなす涙液を収納するためには、当該コンタクト
レンズの中央部分を窪ませて、当該中央部分の厚みをT
にする必要があることを示している。
それに対し、第5図Bは、装用状態での涙層TLに順応
して、深さがL′のチャンネルDにより空気レンズが形
成されているソフトコンタクトレンズCLの横断面図であ
り、この場合ではくぼみDにより空気レンズが形成され
ることから、図5Bのレンズが図5Aのレンズと同一特性を
持つためには、図5BのソフトコンタクトレンズCLの厚み
としては、下式で表されるT′となっている。即ち、ソ
フトコンタクトレンズは順応状態で変形して、目の表面
とぴったり合う形態をとることから、厚みT′として
は、通常のコンタクトレンズとのかねあいで以下の式で
表される関係が成り立つように作製される。
して、深さがL′のチャンネルDにより空気レンズが形
成されているソフトコンタクトレンズCLの横断面図であ
り、この場合ではくぼみDにより空気レンズが形成され
ることから、図5Bのレンズが図5Aのレンズと同一特性を
持つためには、図5BのソフトコンタクトレンズCLの厚み
としては、下式で表されるT′となっている。即ち、ソ
フトコンタクトレンズは順応状態で変形して、目の表面
とぴったり合う形態をとることから、厚みT′として
は、通常のコンタクトレンズとのかねあいで以下の式で
表される関係が成り立つように作製される。
T′=T+L(n−1)/(n′−1) それぞれに対応するチャンネルを有する異なった位相
板の複合体として設計されたソフトコンタクトレンズ
は、装用状態での変形を補償するために位相チャンネル
の深さを調節することで、位相板が簡単、かつ、滑らか
に眼球に順応するようになる。レンズのベースカーブ上
に深さchの位相チャンネルを有するレンズは第6図に示
され、chは次式で決定される。
板の複合体として設計されたソフトコンタクトレンズ
は、装用状態での変形を補償するために位相チャンネル
の深さを調節することで、位相板が簡単、かつ、滑らか
に眼球に順応するようになる。レンズのベースカーブ上
に深さchの位相チャンネルを有するレンズは第6図に示
され、chは次式で決定される。
ch=bh(n′−n)/(n−1) 第7図に示される本発明の実施例は、その後面がベー
スカーブBCに沿っているコンタクトレンズCLである。ベ
ースカーブの中心部での環状切り込みは、半波長の深さ
(ステップ高)である三つエシェレットからなる環状領
域を有する半波長位相板を構成している。半波長位相板
から半径方向外側のベースカーブの中間部での環状切り
込みは、レンズのベースカーブBCから僅かだけ内側に窪
んだ、半波長のステップ高よりも僅かだけ小さいステッ
プ高の三つのエシェレットからなる中間環状領域を有す
るいま一つの位相板を構成している。ベースカーブBCの
最外周部では、ベースカーブBCからよく深く窪んでい
て、ステップ高が尤も小さい三つのエシェレットからな
る環状領域位相板を構成している。本発明によれば、全
てのエシェレットのステップ高の二等分に相当する中央
を結ぶ仮想線はベースカーブBCと平行であり、この仮想
線はベースカーブBCから4分の1波長だけ内側に窪んだ
ところに定められている。
スカーブBCに沿っているコンタクトレンズCLである。ベ
ースカーブの中心部での環状切り込みは、半波長の深さ
(ステップ高)である三つエシェレットからなる環状領
域を有する半波長位相板を構成している。半波長位相板
から半径方向外側のベースカーブの中間部での環状切り
込みは、レンズのベースカーブBCから僅かだけ内側に窪
んだ、半波長のステップ高よりも僅かだけ小さいステッ
プ高の三つのエシェレットからなる中間環状領域を有す
るいま一つの位相板を構成している。ベースカーブBCの
最外周部では、ベースカーブBCからよく深く窪んでい
て、ステップ高が尤も小さい三つのエシェレットからな
る環状領域位相板を構成している。本発明によれば、全
てのエシェレットのステップ高の二等分に相当する中央
を結ぶ仮想線はベースカーブBCと平行であり、この仮想
線はベースカーブBCから4分の1波長だけ内側に窪んだ
ところに定められている。
第8図に示した本発明の実施例では、その後面がベー
スカーブBCに沿っているコンタクトレンズCLであるが、
第8図のレンズは、それぞれが所定の深さに切り込まれ
た三つの環状エシェレットを含む三つに区画された環状
位相板からなる。この点に関する限りでは第8図に示し
たコンタクトレンズCLと同様ではあるが、第8図のレン
ズにおける最外周の二つの位相板はレンズのベースカー
ブから離れて配置されて、ベースカーブBCに対してレン
ズが装用状態に変形するように補償する位相チャンネル
を形成している。そのため、このレンズの全てのエシェ
レットの中央を結ぶ仮想線はベースカーブBCとは平行で
はないか、レンズが目の上に載せられて順応するまでは
角度がついている。しかし、中央部でのエシェレットの
中央を結ぶ仮想線は基本的にはベースカーブBCと平行と
なっている。
スカーブBCに沿っているコンタクトレンズCLであるが、
第8図のレンズは、それぞれが所定の深さに切り込まれ
た三つの環状エシェレットを含む三つに区画された環状
位相板からなる。この点に関する限りでは第8図に示し
たコンタクトレンズCLと同様ではあるが、第8図のレン
ズにおける最外周の二つの位相板はレンズのベースカー
ブから離れて配置されて、ベースカーブBCに対してレン
ズが装用状態に変形するように補償する位相チャンネル
を形成している。そのため、このレンズの全てのエシェ
レットの中央を結ぶ仮想線はベースカーブBCとは平行で
はないか、レンズが目の上に載せられて順応するまでは
角度がついている。しかし、中央部でのエシェレットの
中央を結ぶ仮想線は基本的にはベースカーブBCと平行と
なっている。
第9図に示す本発明の実施例は、ベースカーブBCを有
するように設計されたコンタクトレンズCLである。この
レンズは、半径方向に連続的に変化する種々のステップ
高のエシェレットを有する位相板の複合体である。外側
のエシェレットは最も浅く、半径方向内側に行くに従っ
て漸進的にベースカーブBCから離れて配置されて移相チ
ャンネルを形成している。レンズの周辺部は、コンタク
トレンズの完全な順応状態への変形を補償するように、
少なくとも最外エシェレットに接するところまでベース
カーブから切り取られている。さらに、本発明によれ
ば、全エシェレットの中央を結ぶ仮想線はベースカーブ
BCと平行である。この実施例において、エシェレットの
ステップ高は、レンズ中央から外側に向かうにつれて単
調に減少している。
するように設計されたコンタクトレンズCLである。この
レンズは、半径方向に連続的に変化する種々のステップ
高のエシェレットを有する位相板の複合体である。外側
のエシェレットは最も浅く、半径方向内側に行くに従っ
て漸進的にベースカーブBCから離れて配置されて移相チ
ャンネルを形成している。レンズの周辺部は、コンタク
トレンズの完全な順応状態への変形を補償するように、
少なくとも最外エシェレットに接するところまでベース
カーブから切り取られている。さらに、本発明によれ
ば、全エシェレットの中央を結ぶ仮想線はベースカーブ
BCと平行である。この実施例において、エシェレットの
ステップ高は、レンズ中央から外側に向かうにつれて単
調に減少している。
第10図に示す本発明の実施例は、ベースカーブBCを有
するように設計されたコンタクトレンズCLであり、連続
的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有する
位相板の複合体からなる。この場合、最外周エシェレッ
トは最も深く、本発明によりコンタクトレンズがベース
カーブに順応するに必要な量だけベースカーブBCから離
れて配置される。この実施例において、エシェレットの
ステップ高は、レンズ中央から半径方向外側に向かうに
つれて単調に増加している。この場合、全てのエシェレ
ットの中央を結ぶ仮想線は、レンズが目の上に装用され
るまでは、レンズのベースカーブBCよりも平坦気味であ
る。
するように設計されたコンタクトレンズCLであり、連続
的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有する
位相板の複合体からなる。この場合、最外周エシェレッ
トは最も深く、本発明によりコンタクトレンズがベース
カーブに順応するに必要な量だけベースカーブBCから離
れて配置される。この実施例において、エシェレットの
ステップ高は、レンズ中央から半径方向外側に向かうに
つれて単調に増加している。この場合、全てのエシェレ
ットの中央を結ぶ仮想線は、レンズが目の上に装用され
るまでは、レンズのベースカーブBCよりも平坦気味であ
る。
本発明に含まれる好ましいレンズは、直径が約4mm〜5
mm、通常、約4.5mmの同心円状位相板を含む直径が約6mm
〜8mmの光学領域と約0.5mm〜2.0mm幅の環状チャンネル
を有している。
mm、通常、約4.5mmの同心円状位相板を含む直径が約6mm
〜8mmの光学領域と約0.5mm〜2.0mm幅の環状チャンネル
を有している。
レンズの移動度が非常に大きいが、本発明の実施によ
り得られるグレアの減少のレベルが最も望ましいと考え
られる状況では、レンズにキール(keel)構造を設け
て、移動度のレベルを下げる一方で、本発明の利点を温
存するように変形しても良い。
り得られるグレアの減少のレベルが最も望ましいと考え
られる状況では、レンズにキール(keel)構造を設け
て、移動度のレベルを下げる一方で、本発明の利点を温
存するように変形しても良い。
本発明のレンズは、従来の方法により製造される。後
えば、ソフトコンタクトレンズの基相が無水物によるも
のである場合は、本発明のレンズ構造を得るために研磨
を施しても良い。また、レンズは本発明のレンズ構造に
型取りされたものであってもよい。レンズは、ガラス、
および、コンタクトレンズの製造に用いられる従来のプ
ラスティックで製造されてもよい。
えば、ソフトコンタクトレンズの基相が無水物によるも
のである場合は、本発明のレンズ構造を得るために研磨
を施しても良い。また、レンズは本発明のレンズ構造に
型取りされたものであってもよい。レンズは、ガラス、
および、コンタクトレンズの製造に用いられる従来のプ
ラスティックで製造されてもよい。
第1図は、ステップ高がhのエシェレットEを有する半
波長二焦点位相板の横断面図を示し、個々のエシェレッ
トEによって形成される光の振幅a0、a1のそれぞれの特
徴を示していると共に、ベクトル解析は零次および一次
回折焦点f0、f1で形成される光の合成振幅A0、A1を示
す。 第2図は、ステップ高がahのエシェレットEを有する二
焦点位相板の横断面図を示し、個々のエシェレットEに
よって形成される光の振幅a0、a1のそれぞれの特徴を示
していると共に、ベクトル解析は零次および一次回折焦
点f0、f1で形成される光の合成振幅A0、A1を示す。 第3図は、ステップ高がそれぞれhおよびahに形成され
たエシェレットEおよびE′を有する2つに区画された
位相板からなる二焦点レンズの横断面図であって、零次
回折焦点f0において形成される個々の光の振幅a0および
a0′と、一次回折焦点f1において形成される個々の光の
振幅a1およびa1′と、零次回折焦点f0および一次回折焦
点f1において形成される光の合成振幅A0およびA1の特徴
を示している。 第4図は、2つに区画された位相板と深さbhの位相チャ
ンネルとからなる二焦点レンズの横断面図であって、区
画された位相板の個々のエシェレットEおよびE′によ
り形成される個々の光の振幅a0,a0′,a1およびa1′の特
徴を示していると共に、零次回折焦点f0において形成さ
れる光の合成振幅A0と、一次回折焦点f1において形成さ
れる結果的な光の合成振幅A1の特徴を示している。 第5図Aは、眼球に順応していない状態でのレンズを示
す、涙層TLに載っているコンタクトレンズCLの横断面図
である。 第5図Bは、順応して変形したときのくぼみ面Dにより
形成された空気レンズを示す、涙層TLに載っているソフ
トコンタクトレンズCLの横断面図である。 第6図は、ステップ高がh、ahである二つの区画された
位相板と、深さchの位相チャンネルとを含む二焦点レン
ズの横断面図である。 第7図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、所
定の深さに切り込まれた3つのエシェレットをそれぞれ
含む3つに区画された位相板を有しており、最外の2つ
の位相板は、レンズのベースカーブから離れて配置さ
れ、本発明に係るベースカーブにレンズが装用状態の変
形を補償する移相チャンネルを形成している。 第8図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、所
定のステップ高に切り込まれた3つのエシェレットをそ
れぞれ含む3つに区画された位相板を有しており、最外
の2つの位相板は、レンズのベースカーブから離れて配
置され、本発明に係るベースカーブにレンズが装用状態
の変形を補償する移相チャンネルを形成している。 第9図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、連
続的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有す
る位相板の複合体を含み、最外エシェレットは、最も浅
く、レンズのベースカーブから増加的に離れて配置さ
れ、本発明に係る移相チャンネルを形成している。 第10図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、連
続的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有す
る位相板の複合体を含み、最外エシェレットは、最も深
く、レンズのベースカーブから離れて配置され、本発明
に係るベースカーブに対してレンズが順応状態に変形す
る。 CL……コンタクトレンズ、BC……ベースカーブ、E……
エシェレット
波長二焦点位相板の横断面図を示し、個々のエシェレッ
トEによって形成される光の振幅a0、a1のそれぞれの特
徴を示していると共に、ベクトル解析は零次および一次
回折焦点f0、f1で形成される光の合成振幅A0、A1を示
す。 第2図は、ステップ高がahのエシェレットEを有する二
焦点位相板の横断面図を示し、個々のエシェレットEに
よって形成される光の振幅a0、a1のそれぞれの特徴を示
していると共に、ベクトル解析は零次および一次回折焦
点f0、f1で形成される光の合成振幅A0、A1を示す。 第3図は、ステップ高がそれぞれhおよびahに形成され
たエシェレットEおよびE′を有する2つに区画された
位相板からなる二焦点レンズの横断面図であって、零次
回折焦点f0において形成される個々の光の振幅a0および
a0′と、一次回折焦点f1において形成される個々の光の
振幅a1およびa1′と、零次回折焦点f0および一次回折焦
点f1において形成される光の合成振幅A0およびA1の特徴
を示している。 第4図は、2つに区画された位相板と深さbhの位相チャ
ンネルとからなる二焦点レンズの横断面図であって、区
画された位相板の個々のエシェレットEおよびE′によ
り形成される個々の光の振幅a0,a0′,a1およびa1′の特
徴を示していると共に、零次回折焦点f0において形成さ
れる光の合成振幅A0と、一次回折焦点f1において形成さ
れる結果的な光の合成振幅A1の特徴を示している。 第5図Aは、眼球に順応していない状態でのレンズを示
す、涙層TLに載っているコンタクトレンズCLの横断面図
である。 第5図Bは、順応して変形したときのくぼみ面Dにより
形成された空気レンズを示す、涙層TLに載っているソフ
トコンタクトレンズCLの横断面図である。 第6図は、ステップ高がh、ahである二つの区画された
位相板と、深さchの位相チャンネルとを含む二焦点レン
ズの横断面図である。 第7図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、所
定の深さに切り込まれた3つのエシェレットをそれぞれ
含む3つに区画された位相板を有しており、最外の2つ
の位相板は、レンズのベースカーブから離れて配置さ
れ、本発明に係るベースカーブにレンズが装用状態の変
形を補償する移相チャンネルを形成している。 第8図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、所
定のステップ高に切り込まれた3つのエシェレットをそ
れぞれ含む3つに区画された位相板を有しており、最外
の2つの位相板は、レンズのベースカーブから離れて配
置され、本発明に係るベースカーブにレンズが装用状態
の変形を補償する移相チャンネルを形成している。 第9図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、連
続的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有す
る位相板の複合体を含み、最外エシェレットは、最も浅
く、レンズのベースカーブから増加的に離れて配置さ
れ、本発明に係る移相チャンネルを形成している。 第10図は、ベースカーブBCを有するように設計されたコ
ンタクトレンズCLの横断面図であり、このレンズは、連
続的に変化する種々のステップ高のエシェレットを有す
る位相板の複合体を含み、最外エシェレットは、最も深
く、レンズのベースカーブから離れて配置され、本発明
に係るベースカーブに対してレンズが順応状態に変形す
る。 CL……コンタクトレンズ、BC……ベースカーブ、E……
エシェレット
Claims (12)
- 【請求項1】それぞれが一つかそれ以上の同心環状エシ
ェレットからなる複数の同心の領域板をその光学領域に
含み、一つの領域板における前記エシェレットのステッ
プ高がいま一つの領域板における前記エシェレットのス
テップ高とは異なっており、各領域板が、レンズの使用
時に遠距離から近距離への焦点のシフトが瞳孔サイズの
変化に応じて行われるように、それぞれ径方向の異なっ
た位置を占めていることを特徴とする眼科用多焦点回折
レンズ。 - 【請求項2】請求項1に記載の眼科用多焦点回折レンズ
において、レンズの一つの面がベースカーブにより規定
されていて、上記領域板は各々が少なくとも二つのエシ
ェレットを含んでおり、全てのエシェレットが上記ベー
スカーブに対して等しいステップ高および深さを有する
ものと、ベースカーブに対して異なるステップ高および
深さを有しているものとからなることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の眼科用多焦点回
折レンズにおいて、上記各領域板の同心領域の間隔が全
て同じ領域板の数式に従っていることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項4】請求項3に記載の眼科用多焦点回折レンズ
において、上記領域板の数式が rm=(2mwf)1/2 m=整数、 w=予め定められた光の設計波長、 f=一次回折焦点距離 であることを特徴とする眼科用多焦点回折レンズ。 - 【請求項5】請求項2から4のいずれか一項に記載の眼
科用多焦点回折レンズにおいて、上記眼科用レンズがそ
の光学領域内に2つの同心の領域板を有し、一方の領域
板のエシェレットの各々がステップ高「h」を有すると
ともに、他方の領域板のエシェレットがステップ高「a
h」を有していて、 0<a<1、 h=w/2(n′−n)、 w=予め定められた光の設計波長、 n′=レンズの屈折率、 n=目の涙層の屈折率 であることを特徴とする眼科用多焦点回折レンズ。 - 【請求項6】請求項5に記載の眼科用多焦点回折レンズ
において、前記ステップ高「ah」を有するエシェレット
の各々が上記ベースカーブから距離「bh」だけ後方に配
置され、b=(1−a)/2であることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項7】請求項5に記載の眼科用多焦点回折レンズ
において、上記ベースカーブから距離「ch」だけ後方に
配置されているahに等しいステップ高のエシェレットを
有する領域板を含んでおり、c=b(n′−n)/(n
−1)でb=(1−a)/2であることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項8】請求項2から7のいずれか一項に記載の眼
科用多焦点回折レンズにおいて、エシェレットのステッ
プ高が上記レンズの中心から径方向外側に位置する領域
板においてより大きくなっていることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項9】請求項2から7のいずれか一項に記載の眼
科用多焦点回折レンズにおいて、エシェレットのステッ
プ高が上記レンズの中心から径方向外側に位置する領域
板においてより小さくなっていることを特徴とする眼科
用多焦点回折レンズ。 - 【請求項10】請求項2から7のいずれか一項に記載の
眼科用多焦点回折レンズにおいて、各エシェレットが目
に装用中のレンズの変形に対応する距離だけ上記ベース
カーブから後退していることを特徴とする眼科用多焦点
回析レンズ。 - 【請求項11】請求項2から7のいずれか一項に記載の
眼科用多焦点回析レンズにおいて、上記エシェレットの
ステップ高上記レンズ中心から外側に向かって単調に減
少しており、かつ上記レンズの周辺部が目に装用中の上
記レンズの変形を許容するようにするため上記ベースカ
ーブから少なくとも最も外側のエシェレットに接する点
まで削除されていることを特徴とする眼科用多焦点回折
レンズ。 - 【請求項12】請求項1に記載の眼科用多焦点回折レン
ズにおいて、上記領域板がそれらを通過する光を共通の
焦点に収束するように上記領域板が互いに配置されてい
ることを特徴とする眼科用多焦点回折レンズ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US120,262 | 1987-11-12 | ||
US07/120,262 US4881805A (en) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | Progressive intensity phase bifocal |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02137814A JPH02137814A (ja) | 1990-05-28 |
JP2951334B2 true JP2951334B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=22389197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63286596A Expired - Fee Related JP2951334B2 (ja) | 1987-11-12 | 1988-11-10 | 眼科用多焦点回折レンズ |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4881805A (ja) |
EP (1) | EP0317168B1 (ja) |
JP (1) | JP2951334B2 (ja) |
KR (1) | KR0132783B1 (ja) |
CN (1) | CN1019865B (ja) |
AT (1) | ATE133795T1 (ja) |
AU (1) | AU605724B2 (ja) |
CA (1) | CA1316381C (ja) |
DE (1) | DE3854957T2 (ja) |
ES (1) | ES2081812T3 (ja) |
GR (1) | GR3019418T3 (ja) |
IE (1) | IE73483B1 (ja) |
IL (1) | IL88347A (ja) |
ZA (1) | ZA888414B (ja) |
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US11567348B2 (en) | 2015-03-11 | 2023-01-31 | Tearoptix, Inc. | Tear shaping for refractive correction |
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