JPH0219822A - 多輪郭回析レンズ - Google Patents

多輪郭回析レンズ

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JPH0219822A
JPH0219822A JP1124643A JP12464389A JPH0219822A JP H0219822 A JPH0219822 A JP H0219822A JP 1124643 A JP1124643 A JP 1124643A JP 12464389 A JP12464389 A JP 12464389A JP H0219822 A JPH0219822 A JP H0219822A
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JP
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lens
region
concentric
refractive
diffraction
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JP1124643A
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Dominique Baude
ドミニック ボード
Pierre Chavel
ピエール シャヴェル
Denis Joyeux
デニ ジュワイオー
Jean Taboury
ジャン ダブーリ
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EssilorLuxottica SA
Original Assignee
Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は肉眼用のレンズに関する。
これは、更に特殊には、コンタクトレンズ及び肉眼内移
植用のレンズに関する。単焦点コンタクトレンズは肉眼
の角膜の上に設置するように設計されており、これらは
不正視(近視又は遠視)を補正するのに使用される。こ
れとは対象的に、眼球内移植レンズは眼球内の水晶体レ
ンズを置換するように設計されている。
[従来の技術] 老眼患者の調節のための補正を可能とする、角膜の前に
設置するパイフォーカル乃至マルチフォーカルコンタク
トレンズを開発し、遠距離視を可能にすると共に近接視
において水晶体レンズの補助をする可能性を与えること
は多年に渡って研究されてきた所である。
多数の形式のパイフォーカル乃至マルチフォーカルコン
タクトレンズが既に提案されている。しかし、現在まで
に提案されているこれらのマルチフォーカルレンズのど
れもが完全に満足すべきものではなかった。
前面図及び縦断面図に夫々対応する添付図面第1A図及
び第1B図に略示する様に、FR−A−1423908
には、少なくともその一方の面に相違する曲率半径を有
する2領域11及び12が形成され、従って夫々近接視
及び遠方視に夫々適合するコンタクトレンズ10を示し
ている。
FR−A−1423に記載のレンズの利用には、視軸O
−0が交互に2領域11.12のいず杉かを通るように
、下まぶたの上に乗せる事によって、近接視から遠方視
への変化に伴って肉眼とレンズとの間の相対的シフトが
必要となる。添付した第2A図及び第2B図は、゛夫々
遠方視及び近接視におけるレンズと肉眼との理論的な相
互位置を略示するものである。これらの第2A図及び第
2B図において、遠方目的物は13で、近接目的物は1
4で示され、一方、網膜、天然水晶体レンズ、及び下ま
ぶたは夫々15.16、及び17で表示されている。こ
の形式のレンズは完全な満足は生じない。この形式のレ
ンズは理論的に、視線軸O−〇が2領域11.12のい
ずれかを通って交互に働く様にレンズ10が肉眼に対し
て主要なシフトを必要とする事に注意すべきである。従
って、レンズ10を必ず下まぶた17の上に静止しなけ
ればならぬ事はレンズ−肉眼の間の相対的なシフトと組
み合わさって、レンズの着用を困難ならしめる。もし、
その上に、画形式の補正が同時に使用されると、光学軸
O−0が2領域11.12の間の接続部に近くなり、視
野の好ましくない飛躍(jump)が生じる。
第3A図、第3B図、及び第4A図、第4B図に夫々前
面図及び縦断面図を示す様に、US−A−164772
1及びUS−A−1735758は、FR−A−142
3908と同様に、相違する屈折特性を有する領域21
.22及び31.32を有する眼鏡枠に取付ける様に設
計されたレンズ20.30を示していることに注意すべ
きであるが、しかし、US−A−1647721及びU
S−A−1735758によれば、相違する屈折特性は
曲率半径の変化によってではなく屈折率の変化によって
得られるものである。さらに詳細に説明すると、相違す
る屈折特性は、所定の屈折率を有する材料で形成された
レンズボディ22.32の中に相違する屈折率を有する
材料で形成された素材21.31を埋め込む事によって
得られる。US−A−1647721及びUS−A−1
735758に記載のレンズはFR−A−142390
8に記載のレンズと同様な欠点を有する。
第1図乃至第4図を参照して上述した従来技術のコンタ
クロレンズは、別のビジョンを可能にするように設計さ
れている。これらのレンズは、その方向を保ち、肉眼上
での回転を防止するバラストを必要としているが、バラ
ストはその厚みを大きくするが、これは使用者の快適性
を大きく損なう。
更に、正確な交互視を確実にするためには、レンズのシ
フトは完全に制御されねばならない。所が、レンズの形
状寸法とは無関係な各種の変動、例えば眼瞼圧力、涙液
フィルム流、等の為に、このシフトは不均一で無制御な
ものとなる。
これらの欠点を克服するために、別のコンタクトレンズ
が提案されて遠方及び近接場所の同時観察の考え方を使
用している。
夫々前面図及び縦断面図を示す添付図面第5A図及び第
5B図に略示されているように、EP−A−11844
90,EP−A−0232191、US−A−4636
049はコンタクトレンズ40に関するものであるが、
2同心領域41.42で形成され、その少なくとも一方
の面は相違する曲率半径を有し、従って、近接視及び遠
方視をそれぞれ可能にするように相違する屈折特性を有
する。これらのレンズは近接視から遠方視へ(又はその
反対)の移動にレンズと肉眼との間の相対的シフトを最
早必要としない。しかし、2領域の間の変遷に当たって
像の重なりが観察される。しかも、この部品は瞳孔径の
変化に非常に敏感であるが、この瞳孔は照度と患者に応
じて非常に大きく変化するものである。例えば、レンズ
の中央領域が近接視に割り当てられているとすると、レ
ンズアパーチャーが中央領域41のみをカバーしている
ものである場合、使用者は遠距離にある物体を適切に見
る事は出来ない・。
US−A−3726578は、EP−A−118449
0、EP−A−0232191、及びUS−A−463
6049と同様、相違する屈折特性を有する同心円領域
を有するレンズに関する。しかし、US−A−3726
578によれば、曲率半径の変化によっては相違する屈
折特性は得られず、屈折率の変化、即ち、別の屈折率を
有する材料の、所定のレンズ材料によって形成したレン
ズの本体の中への、いわゆる埋め込みによっている。
US−A−3339997は前述のものに非常に類似し
たレンズに関するものであるが、しかし、肉眼の色収差
を利用しているその内の一つは、波長に応じて変化する
各種の屈折特性を持つために相違する色特性を有する2
つの同心的又は非同心的な領域を有する。
US−A−3004470,US−4162122、U
S−A−4210391及びUS−4340283は、
第6B図及び第6C図に前面図を略示するレンズ50,
60に関するものであるが、EP−A−0184490
、EP−A−0232191,及びUS−A−4636
049に記載のように2同心円すらも有せず、交互に近
接視及び遠方視として作用する第1値と第2値53.5
4.63.64の値の曲率半径を交互に有する一連のリ
ング状帯域51.52,61.62を有するのみである
。領域の交替は瞳孔直径の変化に対する敏感性の問題の
排除を可能としている(これはEP−A−018449
0、EP−A−0232191゜及びUS−A−463
6049に記載の目的物に対して決定的な長所である)
。しかし、US−A−3004470,US−4162
122、US−A−4210391及びUS−4340
283に記載のレンズはこのタイプの交互輪郭の回折的
特性に就いては記載されていない。
EP−A−0064812及びUS−A−463769
7は、ゾーン分離による肉眼の2焦点補正を達成するた
めに設計された別のタイプのレンズを記載している。そ
の為に、EP−A−0064812及びUS−A−46
37697の提案になるレンズは、使用者の遠方視のた
めに必要な補正に適当な平均曲率を有する前面及び後面
を有し、レンズは更にホログラムを有し、これがレンズ
に、近接物体の像が網膜の上に適当にフォーカスされる
ような補足回折力を与える。上述の文献によれば、ホロ
グラムはレンズの中又はその表面で作り得る。これはレ
ンズの表面のレリーフ内のホログラムの形に、添付第7
図に示すように機械的に作る、即ち、ソレト(S 0R
ET)方式として当業者に公知の光学システムによって
暗示されるゾーン方式(zoned  system)
によって作ることもできる。
更に詳細に説明すると、US−A−4637697によ
るレリーフ内ホログラムは同一面積の同心的領域70.
71.72.73.74によって、即ち、その外部半径
が√K・r1の形の幾何級数によって展開されるもので
あり、ここにrlは中心領域70の外部半径であり、K
は整数である。リリーフ内ホログラムの位相輪郭はすべ
ての領域70.71.72.73.74について等しく
、更に+1次回折に対して非対象である。
例示すると、各領域70.71.72.73.74の位
相輪郭は2π/Aの光学的遅延の差を得る為の違う厚さ
を有するA同心レベルの順で定義される。EP−A−0
064812によれば、ホログラムはレンズの全光学領
域又はそのごく−部の上として定義される。更に、レン
ズは各種の相違した回折力の値を与える、必要によって
は重ね合わせても良い、別々に発生された若干数のホロ
グラムを作り得る。ゾーン方式を形成するレリーフ内ホ
ログラムの場合、各種の回折パワー値を得るには同心的
なサブゾーンから成るゾーンの形の材料を使用するが、
その外部半径はゾーン毎に相違する幾何級数値に対応す
る。EP−0064812及びUS−A−463469
7に記載されている形式のレンズの使用は、ある種の視
覚状態においてコントラストの知覚の問題を生じる。
前述したGB−A−802918は、火器の照準システ
ムに関するものであるが、この光学装置は先ず、使用者
に遠距離にある標的を明瞭に認識させ、更に、ゾーン方
式が使用者に武器の照星の観察を可能とさせている事に
注目すべきである。
GB−A−802918によると、このゾーンシステム
は同一面積を有する交互に透明又は不透明な同心円領域
で形成した一面を有する透明レンズで、或いは、同一半
径方向面積(radialarea)を有するが2光学
的厚さのいずれかを交互に有する同心円リングで形成さ
れた透明レンズで形成されている。
[発明の開示] 本発明の目的は、従来型レンズの欠点を取り除く新型の
パイフォーカル又はマルチフォーカルレンズを提供する
ことである。
本発明による肉眼用レンズは、各種の次数の回折を使用
するために、各種位相輪郭を有する回折成分を有する少
なくとも2個の同心領域を有する事を特徴とするもので
ある。
以下に説明するように、本発明にもとずくレンズは、各
同心領域に亘って分布する各種位相輪郭の回折成分を有
するが、遠方視と近接視に対して回折能率比を有し、こ
れが瞳孔直径の関数として変化するものである。本発明
によるレンズは従って使用条件に更によく適応し得るも
のである。
本発明のその他の特徴、目的、及び長所は、以下の詳細
な説明から、及び限定的ではない例示である添付図面を
参照することによって更に明確となろう。
[実施例] 前述の通り、主なる特徴によれば、本発明によるレンズ
100は、各種の次数の回折を生じるために各種位相輪
郭(contour)を有する少なくとも2同心領域1
10.120を有する。
回折成分はレリーフ又はインデックスの調節による位相
ホログラム、以下レリーフ又はインデックスホログラム
と称する、によって形成される。
更に、本発明によるレンズ100の回折、同心領域はレ
ンズの寸法形状によって定まる屈折成分も伴っている。
屈折成分はレンズの2主面130.140の間の曲率半
径の差によって形成される。
更に詳細には、屈折成分はレンズ全体を通じて同一であ
る屈折力を有するか、又は回折成分の2同心領域110
.120に夫々面する2種の相違する屈折力を有する。
更に、回折成分の単一回心領域110.120に面する
各種の屈折力値を有する屈折成分の使用を考える事も可
能である。
本発明の好ましい特性によれば、相違する位相輪郭を有
するレンズの2同心領域110.120は、その一方は
n=+1次の動作に、又、他方はn=+1及びn−−1
次の動作に適当している。
回折成分がインデックスホログラムで形成されたとする
と、これらの回折ゾーンは夫々が半径方向のインデック
スの変化を伴う同心的なリング状ゾーンによって形成さ
れるが、各リング状ゾーンのインデックス輪郭は問題の
領域110又は120に対して同一ではあるが一つの領
域は別の領域とは相違している。
レンズの光学軸に関して考えて上述した同心リングゾー
ンの外部半径は、frr1のタイプの幾何級数によって
展開されるが、ここでKは整数でれるものとすると、レ
ンズの表面130又は140の内の一方はレリーフの同
心リング状構造で形成される。各領域110.120は
レンズの軸を中心とするレリーフの少なくとも一つのリ
ング状構造で構成される。各領域110.120は、第
8図及び第11図に示す様に、中心領域110 E対し
ては110 a 、  110 b 、  110 c
 −によって、周辺領域120は120a、120b、
120C・・・によって番号ずけされている多数の同心
的レリーフ構造によって構成される。
これらの構造110a、110b;120a。
120bは、一つの及び同一領域110又は120に対
しては同一輪郭を有するが、レリーフ110a、110
b;120a、12Ob内の構造は領域毎に違った輪郭
を有する。各構造110a。
110b;120a、120bはすべて同一面積を有す
る。各構造の外部半径はfXr1の幾何級数によって展
開される。
ここで、rlは第8図及び第11図に示す様な中央構造
110aの外部半径であり、Kは整数である。
このようにして形成された回折成分の焦点距離fnは次
式の通りであるが、 f n = r 1/ 2 nλ ここに、rlは中心
構造110aの外部半径、 n は回折の次数、 λ は問題としている波長、を示す。
構造110a、110b等の数N1は直径D1を有する
中心領域を含めて ・・・の輪郭は第9B図に示すように連続的で良い。
これは又、光学的な遅延λ/Mの差を生じる様に2π/
M位相シフトされた、例えばMレベルで形成された、第
9A図に示′す様にステップ状でも良い。
このタイプの、2π/M位相シフトされたMレベルで形
成されたステップ構造のn次回折能率であるEnは、次
式で示される。
入射エネルギー 直径D2の周辺領域120を含む構造120a。
120b・・・の数N2は、 瞳孔アパーチュア直径りを含めて構造の数Nは相違する
位相輪郭を有する2同心領域110及び120を有する
レンズ100の全回折能率は、瞳孔アパーチュア直径に
含まれる領域110,120のn次回折能率E n1l
O1E n120の平均に相当し、次式で与えられる。
構造110a、110b、120a、120b上述の関
係において、N10とN2oとは、瞳孔アパーチュア直
径りに含まれる各領域の構造110a、110b;12
0a、120bの数を示す。
例示すると、瞳孔アパーチュア直径りが中央領域の直径
D に等しいとすると、N10” Nlで、N 20−
0  である。
n=+1次の回折は第9A図に示す様なステップキノフ
オームレンズ形式の構造レリーフ、即ち、Mレベルで形
成された輪郭を有する構造によって得られるが、ここで
Mは2よりも大きく、2π/M位相シフトされている。
例えば、M−4に対して、n=+1次の回折の能率E1
は0.81に等しいが、0次と一1次に対してはゼロで
あり゛、残余のエネルギーは高次の回折に分配されてい
る。
n=+1次とn−−1次の回折は0、πクレネル(cr
enel)関数(即ち、光学的要素が0又はπの遅延を
もたらす関数)型の、第10図に示すような、即ち、相
互位相シフトπを生じる様な位相シフトπを生じる交互
に交替する同心リングゾーン構造によって同時に発生可
能である。位相シフトπを生じるこの形式の0、πクレ
ネル構造の回折能率は、n=+1及びn−−1に対して
0.4に等しいが、回折能率Enはその他の1次に対し
てはゼロである。
2n/4位相シフトされ4レベルに階段状になっている
キノフオームレンズから成る中心領域110で形成され
た、中心領域110によって及び0、πクレネル関数で
構成された周辺領域120で形成された、第8図に略示
するようにして構成された回折成分の回折能率は、瞳孔
アパーチュア径りに応じて第12図のように変化する。
瞳孔アパーチュア直径りが中央領域110の外部直径D
  (2R1)よりも小さいか、これに等しいときは、
N −N 1oでN 20 ” 0であり、全回折能率
E  −E   であり、従って、ng   n1lO n=+1に対してE   −0,81であり、又+1g n−−1及びnmQに対してE  −0である。
ng 結論として、瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110
の外部直径D1よりも小さいか、或いはこれに等しいと
きは、回折成分は補正力+1/fに対し能率0.81を
有する( f  −r t / 2 nである事を思い
出されたい、)。
瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110の外部直径D
1 (2R1)より大きいときは、回折部分の能率は次
の関係式によって定められる;従って、 n−十1に対してE   −0,4+0.41 D、 
/D+1g n−−1に対してE   −0,4−0,4D、/DI
g n−0に対してE  −O ng 換言すれば、瞳孔アパーチュア直径りが第12図に示す
ように中心領域110の外部直径D1よりも大きいとき
は、補正+1/fに対するレンズの全能率は0.4のア
シンブトート(a s ympt o t e)に向か
って減少し、一方、補正−1/fに対するレンズの全能
率はアシンブトート0゜4に向かって増加する。
0、πクレネル関数で形成された中心領域110と、2
π/4位相シフトされた4レベルの段階型キノフオーム
レンズによって形成されている周辺領域120とから成
る第11図に略示するタイプの回折成分の全回折能率を
瞳孔アパーチュア直径りの関数として第13図に示す。
瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110の外部直径D
  (2R1)に等しいか小さいときは、N’ −N 
 で、全能率E  −E   である、従っ10   
    ng   110 て、 n=+1に対してE   −0,4 +1g n−−1に対してE   −0,4 1g n−0に対してE  −O ng 換言すれば、瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110
のの外部直径DIに等しいか小さいときには、補正力値
+1/f及び−1/fに対してレンズは0.4に等しい
一定の全能率を有する。
瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110の外部直径り
、(R1)よりも大きいときは、レンズの全能率は次の
関係で与えられる。
従って、 n−0に対してE  −O 1g 換言すれば、瞳孔アパーチュア直径りが中心領域110
の外部直径D1よりも大きいときは、第13図に示すよ
うに、補正力値+1/fに対するレンズの全能率はアシ
ンブトート0.81に向かって増加し、補正力−1/f
に対するレンズの全能率は0に向かって増加する。
以下本発明によるレンズの4例に対して説明を行う。
実施例 1 近接視のためにPp−2,5ジオプトリの補正力値をも
ち、高照度において強化され、低照度において最低域値
が保たれ、低照度の下で強化される遠方視のための補正
力値PL−−4ジオプトリのレンズを作ることが希望さ
れた。
この規格の合格するレンズは、以下から成る。
1/f−−3,25ヂオブトリの一定パワーの屈折レン
ズ。及び Mレベルの(例えば4レベル)の階段状キノフオームレ
ンズで形成された中心領域110と、0、πクレネル関
数で形成された周辺領域120と、から成る添付第8図
に示す形式のパワー1/f−0,75ヂオブトリの回折
成分。
回折成分の中心領域110は+1次で動作する。
回折能率E、g−0,81で焦点距離+fを与えた。
高照度において活性的な唯一の領域であるレンズの中心
領域110の補正力は従って、一定の能率を持つ1 /
 f +1 / f ’ −0,75−3,25−2,
50ジオブトルである。低照度において活性的な回折成
分の周辺領域120は、E   −0,4と、+1g E   −0,4の能率でn=+1とn−−1次tg の両者において動作する。回折能率0.4で+fと−f
の2焦点を有する。
従って、周辺領域は2補正力値を有する。
1/f’+1#”−0,75−3,25−−2,5ジオ
プトリ、及び−1/f’+1/f”−−0,75−3,
25−4ジオプトリ。
これらの2補正の能率は一定で周辺領域120のみで0
.4に等しい。レンズ100を考えると、これらの2補
正(−2,5及び−4ヂオブトリ)の能率定格は、Dl
よりも大きいDから始まって瞳孔アパーチュア直径りに
対して夫々減少及び増加する。
この様にして得られた近接視及び遠方視における補正の
能率を添付第14図に示す。第14図はこの第1実施例
によるレンズが高照度において近接視を促進するのみな
らず、同時に、−面において近接視において補正限界を
維持すると共に、多面において低照度1どおいて遠方視
を可能とするものである。
実施例 2 近接視に対して高照度において促進される補正力値Pp
p−−2,5ジオブトリ有し、中間範囲視に対して低照
度において促進されるP、−−3゜25ジオプトリの補
正力値を有し、低照度において促進されるP L−4ジ
オプトリの遠方視補正力値を有するレンズを製作するこ
とが望まれた。
これらの条件を満足するレンズは次のものから成る。
1/f″−−2,875ジオブトルのパワーを有する中
心領域と、1/f”ヂオブトリのパワーを有する周辺領
域とを有する屈折成分。及び4レベルの階段的キノフォ
ルムレンズによって形成された中心領域110と、0、
πクレネル関数で形成した周辺領域120とを有するパ
ワー1/f−0,375ジオプトリの回折成分。
屈折成分の、及び回折成分の中心及び周辺領域は夫々表
面位置に設置される、即ちこれらは同一の外部半径を有
する。
回折成分の中心領域は+1次で作用する。これは回折能
率E1g−0,81で焦点距離+fを有する。レンズの
中心領域110の補正力は従って、一定の能率の下で、
1/f’+1/f’−0,375−2,875−2,5
0ジオプトリである。
回折成分の周辺領域は能率E   −0,4及び+1g E   −0,4においてn=+1次とn−−1次−t
g の両方で動作する。回折能率0,4において2焦点距離
+1と−1とを生じる。従って周辺領域120は2補正
力値を有する。
1/f+1/f’ −0,375−3,82−−3,2
5ジオプトリ、及び、 −1/ f + 1 / f ” −−0,375−L
θ25−−4ジオプトリ。
これらの2個の補正装置の能率は一定で周辺領域120
のみで0.4に等しい。レンズ全体に就いて考えると、
これらの2個の補正装置は、夫々中間距離及び遠方視に
必要な補正である−3.25及び−4ジオプトリを有す
るが、これらはDIよりも大きいDから始まって瞳孔ア
パーチュア直径りの増加と共にその能率が増加する。
瞳孔アパーチュア直径りの関数としての近接視、中間視
、及び遠方視についてのレンズの能率を第15図に略示
する。この図はこのレンズが要求された条件、即ち、高
照度での近接視の強化、及び低照度での中間距離及び遠
方視の強化、に対応している事を示している。
実施例 3 高照度において最低域値に保たれ、低照度において強化
される、Pp−−2,5ジオプトリの近接視用補正力と
、高照度において強化される遠方視用のP t、 ””
  4ジオプトリの補正力を有するレンズを製作するこ
とが所望された。
これらの条件に合致するレンズは次の通りである。
一定パワー1/f−3,25ジオプトリの屈折レンズ。
及び、 0、πクレネル関数で構成された中心領域110と、M
レベル(例えば4レベル)を有する階段状キノフォルム
レンズで形成された周辺領域120から成る添付第11
図に示す形式のパワー1/f−0,75を有する回折成
分。
回折成分の中心領域110は能率E+1g0.4及びE
   −0,4でn=+1及びnm −tg 1次で動作する。これは回折能率E1g−0,4におい
て2焦点距離+fと−fとを有する。
1/f+1/f−−0,75−3,25−−2,50ジ
オプトリ及び、 −1/ f + 1 / f −−−0,75−3,2
5−−4ジオブト リ 。
これらの2補正、−2,50ジオプトリ及び−4ジオプ
トリ、は一定で中心領域110に対しては0.4に等し
い。
回折成分の周辺領域120は+1次で動作する。
回折能率E   −0,81で焦点距離+fを作る。
+1g レンズの周辺領域の補正力は従って次の通り、1/f+
1/f−−0,75−3,25−2,50ジオプトリで
、0.81の一定能率。
レンズ全体を取ると、この−2,50ジオプトリはDl
よりも大きいDから始まって、瞳孔アパーチュア直径り
の増加と共に増加する。
第16図は、近接視及び遠方視における補正力値に対す
るレンズの能率を略示したものであるが、前述の第3実
施例によるレンズは要求された条件、即ち、近接視は高
照度で域値に保たれ、低照度において強化され、遠方視
において高照度で強化される、を満足していることを示
している。
実施例 4 低照度において強化されるPp−−2,50ジオプトリ
の近接視用の補正力値と、高照度において強化されるP
、−−3,25ジオプトリの中間域祝用の補正力値と、
高照度において強化されるPL−−0,4ジオプトリの
遠方視用の補正力値とを有するレンズを作ることが希望
される。
これらの条件に合致するレンズは次の通りである。
1/f−−−3,625ジオプトリのパワー値を有する
中心領域と、 1/f”−2,875ジオプトリのパワー値を有する周
辺領域からなる屈折成分と、 4レベルを有する階段状キノフオームレンズによって形
成された中心領域110と、O%πクレネル関数で形成
された周辺領域120とを有する添付第11図に示す形
式の1/f−3,75のパワー値を有する回折成分。
屈折成分の中心及び周辺領域及び回折成分のそれらは、
夫々同一の面に面している、即ち、これらは同一外部半
径を有する。
回折成分の中心領域110は能率E  −0゜+1g 4とE   −0,4の下でn=+1及びn−−11g 次で動作する。回折能率0.4で2焦点距離+fと−f
を有する。このレンズの中心領域110は従って2補正
力値を生じる、即ち、 1/ f +1/f −−o、375−3J25−−3
.25ジオプトリ、及び、 −1/ f + 1 / f −−−0,375−3,
825−−4ジオプトリ。
これらの2補正、−3,25ジオプトリ及び−4ジオプ
トリの能率は一定で中心領域110においては0.4に
等しい。
回折成分の周辺領域120は+1次で動作する。
回折能率E   −0,81で+fの焦点距離を生+1
g しる。従って、レンズの周辺領域の補正パワーは、1/
f+1/f”−0,375−2,875−2,5ジオプ
トリ、である。
この−2,5ジオプトリ補正の能率は一定で周辺領域1
20のみで0.81に等しい。レンズ全体を考えると、
この−2,5ジオプトリの補正能率はDlよりも大きい
Dから始まって瞳孔アパーチュア直径りの増加に伴って
0.81に向かって増加する。
添付図面第17図は、近接視、中間域視、及び遠方視に
おけるレンズの補正能率の略示であるが、第4実施例に
基ずくレンズは上述の条件、即ち、近接視は中間域視と
共に低照度の下での強化を行うし、遠方視は高照度によ
って強化される事を示している。
本発明による相違する2種の位相輪郭を有する、回折成
分を作るためのホログラムは、当業者によって、周知の
方法によって、特にエツチング、モールディング、レコ
ーディングなどによって作り出すことができよう。
勿論、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、その主旨にもとずく各種の変形例にも及ぶものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は前述の通り従来技術を示すものであ
り、第8図は本発明によるレンズの縦方向断面の略図、
第9A図及び第9B図はレンズの1領域の回折成分のレ
リーフの輪郭の拡大図、第10図はレンズの別の領域の
回折成分のレリーフの輪郭の拡大図、第11図は本発明
によるレンズの別の変形例の断面図、第12図及び第1
3図は瞳孔のアパーチュアの関数として、第8図と第1
1図に夫々示す回折成分の能率を示す図、第14図、第
15図、第16図、及び第17図は本発明の4種の実施
例によるレンズの能率を示す図である。 図中、100はレンズ、110は中心領域、120は周
辺領域を示す IG−2A 代理人 弁理士 佐々木 宗 治

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ことなった次数の回折を使用するためにことなる位
    相の回折部分を有する少なくとも2個の同心的領域を有
    する肉眼用レンズ。 2)回折部分はレリーフのホログラムによって形成され
    ている請求項1記載のレンズ。 3)回折部分はレンズの一方の表面上にリング状の同心
    的な構造のレリーフを有し、レリーフの各種構造の輪郭
    は一つの領域内では等しいが、領域ごとに相違する請求
    項1記載のレンズ。 4)レンズの光軸に関して考えてリリーフ構造の外部半
    径は√K・r_1の形式の幾何級数に従って展開される
    請求項3記載のレンズ。 ここにKは整数、 r_1は中央構造の外径とする。 5)回折部分はインデックスホログラムで形成される請
    求項1記載のレンズ。 6)回折部分は半径方向に屈折率が変化する同心リング
    で形成され、各同心的リング状領域の屈折率輪郭は同一
    領域内では同一であるが領域ごとに相違する請求項1記
    載のレンズ。 7)レンズの光軸に関して考えて同心的リング構造の外
    部半径は√K・r_1の形式の幾何級数に従って展開さ
    れる請求項6記載のレンズ。 ここにKは整数、 r_1は中央構造の外部半径とする。 8)回折部分はレンズの通常の幾何学で形成された屈折
    部分に付随している、請求項1記載のレンズ。 9)屈折部分はレンズ全体を通して同一の屈折力を有す
    る、請求項8記載のレンズ。 10)屈折部分は、夫々同一位相輪郭を有する回折部分
    の同心的領域に面して少なくとも2種の相違する屈折力
    を有する、請求項8記載のレンズ。 11)屈折部分は、夫々同一位相輪郭を有する回折部分
    の領域に面して少なくとも2種の相違する屈折力を有す
    る、請求項8記載のレンズ。 12)各種の位相輪郭を有する回折部分の同心的領域は
    、一方がn=+1次の、他方がn=+1及びn=−1次
    で夫々作用する様になっている、請求項1記載のレンズ
    。 13)各種の位相輪郭を有する回折同心領域は、一つが
    M>2である2π/M位相シフトしたMレベルの階段状
    キノフォームレンズであり、他方がπのクレネルである
    、請求項1記載のレンズ。 14)水晶体レンズを置換するように設計された肉眼内
    移植によって形成された請求項1記載のレンズ。 15)近接視野において水晶体レンズを補助するために
    肉眼の角膜の上に設置するように設計されたコンタクト
    レンズとして形成された請求項1記載のレンズ。
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