JP2950652B2 - 蒸気発生器 - Google Patents

蒸気発生器

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JP2950652B2 JP3167929A JP16792991A JP2950652B2 JP 2950652 B2 JP2950652 B2 JP 2950652B2 JP 3167929 A JP3167929 A JP 3167929A JP 16792991 A JP16792991 A JP 16792991A JP 2950652 B2 JP2950652 B2 JP 2950652B2
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2265/00Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
    • F28F2265/16Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for preventing leakage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば液体金属冷却型高
速増殖炉プラントに適用される蒸気発生器に係り、特に
二重伝熱管を用いた蒸気発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】液体金属冷却型高速増殖炉プラントでは
一般に、冷却材として液体ナトリウムが用いられる。こ
の液体ナトリウムは、水と激しく反応するため、ナトリ
ウムと水との熱交換器である蒸気発生器には、とりわけ
高い信頼性が要求される。そこで従来、このような蒸気
発生器の信頼性を向上させる対策の一つとして、ナトリ
ウムと水との境界を二重化する二重伝熱管を用いること
が検討されている。図7は二重伝熱管を用いた従来の蒸
気発生器の構成を示している。
【0003】蒸気発生器は縦長な密閉円筒状の本体胴1
を有し、この本体胴1の内部に多数の二重伝熱管2から
なる伝熱管束が縦方向に設置される。二重伝熱管2は大
径な外管の内部に小径な内管を挿通して構成され、内管
の上下端部は外管の上下端部よりも長く突出している
(図示せず)。
【0004】本体胴1の上端側内部には、胴内を上下方
向で区画する上部ナトリウム管板3が設けられ、上部ナ
トリウム管板3の上方には、蒸気側管板4が上部ナトリ
ウム管板3と一体に設けられる。上部ナトリウム管板3
と蒸気側管板4との間には、上部ガスプレナム5が形成
される。主蒸気管板6は、上部ナトリウム管板3、蒸気
側管板4および上部ガスプレナム5から構成される。ま
た、本体胴1の下端側内部には同様に、下部ナトリウム
管板7、水側管板8および下部ガスプレナム9を有する
主給水管板10が設置される。
【0005】そして、二重伝熱管2の外管の上下端部が
上部ナトリウム管板3と下部ナトリウム管板7とに接合
され、また内管の上下端部は上部ナトリウム管板3およ
び下部ナトリウム管板7を貫通して、蒸気側管板4の上
方および水側管板8の下方に開口している。これによ
り、内外管の隙間が上部ガスプレナム5および下部ガス
プレナム9に連通している。
【0006】また、本体胴1の上側部には、ナトリウム
入口ノズル11が設けられ、本体胴1内の上部ナトリウ
ム管板3と下部ナトリウム管板7との間の空間に液体ナ
トリウムを導入する。また本体胴1の下側部には、ナト
リウム出口ノズル12が設けられ、本体胴1外にナトリ
ウムを導出する。
【0007】さらに本体胴1の上端部には、主蒸気ノズ
ル13を備えた蒸気水室14が形成され、また本体胴1
の下端部には、給水ノズル15を備えた給水水室16が
形成される。そして蒸気水室14および給水水室16に
二重伝熱管2の内管が連通している。上部ガスプレナム
5および下部ガスプレナム9には、不活性ガスが封入さ
れ、これら各プレナム5、9にはリーク検出器17、1
8がそれぞれ設けられる。
【0008】ところで、高温のナトリウムは本体胴1上
部のナトリウム入口ノズル11から本体胴1内に流入
し、その後本体胴1内で下降してナトリウム出口ノズル
12から胴外に流出する。一方、水は本体胴1下部の給
水ノズル15から主給水管板10を経て二重伝熱管2の
内管内に流入し、上昇する。そして、上昇途中で管外の
ナトリウムとの熱交換により加熱されて蒸気となり、主
蒸気管板6を経て主蒸気水室14に入り、主蒸気ノズル
13から所要箇所に導かれる。
【0009】上記構成の二重伝熱管2を用いる蒸気発生
器においては、二重伝熱管2の内管または外管において
万一リークが生じた場合、これをできるだけ速やかに検
出し、内管および外管の双方を貫通する貫通リークの発
生前に、リ−クの発生した伝熱管を同定し、その伝熱管
を止栓することが必要である。このようにリークの発生
した伝熱管を同定して止栓することにより、リ−ク発生
時における一次側冷却材である水との激しい反応による
事故を防止することができ、蒸気発生器の信頼性を向上
させ、ひいては高速増殖炉プラントの信頼性を向上させ
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来では、例えば内管
にリ−クが発生した場合、リ−ク伝熱管の同定を以下の
ようにして行っている。まず、給水水室16および伝熱
管2の内側に水を満たし、主蒸気水室14内に突出した
内管の上方に水面を形成する。次に、上部ガスプレナム
5および下部ガスプレナム9を介して伝熱管2の外管と
内管との間の隙間内のヘリウムガスを加圧する。そし
て、内管のリ−ク孔を通して二重伝熱管の隙間部から内
管の内側へ噴出するヘリウムガスにより蒸気側管板4の
上面に充填された水面に生じる気泡を発見するか、ある
いは噴出時の音響を計測することにより、リ−クの発生
した伝熱管を同定する。
【0011】ところで、上述した従来の蒸気発生器で
は、二重伝熱管2が直管型であり、100万KWeクラ
スの4ループ構成の高速増殖炉プラントの場合、1基当
り約4000本の伝熱管を収容している。このような多
数の伝熱管の中からリ−クの発生した伝熱管を同定して
止栓するまでには、長期に亘りプラントを停止する必要
がある。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、二重伝熱管を構成する内管からのリ−ク時に、
リ−クの発生した二重伝熱管の同定を容易に行うことが
できる蒸気発生器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蒸気発生器
は、上述した課題を解決するために、液体金属が流通す
る本体胴内に多数の伝熱管を配し、この伝熱管に供給す
る水を前記液体金属との熱交換により加熱して蒸気発生
を行わせる蒸気発生器において、前記伝熱管を外管と内
管とからなる二重管構造とし、上記二重伝熱管を(M×
N)組(M>1,N>1)に分割する一方、前記二重伝
熱管の蒸気側と給水側との各端部をそれぞれ接合するM
個の主蒸気管板とN個の主給水管板とをそれぞれ設け、
上記主蒸気管板および主給水管板に不活性ガスが封入さ
れる二重伝熱管の内外管の隙間に連通するガスプレナム
をそれぞれ形成し、前記二重伝熱管の(M×N)組の隙
間の一側をM番目の主蒸気管板のガスプレナムに連通さ
せ、前記二重伝熱管の(M×N)組の隙間の他側をN番
目の主給水管板のガスプレナムに連通させたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明に係る蒸気発生器は、二重伝熱管の内管
にリ−クが生じた場合、内管から流出した水分が二重伝
熱管の内管と外管との間の隙間を経由して両ガスプレナ
ムに流入し、両ガスプレナムにそれぞれ接続された各リ
−ク検出器によって検出される。各リーク検出器の属す
る主蒸気管板と主給水管板とが判明すると、これら両管
板にそれぞれ連通する二重伝熱管の組が判明する。従っ
て、判明した組に属する伝熱管の中からリ−クの発生し
た伝熱管を同定することができ、リーク発生伝熱管の同
定が容易に行える。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3を
参照して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例に係る蒸気発
生器の全体構成を示す全体構成図、図2は図1の蒸気発
生器の二重伝熱管束と主蒸気管板および主給水管板との
接続関係を示す概念図、図3は図1の主蒸気管板部の断
面図である。
【0017】本発明の第1の実施例に係る蒸気発生器
は、図1に示すように、縦長な本体胴31の内部中心位
置に内筒32が配置され、内筒32の周囲位置に多数の
ヘリカルコイル状の二重伝熱管33が層状に配置されて
管束を構成している。本体胴31の頂部には、ナトリウ
ム入口ノズル46が設置され、液体金属としての液体ナ
トリウムを本体胴31内部に導入する。また、本体胴3
1の底部には、ナトリウム出口ノズル47が設置され、
本体胴1外にナトリウムを導出する。
【0018】ところで、本体胴31の上側部にはM個
(M>1)の主蒸気管板34が設けられる一方、N個
(N>1)の主給水管板35が本体胴31の下部に設け
られる。なお、本実施例の説明に当たり主蒸気管板34
の個数Mを8個、主給水管板35の個数Nを8個として
説明するが、個数Mと個数Nの数が異なっていてもよ
い。伝熱管としての二重伝熱管33は、全組数Tが主蒸
気管板34の個数M(M=8)と主給水管板35の個数
N(N=8)を乗じた数(M×N)で、ほぼ均等な本数
毎に分割され(ほぼT/(M×N)に近似した本数)、
各組を構成している。従って、例えば二重伝熱管33の
総本数を約4000本とすると、二重伝熱管33は8×
8=64の組に分割され、一組当たり62〜63本で構
成される。
【0019】二重伝熱管33は、図3に示すように、大
径な外管33aの内部に小径な内管33bを挿通して二
重管構造に構成される。内管33bの上下端部は外管3
3aの上下端部よりも長く突出するとともに、外管33
aと内管33bとの間には、隙間58が形成されヘリウ
ム等の不活性ガスが封入される。
【0020】各主蒸気管板34は、図3に示すように、
上部ナトリウム管板36と、蒸気側管板37と、上部ガ
スプレナム38とによって構成される。上部ナトリウム
管板36は蒸気側管板37と一体に設けられ、上部ナト
リウム管板36と蒸気側管板37との間に上部ガスプレ
ナム38が形成される。上部ガスプレナム38にはプレ
ナムノズル39を介して独立したリ−ク検出器40が備
えられる。主蒸気管板34には主蒸気水室41が連設さ
れ、主蒸気水室41には主蒸気ノズル42と蓋体43と
が設けられる。また、上部ガスプレナム38が一組の二
重伝熱管33の上端部で隙間58と連通し、主蒸気水室
41が内管33bと連通している。
【0021】なお、主給水管板35については詳細な図
示を省略するが、主蒸気管板34と同様に、下部ナトリ
ウム管板と、水側管板と、下部ガスプレナム59とによ
って構成され、下部ガスプレナム59にはプレナムノズ
ルを介して独立したリ−ク検出器44が備えられる。こ
の主給水管板35には給水水室45が連設される。ま
た、下部ガスプレナム59が一組の二重伝熱管33の下
端部で隙間58と連通し、給水水室45が内管33bと
連通している。
【0022】また、図1に示すように、主蒸気水室41
および給水水室45にそれぞれ備えられた主蒸気ノズル
42および給水ノズル49には、主蒸気管50および給
水管51が接続される。これら主蒸気管50および給水
管51は、主蒸気ヘッダ52および給水ヘッダ53へと
接続される。
【0023】リ−ク検出器40、44は、内管33bの
リ−ク検出に用いられる湿分検出計で、水分が内管33
bから隙間38にリークした際、この水分を隙間38に
連通するそれぞれの上下部ガスプレナム38,59を介
して検出する。
【0024】ところで、二重伝熱管33は、図2に示す
ように、(M×N)組に分割されて構成されているが、
これら(M×N)個の二重伝熱管33の組A(1 x 1) 〜
A(mx n) は、各組A(1 x 1) 〜A(m x n) 毎に隙間5
8が、第1から第MまでM個の主蒸気管板34のうちい
ずれか1つの上部ガスプレナム38と接続されて連通さ
れるとともに、第1から第NまでN個の主給水管板35
のうちいずれか1つの下部ガスプレナム38と接続され
て連通される。すなわち、二重伝熱管33の各組A(1 x
1) 〜A(m x n) は、第1〜第Mの主蒸気管板34のう
ちのいずれか1つおよび第1〜第Nの主給水管板35の
うちのいずれか1つと組み合わされて接続される。
【0025】そして、1つの上部ガスプレナム38は、
N組の二重伝熱管33の隙間58に連通し、1つの下部
ガスプレナム59はM組の二重伝熱管の隙間に連通す
る。従って、例えば、一組の二重伝熱管33の本数が6
2〜63本であれば、1つの主蒸気管板34あるいは主
給水管板35には、それぞれ8組の二重伝熱管33が接
続されるので、496〜504本の二重伝熱管33が接
続される。
【0026】このため、第1から第Mまでの主蒸気管板
34のうち1つの主蒸気管板34と第1から第Nまでの
主給水管板35のうち1つの主給水管板35とが特定さ
れると、特定された主蒸気管板34と主給水管板35と
にそれぞれ接続された二重伝熱管33の1組が判明し、
主蒸気管板34と主給水管板35とが複数特定される
と、二重伝熱管33の複数の組が判明するようになって
いる。次に、上記第1の実施例に係る蒸気発生器の作用
について説明する。
【0027】高温のナトリウムは、ナトリウム入口ノズ
ル46から本体胴31に流入し、本体胴31内を下降
し、ナトリウム出口ノズル47から胴外に流出までの間
に、ヘリカルコイル状の管束を構成する二重伝熱管33
内を上昇する水と熱交換される。一方、水は、給水ヘッ
ダ53から給水管51および給水ノズル49を経て給水
水室45に流入し、ここから主給水管板35を経てヘリ
カルコイル状の二重伝熱管33内を上昇する。この上昇
する水は、途中で蒸気となり、主蒸気管板34を経て主
蒸気水室41に入り、主蒸気ノズル42から主蒸気管5
0を経て主蒸気ヘッダ52に流入する。
【0028】万一、二重伝熱管33の内管33bでリ−
クが生じた場合には、流出した水分が二重伝熱管33の
外管33aと内管33bとの間の隙間58を経由して、
リークの発生した二重伝熱管33の属する組が接続され
た主蒸気管板34または主給水管板35の上下部ガスプ
レナム38、59に流入する。上下部ガスプレナム3
8、59に流入した水分は、リ−ク検出器40、44に
よってリ−ク検出がなされる。リーク検出がなされる
と、蒸気発生器は停止され、リーク検出がなされたリー
ク検出器40、44がそれぞれどの主蒸気管板34と主
給水管板35とに属するリーク検出器40、44である
かが判明する。
【0029】リーク検出がなされた主蒸気管板34と主
給水管板35とが判明すると、たとえば第M番目の主蒸
気管板34と第N番目の主給水管板35とでリーク検出
がなされたことが判明すると、第M番目の主蒸気管板3
4に接続される二重伝熱管33の組と第N番目の主給水
管板35に接続される二重伝熱管33の組とのうち同一
の組(第A(m x n) 組)が同定される。このため、リー
ク検出器40、44によりリークの検出がなされると、
容易かつ迅速にリークを起こした二重伝熱管の組が同定
でき、組に属する少数の数に限定された二重伝熱管33
のうちからリークした二重伝熱管33を同定し、止栓す
る作業に移ることができる。
【0030】なお、リーク検出器として、外管33aお
よび内管33bのリ−ク検出に用いられる圧力計等もあ
る。また図示しないが、蒸気発生器のナトリウム側出口
配管には、ヘリウムガス検出計を設置してもよく、外管
33aのリ−クを検出するとともに、組毎成分比を異な
らせたヘリウムガスに混入されたタグガスの成分を分析
して、どの組の伝熱管33がリ−クしたかを判別するこ
ともできる。図4および図5は上述した蒸気発生器に用
いられる二重伝熱管33の変形例をそれぞれ示してい
る。
【0031】図4に示すものでは、二重伝熱管133が
外管133aおよび内管133bにより二重の耐圧バウ
ンダリーを有しており、両管133a,133b間の隙
間148には不活性ガスとして熱伝導率の高いヘリウム
ガスが封入される。隙間148が上部ガスプレナム38
および下部ガスプレナム59に接続され、外管133a
の内面に4本の溝148aがリーク検出用として形成さ
れる。
【0032】また、図5に示すものでも、二重伝熱管2
33が外管233aおよび内管233bにより二重の耐
圧バウンダリーを有しており、両管間の隙間248には
不活性ガスとして熱伝導率の高いヘリウムガスが封入さ
れる。隙間248が上部ガスプレナム38および下部ガ
スプレナム59に接続される。二重伝熱管233では、
外管233aと内管233bとの間に多孔質金属層24
8bが設けられ、さらにリーク検出特性の向上が図られ
ている。図6は、本発明の第2の実施例を示している。
【0033】本実施例では、リ−ク検出器340、34
4はそれぞれ1個づつ設けられる。各リーク検出器34
0、344はそれぞれ複数の主蒸気管板34および主給
水管板35に切替器361、362を介して切換え可能
に接続されて兼用される。切換器361、362は、切
換えに応じて個々の組の二重伝熱管33の隙間58とリ
ーク検出器340、344とを上下部ガスプレナム3
8、59を介して独立に連通させる。このため、リーク
検出器340、344は、個々の組の二重伝熱管33の
リークを独立して検出することができる。他の構成は前
記実施例と同様である。本実施例によれば、切換器36
1、362を用いることにより、リ−ク検出器の数を節
減でき、コストの低減および配置上の利点が得られる。
【0034】なお、以上の各実施例では、各管板を8組
に分けた構成としたが、その組数または個数については
設計上の選択により自由に設定できるものであることは
いうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る蒸気発生器
によれば、伝熱管を外管と内管とからなる二重管構造と
し、不活性ガスが封入される内外管の隙間に連通するガ
スプレナムを形成するとともに、二重伝熱管の蒸気側と
給水側との各端部をそれぞれ接合する主蒸気管板と主給
水管板とをそれぞれ設け、各ガスプレナムにリークの有
無を検出可能なリーク検出器を接続し、主蒸気管板と主
給水管板とをそれぞれM個(M>1)とN個(N>1)
とに分割して設け、二重伝熱管を(M×N)組に分割す
るとともに、二重伝熱管の各組の隙間の一側を各主蒸気
管板のガスプレナムの1つに連通させ、二重伝熱管の各
組の隙間の他側を各主給水管板のガスプレナムの1つに
連通させたことにより、リークの発生した二重伝熱管の
組を同定し、さらにリ−クの発生した伝熱管の同定を容
易に行うことができ、リ−ク発生後のプラント運転への
復旧も迅速に行うことができる。このため、高速増殖炉
プラントの信頼性の向上とともに稼動効率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気発生器の第1の実施例を示す
全体構成図。
【図2】図1の蒸気発生器の二重伝熱管束と主蒸気管板
および主給水管板との接続関係を示す概念図。
【図3】図1の主蒸気管板部の断面図。
【図4】二重伝熱管の変形例を示す横断面図。
【図5】二重伝熱管の変形例を示す横断面図。
【図6】本発明に係る蒸気発生器の第2の実施例を示す
全体構成図。
【図7】従来の蒸気発生器を示す一部破断全体構成図。
【符号の説明】
31 本体胴 33 二重伝熱管(伝熱管) 33a 外管 33b 内管 34 主蒸気管板 35 主給水管板 38 上部ガスプレナム(ガスプレナム) 40,44 リ−ク検出器 58 隙間 59 下部ガスプレナム(ガスプレナム) M 主蒸気管板の個数 N 主給水管板の個数 A(1 x 1) 〜A(m x n) 二重伝熱管の組数

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体金属が流通する本体胴内に多数の伝
    熱管を配し、この伝熱管に供給する水を前記液体金属と
    の熱交換により加熱して蒸気発生を行わせる蒸気発生器
    において、前記伝熱管を外管と内管とからなる二重管構
    造とし、上記二重伝熱管を(M×N)組(M>1,N>
    1)に分割する一方、前記二重伝熱管の蒸気側と給水側
    との各端部をそれぞれ接合するM個の主蒸気管板とN個
    の主給水管板とをそれぞれ設け、上記主蒸気管板および
    主給水管板に不活性ガスが封入される二重伝熱管の内外
    管の隙間に連通するガスプレナムをそれぞれ形成し、前
    記二重伝熱管の(M×N)組の隙間の一側をM番目の主
    蒸気管板のガスプレナムに連通させ、前記二重伝熱管の
    (M×N)組の隙間の他側をN番目の主給水管板のガス
    プレナムに連通させたことを特徴とする蒸気発生器。
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