JP2949954B2 - 過電流保護継電器 - Google Patents

過電流保護継電器

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JP2949954B2 JP24387791A JP24387791A JP2949954B2 JP 2949954 B2 JP2949954 B2 JP 2949954B2 JP 24387791 A JP24387791 A JP 24387791A JP 24387791 A JP24387791 A JP 24387791A JP 2949954 B2 JP2949954 B2 JP 2949954B2
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敏夫 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主回路に流れる電流が
設定値以上の過電流になったときに開閉装置を開成して
主回路を保護する継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は過電流保護継電器を用いた開閉装
置の保護回路図を示す。過電流保護継電器1は制御回路
11および制御リレー12とからなり、制御回路11は
その入力端子R1, R2およびT1, T2が図示しない
主回路のR相およびT相に接続されたCTの二次コイル
にそれぞれ接続され、主回路の電流が設定値以上の過電
流になったとき警報信号11Sを制御リレー12のコイ
ル12Aに出力する。制御リレー12は常開の補助接点
12BAおよび12BBを有し、補助接点12BAは電
源4と開閉装置5のトリップコイル52Tとからなる直
列回路に接続され、接点12BBは電源3と警報用のブ
ザー2とからなる直列回路にそれぞれ接続される。制御
回路11には端子C1, COM, C2からなる動作試験
用端子13が設けられている。また、図5において、制
御リレー12の補助接点12BAあるいは12BBを電
源4と開閉装置5のトリップコイル52Tとからなる直
列回路、および電源3とブザー2とからなる直列回路か
ら切り離す切換スイッチ19が設けられている。切換ス
イッチ19によって切り離された補助接点12BAは、
切換スイッチ19を切り換えたとき過電流保護継電器1
に設けられた端子A3, A4からなる動作試験用出力端
子14に接続されるようになっている。
【0003】切換スイッチ19は動作試験時以外は常
時、図5のような状態にある。図5において、図示しな
い主回路に過電流が発生し、その電流が設定値以上にな
ると、制御回路11は制御リレー12のコイル12Aに
警報信号11Sを出力し補助接点12BAおよび12B
Bは閉じられる。補助接点12BAが閉じると開閉装置
5のトリップコイル52Tに電圧が印加され開閉装置5
の図示しない主接点が開路して主回路の過電流が遮断さ
れる。一方、補助接点12BBも同時に閉じてブザー2
に電圧が印加され警報が発せられる。
【0004】動作試験用端子13は過電流保護継電器1
が正常な動作を行うかどうかの試験用であって、R相の
試験を行う場合は端子C1, COM間に、T相の試験を
行う場合には端子C2, COM間にそれぞれ電流を流す
ことにより、図示しない主回路に流れる電流に相当した
電流を制御回路11に入力することができ、過電流保護
継電器1の動作試験が行えるようになっている。過電流
保護継電器1の動作試験を行う場合、まず切換スイッチ
19によって制御リレー12の補助接点12BAを電源
4と開閉装置5のトリップコイルからなる直列回路から
切り離し、この切り離された補助接点を動作試験用出力
端子14に接続し、補助接点12BBを電源3とブザー
2とからなる直列回路から切り離す。そして、動作試験
用入力端子13に図示しない主回路の過電流に相当する
電流を入力すると、制御回路11およびこれに接続され
た制御リレー12が、すなわち過電流保護継電器1が動
作する。しかし過電流保護継電器1が動作しても開閉装
置5および警報用ブザー2は動作することはなくなる。
また、動作試験用出力端子14の両端子A3, A4間の
導通をテスタなどで測定することで過電流保護継電器1
の動作が確認できる。
【0005】図6は、従来の過電流保護継電器の正面図
である。前面のパネル面18には動作試験用入力端子1
3および動作試験用出力端子14の他に、切換スイッチ
19と、制御回路に接続されてその動作電流を設定する
4個の動作電流設定用ダイアル15と、この過電流保護
継電器の動作開始を示す始動表示16および動作完了を
示す動作表示17とが設けられている。
【0006】図7は図6のA矢視図である。切換スイッ
チ19は前面のパネル18から外側に突出するレバー1
9Aを備え、このレバー19Aの倒れる向きを変えるこ
とによって内蔵の接点が開閉するタイプのものである。
さらに、前面のパネル18にはこのパネル18を覆う透
明カバー20が配され、動作試験時以外にダイアル15
や切換スイッチ19に不用意に触れられることを防止し
ている。透明カバー20は前面のパネル18の両側に突
設された金具18Aに手回しのボルト21を介して脱着
可能に取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は継電器の動作試験後に切換スイッ
チを開閉装置のトリップコイル側に戻すことを忘れる
と、制御リレー動作時でも開閉装置が開成されないとい
う問題があった。前述のように継電器の動作試験を行う
ときには、切換スイッチのレバーを動作試験用出力端子
側に倒す。その試験終了後には試験員は必ずそのレバー
を元の方向に倒すことになっているが、人間が操作する
ために戻し忘れという間違いが起こる可能性がある。こ
の切換スイッチのレバーを戻し忘れると主回路を過電流
から保護できないという非常に危険な状態になる。
【0008】この発明の目的は、切換スイッチのレバー
に当接する当接部を透明カバーに設けることにより、切
換スイッチの戻し忘れを完全になくすことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、主回路に接続された変流器の二
次コイルに接続され主回路に流れる電流が設定値以上の
過電流になったとき警報信号を出力する制御回路と、主
回路に接続された開閉装置のトリップコイルにその補助
接点が接続され制御回路からの警報信号により開閉装置
を開成する制御リレーと、前面のパネルに取り付けられ
制御リレーの補助接点を開閉装置のトリップコイルから
切り離す切換スイッチと、この切換スイッチを含めて前
面のパネルを覆う透明カバーとにより構成され、前記切
換スイッチが前面のパネルから外側に突出するレバーを
備え、このレバーの倒れる向きを変えることによって切
換スイッチ内蔵の接点が開閉するものにおいて、前記透
明カバーが前面のパネル側に突出する当接部を備え、切
換スイッチが開閉装置のトリップコイルを切り離す側に
あった場合に前記レバーが透明カバーの前記当接部に当
接するものとし、この構成に加えて、透明カバーの当接
部が前面のパネルに対して傾斜する斜面を備え、切換ス
イッチが開閉装置のトリップコイルを切り離す側にあっ
た場合にレバーの端部が前記斜面に当接し、透明カバー
を前面のパネル側に押圧して覆うときにレバーの端部が
前記斜面上を滑り、レバーの倒れる向きが変わることに
よって切換スイッチ内蔵の接点が切り換わるものとす
る。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、前面のパネル側に突
出する当接部を透明カバーに設け、切換スイッチのレバ
ーが開閉装置のトリップコイルを切り離す側、すなわ
ち、継電器の動作試験側に向いていたときに、レバーが
透明カバーの当接部に当接するように構成される。動作
試験後に切換スイッチを戻し忘れたまま透明カバーを前
面のパネルに取り付けようとすると、当接部がレバーに
必ず当接するので透明カバーは前面のパネルに決して取
り付かない。そこで、試験員が切換スイッチを戻し忘れ
たことに気付き、切換スイッチを必ず開閉装置のトリッ
プコイル側に戻すようになる。
【0011】さらに、透明カバーの当接部に前面のパネ
ルに対して傾斜する斜面を設ける。切換スイッチのレバ
ーが動作試験側に倒れているときにそのレバー端部が当
接部の斜面に当接するように構成する。レバーが当接部
に当接した状態で透明カバーを前面のパネル側に押圧し
て覆うと、レバーの端部はその斜面を滑るのでレバーの
倒れる向きが変わり切換スイッチの内蔵接点が切り換わ
る。そのために透明カバーを前面のパネルに取り付けた
状態では切換スイッチは必ず開閉装置のトリップコイル
側に戻っている。
【0012】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかる過電流保護継電器の前
面パネル側の平面図である。透明カバー22に当接部2
3が突設されている。その他の構成は図7の従来のそれ
と同一なので、同じ部分には同一参照符号を用いること
により詳細な説明は省略する。図1における切換スイッ
チ19のレバー19Aは開閉装置のトリップコイル側に
倒れているので、当接部23はレバー19Aに触れずに
透明カバー22が前面のパネル18に取り付けられてい
る。
【0013】図2は図1の透明カバー22を前面のパネ
ル18に取り付ける直前の状態を示す平面図である。こ
の場合の切換スイッチ19のレバー19Aは動作試験側
に倒れているので、レバー19Aの端部が当接部23に
当接し、この時点で試験員が切換スイッチ19の戻しを
忘れていることに必ず気付く。
【0014】図3はこの発明の異なる実施例にかかる過
電流保護継電器の前面パネル側の平面図である。透明カ
バー24に斜面25Aを備えた当接部25が突設されて
いる。その他の構成は図1のそれと同じである。図3に
おける切換スイッチ19のレバー19Aは開閉装置のト
リップコイル側に倒れているので、当接部25はレバー
19Aに触れずに透明カバー24が前面のパネル18に
取り付けられている。
【0015】図4は図3の透明カバー24を前面のパネ
ル18に取り付ける直前の状態を示す平面図である。こ
の場合の切換スイッチ19のレバー19Aは動作試験側
に倒れているので、当接部25の斜面25Aがレバー1
9Aの端部に当接している。この状態で透明カバー24
をB方向に押圧すると、レバー19Aは開閉装置のトリ
ップコイル側に倒れ、図3と全く同じ状態になる。した
がって、透明カバー24を前面のパネル18に取り付け
た状態では切換スイッチ19は必ず開閉装置のトリップ
コイル側に戻っている。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、透明カバーに
切換スイッチのレバーが開閉装置のトリップコイルを切
り離す側に向いていたときに、レバーが透明カバーの当
接部に当接するように構成された。そのために、動作試
験終了後に試験員が切換スイッチの戻し忘れに気付くの
で、制御リレーが動作したときに開閉装置が開成されな
いという危険な状態がなくなる。
【0017】上記の構成に加えて、透明カバーの当接部
に斜面を設け、切換スイッチが開閉装置のトリップコイ
ルを切り離す側に向いていたときに、レバー端部が斜面
に当接するように構成された。そのために透明カバーを
押圧して前面のパネルう覆うと、切換スイッチの内蔵接
点が切り換わるので、制御リレーが動作したときに開閉
装置が開成されないという危険な状態がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる過電流保護継電器の
平面図
【図2】図1の透明カバーを前面のパネルに取り付ける
直前の状態を示す平面図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる過電流保護継
電器の平面図
【図4】図3の透明カバーを前面のパネルに取り付ける
直前の状態を示す平面図
【図5】過電流保護継電器を用いた開閉装置の保護回路
【図6】従来の過電流保護継電器の正面図
【図7】図6のA矢視図
【符号の説明】
18 前面のパネル 18A 金具 19 切換スイッチ 19A レバー 22 透明カバー 24 透明カバー 21 ボルト 23 当接部 25 当接部 25A 斜面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路に接続された変流器の二次コイルに
    接続され主回路に流れる電流が設定値以上の過電流にな
    ったとき警報信号を出力する制御回路と、主回路に接続
    された開閉装置のトリップコイルにその補助接点が接続
    され制御回路からの警報信号により開閉装置を開成する
    制御リレーと、前面のパネルに取り付けられ制御リレー
    の補助接点を開閉装置のトリップコイルから切り離す切
    換スイッチと、この切換スイッチを含めて前面のパネル
    を覆う透明カバーとにより構成され、前記切換スイッチ
    が前面のパネルから外側に突出するレバーを備え、この
    レバーの倒れる向きを変えることによって切換スイッチ
    内蔵の接点が開閉するものにおいて、前記透明カバーが
    前面のパネル側に突出する当接部を備え、切換スイッチ
    が開閉装置のトリップコイルを切り離す側にあった場合
    に前記レバーが透明カバーの前記当接部に当接すること
    を特徴とする過電流保護継電器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、透明カバー
    の当接部が前面のパネルに対して傾斜する斜面を備え、
    切換スイッチが開閉装置のトリップコイルを切り離す側
    にあった場合にレバーの端部が前記斜面に当接し、透明
    カバーを前面のパネル側に押圧して覆うときにレバーの
    端部が前記斜面上を滑り、レバーの倒れる向きが変わる
    ことによって切換スイッチ内蔵の接点が切り換わること
    を特徴とする過電流保護継電器。
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