JP2949943B2 - 電子温度調節器 - Google Patents

電子温度調節器

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JP2949943B2 JP20936791A JP20936791A JP2949943B2 JP 2949943 B2 JP2949943 B2 JP 2949943B2 JP 20936791 A JP20936791 A JP 20936791A JP 20936791 A JP20936791 A JP 20936791A JP 2949943 B2 JP2949943 B2 JP 2949943B2
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敏雄 四方
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子温度調節器に関
し、さらに詳しくは、商用電源から受けるその電源周波
数に同期した誘導ノイズの影響を改善するために、温度
センサからの入力を電源周波数に同期した周期でA/D
変換して取り込む電子温度調節器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子温度調節器においては、入
力の温度センサが受ける誘導ノイズによって、その制御
性が影響を受ける場合が多かった。
【0003】例えば、図3に示されるように、成形機1
0のシリンダ11に巻き付けられたバンドヒータ12の
温度制御を電子温度調節器13で行うような場合には、
前記シリンダ11が、商用電源の影響を受けていること
が多く、図4に示されるように温度センサ14に対して
コモンモードノイズ(対地間にのるノイズ)が生じるこ
とになり、温度センサ14のプラス・マイナスの各端子
に対する電子温度調節器13の入力インピーダンスが異
なると、ノーマルモードノイズ(プラス・マイナスのラ
イン間にのるノイズ)が生じて電子温度調節器13に影
響を及ぼすことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような商用電源に
よる誘導ノイズを低減させるために、図5に示されるよ
うに、温度センサ14からの入力部に、CRフィルタを
挿入することが考えられるが、十分な効果を得るために
は、かなりの時定数が必要となり、高速化を図ることが
できないという難点がある。
【0005】このような問題点を解決するために、温度
センサ14からの入力を、商用電源周波数(50Hz/
60Hz)に同期してA/D変換する方式がある。この
方式は、例えば、図6に示されるように、誘導ノイズの
影響を受けた入力に対して、商用電源周波数に同期した
周期でA/D変換し、商用電源の1周期T内で数回(図
では△で示されるように6回)の変換を行ってその算術
平均をとることによって誘導ノイズによる影響をなくす
ものである。
【0006】しかしながら、この方式では、電源周波数
にA/D変換周期が同期していなければ、算術平均をと
ってもその値が周期的に変動してしまうことになる。
【0007】したがって、この方式では、ユーザが、使
用される商用電源の周波数に応じて電子温度調節器に設
けられているスイッチを操作してA/D変換の周期を5
0Hzあるいは60Hzに対応した周期に設定する必要
があり、煩わしく、また、設定ミスを生じる場合がある
といった難点がある。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、商用電源周波数に応じた設定を必要とせず
に、誘導ノイズの影響を改善できるようにした電子温度
調節器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0010】すなわち、本発明は、温度サンサからの入
力をA/D変換するA/D変換器を備える電子温度調節
器において、温度センサからの入力を50Hzに同期し
た周期でA/D変換したときの変換値の平均値の変動
と、前記入力を60Hzに同期した周期でA/D変換し
たときの変換値の平均値の変動とを比較することによ
り、商用電源周波数を判別する判別手段を備え、前記判
別手段で判別した商用電源周波数に同期した周期で前記
温度センサからの入力をA/D変換するようにしてい
る。
【0011】
【作用】上記構成によれば、50Hzと60Hzとに対
応する周期でA/D変換し、変換値の平均値の変動を比
較して商用電源周波数が、50Hzであるか60Hzで
あるかを判別するので、従来例のように、ユーザが電源
周波数に対応してA/D変換の周期を設定する必要がな
い。
【0012】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の電子温度調節
器のブロック図である。
【0014】この実施例の電子温度調節器1は、温度セ
ンサ2からの入力をA/D変換するA/D変換器3と、
目標温度の設定などを行う設定部4と、温度センサ2で
検知された現在温度や設定部4で設定された目標温度な
どを表示する表示部5と、現在温度が目標温度に達した
か否かを判定して対応する制御出力を出力部6に与える
とともに、各部を制御するマイクロコンピュータ7とを
備えている。
【0015】この実施例では、商用電源からの誘導ノイ
ズの影響をなくすために、温度センサ2からの入力を商
用電源周波数に同期した周期でA/D変換して取り込む
のであるが、使用される商用電源周波数が、50Hzで
あるか60Hzであるかに応じて従来のようにスイッチ
でA/D変換の周期を設定する必要をなくすために、次
のように構成している。
【0016】すなわち、この実施例では、温度センサ2
からの入力をA/D変換する際に、電源周波数に同期し
た周期でA/D変換を行わないと、変換値の平均値が変
動するという点に着目し、判別手段としての機能を有す
るマイクロコンピュータ7は、電源が投入された初期動
作時において、温度センサ2からの入力を50Hzに同
期した周期でA/D変換したときの変換値の平均値の変
動と、前記入力を60Hzに同期した周期でA/D変換
したときの変換値の平均値の変動とを比較することによ
り、商用電源周波数を判別し、以後は、この判別した商
用電源周波数に同期した周期で温度センサ2からの入力
をA/D変換するようにしている。
【0017】図2は、この判別動作のフローチャートで
ある。
【0018】電源が投入されると、ステップn1では、
50Hzに同期した周期でA/D変換を、商用電源の数
周期に亘る所定期間行い、ステップn2では、商用電源
の1周期(図6の周期T)当たりの変換値の平均値を従
来と同様に算出し、さらに、算出した平均値の変動幅
(バラツキ)Aを算出する。
【0019】次に、ステップn3では、同様に、60H
zに同期した周期でA/D変換を、商用電源の数周期に
亘る所定期間行い、ステップn4では、商用電源の1周
期T当たりの変換値の平均値を算出し、さらに、算出さ
れた平均値の変動幅Bを算出する。
【0020】そして、ステップn5では、50Hzの変
動幅Aが、60Hzの変動幅Bよりも大きいか否かを判
断し、大きいときには、ステップn6に移り、商用電源
周波数を60Hzと判別して以後60Hzに同期した周
期でA/D変換を行う。また、ステップn5において、
50Hzの変動幅Aが、60Hzの変動幅Bよりも大き
くないときには、ステップn7に移り、商用電源周波数
を50Hzと判別して以後50Hzに同期した周期でA
/D変換を行う。
【0021】このように商用電源周波数を自動的に判別
し、判別した商用電源周波数に同期した周期でA/D変
換するので、商用電源からの誘導ノイズの影響が改善さ
れるとともに、従来例のように、ユーザが使用される商
用電源の周波数に応じてスイッチを操作する必要がな
い。
【0022】なお、本発明は、入力を電源周期に対して
高速変換する場合だけでなく、低速変換する場合にも同
様に適用できるのは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、50Hz
と60Hzとに対応する周期でA/D変換し、変換値の
平均値の変動を比較して商用電源周波数が、50Hzで
あるか60Hzであるかを判別するので、従来例のよう
に、ユーザが電源周波数に対応してA/D変換の周期を
設定するためのスイッチを操作する必要がなく、したが
って、設定ミスを生じるといったこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図3】成形機の温度制御を説明するための構成図であ
る。
【図4】誘導ノイズの影響を説明するための図である。
【図5】従来例の構成図である。
【図6】誘導ノイズの影響をなくすためのA/D変換を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 電子温度調節器 2 温度センサ 3 A/D変換器 7 マイクロコンピュータ(判別手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度サンサからの入力をA/D変換するA
    /D変換器を備える電子温度調節器において、 温度センサからの入力を50Hzに同期した周期でA/
    D変換したときの変換値の平均値の変動と、前記入力を
    60Hzに同期した周期でA/D変換したときの変換値
    の平均値の変動とを比較することにより、商用電源周波
    数を判別する判別手段を備え、 前記判別手段で判別した商用電源周波数に同期した周期
    で前記温度センサからの入力をA/D変換することを特
    徴とする電子温度調節器。
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