JP2949653B2 - 硬性イメ−ジスコ−プ - Google Patents

硬性イメ−ジスコ−プ

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JP2949653B2
JP2949653B2 JP5181800A JP18180093A JP2949653B2 JP 2949653 B2 JP2949653 B2 JP 2949653B2 JP 5181800 A JP5181800 A JP 5181800A JP 18180093 A JP18180093 A JP 18180093A JP 2949653 B2 JP2949653 B2 JP 2949653B2
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祐幸 森戸
卓哉 河野
修司 鹿野
晴彦 町田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用としては体腔内
や器官内の観察に、また産業用としては反応装置内やエ
ンジン内又はその他機器内の空孔部に挿入して内部の観
察に使用する硬性イメ−ジスコ−プに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の硬性の内部観察用イメ−ジスコ−
プとしてはマイクロレンズを多数個鏡筒内に納めた、つ
なぎレンズ型が用いられていた。又柔軟性のイメ−ジス
コ−プとしては光ファイバ−を多数本コ−ヒレント配置
したイメ−ジガイドにレンズ系を取付けたものが用いら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のイメ−ジ
スコ−プは何れも高価な部品を多数使用し、高価であっ
た。又高価であるという理由により医療用の場合は再滅
菌、清浄化、又工業用の場合は洗條清浄化して再使用す
ることが不可欠で、手間がかゝると共に損傷する確率が
高かった。更にこれらは画像を得るための光学的な位置
合せ、固定を必要とし、特に硬性のイメ−ジスコ−プの
場合、被検査部へ挿入する部分が使用中に少しの曲げで
もつなぎレンズの位置ずれにより画像が不良になる欠点
があった。
【0004】そこで本発明は、簡便で安価な硬性イメ−
ジスコ−プを提供しようとするものであり、特に医療用
の分野において再滅菌作業が不要となる使い捨て型部分
を有する硬性イメ−ジスコ−プを提供しようとするもの
である。
【0005】又本発明が解決しようとする他の課題は、
少々の曲げによっても損傷しない硬性イメ−ジスコ−プ
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、請求項1記載の発明は取
付部側に光入射部を設け且つ先端に対物レンズを一体に
設けた光学的に透明な中空パイプを、接眼レンズを備え
た本体部に着脱自在に取付けたことを特徴とする硬性イ
メージスコープである。請求項2記載の発明は、取付部
側に光入射部を設け且つ先端に対物レンズを一体に設け
た光学的に透明なロッドを、接眼レンズを備えた本体部
に着脱自在に取付たことを特徴とする硬性イメージスコ
ープである。請求項3記載の発明は、取付部側に光入射
を設けると共に内部に空気よりも屈折率の高い流体を封
入し且つ先端に対物レンズを一体に設けた光学的に透明
な中空パイプを、接眼レンズを備えた本体部に着脱自在
に取付けたことを特徴とする硬性イメージスコープであ
る。
【0007】
【作用】請求項1及び請求項2記載の発明の構成による
と、光学的に透明な中空パイプ又は透明ロッドと対物レ
ンズが、画像の伝達ガイドと照明光の伝達ガイドの双方
を兼ねるため、従来の硬性イメ−ジスコ−プに用いられ
る多数のつなぎレンズや、照明光のガイドが不要にな
る。又光学的に透明な中空パイプ又は透明なロッドを樹
脂成型品で製作する場合、対物レンズを一体に成型する
ことにより大巾に部品点数が減って安価になると同時に
取扱い中の損傷の機会が減少する。光学的に透明な中空
パイプ又は透明ロッドは同時に周辺の空気より屈折率が
大きいので、それ自体が対象物に対する照明光の全反射
による伝送ガイドをかねるものである。
【0008】この光学的に透明な中空パイプ又は透明ロ
ッドによる照明光の伝送を確保するために、これらの外
部表面に低屈折率の樹脂をコ−ティングし、又他の保護
チュ−ブの中に挿入使用することも有効に行うことがで
きる。
【0009】請求項3記載の発明によると、中空の透明
パイプ内に空気より高い屈折率をもつ透明な流体、例え
ば水、塩類や糖類の水溶液エタノ−ルやグリセリンなど
の有機液体及びその溶液、シリコンオイルなどを封入す
ることにより、当液体の屈折率が高いほど対物レンズで
受像されパイプ内を通って来た画像が接眼レンズ部で大
きく拡大され、その利点は大きい。
【0010】なお、対物レンズを高次の非球面レンズと
することにより、従来数枚の球面レンズを必要としてい
た対物レンズ系が一枚ですみ、このことが透明な中空パ
イプ又は透明なロッドを樹脂成型する時に当該対物レン
ズを一体成型することを可能にし、部品点数減少による
コストダウンと使用時などの損傷のし難さをもたらす効
果は大きい。また対物レンズとミラ−又はプリズムとの
組合せにより側方向の観察を行うことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明による実施例1を示すものであ
り、1はネジ2によって本体部1Bに取付けられている
長さ380ミリメ−トルの使い捨ての透明アクリル樹脂
製の中空パイプである。先端部3は中空パイプと一体に
成型された2次非球面である抛物球面レンズをなし、視
野角76度の対物レンズを形成する。
【0012】5は光ファイバ−束で、一端は光入射端部
材6を構成し、他端はリング状の光出射端部材7を構成
し、極小型ハロゲンランプを使用した光源8の光を光入
射端部材6で受光し、その光をリング状の光出射端部材
7を介して前記透明アクリル樹脂製中空パイプ1の入射
端に設けた円錐状の光入射部4に伝達する。そして、ア
クリル樹脂製中空パイプ1中を全反射で伝達した光は、
対物レンズ3を通して観察対象物に照射される。
【0013】9は電池、10はスイッチであり,電線
(図示しない)により光源8と結線され、これらはケ−
ス11内に納められている。
【0014】12及び13は目視観察用もしくはCCD
カメラ用の接眼レンズ系であり、これにより全体倍率6
倍、内視野25ミリメ−トルを得ることができた。
【0015】15はネジ14により本体部1aに取付け
られ、かつ、ネジを回転してその中に収めた凹レンズ1
3の位置を調節することにより画像を調節できるアイピ
−スで、カメラ、CCDカメラと接続するCマウント部
品をかねている。
【0016】図2は本発明の実施例2を示すもので、実
施例1における透明な中空パイプに替えて使用するもの
である。この実施例2の場合は、中空パイプを使用せず
に光学的に透明な150ミリメ−トルのロッド1’を使
用し、その基部には実施例1と同じくネジ2を、そして
先端に凸レンズ部16を形成し、その前方に抛物球面1
7aを内面に設けたキャップ状のアクリル樹脂製の2次
非球面レンズである抛物球面レンズ17を接着18した
ものである。
【0017】図3は本発明による実施例3を示すもので
あり、実施例1における透明な中空パイプ中に塩化マグ
ネシウムの10%水溶液を屈折率1.357の高屈折率
流体19として封入した例である。
【0018】1は実施例1と同じく長さ380mmの先
端を抛物球面レンズとしたアクリル樹脂製の透明パイプ
であり、1aはこれに対しコ−ティングされた屈折率
1.42の弗化ビニリデン共重合体の皮膜を示す。こゝ
で20は透明アクリル樹脂製の流体のストッパであり、
光学的なウインドウをかねている。高屈折率の流体の温
度膨張による20への圧迫に対しては21で示されるオ
−リングシ−ル材が変形してこれに対応する。こゝで2
2はネジ22aによりオ−リングシ−ル21を介してウ
インドウ20を固定する金属製固定部材である。
【0019】このようにして製作された部品を実施例1
における透明な中空パイプ1にかえて使用した。その結
果塩化マグネシウムの10%水溶液の屈折率1.357
が空気の屈折率1.000より高いため、実施例1と同
一の接眼レンズ系を用いた場合、実施例1に比較して画
像が目に近くすなわち大きく鮮明に観察され効果がある
ことが認められた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば簡便にして安価、かつ物
理的、化学的に損傷を受けにくい硬性のイメ−ジスコ−
プを製造することができ、しかも汚染される中空パイプ
1又はロッド1’と先端の対物レンズは着脱自在である
ので、使い捨て品として扱うことができるため、特に医
療用の分野においては再減菌作業を不要なものとするこ
とができるので、その実用的利点は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図である。
【図2】本発明の実施例2の断面図である。
【図3】本発明の実施例3の断面図である。
【符号の説明】
1 中空パイプ 1B 本体部 1’ ロッド 2 ネジ 3 先端部 3a 抛物球面 4 光入射部 5 光ファイバ−束 6 光入射端部材 7 光出射端部材 8 光源 9 電池 10 スイッチ 11 ケ−ス 12 接眼レンズ 13 凹レンズ 14 ネジ 15 アイピ−ス 16 凸レンズ部 17 抛物球面レンズ 18 対物レンズとロッドの接着部 19 光屈折率流体 20 ストッパ 21 オ−リングシ−ル材 22 固定部材 22a ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−13515(JP,U) 実開 昭59−41310(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部側に光入射部を設け且つ先端に対
    物レンズを一体に設けた光学的に透明な中空パイプを、
    接眼レンズを備えた本体部に着脱自在に取付けたことを
    特徴とする硬性イメ−ジスコ−プ。
  2. 【請求項2】 取付部側に光入射部を設け且つ先端に対
    物レンズを一体に設けた光学的に透明なロッドを、接眼
    レンズを備えた本体部に着脱自在に取付たことを特徴と
    する硬性イメ−ジスコ−プ。
  3. 【請求項3】 取付部側に光入射部を設けると共に内部
    に空気よりも屈折率の高い流体を封入し且つ先端に対物
    レンズを一体に設けた光学的に透明な中空パイプを、接
    眼レンズを備えた本体部に着脱自在に取付けたことを特
    徴とする硬性イメージスコープ。
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