JP2949454B2 - 安定なビタミン製剤 - Google Patents
安定なビタミン製剤Info
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Description
分野において用いられる、トコフェロールのコハク酸エ
ステルまたはその塩とビタミンB1類またはその塩ある
いはアスコルビン酸またはその塩とを含み、その少なく
とも一方が被覆剤で被覆された安定なビタミン製剤に関
するものである。
いて、2種以上のビタミンを配合することがよくある
が、ビタミンは一般に安定な成分と考えられ、これまで
それらの配合において例えば安定性で問題となることは
なかった。例えば、「医薬品研究〔IYAKUHIN
KENKYU〕16(3)、506〜514(1985)」には、α−トコ
フェロール、酢酸α−トコフェロールおよびコハク酸α
−トコフェロール等のビタミンE類またはそのエステル
が40℃で5カ月間安定であるとの報告がある。一方、
塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸フルスルチアミンや
フルスルチアミン等のビタミンB1類またはその塩やア
スコルビン酸またはその塩が不安定であるとの報告も見
当たらない。さらに、「医薬品製造指針(’91、薬業
時報社、579〜596頁)」には種々のビタミン主薬
製剤に関する記述があり、その中でビタミンE主薬製剤
にビタミンB1が配合可能であることおよびビタミンB1
主薬製剤にビタミンEが配合可能であること、ビタミン
EC主薬製剤にビタミンEとアスコルビン酸類を必須成
分として配合することが記載されているが、配合された
製剤の安定性等の問題点に関しては全く記載されていな
い。すなわち、ビタミンE類とビタミンB1類またはア
スコルビン酸類の配合に何らの問題点ないし不都合な点
も見いだされていなかった。
明者らはビタミンE類の一種であるトコフェロールのコ
ハク酸エステルまたはその塩(以下 ”コハク酸トコフ
ェロール ”と略称する)とビタミンB1類またはその塩
(以下 ”ビタミンB1”と略称する)あるいはアスコル
ビン酸またはその塩(以下“ビタミンC”と略称する)
とを配合したビタミン製剤を製造してみたところ、保存
時のビタミン類の安定性が悪く製剤として満足できるも
のではないという、従来の常識に反する驚くべき新知見
を得た。従って、コハク酸トコフェロールとビタミンB
1または(および)ビタミンCとを含み、しかも簡便で
商品化に必要な効果と安定性を有するビタミン製剤の開
発が求められていた。
トコフェロールとビタミンB1またはビタミンCとを含
むビタミン製剤の製造について種々の検討および研究を
行った結果、両化合物のうちの少なくとも一方を、コハ
ク酸トコフェロールとビタミンB1とビタミンCとを含
む場合はそれらの少なくとも2つを被覆剤で被覆する
と、予想外にも長期間ビタミン類が安定に保持され、か
つ投与後速やかに崩壊し、ビタミン類の吸収とその効果
の発現が速く、商品として望ましい特性を有する新規ビ
タミン製剤が得られることを見出し、これらに基づいて
本発明を完成させた。すなわち、本発明は (1)トコフェロールのコハク酸エステルまたはその塩
とビタミンB1類またはその塩あるいはアスコルビン酸
またはその塩とを含み、その少なくとも一方が被覆剤で
被覆された安定なビタミン製剤、(2)トコフェロール
のコハク酸エステルまたはその塩とビタミンB1類また
はその塩とを含み、その少なくとも一方が被覆剤で被覆
された前記(1)記載のビタミン製剤、(3)トコフェ
ロールのコハク酸エステルまたはその塩と活性型ビタミ
ンB1誘導体またはその塩とを含み、その少なくとも一
方が被覆剤で被覆された前記(2)記載のビタミン製
剤、(4)トコフェロールのコハク酸エステルまたはそ
の塩とアスコルビン酸またはその塩とを含み、その少な
くとも一方が被覆剤で被覆された前記(1)記載のビタ
ミン製剤、(5)トコフェロールのコハク酸エステルま
たはその塩とビタミンB1類またはその塩とアスコルビ
ン酸またはその塩とを含み、それらのうち少なくとも2
つが被覆剤で被覆された前記(1)記載のビタミン製
剤、(6)トコフェロールのコハク酸エステルの塩がア
ルカリ土類金属塩である前記(1)または(3)記載の
ビタミン製剤、(7)活性型ビタミンB1誘導体の塩が
塩酸、硝酸またはリン酸塩である前記(3)記載のビタ
ミン製剤、(8)活性型ビタミンB1誘導体がS−S結
合を有するビタミンB1誘導体である前記(3)記載の
ビタミン製剤、に関する。
酸エステルのトコフェロールとしては、例えばα−トコ
フェロール等が用いられる。この様なトコフェロールの
コハク酸エステルの塩としては、例えばカルシウム、バ
リウム等のアルカリ土類金属との塩が用いられる。コハ
ク酸トコフェロールの具体例としては、例えばコハク酸
トコフェロールカルシウム(例えば日本薬局方収載品
等、以下 ”VECaSu ”と略称する)、コハク酸d
−α−トコフェロールカルシウム(以下 ”VECaS
ud ”と略称する)、コハク酸dl−α−トコフェロ
ールまたはコハク酸d−α−トコフェロール等が、好ま
しくはVECaSuなどが用いられる。この様なコハク
酸トコフェロールは、例えば米国特許番号 24077
26、特公昭41−1618、特公昭42−1782
2、特公昭43−29005、特公昭49−3205
5、特公昭60−4185等に記載されている公知の技
術で製造することができる。また、特開昭61−606
19に記載されている様なコハク酸トコフェロールの分
散性粉末を本発明の原料として用いることも可能であ
る。本発明で使用するビタミンB1類またはその塩とし
ては、塩酸チアミン、硝酸チアミン等のチアミンの無機
酸塩もしくは活性型ビタミンB1誘導体またはその塩等
が用いられる。
ばプロスルチアミン、フルス ルチアミン、シコチアミ
ン、オクトチアミン、チアミンジスルフィド、ビスベン
チアミン、ビスブチチアミン、ビスイブチアミン、ベン
フォチアミン、コカルボキシラーゼ等が用いられる。こ
の様な活性型ビタミンB1誘導体の塩としては、例えば
塩酸、リン酸等の無機酸との塩等が用いられる。活性型
B1の具体例とし ては、例えば塩酸フルスルチアミン
(例えば日本薬局方外成分規格収載品等、以下 ”TT
FD−HCl ”と略称する)、塩酸シコチアミン、リ
ン酸チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エス
テル塩、塩酸ジセチアミン、等が、好ましくは例えばS
−S(ジスルフィド)結合を有する例えばプロスルチア
ミン、フルスルチアミン、塩酸フルスルチアミン、オク
トチアミン、チアミンジスルフィド、リン酸チアミンジ
スルフィド、ビスベンチアミン、ビスブチチアミン、ビ
スイブチアミン等が用いられる。さらに、アスコルビン
酸またはその塩としては、例えばアスコルビン酸、アス
コルビン酸カルシウム、アスコルビン酸ナトリウム等の
アスコルビン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属
塩等が用いられる。
トコフェロールに対するビタミンB1の配合割合は、コ
ハク酸トコフェロール1重量部に対して約0.001〜
100重量部、好ましくは0.003〜50重量部であ
る。また、ビタミンCの配合割合は、コハク酸トコフェ
ロール1重量部に対して約0.001〜1000重量
部、好ましくは0.01〜500重量部である。本発明
のビタミン製剤に含有させるコハク酸トコフェロールの
割合は0.1〜80重量%、好ましくは0.4〜50重
量%である。また、ビタミン製剤中のビタミンB1の含
有割合は、0.01〜85重量%、好ましくは0.04
〜50重量%である。また、ビタミン製剤中のビタミン
Cの含有割合は、0.1〜95重量%、好ましくは1〜
75重量%である。本発明のビタミン製剤において、例
えば一製剤中に含有されるコハク酸トコフェロールの量
は、1〜300mgの範囲であり、好ましくは例えば2
〜100mgの範囲である。また、ビタミンB1の量
は、0.1〜150mgの範 囲であり、好ましくは例
えば1〜100mg、より好ましくは例えば1〜50mg
の範囲である。ビタミンCの一製剤中の含有量は、1〜
3000mgの範囲であり、好ましくは例えば10〜20
00mgの範囲である。
とビタミンB1または(および)ビタミンCとを含むビ
タミン製剤を安定化できるものが用いられ、この様な被
覆剤としては例えば、ヒドロキシプロピルセルロース
(以下 ”HPC ”と略称する)、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース(以下 ”TC5 ”と略称する)また
はメチルセルロース等の水溶性セルロース、ポリビニル
アセタールジエチルアミノアセテートのような酸性領域
でのみ可溶な被覆剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
アセテートサクシネートまたはアクリル系コーポリマー
等の腸溶性基剤、エチルセルロースのような水不溶性の
基剤、さらにはゼラチン、セラック、アルギン酸ナトリ
ウム、ワックス類、脂肪酸(例えばステアリン酸または
パルミチン酸等)とその塩(例えばナトリウムまたはカ
リウム等との塩)、脂肪アルコール(例えばステアリン
アルコールまたはセチルアルコール等)、脂肪酸グリセ
リンエステルとその硬化油等の脂質(例えば硬化綿実
油、硬化ヒマシ油または硬化大豆油等)や、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル(例えばステアリン酸ペンタ(テト
ラ)グリセライド、ステアリン酸モノ(テトラ)グリセ
ライドまたはベヘン酸ヘキサ(テトラ)グリセライド
等)、デンプン類(例えばトウモロコシデンプン、バレ
イショデンプン、コメデンプン等)を加熱固化した糊液
等が用いられる。これらは単独で用いても、2種以上を
適宜組み合わせたり、1層または多層の被覆剤として用
いてもよい。
(例えば、ポリエチレングリコール、硬化ヒマシ油
等)、増量剤(例えば、乳糖、グラニウ糖等の糖類、デ
ンプン類等)、着色剤(例えば、タール色素、カラメ
ル、ベンガラ、酸化チタン、リボフラビン等)、矯味剤
(例えば、甘味剤、香料等)等を適宜添加してもよい。
被覆されるコハク酸トコフェロール、ビタミンB1また
はビタミンCの形状(例えば、粉末状か粒状か)や薬物
の溶出性のコントロール等のために異なってくるが、コ
ハク酸トコフェロール、ビタミンB1またはビタミンC
に対して被覆剤の使用量が0.1重量%未満であれば、
被覆効果に バラツキを生じたり、素錠を製造するとき
の打錠圧により被覆剤が 破壊されその効果を失う場合
があり、300重量%を越える場合、その製造コストが
高くなり商品としての価値がなくなるため、被覆剤の使
用量は、コハク酸トコフェロール、ビタミンB1または
ビタミンCの0.1〜300重量%、好まし くは0.
5〜50重量%である。
の製造において用いられる成分であって、コハク酸トコ
フェロール、ビタミンB1およびビタミンCを除く成分
を本発明の製剤の製造時に添加してもよい。この様な成
分としては、例えばビタミンB2、ビタミンB6、ビタミ
ンD、ビタミンB12等のビタミン類、さらにこれらビタ
ミン類を含有する組成物等が用いられる。具体的には、
例えば医薬品製造指針(’91、薬業時報社、579〜
596頁)等に記載されている例えは酢酸レチノール、
パルミチン酸レチノール、ビタミンA油、肝油、強肝
油、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、
酢酸d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェ
ロール、d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェ
ロール、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、
リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リ
ボフラビン、塩酸ピリドキシン(以下 ” VB6 ”と
略称する)、リン酸ピリドキサール、塩酸ヒドロキソコ
バラミン、 酢酸ヒドロキソコバラミン(以下 ”VB1
2OH”と略称する)、シアノコバ ラミン、ヒドロキ
ソコバラミン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パンテ
ノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリ
ウム、ビオチン、アスパラギン酸カリウム・マグネシウ
ム等量混合物、イノシトールヘキサニコチネート、ウル
ソデスオキシコール酸、L−塩酸システイン、L−シス
テイン、オロチン酸、ガンマーオリザノール(以下 ”
オリザノール ”と略称する)、グリセロリン酸カルシ
ウム、グルコン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳
酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素
カルシウム、グルクロノラクトン、グルクロン酸アミ
ド、コンドロイチン硫酸ナトリウム、加工大蒜、ニンジ
ン、ヨクイニン等の他、例えばビタミン含有保健薬等に
用いられているカフェイン、無水カフェイン、塩化カル
ニチン、葉酸等のビタミン、ミネラル群(例えばマグネ
シウム、カルシウム、鉄、等)、生薬類(例えばロクジ
ョウ末、ニンジンエキス、ゴオウ等)、制酸剤(例え
ば、ケイ酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、沈降
炭酸カルシウム等)等の成分を本発明の製剤は含んでい
てもよい。これらの成分は1種または2種以上を、本発
明に支障のない範囲で適量あるいは適当な配合割合で適
宜添加することが可能である。
中に、例えばVB6を0.1〜80重量%、好ましくは
0.2〜50重量%含有させて製剤とすることもでき
る。同様に本発明のビタミン製剤中に、例えばビタミン
B12を0.00001〜20重量%、好ましくは0.0
001〜10重量%、オリザノールを0.1〜30重量
%、好ましくは0.2〜20重量%含有させて製剤とす
ることもできる。
の効果を損なわない程度の量で、製剤一般に使われてい
る添加剤、例えば賦形剤(例えば、乳糖、デンプン類、
結晶セルロース、タルク、グラニウ糖、多孔性物質
等)、結合剤(例えば、アルファー化デンプン、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、プルラン等)、崩壊剤〔例えば、
カルボキシメチルセルロースカルシウム(以下 ”EC
G ”と略称する)、クロスカルメロースナトリウム、
クロスポビドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス(以下 ”L−HPC ”と略称する)、部分アルファ
ー化デンプン等〕、滑沢剤〔例えば、ステアリン酸マグ
ネシウム(以下”ステマグ ”と略称する)、ステアリ
ン酸カルシウム等〕、着色剤(例えば、タール色素、カ
ラメル、ベンガラ、酸化チタン、リボフラビン類等)、
矯味剤(例えば、甘味剤、香料等)を製剤中に自由に配
合してもよい。
ク酸トコフェロールとビタミンB1またはビタミンCの
少なくとも一方を、コハク酸トコフェロールとビタミン
B1とビタミンCとを含む場合はそれらの少なくとも2
つを被覆して製剤化すること等で行うことができる。こ
こにおいて、コハク酸トコフェロール,ビタミンB1ま
たは(および)ビタミンCを被覆するための方法として
は、コハク酸トコフェロール、ビタミンB1または(お
よび)ビタミンCを確実に被覆剤で被覆できる方法なら
ばどのような方法でもよく、具体的には、例えば転動造
粒機、撹拌造粒機、流動造粒機、遠心転動造粒機、遠心
転動流動造粒機等の一般的な製剤機器を用いてコハク酸
トコフェロール、ビタミンB1または(および)ビタミ
ンCに被覆剤を添加、混合して被覆を行ってもよい。被
覆剤の添加方法としては、被覆剤を適当な溶媒(例え
ば、蒸留水、エタノール、アセトン−エタノール(重量
比1:0.1〜0.7)等が用いられる)に溶解または
分散し、被覆物に一括で添加する方法や、被覆物に噴霧
するスプレー方式等が用いられる。また、コハク酸トコ
フェロール、ビタミンB1または(および)ビタミンC
と所望により他の成分または(および)添加剤とともに
被覆剤を添加し、製剤機器を用いて上記と同様な適当な
溶媒を添加、混合することによって、被覆剤を湿潤また
は溶解させてコハク酸トコフェロール、ビタミンB1ま
たは(および)ビタミンCを被覆してもよい。さらに被
覆前にコハク酸トコフェロール、ビタミンB1または
(および)ビタミンCを核としておいてもよい。さらに
被覆剤の添加方法としては、機械的な衝撃によるオーダ
ードミクスチャー等の方法等を用いてもよい。この場合
にはボールミルタイプ、ハンマーミルタイプ、転動圧密
タイプの機器を用い、乾式で被覆が可能である。
ル、ビタミンB1または(および)ビタミンCのみを被
覆してもよいが、所望により種々の適当な段階で前記し
た様な他の成分または(および)添加剤等を加えて被覆
してもよく、また被覆後の適当な段階で他の成分または
(および)添加剤を所望により加えてもよい。例えば、
(1) コハク酸トコフェロールにオリザノール、他の成分
および添加剤を加えて乾燥状態または湿潤状態で混合し
たのち、さらに他の成分を加えて造粒時あるいは造粒後
に被覆し、ついで活性型B1と混合したり、(2) ビタミ
ンB1をVB6とともに、さらに所望の他の成分または
(および)添加剤を加えて乾燥状態または湿潤状態で混
合したのち、所望の他の成分とともに造粒時あるいは造
粒後に被覆し、ついでコハク酸トコフェロールを混合し
てビタミン製剤を製造する。また、造粒したコハク酸ト
コフェロールとビタミンB1の一方または両方をそれぞ
れ前記した方法で被覆剤で被覆した後に混合してビタミ
ン製剤を製造してもよい。さらには、コハク酸トコフェ
ロールとVB6とをどちらも被覆せずに混合した場合、
安定性が損なわれることもあるためコハク酸トコフェロ
ールとVB6との一方もしくは両方を被覆した後に混合
するとさらに安定性の良いビタミン製剤を得ることがで
きる。
成分または(および)添加剤を加えて、常法に従って例
えば散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤、カプセル剤または固形
製剤とする。これらの剤は、白糖または適当なコーティ
ング剤で剤皮を施すこともできる。さらには、本発明の
製剤を用いて常法により有核錠、積層錠としたり、本発
明の製剤を糖衣層の成分中に添加して製剤化してもよ
い。この様にして得られる本発明の製剤は、そのままで
製品として用いることもできるが、またコハク酸トコフ
ェロールとビタミンB1または(および)ビタミンCを
含有する種々の医薬品、医薬部外品、食品等の製造時に
適宜適量添加することができる。
トコフェロールとビタミンB1または(および)ビタミ
ンC含有のビタミン製剤と同様に、ビタミンEとビタミ
ンB1または(および)ビタミンCとしての効果を発揮
し、ヒトやその他の動物(例えば哺乳類、鳥類、爬虫類
等)に対して医薬品、医薬部外品または食品として安全
に使用できる。例えばヒトの末梢血行障害(例えば肩ま
たは首筋のこり、手足のしびれ、冷え、しもやけ等)、
更年期障害(例えば肩または首筋のこり、手足のしび
れ、冷え、のぼせ等)、月経不順、神経痛、筋肉痛、関
節痛、腰痛、肩こり、便秘、眼精疲労、肉体疲労時、病
中や病後の体力低下時、妊娠および授乳時、壊血病、メ
ルレル・バロー病、毛細管出血等の予防、治療、栄養補
給にコハク酸トコフェロールを0.1〜300mg、好
ましくは1〜300mgおよびビタミンB1を0.1〜
150mg、好ましくは1〜100mg、より好ましく
は1〜50mgおよび(または)ビタミンCを1〜300
0mg、好ましくは10〜2000mgを含む本発明のビタ
ミン製剤を1日に1回ないし3回にわけて経口投与す
る。
発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。 実施例1 VECaSuの10gに、エチルセルロースを10重量
%含有するエタノール溶液(粘度:10cpのグレー
ド)を2g添加し、十分に混和したものを40℃で10
時間真空乾燥した。乾燥したものを粗砕後、32メッシ
ュ(500μmの目開き)の篩で篩過を行い被覆末(E
1 群)を得た。一方、TTFD−HClの11gに、T
C5を10重量%含有する水溶液(粘度:5cpのグレ
ード)を1g添加し、以下E1 群と同様な方法で被覆末
(T1群)を得た。得られたE1 群とT1 群の各々2g
を混合して4gの混合被覆末を得た。
ケイ酸を10g、結晶セルロースを200g、流動造粒
機(パウレック社製:FD−3S)に入れ、給気温度7
0℃で粉末を流動させながら、HPCが22g被覆する
量まで5重量%のHPC水溶液を液速が7gの条件でス
プレーして被覆した。スプレー終了後、そのまま流動乾
燥し600gの被覆粒(E2 群)を得た。一方、TTF
D−HClを364g、VB6を333g、結晶セルロ
ースを193g、コーンスターチを80g、E2 群と同
様な方法で、968gの被覆粒(T2 群)を得た(な
お、HPCは30g被覆)。得られたE2 群(350
g)とT2 群(500g)を、結晶セルロース(155
g)、L−HPC(90g)およびステマグ(5g)と
ともに、タンブル型混合機(昭和化学機械製:TM−1
5)で1分間(30rpm)混合し、ロータリー打錠機
(菊水製作所製:コレクト19K、杵;8.5mmφ)
を用いて1錠当り220mg、厚み4.7mmのレンズ
形の素錠を約4800錠得た。
ールを50g、結晶セルロース192g、HPCを40
g、高速撹拌型造粒機(パウレック社製:バーチカルグ
ラニュレータ、FM−G25)で撹拌しながら、蒸留水
を400g一括投入し造粒した。得られた粒を40℃で
10時間真空乾燥し、乾燥物を整粒機(昭和化学機械
製:パワーミル、P−3S、1.5mmφパンチングス
クリーン)で粉砕し被覆粒(E3 群)を1260g得
た。一方、TTFD−HClを546g、結晶セルロー
スを125.2g、HPCを21gとり、高速撹拌型造
粒機(前述)で撹拌しながら、あらかじめVB12OH
を7.8g溶解しておいた蒸留水200gを一括投入
し、以下E3 群と同様に製造し、被覆粒(T3 群)を6
60g得た。得られたE3 群を1040g、T3 群を5
60g、結晶セルロースを269.6g、L−HPCを
160gおよびステマグを10.4g、実施例2と同じ
製造法(杵;9.0mmφ使用)で1錠当り250m
g、厚み4.8mmのレンズ形の素錠を約7500錠得
た。得られた素錠を600gとり、小形糖衣機(菊水製
作所製:NO−16−D)を用いて糖衣ドラムの回転数
を約40rpm、送風温度約60℃で糖衣液(45%(w
/w)グラニウ糖、25.6%(w/w)タルク、1.5%(w/
w)アラビアゴムを含有する水溶液)を被覆した。同条件
でさらに67%グラニウ糖水溶液を被覆した後、ワック
スでつやだしを行い、1錠当り480mgの糖衣錠を約
2400錠得た。
を282g、高速撹拌型造粒機(前述)にいれ5分間混
合し、混合末(E4 群)を得た。一方、TTFD−HC
lを546g、乳糖を291g、結晶セルロースを10
0g、コーンスターチを100gおよびECGを120
g、高速撹拌形造粒機に入れ、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマー(プルロニックF6
8)36gを溶解した蒸留水400gを一括投入し練合
した。練合物は砂粒機(菊水製作所製:RG−C12
5、1mmφパンチングスクリーン)で押し出し造粒
後、マルメライザー(不二パウダル社製:QJ−23
0)で球形顆粒とした。球形顆粒は40℃で10時間真
空乾燥し、1040gの顆粒(T4 群)を得た。T4 群
を600g、流動造粒機に入れ、給気温度を60℃に保
持しながら予め調製しておいた下記の被覆液をスプレー
によりコーティングした。被覆終了後、そのまま流動乾
燥を行い、680gのT4 群被覆顆粒を得た。得られた
E4 群を26g、T4 群被覆顆粒を28g、乳糖を1.
5gおよびステマグを0.5g混合後、280mgづつ
2号サイズのゼラチンカプセルに充填し、ゼラチンカプ
セル約200個を得た。 <被覆液> TC5 75g β−シクロデキストリン 15g 酸化チタン 10g 蒸留水 900g
を行い、更に、100メッシュ(145μmの目開き)
で微粒を除去し89gの被覆細粒剤(E5 群)を得た。
一方、TTFD−HClを55g、乳糖を30gおよび
アルファー化デンプンを5gとり、蒸留水を約5g用い
て練合し、練合物を32メッシュで篩過後40℃10時
間真空乾燥した。乾燥物を粗砕し、100メッシュの篩
で微粉を除去し88gの細粒剤(T5 群)を得た。E5
群を65gとT5 群を45g混合し、110gの調剤用
細粒剤を得た。
ザノールを115g、無水ケイ酸を230g、結晶セル
ロース285g、HPCを140gとり、高速撹拌型造
粒機(パウレック社製:バーチカルグラニュレータ、F
M−G25)で撹拌しながら、蒸留水を550g一括投
入し造粒及びHPCによる被覆を行った。得られた粒を
整粒機(昭和化学機械製:パワーミル、P−3S、10
mmφパンチングスクリーン)で解砕後、流動乾燥機(パ
ウレック社製:FD−5S)で給気温度60℃で流動乾
燥した。乾燥物を整粒機(昭和化学機械製:パワーミ
ル、P−3S、1.5mmφパンチングスクリーン)で粉
砕し被覆粒(E6 群)を3100g得た。一方、TTF
D−HClを2630g、結晶セルロースを524g、
HPCを100gとり、高速撹拌型造粒機(前述)で撹
拌しながら、あらかじめVB120Hを46g溶解して
おいた蒸留水1500gを一括投入し、以後E群被覆粒
と同様に製造し、被覆粒(T6 群)を3250g得た。
得られたE群被覆粒を1410g、T群被覆粒を750
g、結晶セルロースを392g、L−HPCを210g
及びステマグを13gとり、実施例2と同じ製造法
(杵;8.1mmφ使用)で1錠185mg、厚み4.3mm
のレンズ形の素錠を約12500錠得た。得られた素錠
を10000錠とり、実施例3と同じ製造法で1錠当り
370mgの糖衣錠を約9900錠得た。
合した後、蒸留水を1g添加し練合した。練合物を40
℃で5時間真空乾燥し、粗砕後、32メッシュの篩で篩
過を行い被覆粒(E7 群)を得た。被覆粒(E7 群)を
各1.2gごとガラス瓶4本に小分けし、コカルボキシ
ラーゼを1g、硝酸チアミンジスルフィドを1g、オク
トチアミンを1g、塩酸チアミンを1gそれぞれ瓶に入
れ密栓後混合し、VECaSuとコカルボキシラーゼ、
VECaSuと硝酸チアミンジスルフィド、VECaS
uとオクトチアミンおよびVECaSuと塩酸チアミン
から成る4種の混合末を得た。
で被覆した被覆粒〔アスコルビン酸970gを流動造粒
機(パウレック社製:FD−3S)に入れ、60℃の熱
風により流動させながら30gのデンプンを5重量%の
濃度で水に分散、加熱して得た糊液をスプレーして被覆
した後、乾燥して得たもの。以後C−97と略称する〕
を5.15gとりガラス瓶にいれ密栓後混合して粉末を
得た。
VB6を570g、無水カフェインを1100g、塩化
カルニチンを1130g、結晶セルロースを580g、
HPCを200gとり、精製水360gとともに実施例
2に準じて4050gの被覆粒(E8 群)を得た。被覆
粒(E8 群)を2745g、理研ドライA−B50P
(パルミチン酸レチノール30mg/g含有)を670
g、C−97を810g、結晶セルロースを1365
g、L−HPCを500g、無水ケイ酸を30g、ステ
アリン酸マグネシウムを30gとり、実施例3に準じた
1錠当り205mg、厚み4.2mmのレンズ形の素錠を約
2800錠得た。
後、エチルセルロースをを10重量%含有するエタノー
ル溶液(粘度:10cpのグレード)を4g添加し、十
分に混和したものを40℃で10時間真空乾燥した。乾
燥したものを粗砕後、32メッシュ(500μmの目開
き)の篩で篩過を行い粉末(ET1 群)を得た。
g、VB6を500g、オリザノールを50g、結晶セ
ルロース317.2g、HPCを61g、高速撹拌型造
粒機(パウレック社製:バーチカルグラニュレータ、F
M−G25)で撹拌しながら、予めVB12OHを7.
8g溶解しておいた蒸留水を500g一括投入し造粒を
行った。得られた粒を40℃で10時間真空乾燥し、乾
燥物を整粒機(昭和化学機械製:パワーミル、P−3
S、1.5mmφパンチングスクリーン)で粉砕し被覆
粒(ET2 群)を1960g得た。得られたET2 群を
1600g、結晶セルロースを269.6g、L−HP
Cを160gおよびステマグを10.4gとり、実施例
2と同じ製造法(杵;9.0mmφ使用)で1錠当り2
55mg、厚み4.8mmのレンズ形の素錠を約750
0錠得た。得られた素錠を600gとり、小形糖衣機
(菊水製作所製:NO−16−D)を用いて実施例3と
同様に操作し、1錠当り480mgの糖衣錠を2400
錠得た。
2g、ガラス瓶4本にとり、コカルボキシラーゼを1
g、硝酸チアミンジスルフィドを1g、オクトチアミン
を1g、塩酸チアミンを1gそれぞれ瓶に入れ密栓後混
合後、乳鉢で蒸留水を0.2g添加し練合した。練合物
を40℃で5時間真空乾燥し、粗砕後、32メッシュの
篩で篩過を行い粉末を得た。
瓶にいれ密栓後混合して混合末を得た。
し、実施例9に準じ練合物を5200g得た。練合物を
3533g、理研ドライA−B50P(パルミチン酸レ
チノール30mg/g含有)を670g、結晶セルロース
を1387g、L−HPCを500g、無水ケイ酸を3
0g、ステアリン酸マグネシウムを30gとり、実施例
3に準じて1錠当り205mg、厚み4.2mmのレンズ形
の素錠を約2800錠得た。
た製剤を60℃の条件で2週間保存後、VECaSuと
TTFD−HClの含量を高速液体クロマトグラフで定
量した。保存前の含量に対する残存率を下式で求め、結
果を〔表1〕に示す。 残存率(%)=60℃保存後の含量×100/保存前の
含量
aSuおよびTTFD−HClの含量低下がほとんどな
いのに比べ、対照群では含量が著しく低下していること
がわかる。このことから本発明の製剤は、VECaSu
およびTTFD−HClを極めて安定に保持できるとい
う商品化のための優れた性質を有していることが分る。
液100gを入れたデシケーター中で25℃で5日間保
存した後、60℃の条件でさらに2週間保存し、VEC
aSuの含量を実験例1と同様にして定量した。保存前
の含量に対する残存率を下式で求めた。結果を〔表2〕
に示す。 残存率(%)=25℃保存後の含量×100/保存前の
含量
B1および塩酸チアミンとの配合によるVECaSuの
含量低下がほとんどないのに比べ、参考例では含量が著
しく低下していることがわかる。このことから本発明の
製剤は、ビタミンB1類またはその塩とVECaSuと
を極めて安定に保持できるという商品化のための優れた
性質を有していることが分る。
製剤を60℃で2週間保存後、VECaSuおよびVE
CaSudの含量を実験例1と同様にして定量した。保
存前の含量に対する残存率を下式で求めた。結果を〔表
3〕に示す。 残存率(%)=60℃保存後の含量×100/保存前の
含量
ルビン酸との配合によるVECaSuおよびVECaS
udの含量低下がほとんどないのに比べ、対照群では含
量が著しく低下していることがわかる。このことから本
発明の製剤は、アスコルビン酸とVECaSuおよびV
ECaSudとを極めて安定に保持できるという商品化
のための優れた性質を有していることが分る。
方に基づく崩壊試験(ただし、補助盤は省略した)に付
し、各製剤の平均の崩壊時間を求めた。結果を〔表4〕
に示す。
剤に比べ、崩壊速度が著しく速いことがわかる。このこ
とから本発明の製剤は、主薬の吸収が速やかで、効果の
発現が速いという商品化のための優れた性質を有してい
ることが分る。
タミンB1類またはアスコルビン酸の品質上の経時変化
が極めて少ない安定なビタミン製剤を提供する。
Claims (6)
- 【請求項1】トコフェロールのコハク酸エステルまたは
その塩とビタミンB1類またはその塩とを含み、その少
なくとも一方が被覆剤で被覆された安定なビタミン製
剤。 - 【請求項2】トコフェロールのコハク酸エステルまたは
その塩と活性型ビタミンB1誘導体またはその塩とを含
み、その少なくとも一方が被覆剤で被覆された請求項1
記載のビタミン製剤。 - 【請求項3】トコフェロールのコハク酸エステルまたは
その塩とビタミンB1類またはその塩とを含み、両方が
被覆剤で被覆された請求項1記載のビタミン製剤。 - 【請求項4】トコフェロールのコハク酸エステルの塩が
アルカリ土類金属塩である請求項1または2記載のビタ
ミン製剤。 - 【請求項5】活性型ビタミンB1誘導体の塩が塩酸、硝
酸またはリン酸塩である請求項2記載のビタミン製剤。 - 【請求項6】活性型ビタミンB1誘導体がS−S結合を
有するビタミンB1誘導体である請求項2記載のビタミ
ン製剤。
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-
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津田恭介編集代表「医薬品開発基礎講座IX,No.17 製剤設計法(2)」(1971)地人書館,p.380−382 |
津田恭介編集代表「医薬品開発基礎講座IX,No.17 製剤設計法(2)」(1971)地人書館,p.402−403 |
津田恭介編集代表「医薬品開発基礎講座IX,No.18 製剤工学」(1971)地人書館,p.246 |
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