JP2947442B2 - 交流電源ユニットの並列運転用接続ユニット - Google Patents

交流電源ユニットの並列運転用接続ユニット

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JP2947442B2
JP2947442B2 JP5228124A JP22812493A JP2947442B2 JP 2947442 B2 JP2947442 B2 JP 2947442B2 JP 5228124 A JP5228124 A JP 5228124A JP 22812493 A JP22812493 A JP 22812493A JP 2947442 B2 JP2947442 B2 JP 2947442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の交流電源ユニッ
トを並列運転する際に各交流電源ユニットの出力を重畳
して出力する並列運転用接続ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の交流電源ユニットを並列運転する
場合には、各交流電源ユニットの出力を重畳して出力す
るための並列運転用接続ユニットが必要となる。
【0003】従来、このような並列運転用接続ユニット
を用いて並列運転を行なう場合には、それぞれの交流電
源ユニットからの交流出力の位相を同期させる必要があ
り、例えば、交流電源ユニットをエンジン発電機とした
場合、先に始動させたエンジン発電機の交流出力電圧波
形に後から始動させるエンジン発電機の交流出力電圧波
形を同期させるために、後から始動させるエンジン発電
機の出力端子に先に始動させたエンジン発電機の交流出
力電圧波形を、位相を揃えるための検出信号として入力
する必要がある。したがって、交流電源ユニットのコン
セントプラグの電源端子には先に始動させたエンジン発
電機の交流出力電圧波形が出力されることになる。
【0004】このため、正常な並列運転中に何らかの外
力によってコンセントプラグが電源ユニットのコンセン
トから外れたり、並列運転する電源ユニット数が接続ユ
ニットのコンセントプラグの数よりも少なくて、コンセ
ントプラグが余っていたりすると、コンセントプラグの
接続された運転中の電源ユニットの出力電圧が、外れた
り余ったりして露出状態になっているコンセントプラグ
の電源端子間にそのまま現れることとなり、その取扱い
に注意を要する。
【0005】これに対し、本願出願人は図3に示すよう
に、コンセントプラグのうち電源ユニットのコンセント
に接続されていないコンセントプラグが存在しても、運
転中に外れたり余ったりして露出状態になっている電源
端子間に出力電圧が現れないようにした並列運転用接続
ユニットを提案している(特願平3−283555)。
即ち、この並列運転用接続ユニットは、発電機102に
接続されていないアース付コンセントプラグ106が存
在する場合、これらのアース付コンセントプラグ106
のアース端子106cとアース専用端子105との間が
オープン状態となるため、リレー113のスイッチ11
3a,113bがオフ状態となり、発電機101に接続
されているアース付コンセントプラグ103に入力され
る発電機101からの出力電圧が接続されていないアー
ス付コンセントプラグ106の電源端子106a、10
6bに現れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発電機
が特殊な作業環境にある場合、例えば鉄板等の導電台上
に載置されている場合において、図3の下方に示すよう
に並列運転中にコンセントプラグ106が抜けて、その
アース端子106cが発電機102が載置されている鉄
板150などの導電板の上に接触した状態になると、発
電機102の本体に接続されたままのアース専用端子1
05とアース端子106cとは発電機102、導電板1
50を介して導通(短絡)することになるので、前述の
リレー113のスイッチ113a,113bがオンとな
り、コンセントプラグ106の電源端子106a、10
6bに出力電圧が現れてしまうといったことがあった。
【0007】そこで、本発明は並列運転中に発電機から
コンセントプラグが外れた状態でコンセントプラグのア
ース端子とアース専用端子が導通(短絡)しても、外れ
たコンセントプラグの電源端子に他の運転中の発電機の
出力電圧が現れることのない並列運転用接続ユニットを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の交流電源ユニットの並列運転用接続ユニッ
トは、交流電源ユニットの出力部に設けられたコンセン
トに差し込み自在な一対の電源端子とアース端子とを一
体に設けたアース付コンセントプラグと、該アース付コ
ンセントプラグと対をなし、かつ該アース付コンセント
プラグとは独立に前記交流電源ユニットに取り付け自在
なアース専用端子と、前記アース付コンセントプラグの
前記一対の電源端子間にそれぞれ接続されるトランスの
一次側コイルと、該トランスの二次側に接続され、前記
アース付コンセントプラグの前記アース端子と前記アー
ス専用端子との間に接続される出力線に低圧電流を発生
させる電源回路と、該電源回路により前記出力線に発生
される低圧電流で励起され前記アース付コンセントプラ
グの前記一対の電源端子をそれぞれ出力コンセントへ接
続する第1のスイッチ回路とを備えた単位ユニットを、
前記出力コンセントを共通にして複数設けた交流電源ユ
ニットの並列運転接続用ユニットであって、1つの前記
単位ユニットの前記出力線の前記低圧電流供給側を他の
前記単位ユニットの前記出力線の前記低圧電流供給側と
接続する並列出力開始用の第2のスイッチ回路と、この
第2のスイッチ回路を入切する操作子とを備える。
【0009】
【作用】本発明の交流電源ユニットの並列運転用接続ユ
ニットは、出力コンセントを共通にした単位ユニットを
複数設けておき、並列運転開始用の第2のスイッチ回路
により前記単位ユニットの前記出力線の前記低圧電流供
給側を他の前記単位ユニットの前記出力線の前記低圧電
流供給側と接続可能とし、前記第2のスイッチ回路は作
業者が並列運転開始時に操作する操作子によって前記出
力線同士の接続を入切する。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の交流電源ユニットの並列運
転用接続ユニットの実施例について説明する。
【0011】[第1実施例]図1は、第1実施例の並列
運転用接続ユニット30の電気的構成を示す回路図であ
る。発電機1,2は、それぞれ独立した電源ユニットで
あり、アース付コンセントプラグ3,6をそれぞれ差し
込めるコンセントをその出力部に、またアース専用端子
4,5をそれぞれ取り付けるアース端子をそのケースの
一部に、有している。(ごく一般的な構成であるため図
示説明は省略するが、コンセントのアースとアース端子
とは導通している)。
【0012】本実施例の並列運転用接続ユニット30は
後述する押釦スイッチ25および出力コンセント17を
共用する2つの単位ユニット30a、30bから構成さ
れる。アース付コンセントプラグ3,6は、それぞれ一
対の電源端子3a,3b及び6a,6bと、アース端子
3c,6cとを有している。電源端子3aは、リレー8
の接点8aを介して、発電機1,2の出力電圧を重畳し
て出力する出力コンセント17の電源端子17aに接続
され、電源端子3bは、リレー8の接点8bを介して、
出力コンセント17の電源端子17bに接続されてい
る。電源端子6aは、リレー13の接点13aを介し
て、出力コンセント17の電源端子17aに接続され、
電源端子6bは、リレー13の接点13bを介して、出
力コンセント17の電源端子17bに接続されている。
【0013】また、電源端子3a,3b間には、リレー
8の接点8a,8bと並列に、トランス10の一次側コ
イル10aが接続され、電源端子6a,6b間には、リ
レー13の接点13a,13bと並列にトランス15の
一次側コイル15aが接続されている。トランス10の
二次側コイル10bには全波整流回路11が、トランス
15の二次側コイル15bには全波整流回路16がそれ
ぞれ接続されている。
【0014】全波整流回路11,16のアース側は、各
アース専用端子4,5及び出力コンセント17のアース
端子17cに接続されている。また、全波整流回路1
1,16の高電位側はそれぞれ平滑用コンデンサ12
a、12b及び放電用抵抗器22a、22bがアースと
の間で接続されており、リレー8,13の励磁コイル8
c,13cにも接続されている。また、励磁コイル8
c,13cの他端は、アース付コンセントプラグ3,6
のアース端子3c,6cにそれぞれ接続されている。さ
らに、励磁コイル8c,13cに並列にサージ電流吸収
用ダイオード9,14が接続されている。この全波整流
回路11,16の高電位側の出力線11a、16a間に
は自己復帰型の押釦スイッチ25が接続されており、こ
の押釦スイッチ25を押している間だけ押釦スイッチ2
5を介して出力線11a、16aが導通し合うことにな
る。
【0015】つぎに、並列運転用接続ユニット30の動
作を説明する。まず、並列運転を行なうために、アース
付コンセントプラグ3、6を発電機1、2のコンセント
に挿し込んでおく。つぎに、発電機1を起動させるとア
ース付コンセントプラグ3を介して発電機1の電力がト
ランス10の一次側コイル10aに供給されてトランス
10が励起され、トランス10の二次側コイル10bの
両端間に電圧が発生する。この二次側電圧が全波整流回
路11により整流され、この整流出力がコンデンサ12
により平滑され、リレー8の励磁コイル8cに印加され
る。
【0016】既に、アース付コンセントプラグ3は発電
機1に挿し込まれ、同時にアース専用端子4も発電機1
に取り付けられているので、全波整流回路11,励磁コ
イル8c,アース付コンセントプラグ3のアース端子3
c,アース専用端子4との間に発電機1を介して閉回路
が形成され、この閉回路に全波整流回路11で発生した
低圧電流が流れる。これにより、リレー8の接点8a,
8bがオンとなり、発電機1の電力が出力コンセント1
7に供給される。
【0017】一方、アース付コンセントプラグ6及びア
ース専用端子5は、発電機2が起動していないため、リ
レー13の励磁コイル13cを含めた閉回路が形成され
ず、リレー13の接点13a,13bはオフのままであ
る。したがって、発電機1からの出力電圧はリレー13
の接点13a,13bで遮断されるので、アース付コン
セントプラグ6に出力電圧は現れない。
【0018】つぎに、操作者が発電機1、2の双方にコ
ンセントプラグ3、6が挿し込まれていることを確認し
てから押釦スイッチ25を押すと、押釦スイッチ25を
押している間は、全波整流回路11の整流出力が励磁コ
イル13c、アース付コンセントプラグ6のアース端子
6c、アース専用端子5の間に発電機2を介して形成さ
れる閉回路に流れるので、リレー13の接点13a、接
点13bはオンになり、発電機1の交流出力電圧がリレ
ー8の接点8a、8bおよびリレー13の接点13a、
接点13bを介してコンセントプラグ6の電源端子6
a、6bに現れるようになる。発電機2が発電機1と同
期を取るための交流出力電圧がコンセントプラグ6a、
6bに現れている状態で、発電機2を起動すると、発電
機2は発電機1に同期する交流出力電圧を出力し、並列
運転が開始されることになる。
【0019】そして、並列運転が開始された後はそれぞ
れの発電機1,2の出力でリレー8,13を個別にオン
させ続けることができる。
【0020】つぎに、この並列運転中に、何らかの外力
によってコンセントプラグ6が発電機2から外れて電源
端子6a、6bおよびアース端子6cが露出した状態
で、図3に示したように発電機が載置されている鉄板を
介してアース端子とアース専用端子が導通しても、本実
施例では押釦スイッチ25がオフになっていることから
コンセントプラグ6が発電機2から外れた時点でリレー
13がオフして接点13a、13bがオフするため、電
源端子6a、6bには発電機1の交流出力電圧が現れな
くなる。前述したように、単位ユニット30a、30b
は同じ構成なので、以上示したことは発電機1側でも同
様である。
【0021】また、説明をわかり易くするために、並列
運転中にコンセントプラグが外れた場合の動作を示した
が、始動時においても、リレー13がはじめからオンで
きない状態であると読み替えればあとの動作は全く同様
である。
【0022】[第2実施例]つぎに、第2実施例の並列
運転用接続ユニット50について説明する。図2は第2
実施例の並列運転用接続ユニット50の電気的構成を示
す回路図である。この並列運転用接続ユニット50は前
記第1実施例の並列運転用接続ユニット30の押釦スイ
ッチ25のかわりに、押釦スイッチ250とスイッチ回
路55を付加して構成される。前記第1実施例と同一の
構成部分は同一の符号を付してある。このスイッチ回路
55は、検出回路65、遅延回路71、自己保持回路7
5およびリレー回路82から構成される。
【0023】押釦スイッチ250の一方の接点250a
には、各単位ユニット30a、30bの全波整流回路1
1、16の高電圧側の出力線11a、16aがダイオー
ド51a、56aを介して共通に接続されており、他方
の接点250bには後述するリレー84の励磁コイル8
4aに接続される。検出回路65は全波整流回路11、
16の出力線11a、16aに接続されたインバータ6
6、68、このインバータ66、68の出力を入力する
ノアゲート69、およびインバータ70を備えたもので
ある。全波整流回路11、16の整流作用によって出力
線11a、16a双方に低圧電流が前記第1実施例と同
様に出力されると、検出回路65はインバータ70の出
力端子にHレベルからLレベルに変化する信号を出力す
る。遅延回路71は抵抗器72およびコンデンサ73か
ら周知の時定数回路を形成しており、検出回路65の出
力電圧がHレベルからLレベルに変化する時間を遅延さ
せる。自己保持回路75は2段に連結されたインバータ
77、78、およびこのインバータ77、78に並列に
接続された抵抗器79およびダイオード80の直列回路
から構成される。発電機1だけを起動する準備段階では
インバータ77、78を挟む信号線77a、信号線80
aはともにHレベルの電圧になっている。この信号線7
7aがLレベルになると信号線80aもLレベルになる
が、一旦、Lレベルになると信号線77aにHレベルの
電圧を入力しようとしても並列接続されたダイオード8
0が導通して順方向降下電圧に制限してしまうことにな
り、信号線77a、80aをHレベルの電圧に復帰させ
ることはできなくなる。このようにして、Lレベルの電
圧が保持されることになる。
【0024】リレー回路82は前述のリレー84の励磁
コイル84aを駆動するトランジスタ87、励磁コイル
84aに並列に接続されたサージ電流吸収用ダイオード
85、およびトランジスタ87の入力電圧を調節する分
圧抵抗器88、89を備える。
【0025】以上示したスイッチ回路55の動作を説明
する。始めに前記第1実施例と同様に、発電機1、2の
コンセントにコンセントプラグ3、6を挿し込んでお
き、まず、発電機1を起動させると、コンセントプラグ
3のアース端子3cとアース専用端子4は発電機1を介
して導通し、全波整流回路11を介して閉回路が形成さ
れるので、全波整流回路11からリレー8の励磁コイル
8cを励磁する低圧電流が流れる。これにより、リレー
8の接点8a、8bがオンとなり、コンセントプラグ3
の電源端子3a、3bは出力コンセント17の電源端子
17a、17bに接続されて交流電圧が出力されるよう
になる。
【0026】一方、コンセントプラグ6が挿し込まれた
発電機2は起動されておらず、しかも全波整流回路11
の出力線11aは全波整流回路16の出力線16aとリ
レー84で遮断されているので、コンセントプラグ6の
アース端子6cとアース専用端子5は発電機2を介して
導通してもリレー13は励磁されない。この状態ではコ
ンセントプラグ8の電源端子8a、8bに出力されてい
る交流電圧はコンセントプラグ13の電源端子13a、
13bに現われることはない。
【0027】このとき、全波整流回路回路11によって
インバータ66の入力にはHレベルの電圧が入力され、
他方の全波整流回路回路13には整流作用をしていない
のでインバータ68の入力にはLレベルの電圧信号が入
力される。その結果、ノアゲート69およびインバータ
70を介して検出回路65の出力はHレベルとなり、こ
のHレベルの出力電圧は遅延回路71および自己保持回
路75を介してリレー回路82のトランジスタ87のベ
ース端子87aに入力されてトランジスタ87をオン状
態にしてリレー84を待機状態にする。ここで、操作者
が押釦スイッチ250を押すと端子250a、250b
が導通し、トランジスタ87のコレクタ側が全波整流回
路11の出力線11aに接続されるので、トランジスタ
87の駆動により励磁コイル84aに電流が流れてリレ
ー84の接点がオンされる。リレー84の接点がオンに
なると、この接点を介して全波整流回路11の出力線1
1aに接続された出力線16aの出力電圧によってリレ
ー13の接点もオンとなり、コンセントプラグ6の電源
端子6a、6bにコンセントプラグ3の電源端子3a、
3bから出力される交流出力電圧が現れるようになる。
【0028】コンセントプラグ6の電源端子6a,6b
に上述のように交流出力電圧が現われると、インバータ
68の入力はLレベルからHレベルに切り替わり、イン
バータ66の入力電圧も前述したようにHレベルである
ので、検出回路65からの出力電圧は遅延回路71の時
定数CRにしたがって徐々に低下して、所定時間経過後
にHレベルからLレベルの電圧に切り替わる。なお、こ
の遅延回路71は、リレー13が確実にオンするまでの
時間を確保するためのものである。一旦、信号線77a
がLレベルに切り替わると、前述した自己保持回路75
によってその電圧は保持される。したがって、トランジ
スタ87は常にオフ状態になるため、この状態で押釦ス
イッチ250を押してもリレー84は2度と励磁されな
い。この段階に至って、発電機2を起動させると前記第
1実施例と同様に並列運転が開始されることになる。
【0029】つぎに、この並列運転が行なわれている状
態でなんらかの外部の力によってコンセントプラグ6が
外れるとリレー13の接点がオフするので、コンセント
プラグ6の電源端子6a、6bにコンセントプラグ3の
交流出力電圧は現われない。しかも、発電機2の本体に
取り付けられているアース専用端子5とコンセントプラ
グ6のアース端子6cとが発電機2が載置されている鉄
板などの導電板によって導通する状態に至っても、前述
した自己保持回路75によってリレー84は励磁されず
その接点はオフ状態のままなのでコンセントプラグ6の
電源端子6a、6bに運転中の発電機1からの交流出力
電圧は現われない。
【0030】そして、この状態で押釦スイッチ250を
押してもコンセントプラグ6の電源端子6a,6bに運
転中の発電機1からの交流出力電圧が現われないように
したことが第1実施例とは異なる特徴である。
【0031】そして再度、並列運転を実施するために
は、双方の発電機1、2を一旦、停止させてコンセント
6を差し込んだ後に、上述の手順に従って再起動させな
ければならない。
【0032】このように、本実施例の並列運転用接続ユ
ニット50では、並列運転中に発電機の一方のコンセン
トプラグが外れた状態でこのコンセントプラグのアース
端子とアース専用端子が導通(短絡)する場合が発生し
ても、外れた状態のコンセントプラグの電源端子に他の
運転中の発電機の交流出力電圧が現われることを防ぐこ
とができる。そしてさらに、この外れた状態で押釦スイ
ッチ250を押したとしても、外れた状態のコンセント
プラグの電源端子に他の運転中の発電機の交流出力電圧
は現われない。また、並列運転を再開させるためには双
方の発電機を出力を一旦停止させた後に再始動させなけ
ればならず、操作手順が規制されるために操作が確実と
なる。
【0033】尚、上記実施例は本発明の範囲を逸脱しな
い限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、押
し釦スイッチは1回のみ有効でその後押しても無効なの
で、自己復帰型のものでなくとも構わない。また、本実
施例では交流電源ユニットとして、並列運転させたとき
に先に始動している交流電源ユニットの交流出力の電圧
波形を検出し、検出された電圧波形に位相を揃えて交流
電圧を出力するインバータ式の電源装置を用いている
(特願平03−189142号)が、これに限定される
ものではない。さらに、リレー8,13の代わりにトラ
イアック等の半導体スイッチを用いて構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の並列運転用接続ユニットは、1
つの単位ユニットの出力線の低圧電流供給側を他の単位
ユニットの出力線の低圧電流供給側と接続する並列出力
開始用の第2のスイッチ回路を入切する操作子を設けた
ので、万一、並列運転中に発電機からコンセントプラグ
が外れ、しかも外れたコンセントプラグのアース端子と
アース専用端子同士が導通(短絡)するような場合があ
っても、外れたコンセントプラグの電源端子に他の運転
中の発電機の出力電圧が現れるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の並列運転用接続ユニット30の電
気的構成を示す回路図である。
【図2】第2実施例の並列運転用接続ユニット50の電
気的構成を示す回路図である。
【図3】従来の並列運転用接続ユニットの電気的構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
1、2 … 発電機 25 … 押釦スイッチ 55 … スイッチ回路 65 … 検出回路 71 … 遅延回路 75 … 自己保持回路 82 … リレー回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−321830(JP,A) 特開 平5−103421(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H02H 3/16 H02H 3/08 - 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源ユニットの出力部に設けられた
    コンセントに差し込み自在な一対の電源端子とアース端
    子とを一体に設けたアース付コンセントプラグと、 該アース付コンセントプラグと対をなし、かつ該アース
    付コンセントプラグとは独立に前記交流電源ユニットに
    取り付け自在なアース専用端子と、 前記アース付コンセントプラグの前記一対の電源端子間
    にそれぞれ接続されるトランスの一次側コイルと、 該トランスの二次側に接続され、前記アース付コンセン
    トプラグの前記アース端子と前記アース専用端子との間
    に接続される出力線に低圧電流を発生させる電源回路
    と、 該電源回路により前記出力線に発生される低圧電流で励
    起され前記アース付コンセントプラグの前記一対の電源
    端子をそれぞれ出力コンセントへ接続する第1のスイッ
    チ回路とを備えた単位ユニットを、 前記出力コンセントを共通にして複数設けた交流電源ユ
    ニットの並列運転接続用ユニットであって、1つの 前記単位ユニットの前記出力線の前記低圧電流供
    給側を他の前記単位ユニットの前記出力線の前記低圧電
    流供給側と接続する並列出力開始用の第2のスイッチ回
    路と、 この第2のスイッチ回路を入切する操作子とを備えた交
    流電源ユニットの並列運転接続用ユニット。
  2. 【請求項2】 前記操作子は自己復帰型の押釦スイッチ
    であることを特徴とする請求項1記載の交流電源ユニッ
    トの並列運転接続用ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第2のスイッチ回路は、 前記出力線が接続された接点同士をオン、オフするため
    のスイッチング回路と、 このスイッチング回路の接点が前記操作子の操作により
    オンしたことを検出して検出信号を出力する検出回路
    と、 前記検出信号によって、前記スイッチング回路の接点を
    オフすると共にそれ以後は前記操作子の操作にかかわら
    ず前記スイッチング回路の接点のオフを維持する自己保
    持回路と、 を備えた請求項1記載の交流電源ユニットの並列運転接
    続用ユニット。
JP5228124A 1993-08-20 1993-08-20 交流電源ユニットの並列運転用接続ユニット Expired - Lifetime JP2947442B2 (ja)

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