JP2947201B2 - Atm網を用いた通信方式 - Google Patents
Atm網を用いた通信方式Info
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Description
ynchronous Transfer Mode;
ATM)網を用いた通信方式に関し、特にATM網を用
いたTCP/IPプロトコルによるインターネットの構
成での通信セキュリティを確保する通信方式に関する。
式では、ネットワーク層にIPプロトコルを、トランス
ポート層にTCPとUDPプロトコルを用いたTCP/
IPネットワークを互いに接続する場合に、これまでル
ータが用いられてきた。ルータは複数のネットワークイ
ンタフェースを持ち、ネットワーク層までの処理を終端
する。またトランスポート層の処理一部行うことがあ
る。
フィルタリングによる通信セキュリティの確保がある。
あるネットワークの外部にあるIPノードが、ネットワ
ークの内部にあるIPノードと通信するときに、ネット
ワークの出入口にあるルータを経由する。ルータはパケ
ット内のネットワーク層とトランスポート層のヘッダを
読んで、転送を行っている。そのため、そこを通過して
よいTCP/IPパケットの送信IPノード・受信IP
ノードのIPアドレスとTCP/UDPのポート番号を
設定し、それに該当しないパケットを廃棄するようにす
ると、ネットワーク内部のIPノードを外部からアクセ
スできなくしたり、特定のトランスポート層のポートへ
のアクセスを禁止したりすることができる。これはそれ
ぞれ、ネットワーク層レベルのパケットフィルタリン
グ、トランスポート層レベルのパケットフィルタリング
と呼ばれ、通信セキュリティを高めることに有用であ
る。
TMを、第3,4層にTCP/IPプロトコルを用いる
ときの通信方式について、The ATM Forum
やIETF(Internet Engineerin
g Task Force)において審議され、ATM
Forum 96−0824r9や、draft−i
etf−rolc−nhrp−09.txtなどの仕様
書が発表されている。これらの仕様の中のNHRP方式
やMPOA方式では、ネットワークの高速化のために、
ルータに代わり高速なATM交換機が用いられるように
なっている。このようなネットワークでは、シグナリン
グと呼ばれる制御手順で送受信IPノード間にバーチャ
ルコネクション(VC)を設定した後、そのVCを通し
て通信を行う。VCに送信されるTCP/UDPパケッ
トは、送信IPノードでセルと呼ばれる固定長の短い単
位に分割されてネットワークに送られ、中継ATM交換
機をセルのままでスイッチされ、受信IPノードで再び
TCP/UDPパケットに組み立てられる。
用いた通信方式では、セルの状態でネットワークを配送
されるために、従来のルータとは異なり中継のATM交
換機では、パケット内のTCP/UDPヘッダ、IPヘ
ッダの読み取りは行われない。そのため、ルータが行う
トランスポート層レベル、ネットワーク層レベルでのパ
ケットフィルタリングが出来なくなるという問題点があ
り、これがセキュリティ上の問題となるという問題点が
ある。
めに、ATM交換機からなるネットワークにおいても、
ルータが行っていたパケットフィルタリングの機能を実
現することである。
た通信方式は、ATMネットワークインタフェースを持
った送信側IPノードがシグナリング手順を起動し、前
記送信側IPノードは通信相手の受信側IPノードとの
間にバーチャルコネクションを設定して、TCP/IP
パケットをATMセル化して通信を行うATM網を用い
た通信方式において、前記送信側IPノードは前記シグ
ナリング手順を起動するときに、前記送信側IPノード
内のTCP/IP部分が、送信しようとする前記TCP
/IPパケットの前記送信側および前記受信側のIPノ
ードのそれぞれのIPアドレス,トランスポート層のプ
ロトコル,トランスポート層のポート番号を、前記送信
側IPノード内のATMシグナリング処理部分に通知
し、前記ATMシグナリング処理部は前記通知された値
を記憶しておくと共に、ネットワークへの前記シグナリ
ング手順の中で、前記通知された内容を前記ネットワー
クに対して申告し、いったんそのバーチャルコネクショ
ンが設定された後、前記送信側IPノードは記憶してお
いた前記送受信それぞれのIPノードの前記IPアドレ
ス,前記トランスポート層プロトコル,トランスポート
層のポート番号以外を有するTCP/IPパケットを、
前記バーチャルコネクションを通して送信することを禁
止する。
TMネットワークインタフェースを持った送信側IPノ
ードがシグナリング手順を起動し、前記送信側IPノー
ドは通信相手の受信側IPノードとの間にバーチャルコ
ネクションを設定して、TCP/IPパケットをATM
セル化して通信を行うATM網を用いた通信方式におい
て、前記バーチャルコネクション設定のためのシグナリ
ング手順を受けたATM交換機内のATMシグナリング
処理部は、前記送信側IPノードから申告された前記送
信側および前記受信側のそれぞれのIPノードのIPア
ドレス、トランスポート層プロトコル、トランスポート
層ポート番号を読み取り、あらかじめ作成されているバ
ーチャルコネクション設定の許可規則に基づき、そのバ
ーチャルコネクションの設定を許可する場合は設定手順
を続行し、許可できない場合にはそのバーチャルコネク
ションの設定を中止する。
TMネットワークインタフェースを持った送信側IPノ
ードがシグナリング手順を起動し、前記送信側IPノー
ドは通信相手の受信側IPノードとの間にバーチャルコ
ネクションを設定して、TCP/IPパケットをATM
セル化して通信を行うATM網を用いた通信方式におい
て、前記送信側および前記受信側の送受信それぞれのI
Pノード間にバーチャルコネクションが設定されてい
て、そこを通して送受信することを許可されているパケ
ットの、前記送受信それぞれのIPアドレス,トランス
ポート層プロトコル,トランスポート層番号が指定され
ているときに、既に前記許可されているパケットに加え
て、前記送受信それぞれのIPノードが、別の送受信そ
れぞれのIPアドレス,トランスポート層プロトコル,
トランスポート層番号を持つパケットを、前記バーチャ
ルコネクションを通して送受信することを許可させる要
求をネットワークに通知し、このネットワーク内のAT
M交換機では、予め設定された規則に基づいて前記要求
を許可するかどうか判定し、許可する場合は前記送受信
それぞれのIPノードに前記パケットの送受信許可を通
知し、許可できない場合には前記送受信それぞれのIP
ノードに前記パケットの送受信を禁止を通知し、前記ネ
ットワーク内のATM交換機が、予め設定された規則に
基づいて、前記送受信それぞれのIPノードにパケット
の送受信許可を通知するときに、要求されたパケットの
送受信を許可するのみだけでなく、送受信することが許
可される他の1つまたは複数のパケットの、前記送受信
それぞれのIPノードの前記IPアドレス,前記トラン
スポート層プロトコル,前記トランスポート層ポート番
号を通知する。
して説明。
ードにおける。TCP/IPプロトコルとATM通信部
に関する機能構成図である。
単方向であり、IPノード間で双方向の通信を行うとき
には、異なる方向の2つのVCを独立して設定する。ま
た一つのIPノード内で異なるTCP/UDPポートを
用いて、同一の相手IPノードと通信をするときには、
別々のVCを使用する構成とする。
ネットワークアプリケーション10は、TCP/IPと
ATMを使用してネットワークを利用するプログラムで
ある。TCP処理部11、UDP処理部12、IP処理
部13は、それぞれTCPプロトコル、UDPプロトコ
ル、IPプロトコルに関する通信処理をする機能部であ
る。TCPポート14とUDPポート15は、ネットワ
ークアプリケーション10がTCPプロトコルまたはU
DPプロトコルを利用するための通信インタフェースで
あり、ネットワークアプリケーション10は一つのポー
トを選択する。各ポートには、固有のポート番号が付与
されている。ATM VC終端部16は、IP処理部1
3とATMネットワークとのインタフェースであり、送
信時にはIP処理部13から受けたパケットをATMセ
ル化してVCを通してネットワークに送信し、受信方向
ではVCを通して送られてきたATMセルをIPパケッ
トに組み立てて、IP処理部13にわたす。ATMシグ
ナリング処理部17は、ATM VC終端部16からの
命令や、ネットワークからのシグナリングメッセージの
到着により、VCを設定するためのシグナリングの制御
・処理をする。TCP/UDPフィルタリングテーブル
18とTCPフィルタリングテーブル19は、VC設定
時に記憶した情報に基づいて、あるVCに送信できるパ
ケットと、VCを通して受信できるパケットを制御する
ためのものである。TCP/UDPフィルタリングテー
ブル18は、TCP/UDPポート番号により、IPフ
ィルタリングテーブル19は送受信IPノードのIPア
ドレスによって上記制御を行う。VCテーブル20は、
設定したVCを登録・管理するために用いられる。TC
P/UDPフィルタリングテーブル18、IPフィルタ
リングテーブル19、VCテーブル20を合わせて、V
C管理テーブル21と呼ぶ。ATM以外のデータリンク
層22は、ATM以外のネットワークとの入出力パケッ
トを制御する機能部である。
ノードにおける、パケット送信時の手順を示す図であ
る。
るとする。図2において、本IPノードがデータの送信
元のときは手順101を行い、ネットワークアプリケー
ション10がパケットを送信するために、TCPポート
14またはUDPポート15の中の特定のポートを選択
して、パケットを渡す。次に手順102において、その
パケットを受けたTCP処理部11またはUDP処理部
12は、それぞれTCP層、UDP層の処理を行い、パ
ケットヘッダを付加してIP処理部13にそのパケット
を渡す。次に手順103−1で、IP処理部13はIP
層の処理をしてヘッダを付与し、ATM VC終端部1
6にパケットを渡す。本IPノードがATM以外のネッ
トワークから受けたデータをATM網に中継するとき
は、手順103−2を行い、ATM以外のデータリンク
層22から受けたパケットをIP処理し、ATM VC
終端部16にパケットを渡す。以後の処理は、手順10
3−1を行ったときも、手順103−2を行ったときも
共通である。
部16は、渡されたパケットとTCP/UDPヘッダ、
IPヘッダを読んだ後、それらの送受信IPノードのT
CP/UDPポート間にVCが既に存在するかどうか検
索する。
ング手順を起動するために手順105を行い、ATMシ
グナリング処理部17にVC設定を依頼する。この時
に、送信しようとするパケットの送受信IPノードのI
PアドレスとTCP/UDPのポート番号を、ATMシ
グナリング処理部に通知する。このときオプションとし
て、ネットワークアプリケーション10の種別(識別
子)を通知するとことも可能である。次に手順106を
行い、ATMシグナリング処理部17は受信IPノード
へのVC設定要求のシグナリングをネットワークに対し
て開始する。この時に、送受信IPノードのATMアド
レスに加えて、IPアドレス、TCP/UDPポート番
号をネットワークに通知する。またオプションとして、
ネットワークアプリケーション10の種別(識別子)を
通知することもある。受信IPノード側とネットワーク
において上記VCの設定が成功すると、ネットワークか
ら送信IPノードに通知される。その後手順108を行
い、設定したVCをIP処理部13の出力として、VC
管理テーブル21に、送信を許可されたパケットの送受
信IPノードのIPアドレスとTCP/UDPのポート
番号、オプションのネットワークアプリケーション10
の種別(識別子)と共に登録する。そして手順109
で、上記VCを使用して受信IPノードにパケットを送
信する。
におけるVC管理テーブル21の内容の例を示す図であ
る。
CI=103のVCは、IPアドレスが133.20
7.36.112のIPノード内のTCP8010番の
ポートを送信側とし、IPアドレスが133.207.
38.123のIPノード内のTCP25番から100
番のポートを受信側としていることを表す。列32は、
VPI=2,VCI=129のVCは、IPアドレスが
133.207.38.222のIPノード内のUDP
517番のポートを送信側とし、IPアドレスが13
3.207.36.111とIPノード内のUDP80
80番のポートを受信側としていることを表す。またそ
のVCを使用しているネットワークアプリケーション1
0の種別(識別子)が、送信側161・受信側161で
あることを表す。
いるときは手順110を行い、ATM VC終端部16
は、VC管理テーブル21を参照して、そのVCを通し
てパケットを受信IPノードに送ってよいか判定する。
オプションとして、ネットワークアプリケーション10
の種別によっても、パケット送信の許可・不許可を判定
することも可能である。送信が許可されているとき、A
TM VC終端部16は手順111を行い、パケットを
そのVCを通して送信する。送信が許可されていないと
きは、手順112を行いパケットを廃棄する。
トワーク内のATM交換機を示す機能構成図である。
は、設定されたVCにしたがってATMセルをスイッチ
ングするハードウェア部である。シグナリング処理部5
2は、受信したシグナリングメッセージを処理する部分
である。スイッチハードウェア制御部53は、シグナリ
ング処理部52の命令に従って、VCをスイッチハード
ウェア21に設定する部分である。交換機フィルタリン
グテーブル54は、送受信IPノードのIPアドレス,
トランスポート層プロトコル,TCP/UDPポート番
号により、その交換機を経由して設定できるVCに関し
て制限を加える部分である。オプションとして、ネット
ワークアプリケーション10の種別によってVC設定を
制限する機能部を追加することも可能である。
TM交換機がVC設定要求のシグナルメッセージを受け
た時の処理手順を示す図である。
TM交換機またはIPノードからシグナリングメッセー
ジを、シグナリング処理部52が受信する。そして手順
202で、シグナリング処理部52は、受けたシグナリ
ングメッセージ中の受信IPノードのATMアドレスか
ら出力回線を決定する。次に手順203で、上記シグナ
リングメッセージに含まれる送受信IPノードのIPア
ドレスとTCP/UDPポート番号を読み、交換機フィ
ルタリングテーブル54を参照して、入力側の回線と出
力側の回線にVCを設定してよいか判定する。オプショ
ンとして、ネットワークアプリケーション10の種別に
よっても、判定を行うことは可能である。
フィルタリングテーブル54の内容の例を示す図であ
る。
33.207.36.111のIPノードの任意のポー
トと、IPアドレスが133.207.38.123の
IPノードのTCP25番から100番ポートとの間に
VCを設定することを許可することを表す。列32は、
IPアドレスが133.207.36.222のIPノ
ードのUDP517番ポートと、IPアドレスが13
3.207.37.111のIPノードのUDP808
0番ポートとの間にVCを設定することを許可すること
を表す。列33は、IPアドレスが133.207.3
6.0のネットワークにある全てのIPノードのTCP
20または21番ポートとの間に、種別が161である
ネットワークアプリケーション使用するためのVCを設
定することを許可することを表す。列34は、IPアド
レスが133.207.36.0のネットワークにある
全てのIPノードの任意のポートと、IPアドレスが1
33.207.0.0以外のネットワークにある全ての
IPノードの任意のポートとの間にVCを設定すること
を禁止することを表す。
た場合には手順204を実行し、VC設定のシグナリン
グメッセージを、送信するパケットの送受信IPノード
のIPアドレスとTCP/UDPのポート番号と共に出
力側の回線を介して、次段のATM交換機またはIPノ
ードに送信する。この時、ネットワークアプリケーショ
ン10の種別や、このVCを通して送信することが許可
される他のパケットの、IPアドレス,TCP/UDP
ポート番号を、上記シグナリングメッセージに含ませる
ことも可能である。VCと設定が許可されない場合には
手順205を実行し、VCの設定を中断して前段の交換
機またはIPノードにそれを通知する。
設定要求のシグナルメッセージを受けた時の、IPノー
ドの手順を示す図である。
M交換機からVC設定要求のシグナリングメッセージ
を、ATM VC終端部16を通して、ATMシグナリ
ング部17が受信する。次に手順302で、ATMシグ
ナリング部17はシグナリング処理を行い、ATM V
C終端部16にVCを設定し、入力としてIP処理部1
3に接続する。そして手順303で、ATMシグナリン
グ処理部17は、設定したVCを、そのVCを通して送
受信することが許可されたパケットの送受信IPノード
のTCP/UDPポート番号,IPアドレスと、オプシ
ョンのネットワークアプリケーション10の種別と共に
VC管理テーブル21に登録する。
トワークからデータを受信したときのIPノードでの手
順を示す図である。
M VC終端部16は、受信したデータセルをからパケ
ットを組み立てる。次に手順402において、ATM
VC終端部16は、組み立てたパケットのIPヘッダと
TCP/UDPヘッダから、送受信IPノードのTCP
/UDPポート番号とIPアドレスを読み取り、VC管
理テーブル21を参照して、受信パケットをIP処理部
13に渡してもよいか判定する。オプションとして、ネ
ットワークアプリケーションの識別子も、判定の基準に
使用する。許可された場合には手順404として、AT
M VC終端部16は上記パケットをIP処理部13に
渡す。許可されない場合には手順405として、ATM
VC終端部16は、上記パケットを廃棄する。
図面を参照して説明する。
用い、通信を開始するときに、IPノード間に同じVP
I/VCIで異なる方向のVCを同時に設定するような
構成をとる。また一つのIPノード内の異なるTCP/
UDPポートを用いて、同一の相手IPノードと通信を
するときには、同一のVCを使用する構成とする。IP
ノードにおけるTCP/IPプロトコルとATM通信に
関する機能構成図と、ATM交換機を示す機能構成図は
第1の実施の形態と同じで、それぞれ図1と図4とで表
される。
ノードにおけるパケット送信時の手順を示す図である。
3−1、503−2、504は、第1の実施の形態1の
手順101、102、103−1、103−2、104
とそれぞれ同じである。手順504の結果、受信IPノ
ードへのVCが設定されていないときには、手順50
5、506、507、508、509を行う。これらの
手順は、第1の実施の形態1の手順105、106、1
07、108、109と同じである。手順504の結
果、送受信IPノード間の送受信TCP/UDPポート
間にVCが既に設定されている場合は、手順510を行
い、その後手順511または512を行う。手順51
0、511、512は、第1の実施の形態1の手順11
0、111、112と同じである。手順504の結果、
送受信IPノード内のこれから通信で使用するTCP/
UDPポート間以外にVCが設定されている場合は、手
順513を行い、既に設定されたVCに、別のTCP/
IPの属性を持つパケットを通すための手順を開始す
る。手順513でATM VC終端部16は、ATMシ
グナリング制御部17に、送受信IPノードのIPアド
レス、送受信IPノードのTCP/UDPポート番号を
通知し、VCに送信できるパケットの追加を依頼する。
次に手順514で、ATMシグナリング制御部17は、
受信IPノードのIPアドレスからATMアドレスを検
索する。次に手順515で、受信IPノードへのVCに
送受信できるパケット追加要求のシグナリングを、ネッ
トワークに対して開始する。この時に、送受信IPノー
ドのATMアドレスに加えて、IPアドレス、TCP/
UDPポート番号をネットワークに通知する。またオプ
ションとして、ネットワークアプリケーション10の種
別(識別子)を通知することも可能である。受信IPノ
ード側とネットワークにおいて上記送受信パケットの追
加要求が成功すると、ネットワークから送信IPノード
に通知される。その後手順516を行い、VC管理テー
ブル21内で、新たに追加した送受信IPノードのTC
P/UDPのポート番号を、上記VCに追加登録する。
そして手順517で、上記VCを使用して受信IPノー
ドにパケットを送信する。
TM交換機が、VCに送信できるパケットの追加依頼の
シグナリングメッセージを受けた時の処理手順を示す図
である。
ATM交換機またはIPノードからシグナリングメッセ
ージを、シグナリング処理部52が受信する。次に手順
602で、上記シグナリングメッセージに含まれる送受
信IPノードのIPアドレスとTCP/UDPポート番
号を読み、交換機フィルタリングテーブル54を参照し
て、新たなパケットと送受信を許可してもよいか判定す
る。オプションとして、ネットワークアプリケーション
10の種別によっても、判定を行うことは可能である。
手順602の結果、許可された場合には手順603を実
行し、既存のVCに対し新たなパケットの送受信の許可
を要求するシグナリングメッセージを出力側の回線を介
して、次段のATM交換機またはIPノードに送信す
る。許可されない場合には手順604を実行し、追加処
理を中断して前段の交換機またはIPノードにそれを通
知する。
存のVCに新たなパケットの送受信の許可を要求するシ
グナリングメッセージを受けた時の、IPノードの手順
を示す図である。
TM交換機から許可要求のシグナリングメッセージを、
ATM VC終端部16を通して、ATMシグナリング
部17が受信する。次に手順702で、ATMシグナリ
ング処理部17は、VC管理テーブル21内で、新たに
追加した送受信IPノードのTCP/UDPのポート番
号を、上記VCに追加登録する。
TM交換機に従来のルータ同様のトランスポートレイヤ
とネットワークレイヤの情報によってフィルタリング規
則を記述しておき、シグナリングによるVC設定時に、
送信IPノードが送受信それぞれのノードのIPアドレ
ス、使用するトランスポート層プロトコル(TCPまた
はUDP)、TCP/UDPポート番号を申告し、それ
らがフィルタリング規則で禁止されていないかを中継の
ATM交換機で検査することでシグナリング時のフィル
タリングを行い、VC設定後はその申告通りのパケット
を送っているかを検査することでデータ転送時のフィル
タリングを行い、受信IPノードでは、シグナリングに
よるVC設定時に、送信IPノードからネットワークを
通して申告された送受信IPノードのIPアドレス,ト
ランスポート層プロトコル,TCP/UDPのポート番
号を記憶し、VC設定後はその記憶した属性以外のパケ
ットを廃棄することより、TCP/UDPパケット毎に
ATM交換機でTCP/UDPヘッダとIPヘッダを確
認しなくても、IPノードでそれらのヘッダを読んで、
IPアドレスとTCP/UDPポート番号によるフィル
タリングを実現することでき、また、このフィルタリン
グ規則は、各IPノードの個々の設定とは無関係であ
り、中継のATM交換機で設定された規則によって定め
られ、そのため、中継のATM交換機のフィルタリング
規則をセキュリティ上望ましい設定にておくと、そのA
TM交換機の下流側にある全てのIPノードのセキュリ
ティが向上することになるという効果がある。
る、TCP/IPプロトコルとATM通信部に関する機
能構成図である。
る、パケット送信時の手順を示す図である。
管理テーブル21の例を示す図である。
す機能構成図である。
シグナリングメッセージを受けた時の処理手順を示す図
である。
ルタリングテーブル54の例を示す図である。
シグナリングメッセージを受けた時のIPノードでの手
順を示す図である。
らデータセルを受信したときのIPノードでの手順を示
す図である。
における、パケット送信時の手順を示す図である。
がシグナリングメッセージを受けた時の処理手順を示す
図である。
のシグナリングメッセージを受けた時のIPノードでの
手順を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ATMネットワークインタフェースを持
った送信側IPノードがシグナリング手順を起動し、前
記送信側IPノードは通信相手の受信側IPノードとの
間にバーチャルコネクションを設定して、TCP/IP
パケットをATMセル化して通信を行うATM網を用い
た通信方式において、 前記送信側IPノードは前記シグナリング手順を起動す
るときに、前記送信側IPノード内のTCP/IP部分
が、送信しようとする前記TCP/IPパケットの前記
送信側および前記受信側のIPノードのそれぞれのIP
アドレス,トランスポート層のプロトコル,トランスポ
ート層のポート番号を、前記送信側IPノード内のAT
Mシグナリング処理部分に通知し、前記ATMシグナリ
ング処理部は前記通知された値を記憶しておくと共に、
ネットワークへの前記シグナリング手順の中で、前記通
知された内容を前記ネットワークに対して申告し、いっ
たんそのバーチャルコネクションが設定された後、前記
送信側IPノードは記憶しておいた前記送受信それぞれ
のIPノードの前記IPアドレス,前記トランスポート
層プロトコル,前記トランスポート層のポート番号以外
を有するTCP/IPパケットを、前記バーチャルコネ
クションを通して送信することを禁止することを特徴と
するATM網を用いた通信方式。 - 【請求項2】 ATMネットワークインタフェースを持
った送信側IPノードがシグナリング手順を起動し、前
記送信側IPノードは通信相手の受信側IPノードとの
間にバーチャルコネクションを設定して、TCP/IP
パケットをATMセル化して通信を行うATM網を用い
た通信方式において、 前記バーチャルコネクション設定のためのシグナリング
手順を受けたATM交換機内のATMシグナリング処理
部は、前記送信側IPノードから申告された前記送信側
および前記受信側のそれぞれのIPノードのIPアドレ
ス,トランスポート層プロトコル,トランスポート層ポ
ート番号を読み取り、あらかじめ作成されているバーチ
ャルコネクション設定の許可規則に基づき、そのバーチ
ャルコネクションの設定を許可する場合は設定手順を続
行し、許可できない場合にはそのバーチャルコネクショ
ンの設定を中止することを特徴とするATM網を用いた
通信方式。 - 【請求項3】 ATMネットワークインタフェースを持
った送信側IPノードがシグナリング手順を起動し、前
記送信側IPノードは通信相手の受信側IPノードとの
間にバーチャルコネクションを設定して、TCP/IP
パケットをATMセル化して通信を行う、ATM網を用
いた通信方式において、 前記バーチャルコネクション設定のためのシグナリング
手順を受けた前記受信側IPノード内のATMシグナリ
ング処理部分は、前記受信側IPノードと前記バーチャ
ルコネクションを設定するときに、前記シグナリング手
順の中で通知された前記送信側および前記受信側のそれ
ぞれのIPノードのIPアドレス,トランスポート層プ
ロトコル,トランスポート層ポート番号を記憶してお
き、その後前記バーチャルコネクションがいったん設定
された後、前記受信側IPノードは、そのバーチャルコ
ネクションを通して、記憶しておいた前記送受信それぞ
れのIPノードの前記IPアドレス,前記トランスポー
ト層プロトコル,前記トランスポート層ポート番号以外
を有するTCP/IPパケットを受信したときは、それ
を廃棄することを特徴とするATM網を用いた通信方
式。 - 【請求項4】 ATMネットワークインタフェースを持
った送信側IPノードがシグナリング手順を起動し、前
記送信側IPノードは通信相手の受信側IPノードとの
間にバーチャルコネクションを設定して、TCP/IP
パケットをATMセル化して通信を行うATM網を用い
た通信方式において、 前記送信側および前記受信側のそれぞれのIPノード間
にバーチャルコネクションが設定されていて、そこを通
して送受信することを許可されているパケットの、前記
送受信それぞれのIPアドレス、トランスポート層プロ
トコル、トランスポート層番号が指定されているとき
に、既に前記許可されているパケットに加えて、前記送
受信それぞれのIPノードが、別の送受信それぞれのI
Pアドレス,トランスポート層プロトコル,トランスポ
ート層番号を持つパケットを、前記バーチャルコネクシ
ョンを通して送受信することを許可させる要求をネット
ワークに通知し、このネットワーク内のATM交換機で
は、予め設定された規則に基づいて前記要求を許可する
かどうか判定し、許可する場合は前記送受信それぞれの
IPノードに前記パケットの送受信許可を通知し、許可
できない場合には前記送受信それぞれのIPノードに前
記パケットの送受信の禁止を通知することを特徴とする
ATM網を用いた通信方式。 - 【請求項5】 前記ネットワーク内のATM交換機が、
予め設定された規則に基づいて、前記送受信それぞれの
IPノードにパケットの送受信許可を通知するときに、
要求されたパケットの送受信を許可するのみだけでな
く、送受信することが許可される他の1つまたは複数の
パケットの、前記送受信それぞれのIPノードの前記I
Pアドレス,前記トランスポート層プロトコル,前記ト
ランスポート層ポート番号を通知することを特徴とする
請求項4記載のATM網を用いた通信方式。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043697A JP2947201B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Atm網を用いた通信方式 |
EP98301110A EP0866630A1 (en) | 1997-02-14 | 1998-02-16 | ATM network with a filtering table for securing communication |
CA002229652A CA2229652C (en) | 1997-02-14 | 1998-02-16 | Atm network with a filtering table for securing communication |
US09/024,101 US6172991B1 (en) | 1997-02-14 | 1998-02-17 | ATM Network with a filtering table for securing communication |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043697A JP2947201B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Atm網を用いた通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10229401A JPH10229401A (ja) | 1998-08-25 |
JP2947201B2 true JP2947201B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=12303902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3043697A Expired - Fee Related JP2947201B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Atm網を用いた通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2947201B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP3082760B1 (ja) | 1999-02-26 | 2000-08-28 | 日本電気株式会社 | Mpoaパケットの転送方法 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP3043697A patent/JP2947201B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子情報通信学会技術研究報告SSE96−185(1997年2月21日) |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10229401A (ja) | 1998-08-25 |
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