JP2946705B2 - 鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置 - Google Patents
鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置Info
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- JP2946705B2 JP2946705B2 JP2253279A JP25327990A JP2946705B2 JP 2946705 B2 JP2946705 B2 JP 2946705B2 JP 2253279 A JP2253279 A JP 2253279A JP 25327990 A JP25327990 A JP 25327990A JP 2946705 B2 JP2946705 B2 JP 2946705B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鉛蓄電池のセル間接続体の溶接時に安定し
た溶接ができるかどうかを事前にチェックする装置であ
り、特に複数のセルを集合するモノブロック電池のセル
間接続体の溶接時の安定化を図るものである。
た溶接ができるかどうかを事前にチェックする装置であ
り、特に複数のセルを集合するモノブロック電池のセル
間接続体の溶接時の安定化を図るものである。
従来の技術 モノブロック電池のセル間接続については、近年スル
ーパーティション方式と呼ばれる構成でジュール熱を利
用した抵抗溶接法が用いられる場合が多い。すなわちセ
ル間の仕切りとなる電槽の隔壁に孔を設けると共に極板
群を正負それぞれの極性に基づき各群の上部で電気的に
集合溶接した接続体を、上記の孔を介してその両側に設
置し、両面より電極で押圧しつつ通電して溶接する方法
がとられる。この時、溶接部の正負それぞれの接続体間
に絶縁物、もしくは不純物が入ると溶接不十分や溶融鉛
が飛散（以降、中チリと呼ぶ）が発生する問題がある。
ーパーティション方式と呼ばれる構成でジュール熱を利
用した抵抗溶接法が用いられる場合が多い。すなわちセ
ル間の仕切りとなる電槽の隔壁に孔を設けると共に極板
群を正負それぞれの極性に基づき各群の上部で電気的に
集合溶接した接続体を、上記の孔を介してその両側に設
置し、両面より電極で押圧しつつ通電して溶接する方法
がとられる。この時、溶接部の正負それぞれの接続体間
に絶縁物、もしくは不純物が入ると溶接不十分や溶融鉛
が飛散（以降、中チリと呼ぶ）が発生する問題がある。
発明が解決しようとする課題 セル間接続体相互の溶接時に、接続体間に絶縁物や不
純物が入り込むと、溶接不十分や溶融鉛が飛散する問題
が解消できない。このように溶接時、溶融鉛が飛散する
と電極の寿命を短くし、コストだけでなく鉛蓄電池とし
ての品質の安定にも多大の影響を与える。
純物が入り込むと、溶接不十分や溶融鉛が飛散する問題
が解消できない。このように溶接時、溶融鉛が飛散する
と電極の寿命を短くし、コストだけでなく鉛蓄電池とし
ての品質の安定にも多大の影響を与える。
本発明は、このようなセル間接続体相互の溶接時の問
題を解決するものである。
題を解決するものである。
課題を解決するための手段 この溶接時の安定度を高める具体的な手段として、本
発明では溶接を行う前に溶接できない（しえない）範囲
の微少電気量を電極間に流し、所定の電流・電圧の範囲
内であれば溶接用電気量を通電し、範囲外であれば機械
装置を停止させ警報等を流す機構を備えたことを特徴と
する鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置を提供するもの
である。
発明では溶接を行う前に溶接できない（しえない）範囲
の微少電気量を電極間に流し、所定の電流・電圧の範囲
内であれば溶接用電気量を通電し、範囲外であれば機械
装置を停止させ警報等を流す機構を備えたことを特徴と
する鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置を提供するもの
である。
作 用 すなわち、本発明ではセル間接続体の溶接において、
通電が可能かどうかを事前に確認してから溶接できるた
め安定した溶接が可能となる。
通電が可能かどうかを事前に確認してから溶接できるた
め安定した溶接が可能となる。
実施例 以下、実施例により本発明の特徴点と効果を述べる。
第１図は正規の通電時間の60％以内のパルスを表した
例であり、第２図は正規の通電電流の60％以内のパルス
例を表したものである。
例であり、第２図は正規の通電電流の60％以内のパルス
例を表したものである。
故意に、溶接部に絶縁物を挾み込んで溶接をして見た
ところ、電気量が正規の60％以上であると溶接ができて
しまい中チリが発生したりして極度に溶接不良が発生し
たが、正規の60％以内であれば溶接がなされなかった。
このため正規の60％以内の微少電気量で通電電流、及び
通電電圧を測定してみたところ、通常品はある範囲内で
一定していたが、絶縁物を挾み込んだものは通常品の範
囲外でその値が大きくばらつくことがわかった。
ところ、電気量が正規の60％以上であると溶接ができて
しまい中チリが発生したりして極度に溶接不良が発生し
たが、正規の60％以内であれば溶接がなされなかった。
このため正規の60％以内の微少電気量で通電電流、及び
通電電圧を測定してみたところ、通常品はある範囲内で
一定していたが、絶縁物を挾み込んだものは通常品の範
囲外でその値が大きくばらつくことがわかった。
例えば、第３図は本発明によって微少電気量で通電し
た場合の電流波形の例を示す。Ａは正常品、Ｂ・Ｃは異
常品の事例である。ここで、（Ａ）の電流は一定の範囲
の上限（Ｕ・Ｌ）と下限（Ｌ・Ｌ）の間に入っている
が、（Ｂ）ではＵ・Ｌを越え異常に高く乱れ、（Ｃ）で
はＬ・Ｌ以下の異常に低い電流波形が見られた。第１表
はこれらA,B,Cそれぞれのチェックを行ったものに正規
の電気量を通電して溶接した場合の不良品の発生比率を
示す。
た場合の電流波形の例を示す。Ａは正常品、Ｂ・Ｃは異
常品の事例である。ここで、（Ａ）の電流は一定の範囲
の上限（Ｕ・Ｌ）と下限（Ｌ・Ｌ）の間に入っている
が、（Ｂ）ではＵ・Ｌを越え異常に高く乱れ、（Ｃ）で
はＬ・Ｌ以下の異常に低い電流波形が見られた。第１表
はこれらA,B,Cそれぞれのチェックを行ったものに正規
の電気量を通電して溶接した場合の不良品の発生比率を
示す。
この数値からも明らかなように本発明に従ってチェッ
クし、それに基づいて正規の溶接をすれば安定な溶接の
不良品を作ることなく可能にすることができる。なお、
本例では電流波の高さによってチェックをしたが、電圧
波の高さをチェックすることも可能である。また、電流
・電圧の上下限Ｕ・ＬとＬ・Ｌの範囲は鉛部分の形状や
ガン及び電極によっても変わるので、それぞれにあった
範囲で設定が必要である。
クし、それに基づいて正規の溶接をすれば安定な溶接の
不良品を作ることなく可能にすることができる。なお、
本例では電流波の高さによってチェックをしたが、電圧
波の高さをチェックすることも可能である。また、電流
・電圧の上下限Ｕ・ＬとＬ・Ｌの範囲は鉛部分の形状や
ガン及び電極によっても変わるので、それぞれにあった
範囲で設定が必要である。
発明の効果 上記の如く本発明はセル間接続体の溶接前に微少電気
量を流して通電が可能か否かを見極めてから溶接する装
置であるため、安定した溶接状態が確保できる。従っ
て、本装置を使用することにより溶接の信頼性を高める
ことができる。
量を流して通電が可能か否かを見極めてから溶接する装
置であるため、安定した溶接状態が確保できる。従っ
て、本装置を使用することにより溶接の信頼性を高める
ことができる。
第１図，第２図は本発明の装置で適用した微少電気量の
パルス例を示す図、第３図は本発明を適用した場合のそ
れぞれの電流波形を示す図、第４図はセル間接続体の溶
接を示す略図、第５図は溶接するセル間接続体間に絶縁
物、もしくは不純物を挾んだ状態で溶接したため中チリ
が発生した例を示す図である。 １……電槽隔壁、２……透孔、３……正極接続体、４…
…負極接続体、５……ストラプ、６……正極板、７……
負極板、８……電極。
パルス例を示す図、第３図は本発明を適用した場合のそ
れぞれの電流波形を示す図、第４図はセル間接続体の溶
接を示す略図、第５図は溶接するセル間接続体間に絶縁
物、もしくは不純物を挾んだ状態で溶接したため中チリ
が発生した例を示す図である。 １……電槽隔壁、２……透孔、３……正極接続体、４…
…負極接続体、５……ストラプ、６……正極板、７……
負極板、８……電極。
フロントページの続き (72)発明者 宮城 力男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−231264（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−65453（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−23580（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−182466（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01M 2/24
Claims (3)
- 【請求項１】電槽の透孔を設けたセル間隔壁を介して正
負それぞれの極の接続体を対峙させ、これを両側より電
極で加圧し突合せ部を通電により発熱させて溶接する装
置において両電極間に、溶接できない範囲の微少電気量
を流し所定の電流・電圧の範囲内であるかをチェックし
通電が可能か否かを確認する装置を備えた鉛蓄電池用セ
ル間接続体の溶接装置。 - 【請求項２】チェック用の通電電気量は、溶接すべき正
規の電気量に対しその60％以内の電気量である特許請求
の範囲（１）に記載の鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装
置。 - 【請求項３】確認装置が異常を検知した場合は装置を停
止したり、あるいは警報を流すチェック機構を有してい
る特許請求の範囲（１）又は（２）に記載の鉛蓄電池用
セル間接続体の溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253279A JP2946705B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253279A JP2946705B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132159A JPH04132159A (ja) | 1992-05-06 |
| JP2946705B2 true JP2946705B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=17249075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2253279A Expired - Fee Related JP2946705B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 鉛蓄電池用セル間接続体の溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2946705B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP2253279A patent/JP2946705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04132159A (ja) | 1992-05-06 |
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