JP2946369B2 - トーテスター - Google Patents
トーテスターInfo
- Publication number
- JP2946369B2 JP2946369B2 JP4116754A JP11675492A JP2946369B2 JP 2946369 B2 JP2946369 B2 JP 2946369B2 JP 4116754 A JP4116754 A JP 4116754A JP 11675492 A JP11675492 A JP 11675492A JP 2946369 B2 JP2946369 B2 JP 2946369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- angle
- measuring means
- tester
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の左右の前後輪の
トー角を正確に計測可能にしたトーテスターに関する。
トー角を正確に計測可能にしたトーテスターに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のテスターとして、出願人は先に
自動車の左右前後の車輪の外側方にそれぞれ設置され各
車輪の外側面に接触するように進出する前後１対の接触
子を有する計測手段と、これら接触子が車輪に接触した
ときの進出量からテスター中心線に対する前記自動車の
４輪中心線に対する傾き量を算出し各計測手段の前後の
接触子の進出量の差について前記傾き量を補正して各車
輪のトー量を算出する演算手段と、これらトー量を表示
する表示手段とからなるものを出願した（特開昭６３−
１６３１０１０号）。
自動車の左右前後の車輪の外側方にそれぞれ設置され各
車輪の外側面に接触するように進出する前後１対の接触
子を有する計測手段と、これら接触子が車輪に接触した
ときの進出量からテスター中心線に対する前記自動車の
４輪中心線に対する傾き量を算出し各計測手段の前後の
接触子の進出量の差について前記傾き量を補正して各車
輪のトー量を算出する演算手段と、これらトー量を表示
する表示手段とからなるものを出願した（特開昭６３−
１６３１０１０号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来のテスターに
よれば、各計測手段が車輪の外側面に接触する前後１対
の接触子を有する構造であるので、テスター中心線に対
する自動車の４輪中心線に対する傾き量の算出に際し
て、各計測手段の前後１対の接触子の進出量から算出せ
ねばならず、算出式が複雑となり、かくて正確な各車輪
のトー角度が得られにくい問題点があった。
よれば、各計測手段が車輪の外側面に接触する前後１対
の接触子を有する構造であるので、テスター中心線に対
する自動車の４輪中心線に対する傾き量の算出に際し
て、各計測手段の前後１対の接触子の進出量から算出せ
ねばならず、算出式が複雑となり、かくて正確な各車輪
のトー角度が得られにくい問題点があった。
【０００４】本発明はこのような問題点を解消し、補正
角が容易に得られて正確な各車輪のトー角を得ることが
できるトーテスターを提供することを目的とする。
角が容易に得られて正確な各車輪のトー角を得ることが
できるトーテスターを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく本
発明は自動車の左右前後の車輪の外側方にそれぞれ設置
され各車輪の外側面に接触する傾斜可能な検出板を先端
に有して進退可能な支持ロッドを有する計測手段と、こ
れら検出板が各車輪に接触したときの前記支持角θを算
出し各計測手段の検出板の傾動角から該傾き補正角θを
減算して各車輪のトー角を算出する演算手段と、これら
トー角度を表示する表示手段とからなり、前記傾き補正
角θは
発明は自動車の左右前後の車輪の外側方にそれぞれ設置
され各車輪の外側面に接触する傾斜可能な検出板を先端
に有して進退可能な支持ロッドを有する計測手段と、こ
れら検出板が各車輪に接触したときの前記支持角θを算
出し各計測手段の検出板の傾動角から該傾き補正角θを
減算して各車輪のトー角を算出する演算手段と、これら
トー角度を表示する表示手段とからなり、前記傾き補正
角θは
【数２】 であることを特徴とする。
【０００６】
【作用】左右前後に設置された計測手段の間に自動車を
導入する。その後各計測手段の支持ロッドを進出してそ
れそれ対向する各車輪の外側面に検出板を接触する。そ
してこれら各計測手段の支持ロッドの進出量を入力した
演算手段は、これら支持ロッドが車輪に接触したときの
進出量からテスター中心線に対する前記自動車の４輪中
心線に対する傾き角を数１の算出式により算出し各計測
手段の検出板の傾動角から該傾き補正角を減算して角車
輪のトー角を算出し、その算出結果を表示手段に表示す
る。
導入する。その後各計測手段の支持ロッドを進出してそ
れそれ対向する各車輪の外側面に検出板を接触する。そ
してこれら各計測手段の支持ロッドの進出量を入力した
演算手段は、これら支持ロッドが車輪に接触したときの
進出量からテスター中心線に対する前記自動車の４輪中
心線に対する傾き角を数１の算出式により算出し各計測
手段の検出板の傾動角から該傾き補正角を減算して角車
輪のトー角を算出し、その算出結果を表示手段に表示す
る。
【０００７】
【実施例】本発明の１実施例を図１に従って説明する。
【０００８】１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄは自動車の左右前
後の各車輪の傾きを計測する計測手段を示し、これら計
測手段１ａ〜１ｄは試験場に導入された自動車２の左右
前後の各車輪２ａ〜２ｄの外側方位置の該試験場に設置
されており、各計測手段１ａ〜１ｄは本体３の前面から
進退制御可能に突出する１本の支持ロッド４と、該支持
ロッド４の先端部に傾動可能に設けられ前面の左右に接
触ローラ５、５を有する検出板６と、該検出板６の傾動
角を検出する角度ポテンショメータその他からなる角度
センサー７と、前記支持ロッド４の前記本体３からの進
出量を検出する長さポテンショメータその他からなる長
さセンター８とからなる。
後の各車輪の傾きを計測する計測手段を示し、これら計
測手段１ａ〜１ｄは試験場に導入された自動車２の左右
前後の各車輪２ａ〜２ｄの外側方位置の該試験場に設置
されており、各計測手段１ａ〜１ｄは本体３の前面から
進退制御可能に突出する１本の支持ロッド４と、該支持
ロッド４の先端部に傾動可能に設けられ前面の左右に接
触ローラ５、５を有する検出板６と、該検出板６の傾動
角を検出する角度ポテンショメータその他からなる角度
センサー７と、前記支持ロッド４の前記本体３からの進
出量を検出する長さポテンショメータその他からなる長
さセンター８とからなる。
【０００９】そしてこれら計測手段１ａ〜１ｄはインタ
ーフェース９を介して演算手段１０に接続されており、
該演算手段１０は例えばマイクロコンピュータ等からな
って後述するような演算機能を有し、その演算結果を表
示手段である表示装置１１に表示するようにした。
ーフェース９を介して演算手段１０に接続されており、
該演算手段１０は例えばマイクロコンピュータ等からな
って後述するような演算機能を有し、その演算結果を表
示手段である表示装置１１に表示するようにした。
【００１０】次に、図１の如く自動車２の４車輪２ａ〜
２ｄの中心線Ｂがテスターの中心線Ｃに対して角度θ傾
いた状態で該自動車２が置かれ、計測手段１ａ〜１ｄの
支持ロッド４を進出して検出板６の接触ローラ５、５を
自動車の各車輪２ａ〜２ｄにそれぞれ接触させる。この
ときの左前輪用の計測手段１ａの支持ロッド４の進出量
ａ１、右前輪用の計測手段１ｂの支持ロッド４の進出量
ａ２、左後輪用の計測手段１ｃの支持ロッド４の進出量
ｂ１、及び右後輪用の計測手段１ｄの支持ロッド４の進
出量ｂ２とし、更に前後の計測手段の支持ロッド４、４
間の距離Ｌとすると、自動車２の左側の車輪２ａ、２ｃ
のテスター中心線Ｃに対する傾き角θ１は
２ｄの中心線Ｂがテスターの中心線Ｃに対して角度θ傾
いた状態で該自動車２が置かれ、計測手段１ａ〜１ｄの
支持ロッド４を進出して検出板６の接触ローラ５、５を
自動車の各車輪２ａ〜２ｄにそれぞれ接触させる。この
ときの左前輪用の計測手段１ａの支持ロッド４の進出量
ａ１、右前輪用の計測手段１ｂの支持ロッド４の進出量
ａ２、左後輪用の計測手段１ｃの支持ロッド４の進出量
ｂ１、及び右後輪用の計測手段１ｄの支持ロッド４の進
出量ｂ２とし、更に前後の計測手段の支持ロッド４、４
間の距離Ｌとすると、自動車２の左側の車輪２ａ、２ｃ
のテスター中心線Ｃに対する傾き角θ１は
【数３】 …（１）
【００１１】又自動車２の右側の車輪２ｂ、２ｄのテス
ター中心線Ｃに対する傾き角θ２は
ター中心線Ｃに対する傾き角θ２は
【数４】 …（２） となる。そこで、テスター中心線Ｃに対する自動車の４
輪中心線Ｂの傾き角即ち傾き補正角θは
輪中心線Ｂの傾き角即ち傾き補正角θは
【数５】 …（３） となるから、、（３）式に（１）、（２）式を代入して
【数６】 …（４） となる。
【００１２】従って、演算手段１０は、各計測手段１ａ
〜１ｄの長さセンサー８からの支持ロッド４の進出量ａ
１、ａ２、ｂ１及びｂ２に応じた検出信号を入力して
（４）式よりテスター中心線Ｃに対する自動車の４輪中
心線Ｂの傾き補正角θを算出し、又各計測手段１ａ〜１
ｄにおける角度センサー７からの検出板６の傾動角θａ
〜θｄに応じた検出信号を入力して、 Ｔａ＝θａ−θ…（５） Ｔｂ＝θｂ−θ…（６） Ｔｃ＝θｃ−θ…（７） Ｔｄ＝θｄ−θ…（８） の減算を実行し、表示装置１１に左前輪２ａのトー角度
Ｔａ、右前輪のトー角度Ｔｂ、左後輪のトー角度Ｔｃ及
び右後輪のトー角度Ｔｄを表示する。その後これらトー
角度の結果に基づいて各車輪について所定の調整を実施
すればよい。
〜１ｄの長さセンサー８からの支持ロッド４の進出量ａ
１、ａ２、ｂ１及びｂ２に応じた検出信号を入力して
（４）式よりテスター中心線Ｃに対する自動車の４輪中
心線Ｂの傾き補正角θを算出し、又各計測手段１ａ〜１
ｄにおける角度センサー７からの検出板６の傾動角θａ
〜θｄに応じた検出信号を入力して、 Ｔａ＝θａ−θ…（５） Ｔｂ＝θｂ−θ…（６） Ｔｃ＝θｃ−θ…（７） Ｔｄ＝θｄ−θ…（８） の減算を実行し、表示装置１１に左前輪２ａのトー角度
Ｔａ、右前輪のトー角度Ｔｂ、左後輪のトー角度Ｔｃ及
び右後輪のトー角度Ｔｄを表示する。その後これらトー
角度の結果に基づいて各車輪について所定の調整を実施
すればよい。
【００１３】尚、図１の如く自動車２の４輪中心線Ｂが
テスターの中心線Ｃに対して右へ傾いているときには、
傾き補正角θは正の値であるが、逆に自動車２の４輪中
心線Ｂがテスターの中心線Ｃに対して左へ傾いていると
きには、傾き補正角θは負の値になる。
テスターの中心線Ｃに対して右へ傾いているときには、
傾き補正角θは正の値であるが、逆に自動車２の４輪中
心線Ｂがテスターの中心線Ｃに対して左へ傾いていると
きには、傾き補正角θは負の値になる。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明によると各計測手段か
ら１本の支持ロッドを進退可能に設けると共に該支持ロ
ッドの先端に、該支持ロッドが進出して車輪の外側面に
接触したときに傾動する検出板を傾動可能に設け、各支
持ロッドの進出量と検出板の傾動角から演算手段により
テスターに対する車両の乗込角度の傾きの補正角θを算
出し、該補正角θにより補正することが出来る為、正確
な各車輪のトー角が得られる効果を有する。
ら１本の支持ロッドを進退可能に設けると共に該支持ロ
ッドの先端に、該支持ロッドが進出して車輪の外側面に
接触したときに傾動する検出板を傾動可能に設け、各支
持ロッドの進出量と検出板の傾動角から演算手段により
テスターに対する車両の乗込角度の傾きの補正角θを算
出し、該補正角θにより補正することが出来る為、正確
な各車輪のトー角が得られる効果を有する。
【図１】本発明の１実施例の説明図である。
１ａ〜１ｄ 計測手段 ２ 自動車 ２ａ〜２ｄ 車輪 ４ 支持ロッド ６ 検出板 １０ 演算手段 １１ 表示手段
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車の左右前後の車輪の外側方にそれ
ぞれ設置され各車輪の外側面に接触する傾斜可能な検出
板を先端に有して進退可能な支持ロッドを有する計測手
段と、これら検出板が各車輪に接触したときの前記支持
ロッドの進出量からテスター中心線に対する前記自動車
の４輪中心線の傾き補正角θを算出し各計測手段の検出
板の傾斜角から該傾き補正角θを減算して各車輪のトー
角を算出する演算手段と、これらトー角度を表示する表
示手段とからなり、前記傾き補正角θは 【数１】 であることを特徴とするトーテスター。ここで、ａ １ 、
ａ ２ 、ｂ １ 、ｂ ２ は自動車の左前輪、右前輪、左後輪、
右後輪の外側方に位置する計測手段の支持ロッドのそれ
ぞれの進出量、Ｌは前後の計測手段の支持ロッド間の距
離である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4116754A JP2946369B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | トーテスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4116754A JP2946369B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | トーテスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06109462A JPH06109462A (ja) | 1994-04-19 |
| JP2946369B2 true JP2946369B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14694921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4116754A Expired - Lifetime JP2946369B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | トーテスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2946369B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4740600B2 (ja) * | 2005-01-11 | 2011-08-03 | 本田技研工業株式会社 | トー角度測定装置及び測定方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5332561A (en) * | 1976-09-08 | 1978-03-27 | Komatsu Ltd | Apparatus for oscillating finger device used in transferring equipment |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP4116754A patent/JP2946369B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06109462A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
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