JP2946326B1 - 磁気軸受内位置センサのオフセット調整装置 - Google Patents

磁気軸受内位置センサのオフセット調整装置

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永偉 時
明 島田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0444Details of devices to control the actuation of the electromagnets
    • F16C32/0446Determination of the actual position of the moving member, e.g. details of sensors

Abstract

【要約】 【課題】 主軸の中心、半径方向位置制御用電磁石の幾
何的な中心及び位置センサの原点を共に一致させること
の可能な磁気軸受内位置センサのオフセット調整装置を
提供する。 【解決手段】 主軸1の中心は治具11a,11bによ
り半径方向位置制御用電磁石3v1,3v3の幾何的な中心
に一致して固定する。オフセットをなくすためにオフセ
ット調整回路49で直流信号を加算器47に入力し、変
位信号53がゼロとなるように調整する。このため、主
軸1の中心が半径方向位置制御用電磁石3v1,3v3の幾
何的な中心に一致した状態で、変位信号53をゼロとす
ることが出来る。その後、治具11a,11bを外す。
治具11a,11bを外した後は、磁気軸受の制御シス
テムにより、主軸1は基準位置に正確に浮上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気軸受内位置セン
サのオフセット調整装置に係わり、特に主軸の中心、半
径方向位置制御用電磁石の幾何的な中心及び位置センサ
の原点を共に一致させることの可能な磁気軸受内位置セ
ンサのオフセット調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に磁気軸受スピンドルの構成図を示
す。磁気軸受スピンドル10は、主軸1を空中に磁気浮
上させた状態で半径方向位置制御用電磁石3(半径方向
位置制御用電磁石3は、図中上下に2箇所配設されてい
る。ここで、半径方向位置制御用電磁石3は半径方向位
置制御用電磁石3V1、3V3、3W1、3W3及び半径方向位
置制御用電磁石3V2、3V4、3W2、3W4を総称してい
る。以下、同様)により主軸1の半径方向位置を制御す
る。主軸1は高周波モーター5により回転駆動される。
【0003】位置センサ7(位置センサ7も、図中上下
に2箇所配設されている。ここで、位置センサ7は位置
センサ7V1、7V3、7W1、7W3及び位置センサ7V2、7
V4、7W2、7W4を総称している。)は主軸1の半径方向
位置を検出する。そして、この検出信号に基づき図示し
ない調節器を介し半径方向位置制御用電磁石3を駆動す
る。
【0004】図7に、磁気軸受スピンドル10内に配設
された位置センサのオフセット調整の全体構成図を示
す。位置センサ7は、x軸用とy軸用に一対ずつ直交し
て配設されているが、図7中には説明を簡略化するた
め、y軸用の一対のみを記載している。位置センサ7の
コイル8v1,8v3(x軸用にはコイル8w1,8w3が配設
されている。以下同様)は主軸1を挟んで対峙して配設
されている。位置センサ7のコイル8v1,8v3は、図8
あるいは図9に示すようにブリッジで結線されている。
但し、図7中には図を簡略化するためこのブリッジの記
載は省略している。
【0005】図8中の基準コイル71、73は、位置セ
ンサ7のコイル8v1,8v3と平衡をとるために設けてい
る。また、図9には、y軸用のコイル8v1とx軸用のコ
イル8w1及びy軸用のコイル8v3とx軸用のコイル8w3
とでブリッジを構成した例を示す。図7において、位置
センサ7のコイル8v1,8v3には発振器43より信号が
供給されるようになっている。位置センサ7v1,7v3
コイル8v1,8v3からの出力信号45は、加算器47に
入力されるようになっている。また、オフセット調整回
路49からもSW1を介して直流信号が加算器47に入
力されるようになっている。
【0006】加算器47の出力は、位置センサ信号処理
回路51に入力された後に演算処理され、変位信号53
を出力するようになっている。変位信号53は、基準信
号55との間で偏差算出器57により差を求められ、そ
の結果誤差信号59が出力されるようになっている。誤
差信号59は、コントローラ61に入力されて演算処理
されるようになっている。コントローラ61の出力信号
は、パワーアンプ63a,63bで増幅された後、半径
方向位置制御用電磁石3のコイル4v1,4v3を駆動する
ようになっている。
【0007】次に、動作を説明する。図7において、主
軸1は空中に磁気浮上させている。このとき、主軸1は
回転させていない。主軸1の位置は位置センサ7で検出
する。検出された位置センサ出力45は位置センサ信号
処理回路51で処理され変位信号53になる。変位信号
53と基準信号55との差(誤差信号59)がコントロ
ーラ61に入力され、主軸1を安定に浮上させるための
位相補償およびゲイン補償が行われる。
【0008】補償後の信号はパワーアンプ63a,63
bに入力され、相対する一対の半径方向位置制御用電磁
石3v1,3v3のコイル4v1,4v3に励磁電流Ia ,Ib
が流される。半径方向位置制御用電磁石3には、このと
き吸引力が働き主軸1は基準位置に戻される。その後
は、再び主軸1の位置が検出されて同様の処理が繰り返
し行われ、主軸1は基準位置に安定に浮上する。
【0009】しかし、位置センサ出力には機械的な誤差
(加工、組立精度等)と電気的な誤差(電路素子のばら
つき、ブリッジ回路を形成するケーブル長の差等)によ
る総合的な誤差があるため、基準信号55をゼロに設定
して誤差信号59がゼロになっても、主軸1の浮上位置
は基準位置に到達できずにオフセットを生じる。
【0010】このオフセットをなくすために、スイッチ
SW1を入れ、励磁電流Ia とIbを等しくするように
オフセット調整回路49で作った直流信号を加算器47
に入力する。このことにより、主軸1の中心を半径方向
位置制御用電磁石3の幾何的な中心に一致させている。
また、このとき、変位信号53はゼロになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように主軸1を空中に磁気浮上させた状態でオフセット
調整を行った場合には、外乱による影響(例えば、主軸
1にかかる重力の影響)で励磁電流Ia とIb が等しく
なるよう調整しても、主軸1の中心は半径方向位置制御
用電磁石3の幾何的な中心とは必ずしも一致しない。結
局、かかるオフセット調整ではオフセット分を完全に除
去出来ないため、主軸1の浮上位置を正確に特定するこ
とは出来ないおそれがあった。
【0012】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、主軸の中心、半径方向位置制御用電磁石
の幾何的な中心及び位置センサの原点を共に一致させる
ことの可能な磁気軸受内位置センサのオフセット調整装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、主軸
の半径方向位置を少なくとも一組の対向する位置センサ
で検出し、該検出信号に基づき主軸の半径方向位置を制
御するため複数極の半径方向位置制御用電磁石を少なく
とも一組備える磁気軸受と、前記主軸の半径方向位置を
複数極の半径方向位置制御用電磁石の中心に支持する主
軸支持手段と、該主軸支持手段により主軸が中心に支持
されたときの前記検出信号に所定のオフセット電圧を加
算させることにより対向する位置センサの出力電圧をゼ
ロ若しくは予め設定した電圧にするオフセット調整手段
を備えて構成した。
【0014】磁気軸受には、主軸の半径方向位置を検出
するため、少なくとも一組の対向する位置センサを備え
ている。また、位置センサで検出された検出信号に基づ
き主軸の半径方向位置を制御するため、複数極の半径方
向位置制御用電磁石を少なくとも一組備えている。主軸
支持手段は、主軸の半径方向位置を複数極の半径方向位
置制御用電磁石の中心に支持するために用いる。オフセ
ット調整手段は、主軸支持手段により主軸が中心に支持
されたときの位置センサの検出信号に、所定のオフセッ
ト電圧を加算させることにより、対向する位置センサの
出力電圧をゼロ若しくは予め設定した電圧にする。
【0015】このことにより、主軸の中心と複数極の半
径方向位置制御用電磁石の幾何的な中心とを一致させた
状態で変位信号出力をゼロ若しくは予め設定した電圧に
出来る。このため、外乱の影響を受けることは無く、セ
ンサの組立精度が低くてもよい。そして、制御の際には
主軸を基準位置に正確に浮上出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の第1実施形態を図1及び図
2に示す。まず、図1に、治具を用いて半径方向位置制
御用電磁石の幾何的な中心と主軸の中心とを一致させる
手法を示す。
【0017】図1において、磁気軸受スピンドル10の
左端部14a及び右端部14bには、本来それぞれ図示
しない保護カバー16が外筒18に外嵌されているが、
主軸1の端部を露出させるため保護カバー16は撤去さ
れている。主軸1の左端部と右端部及び外筒18の間の
間隙には、それぞれ治具11a,11bが所定長嵌入さ
れている。主軸1の左端部と右端部は、治具11a,1
1bの内周面に沿わせて密接に挿入されている。治具1
1a,11bの外周面と内周面間の肉厚は周方向に均一
なようになっている。そして、治具11a,11bの外
周面をテーパ面にしている。LCR測定器12は半径方
向位置制御用電磁石3のインダクタンスを測定するよう
になっている。
【0018】かかる構成のもとに、次のように中心位置
を一致させる。まず、主軸1の左端部と右端部及び外筒
18の間の間隙には、それぞれ治具11a,11bを嵌
入する。主軸1の左端部と右端部は、治具11a,11
bの内周面に密接に挿入する。密接の程度を大きくする
ため、主軸1の両端部と治具11a,11bの内周面間
には遊びが極力少ない様に予め設計する。主軸1は、治
具11a,11bにより半径方向位置制御用電磁石3の
中心に置かれる。
【0019】即ち、半径方向位置制御用電磁石3と主軸
1間の隙間xは、ノーマルギャップx0 との差がなるべ
く小さくなるように治具11a,11bを嵌入する。そ
の後、LCR測定器12により半径方向位置制御用電磁
石3のインダクタンスLを測定する。但し、この差は磁
気軸受スピンドル10の加工と組立の精度及び治具11
a,11bの精度と関係するので、測定したインダクタ
ンスLには一定の誤差が存在する。測定したインダクタ
ンスLの値が出来るだけ一致するように治具11a,1
1bを微調整する。
【0020】以上のようにして治具11a,11bを用
いて主軸1の半径方向位置を中心位置に固定した後、次
のように位置センサのオフセット調整を行う。図2は、
主軸1の中心を半径方向位置制御用電磁石3の中心に一
致かつ固定させた後に行う位置センサのオフセット調整
の回路構成図である。なお、図7と同一要素のものにつ
いては同一符号を付して説明は省略する。図2におい
て、位置センサ信号処理回路51で処理された変位信号
53は計測器67に入力されるようになっている。計測
器67は、例えばオシロスコープである。
【0021】次に動作を説明する。主軸1の中心は治具
11a,11bにより半径方向位置制御用電磁石3v1
v3の幾何的な中心に一致して固定されている。この状
態の主軸1の位置を位置センサ7で検出する。その後、
検出された信号は、加算器47を介して位置センサ信号
処理回路51で処理された後、変位信号53として計測
器67に入力する。位置センサ7に機械的な誤差や電気
的な誤差による総合的な誤差があった場合、変位信号5
3はゼロにならずにオフセットが残る。
【0022】このオフセットをなくすためにスイッチS
W1を入れ、オフセット調整回路49で直流信号を加算
器47に入力し変位信号53がゼロとなるように計測器
67を観察しながら調整する。このため、主軸1の中心
が半径方向位置制御用電磁石3v1,3v3の幾何的な中心
に一致した状態で変位信号53をゼロとすることが出来
る。その後、治具11a,11bを外す。治具11a,
11bを外した後は、図7に示す磁気軸受の制御システ
ムにより、主軸1は基準位置に正確に浮上される。
【0023】以上により、主軸の中心、半径方向位置制
御用電磁石の幾何的な中心、位置センサの原点は三者と
もに一致させることが出来る。調整時に制御系は不要で
あり、開発プロセス上は優位である。また、外乱の影響
によらず、センサの組立精度が低くてもよい。このた
め、以下のような副次的効果も期待できる。即ち、1セ
ットの装置で次々に調整でき、しかも簡単であり、専門
知識がいらない。従って大量生産に適している。また、
高精度な制御が可能になるため、精密加工に応用した
り、ディスクの磁気軸受に応用すると大変効用がある。
【0024】次に、本発明の第2実施形態を図3に基づ
き説明する。本発明の第2実施形態は、治具を用いて半
径方向位置制御用電磁石の幾何的な中心と主軸の中心と
を一致させる手法の別例を示したものである。なお、図
1、図6と同一要素のものについては同一符号を付して
説明は省略する。図3において、内装環21a、21b
は中空円筒である。
【0025】主軸1の左端部と右端部は、それぞれ内装
環21a、21bの内周面に沿わせて挿入されている。
主軸1の両端部と内装環21a、21bの間は固着され
ていないが、ほぼ間隙の無い程度に密接である。内装環
21a、21bの肉厚は周方向に均一なようになってい
る。内装環21a、21bの外周には、僅かの間隙を隔
てて外装環23a、23bが配設されている。外装環2
3a、23bはそれぞれボルト31a、32a、33a
又はボルト31b、32b、33bにより磁気軸受スピ
ンドル10の左端部14a又は右端部14bに固着され
ている。
【0026】外装環23aの周囲3箇所には、外装環2
3aの中心方向に向かい、内装環21aの外周面に当接
するようにねじ27a、28a、29aが配設されてい
る。同様に、外装環23bの周囲3箇所には、ねじ27
b、28b、29bが配設されている。LCR測定器1
2は半径方向位置制御用電磁石3のインダクタンスを測
定するようになっている。
【0027】かかる構成のもとに、次のように中心位置
を一致させる。まず、主軸1の両端部に内装環21a、
21bを挿入する。内装環21a、21bと主軸1の両
端部間は殆ど間隙が無く密接である。この間隙が大きい
と、内装環21a、21bの遊びにより、主軸1が半径
方向位置制御用電磁石3の中心に定まり難く、誤差を生
じ易い。内装環21a、21bの肉厚は周方向に均一と
する。均一とするのは、主軸1の半径方向位置を複数極
の半径方向位置制御用電磁石3の中心位置に調整し易く
するためである。
【0028】ねじ27a、28a、29aとねじ27
b、28b、29bにより、内装環21a及び内装環2
1bの位置を微調整することで、主軸1の半径方向位置
を調整する。ねじ27aとねじ27bは、固定用ねじで
ある。ねじ28a、29aとねじ28b、29bは調整
用ねじである。ここでは、微調整用にねじを配設した
が、ねじの代わりに調整用棒等を配設してもよい。
【0029】主軸1が半径方向位置制御用電磁石3の中
心にあるときは、左軸受の半径方向位置制御用電磁石3
V1、3V3、3W1、3W3のインダクタンスと、右軸受の半
径方向位置制御用電磁石3V2、3V4、3W2、3W4のイン
ダクタンスは同じ大きさになる。即ち、左軸受の半径方
向位置制御用電磁石3V1、3V3、3W1、3W3のインダク
タンスと、右軸受の半径方向位置制御用電磁石3V2、3
V4、3W2、3W4のインダクタンスが同じになるように調
整したときが、主軸1が半径方向位置制御用電磁石3の
中心にあるときである。
【0030】LCR測定器12を複数台準備したときに
は、一度にインダクタンスを読めるため、この間の調整
を楽に行うことが出来る。ねじ27a、28a、29a
とねじ27b、28b、29bを用いた微調整は、具体
的には次のように行うと調整し易い。
【0031】1.まず、本発明の第1実施形態である治
具11a,11bを用いて主軸1を半径方向位置制御用
電磁石3の略中心に支持する。治具11aは、主軸1の
左端部に、また治具11bは主軸1の右端部に配設す
る。 2.次に、治具11aを取り外して内装環21aを主軸
1の左端部に挿入する。そして、外装環23aをボルト
31a、32a、33aにより磁気軸受スピンドル10
の左端部14aに固着する。 3.ねじ28a、29aを調整しながら、LCR測定器
で半径方向位置制御用電磁石3V1、3V3、3W1、3W3
インダクタンスを観測する。4つのインダクタンスが同
じ大きさになるまでねじ28a、29aを調整する。
【0032】4.ねじ27aを軽く閉める。 5.治具11bを取り外して内装環21bを主軸1の右
端部に挿入する。そして、外装環23bをボルト31
b、32b、33bにより磁気軸受スピンドル10の右
端部14bに固着する。 6.ねじ28b、29bを調整しながら、LCR測定器
で半径方向位置制御用電磁石3V2、3V4、3W2、3W4
インダクタンスを観測する。4つのインダクタンスが同
じ大きさになるまでねじ28b、29bを調整する。 7.ねじ27bを軽く閉める。
【0033】8.再度LCR測定器で半径方向位置制御
用電磁石3V1、3V3、3W1、3W3のインダクタンスを観
測する。4つのインダクタンスが違っていたら、ねじ2
8a、29aを調整する。 9.ねじ27aを閉める。 10.再度LCR測定器で半径方向位置制御用電磁石3
V2、3V4、3W2、3W4のインダクタンスを観測する。4
つのインダクタンスが違っていたら、ねじ28b、29
bを調整する。 11.ねじ27bを閉める。
【0034】以上のように調整することで、主軸1を半
径方向位置制御用電磁石3の中心に設定出来る。なお、
位置センサのオフセット調整の手順については、本発明
の第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0035】次に、本発明の第3実施形態を図4に示
す。なお、図1、図3、図6と同一要素のものについて
は同一符号を付して説明は省略する。図4は、主軸1の
左端部に治具11aを配設し、主軸1の右端部に内装環
21b、外装環23bを配設している。2種類の治具を
混在させたことで、本発明の第1実施形態と第2実施形
態のほぼ中間程度の精度で、半径方向位置制御用電磁石
の幾何的な中心と主軸の中心とを一致させることが出来
る。なお、位置センサのオフセット調整の手順について
は、本発明の第1実施形態と同様であるので説明を省略
する。
【0036】また、図3及び図4の実施形態において
は、3個のねじ27a、28a、29aやねじ27b、
28b、29bを用いて主軸1の半径方向位置を調整す
るようにしたが、図5に示すように外装環23cの周囲
4箇所には、内装環21cの外周面に当接するように4
個のねじ27c、28c、29c、30cを配設して調
整を行うようにしてもよい。この場合、各ねじ27c、
28c、29c、30cの位置は4つの半径方向位置制
御用電磁石3の配置方向に合わせて設けることにより、
調整が一層容易になる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
軸支持手段により主軸を中心に支持した状態でオフセッ
ト調整が行えるので、主軸の中心、半径方向位置制御用
電磁石の幾何的な中心及び位置センサの原点を共に一致
させることが出来る。このため、磁気軸受の制御は、高
精度な制御が可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】 治具を用いて半径方向位置制御用電磁石の幾
何的な中心と主軸の中心とを一致させる手法を示す図
【図2】 位置センサのオフセット調整の回路構成図
【図3】 本発明の第2実施形態の構成図
【図4】 本発明の第3実施形態の構成図
【図5】 外装環に4個のねじを用いた場合を示す図
【図6】 磁気軸受スピンドルの構成図
【図7】 従来の位置センサのオフセット調整の回路構
成図
【図8】 位置センサのコイルがブリッジで結線されて
いる一例を示す図
【図9】 位置センサのコイルがブリッジで結線されて
いる別例を示す図
【符号の説明】
1 主軸 3 半径方向位置制御用電磁石 7 位置センサ 8 位置センサのコイル 10 磁気軸受スピンドル 11a,11b 治具 43 発振器 47 加算器 49 オフセット調整回路 51 位置センサ信号処理回路 53 変位信号 67 計測器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の半径方向位置を少なくとも一組の
    対向する位置センサで検出し、該検出信号に基づき主軸
    の半径方向位置を制御するため複数極の半径方向位置制
    御用電磁石を少なくとも一組備える磁気軸受と、前記主
    軸の半径方向位置を複数極の半径方向位置制御用電磁石
    の中心に支持する主軸支持手段と、該主軸支持手段によ
    り主軸が中心に支持されたときの前記検出信号に所定の
    オフセット電圧を加算させることにより対向する位置セ
    ンサの出力電圧をゼロ若しくは予め設定した電圧にする
    オフセット調整手段を備えたことを特徴とする磁気軸受
    内位置センサのオフセット調整装置。
JP12009598A 1998-04-14 1998-04-14 磁気軸受内位置センサのオフセット調整装置 Expired - Fee Related JP2946326B1 (ja)

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