JP2945217B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造方
法に関し、より詳しくは、有機ソースとオゾンとを常圧
下で反応させる化学気相成長法(常圧CVD法)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、半導体素子の高密度化,高集積化
に伴って多層配線を形成する必要から、層間絶縁膜形成
法として、低温(400℃程度)で成膜ができ、かつ、優
れた埋め込み平坦性を示すTEOS(テトラ・エトキシ
・シラン)−O3(オゾン)系常圧CVD法が有望視されて
いる。TEOS−O3系常圧CVD法は、TEOS(例え
ばN2ガスでバブリングしたもの)とO3(O2をキャリア
ガスとする)とを所定温度に保持した基板に導き、常圧
下で化学反応させて、上記基板にシリコン酸化膜を成長
させる方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のTEOS−O3系常圧CVD法では、成長した膜中
に水分換算で1〜3wt.%の水素が含まれる(Si−OH
の状態で存在する)ため、膜質が劣化したり、多層配線
間のオーミック接触が妨げられたりして、半導体素子の
信頼性が損なわれるという問題がある。なお、上記水素
は、温度700℃以上の熱処理を行うことによってある
程度低減することができるが、金属配線層の間に設けら
れる層間絶縁膜を形成する場合は、金属の信頼性を維持
する観点から、そのような高温の熱処理を実施すること
ができない。
【0004】そこで、この発明の目的は、低温で成膜で
き、優れた埋め込み平坦性を示し、しかも、良好な膜質
の層間絶縁膜を形成できる半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の半導体装置の製造方法は、組成に
Siを含む有機ソースとO3とを基板に導き、上記有機ソ
ースとO3とを常圧下で化学反応させて、上記基板にシ
リコン酸化膜を成長させる半導体装置の製造方法におい
て、上記有機ソースに、組成に窒素を含むソース(以
下、「窒素ソース」という。)である ヘプタメチルジシラ
ザン(化学式(CH3)3SiN(CH3)Si(CH3)3)を添加
して成長を行うことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の半導体装置の製造
方法は、組成にSiを含む有機ソースとO3とを基板に導
き、上記有機ソースとO3とを常圧下で化学反応させ
て、上記基板にシリコン酸化膜を成長させる半導体装置
の製造方法において、上記有機ソースに、窒素ソースで
あるN,O−ビス・トリメチルシリル・アセトアミド(化
学式(CH3)C(OSi(CH3)3)(NSi(CH3)3))を添加
して成長を行うことを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の半導体装置の製造
方法は、組成にSiを含む有機ソースとO3とを基板に導
き、上記有機ソースとO3とを常圧下で化学反応させ
て、上記基板にシリコン酸化膜を成長させる半導体装置
の製造方法において、上記有機ソースに、窒素ソースで
あるトリ・ジメチルアミノ・シラン(化学式((CH3)
2N)3SiN)を添加して成長を行うことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】膜中に取り込まれようとするOH基は、窒素ソ
ースに含まれる窒素Nによって置換される。すなわち、
Si−OHに代わってSi−Nが形成され、水素はH2
形で雰囲気中へ逃げる。したがって、膜中の水分量が減
少して膜質が良好なものとなる。なお、この発明の半導
体装置の製造方法は、有機ソース−O3系常圧CVD法
に属する。したがって、上記従来のTEOS−O3系常
圧CVD法と同様に、低温で成膜でき、優れた埋め込み
平坦性を示すことができる。
【0010】また、上記窒素ソースがヘプタメチルジシ
ラザン,N,O−ビス・トリメチルシリル・アセトアミド
またはトリ・ジメチルアミノ・シランである場合、図2
に示すように、蒸気圧がTEOSと略等しいので、TE
OSソース(有機ソース)系に添加することが、バブリン
グによって簡単になされる。また、後述するように、成
長するシリコン酸化膜中から炭素を取り除く効果もあ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の半導体装置の製造方法を実
施例により詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明によりシリコン酸化膜を
成長するためのTEOS−O3系常圧CVD装置を示し
ている。この装置は、基板1を所定の温度に保持できる
ヒータ2と、上記基板1に面し、カバー4に覆われたデ
スパージョン・ヘッド3を備えている。上記デスパージ
ョン・ヘッド3の基板側3aに、ガスを噴出できるスリ
ット31,32が交互に設けられている。ヘッド3の下
部3bでは、スリット31に対して有機ソースを導入す
るガス系21が接続される一方、スリット32に対して
3およびO2ガスを導入するガス系22が接続されてい
る。上記ガス系21は、キャリアN2系21aと、TEO
Sソース系21bと、窒素ソース系21cとが合流したも
のである。キャリアN2系21aは、マスフローコントロ
ーラ9を有し、キャリアN2ガスを所定の流量でヘッド
3へ供給する。TEOSソース系21bは、マスフロー
コントローラ10と、TEOSソース16を溜めたソー
ス容器6とを有し、TEOSソース16を所定流量のN
2ガスでバブリングしてヘッド3へ供給する。窒素ソー
ス系21cは、マスフローコントローラ11と、窒素ソ
ース17を溜めたソース容器7とを有し、窒素ソース1
7を所定流量のN2ガスでバブリングしてヘッド3へ供
給する。ここで、窒素ソース17としては、蒸気圧がT
EOSに近いヘプタメチルジシラザン(化学式(CH3)3
SiN(CH3)Si(CH3)3)、N,O−ビス・トリメチル
シリル・アセトアミド(化学式(CH3)C(OSi(C
3)3)(NSi(CH3)3))、トリ・ジメチルアミノ・シラ
ン(化学式((CH3)2N)3SiN)などを使用する。一方、
ガス系22は、マスフローコントローラ8と、オゾン発
生装置5とを有し、O3およびO2ガスを所定の流量,比
率でヘッド3へ供給する。
【0013】実際に成長を行う場合、ヒータ2によって
基板1の温度を400℃に設定し、TEOSソース1
6,窒素ソース17の温度をそれぞれ65℃に保つ。マ
スフローコントローラ9,10,11によって、キャリア
2ガスの流量を18リットル/min.、TEOSソース
16をバブリングするN2ガスの流量を1.8〜2.2リ
ットル/min.、窒素ソース17をバブリングするN2
スの流量を0.1〜2.0リットル/min.にそれぞれ設定
する。また、マスフローコントローラ8によってO2
スの流量を7.5リットル/min.に設定し、オゾン発生
装置5によってO2ガス中のO3を5wt.%に設定する。
このような成長条件で、基板1を図1において左右方向
に移動させつつ、スリット31,32を通して各ガスを
基板1に導いてシリコン酸化膜を成長させる。なお、反
応後のガスはヘッド3とカバー4との隙間33を通して
排気する。成長時間2分間で、優れた埋め込み特性を示
すシリコン酸化膜を約2000Åの厚さに成長させるこ
とができた。
【0014】実際に、成長した膜を評価したところ、表
1に示すように、窒素ソース17を添加した場合は、膜
中の水分量が0.1wt.%以下であり、従来(水分量1〜
3wt.%)に比して膜質を大幅に改善することができた。
また、窒素ソース17としてヘプタメチルジシラザン、
N,O−ビス・トリメチルシリル・アセトアミド、トリ
・ジメチルアミノ・シランを用いた場合は、それぞれ膜
中の炭素濃度を1018atm/cm3以下、すなわち、窒素ソ
ースを添加しないときのレベルにすることができた。こ
れは、これらのソースの蒸気圧がいずれもTEOSの蒸
気圧に近く(図2参照)、反応性が高いからだと考えられ
る。これに対して、窒素ソース17として蒸気圧が低い
ヘキサメチルジシラザン(化学式(CH3)3Si−(NH)−
Si(CH3)3)を用いた場合は、膜中の炭素濃度が1020
atm/cm3以下にしかならなかった。
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体装置の製造方法は、有機ソース−O3系常圧CVD
法において、有機ソースに対して窒素ソース、すなわち
組成に窒素を含むソースを添加して成長を行うので、低
温で成膜でき、優れた埋め込み平坦性を示し、しかも、
水分量が少ない良好な膜質の層間絶縁膜を形成すること
ができる。
【0016】また、上記窒素ソースがヘプタメチルジシ
ラザン、N,O−ビス・トリメチルシリル・アセトアミ
ドまたはトリ・ジメチルアミノ・シラン(化学式((C
3)2N)3SiN)である場合、バブリングによって上記
有機ソースに簡単に添加することができる。しかも、反
応性を高めて膜中の炭素濃度を低減することができ、さ
らに膜質を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によりシリコン酸化膜を成長するの
に用いるTEOS−O3系常圧CVD装置を示す図であ
る。
【図2】 各窒素ソースの蒸気圧と温度との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ヒータ 3 デスパージョン・ヘッド 4 カバー 5 オゾン発生装置 6,7 ソース容器 8,9,10,11 マスフローコントローラ 21 有機ソースを導入するガス系 21a キャリアN2系 21b 有機ソース系 21c 窒素ソース系 22 O3およびO2ガスを導入するガス系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/316 C23C 16/40 C30B 25/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成にSiを含む有機ソースとO3とを基
    板に導き、上記有機ソースとO3とを常圧下で化学反応
    させて、上記基板にシリコン酸化膜を成長させる半導体
    装置の製造方法において、 上記有機ソースに、組成に窒素を含むソースであるヘプ
    タメチルジシラザンを添加して成長を行うことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 組成にSiを含む有機ソースとO3とを基
    板に導き、上記有機ソースとO3とを常圧下で化学反応
    させて、上記基板にシリコン酸化膜を成長させる半導体
    装置の製造方法において、 上記有機ソースに、組成に窒素を含むソースであるN,
    O−ビス・トリメチルシリル・アセトアミドを添加して
    成長を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 組成にSiを含む有機ソースとO3とを基
    板に導き、上記有機ソースとO3とを常圧下で化学反応
    させて、上記基板にシリコン酸化膜を成長させる半導体
    装置の製造方法において、 上記有機ソースに、組成に窒素を含むソースであるトリ
    ・ジメチルアミノ・シランを添加して成長を行うことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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