JP2944945B2 - フィルタープレート - Google Patents

フィルタープレート

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JP2944945B2
JP2944945B2 JP8309877A JP30987796A JP2944945B2 JP 2944945 B2 JP2944945 B2 JP 2944945B2 JP 8309877 A JP8309877 A JP 8309877A JP 30987796 A JP30987796 A JP 30987796A JP 2944945 B2 JP2944945 B2 JP 2944945B2
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透 石原
慶太 町田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固液分離を行う際
使用するフィルタープレス機に組込むフィルタープレー
トであって、濾過面積を減少させず、かつ加圧による変
形を少なくしたフィルタープレートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタープレス機に組込まれて
使用される合成樹脂製のフィルタープレートは各種知ら
れているが、通常、その表面に排液用の直線状あるいは
ジグザグ状の濾過液通路用溝が刻設された濾過部と、該
濾過部の周縁に形成された肉厚の周辺部(シール部)と
からなっており、プレス機の加圧板間にこれと平行に複
数枚垂直方向に配置して使用される。濾過の際には、圧
締装置により各フィルタープレートの周辺部同士が当接
してシールされ、フィルタープレート相互間に濾過室が
形成され、該濾過室内へスラリー等が導入され、加圧濾
過される。濾過後フィルタープレートは開放され、残留
物が排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィルタープレス機は
上記サイクルを繰り返し行っているので、この工程で加
圧されるときに発生するフィルタープレートの表裏の差
圧によってフィルタープレートが変形することがある。
さらにこの変形が繰り返されることにより、応力集中点
から破壊に至る場合がある。この変形を少なくするた
め、濾過部に該濾過部の周辺部と同程度の厚みをもつ補
強部を配設することが行われているが、徒に補強部を多
数設けると補強部が占める面積分だけ濾過面積が減少
し、濾過効率が低下するという問題点がある。なお、出
願人は、この補強部を特定の位置に配置することを既に
提案している(特開昭61−181508号)。本発明
は、フィルタープレートに設ける補強部の占有面積をで
きるだけ少なくして濾過面積の減少、濾過効率の低下を
抑え、かつ所定の補助補強部を形成することにより、応
力の分散・低減を図り、フィルタープレートに生ずる変
形を防ぐことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも片面に濾過液通路用溝を有す
る濾過部の周縁に、該濾過部より肉厚の周辺部を形成す
るとともに、前記濾過部に断面円錐台形状の補強部を配
設したフィルタープレートであって、前記補強部の頂面
を前記周辺部と略面一に形成するとともに、前記補強部
の周囲に補助補強部を形成し、かつ前記補助補強部は、
前記濾過部と同じ高さで平坦に形成され、かつその幅が
前記溝の深さに対し2〜6倍であることを特徴としたも
のである。
【0005】以下、本発明の内容を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の実施の形態であるフィルタ
ープレート1の平面図、図2は図1のA−A断面図、図
3は補助補強部の幅と最大主応力の関係の一例を示すグ
ラフである。なお、図1において溝3の図示は省略す
る。フィルタープレート1は、輪郭が図示のとおり四角
形、あるいは円形状等の基体の、少なくとも片面には濾
過液の通路用の多数の溝3を設けた濾過部2を有する。
そして、その周縁には、濾過部2より肉厚の周辺部(シ
ール部)6が形成される。濾過部2の適宜位置には、少
なくとも1以上の断面円錐台形状の補強部4が形成され
る。補強部4の頂面は、周辺部6と略同じ高さに形成さ
れる。さらに、補強部4の周囲には平坦な補助補強部5
が形成される。給液口7は、濾過部中央あるいはその他
の適宜位置に設けられる。補助補強部5は、例えばフィ
ルタープレート1に刻設した溝3が直線状である場合
は、刻設した溝(凹部)が補強部の裾部に至ることな
く、補強部の周囲においてその溝が埋められている態様
とすることができる。また、濾過液の通路用に刻設した
溝3が、規則正しく形成された複数の柱状突起によって
形成されたジグザグ状である場合は、補強部の裾部に最
も近い溝が埋められている態様とすることができる。補
助補強部5の高さは、通常濾過部2の高さとほぼ同じで
ある。
【0006】
【試験例】補強部4の周囲の補助補強部5の幅Lは、溝
3の深さhの2〜6倍の範囲とするのが好ましい。その
理由は下記の、補助補強部の幅Lと最大主応力の関係に
ついての試験例から理解されるであろう。試験例では、
濾過部厚み(H)が22mmと38mmの2種のフィル
タープレートについて、補助補強部5の幅Lを変えた場
合の最大主応力との関係を、補助補強部5を有しないフ
ィルタープレートとの比較における最大主応力比を測定
して調べた。その結果を図3のグラフに示す。図3に明
らかなとおり、補助補強部5の幅Lを大きくしていくと
最大主応力は低減してゆき、幅の大きさがある値を超え
ると最大主応力は一定となることがわかる。補助補強部
5の幅Lを大きく採ると、濾過液の流路となる溝3部が
減少して濾過効率が低下することになるので、これを考
慮すると最大主応力が一定になる幅が最適な幅であると
いえる。図3の場合、濾過部厚み22mmのとき、溝深
さに対する比でとるとおよそ5倍、濾過部厚み38mm
のときはおよそ3倍である。なお、通常のフィルタープ
レートの場合は、濾過部厚み22mmが最小値、38m
mが最大値とされることが多いことから上記濾過部厚み
を用いて試験したものである。また、補強部間距離や補
強部と周辺部との距離による多少の影響等を考慮して総
合すると、補助補強部5の幅Lは溝2の深さhに対し2
〜6倍の範囲に設定することが好ましいといえる。
【0007】
【実施例】一辺が1220mmの正方形のフィルタープ
レートの四辺に、厚さ73mm、幅60mmの周辺部を
設け、その内側に、表裏に各々幅6mm、深さh=4m
mの凹状の溝を、各溝間の距離(濾過部の凸部の幅)が
7mmの間隔となるように刻設した、厚みH=23mm
の濾過部を形成した。この濾過部の2本の対角線上に
は、円錐台形状で高さが周辺部上面と同一の高さに形成
した補強部を、濾過部の対角線の長さを3等分する、表
裏対応する位置に4箇所づつ設けてある。円錐台形状の
頂面直径は60mmであって、頂面部から濾過部にかけ
ての勾配は30°とした。なお、給液口は濾過部中央に
設けた。上記形状のフィルタープレートで、補助補強部
5を設けない従来のものと、幅L=22mmの補助補強
部5を設けたものについて、たわみ比及び最大主応力比
の比較を行った結果は表1のとおりであった。
【0008】
【表1】
【0009】上記表1から明らかなとおり、実施例のも
のは従来の補助補強部を設けないものよりもたわみ、最
大主応力比共に大幅に小さい値となり、加圧による変形
が少なくなることが確認された。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、所定の補助補強部を形
成することにより、フィルタープレートに設ける補強部
の占有面積をできるだけ少なくして濾過面積の減少を抑
えつつ応力の分散・低減を図り、フィルタープレートに
生ずる変形を防ぐことができる等の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるフィルタープレート
1の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】補助補強部の幅と最大主応力の関係の一例を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 フィルタープレート 2 濾過部 3 溝 4 補強部 5 補助補強部 6 周縁部 L 補助補強部5の幅 h 溝3の深さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に濾過液通路用溝を有す
    る濾過部の周縁に、該濾過部より肉厚の周辺部を形成す
    るとともに、前記濾過部に断面円錐台形状の補強部を配
    設したフィルタープレートであって、前記補強部の頂面
    を前記周辺部と略面一に形成するとともに、前記補強部
    の周囲に補助補強部を形成し、かつ前記補助補強部は、
    前記濾過部と同じ高さで平坦に形成され、かつその幅が
    前記溝の深さに対し2〜6倍であることを特徴とするフ
    ィルタープレート。
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JP2997211B2 (ja) * 1996-07-31 2000-01-11 萩原工業株式会社 防草シート
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CN103272418B (zh) * 2013-05-28 2015-08-05 佛山市金凯地过滤设备有限公司 一种压滤机

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