JP2944438B2 - 光半導体素子 - Google Patents

光半導体素子

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JP2944438B2 JP6317394A JP31739494A JP2944438B2 JP 2944438 B2 JP2944438 B2 JP 2944438B2 JP 6317394 A JP6317394 A JP 6317394A JP 31739494 A JP31739494 A JP 31739494A JP 2944438 B2 JP2944438 B2 JP 2944438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光半導体素子に関し、特
に素子端部での光の反射率を低減させる機能を備えた光
半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光半導体素子(LDアンプともいう。)
は、光通信、光交換用において強く要望されている。光
半導体素子は、活性層とそれを埋め込むクラッド層とか
らなる光導波路を有しており、入力光信号はその光導波
路を進行する際に増幅される。この光半導体素子を実用
化するにあたり第1に重要な特性は「利得」すなわち入
力信号光の増幅の度合いである。
【0003】光半導体素子の利得を向上させるには、光
導波路を進行する光の素子端部での反射率を下げること
が重要で、例えば25dBの利得を得るためには反射率
を2×10-4程度以下にする必要がある。そして、素子
端部での反射率を下げるためには、従来、活性層が素子
端部で途切れる窓領域付き構造が採用されている。
【0004】図11は従来の窓領域付き光半導体素子の
斜視図である。この斜視図は部分的に断面を表示する。
この光半導体素子は、基板50上に活性層51とこの活
性層51を覆うクラッド層52とからなる光導波路53
を有し、さらに、クラッド層52の上部をキャップ層5
4が覆い、そのキャップ層54の上部をパッシベーショ
ン膜(絶縁膜)55が覆い、かつキャップ層54の水平
面上のみパッシベーション膜55を除去し、さらにその
パッシベーション膜55の上部を電極56が覆ってい
る。
【0005】また、活性層端部51aと光半導体素子端
部57間には窓領域58が形成されている。この窓領域
58は、光導波路53を進行する光が光半導体素子端部
57で反射して再び光導波路53に結合する率、すなわ
ち実効的反射率を低下させる機能を有する。
【0006】例えば、25dBの利得を得るためには反
射率を2×10-4以下にすることが望ましいが、この窓
領域58を形成することにより反射率を10-2程度にす
ることができる。すなわち実効的反射率は10-2倍とな
る。
【0007】また、このような窓領域を設けた光半導体
素子例として以下の文献が開示されている。いずれも窓
領域と素子端面のAR被覆(無反射被覆)によって、1
-4台の実効的反射率を実現したものである。
【0008】(1)R.Ludwig,et al.,
ECOC´92 Proceeding Vol.1,
WeB8.3,pp381−384(1992) (2)P.Doussie,et al.,J.Pho
tonics technol.Lett.,PTL−
6,pp170−172(1994) (3)I.Cha,et al.,Electr.Le
tt.,Vol.25,pp1241−1242(19
89) (4)S.Kitamura,et al.,J.Ph
otonics technol.Lett.,PTL
−6,pp173−175(1994) (5)Y.Huang,et al.,OAA´93
TechnicalDigest TuC2,pp29
6−299(1993) (6)T.Toyonaka,et al.,OAA´
93 Technical Digest MD4,p
p162−165(1993) (7)P.Ojala.et al.,ECOC´93
Proceeding Vol.2,WeC7.4,
pp321−324(1993) 文献(1)〜(4)は利得が入力光の偏光状態に依存し
ない偏光無依存型で、ストライプ状の活性層を有し、2
5dB程度の利得を得ている。また、偏光無依存の方法
として、文献(1)では歪量子井戸活性層を用いる方法
が採られ、文献(2)〜(4)では活性層をサブミクロ
ンと狭くする方法が採られている。また、文献(4)で
は偏光無依存化のために採られるサブミクロン幅の活性
層を、選択MOVPE法を用いて再現性良く形成し、利
得20dBの均一した特性の4ch−LDアンプアレイ
を実現している。この選択MOVPE法とは、基板上に
2本のストライプ状Sio2 マスクを2μm以下の間隔
を空けて形成し、この間隔部にストライプ状活性層を均
一に結晶成長により形成するものである。
【0009】文献(5),(6)はそれぞれ長さ300
μmおよび82μmの領域にわたり活性層幅が出力側に
向かって徐々に広がるテーパー状の活性層を有してお
り、利得として20dBを得ている。
【0010】文献(7)は半導体レーザと半導体光変調
器(EA−MOD)が一体となった集積素子で、変調光
を出力する素子である。図12にこの集積素子の横断面
図を示す。この断面図は基板上方から見下ろした場合の
断面図で、この集積素子は窓領域60を有するととも
に、ストライプ状光吸収層61の端部61aを湾曲さ
せ、かつストライプ状光吸収層61の幅を端部61a近
傍にてテーパー状に広げて、光導波路からの光の出力方
向を端部61aの面の法線方向Wに傾けている。このよ
うに端部61aの面を傾けることにより、集積素子端面
63aで反射された光が再び光導波路に結合するのを防
止している。
【0011】また、(8)特開平3−77388号公報
に、複数の導波路を順次交互に分離して配列させ、対向
する導波路端面を所定の角度に傾斜させた半導体光増幅
装置が開示されている。これは、光の増幅利得が横偏波
と縦偏波とで異なるため入射光に対して忠実な光を出力
として得られないという不都合を解決するもので、導波
路端面を所定の角度に傾斜させることにより、最適な横
偏波および縦偏波の透過率が得られ、もって入射光に忠
実な光が出力として得られるというものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、文献(1)〜
(7)に掲載された従来の窓領域付き光半導体素子で
は、光の反射は図11に示すように光半導体素子端部5
7のみならず活性層端部51aでも生じていた。そし
て、この活性層端部51aでの反射率は、大きい場合は
2×10-4程度になることもあった。この場合、25d
B以上の高利得化にあたっては、1dB以上のリップ
ル、すなわち入力光波長による利得の振動が生じてしま
う。このリップルは利得向上を阻む原因となる他、その
周期が数オングストロームと短いため、入力光波長や温
度のわずかの変動で出力を変動させるため実用上問題と
なる。
【0013】そこで、文献(2)、(3)にこの活性層
端面での反射率を低減させるために、5000オングス
トロームと幅の狭い活性層を端部に近づくに従いさらに
狭める先細の形状に形成する技術が開示されている。そ
して、この活性層を平坦な半導体層からエッチングによ
る切り出しで形成している。
【0014】ところで、偏光無依存化のために必要なサ
ブミクロンと狭い幅の活性層を形成する場合、半導体の
エッチング法を用いるよりも、文献(4)のように選択
MOVPE法を用いた方が再現性および均一性よく形成
できることが知られている。
【0015】ところが、選択MOVPE法を用いた場
合、活性層の端部を先細の形状にすることができない。
【0016】また、文献(7)の集積素子は、ストライ
プ状光吸収層61の端部61aの面は導波光の進行方向
と垂直であるため、ストライプ状光吸収層61の端部6
1aで反射した光は光導波路と再度結合することにな
る。従って、端部61aで反射する光により利得が低下
するおそれがある。
【0017】また(8)の公報に開示された半導体光増
幅装置における導波路端面は、反射する光の方向を変え
るために傾斜させたのでなく、光の透過率を調整するた
め、すなわち光を透過させるために傾斜させたものであ
る。したがって、この導波路端面を傾斜させても光の反
射による利得の低下を防止するという効果は発揮されな
い。
【0018】そこで、本発明の目的は活性層端部での実
効的反射率を低下させることが可能な光半導体素子を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ストライプ状の活性層を有する光半導体素
子であって、前記光半導体素子の端部と前記活性層の端
部間に窓領域が形成され、かつ前記活性層の端部の面に
立てた垂線の方向と前記活性層から放出される光の方向
とが異なるよう前記活性層端部の面を傾斜させ、かつ前
記活性層端部での光導波路への反射を抑えるため前記活
性層の幅を前記活性層端部から20μm以内の領域で広
げたことを特徴とする。
【0020】
【作用】活性層の端部の面に立てた垂線の方向と活性層
から放出される光の方向とが異なるよう活性層の端部の
面を形成することにより、活性層から放出される光が活
性層の端部の面で反射しても再度光導波路に結合しなく
なる。従って、放出光と反射光とが干渉し合って利得が
低下するのを防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る光半導体素子
の第1実施例の斜視図である。この斜視図は部分的に断
面を表示している。この光半導体素子が従来の光半導体
素子と異なる点は、主に活性層の形状である。従って、
以下活性層の形状を中心に説明し、従来例と同様な部分
は説明を省略する。
【0022】光半導体素子は、基板(n型InP)1上
に、バッファ層(n型InP層、厚さ1000オングス
トローム)2と、ストライプ状の活性層(波長1.34
μm組成のアンドープInGaAsP層、厚さ3000
オングストローム)3と、クラッド層(p型InP層、
厚さ5μm)4と、キャップ層(p+型InGaA
層、厚さ3000オングストローム)5と、パッシベ
ーション膜(絶縁膜;SiO2 )6と、電極7(Au、
厚さ4000オングストローム/Ti、厚さ5000オ
ングストローム)とを積層してなり、バッファ層2と活
性層3とクラッド層4とで光導波路10が形成される。
【0023】また、活性層端部3aと光半導体素子端部
11間には窓領域12が形成される。この窓領域12は
光導波路10を進行する光が光半導体素子端部11で反
射し、進行する光と反射する光とが干渉し合って光半導
体素子の利得を低下させるのを防止するものである。
【0024】なお、活性層3の端部3aを表示するた
め、素子端部11で活性層3を埋め込んでいるクラッド
層4は部分的に除いて表示している。
【0025】この基板1の素子長は650μmであり、
活性層3は波長1.34μm組成のバルク活性層であ
り、端部3a近傍の領域(長さ10μm)では幅が端部
3aに近づく程徐々に広がるよう形成されている。
【0026】図2は光半導体素子の第1実施例の横断面
図である。活性層端部3aの面3bは傾斜しており、そ
の端面3bに立てた垂線Vは活性層3のストライプ方向
と13度の角度をなしている。そして、活性層端部3a
の幅は3μm、光導波路10の幅は7μmである。ま
た、光半導体素子の中央部3cにおける活性層3の形状
は厚さ3000オングストローム、幅5000オングス
トロームであり均一となっている。
【0027】このように活性層端面3bを傾斜させるこ
とにより、活性層3内を進行する光が活性層端面3bで
反射しても進行する光と再度結合しなくなる。すなわ
ち、実効的反射率を低下させることができる。
【0028】また、この活性層端面3bの傾きが反射光
の戻り方向に与える影響を強くするには、活性層端部3
aの幅を導波光のスポットサイズよりも大きくする必要
がある。特に活性層幅がサブミクロンと狭いとき、スポ
ットサイズはしばしば活性層幅の2倍程度となるため、
広げる端部3aの幅としては少なくとも2μm以上とす
ることが重要である。また、活性層端部3aの幅を拡大
することによって、活性層端面3bを所望の形状にする
ことが製作工程上容易となる。
【0029】また、活性層端面3bを傾ける角度として
は、少なくとも7度が必要である。本発明の場合、活性
層端面3bでの実効的反射率は一般に活性層端面3bの
傾きが大きいほど小さくなる。
【0030】図3は第1実施例の活性層端面における実
効的反射率の特性図である。本実施例では、活性層3
を、波長1.3μm帯偏光無依存型アンプの典型的サイ
ズである幅5000オングストローム、厚み3000オ
ングストロームとし、端部3aまでの長さ10μmの領
域で幅3μmまで広がるよう形成した。また、活性層3
の組成は波長1.34μm、信号光波長1.31μmで
計算した。同図の特性によれば、本発明の効果が十分現
れるのは活性層端面3bの傾きが7度以上の場合であ
る。
【0031】本発明では端部3aにて活性層端部3aの
幅を広げたため、窓領域12と光導波路10との屈折率
差およびそれに伴い生じる反射自体は通常の端部構造に
おける場合より大きくなる。このため、活性層端面3b
の傾きが5〜6度以下の場合においては通常の場合より
も実効的反射率が大きくなってしまう。そこで、本発明
は活性層端面3bを傾け、かつ端部3aの幅を広げる構
造とした。
【0032】なお、活性層端部を広げる構造としては従
来例の文献(5)〜(7)にも開示されているが、文献
(5),(6)では出力側において、それぞれ300μ
mおよび82μmにわたり活性層幅を徐々に広げテーパ
ー状活性層を形成している。一方、本発明では活性層の
広がる領域を両端から20μm以内と限定している。す
なわち、文献(5),(6)は出力光の出力向上を目的
として採られた構造であり、構造は本発明と似ているが
活性層の広がりが緩やかであるため、本発明の構造に比
べ戻り光が光導波路に結合し易く実効的反射率は低くな
りにくい。また、素子全体として均一な構造でないの
で、LDアンプとして偏光無依存化のためには適当な歪
量子井戸構造を導入する等の工夫が必要となる。
【0033】本発明は、素子の大部分において均一な構
造を有するLDアンプであることを前提とし、そのよう
な均一構造を有するLDアンプにおける実効的反射率を
低下させることを目的としている。
【0034】また、文献(7)で活性層端部を広げる構
造を採ったのは素子端面で反射された光が再び光導波路
に結合するのを防ぐためであり、光吸収層端面での反射
光が再び光導波路に結合するのを防ぐためではない。
【0035】次に、光半導体素子の製造方法について説
明する。図4,6は光半導体素子の第1実施例の製造過
程を示す横断面図、図5,7〜8は光半導体素子の第1
実施例の製造過程を示すa−a´縦断面図である。
【0036】まず、図4において表面が(100)面
(半導体結晶の面方位を示す番号)のn型InP基板1
上で、<011>方向(半導体結晶の結晶方位を示す番
号)に長さ650μmの空隙部32を複数個有する全幅
30μmのストライプ状のマスク31を形成する。そし
て、空隙部32はその端部32aから10μmの領域で
広がり、かつ端部32aはストライプの延出方向に対し
て13度傾斜している。また、この端部から10μmの
領域を除き空隙部32の幅は0.7μmと均一である。
また、マスク31は厚さ700オングストロームのSi
2 膜で形成し、かつ隣接する空隙部32との距離は5
0μmとした。
【0037】次に、図5において選択MOVPE法によ
り、空隙部32にバッファ層2と、活性層3と、クラッ
ド層4とからなる半導体ストライプ34を形成する。な
お、活性層3の層厚は上辺3dと下辺3eとの中央で5
000オングストロームである。
【0038】次に、図6において半導体ストライプ34
の両側近辺のマスク31を除去して空隙部32の幅を7
μmに広げる。
【0039】次に、図7において選択MOVPE法によ
り半導体ストライプ34をクラッド層4およびキャップ
層5で覆う。このとき、半導体ストライプ34の存在し
ない領域上にもクラッド層4を形成するが、この領域が
窓領域12となる。
【0040】次に、図8において全面をパッシベーショ
ン膜6で覆い、かつキャップ層5の水平面上のみパッシ
ベーション膜6を除去し、さらにそのパッシベーション
膜6を電極7で覆う。
【0041】次に、アロイ処理、裏面研磨、および裏面
電極の付着後、半導体ストライプ34の存在しない領域
の中央35(図6参照のこと。)の中央でへき開し、6
50μm長の複数の素子に切り出し、これらの素子の両
端面に10-3程度の無反射被覆を施すことにより複数個
の光半導体素子が完成する。
【0042】図9は光半導体素子の第2実施例の横断面
図である。この第2実施例は第1実施例に係る半導体素
子と構成が同様で形状のみが異なるものである。この光
半導体素子は、活性層41の端部41aから活性層41
のストライプ延出方向に対して13度の角度の方向に上
下に第2の活性層42を形成したものである。この構成
によっても第1実施例と同様に利得のリップルを抑える
ことができる。
【0043】図10は光半導体素子の第3実施例の横断
面図である。この第3実施例は、幅2μm、厚さ0.1
μmのストライプ状バルク活性層を有する光半導体素子
で、活性層45の幅は2μmのままで端面45aの角度
を13度に傾けたものである。この構成によれば、活性
層面を全く傾けない従来の構造に比べリップルを低減さ
せることができる。
【0044】なお、ストライプ状のマスク31およびパ
ッシベーション膜6としてPSG,SiON等の他の絶
縁膜を、キャップ層5としてP+ −InGaAsPを、
また電極7について他の導電性部材(金属)を用いても
よい。
【0045】一方、活性層3,41,45の代わりに光
吸収層または受動光導波路層を用いてもよい。この光吸
収層または受動光導波路層としては、例えば波長1.5
5μm組成のInGaAsP層がある。さらに、量子井
戸層を含み、発振波長が1.3または1.55μmとな
る組み合わせの多層構造を用いてもよい。これらによっ
ても第1実施例と同様に利得のリップルを抑える効果を
得ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、光半導体素子の活性層
端面に立てた垂線の方向と活性層から放出される光の方
向とが異なるよう活性層端面を傾斜させたので、活性層
から放出される光が活性層の端部の面で反射しても再度
光導波路に結合しなくなる。従って、放出光と反射光と
が干渉し合って利得が低下するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光半導体素子の第1実施例の斜視
図である。
【図2】同第1実施例の横断面図である。
【図3】同第1実施例の活性層端面における実効的反射
率の特性図である。
【図4】同第1実施例の製造過程を示す横断面図であ
る。
【図5】同第1実施例の製造過程を示すa−a´縦断面
図である。
【図6】同第1実施例の製造過程を示す横断面図であ
る。
【図7】同第1実施例の製造過程を示すa−a´縦断面
図である。
【図8】同第1実施例の製造過程を示すa−a´縦断面
図である。
【図9】同第2実施例の横断面図である。
【図10】同第3実施例の横断面図である。
【図11】従来の窓領域付き光半導体素子の斜視図であ
る。
【図12】同光半導体素子の横断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファ層 3,41,45 活性層 3a,41a 活性層端部 3b,45a 活性層端面 4 クラッド層 5 キャップ層 6 パッシベーション膜 7 電極 10 光導波路 11 光半導体素子端部 12 窓領域 42 第2の活性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 G02F 1/35 G02B 6/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライプ状の活性層を有する光半導体
    素子であって、前記光半導体素子の端部と前記活性層の
    端部間に窓領域が形成され、かつ前記活性層の端部の面
    に立てた垂線の方向と前記活性層から放出される光の方
    向とが異なるよう前記活性層端部の面を傾斜させ、かつ
    前記活性層端部での光導波路への反射を抑えるため前記
    活性層の幅を前記活性層端部から20μm以内の領域で
    広げたことを特徴とする光半導体素子。
  2. 【請求項2】 ストライプ状の活性層を有する光半導体
    素子であって、前記光半導体素子の端部と前記活性層の
    端部間に窓領域が形成され、かつ前記活性層の端部の面
    に立てた垂線の方向と前記活性層から放出される光の方
    向とが異なるよう前記活性層端部の面を傾斜させ、かつ
    前記活性層端部を前記活性層から放出される光の方向と
    異なる方向に延出させたことを特徴とする光半導体素
    子。
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