JP2944357B2 - 磁気ディスク装置の駆動方法 - Google Patents
磁気ディスク装置の駆動方法Info
- Publication number
- JP2944357B2 JP2944357B2 JP8162493A JP8162493A JP2944357B2 JP 2944357 B2 JP2944357 B2 JP 2944357B2 JP 8162493 A JP8162493 A JP 8162493A JP 8162493 A JP8162493 A JP 8162493A JP 2944357 B2 JP2944357 B2 JP 2944357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- thin
- film magnetic
- disk drive
- write
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録および再生
を行うための薄膜磁気ヘッドと、この薄膜磁気ヘッドに
対して書込み電流を供給し、薄膜磁気ヘッドからの読出
し電流を増幅する書込み読出し回路とを備え、コンタク
トスタートストップ方式を採用している磁気ディスク装
置の駆動方法に関する。
を行うための薄膜磁気ヘッドと、この薄膜磁気ヘッドに
対して書込み電流を供給し、薄膜磁気ヘッドからの読出
し電流を増幅する書込み読出し回路とを備え、コンタク
トスタートストップ方式を採用している磁気ディスク装
置の駆動方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の磁気ディスク装置の駆動方
法の一例による磁気ヘッドに対する電源供給タイミング
と磁気ヘッドの浮上量との関係を示す特性図である。
法の一例による磁気ヘッドに対する電源供給タイミング
と磁気ヘッドの浮上量との関係を示す特性図である。
【０００３】情報の記録および再生を行うための薄膜磁
気ヘッドと、この薄膜磁気ヘッドに対して書込み電流を
供給し、薄膜磁気ヘッドからの読出し電流を増幅する書
込み読出し回路とを備え、コンタクトスタートストップ
方式を採用している磁気ディスク装置の従来の駆動方法
は、図２に示すように、電源を投入して磁気記録媒体を
回転させるスピンドルモータを起動するとき（電源供給
開始タイミング２３）、同時に磁気記録媒体に対して情
報の記録および再生を行う薄膜磁気ヘッドに対して電源
を供給する（磁気ヘッド電源接続・切断タイミング２
２）ように構成されている。一方、磁気ヘッドは、磁気
ヘッド浮上曲線２１に示すように、電源供給タイミング
２３から一定時間経過してから浮上を開始する。
気ヘッドと、この薄膜磁気ヘッドに対して書込み電流を
供給し、薄膜磁気ヘッドからの読出し電流を増幅する書
込み読出し回路とを備え、コンタクトスタートストップ
方式を採用している磁気ディスク装置の従来の駆動方法
は、図２に示すように、電源を投入して磁気記録媒体を
回転させるスピンドルモータを起動するとき（電源供給
開始タイミング２３）、同時に磁気記録媒体に対して情
報の記録および再生を行う薄膜磁気ヘッドに対して電源
を供給する（磁気ヘッド電源接続・切断タイミング２
２）ように構成されている。一方、磁気ヘッドは、磁気
ヘッド浮上曲線２１に示すように、電源供給タイミング
２３から一定時間経過してから浮上を開始する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
磁気ディスク装置の駆動方法によると、磁気記録媒体面
と、薄膜磁気ヘッドの磁気回路を構成しているポール面
とが接触している状態で磁気ヘッドに電源が供給され
る。薄膜磁気ヘッドは、電源が接続されるコイルと磁気
回路を構成するポールとが絶縁材料を介して積層されて
いるため、コイルとポールとの間の絶縁抵抗が低い場合
は、磁気記録媒体面と薄膜磁気ヘッドのポール面との接
触している状態で磁気ヘッドに電源が供給されることに
よってコイル〜ポール〜磁気記録媒体間にリーク電流が
流れて電気腐食が生じ、これがポール面の汚れや磁気記
録媒体面の腐食の原因となる。これらが進行すると、記
録情報の信頼性が低下し、最悪の場合は、記録データが
破壊されるという重大な欠点を有している。
磁気ディスク装置の駆動方法によると、磁気記録媒体面
と、薄膜磁気ヘッドの磁気回路を構成しているポール面
とが接触している状態で磁気ヘッドに電源が供給され
る。薄膜磁気ヘッドは、電源が接続されるコイルと磁気
回路を構成するポールとが絶縁材料を介して積層されて
いるため、コイルとポールとの間の絶縁抵抗が低い場合
は、磁気記録媒体面と薄膜磁気ヘッドのポール面との接
触している状態で磁気ヘッドに電源が供給されることに
よってコイル〜ポール〜磁気記録媒体間にリーク電流が
流れて電気腐食が生じ、これがポール面の汚れや磁気記
録媒体面の腐食の原因となる。これらが進行すると、記
録情報の信頼性が低下し、最悪の場合は、記録データが
破壊されるという重大な欠点を有している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置の駆動方法は、スピンドルモータによって回転させら
れる磁気記録媒体に対して情報の記録および再生を行う
薄膜磁気ヘッドと、前記薄膜磁気ヘッドに対して書込み
電流を供給し前記薄膜磁気ヘッドからの読出し電流を増
幅する書込み読出し回路とを備え、コンタクトスタート
ストップ方式を採用している磁気ディスク装置の駆動方
法であって、前記磁気ディスク装置の起動のとき、前記
薄膜磁気ヘッドが前記磁気記録媒体から浮上を開始した
後、前記書込読出し回路から前記薄膜磁気ヘッドに対し
て電源を供給して書込み動作または読出し動作を行わせ
ることを含むものであり、更に、スピンドルモータの回
転数を検出することによって薄膜磁気ヘッドの浮上の開
始を検出すること、または、スピンドルモータの起動時
点から時間を計時するすることによって薄膜磁気ヘッド
の浮上の開始を検出することを含むものである。
置の駆動方法は、スピンドルモータによって回転させら
れる磁気記録媒体に対して情報の記録および再生を行う
薄膜磁気ヘッドと、前記薄膜磁気ヘッドに対して書込み
電流を供給し前記薄膜磁気ヘッドからの読出し電流を増
幅する書込み読出し回路とを備え、コンタクトスタート
ストップ方式を採用している磁気ディスク装置の駆動方
法であって、前記磁気ディスク装置の起動のとき、前記
薄膜磁気ヘッドが前記磁気記録媒体から浮上を開始した
後、前記書込読出し回路から前記薄膜磁気ヘッドに対し
て電源を供給して書込み動作または読出し動作を行わせ
ることを含むものであり、更に、スピンドルモータの回
転数を検出することによって薄膜磁気ヘッドの浮上の開
始を検出すること、または、スピンドルモータの起動時
点から時間を計時するすることによって薄膜磁気ヘッド
の浮上の開始を検出することを含むものである。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００７】図１は本発明の一実施例による磁気ヘッド
に対する電源供給タイミングと磁気ヘッドの浮上量との
関係を示す特性図である。
に対する電源供給タイミングと磁気ヘッドの浮上量との
関係を示す特性図である。
【０００８】本実施例は、図１に示すように、電源を投
入して磁気記録媒体を回転させるスピンドルモータを起
動する電源供給開始タイミング１３から一定時間Ｔを経
過した後磁気ヘッド電源接続・切断タイミング１２を設
定する。この一定時間Ｔは、スピンドルモータの回転数
が一定値Ｒに対した時点であり、磁気ヘッド浮上曲線１
１に示すように、磁気ヘッドが浮上を開始してから暫く
経った時点である。
入して磁気記録媒体を回転させるスピンドルモータを起
動する電源供給開始タイミング１３から一定時間Ｔを経
過した後磁気ヘッド電源接続・切断タイミング１２を設
定する。この一定時間Ｔは、スピンドルモータの回転数
が一定値Ｒに対した時点であり、磁気ヘッド浮上曲線１
１に示すように、磁気ヘッドが浮上を開始してから暫く
経った時点である。
【０００９】一定時間Ｔの検出は、スピンドルモータの
起動時点から時間を計時するすることによって行うか、
スピンドルモータの回転数を検出することによって行
う。
起動時点から時間を計時するすることによって行うか、
スピンドルモータの回転数を検出することによって行
う。
【００１０】磁気ヘッドに対する電源の接続・切断は、
書込み読出し回路にヘッド電源制御回路を設け、磁気ヘ
ッドに対する電源の供給のみをヘッド電源制御回路を介
して行い、他の回路部には直接に電源の供給するように
し、起動時点からの時間が一定時間を経過したとき、ま
たはスピンドルモータの回転数が所定の回転数になった
ときにヘッド電源制御回路を動作させることによって行
う。
書込み読出し回路にヘッド電源制御回路を設け、磁気ヘ
ッドに対する電源の供給のみをヘッド電源制御回路を介
して行い、他の回路部には直接に電源の供給するように
し、起動時点からの時間が一定時間を経過したとき、ま
たはスピンドルモータの回転数が所定の回転数になった
ときにヘッド電源制御回路を動作させることによって行
う。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置の駆動方法は、薄膜磁気ヘッドが磁気記録媒体
から浮上を開始した後に薄膜磁気ヘッドに対する電源の
供給を開始することにより、薄膜磁気ヘッドが磁気記録
媒体と接触している状態で通電することがなくなるた
め、コイル〜ポール〜磁気記録媒体間にリーク電流が流
れて電気腐食が生ずるのを防止でき、従って記録情報の
信頼性を向上させることが可能となるという効果があ
る。
スク装置の駆動方法は、薄膜磁気ヘッドが磁気記録媒体
から浮上を開始した後に薄膜磁気ヘッドに対する電源の
供給を開始することにより、薄膜磁気ヘッドが磁気記録
媒体と接触している状態で通電することがなくなるた
め、コイル〜ポール〜磁気記録媒体間にリーク電流が流
れて電気腐食が生ずるのを防止でき、従って記録情報の
信頼性を向上させることが可能となるという効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例による磁気ヘッドに対する電
源供給タイミングと磁気ヘッドの浮上量との関係を示す
特性図である。
源供給タイミングと磁気ヘッドの浮上量との関係を示す
特性図である。
【図２】従来の磁気ディスク装置の駆動方法の一例によ
る磁気ヘッドに対する電源供給タイミングと磁気ヘッド
の浮上量との関係を示す特性図である。
る磁気ヘッドに対する電源供給タイミングと磁気ヘッド
の浮上量との関係を示す特性図である。
１１・２１ 磁気ヘッド浮上曲線 １２・２２ 磁気ヘッド電源接続・切断タイミング １３・２３ 電源供給開始タイミング
Claims (3)
- 【請求項１】 スピンドルモータによって回転させられ
る磁気記録媒体に対して情報の記録および再生を行う薄
膜磁気ヘッドと、前記薄膜磁気ヘッドに対して書込み電
流を供給し前記薄膜磁気ヘッドからの読出し電流を増幅
する書込み読出し回路とを備え、コンタクトスタートス
トップ方式を採用している磁気ディスク装置の駆動方法
であって、前記磁気ディスク装置の起動のとき、前記薄
膜磁気ヘッドが前記磁気記録媒体から浮上を開始した
後、前記書込み読出し回路から前記薄膜磁気ヘッドに対
して電源を供給して書込み動作または読出し動作を行わ
せることを含むことを特徴とする磁気ディスク装置の駆
動方法。 - 【請求項２】 スピンドルモータの回転数を検出するこ
とによって薄膜磁気ヘッドの浮上の開始を検出すること
を含むことを特徴とする請求項１記載の磁気ディスク装
置の駆動方法。 - 【請求項３】 スピンドルモータの起動時点から時間を
計時するすることによって薄膜磁気ヘッドの浮上の開始
を検出することを含むことを特徴とする請求項１記載の
磁気ディスク装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162493A JP2944357B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 磁気ディスク装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162493A JP2944357B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 磁気ディスク装置の駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06295520A JPH06295520A (ja) | 1994-10-21 |
| JP2944357B2 true JP2944357B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=13751492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8162493A Expired - Lifetime JP2944357B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 磁気ディスク装置の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2944357B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8162493A patent/JP2944357B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06295520A (ja) | 1994-10-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09245349A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| US7253581B2 (en) | Data storage device, motor control device, and motor control method | |
| US6870700B2 (en) | Motor control method for magnetic disk drive | |
| JPH0311021B2 (ja) | ||
| JPH04301278A (ja) | データ記録再生装置 | |
| JP2944357B2 (ja) | 磁気ディスク装置の駆動方法 | |
| JPH10255202A (ja) | 情報記録再生装置 | |
| JP2002367308A (ja) | 磁気ディスク装置およびサーボライト方法 | |
| JPH10269504A (ja) | Ｍｒヘッドを備えた磁気再生装置 | |
| JP2007250102A (ja) | 記憶装置 | |
| US8582232B2 (en) | Heat assisted spindle motor | |
| US7375917B1 (en) | Idle seek calibration method for magnetic disk drive and magnetic disk drive with an intermission calibration | |
| US20090059414A1 (en) | Hard disk drive with power saving feature | |
| KR20010075351A (ko) | 자기 플럭스 반전 검출을 통한 연장된 액추에이터 범위 | |
| JP2803363B2 (ja) | 摺動接触装置 | |
| JP3030273B2 (ja) | ディスク・ドライブ装置及びこれの制御方法 | |
| JP3359914B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JP3111748B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JP2935324B2 (ja) | スピンドルモータ駆動方法 | |
| KR20080061639A (ko) | 다수의 디스크저장장치의 스핀업 동작을 시간차로 구동하는데이터기록장치 및 그 방법 | |
| WO1998037548A1 (fr) | Appareil d'enregistrement/de reproduction magnetique | |
| JP2965376B2 (ja) | モータの回転位相検出機構 | |
| JPS60183996A (ja) | 磁気デイスク装置の磁気ヘツド駆動方法 | |
| JP2003141703A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JPH05325401A (ja) | 磁気ディスク装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990608 |