JP2943771B2 - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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- JP2943771B2 JP2943771B2 JP17238397A JP17238397A JP2943771B2 JP 2943771 B2 JP2943771 B2 JP 2943771B2 JP 17238397 A JP17238397 A JP 17238397A JP 17238397 A JP17238397 A JP 17238397A JP 2943771 B2 JP2943771 B2 JP 2943771B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムの
主構成要素となる半導体レーザの製造方法に関する。
主構成要素となる半導体レーザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 光通信用に用いられる半導体レーザに
は、低閾値、高効率、高周波応答性、低信号歪などの特
性が求められる。半導体レーザの低閾値化、高効率化の
ためには活性層以外に流れる電流を極力低減する必要が
ある。このため、一般に活性層の両脇にp型とn型の半
導体層を交互に積層したサイリスタ構造を有する電流ブ
ロック層が形成される。しかし、この電流ブロック層
は、サイリスタ構造のpn接合で接合容量が生じるた
め、高周波特性を悪化させ、また変調時に歪を生じる原
因となる。これを防ぐため、電流ブロック層をある程度
残して活性層の両脇を溝状にエッチングした構造が採ら
れている。この溝は、レーザアレイの場合には隣り合う
素子を電気的に分離する役割も果たす。この溝を形成し
た半導体レーザは、従来、図5に示す工程に従って製造
されている。則ち、先ず、図5(a)に示すように、p
型InP基板101上に、p型InPクラッド層10
2、InX Ga1-X AsY P1-Y 活性層103、n型I
nPクラッド層を有機金属気相成長(MOVPE)法に
より順次積層成長した後、フォトリソグラフィーによ
り、ストライプ状のSiO2 膜105をn型InPクラ
ッド層104上に形成する。次いで、図5(b)に示す
ように、n型InPクラッド層104、InX Ga1-X
AsY P1-Y 活性層103、p型InPクラッド層10
2をエッチングしてメサストライプ510、則ち、スト
ライプ状活性領域をSiO2 膜下に形成する。この後、
図5(c)に示すように、メサストライプ510の両側
にp型InP埋込層108、n型InPブロック層10
9、p型InPブロック層110をMOVPE法により
順次積層成長して、p型InP埋込層108、n型In
Pブロック層109、p型InPブロック層110から
成る電流ブロック構造を形成する。この後、SiO2 膜
105を除去し、図5(d)に示すように、n型InP
クラッド層104及びp型InPブロック層110上に
n型InP埋込層111を成長後、図5(e)に示すよ
うに、メサストライプ510の両側にストライプ状の開
口501aを有するフォトレジスト501をn型InP
埋込層111上に形成する。最後に、フォトレジスト5
01をマスクにして、開口部に露出した半導体層11
1、110、109、108をp型InP基板101に
達する深さまでエッチングして素子分離溝113を形成
した後、メサストライプ510に該当する部分にコンタ
クト用の開口を有するSiO2 膜114を素子分離溝1
13の側壁及びn型InP埋込層上111に形成し、更
に、基板101の裏面及びSiO2 膜114上に電極1
16を形成し、劈開により共振器端面を形成して図5
(f)に示す半導体レーザが出来上がる。
は、低閾値、高効率、高周波応答性、低信号歪などの特
性が求められる。半導体レーザの低閾値化、高効率化の
ためには活性層以外に流れる電流を極力低減する必要が
ある。このため、一般に活性層の両脇にp型とn型の半
導体層を交互に積層したサイリスタ構造を有する電流ブ
ロック層が形成される。しかし、この電流ブロック層
は、サイリスタ構造のpn接合で接合容量が生じるた
め、高周波特性を悪化させ、また変調時に歪を生じる原
因となる。これを防ぐため、電流ブロック層をある程度
残して活性層の両脇を溝状にエッチングした構造が採ら
れている。この溝は、レーザアレイの場合には隣り合う
素子を電気的に分離する役割も果たす。この溝を形成し
た半導体レーザは、従来、図5に示す工程に従って製造
されている。則ち、先ず、図5(a)に示すように、p
型InP基板101上に、p型InPクラッド層10
2、InX Ga1-X AsY P1-Y 活性層103、n型I
nPクラッド層を有機金属気相成長(MOVPE)法に
より順次積層成長した後、フォトリソグラフィーによ
り、ストライプ状のSiO2 膜105をn型InPクラ
ッド層104上に形成する。次いで、図5(b)に示す
ように、n型InPクラッド層104、InX Ga1-X
AsY P1-Y 活性層103、p型InPクラッド層10
2をエッチングしてメサストライプ510、則ち、スト
ライプ状活性領域をSiO2 膜下に形成する。この後、
図5(c)に示すように、メサストライプ510の両側
にp型InP埋込層108、n型InPブロック層10
9、p型InPブロック層110をMOVPE法により
順次積層成長して、p型InP埋込層108、n型In
Pブロック層109、p型InPブロック層110から
成る電流ブロック構造を形成する。この後、SiO2 膜
105を除去し、図5(d)に示すように、n型InP
クラッド層104及びp型InPブロック層110上に
n型InP埋込層111を成長後、図5(e)に示すよ
うに、メサストライプ510の両側にストライプ状の開
口501aを有するフォトレジスト501をn型InP
埋込層111上に形成する。最後に、フォトレジスト5
01をマスクにして、開口部に露出した半導体層11
1、110、109、108をp型InP基板101に
達する深さまでエッチングして素子分離溝113を形成
した後、メサストライプ510に該当する部分にコンタ
クト用の開口を有するSiO2 膜114を素子分離溝1
13の側壁及びn型InP埋込層上111に形成し、更
に、基板101の裏面及びSiO2 膜114上に電極1
16を形成し、劈開により共振器端面を形成して図5
(f)に示す半導体レーザが出来上がる。
【0003】このように、従来の製造方法によれば、素
子分離溝113は、半導体層の成長後に活性領域のメサ
ストライプ510を目印としてフォトリソグラフィーに
よりフォトレジスト501を形成し、そのフォトレジス
ト501をマスクとして半導体層をエッチングして形成
される。この場合、活性領域のメサストライプ510が
レジストマスクのちょうど中央に来るように目合わせす
るのは困難であるので、図5(f)に示すように、メサ
ストライプ部が素子分離溝間の中央ではなく、どちらか
に偏った構造になる。さらに半導体レーザの完成までに
は溝形成後も電極形成等の製造工程があり、各々の工程
で目合わせずれが生じる。その結果、メサストライプ活
性領域の位置精度分布が±5μm程度と悪いという問題
があった。
子分離溝113は、半導体層の成長後に活性領域のメサ
ストライプ510を目印としてフォトリソグラフィーに
よりフォトレジスト501を形成し、そのフォトレジス
ト501をマスクとして半導体層をエッチングして形成
される。この場合、活性領域のメサストライプ510が
レジストマスクのちょうど中央に来るように目合わせす
るのは困難であるので、図5(f)に示すように、メサ
ストライプ部が素子分離溝間の中央ではなく、どちらか
に偏った構造になる。さらに半導体レーザの完成までに
は溝形成後も電極形成等の製造工程があり、各々の工程
で目合わせずれが生じる。その結果、メサストライプ活
性領域の位置精度分布が±5μm程度と悪いという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにメサス
トライプ状活性領域の位置にばらつきが生じるため、素
子分離溝の間隔を狭くすると歩留まり、再現性が悪化す
る。したがってフォトリソグラフィーの目合わせ精度に
より素子分離溝の間隔、すなわち接合容量低減の限界が
決まっていた。
トライプ状活性領域の位置にばらつきが生じるため、素
子分離溝の間隔を狭くすると歩留まり、再現性が悪化す
る。したがってフォトリソグラフィーの目合わせ精度に
より素子分離溝の間隔、すなわち接合容量低減の限界が
決まっていた。
【0005】また、ストライプ状活性領域の位置精度
は、半導体レーザと光ファイバや光導波路等との結合を
行う場合に重要となる。半導体レーザの実装コストの低
減には、レーザ光の光ファイバへの結合は光軸無調整で
行われることが望ましいが、これには半導体レーザおよ
び光ファイバを実装基板上の決められた位置に配置する
必要がある。このような光軸無調整実装は電極パターン
を目印にして行われるため、電極パターンとメサストラ
イプ状活性領域の位置、則ち、発光位置がずれている
と、光ファイバとの結合効率が低下してしまう。
は、半導体レーザと光ファイバや光導波路等との結合を
行う場合に重要となる。半導体レーザの実装コストの低
減には、レーザ光の光ファイバへの結合は光軸無調整で
行われることが望ましいが、これには半導体レーザおよ
び光ファイバを実装基板上の決められた位置に配置する
必要がある。このような光軸無調整実装は電極パターン
を目印にして行われるため、電極パターンとメサストラ
イプ状活性領域の位置、則ち、発光位置がずれている
と、光ファイバとの結合効率が低下してしまう。
【0006】本発明はこのような背景のもとに行われた
ものであり、前記半導体レーザの素子分離溝をフォトリ
ソグラフィーによるレジストマスクの目合わせをするこ
となく形成することによりストライプ状活性領域の位置
を正確に制御し、これにより素子分離溝の間隔を狭くし
た場合の歩留まり、再現性を向上し、接合容量の大幅な
低減を可能とすること、および上記のような活性領域位
置精度の向上に加え、他のフォトリソグラフィーにより
形成される電極のずれを解消する事により、活性層と電
極の位置制御の精度を向上させ、無調整での基板実装へ
の適用に適した半導体レーザの製造方法を提供すること
を目的とする。
ものであり、前記半導体レーザの素子分離溝をフォトリ
ソグラフィーによるレジストマスクの目合わせをするこ
となく形成することによりストライプ状活性領域の位置
を正確に制御し、これにより素子分離溝の間隔を狭くし
た場合の歩留まり、再現性を向上し、接合容量の大幅な
低減を可能とすること、および上記のような活性領域位
置精度の向上に加え、他のフォトリソグラフィーにより
形成される電極のずれを解消する事により、活性層と電
極の位置制御の精度を向上させ、無調整での基板実装へ
の適用に適した半導体レーザの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザの
製造方法は、第1導電型の半導体基板上に順次、第1導
電型のクラッド層、クラッド層よりもバンドギャップが
小さい半導体で成る活性層、第2導電型のクラッド層を
少なくとも積層させて半導体積層構造を形成する工程
と、半導体積層構造のストライプ状活性領域形成部及び
ストライプ状活性領域両脇の素子分離溝形成部に該当す
る半導体積層構造表面上にストライプ状の誘電体膜を、
半導体積層構造の所望の位置の目合せ用マーカー部に当
たる所に任意形状の誘電体膜,を同時に形成する工程
と、誘電体膜をエッチングマスクにして、半導体積層構
造をエッチングする事により、ストライプ状活性領域形
成部及び素子分離溝形成部にメサストライプを、目合せ
用マーカー部にメサを形成する工程と、選択成長により
メサストライプの両脇及びメサの周囲に半導体層を形成
して電流ブロック構造を形成する工程と、選択成長によ
り、素子分離溝形成部及び目合せ用マーカー部以外の部
分に半導体埋込層を形成する事で素子分離溝形成部、及
び、目合せ用マーカーを自己整合的に形成する工程と、
素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングして素
子分離溝を形成する工程と、素子全体に絶縁膜を形成し
た後、目合せマーカーを基準にしてストライプ状活性領
域上の絶縁膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを
有する構成の製造方法である。
製造方法は、第1導電型の半導体基板上に順次、第1導
電型のクラッド層、クラッド層よりもバンドギャップが
小さい半導体で成る活性層、第2導電型のクラッド層を
少なくとも積層させて半導体積層構造を形成する工程
と、半導体積層構造のストライプ状活性領域形成部及び
ストライプ状活性領域両脇の素子分離溝形成部に該当す
る半導体積層構造表面上にストライプ状の誘電体膜を、
半導体積層構造の所望の位置の目合せ用マーカー部に当
たる所に任意形状の誘電体膜,を同時に形成する工程
と、誘電体膜をエッチングマスクにして、半導体積層構
造をエッチングする事により、ストライプ状活性領域形
成部及び素子分離溝形成部にメサストライプを、目合せ
用マーカー部にメサを形成する工程と、選択成長により
メサストライプの両脇及びメサの周囲に半導体層を形成
して電流ブロック構造を形成する工程と、選択成長によ
り、素子分離溝形成部及び目合せ用マーカー部以外の部
分に半導体埋込層を形成する事で素子分離溝形成部、及
び、目合せ用マーカーを自己整合的に形成する工程と、
素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングして素
子分離溝を形成する工程と、素子全体に絶縁膜を形成し
た後、目合せマーカーを基準にしてストライプ状活性領
域上の絶縁膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを
有する構成の製造方法である。
【0008】本発明のもう1つの製造方法は、第1導電
型の半導体基板上に順次、第1導電型のクラッド層、ク
ラッド層よりもバンドギャップが小さい半導体で成る活
性層、第2導電型のクラッド層を少なくとも積層させて
半導体積層構造を形成する工程と、半導体積層構造のス
トライプ状活性領域形成部及びストライプ状活性領域両
脇の素子分離溝形成部に該当する半導体積層構造表面上
にストライプ状の誘電体膜を同時に形成する工程と、誘
電体膜をエッチングマスクにして、半導体積層構造をエ
ッチングする事により、ストライプ状活性領域形成部及
び素子分離溝形成部にメサストライプを形成する工程
と、選択成長によりメサストライプの両脇に半導体層を
形成して電流ブロック構造を形成する工程と、選択成長
により、素子分離溝形成部以外の部分に半導体埋込層を
形成する工程と、素子分離溝形成部のメサストライプを
エッチングして素子分離溝を形成する工程と、素子全体
に絶縁膜を形成した後、ストライプ状活性領域上の絶縁
膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを有する構成
の製造方法である。
型の半導体基板上に順次、第1導電型のクラッド層、ク
ラッド層よりもバンドギャップが小さい半導体で成る活
性層、第2導電型のクラッド層を少なくとも積層させて
半導体積層構造を形成する工程と、半導体積層構造のス
トライプ状活性領域形成部及びストライプ状活性領域両
脇の素子分離溝形成部に該当する半導体積層構造表面上
にストライプ状の誘電体膜を同時に形成する工程と、誘
電体膜をエッチングマスクにして、半導体積層構造をエ
ッチングする事により、ストライプ状活性領域形成部及
び素子分離溝形成部にメサストライプを形成する工程
と、選択成長によりメサストライプの両脇に半導体層を
形成して電流ブロック構造を形成する工程と、選択成長
により、素子分離溝形成部以外の部分に半導体埋込層を
形成する工程と、素子分離溝形成部のメサストライプを
エッチングして素子分離溝を形成する工程と、素子全体
に絶縁膜を形成した後、ストライプ状活性領域上の絶縁
膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを有する構成
の製造方法である。
【0009】本発明の製造方法においては、素子分離溝
形成部以外の部分に形成する半導体埋込層を台形状に選
択成長し、台形状半導体埋込層の上面のみに誘電体膜を
形成して、この誘電体膜をエッチングマスクとして素子
分離溝形成部のメサストライプをエッチングして素子分
離溝を形成する方法を採用すると、素子分離溝間隔を所
望の間隔に正確に制御できる。
形成部以外の部分に形成する半導体埋込層を台形状に選
択成長し、台形状半導体埋込層の上面のみに誘電体膜を
形成して、この誘電体膜をエッチングマスクとして素子
分離溝形成部のメサストライプをエッチングして素子分
離溝を形成する方法を採用すると、素子分離溝間隔を所
望の間隔に正確に制御できる。
【0010】半導体層、電流ブロック構造等は、種々の
ものが利用できる。例えば、半導体基板にInP基板、
クラッド層にInPクラッド層、活性層にInX Ga
1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)活性層又
はInX Ga1-X AsY P1-Y(0≦X≦1,0≦Y≦
1)を含む量子井戸構造を有する活性層、電流ブロック
構造を形成する半導体層に第1導電型InP埋込層と第
2導電型InP電流ブロック層と第1導電型InP電流
ブロック層とを有する積層構造、半導体埋込層に第2導
電型InP埋込層及びInX Ga1-X AsあるいはIn
X Ga1-X AsYP1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)キ
ャップ層から成る積層構造が利用できる。この場合、I
nX Ga1-X AsあるいはInX Ga1-X AsY P1-Y
(0≦X≦1,0≦Y≦1)キャップ層をエッチングマ
スクとして素子分離溝形成部のメサストライプをエッチ
ングして素子分離溝を形成することができる。この時の
キャップ層は、InPエッチングの際にエッチングマス
クの役割を果たすものであればその組成は問わない。
ものが利用できる。例えば、半導体基板にInP基板、
クラッド層にInPクラッド層、活性層にInX Ga
1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)活性層又
はInX Ga1-X AsY P1-Y(0≦X≦1,0≦Y≦
1)を含む量子井戸構造を有する活性層、電流ブロック
構造を形成する半導体層に第1導電型InP埋込層と第
2導電型InP電流ブロック層と第1導電型InP電流
ブロック層とを有する積層構造、半導体埋込層に第2導
電型InP埋込層及びInX Ga1-X AsあるいはIn
X Ga1-X AsYP1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)キ
ャップ層から成る積層構造が利用できる。この場合、I
nX Ga1-X AsあるいはInX Ga1-X AsY P1-Y
(0≦X≦1,0≦Y≦1)キャップ層をエッチングマ
スクとして素子分離溝形成部のメサストライプをエッチ
ングして素子分離溝を形成することができる。この時の
キャップ層は、InPエッチングの際にエッチングマス
クの役割を果たすものであればその組成は問わない。
【0011】また、半導体埋込層にが第2導電型InP
埋込層及び第2導電型InX Ga1-X As或いはInX
Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)コン
タクト層から成る積層構造を用い、第2導電型InX G
a1-X AsあるいはInX Ga1-X AsY P1-Y (0≦
X≦1,0≦Y≦1)コンタクト層上にフォトレジスト
を形成し、このフォトレジストをエッチングマスクとし
て素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングして
素子分離溝を形成すると、InP埋込層上にコンタクト
層が存在するため電極抵抗を低減することができる。
埋込層及び第2導電型InX Ga1-X As或いはInX
Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)コン
タクト層から成る積層構造を用い、第2導電型InX G
a1-X AsあるいはInX Ga1-X AsY P1-Y (0≦
X≦1,0≦Y≦1)コンタクト層上にフォトレジスト
を形成し、このフォトレジストをエッチングマスクとし
て素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングして
素子分離溝を形成すると、InP埋込層上にコンタクト
層が存在するため電極抵抗を低減することができる。
【0012】既に述べた通り、従来は半導体層を成長
後、ストライプ状活性領域を目印に素子分離溝や電極パ
ターンの形成をフォトリソグラフィーによって行うので
目合わせ時のずれにより活性層の位置精度が±5μmと
悪い。また、ストライプ状活性領域が素子分離溝間の中
央ではなく、どちらかに偏った構造になるため、素子分
離溝間を狭くして接合容量を低減する際に問題となる。
後、ストライプ状活性領域を目印に素子分離溝や電極パ
ターンの形成をフォトリソグラフィーによって行うので
目合わせ時のずれにより活性層の位置精度が±5μmと
悪い。また、ストライプ状活性領域が素子分離溝間の中
央ではなく、どちらかに偏った構造になるため、素子分
離溝間を狭くして接合容量を低減する際に問題となる。
【0013】本発明では、電流ブロック構造形成前にス
トライプ状活性領域形成用のストライプ状誘電体膜の形
成時に素子分離溝形成用誘電体膜やその後の電極形成時
のフォトリソグラフィー目合わせに用いるマーカーを同
時に形成する。このため、素子分離溝、電極を±1μm
以下の精度で形成することが可能となり、基板実装用の
適用性が向上し、素子分離溝の間隔を狭くした場合の歩
留まり、再現性が向上し、接合容量の低減が可能とな
る。また、上記誘電体膜形成後のメサエッチング、電流
ブロック構造形成、半導体埋込層成長後、エッチングに
より素子分離溝を形成する際、半導体埋込層を台形状に
選択成長させ、その上面のみに誘電体膜を形成し、この
誘電体膜をマスクにしてエッチングすることで素子分離
溝を形成するので、半導体埋込層の厚さを制御すること
により、素子分離溝間隔を任意の幅に制御することが可
能である。
トライプ状活性領域形成用のストライプ状誘電体膜の形
成時に素子分離溝形成用誘電体膜やその後の電極形成時
のフォトリソグラフィー目合わせに用いるマーカーを同
時に形成する。このため、素子分離溝、電極を±1μm
以下の精度で形成することが可能となり、基板実装用の
適用性が向上し、素子分離溝の間隔を狭くした場合の歩
留まり、再現性が向上し、接合容量の低減が可能とな
る。また、上記誘電体膜形成後のメサエッチング、電流
ブロック構造形成、半導体埋込層成長後、エッチングに
より素子分離溝を形成する際、半導体埋込層を台形状に
選択成長させ、その上面のみに誘電体膜を形成し、この
誘電体膜をマスクにしてエッチングすることで素子分離
溝を形成するので、半導体埋込層の厚さを制御すること
により、素子分離溝間隔を任意の幅に制御することが可
能である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態である半
導体レーザ装置の製造方法について、製造工程を示す図
1及び図1(a)、(f)を上から見た図2(a)、
(b)を用いて説明する。まず、p型InP基板101
に有機金属気相成長(MOVPE)法により、p型In
Pクラッド層102(厚さ2.0μm、キャリア濃度5
×1017cm-3)、InX Ga1-X AsY P1-Y 量子井
戸構造(発光波長1.4μm組成の井戸層と発光波長
1.13μm組成の障壁層を交互に7層積層)の活性層
103(厚さ0.2μm、発光波長1.3μm)、n型
InPクラッド層104(厚さ0.4μm、キャリア濃
度1×1018cm-3)を順次積層し、半導体多層構造を
形成する。この時の成長条件は、成長温度が650℃、
成長圧力が100mbar(76Torr)、5族原料
供給量と3族原料供給量の比(5/3比)が、InP成
長時は120、InX Ga1-X AsY P1-Y 成長時は1
00、InX Ga1-X As成長時は35である。原料
は、トリメチルインジウム(TMIn)、トリエチルガ
リウム(TEGa)、ターシャリブチルホスフィン(T
BP)、ターシャリブチルアルシン(TBAs)、ホス
フィン(PH3 )、p型ドーパントはジエチルジンク
(DEZn)、n型ドーパントはジシラン(Si
2 H6 )を用いた。なお、以後の実施の形態においても
この成長条件を採用した。
導体レーザ装置の製造方法について、製造工程を示す図
1及び図1(a)、(f)を上から見た図2(a)、
(b)を用いて説明する。まず、p型InP基板101
に有機金属気相成長(MOVPE)法により、p型In
Pクラッド層102(厚さ2.0μm、キャリア濃度5
×1017cm-3)、InX Ga1-X AsY P1-Y 量子井
戸構造(発光波長1.4μm組成の井戸層と発光波長
1.13μm組成の障壁層を交互に7層積層)の活性層
103(厚さ0.2μm、発光波長1.3μm)、n型
InPクラッド層104(厚さ0.4μm、キャリア濃
度1×1018cm-3)を順次積層し、半導体多層構造を
形成する。この時の成長条件は、成長温度が650℃、
成長圧力が100mbar(76Torr)、5族原料
供給量と3族原料供給量の比(5/3比)が、InP成
長時は120、InX Ga1-X AsY P1-Y 成長時は1
00、InX Ga1-X As成長時は35である。原料
は、トリメチルインジウム(TMIn)、トリエチルガ
リウム(TEGa)、ターシャリブチルホスフィン(T
BP)、ターシャリブチルアルシン(TBAs)、ホス
フィン(PH3 )、p型ドーパントはジエチルジンク
(DEZn)、n型ドーパントはジシラン(Si
2 H6 )を用いた。なお、以後の実施の形態においても
この成長条件を採用した。
【0015】次いで、素子中央のストライプ状活性領域
形成部205、素子分離溝形成部206の各部にそれぞ
れストライプ状のSiO2 膜105、106を、目合わ
せマーカー部207に円形状のSiO2 膜107をフォ
トリソグラフィー、エッチングによりn型InPクラッ
ド層104表面に同時に形成する(図1(a)及び図2
(a))。この際、素子分離溝形成部206のSiO2
膜106はストライプ状活性領域形成部205のSiO
2 膜105の両脇に15μm程度離して平行に形成する
(図2(a))。また、SiO2 膜のストライプ幅はス
トライプ状活性領域形成部が5μm、素子分離溝形成部
が10μmである。目合せマーカー部のSiO2 膜形状
は、矩形状、L字状、十字状、トンボ型、ストライプ状
等任意である。目合せ精度との兼ね合いで適宜マーカー
形状を定めればよい。続いて、SiO2 膜105、10
6、107をエッチングマスクとしてメサエッチングを
行い、メサストライプ510、511及びメサ512を
形成する(図1(b)(図2(a)のB−B部分の断
面))。このうち、メサストライプ510はストライプ
状活性領域となり、メサストライプ511は素子分離溝
形成用、メサ512は目合せマーカーとなる。エッチャ
ントにはHBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化水
素)、H2 O(水)の混合液を用いる。その後、SiO
2 膜105、106、107を選択成長マスクに用い、
MOVPE法によりp型InP埋込層108、n型In
P電流ブロック層109、p型InP電流ブロック層1
10をメサストライプ510、511の両側及びメサ5
12の周囲に順次成長して、p型InP埋込層108、
n型InP電流ブロック層109、p型InP電流ブロ
ック層110から成る電流ブロック構造を形成する(図
1(c)(目合せマーカーのない部分(図2(a)のA
−A部分の断面)を描いてあるので、目合せマーカーは
図示されない。)。続いて、フォトリソグラフィーによ
りストライプ状活性領域であるメサストライプ510の
上部及び目合せマーカー部のメサ上部を除きフォトレジ
ストで覆い、弗酸(HF)によりメサストライプ部51
0及びメサ512のSiO2 膜105、107を除去す
る(メサストライプ511上のSiO2 膜106はエッ
チングされずに残る)。その後、フォトレジストを除去
し、素子分離溝形成部のSiO2 膜106を選択成長マ
スクとして、MOVPE法によりn型InP埋込層11
1(厚さ2.0μm、キャリア濃度1×1018c
m-3)、InX Ga1-X AsY P1-Y (発光波長1.2
μm組成)からなるキャップ層112を順次形成する
(図1(d))。この時、目合せマーカー部(図示省
略)の半導体層111、112に小さい段差が形成され
る。この段差が、コンタクト用窓部形成時の目合せマー
カー200となる。続いて、素子分離溝形成部のSiO
2膜106を除去した後、塩酸(HCl)と燐酸(H3
PO4 )の混合エッチャントを用いて素子分離溝形成部
メサストライプ511のn型InPクラッド層104を
除去する。HClとH3 PO4 の混合エッチャントはI
nPを選択的にエッチングするのでInX Ga1-X As
Y P1-Y キャップ層112で覆われている領域はエッチ
ングされない。則ち、InX Ga1-X AsY P1-Y キャ
ップ層112はn型InPクラッド層エッチングの際の
エッチングマスクとなる。続いて、硫酸(H2 S
O4 )、過酸化水素(H2 O2 )、水(H2 O)の混合
エッチャントにより素子分離溝形成部のInX Ga1-X
AsY P1-Y 量子井戸活性層103を選択的に除去す
る。この時、InX Ga1-X AsY P1-Y キャップ層1
12も同時にエッチングされてn型InP埋込層111
が露出する。この工程によりメサストライプ511がエ
ッチングされて素子分離溝113が出来る(図1
(e))。最後に、SiO2 膜114を素子全体に形成
した後、ストライプ状活性領域510の上部のSiO2
膜を幅10μmのストライプ状に除去し、電極とInP
埋込層111とを繋ぐ窓部115を形成する。この際、
フォトリソグラフィーは目合わせ用マーカーを用いて目
合せを行い、窓部の位置を正確にコントロールする。こ
れにより、SiO2 膜除去による窓部形成もストライプ
状活性領域中央上部に正確に形成出来、窓部115がス
トライプ状活性領域中央から左右に偏るのを防止でき
る。窓部115の形成後、SiO2 膜114上及びp型
InP基板裏面にAuを蒸着して電極116を形成する
(図1(f))。電極形成も目合せ用マーカー200を
用いて目合せ、パターニングする事により図2(b)に
示す様に電極位置も正確に制御出来る。
形成部205、素子分離溝形成部206の各部にそれぞ
れストライプ状のSiO2 膜105、106を、目合わ
せマーカー部207に円形状のSiO2 膜107をフォ
トリソグラフィー、エッチングによりn型InPクラッ
ド層104表面に同時に形成する(図1(a)及び図2
(a))。この際、素子分離溝形成部206のSiO2
膜106はストライプ状活性領域形成部205のSiO
2 膜105の両脇に15μm程度離して平行に形成する
(図2(a))。また、SiO2 膜のストライプ幅はス
トライプ状活性領域形成部が5μm、素子分離溝形成部
が10μmである。目合せマーカー部のSiO2 膜形状
は、矩形状、L字状、十字状、トンボ型、ストライプ状
等任意である。目合せ精度との兼ね合いで適宜マーカー
形状を定めればよい。続いて、SiO2 膜105、10
6、107をエッチングマスクとしてメサエッチングを
行い、メサストライプ510、511及びメサ512を
形成する(図1(b)(図2(a)のB−B部分の断
面))。このうち、メサストライプ510はストライプ
状活性領域となり、メサストライプ511は素子分離溝
形成用、メサ512は目合せマーカーとなる。エッチャ
ントにはHBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化水
素)、H2 O(水)の混合液を用いる。その後、SiO
2 膜105、106、107を選択成長マスクに用い、
MOVPE法によりp型InP埋込層108、n型In
P電流ブロック層109、p型InP電流ブロック層1
10をメサストライプ510、511の両側及びメサ5
12の周囲に順次成長して、p型InP埋込層108、
n型InP電流ブロック層109、p型InP電流ブロ
ック層110から成る電流ブロック構造を形成する(図
1(c)(目合せマーカーのない部分(図2(a)のA
−A部分の断面)を描いてあるので、目合せマーカーは
図示されない。)。続いて、フォトリソグラフィーによ
りストライプ状活性領域であるメサストライプ510の
上部及び目合せマーカー部のメサ上部を除きフォトレジ
ストで覆い、弗酸(HF)によりメサストライプ部51
0及びメサ512のSiO2 膜105、107を除去す
る(メサストライプ511上のSiO2 膜106はエッ
チングされずに残る)。その後、フォトレジストを除去
し、素子分離溝形成部のSiO2 膜106を選択成長マ
スクとして、MOVPE法によりn型InP埋込層11
1(厚さ2.0μm、キャリア濃度1×1018c
m-3)、InX Ga1-X AsY P1-Y (発光波長1.2
μm組成)からなるキャップ層112を順次形成する
(図1(d))。この時、目合せマーカー部(図示省
略)の半導体層111、112に小さい段差が形成され
る。この段差が、コンタクト用窓部形成時の目合せマー
カー200となる。続いて、素子分離溝形成部のSiO
2膜106を除去した後、塩酸(HCl)と燐酸(H3
PO4 )の混合エッチャントを用いて素子分離溝形成部
メサストライプ511のn型InPクラッド層104を
除去する。HClとH3 PO4 の混合エッチャントはI
nPを選択的にエッチングするのでInX Ga1-X As
Y P1-Y キャップ層112で覆われている領域はエッチ
ングされない。則ち、InX Ga1-X AsY P1-Y キャ
ップ層112はn型InPクラッド層エッチングの際の
エッチングマスクとなる。続いて、硫酸(H2 S
O4 )、過酸化水素(H2 O2 )、水(H2 O)の混合
エッチャントにより素子分離溝形成部のInX Ga1-X
AsY P1-Y 量子井戸活性層103を選択的に除去す
る。この時、InX Ga1-X AsY P1-Y キャップ層1
12も同時にエッチングされてn型InP埋込層111
が露出する。この工程によりメサストライプ511がエ
ッチングされて素子分離溝113が出来る(図1
(e))。最後に、SiO2 膜114を素子全体に形成
した後、ストライプ状活性領域510の上部のSiO2
膜を幅10μmのストライプ状に除去し、電極とInP
埋込層111とを繋ぐ窓部115を形成する。この際、
フォトリソグラフィーは目合わせ用マーカーを用いて目
合せを行い、窓部の位置を正確にコントロールする。こ
れにより、SiO2 膜除去による窓部形成もストライプ
状活性領域中央上部に正確に形成出来、窓部115がス
トライプ状活性領域中央から左右に偏るのを防止でき
る。窓部115の形成後、SiO2 膜114上及びp型
InP基板裏面にAuを蒸着して電極116を形成する
(図1(f))。電極形成も目合せ用マーカー200を
用いて目合せ、パターニングする事により図2(b)に
示す様に電極位置も正確に制御出来る。
【0016】以上の製造方法により、ストライプ状活性
領域が素子分離溝間の中央からずれることなく、また、
コンタク用の窓部115もストライプ状活性領域の中央
からずれることなく、セルフアラインにより±1μmの
精度で位置制御出来、歩留まりを向上させる事ができ、
延いてはコストダウンにつながる。
領域が素子分離溝間の中央からずれることなく、また、
コンタク用の窓部115もストライプ状活性領域の中央
からずれることなく、セルフアラインにより±1μmの
精度で位置制御出来、歩留まりを向上させる事ができ、
延いてはコストダウンにつながる。
【0017】尚、この実施の形態では目合せマーカーを
形成したが、目合せマーカーを形成せずに、従来の方法
でコンタクト用窓部位置、電極位置等を定めて電極を形
成してもよい。
形成したが、目合せマーカーを形成せずに、従来の方法
でコンタクト用窓部位置、電極位置等を定めて電極を形
成してもよい。
【0018】次に、第2の実施の形態について図3を用
いて説明する。なお、以後の実施形態に関し、前述した
第1の実施の形態と同一の部分は、同一の名称および符
号を利用して詳細な説明は省略する。まず、面方位(1
00)のp型InP基板101上に、第1の実施の形態
と同様にMOVPE法により、p型InPクラッド層1
02、活性層103、n型InPクラッド層104、I
nX Ga1-X As(0≦X≦1)エッチング層210、
ノンドープInPキャップ層を順次積層して半導体多層
構造を形成する。なお、InX Ga1-X Asエッチング
層210は、エッチングによりメサストライプを形成す
る際のメサ形状を整えるために形成したもので、第1の
実施の形態のように、形成しなくてもよい。InX Ga
1-X Asエッチング層上のノンドープInPキャップ層
はInX Ga1-X Asエッチング層を保護するために形
成した層である。InX Ga1-X Asエッチング層を形
成しない場合はInPキャップ層は形成する必要はな
い。
いて説明する。なお、以後の実施形態に関し、前述した
第1の実施の形態と同一の部分は、同一の名称および符
号を利用して詳細な説明は省略する。まず、面方位(1
00)のp型InP基板101上に、第1の実施の形態
と同様にMOVPE法により、p型InPクラッド層1
02、活性層103、n型InPクラッド層104、I
nX Ga1-X As(0≦X≦1)エッチング層210、
ノンドープInPキャップ層を順次積層して半導体多層
構造を形成する。なお、InX Ga1-X Asエッチング
層210は、エッチングによりメサストライプを形成す
る際のメサ形状を整えるために形成したもので、第1の
実施の形態のように、形成しなくてもよい。InX Ga
1-X Asエッチング層上のノンドープInPキャップ層
はInX Ga1-X Asエッチング層を保護するために形
成した層である。InX Ga1-X Asエッチング層を形
成しない場合はInPキャップ層は形成する必要はな
い。
【0019】次に、ノンドープInPキャップ層を除去
してInX Ga1-X Asエッチング層210を露出し、
InX Ga1-X Asエッチング層表面中央に〔011〕
方向に延びるストライプ状のSiO2 膜105、及び、
このSiO2 膜105の両側に、SiO2 膜105から
15μm離れて、〔011〕方向に延びるストライプ状
のSiO2 膜301をフォトリソグラフィー、エッチン
グにより形成する(図3(a))。続いて、SiO2 膜
105、301をエッチングマスクとして基板までメサ
エッチングを行い、メサストライプ510、511を形
成する(図3(b))。このうち、中央のメサストライ
プ510はストライプ状活性領域となり、メサストライ
プ510の両側に形成されたメサストライプ511は素
子分離溝形成用となる。エッチャントにはHBr(臭化
水素)、H2 O2 (過酸化水素)、H2 O(水)の混合
液を用いる。続いて、SiO2 膜105、301を選択
成長マスクにした選択気相成長により、p型InP埋込
層108、n型InP電流ブロック層109、p型In
P電流ブロック層110をストライプの両側に順次成長
してp型InP埋込層108、n型InP電流ブロック
層109、p型InP電流ブロック層110から成る電
流ブロック構造を形成した後(図3(c))、ストライ
プ活性領域のSiO2 膜105及びInX Ga1-X As
エッチング層210を除去し、n型InP埋込層111
を選択成長する(図3(d))。この場合、ストライプ
状活性領域両脇のメサストライプ511上のSiO2 膜
301をマスクとした選択成長となるため、n型InP
埋込層111は図3(d)に示すように(111)B面
を側面とした台形状に成長する。次に、この台形状のn
型InP埋込層111の上面のみにSiO2 膜302を
形成する(図3(e))。なお、このSiO2 膜形成工
程でn型InP埋込層111の選択成長に用いた選択成
長マスクSiO2 膜301は取り除かれる。このような
台形状の選択成長層上部へのSiO2 膜形成法について
は阪田らの論文(Photon.Tech.Let
t.,vol.8,No.2,February 19
96)に詳しい記載があり、この記載にしたがって形成
することができる。
してInX Ga1-X Asエッチング層210を露出し、
InX Ga1-X Asエッチング層表面中央に〔011〕
方向に延びるストライプ状のSiO2 膜105、及び、
このSiO2 膜105の両側に、SiO2 膜105から
15μm離れて、〔011〕方向に延びるストライプ状
のSiO2 膜301をフォトリソグラフィー、エッチン
グにより形成する(図3(a))。続いて、SiO2 膜
105、301をエッチングマスクとして基板までメサ
エッチングを行い、メサストライプ510、511を形
成する(図3(b))。このうち、中央のメサストライ
プ510はストライプ状活性領域となり、メサストライ
プ510の両側に形成されたメサストライプ511は素
子分離溝形成用となる。エッチャントにはHBr(臭化
水素)、H2 O2 (過酸化水素)、H2 O(水)の混合
液を用いる。続いて、SiO2 膜105、301を選択
成長マスクにした選択気相成長により、p型InP埋込
層108、n型InP電流ブロック層109、p型In
P電流ブロック層110をストライプの両側に順次成長
してp型InP埋込層108、n型InP電流ブロック
層109、p型InP電流ブロック層110から成る電
流ブロック構造を形成した後(図3(c))、ストライ
プ活性領域のSiO2 膜105及びInX Ga1-X As
エッチング層210を除去し、n型InP埋込層111
を選択成長する(図3(d))。この場合、ストライプ
状活性領域両脇のメサストライプ511上のSiO2 膜
301をマスクとした選択成長となるため、n型InP
埋込層111は図3(d)に示すように(111)B面
を側面とした台形状に成長する。次に、この台形状のn
型InP埋込層111の上面のみにSiO2 膜302を
形成する(図3(e))。なお、このSiO2 膜形成工
程でn型InP埋込層111の選択成長に用いた選択成
長マスクSiO2 膜301は取り除かれる。このような
台形状の選択成長層上部へのSiO2 膜形成法について
は阪田らの論文(Photon.Tech.Let
t.,vol.8,No.2,February 19
96)に詳しい記載があり、この記載にしたがって形成
することができる。
【0020】則ち、台形状の選択成長層上部へのSiO
2 膜の形成は、図6(a)に示すように、台形状のメサ
601が形成された半導体層に、熱CVDでSiO2 膜
302を形成する。この時、SiO2 膜302は、メサ
上面は厚く、メサ側面は薄く形成される。メサの両脇に
は選択成長時にマスクとして使用したSiO2 膜301
が残っており、メサ601の両脇は、SiO2 膜301
の上に更にSiO2 膜302が厚く形成される。次い
で、メサ側面のSiO2 膜がなくなるまでSiO2 膜3
02をエッチングする。エッチング速度はどの場所でも
同じなので、メサ側面のSiO2 膜がエッチングされて
なくなった時、メサ上面及びメサの両脇にはSiO2 膜
302が残っている(図6(b))。この後、フォトリ
ソグラフィーにより、フォトレジスト602でメサ60
1全体を覆い(図6(c))、BHFによりメサ両脇の
SiO2 膜をエッチングして除去する。フォトレジスト
602の下にあるSiO2 膜もサイドエッチングにより
除去される。メサ側面にはSiO2 膜がなく、フォトレ
ジストと半導体が密着しているため、メサ上面のSiO
2 膜302はエッチングされずにそのまま残る(図6
(d))。最後に、有機洗浄によりフォトレジストを除
去すると、メサ上面のみにSiO2 膜が堆積した状態が
できる(図6(e))。則ち、n型InP埋込層111
上面のみにSiO2 膜が形成できる(図3(e))。
2 膜の形成は、図6(a)に示すように、台形状のメサ
601が形成された半導体層に、熱CVDでSiO2 膜
302を形成する。この時、SiO2 膜302は、メサ
上面は厚く、メサ側面は薄く形成される。メサの両脇に
は選択成長時にマスクとして使用したSiO2 膜301
が残っており、メサ601の両脇は、SiO2 膜301
の上に更にSiO2 膜302が厚く形成される。次い
で、メサ側面のSiO2 膜がなくなるまでSiO2 膜3
02をエッチングする。エッチング速度はどの場所でも
同じなので、メサ側面のSiO2 膜がエッチングされて
なくなった時、メサ上面及びメサの両脇にはSiO2 膜
302が残っている(図6(b))。この後、フォトリ
ソグラフィーにより、フォトレジスト602でメサ60
1全体を覆い(図6(c))、BHFによりメサ両脇の
SiO2 膜をエッチングして除去する。フォトレジスト
602の下にあるSiO2 膜もサイドエッチングにより
除去される。メサ側面にはSiO2 膜がなく、フォトレ
ジストと半導体が密着しているため、メサ上面のSiO
2 膜302はエッチングされずにそのまま残る(図6
(d))。最後に、有機洗浄によりフォトレジストを除
去すると、メサ上面のみにSiO2 膜が堆積した状態が
できる(図6(e))。則ち、n型InP埋込層111
上面のみにSiO2 膜が形成できる(図3(e))。
【0021】このようにして、n型InP埋込層111
上面にSiO2 膜302を形成した後、n型InP埋込
層111上面に形成されたSiO2 膜302をエッチン
グマスクとし、HBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化
水素)、H2 O(水)の混合液を用いてエッチングを行
い、メサストライプ状活性領域510の両側に素子分離
溝303を形成する(図3(f))。なお、このエッチ
ャントは無選択性であるため、InP層、InX Ga
1-X AsY P1-Y 層の両方ともエッチングされる。エッ
チング後、SiO2 膜302を除去し、第1の実施例と
同様に、SiO2膜、窓部、および電極を順次形成して
半導体レーザが完成する。
上面にSiO2 膜302を形成した後、n型InP埋込
層111上面に形成されたSiO2 膜302をエッチン
グマスクとし、HBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化
水素)、H2 O(水)の混合液を用いてエッチングを行
い、メサストライプ状活性領域510の両側に素子分離
溝303を形成する(図3(f))。なお、このエッチ
ャントは無選択性であるため、InP層、InX Ga
1-X AsY P1-Y 層の両方ともエッチングされる。エッ
チング後、SiO2 膜302を除去し、第1の実施例と
同様に、SiO2膜、窓部、および電極を順次形成して
半導体レーザが完成する。
【0022】本実施の形態ではストライプ状活性領域両
脇に等間隔にストライプ状SiO2膜301を形成する
ことにより、台形状に形成されるn型InP埋め込み層
111のちょうど中央にストライプ状活性領域が位置す
ることになるが、この台形の上面のみにセルフアライン
(自己整合的)に形成されたSiO2 膜302をエッチ
ングマスクとするため、ストライプ状活性領域はエッチ
ングマスクの中央、すなわち両脇の素子分離溝303の
ちょうど中央に位置することになる。従って、素子容量
低減のために素子分離溝間隔を狭くしても、従来のよう
にエッチングマスクとストライプ状活性領域位置のずれ
によりストライプ状活性領域の一部がエッチングされる
ことはなくなり、歩留まり、再現性が向上する。また、
n型InP埋込層111は台形状に形成されるため、そ
の膜厚を厚くすることにより上面の幅、すなわちSiO
2 膜エッチングマスク302の幅が狭くなる。従って、
両脇のSiO2 膜301間の幅よりも素子分離溝間隔を
狭く、且つ、任意の溝間隔に制御することが可能であ
る。また、このため電流ブロック層成長時に、SiO2
膜105と301の間が狭すぎるために原料の供給が阻
害されるといった問題を回避することもできる。更に、
本実施の形態では、目合せマーカーは形成しなかった
が、第1の実施の形態と同様に、目合せマーカーを形成
する事も可能である。
脇に等間隔にストライプ状SiO2膜301を形成する
ことにより、台形状に形成されるn型InP埋め込み層
111のちょうど中央にストライプ状活性領域が位置す
ることになるが、この台形の上面のみにセルフアライン
(自己整合的)に形成されたSiO2 膜302をエッチ
ングマスクとするため、ストライプ状活性領域はエッチ
ングマスクの中央、すなわち両脇の素子分離溝303の
ちょうど中央に位置することになる。従って、素子容量
低減のために素子分離溝間隔を狭くしても、従来のよう
にエッチングマスクとストライプ状活性領域位置のずれ
によりストライプ状活性領域の一部がエッチングされる
ことはなくなり、歩留まり、再現性が向上する。また、
n型InP埋込層111は台形状に形成されるため、そ
の膜厚を厚くすることにより上面の幅、すなわちSiO
2 膜エッチングマスク302の幅が狭くなる。従って、
両脇のSiO2 膜301間の幅よりも素子分離溝間隔を
狭く、且つ、任意の溝間隔に制御することが可能であ
る。また、このため電流ブロック層成長時に、SiO2
膜105と301の間が狭すぎるために原料の供給が阻
害されるといった問題を回避することもできる。更に、
本実施の形態では、目合せマーカーは形成しなかった
が、第1の実施の形態と同様に、目合せマーカーを形成
する事も可能である。
【0023】次に、第3の実施の形態を説明する。この
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に加えて、電極
抵抗改善のためにコンタクト層401を設けている。活
性層、電流ブロック層を形成する工程は第1の実施の形
態と同様に、有機金属気相成長(MOVPE)法によ
り、p型InP基板101上に、p型InPクラッド層
102(厚さ2.0μm、キャリア濃度5×1017cm
-3)、InGaAsPの量子井戸構造を有する活性層1
03(厚さ0.2μm、発光波長1.3μm)、n型I
nPクラッド層104(厚さ0.4μm、キャリア濃度
1×1018cm-3)、InX Ga1-X Asエッチング層
(厚さ0.1μm)210、ノンドープInPキャップ
層(厚さ0.1μm)を順次積層成長して半導体多層構
造を形成する。次いで、InPキャップ層を除去して、
InX Ga1-X Asエッチング層210を露出し、素子
中央のストライプ状活性領域形成部205、ストライプ
状活性領域形成部205の両側の素子分離溝形成部20
6の各部にそれぞれストライプ状のSiO2 膜105、
106を、目合わせマーカー部207に円形状のSiO
2 膜107をフォトリソグラフィー、エッチングにより
形成する(図4(a))。この際、素子分離溝形成部の
SiO2 膜106はストライプ状活性領域形成部SiO
2 膜105の両脇に15μm程度離して平行に形成す
る。目合せマーカー部は素子分離溝形成部から離して素
子特性に差し障りのない位置、例えば、素子分離溝から
数十μmはなして形成する。また、SiO2 膜幅はスト
ライプ状活性領域形成部部が5μm、素子分離溝形成部
が10μmである。目合せマーカーの形状は、円形状の
他、矩形状、L字状、十字状、トンボ型、ストライプ状
等任意である。目合せ精度との兼ね合いで適宜マーカー
形状を定めればよい。続いて、SiO2 膜105、10
6、107をエッチングマスクとしてメサエッチングを
行い、メサストライプ510、511、及び、メサ51
2を形成する(図4(b))。このうち、メサストライ
プ510はストライプ状活性領域、メサストライプ51
1は素子分離溝形成用、メサ512は目合せマーカーと
なる。エッチャントにはHBr(臭化水素)、H2 O2
(過酸化水素)、H2 O(水)の混合液を用いる。その
後、SiO2 膜105、106、107を選択制長マス
クとし、MOVPE法によりp型InP埋込層108、
n型InP電流ブロック層109、p型InP電流ブロ
ック層110をメサストライプ510、511の両側及
びメサ512の周囲に順次形成する(図4(c)(第1
の実施の形態と同様に、目合せマーカーのない部分を描
いてある。)。続いて、フォトリソグラフィーにより、
メサストライプ(ストライプ状活性領域)510上部の
SiO2 膜105上を除いて、p型InP電流ブロック
層110上、及び、SiO2 膜106、107上をフォ
トレジストで覆い、弗酸(HF)によりメサストライプ
510上部のSiO2 膜105を除去し、更にメサスト
ライプ510のInGaAsエッチング層210を除去
する。この後、フォトレジストを除去し、MOVPE法
により素子分離溝形成部、及び、目合せ用マーカー部の
SiO2 膜106、107を選択成長マスクとして、n
型InP埋込層(厚さ2.0μm、キャリア濃度1×1
018cm-3)111、n型InX Ga1-X AsY P1-Y
からなるコンタクト層(発光波長1.2μm組成、厚さ
0.4μm、キャリア濃度1×1019cm-3)401を
p型InP電流ブロック層110上、及び、ストライプ
状活性領域のn型InPクラッド層104上に順次積層
形成する(図4(d))。この時、目合せマーカー部に
InP埋込層111、InX Ga1-X AsY P1-Y コン
タクト層401が形成されないので、InX Ga1-X A
sY P1-Y コンタクト層401のこの凹みが目合せマー
カーとなる。続いて、フォトリソグラフィーにより素子
分離溝形成部SiO2 膜106上部を除きn型InX G
a1-X AsY P1-Y コンタクト層401上をフォトレジ
スト402で覆う(図4(e))。続いて、フォトレジ
スト402をエッチングマスクとして弗酸(HF)によ
り素子分離溝形成部のSiO2 膜106を除去した後、
素子分離溝形成部の半導体層をp型InP基板101に
達する深さまでエッチングし、素子分離溝403を形成
する(図4(f))。このエッチングのエッチャントに
はHBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化水素)、H2
O(水)の混合液を用いる。この素子分離溝形成工程
は、第1の実施の形態と異なり、電極とのコンタクト用
に用いるn型InX Ga1-X AsYP1-Y コンタクト層
401をエッチングせずにn型InP埋込層上に残し
て、素子分離溝を形成する事が出来る。最後に、フォト
レジスト402を除去し、目合せマーカー部のSiO2
膜を除去し、第1の実施の形態と同様に、半導体層全面
にSiO2 膜を形成後、目合せ用マーカーを用いてマス
クを位置決めし、エッチングによりストライプ状活性領
域上のSiO2 膜にストライプ状の窓部を形成する。こ
の後、SiO2 膜上及びInP基板裏面にAuを蒸着し
て電極を形成する。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に加えて、電極
抵抗改善のためにコンタクト層401を設けている。活
性層、電流ブロック層を形成する工程は第1の実施の形
態と同様に、有機金属気相成長(MOVPE)法によ
り、p型InP基板101上に、p型InPクラッド層
102(厚さ2.0μm、キャリア濃度5×1017cm
-3)、InGaAsPの量子井戸構造を有する活性層1
03(厚さ0.2μm、発光波長1.3μm)、n型I
nPクラッド層104(厚さ0.4μm、キャリア濃度
1×1018cm-3)、InX Ga1-X Asエッチング層
(厚さ0.1μm)210、ノンドープInPキャップ
層(厚さ0.1μm)を順次積層成長して半導体多層構
造を形成する。次いで、InPキャップ層を除去して、
InX Ga1-X Asエッチング層210を露出し、素子
中央のストライプ状活性領域形成部205、ストライプ
状活性領域形成部205の両側の素子分離溝形成部20
6の各部にそれぞれストライプ状のSiO2 膜105、
106を、目合わせマーカー部207に円形状のSiO
2 膜107をフォトリソグラフィー、エッチングにより
形成する(図4(a))。この際、素子分離溝形成部の
SiO2 膜106はストライプ状活性領域形成部SiO
2 膜105の両脇に15μm程度離して平行に形成す
る。目合せマーカー部は素子分離溝形成部から離して素
子特性に差し障りのない位置、例えば、素子分離溝から
数十μmはなして形成する。また、SiO2 膜幅はスト
ライプ状活性領域形成部部が5μm、素子分離溝形成部
が10μmである。目合せマーカーの形状は、円形状の
他、矩形状、L字状、十字状、トンボ型、ストライプ状
等任意である。目合せ精度との兼ね合いで適宜マーカー
形状を定めればよい。続いて、SiO2 膜105、10
6、107をエッチングマスクとしてメサエッチングを
行い、メサストライプ510、511、及び、メサ51
2を形成する(図4(b))。このうち、メサストライ
プ510はストライプ状活性領域、メサストライプ51
1は素子分離溝形成用、メサ512は目合せマーカーと
なる。エッチャントにはHBr(臭化水素)、H2 O2
(過酸化水素)、H2 O(水)の混合液を用いる。その
後、SiO2 膜105、106、107を選択制長マス
クとし、MOVPE法によりp型InP埋込層108、
n型InP電流ブロック層109、p型InP電流ブロ
ック層110をメサストライプ510、511の両側及
びメサ512の周囲に順次形成する(図4(c)(第1
の実施の形態と同様に、目合せマーカーのない部分を描
いてある。)。続いて、フォトリソグラフィーにより、
メサストライプ(ストライプ状活性領域)510上部の
SiO2 膜105上を除いて、p型InP電流ブロック
層110上、及び、SiO2 膜106、107上をフォ
トレジストで覆い、弗酸(HF)によりメサストライプ
510上部のSiO2 膜105を除去し、更にメサスト
ライプ510のInGaAsエッチング層210を除去
する。この後、フォトレジストを除去し、MOVPE法
により素子分離溝形成部、及び、目合せ用マーカー部の
SiO2 膜106、107を選択成長マスクとして、n
型InP埋込層(厚さ2.0μm、キャリア濃度1×1
018cm-3)111、n型InX Ga1-X AsY P1-Y
からなるコンタクト層(発光波長1.2μm組成、厚さ
0.4μm、キャリア濃度1×1019cm-3)401を
p型InP電流ブロック層110上、及び、ストライプ
状活性領域のn型InPクラッド層104上に順次積層
形成する(図4(d))。この時、目合せマーカー部に
InP埋込層111、InX Ga1-X AsY P1-Y コン
タクト層401が形成されないので、InX Ga1-X A
sY P1-Y コンタクト層401のこの凹みが目合せマー
カーとなる。続いて、フォトリソグラフィーにより素子
分離溝形成部SiO2 膜106上部を除きn型InX G
a1-X AsY P1-Y コンタクト層401上をフォトレジ
スト402で覆う(図4(e))。続いて、フォトレジ
スト402をエッチングマスクとして弗酸(HF)によ
り素子分離溝形成部のSiO2 膜106を除去した後、
素子分離溝形成部の半導体層をp型InP基板101に
達する深さまでエッチングし、素子分離溝403を形成
する(図4(f))。このエッチングのエッチャントに
はHBr(臭化水素)、H2 O2 (過酸化水素)、H2
O(水)の混合液を用いる。この素子分離溝形成工程
は、第1の実施の形態と異なり、電極とのコンタクト用
に用いるn型InX Ga1-X AsYP1-Y コンタクト層
401をエッチングせずにn型InP埋込層上に残し
て、素子分離溝を形成する事が出来る。最後に、フォト
レジスト402を除去し、目合せマーカー部のSiO2
膜を除去し、第1の実施の形態と同様に、半導体層全面
にSiO2 膜を形成後、目合せ用マーカーを用いてマス
クを位置決めし、エッチングによりストライプ状活性領
域上のSiO2 膜にストライプ状の窓部を形成する。こ
の後、SiO2 膜上及びInP基板裏面にAuを蒸着し
て電極を形成する。
【0024】以上の製造方法により、電極とのオーミッ
クコンタクト用高ドープコンタクト層がエッチングされ
ずに残るので、半導体層と電極との接触抵抗が低減でき
ると共に、第1の実施の形態と同様に、素子分離溝位
置、電極コンタクト窓部位置を±1μmの精度で制御出
来る。 この実施の形態は、目合せマーカー部のSiO
2 膜除去工程が第1の実施の形態と異なるが、第1の実
施の形態と同様にして目合せマーカーを形成してもよ
い。また、この実施の形態の目合せマーカー形成方法を
第1の実施の形態に適用してもよい。
クコンタクト用高ドープコンタクト層がエッチングされ
ずに残るので、半導体層と電極との接触抵抗が低減でき
ると共に、第1の実施の形態と同様に、素子分離溝位
置、電極コンタクト窓部位置を±1μmの精度で制御出
来る。 この実施の形態は、目合せマーカー部のSiO
2 膜除去工程が第1の実施の形態と異なるが、第1の実
施の形態と同様にして目合せマーカーを形成してもよ
い。また、この実施の形態の目合せマーカー形成方法を
第1の実施の形態に適用してもよい。
【0025】なお、本発明の製造方法は上記の各種実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記実施の形
態ではp型InP基板を用いて半導体レーザを作製する
場合について説明したが、この製造方法はn型基板を用
いた場合もp型基板と同様に適用されるものである。ま
た、活性層は、バルク構造でも量子井戸構造でも良い。
また、マスク幅およびマスク間幅は必要な活性層幅、素
子分離溝幅、素子分離溝間隔などに応じて変化させるこ
とができる。更に、電流ブロック構造も、pnpnサイ
リスタ構造、pnp又はnpnトランジスタ構造、pn
接合構造、高抵抗半導体層、半絶縁性半導体層を用いて
も素子分離溝位置、コンタクト用窓部位置は上記実施の
形態と同様に制御できる。半導体材料も、InP/In
X Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)系
に限らず、(AlX Ga1-X )Y In1-Y P(0≦X≦
1,0<Y≦1)系、(AlX Ga1-X )Y In1-Y
As(0≦X≦1,0<Y≦1)系、GaAs/AlX
Ga1-X As(0≦X≦1)系等、他の半導体材料系で
も素子分離溝位置、コンタクト用窓部位置は上記実施の
形態と同様に制御できる。更に、ストライプ状活性領域
の構造も、上記実施の形態のように、メサストライプを
電流ブロック構造で埋め込んだ埋込構造以外の構造、例
えば、リッジストライプ、リブストライプ等の屈折率導
波構造等任意の構造のストライプ状活性領域が利用でき
る。
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記実施の形
態ではp型InP基板を用いて半導体レーザを作製する
場合について説明したが、この製造方法はn型基板を用
いた場合もp型基板と同様に適用されるものである。ま
た、活性層は、バルク構造でも量子井戸構造でも良い。
また、マスク幅およびマスク間幅は必要な活性層幅、素
子分離溝幅、素子分離溝間隔などに応じて変化させるこ
とができる。更に、電流ブロック構造も、pnpnサイ
リスタ構造、pnp又はnpnトランジスタ構造、pn
接合構造、高抵抗半導体層、半絶縁性半導体層を用いて
も素子分離溝位置、コンタクト用窓部位置は上記実施の
形態と同様に制御できる。半導体材料も、InP/In
X Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)系
に限らず、(AlX Ga1-X )Y In1-Y P(0≦X≦
1,0<Y≦1)系、(AlX Ga1-X )Y In1-Y
As(0≦X≦1,0<Y≦1)系、GaAs/AlX
Ga1-X As(0≦X≦1)系等、他の半導体材料系で
も素子分離溝位置、コンタクト用窓部位置は上記実施の
形態と同様に制御できる。更に、ストライプ状活性領域
の構造も、上記実施の形態のように、メサストライプを
電流ブロック構造で埋め込んだ埋込構造以外の構造、例
えば、リッジストライプ、リブストライプ等の屈折率導
波構造等任意の構造のストライプ状活性領域が利用でき
る。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電流狭窄効果を高めるための素子分離溝や電極の
形成をフォトリソグラフィーの目合せによるずれを起こ
すことなく、セルアラインにより正確に位置制御出来、
半導体レーザの歩留まりが向上し、延いては低コストで
の製造が可能になる。また、ストライプ状活性領域を素
子分離溝間のちょうど中央に位置させることができるた
め、素子分離溝の間隔を狭くした場合でも歩留まり、再
現性が向上し、接合容量の大幅な低減が可能となる。
れば、電流狭窄効果を高めるための素子分離溝や電極の
形成をフォトリソグラフィーの目合せによるずれを起こ
すことなく、セルアラインにより正確に位置制御出来、
半導体レーザの歩留まりが向上し、延いては低コストで
の製造が可能になる。また、ストライプ状活性領域を素
子分離溝間のちょうど中央に位置させることができるた
め、素子分離溝の間隔を狭くした場合でも歩留まり、再
現性が向上し、接合容量の大幅な低減が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す半導体レ−ザ
の製造方法を説明する製造工程図である。
の製造方法を説明する製造工程図である。
【図2】(a)は図1(a)を上面から見た図、(b)
は図1(f)を上面から見た図である。
は図1(f)を上面から見た図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す半導体レ−ザ
の製造方法を説明する製造工程図である。
の製造方法を説明する製造工程図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す半導体レ−ザ
の製造方法を説明する製造工程図である。
の製造方法を説明する製造工程図である。
【図5】従来の半導体レーザの製造方法を説明する製造
工程図である。
工程図である。
【図6】台形状メサストライプの上面にSiO2 膜を形
成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
101 p型InP半導体基板 102 p型InPクラッド層 103 InX Ga1-X AsY P1-Y 量子井戸活性層 104 n型InPクラッド層 105 SiO2 膜 106 SiO2 膜 107 SiO2 膜 108 p型InP埋込層 109 n型InP電流ブロック層 110 p型InP電流ブロック層 111 n型InP埋込層 112 InX Ga1-X AsY P1-Y キャップ層 113 素子分離溝 114 SiO2 膜 115 電極コンタクト用窓部 116 電極 200 目合せマーカー 205 ストライプ状活性領域形成部 206 素子分離溝形成部 207 目合せ用マーカー部 301 SiO2 膜 302 SiO2 膜 303 素子分離溝 401 n型InX Ga1-X AsY P1-Y コンタクト
層 402 フォトレジスト 403 素子分離溝 501 フォトレジスト 510 ストライプ状活性領域 511 メサストライプ 512 メサ
層 402 フォトレジスト 403 素子分離溝 501 フォトレジスト 510 ストライプ状活性領域 511 メサストライプ 512 メサ
Claims (8)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に順次、第1
導電型のクラッド層、前記クラッド層よりもバンドギャ
ップが小さい半導体で成る活性層、第2導電型のクラッ
ド層を少なくとも積層させて半導体積層構造を形成する
工程と、前記半導体積層構造のストライプ状活性領域形
成部及びストライプ状活性領域両脇の素子分離溝形成部
に該当する前記半導体積層構造表面上にストライプ状の
誘電体膜を、前記半導体積層構造の所望の位置の目合せ
用マーカー部に当たる所に所望形状の誘電体膜を、同時
に形成する工程と、前記誘電体膜をエッチングマスクに
して、前記半導体積層構造をエッチングする事により、
前記ストライプ状活性領域形成部及び素子分離溝形成部
にメサストライプを、前記目合せ用マーカー部にメサを
形成する工程と、選択成長により前記メサストライプの
両脇及びメサの周囲に半導体層を形成して電流ブロック
構造を形成する工程と、選択成長により、素子分離溝形
成部及び目合せ用マーカー部以外の部分に半導体埋込層
を形成する事で素子分離溝形成部、目合せ用マーカーを
自己整合的に形成する工程と、素子分離溝形成部のメサ
ストライプをエッチングして素子分離溝を形成する工程
と、素子全体に絶縁膜を形成した後、前記目合せマーカ
ーを基準にして前記ストライプ状活性領域上の前記絶縁
膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体レーザの製造方法。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板上に順次、第1
導電型のクラッド層、前記クラッド層よりもバンドギャ
ップが小さい半導体で成る活性層、第2導電型のクラッ
ド層を少なくとも積層させて半導体積層構造を形成する
工程と、前記半導体積層構造のストライプ状活性領域形
成部及びストライプ状活性領域両脇の素子分離溝形成部
に該当する前記半導体積層構造表面上にストライプ状の
誘電体膜を同時に形成する工程と、前記誘電体膜をエッ
チングマスクにして、前記半導体積層構造をエッチング
する事により、前記ストライプ状活性領域形成部及び素
子分離溝形成部にメサストライプを形成する工程と、選
択成長により前記メサストライプの両脇に半導体層を形
成して電流ブロック構造を形成する工程と、選択成長に
より、素子分離溝形成部以外の部分に半導体埋込層を形
成する工程と、素子分離溝形成部のメサストライプをエ
ッチングして素子分離溝を形成する工程と、素子全体に
絶縁膜を形成した後、前記ストライプ状活性領域上の前
記絶縁膜にコンタクト用の窓部を形成する工程とを有す
ることを特徴とする半導体レーザの製造方法。 - 【請求項3】 素子分離溝形成部以外の部分に形成する
半導体埋込層を台形状に選択成長する工程と、前記台形
状半導体埋込層の上面のみに誘電体膜を形成する工程
と、前記台形状半導体埋込層上面の誘電体膜をエッチン
グマスクとして素子分離溝形成部のメサストライプをエ
ッチングして素子分離溝を形成する工程とを有する請求
項1及び請求項2記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項4】 半導体基板がInP基板、クラッド層が
InPクラッド層、活性層がInX Ga1-X sY P1-Y
(0≦X≦1,0≦Y≦1)活性層又はInX Ga1-X
AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)を含む量子井
戸構造を有する活性層、電流ブロック構造を形成する半
導体層が第1導電型InP埋込層と第2導電型InP電
流ブロック層と第1導電型InP電流ブロック層とを有
する積層構造、半導体埋込層が第2導電型InP埋込層
及びInX Ga1-X AsY P1-Y (0≦X<1,0<Y
≦1)キャップ層から成る積層構造である請求項1及び
請求項2記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項5】 InX Ga1-X AsY P1-Y (0≦X<
1,0<Y≦1)キャップ層をエッチングマスクとして
素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングして素
子分離溝を形成する素子分離溝形成工程である請求項4
記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項6】 半導体基板がInP基板、クラッド層が
InPクラッド層、活性層がInX Ga1-X AsY P
1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)活性層又はInX Ga
1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)を含む量
子井戸構造を有する活性層、電流ブロック構造を形成す
る半導体層が第1導電型InP埋込層と第2導電型In
P電流ブロック層と第1導電型InP電流ブロック層と
を有する積層構造、半導体埋込層が第2導電型InP埋
込層及び第2導電型InX Ga1-X AsY P1-Y (0≦
X≦1,0≦Y≦1)コンタクト層から成る積層構造で
あり、前記第2導電型InX Ga1-X AsY P1-Y (0
≦X≦1,0≦Y≦1)コンタクト層上にフォトレジス
トを形成し、このフォトレジストをエッチングマスクと
して素子分離溝形成部のメサストライプをエッチングし
て素子分離溝を形成する素子分離溝形成工程を有する請
求項1及び請求項2記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板が面方位(100)のInP
基板、クラッド層がInPクラッド層、活性層がInX
Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)活性
層又はInX Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦
Y≦1)を含む量子井戸構造を有する活性層、電流ブロ
ック構造を形成する半導体層が第1導電型InP埋込層
と第2導電型InP電流ブロック層と第1導電型InP
電流ブロック層とを有する積層構造、台形状の半導体埋
込層が第2導電型InP埋込層である請求項3記載の半
導体レーザの製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板が面方位(100)のInP
基板、クラッド層がInPクラッド層、活性層がInX
Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)活性
層又はInX Ga1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦
Y≦1)を含む量子井戸構造を有する活性層、電流ブロ
ック構造を形成する半導体層が第1導電型InP埋込層
と第2導電型InP電流ブロック層と第1導電型InP
電流ブロック層とを有する積層構造、台形状の半導体埋
込層が第2導電型InP埋込層に第2導電型InX Ga
1-X AsY P1-Y (0≦X≦1,0≦Y≦1)コンタク
ト層を積層した構造である請求項3記載の半導体レーザ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17238397A JP2943771B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17238397A JP2943771B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117273A JPH1117273A (ja) | 1999-01-22 |
JP2943771B2 true JP2943771B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=15940905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17238397A Expired - Fee Related JP2943771B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 半導体レーザの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2943771B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17238397A patent/JP2943771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH1117273A (ja) | 1999-01-22 |
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