JP2943197B2 - アクリル系乳化重合体を含んだ着脱可能な感圧接着剤組成物とこれを塗布した構造体及び同組成物の製造方法 - Google Patents

アクリル系乳化重合体を含んだ着脱可能な感圧接着剤組成物とこれを塗布した構造体及び同組成物の製造方法

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    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
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    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols
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    • C09J7/30Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
    • C09J7/38Pressure-sensitive adhesives [PSA]
    • C09J7/381Pressure-sensitive adhesives [PSA] based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09J7/385Acrylic polymers

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は感圧接着剤、さらに詳しく言えば、ゲル含
有量が約70%から約90%を示すアクリル系乳化重合体か
ら成る着脱可能な感圧接着剤組成物に関する。
発明の背景 着脱可能の感圧接着剤は、標識、テープ等の各種の製
品に使用し、製品と支持体とを接着させ、使用後はとく
に支障なく、さらに“しみ”または残留物を付着させず
にこれを支持体から除去できるようにしたものである。
この種の用途に適合させるには、感圧接着剤はすぐれた
接着力とともに低い剥離抵抗を持つ必要があり、また経
時的に接着力が強まるものであってはならない。感圧接
着剤は多種の支持体上で上記物理特性を発揮するのを理
想とする。
実用的に利用できる着脱可能な感圧接着剤組の一例と
してアクリル系乳化重合体があるが、これは、マンドレ
ル操作性が劣る一方、経時的にある種の支持体の接着効
果が過度に発揮される。この種製品はまた18〜20g/m2
狭い塗布量の範囲に性能が限定され、高価になり勝ちで
ある。
他の利用し得る着脱可能感圧接着剤に配合ゴム組成物
があるが、このものは時間の経過とともに相分離傾向を
示す。この結果、周縁浸出、表面にじみを生じ、支持体
によっては過度の接着高進傾向を示す。この配合物は低
速条件でのみ被覆されかつ交換性能は劣る。
アクリルエマルジョンから成る着脱可能の感圧接着剤
を改質する試みとしては、二種の市販ポリマーに充填剤
とイオン架橋剤とを混合配合する方式が挙げられる。し
かしこの配合処方では、異なる二種のガラス転移温度で
示される不一致性が認められ、さらに支持体によって
は、この接着剤によりしみの残存傾向を示す。
以上のことから、長期にわたり、また広範囲の支持体
に対しすぐれた接着性と着脱性能を示す、取外し可能の
感圧接着剤が要求される。
発明の要約 本発明は着脱可能な感圧接着剤(pressure−sensitiv
e adhesive,PSA)組成物を提供するものであり、この組
成物を支持体上にこの組成物を被覆すると、たとえば、
光沢紙および電子データ処理機用紙等のラベル素材にこ
れを施す場合等に経時的に過度の接着力増進もなく種々
の支持体上で低剥離効果が得られる。
本発明の感圧接着剤組成物はアクリル系の乳化重合体
から成り、この重合体のゲル含有率は約70%から約90
%、膨潤率は約15から約20の値を示す。重合体は約90か
ら約99.5部のアルキルアクリレートモノマーから成り、
このモノマーのアルキル鎖中の炭素原子数は1から約1
2、好ましくは約4から約8である。重合体はさらにメ
タアクリル酸のごとき極性モノマーを最大約2部、ま
た、多官能アクリレートモノマーを最大約1部含有す
る。
感圧接着剤組成物はできれば一種以上の接着安定剤を
含み、この安定剤にはモノマー重量当り最大約1%量の
保護コロイドと、モノマー重量当り最大約3%量の可塑
剤を含有させる。
重合体は好ましく感圧接着剤組成物の一部を構成する
陰イオンと非イオン乳化剤または界面活性剤の組合わせ
物質の存在下で合成する。陰イオンおよび非イオン乳化
剤の全量はモノマー重量の約4.0%以下、好ましくは約
3.7%以下とする。陰イオン乳化剤対非イオン乳化剤と
の比率は1以上とする。陰イオン乳化剤量はモノマー重
量に対し約1.5%から約3%、非イオン乳化剤量はモノ
マー重量に対し約0.5%から約2%の範囲とする。
詳細な説明 本発明によれば、アクリル系乳化重合体から成る着脱
可能の感圧接着剤(PSA)組成物が得られる。面素材上
に被覆して標識等を構成する場合に用いる着脱タイプの
感圧接着剤組成物は、低い接着剥離性、できればステン
レススチール上で約50から約300N/m程度の剥離性を示
し、時間および/または温度とともに顕著な接着剥離性
の増進を示さないものとする。
アクリル系乳化重合体は約90から約99.5部、または重
量%、好ましくは約98部のアルキルアクリレートモノマ
ーを含む。重合体中約90部以下のアルキルアクリレート
量ではゲル含有量を低め、しかもガラス転移温度(Tg)
を高め、着脱性を低める結果となる。約99.5部以上のア
ルキルアクリレート含有の重合体は、接着力が不十分で
あるとともに、ある種類の支持体から剥がす場合しみま
たは残留物が残存し勝ちである。
アルキルアクリレートモノマーは好ましくはアルキル
鎖内に1から約12個の炭素原子数を、さらに好ましくは
大部のアルキルアクリレートモノマーがアルキル鎖内中
約4から約8個の炭素原子数を含むことにある。低級ア
ルキルアクリレート、つまりアルキル鎖中1〜3個の炭
素原子数を持つものは、感圧接着剤組成物の接着性に影
響を与える傾向があり、このため結局は少なくとも支持
体によっては接着性を低めすぎる悪影響を示す。アルキ
ル鎖中12個以上の炭素原子を含むアルキルアクリレート
のホモポリマーは結晶態傾向を示し好ましいとはいえな
い。しかしアルキル鎖中12個以上の炭素原子数を持つア
ルキルアクリレートを含む非結晶態コポリマーは要求に
かなうものとして使用できる。
したがって、少なくとも大部分のアルキルアクリレー
トモノマーがアルキル鎖中約4個から約8個の炭素原子
数を示すポリマーは、現在、硬度、接着性、着脱性の最
適バランスを維持する上で好ましい。
本発明の使用に好適なアルキルアクリレートとして
は、2−エチルヘキシルアクリレート,ブチルアクリレ
ート,ヘプチルアクリレート,オクチルアクリレート,
イソオクチルアクリレート,およびイソブチルアクリレ
ートが挙げられ、この中現在好ましいとされるのが2−
エチルヘキシルアクリレートである。
ポリマー中約97または98部以下のアルキルアクリレー
トモノマーを含む場合は、さらに酢酸ビニル等のその他
任意のモノマーを最大約10部まで含有させると好都合で
ある。
アルキルアクリレートモノマーの他に、アクリル系乳
化重合体にはメタアクリル酸,アクリル酸,イタコン
酸,マレイン酸またはアクリルアミド等の一種以上の極
性モノマーを最大約2部までを包含させる。この極性モ
ノマーはこの重合体に機械的安定性と接着力とを与え
る。
本発明のポリマーは、さらに少なくとも多官能アクリ
レートモノマーの最大約1部まで、好ましくは約0.1部
から約0.3部を含む。この多官能アクリレートモノマー
を含有させることにより、ポリマー中好適なゲル含有量
が得られる。すなわち、多官能アクリレートモノマーが
含まれない場合、ポリマーのゲル含有量は低すぎる傾向
を示す。ポリマー配合体大部についての多官能アクリレ
ートモノマーは要求ゲル含有量を得るためには最低約0.
1%量を保持しなければならない。
多官能アクリレートモノマー量は約1%を超過すべき
でないことが分かっているが、その理由はこの程度の量
ではポリマーの得られるアクリル系のエマルジョンの安
定性が低下し、調製操作中エマルジョン粒子が凝結する
ためである。上記約0.3%の多官能アクリレートモノマ
ー量は、付加的利点が一切見られぬこと、つまり、ゲル
含有量の増加利点が一般に見られぬため好ましいとはい
えない。好適な多官能アクリレートの実例としては、ポ
リエチレングリコールジアクリレート,ヘキサンジオー
ルアクリレート,エトキシル化トリメチルプロパントリ
アクリレート,ペンタエリスリトールトリアクリレート
およびポリプロピレングリコールジアクリレート等が挙
げられる。現在好適とされるのはヘキサンジオールジア
クリレートである。
モノマーの重合には一種の反応開始剤が用いられる。
適当な開始剤であれば種類に関係なく使用できる。好適
開始剤としては過酸化物および過酸化二硫酸塩が挙げら
れる。開始剤の適正使用量はモノマー重量に対し約0.1
%から約0.2%である。現在好適とされる反応開始剤は
過硫酸カリウムおよびt−ブチルヒドロパーオキサイド
であり、とくにこのものを相互に約1:1から約1:3の比率
で配合したものが用いられる。この配合物が好ましい理
由は、反応開始速度および転化率すなわち一定時間に生
成されるポリマー量を最適制御できるためである。
本発明によるアクリル系乳化重合体のゲル含有量は約
70から約90重量%、好ましくは約75から約83重量%の範
囲とする。ここで用いる“ゲル含有量”は、テトラヒド
ロフラン、トルエンまたはその他類似の有機溶剤中の不
溶の重合体の重量%で示す。
ゲル含有量が約70%以下のアクリル系乳化重合体は、
とくに経時変化による接着性が強すぎること、したがっ
て、着脱可能接着剤を必要とする用途には不適であるこ
とが分かった。約90%以上のゲル含有度を示す重合体は
接着性が弱すぎる結果、多くの用途について接着性が勝
ち過ぎる。
ゲル含有量が約75%以下および約83%以上を示すアク
リル系乳化重合体は好適と見なせない。その理由はこの
重合体は支持体によっては接着性が強すぎたりまたは弱
すぎる傾向を示すためである。現状ではゲル含有量が約
75%から約83%を示すアクリル系乳化重合体が好ましい
とされるが、その理由は極性、非極性および多孔性支持
体を含む大部分の支持体でのぞましい接着性と着脱性を
示すからである。この支持体の使用例としては、ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ガラス繊維,電化用エナメ
ル,ガラス,フオルミカ,マニラタグ,再生段ボールが
挙げられる。
アクリル系乳化重合体はさらに約15から約25、好まし
くは約18から約23までの膨潤比を持たせる。ここで用い
る「膨潤比」は有機溶剤量、とくに溶解作用がなく重合
体が吸収し得るテトラヒドロフランの量をあらわす。た
とえば膨潤比15は、重合体1グラムが溶解することなく
溶剤の15グラムを吸収できる数値を示す。
膨潤比は重合体の架橋密度の間接的判定基準となる。
膨潤比が約25以上を示すことは好ましくない。その理由
は、この場合架橋が不十分なため、少なくとも支持体に
よっては重合体の接着性が強すぎる結果を生むためであ
る。膨潤比が約15以下の場合も同様好ましくない。この
場合は架橋作用が強すぎる結果少なくとも支持体のある
種のものに対し重合体の接着性が弱くなり過ぎるためで
ある。
とくに必須条件ではないが、重合体のガラス転移温度
(Tg)は約−30℃から約−60℃、好ましくは約−50℃か
ら約−55℃の範囲にあることがのぞましい。Tgが約−30
℃から約−60℃、とくに約−50℃から約−55℃を示す感
圧接着剤組成物は要求粘着性、すなわち初期接着性を発
揮する。
重合体の可溶部分の平均分子量もまたそれほど決定条
件ではないが、少なくとも約200,000程度が好ましい。
約200,000以下の可溶部分平均分子量を示す重合体は接
着性が強過ぎ凝集強さが不足する結果、感圧接着剤組成
物を除去した後残留物が支持体上に残ることが知られて
いる。
アクリル系エマルジョンポリマーに加えて、さらに着
脱可能の感圧接着剤組成物に一種以上の接着安定剤を加
え、経時的および/または温度上昇時点で接着剥離性の
増進極力少くすることがのぞまれる。好適な接着安定剤
としては一種以上の可塑剤および一種以上の保護コロイ
ドが挙げられる。
可塑剤の量はモノマー全重量に対し約3%まて添加す
ることができ、できればその量を約1%から約3%まで
とする。
約1%以下の量では好ましくない。その理由は支持体
によってはたとえばポリプロピレン、フオルミカ等の支
持体上で、とくに経時変化を受けた場合、感圧接着剤組
成物の着脱性能が十分発揮されないことによる。しか
し、ガラスのごとき、支持体では可塑剤を必要としない
場合もある。可塑剤量は約3%以上でないことがのぞま
しいが、その理由は重合体の剪断特性が低下すること
と、ガラス等の支持体層上への感圧接着剤組成物の接着
性能が十分でなくこの結果、この支持体層からの着脱性
が大きくなり過ぎることによる。
適当な可塑剤であれば種類にかかわらず使用してよ
い。好ましい可塑剤としては、フタル酸ジオクチル、ア
セライン酸ジオクチル等の二塩基酸ジアルキルエステル
を含むモノマー可塑剤が挙げられる。現在好ましいとさ
れる可塑剤はアゼライン酸ジオクチルである。
当業者間で立体安定剤として知られる保護コロイドは
感圧接着剤組成物中、モノマー重量当り約1%を限度と
し、好ましくはモノマー重量当り約0.5%から約1%ま
での量の添加がのぞましい。保護コロイド添加量が0.5
重量%以下の組成物は、この組成物が支持体によって
は、これに対する接着性が高まり過ぎる傾向を示すこと
から好ましくない。ガラス等のある種の支持体では、組
成物中への保護コロイド添加は必要でない。添加の場合
には、その量は約1重量%を越さないことがのぞまし
い。その理由は、このタイプの組成物は接着性が低過ぎ
る結果、支持体の種類によっては着脱性が過大となり勝
ちのためである。
適当な保護コロイドであればどのものでも使用でき
る。現在好適とされる保護コロイドはVinol 540の商品
名でエアー プロダクツ(Air Products)社が販売する
高分子量のポリビニルアルコール組成物である。この製
品の加水分解度は約87〜89%である。すなわち、ポリ酢
酸ビニルが約89%加水分解してポリビニルアルコールを
与える。製造メーカーによればその分子量は約105,000
から約110,000とされている。その他好適の保護コロイ
ドとしてはポリ酸化エチレンおよびヒドロキシエチルセ
ルローズ等が挙げられる。
上記成分構成の乳化重合体を得るには、ポリマー合成
の原料であるアクリル系エマルジョンの粒子径は約210n
m以下とすべきことが分かっている。この粒径であれば
重合生成物のゲル含有量を低めることなくエマルジョン
を安定化できる。
さらに明確にされた点は、希望の接着剥離性を示し、
約70から約90%のゲル含有量を占めるアクリル系乳化重
合体の調製には陰イオン性と非イオン性の乳化剤または
界面活性剤の配合物の存在下で、モノマーを重合させる
必要のあることであった。
陰イオン乳化剤単味で重合体を合成すると凝集しない
高ゲル含有の重合体が得られるが、同時に好ましくない
高い接着剥離状態を示し、その結果、希望する用途に対
し、着脱性能の劣る重合体が得られる。さらに、陰イオ
ン乳化剤と非イオン乳化剤を配合添加することにより、
重合体を好ましい程度にまで接着させた場合に剥離性が
弱まることも分かった。しかし、非イオン乳化剤の添加
により、エマルジョンの粒子径は増大傾向を示す。
したがって、要求条件を維持するためには、陰イオン
および非イオン性乳化剤の全量は、好ましくはモノマー
重量を基準とした、約4.0%以下、さらに好ましくは約
3.7%以下に維持する必要がある。約3.7重量%以上およ
びとくに約4.0重量%以上の乳化剤を含むエマルジョン
は安定度が低下する傾向、すなわち凝集する傾向を示す
ため、使用は好ましくない。
陰イオン乳化剤の添加量はモノマー重量当り約1.5か
ら約3.0%、および好ましくは約1.8から約2.1%とすべ
きである。約1.5重量%以下の陰イオン乳化剤を使用す
ると、エマルジョンは安定性を欠き乳濁液粒子の凝集を
生じ勝ちである。
非イオン乳化剤量はモノマー重量当り約0.5から約2.0
重量%、好ましくは約1.3から約1.7重量%とすべきであ
る。この場合もまた、非イオン乳化剤の添加量を約0.5
%以下とすると、エマルジョンの安定性は失われる傾向
を示す。
さらに陰イオン乳化剤が非イオン乳化剤に対する重量
比は1以上とすべきことが分かっている。すなわち、陰
イオン乳化剤量は非イオン乳化剤量より大とする必要が
ある。この比率が1以下となると、ゲル含有量が低下傾
向を示し、乳濁液中の粒径は大きくなる。現在好ましい
とされる陰イオン乳化剤と非イオン乳化剤との重量比率
は2.1から1.5である。
現在採用の好適な陰イオン乳化剤は、Triton X−200
の商品名でローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)社
販売のエトキシルオクチルフェノールスルホン酸ソーダ
であり、この乳化剤はエトキシルオクチルフェノール1
モル当り約20モルの酸化エチレンを含む。その他適当な
陰イオン乳化剤としては、スルホ琥珀酸アルキルポリエ
ーテル,スルホ琥珀酸アルキルアリールポリエーテル,
スルホン酸アルキルポリエーテルおよびスルホン酸アル
キルアリールポリエーテルが挙げられる。
現在好適と見られる非イオン乳化剤はTriton N−111
の商品名でローム.アンド.ハース(Rohm & Haas)社
販売のエトキシルノニルフェノールである。この乳化剤
にはエトキシルノニルフェノールの1モルに対し酸化エ
チレンの約10モルが含まれる。その他の好適な非イオン
乳化剤としてアルキルアリールポリエーテルがあげられ
る。
陰イオンおよび非イオン乳化剤の他に、ゲル含有量お
よび粒子径はできれば、ピロリン酸四ソーダまたはジも
しくはモノ塩基性りん酸アンモニウム等のエマルジョン
態のごとき電解質を少量添加して調整する。現在採用さ
れる好ましい添加物質はピロリン酸四ソーダである。電
解質の適正量はモノマー重量当り約0.15%から約0.3%
の範囲とする。約0.15%以下の添加量では重合体中のゲ
ル含有量が低すぎる理由から好ましくない。また電解質
約0.3重量%以上の使用は、エマルジョンの安定性に悪
い効果を与えることと、粒子径が大きくなり過ぎる理由
からすすめられない。
上記各種の要因に加え、感圧接着剤組成物にカーボン
ブラック、二酸化チタン、有機染料等の着色剤および濃
縮剤のごとき別種充填剤を少量加えてもよい。
本発明によるアクリル系乳化重合体の好ましい調製方
法は、まず接触の供給および予備乳濁液供給の調製確保
にある。接触供給原料は水と触媒とから成り、適当な接
触であればすべて利用できる。現在使用される好適物質
はスルフオキシル酸ナトリウムホルムアルデヒドであ
る。予備乳濁液にはアルキルアクリレートモノマー、可
塑剤促進剤、陰イオンおよび非イオン乳化剤および水が
含まれる。
本方法では、触媒と予備乳濁液供給原料を同時に適合
反応器に添加する。触媒および予備乳濁液原料の供給割
合は、約2時間から約4時間かけて、反応器にモノマー
と触媒とが添加されるように調節する。約20%から約60
%、好ましくは約40%の予備乳濁液および触媒を添加し
たのち、生成エマルジョン(乳濁液)のpHを重炭酸ナト
リウム等を加え、約6.3から約6.5に調節する。この時点
で、触媒原料と保護コロイドとを混合する。再度反応器
に触媒および予備乳濁液原料を約1時間から約2時間か
けて同時に充填し、これにより原料供給を同時に打ち切
る。
現状では重合開始前にモノマーに対し保護コロイドを
加えることは粒子の凝集を生じやすい理由からすすめら
れない。また、重合がすべて進行し切った後に保護コロ
イドを加えることも好ましくない。その理由は保護コロ
イドが重合体全般に不均一分散されるかまたは配分さ
れ、この結果重合体の初期接着性を弱め、接着剤の総合
性能を低下させるためである。
重合の結果、通常約2500から約3500センチポアズ粘度
を示すラテックスが得られる。特殊コーティング技術が
求められる場合は、増粘剤を加えて粘度を増すことがで
きる。さし当って好適とされる増粘剤はローム・アンド
・ハース(Rohm & Haas)社販売の高分子電解質ASE60
(商品名)である。
粘度を希望値に調節したのち必要に応じ、しごき塗り
およびロール塗布等の従来技術を用い標示面素材または
その他裏地材料にこのラテックスを塗布してもよい。塗
布速度は約600フィート/分まで許容される。好ましい
塗装量は約15から約25g/m2である。
面素材への感圧接着剤の定着力を高めるには、まず面
素材上に通常1〜6g/m2程度の下塗薄層を施す。下塗剤
としては、約300N/m2以上の接着剥離性を示す市販の永
久または半永久感圧接着剤もしくはエチレン酢酸ビニル
重合体配合物が好適である。
本発明による感圧接着剤組成物によれば、多種の支持
体ベース上で安定した長期間接着効果が得られる。標準
的接着性はステンレススチール上で約50から約300N/m程
度である。その配合物はすぐれた耐熱性と、最高100℃
および好ましくは130℃以上までの温度条件下で安定性
を示し、すぐれた着脱性とマンドレル操作性を発揮す
る。マンドレル操作性とは、たとえば0.5〜1.0インチの
小径に施工する際の接着剤組成物の接着性能をさす。
実施例1 サーモカップル、還流冷却器、ステンレススチール羽
根振盪器、窒素導入管を備えた1の四頚ジャケット付
反応装置に、脱イオン水90g、ピロリン酸四ソーダ(TSP
P)1.2g、およびエーロゾルMA−80(アメリカン シア
ナミド American Cyanamid社販売の陰イオン界面活性
剤)0.1gを充填した。2−エチルヘキシルアクリレート
240g、ブチルアクリレート152g、メタアクリル酸8g、ア
ゼライン酸ジオクチル8g、ヘキサンジオールジアクリレ
ート0.8g、およびt−ブチルヒドロパーオキサイド0.4g
から成るモノマー混合体を、T30gのriton X−200と6gの
Triton N−111を含む水130gに添加し、安定な予備乳濁
液供給原料が得られるまで十分時間をかけて撹拌した。
反応器用原料中に上記予備乳濁液29gを加え、フラスコ
内容物を撹拌し、一方15〜20分間窒素掃気したのち40℃
まで加熱した。40℃温度下で6g水中に溶解の過硫酸カリ
ウム0.2gおよびFeEDTA 0.03g含有の反応開始剤溶液を加
えた。約2分後、スルフォキシル酸ナトリウムホルムア
ルデヒド0.4gを加えて調製した触媒供給量1.6gを水80g
に加えた。約4分後発熱ピークが認められた時点で、予
備乳濁液供給原料と触媒Bとをそれぞれ1.5g/分および
0.47g/分の割合で加えた。10分後に、予備乳濁液の供給
比率を3g/分に高めた。第二の触媒供給溶液は、Vinol 5
40の10%溶液量30gを第一触媒の40%に加えて調製し
た。モノマー供給原料の約60%を導入したのち、第二の
触媒供給原料を1g/分の割合で添加した。同時に、12gの
水中に1gの重炭酸ソーダ溶解溶液を10〜15分間滴々添加
した。撹拌速度を徐々に高め適当な混合状態とした。全
部の供給原料が導入されたのち、温度を60℃まで高め、
0.5時間この状態を保持した。ついで組成物を冷却後、1
00メッシュナイロンシーブを用い濾過した。生成組成物
の固形物含有量は54%、凝塊物は0.01%以下、Brookfie
ld粘度計測定による粘度は約3600センチポアズを示し
た。
実施例2 実施例1の操作をくりかえしたが以下の点が異なる。
触媒供給原料の後の部分ではポリビニルアルコール、す
なわちVinol 540は加えない。反応器中添加量は水120g
とTSPP1.2gを含み、触媒供給原料には水100gを用いた。
生成組成物の固形物含有量は51.4%、凝塊物は0.01%以
下、粘度は300センチポアズを示した。
実施例3 実施例1に準じて操作したが、モノマー混合物にはア
ゼライン酸ジオクチルを含まずまた反応器用原料は実施
例2と同じである点が異なる。生成組成物の固形物含有
量は51%、凝塊物は0.01%以下、粘度は2700センチポア
ズであった。
実施例4 実施例1の操作を反復したが、ポリビニルアルコール
(Vinol 540)すなわちアゼライン酸ジオクチルを加え
ない点が異なる。
実施例5 実施例1で示す同一生成物に水90g、TSPP1.2g,FeEDTA
0.04g,アメリカン シアナミドAmerican Cyanamid社販
売の陰イオン界面活性剤MA−80の0.4gを添加した。水15
0g中に30gのTriton X−200を溶解し、このものに2−エ
チルヘキシルアクリレート240g、ブチルアクリレート15
2g、メタアクリル酸8g、ヘキサンジオールジアクリレー
ト0.8g、およびt−ブチルヒドロパーオキサイド0.8gか
ら成るモノマー混合物を静かに撹拌しながら加え、モノ
マー予備乳濁液供給原料を調製した。0.5時間撹拌した
のち、予備乳濁液物29gを反応器原料中に加え40℃に加
熱した。この温度条件で、75gの水中に0.64gのスルフオ
キシル酸ナトリウムホルムアルデヒドを溶解して得た触
媒材料物質2gを加えた。温度を45℃まで高めた時点で予
備乳濁液および触媒供給原料を3時間かけて加え、混合
が適当であるかを確かめた。供給終了時点で温度を60℃
まで高め0.5時間維持したのち冷却した。組成物を100メ
ッシュナイロンシーブを用い濾過した。組成物の固形分
は50%、凝塊物は0.01%以下であった。
実施例6 実施例6は比較例である。ヘキサンジオールジアクリ
レート0.4gおよび予備乳濁液を一定供給比率で3時間加
え、実施例1の操作を反復した。生成組成物は54%の一
定固形分を示した。
実施例7 予備乳濁液供給原料中、t−ブチルヒドロパーオキサ
イド0.2g、ヘキサンジオールジアクリレート1.0g,およ
びメタアクリル酸4gを用いて、実施例1の操作をくりか
えした。触媒供給物の全量中のスルフオキシル酸ナトリ
ウムホルムアルデヒドは0.2gとし、予備乳濁液原料の40
%を添加後、この触媒原料を0.67%/分の一定割合で加
えた。
実施例8 実施例1〜7で得た組成物の着脱性を、当初および二
週までの期間は室温のもとに定間隔で、また一週までは
50℃温度条件で90℃の接着剥離値を測定して判定した。
まず初めに高光沢紙に被覆性、定着性改良用の充填剤
を含むAirflex 400配合物(エア プロダクツ Air Pro
ducts社製エチレン酢酸ビニル重合体)の下塗剤を用い
1.5〜3g/m 2の塗布量となるごとく塗布した。実施例1
〜7の組成物をシリコン製剥離ライナー上に15〜25g/m2
塗布量となるごとく塗布し、70℃の温度下で10分間乾燥
させた。ここで、接着剤組成物を下塗面素材に移行させ
た。標準サンプルサイズを切りとり、PSTC No2、第五版
仕様に従い20分の保圧時間をかけ家電用エナメルについ
て90℃接着剥離性を試験した。その試験結果は下記表1
のとおりである。
実施例9 実施例1および3の組成物の着脱性と種々の支持体に
ついて求めた。その試験手順は実施例8記載のものと変
りがない。試験結果を下記表2に示す。
上記説明には好ましい組成物と調製方法を併記した。
本発明に関連した技法と技術を扱う当業者であれば、本
発明の原理、趣旨、範囲をことさら逸脱することなく記
載組成物および方法に変更、修正を行い得ることは理解
し得るはずである。
したがって、上記説明は記載の組成物および操作方法
の正確性のみを目的としたものと解すべきでなく、むし
ろ、正しい適用範囲を余すところなく示す以下の請求範
囲に適合しかつその補足説明をなすものと見なすべきで
ある。
フロントページの続き (72)発明者 バーマン,スタンスリブ アメリカ合衆国,91344 カリフォルニ ア州,グラナダ ヒルズ,クライマー ストリート 16318 (56)参考文献 特開 昭62−177007(JP,A) 特開 昭63−260973(JP,A) 特開 昭58−152078(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.少なくとも一つのアルキルアクリレート
    モノマーの90から99.5部と、 b.少なくとも一つの極性モノマーの0より大きく2部以
    下と、 c.少なくとも一つの、少なくとも2つのアクリレート基
    を有するアクリレートモノマーの0より大きく1部以下
    とから成る 70%から90%のゲル含有量を有するアクリル系乳化重合
    体及び モノマー重量当り1.5重量%から3.0重量%の量の陰イオ
    ン乳化剤と、 モノマー重量当り0.5重量%から2.0重量%の量の非イオ
    ン乳化剤と、 から成り、 陰イオン及び非イオン乳化剤の合計量がモノマー重量当
    り4.0重量%以下であり、非イオン乳化剤に対する陰イ
    オン乳化剤の重量比が少なくとも1であり、 さらに、(a)モノマー重量当り1重量%までの量の保
    護コロイド、(b)モノマー重量当り3%までの量の可
    塑剤、または(c)モノマー重量当り1重量%までの量
    の保護コロイドとモノマー重量当り3%までの量の可塑
    剤との両方を含む ことを特徴とする着脱可能な感圧接着剤組成物。
  2. 【請求項2】前記アクリル系乳化重合体が、 テトラヒドロフランに対して15から25または18から23の
    膨潤比を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    着脱可能な感圧接着剤組成物。
  3. 【請求項3】ガラス転移温度が、 −30℃から−60℃または−50℃から−55℃である ことを特徴とする請求項1から2の何れか1項に記載の
    着脱可能な感圧接着剤組成物。
  4. 【請求項4】陰イオン乳化剤の量が、 モノマー重量当り1.8重量%から2.1重量%または モノマー重量当り1.3重量%から1.7重量%、 若しくは 陰イオン及び非イオン乳化剤の合計量が、総モノマー重
    量当り3.7重量%以下である ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の
    着脱可能な感圧接着剤組成物。
  5. 【請求項5】アクリル系乳化重合体が、98部のアルキル
    アクリレートモノマーを含有し、 及び/若しくは 前記アクリル系乳化重合体中のアルキルアクリレートモ
    ノマーの少なくとも大半がアルキル鎖中4から8の炭素
    原子を含んでいる ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の
    着脱可能な感圧接着剤組成物。
  6. 【請求項6】a.構成成分として、アルキル鎖中の炭素原
    子数が1から約12である少なくとも一つのアルキルアク
    リレートモノマーの90から99.5部と、 b.構成成分として、メタクリル酸、アクリル酸、イタコ
    ン酸、マレイン酸およびアクリルアミドから選択される
    少なくとも一つの極性モノマーの0より大きく2倍以下
    と、 c.架橋成分として、ポリエチレングリコールジアクリレ
    ート、ヘキサンジオールジアクリレート、エトキシ化ト
    リメチルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
    ールトリアクリレートおよびポリプロピレングルコール
    ジアクリレートから選択される少なくとも一つの、少な
    くとも2つのアクリレート基を有するアクリレートモノ
    マーの0より大きく1部以下と、 から成り、 70%から90%のゲル含有量を有し、可溶部分の重量平均
    分子量が少なくとも200,000である、アクリル系乳化重
    合体および、 モノマー重量当り1.5重量%から3.0重量%の量の陰イオ
    ン乳化剤と、 モノマー重量当り0.5重量%から2.0重量%の量の非イオ
    ン乳化剤と、 から成り、 陰イオン及び非イオン乳化剤の合計量がモノマー重量当
    り4.0重量%以下であり、非イオン乳化剤に対する陰イ
    オン乳化剤の重量比が少なくとも1であり、 さらに、(d)モノマー重量当り1重量%までの量の保
    護コロイド、(e)モノマー重量当り3%までの量の可
    塑剤、または(f)モノマー重量当り1重量%までの量
    の保護コロイドとモノマー重量当り3%までの量の可塑
    剤との両方を含む 組成物。
  7. 【請求項7】(a)面素材(フェースストック)と、 (b)ステンレススチール上で少なくとも約300N/m2
    接着剥離性を持つ接着剤からなる下塗地と、 (c)着脱可能な感圧接着剤組成物からなる下塗地に施
    した着脱可能な接着被覆層とからなり、 前記着脱可能な感圧接着剤組成物が、 (i)a.アルキル鎖中の炭素原子数が1から約12である
    少なくとも一つのアルキルアクリレートモノマーの約90
    から約99.5部と、 b.少なくとも一つの極性モノマーの0より大きく約2部
    以下と、 c.少なくとも一つの、少なくとも2つのアクリレート基
    を有するモノマーの0より大きく約1部以下と からなる約70%から約90%のゲル含有量を有するアクリ
    ル系乳化重合体 及び (ii)モノマー重量当り約1.5重量%から約3.0重量%の
    量の陰イオン乳化剤と、 (iii)モノマー重量当り約0.5重量%から約2.0重量%
    の量の非イオン乳化剤と、 から成り、 陰イオン及び非イオン乳化剤の合計量が、 モノマー重量当り約4重量%以下であり、非イオン乳化
    剤に対する陰イオン乳化剤の重量比が少なくとも約1で
    あり、 さらに、(a)モノマー重量当り1重量%までの量の保
    護コロイド、(b)モノマー重量当り3%までの量の可
    塑剤、または(c)モノマー重量当り1重量%までの量
    の保護コロイドとモノマー重量当り3%までの量の可塑
    剤との両方を含む ことを特徴とする着脱可能な感圧接着剤を有する構造
    体。
  8. 【請求項8】下塗地の塗布量が、1から6g/m2または15
    から25g/m2である ことを特徴とする請求項7に記載の着脱可能な感圧接着
    剤を有する構造体。
  9. 【請求項9】(a)接触と水とから成る接触供給原料の
    調製と、 (b)水と、 アルキル鎖中1から約12個の炭素原子を持つ少なくとも
    一つのアルキルアクリレートモノマーの90から99.5部
    と、 少なくとも一つの極性モノマーの0より大きく2部以下
    と、 少なくとも一つの、少なくとも2つのアクリレート基を
    有するアクリレートモノマーの0より大きく1部以下
    と、 0.1から0.2部の反応開始剤と、 モノマー重量当り1.5重量%から3.0重量%の量の陰イオ
    ン乳化剤と、 モノマー重量当り0.5重量%から2.0重量%の量の非イオ
    ン乳化剤と、 から成る 予備乳濁液供給原料の調製と、 前記陰イオン及び非イオン乳化剤の合計量が、 モノマー重量当り約4重量%以下であり、 非イオン乳化剤に対する陰イオン乳化剤の重量比が少な
    くとも1であり、 (c)前記触媒供給原料と前記予備乳濁液供給原料とを
    所定の割合で同時に反応器に導入して重合を開始するこ
    とと、 (d)保護コロイドを導入し、該コロイドが該触媒供給
    原料の一部と混合され、そして該モノマーの重合を続け
    ること、 に特徴づけられる着脱可能な感圧接着剤組成物の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記予備乳濁液供給原料が、モノマー重
    量当り3%までの量の可塑剤をさらに含む、請求項9に
    記載の方法。
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