JP2941542B2 - 造波プール - Google Patents
造波プールInfo
- Publication number
- JP2941542B2 JP2941542B2 JP765592A JP765592A JP2941542B2 JP 2941542 B2 JP2941542 B2 JP 2941542B2 JP 765592 A JP765592 A JP 765592A JP 765592 A JP765592 A JP 765592A JP 2941542 B2 JP2941542 B2 JP 2941542B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- sand
- net
- wave
- pool
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスポーツレジャ施設とし
て設置される造波プールの波打際(ビーチ部)に砂を採
用した場合に於いても砂の移動を抑制した造波プールに
関する。
て設置される造波プールの波打際(ビーチ部)に砂を採
用した場合に於いても砂の移動を抑制した造波プールに
関する。
【0002】
【従来の技術】自然の海岸を再現或いは波の反射を抑え
ることを目的として波打際(ビーチ)に砂を採用する場
合があるが、この場合図3に示すようにビーチ部01に
砂02を敷き下方を不透水構造とした場合、波によって
砂は一旦ビーチ部上方へ移動するが、その後戻し流がビ
ーチ部下方へ流れると共に砂もプール03内方へころげ
落ち、又図4に示すようにビーチ部01に砂02を敷
き、下方を透水構造04とし戻し流を発生させない場合
には波の力によって砂は上方へ移動したままとなる。
ることを目的として波打際(ビーチ)に砂を採用する場
合があるが、この場合図3に示すようにビーチ部01に
砂02を敷き下方を不透水構造とした場合、波によって
砂は一旦ビーチ部上方へ移動するが、その後戻し流がビ
ーチ部下方へ流れると共に砂もプール03内方へころげ
落ち、又図4に示すようにビーチ部01に砂02を敷
き、下方を透水構造04とし戻し流を発生させない場合
には波の力によって砂は上方へ移動したままとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにビーチ
部上方へ又はプール内に移動した砂は、元に戻さなけれ
ばならず、そのためには人力又は機械設備に頼らざるを
得なかった。本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって、人力又は機械設備に頼る仕事を
最小限とすることを目的とする。
部上方へ又はプール内に移動した砂は、元に戻さなけれ
ばならず、そのためには人力又は機械設備に頼らざるを
得なかった。本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって、人力又は機械設備に頼る仕事を
最小限とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明は造波装置2を有するプール本体
1の波打際3に、透水性の砂4を載置して、その下方か
らの砂の流出を防止するネット5と、該ネット5の下面
を移動して砂4の透水速度を変える止水板6と、該止水
板6の下方に設置される受水槽7とを設け、該受水槽7
を通水路10を介して前記プール本体1に連通させたこ
とを特徴とする。
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明は造波装置2を有するプール本体
1の波打際3に、透水性の砂4を載置して、その下方か
らの砂の流出を防止するネット5と、該ネット5の下面
を移動して砂4の透水速度を変える止水板6と、該止水
板6の下方に設置される受水槽7とを設け、該受水槽7
を通水路10を介して前記プール本体1に連通させたこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】そして本発明は上記の手段により、砂の上に打
上げられる波は、止水板の移動でその透水速度(透水面
積)が制御されるため波によるビーチ上方への砂の移動
量と戻し流による砂の移動量とのバランスを図ることが
できる。
上げられる波は、止水板の移動でその透水速度(透水面
積)が制御されるため波によるビーチ上方への砂の移動
量と戻し流による砂の移動量とのバランスを図ることが
できる。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1及び図2に基づ
いて説明すると、1はプール本体を示し、該プール本体
1の一端には波を発生させる造波装置2が設けられ、該
造波装置2に対向するプール本体1の他端の波打際3に
は透水性の砂4を載置してその下方からの砂4の流出を
防止するネット5と該ネット5の下面を移動して砂4の
透水速度を変える止水板6と該止水板6の下方に設置さ
れる受水槽7とが設けられ、前記止水板6は、砂4を透
水した水を遮蔽するため鋼板又はFRP等の平板として
極力軽量化すると共に該止水板6の移動はガイドローラ
8に案内されてその一端に取付けられる移動装置9によ
り行われ、図示のものでは該移動装置9はワイヤーとそ
の巻込みウインチとで構成したが、これを図示しないシ
リンダ方式としてもよい。
いて説明すると、1はプール本体を示し、該プール本体
1の一端には波を発生させる造波装置2が設けられ、該
造波装置2に対向するプール本体1の他端の波打際3に
は透水性の砂4を載置してその下方からの砂4の流出を
防止するネット5と該ネット5の下面を移動して砂4の
透水速度を変える止水板6と該止水板6の下方に設置さ
れる受水槽7とが設けられ、前記止水板6は、砂4を透
水した水を遮蔽するため鋼板又はFRP等の平板として
極力軽量化すると共に該止水板6の移動はガイドローラ
8に案内されてその一端に取付けられる移動装置9によ
り行われ、図示のものでは該移動装置9はワイヤーとそ
の巻込みウインチとで構成したが、これを図示しないシ
リンダ方式としてもよい。
【0007】そして前記受水槽7は通水路10を介して
プール本体1に連通させた。かくて波によって砂は一旦
波打際の上方へ移動すると共に、その後の戻し流により
下方へ移動し、この波による波打際上方への移動量と戻
し流による下方への移動量が相等しくなる様に止水板の
位置を制御するもので、その際造波装置で発生させる波
の大きさは予測可能なので止水板位置と造波位置とを同
調させることによって波打際の砂の移動は容易に抑制す
ることが可能となる。
プール本体1に連通させた。かくて波によって砂は一旦
波打際の上方へ移動すると共に、その後の戻し流により
下方へ移動し、この波による波打際上方への移動量と戻
し流による下方への移動量が相等しくなる様に止水板の
位置を制御するもので、その際造波装置で発生させる波
の大きさは予測可能なので止水板位置と造波位置とを同
調させることによって波打際の砂の移動は容易に抑制す
ることが可能となる。
【0008】
【発明の効果】このように本発明によるときは造波装置
を有するプール本体の波打際に、透水性の砂を載置し
て、その下方からの砂の流出を防止するネットと、該ネ
ットの下面を移動して砂の透水速度を変える止水板と、
該止水板の下方に設置される受水槽とを設け、該受水槽
を通水路を介して前記プール本体に連通させたものであ
るから止水板の移動によって波打際上方への砂の移動は
抑制され、波打際の砂の形状復元に要する労力(機械設
備)を大幅に削減できると共にプール本体の水を有効に
利用できる効果を有する。
を有するプール本体の波打際に、透水性の砂を載置し
て、その下方からの砂の流出を防止するネットと、該ネ
ットの下面を移動して砂の透水速度を変える止水板と、
該止水板の下方に設置される受水槽とを設け、該受水槽
を通水路を介して前記プール本体に連通させたものであ
るから止水板の移動によって波打際上方への砂の移動は
抑制され、波打際の砂の形状復元に要する労力(機械設
備)を大幅に削減できると共にプール本体の水を有効に
利用できる効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】他の従来例を示す断面図である。
1 プール本体 2 造波装置 3 波打際 4 砂 5 ネット 6 止水板 7 受水槽 10 通水路
Claims (1)
- 【請求項1】 造波装置を有するプール本体の波打際
に、透水性の砂を載置して、その下方からの砂の流出を
防止するネットと、該ネットの下面を移動して砂の透水
速度を変える止水板と、該止水板の下方に設置される受
水槽とを設け、該受水槽を通水路を介して前記プール本
体に連通させたことを特徴とする造波プール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP765592A JP2941542B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 造波プール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP765592A JP2941542B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 造波プール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195640A JPH05195640A (ja) | 1993-08-03 |
JP2941542B2 true JP2941542B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=11671836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP765592A Expired - Fee Related JP2941542B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 造波プール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941542B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3039421B1 (fr) * | 2015-07-28 | 2017-09-01 | Laurent Hequily | Installation a vagues artificielles dynamiques pour la pratique du surf |
CN107146514B (zh) * | 2017-06-21 | 2019-07-09 | 浙江大学 | 一种动床浑水模型生潮加沙辅助造波系统及控制方法 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP765592A patent/JP2941542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05195640A (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990525 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |