JP2939060B2 - 現像スリーブ - Google Patents
現像スリーブInfo
- Publication number
- JP2939060B2 JP2939060B2 JP19143692A JP19143692A JP2939060B2 JP 2939060 B2 JP2939060 B2 JP 2939060B2 JP 19143692 A JP19143692 A JP 19143692A JP 19143692 A JP19143692 A JP 19143692A JP 2939060 B2 JP2939060 B2 JP 2939060B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing sleeve
- sleeve
- paint
- developing
- crepe
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Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子複写機やレーザープ
リンターに用いられる現像スリーブに関する。
リンターに用いられる現像スリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真法を利用した画
像形成装置等においては、電子写真感光体に形成された
静電潜像を、現像剤にて可視画像とする為の、現像装置
内より感光体表面に形成された潜像を現像する現像位置
へと担持し、搬送する為に現像ローラ、即ち、通常横断
面形状が円筒状とされる現像スリーブを備えている。該
スリーブは、現像剤が一成分現像剤、二成分現像剤、磁
性或は非磁性現像剤、更には絶縁性・誘電性現像剤とを
問わず、現像剤を外周表面上に均一にムラなく塗布し得
るように、その表面に微細凹凸をつけることが必須な技
術とされてきた。
像形成装置等においては、電子写真感光体に形成された
静電潜像を、現像剤にて可視画像とする為の、現像装置
内より感光体表面に形成された潜像を現像する現像位置
へと担持し、搬送する為に現像ローラ、即ち、通常横断
面形状が円筒状とされる現像スリーブを備えている。該
スリーブは、現像剤が一成分現像剤、二成分現像剤、磁
性或は非磁性現像剤、更には絶縁性・誘電性現像剤とを
問わず、現像剤を外周表面上に均一にムラなく塗布し得
るように、その表面に微細凹凸をつけることが必須な技
術とされてきた。
【0003】スリーブ表面に微細凹凸をつける方法とし
ては、(1)サンドペーパーでスリーブ表面を摺るサン
ドペーパー法、(2)球形粒子によるサンドブラスト
法、(3)鋭い突起を有する不定型粒子によるサンドブ
ラスト法及び(4)前記(2)と(3)の方法を組み合
わせた方法等が提案され且つ実施されている。更に、微
細凹凸を持つスリーブ表面上にプリントパターンの履歴
であるスリーブゴーストを除去或は軽減する為導電性コ
ート層を設ける。導電性コート層を設けても微細凹凸構
造はある程度減少するものの維持される。
ては、(1)サンドペーパーでスリーブ表面を摺るサン
ドペーパー法、(2)球形粒子によるサンドブラスト
法、(3)鋭い突起を有する不定型粒子によるサンドブ
ラスト法及び(4)前記(2)と(3)の方法を組み合
わせた方法等が提案され且つ実施されている。更に、微
細凹凸を持つスリーブ表面上にプリントパターンの履歴
であるスリーブゴーストを除去或は軽減する為導電性コ
ート層を設ける。導電性コート層を設けても微細凹凸構
造はある程度減少するものの維持される。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】上記諸方法は、
スリーブ上に微細凹凸構造を持たせることが狙いである
が、スリーブ表面上に微細凹凸をつける工程及び導
電性コート層を設ける工程と2工程を経るので工程が増
え、高価になるきらいがあった。従って本発明の目的
は、スリーブ表面に微細凹凸をつける工程と導電性コー
ト層とを設ける工程とを1工程で同時に行うことによ
り、安価で高品質な現像スリーブを提供することにあ
る。
スリーブ上に微細凹凸構造を持たせることが狙いである
が、スリーブ表面上に微細凹凸をつける工程及び導
電性コート層を設ける工程と2工程を経るので工程が増
え、高価になるきらいがあった。従って本発明の目的
は、スリーブ表面に微細凹凸をつける工程と導電性コー
ト層とを設ける工程とを1工程で同時に行うことによ
り、安価で高品質な現像スリーブを提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、現像剤を担持し
て静電潜像を現象する現象スリーブにおいて、該スリー
ブは円筒状アルミニウム基材とその外周面上に縮緬塗料
から形成された塗膜からなり、該塗膜の表面粗さRaが
0.5〜4.0の範囲に制御されていることを特徴とす
る現像スリーブである。
によって達成される。即ち、本発明は、現像剤を担持し
て静電潜像を現象する現象スリーブにおいて、該スリー
ブは円筒状アルミニウム基材とその外周面上に縮緬塗料
から形成された塗膜からなり、該塗膜の表面粗さRaが
0.5〜4.0の範囲に制御されていることを特徴とす
る現像スリーブである。
【0006】
【作用】現像スリーブの構成において、縮緬塗料を用い
て塗膜表面に微細凹凸形状を形成させることによって、
スリーブ表面に微細凹凸をつける工程と導電性コート層
とを設ける工程とを1工程で同時に行うことが出来、安
価で高品質な現像スリーブを提供することが出来る。即
ち、縮緬塗料の加熱硬化タイプ樹脂を用い、導電性コー
ト層の厚み、硬化温度及び硬化時間等をコントロールす
ることにより、所定の厚みと表面粗さを有する導電コー
ト層を形成することが出来る。
て塗膜表面に微細凹凸形状を形成させることによって、
スリーブ表面に微細凹凸をつける工程と導電性コート層
とを設ける工程とを1工程で同時に行うことが出来、安
価で高品質な現像スリーブを提供することが出来る。即
ち、縮緬塗料の加熱硬化タイプ樹脂を用い、導電性コー
ト層の厚み、硬化温度及び硬化時間等をコントロールす
ることにより、所定の厚みと表面粗さを有する導電コー
ト層を形成することが出来る。
【0007】
【実施例】本発明の現像スリーブを図に即して説明す
る。図1は、現像スリーブの断面図であり、1は円筒状
アルミニウム基材、2は導電性コート層である。押出し
法・引き抜き法等により形成された円筒状アルミニウム
基材1の外周面上に、縮緬塗料を塗工し加熱硬化させる
ことにより表面に微細凹凸構造を持つ導電性コート層2
を形成させる。縮緬塗料は、乾性油変性フェノール樹脂
の中の二重結合基を持つ乾性油に、酸化重合触媒を作用
させて表面硬化を速くし、内部硬化を遅らせることによ
り生じる塗膜内の歪により、ちぢみ模様の微細凹凸構造
を形成する塗料である。乾性油には、桐油やアマニ油等
があり、酸化重合触媒には有機酸の金属塩(コバルト
塩、マンガン塩、鉛塩等)が使われる。
る。図1は、現像スリーブの断面図であり、1は円筒状
アルミニウム基材、2は導電性コート層である。押出し
法・引き抜き法等により形成された円筒状アルミニウム
基材1の外周面上に、縮緬塗料を塗工し加熱硬化させる
ことにより表面に微細凹凸構造を持つ導電性コート層2
を形成させる。縮緬塗料は、乾性油変性フェノール樹脂
の中の二重結合基を持つ乾性油に、酸化重合触媒を作用
させて表面硬化を速くし、内部硬化を遅らせることによ
り生じる塗膜内の歪により、ちぢみ模様の微細凹凸構造
を形成する塗料である。乾性油には、桐油やアマニ油等
があり、酸化重合触媒には有機酸の金属塩(コバルト
塩、マンガン塩、鉛塩等)が使われる。
【0008】縮緬塗料の組成の1例を示す。 カーボン 1〜10重量部 グラファイト 0〜60重量部 乾性油変性フェノール樹脂 100重量部 酸化重合触媒 少量 (カーボンは導電性付与剤、グラファイトは潤滑付与剤
である。)円筒状アルミニウム基材に、上記縮緬塗料を
12μm厚に塗工し、120℃/30分間で加熱硬化さ
せたところ、塗膜表面の粗さRaは1.1であった。
又、21μm厚に塗工し、60℃/60分間で加熱硬化
させたところ、粗さRaは0.5であった。
である。)円筒状アルミニウム基材に、上記縮緬塗料を
12μm厚に塗工し、120℃/30分間で加熱硬化さ
せたところ、塗膜表面の粗さRaは1.1であった。
又、21μm厚に塗工し、60℃/60分間で加熱硬化
させたところ、粗さRaは0.5であった。
【0009】
【発明の効果】以上説明した様に、従来の表面に微細凹
凸をつける工程と導電性コート層を設ける工程とを同時
に1工程で済ませられるので、現像スリーブの製造に際
し、品質面及びコスト面に及ぼす効果は大である。
凸をつける工程と導電性コート層を設ける工程とを同時
に1工程で済ませられるので、現像スリーブの製造に際
し、品質面及びコスト面に及ぼす効果は大である。
【図1】本発明を実施した現像スリーブの断面図。
1‥円筒状アルミニウム基材 2‥導電性コート層
Claims (3)
- 【請求項1】 現像剤を担持して静電潜像を現象する現
象スリーブにおいて、該スリーブは円筒状アルミニウム
基材とその外周面上に縮緬塗料から形成された塗膜から
なり、該塗膜の表面粗さRaが0.5〜4.0の範囲に
制御されていることを特徴とする現像スリーブ。 - 【請求項2】 表面塗膜が、カーボン1〜10重量部/
グラファイト0〜60重量部/乾性油変性フェノール樹
脂100重量部の組成からなる縮緬塗料を5〜30μm
厚に塗工して形成され且つ導電性を有する請求項1に記
載の現像スリーブ。 - 【請求項3】 円筒状アルミニウム基材が押出し法又は
引き抜き法により形成されたものである請求項1に記載
の現像スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19143692A JP2939060B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 現像スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19143692A JP2939060B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 現像スリーブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611959A JPH0611959A (ja) | 1994-01-21 |
JP2939060B2 true JP2939060B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16274592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19143692A Expired - Fee Related JP2939060B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 現像スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939060B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19143692A patent/JP2939060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611959A (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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