JP2938143B2 - 定着装置の製造方法 - Google Patents

定着装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真方式のプリンタ、複写機等に使用
される定着装置の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、電子写真方式のプリンタや複写機においては、
帯電させた感光体ドラムを光源により照射してその表面
に静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させて
現像を行った後に該トナー像を記録媒体に転写させるよ
うになっている。
上記電子写真方式のプリンタ、複写機等に使用される
定着装置としては、アルミニウム等の金属製のパイプ内
にヒータを配設し、該ヒータによって発生させられる熱
により上記パイプを180℃〜200℃程度に加熱し、該パイ
プと圧着ローラとの間に、現像された用紙を通過させて
トナーを熱定着するようにしたものが提供されている
(実開昭61−160464号公報参照)。
上記構成の定着ローラの場合、金属製パイプの表面温
度が通常使用可能な180℃〜200℃程度になるまでには、
ヒータの投入後5分間程度の立上がり時間を要し、しか
も1Kwの電力を要する。
そこで、熱の立上がり時間を短くし、消費電力を小さ
くした定着ローラが提供されている(特願昭62−141596
号公報参照)。
第3図は消費電力の小さい定着ローラの断面図であ
る。
図に示すように、定着ローラは、ガラス、ほうろう、
セラミクス等の低熱伝導体製のローラ基材1の表面に発
熱抵抗体層2を形成し、その表面をフッ素樹脂層3で覆
い、発熱抵抗体層2の両端にリング状の電極4を取り付
けた構造を有しており、両電極4間に電圧が印加される
ようになっている。
上記構成の定着ローラの場合、熱の立上がり時間は従
来の1/5程度以下にすることができ、しかも消費電力を
低減させることができる。しかし、定着ローラの両側か
ら放熱されるため、全長にわたって均一な温度分布を得
ることは困難である。そこで、均一な温度分布を得るこ
とが可能な定着ローラが提供されている(実願昭63−15
1838号参照)。
第4図は温度分布の均一な定着ローラを示す図、第5
図は発熱抵抗体層の拡大図である。
この場合、定着ローラの両側に発熱抵抗体層6でない
パターン部6aを形成し、両側部の抵抗値を増加させて電
流密度をローラ中央部より両側部を大きくし、通電時に
おける両側の発熱量が大きくなるようにしてある。両側
からの放熱による温度低下が防止され、全長にわたって
均一な温度分布が得られる。
この定着ローラを製造工程する場合、まず、ローラ基
材表面を溶剤で脱脂し、その後塩化スズと塩酸の水溶液
に1分間漬け、30秒水洗いする。その後、塩化パラジウ
ムと塩酸の水溶液に1分間漬け、30秒水洗いする工程を
数回繰り返して前処理を行う。前処理後、例えば、図に
示すようなパターン部6aの部分にメッキレジストインク
を印刷するかテーピングを行うなどしてマスキングを行
い、メッキを施す。この後、このレジストインクやテー
プを剥がすと、パターン部6aの部分はメッキされずに残
る。このようにしてパターン部6aの抵抗をローラ中央部
より高くすることができる。
次に、上記発熱抵抗体層6及びパターン部6aの表面を
覆うようにPFA樹脂などのフッ素樹脂層8を10〜40μm
形成する。最後に、上記発熱体層6の両端に密着するよ
うにリング状の電極7が取り付けられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の定着装置の製造方法におい
ては、定着装置の温度分布を制御するために必要なパタ
ーン部6aが、メッキレジストの印刷及びテーピングによ
って形成されるので、メッキレジストがにじんで隣接す
るパターン部6a同士がつながることがあり、細密なパタ
ーンを形成することができない。
したがって、温度分布を適正に調整することが困難に
なるので、トナーの定着状態にばらつきが生じ、印字品
位が低下してしまう。
本発明は、上記従来の定着装置の製造方法の問題点を
解決して、基材の表面に細密なパターンを形成すること
ができ、印字品位を向上させることができる定着装置の
製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の定着装置の製造方法において
は、熱伝導性の低い材料から成る基材の表面に発熱抵抗
体層を形成し、該発熱抵抗体層の両端の近傍にレーザ加
工を施し、閉鎖ループ形のパターン部に沿って発熱抵抗
体を除去して定着装置の両端の抵抗を高くし、上記発熱
抵抗体層の両端に電極を接続する。
(作用) 本発明によれば、上記のように定着装置の製造方法に
おいては、熱伝導性の低い材料から成る基材の表面に発
熱抵抗体層を形成し、該発熱抵抗体層の両端の近傍にレ
ーザ加工を施し、閉鎖ループ形のパターン部に沿って発
熱抵抗体を除去して定着装置の両端の抵抗を高くし、上
記発熱抵抗体層の両端に電極を接続する。
この場合、閉鎖ループ形のパターン部に沿って発熱抵
抗体が除去されると、発熱抵抗体層における上記パター
ン部より外側の部分と上記パターン部より内側の部分と
がパターン部によって分離させられるとともに、発熱抵
抗体が除去された部分の基材が閉鎖ループ状に露出す
る。
したがって、上記パターン部より外側の部分と上記パ
ターン部より内側の部分とが電気的に絶縁されるので、
上記パターン部より内側において、発熱抵抗体が除去さ
れているのと等価になる。その結果、定着装置の両端の
近傍の抵抗を高くすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明の実施例を示す定着ローラ上への発熱
抵抗体パターン形成方法の工程図、第2図はレーザ加工
状態図である。
まず、熱伝導性の低い材質、たとえばフェノール樹脂
などの合成樹脂、すりガラス、結晶ガラスなどのガラ
ス、アルミナセラミクス、あるいはほうろう加工したス
テンレスパイプ等のローラ基材の表面を、トリクレン、
クロロセン等の有機溶剤に浸漬するか、蒸気洗浄によっ
て脱脂を行う。
次に、このローラ基材を塩化スズと塩酸の溶液に1分
間漬け、30秒水洗後、続いて塩化パラジウムと塩酸の水
溶液に1分間漬けて30秒水洗する工程を数回繰り返して
前処理を行う。
次に無電解Ni−Pめっきを行ってローラ基材の表面に
均一な0.1〜1μmの膜を形成し発熱抵抗体層6とす
る。この膜は、上記方法に限るものではなく、真空蒸着
や、厚膜印刷によって形成してもよい。次に、YAGレー
ザなどの加工用レーザによってローラ10の両端近傍の発
熱抵抗体層6をパターンに応じて除去する。
この場合、第2図に示すようにレーザ光の下に発熱抵
抗体層6を形成したローラ10を置く。ローラ10は回転方
向及び横方向の移動が可能な図示しない自動ステージの
上に配設される。レーザの出力条件は、発熱抵抗体層6
が完全に切れ、その下層のガラス又はほうろうの基材が
わずかに傷付くくらいの2〜5KHzのパルス発振に設定す
る。
パターン部6bを切るときは、レーザを発振したまま自
動ステージを横方向や回転方向に動かす。
第4図及び第5図の例では四角のパターン部6a内の発
熱抵抗体はないが、この場合のパターン部6bの発熱抵抗
体は存在している。しかし、四角の切断部分の内側と外
側は完全に絶縁されているため、パターン部6bの形成さ
れるローラ10の周縁の抵抗は高くなる。
さらに上記発熱抵抗体層6及びパターン部6bの表面を
覆うようにPFA樹脂などのフッ素樹脂層8を10〜40μm
形成する。そして、上記発熱抵抗体層6の両端に密着す
るようにリング状の電極7が取り付けられる。
上記構成の定着ローラ上への発熱抵抗体パターン形成
方法において、パターン部6bの形状は任意に変更するこ
とができるので、抵抗値を任意に変えることができる。
また、パターン部6bを形成する前のローラ10の抵抗値に
ばらつきがあっても、パターン形成工程でこれを修正す
ることができるので、めっき工程が著しく容易になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、定着装
置の製造方法においては、熱伝導性の低い材料から成る
基材の表面に発熱抵抗体層を形成し、該発熱抵抗体層の
両端の近傍にレーザ加工を施し、閉鎖ループ形のパター
ン部に沿って発熱抵抗体を除去して定着装置の両端の抵
抗を高くし、上記発熱抵抗体層の両端に電極を接続す
る。
この場合、閉鎖ループ形のパターン部に沿って発熱抵
抗体が除去されると、上記パターン部より外側の部分と
上記パターン部より内側の部分とが電気的に絶縁される
ので、定着装置の両端の近傍の抵抗を高くすることがで
きる。
そして、定着装置の温度分布を制御するために必要な
パターン部を、メッキレジストの印刷及びテーピングで
はなく、レーザ加工によって形成することができるの
で、メッキレジストがにじんで隣接するパターン部同士
がつながることがなくなり、細密なパターンを形成する
ことができる。
したがって、温度分布を適正に調整することが容易に
なるので、トナーの定着状態にばらつきが生じるのを防
止することができ、印字品位を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発熱抵抗体パターン形成方法工程図、
第2図はレーザ加工状態図、第3図は消費電力の小さい
定着ローラの断面図、第4図は温度分布の均一な定着ロ
ーラを示す図、第5図は発熱抵抗体層の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−85280(JP,A) 実開 平2−73668(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/46 H05B 3/00 335 G03G 15/20 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)熱伝導性の低い材料から成る基材の
    表面に発熱抵抗体層を形成し、 (b)該発熱抵抗体層の両端の近傍にレーザ加工を施
    し、閉鎖ループ形のパターン部に沿って発熱抵抗体を除
    去して定着装置の両端の抵抗を高くし、 (c)上記発熱抵抗体層の両端に電極を接続することを
    特徴とする定着装置の製造方法。
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JP3266198B2 (ja) 1999-10-25 2002-03-18 オムロン株式会社 センサシステム
DE10162276C5 (de) * 2001-12-19 2019-03-14 Watlow Electric Manufacturing Co. Rohrförmiger Durchlauferhitzer und Heizplatte sowie Verfahren zu deren Herstellung

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