JP2938025B1 - 通話チャネルの試験方法 - Google Patents

通話チャネルの試験方法

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JP2938025B1
JP2938025B1 JP10133178A JP13317898A JP2938025B1 JP 2938025 B1 JP2938025 B1 JP 2938025B1 JP 10133178 A JP10133178 A JP 10133178A JP 13317898 A JP13317898 A JP 13317898A JP 2938025 B1 JP2938025 B1 JP 2938025B1
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美樹 河野
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日本電気移動通信株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 交換機と無線基地局との間の通話チャネルの
正常性試験において試験卓の操作者の待機時間を無く
し、作業効率の向上を図る。 【解決手段】 被試験チャネル3が使用中であった場合
は、試験卓6の試験者が、試験卓6にてチャネル切り替
え操作を行うことにより、交換機8は試験卓6からのチ
ャネル切り替え指示により、無線基地局9は共通線信号
路12を介して交換機8から転送された試験卓6からの
チャネル切り替え指示により、一般加入者が通話中の通
話呼を空きチャネル5に待避して被試験チャネル3の正
常性試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信シス
テムにおいて、交換機と無線基地局との間の通話チャネ
ルの正常性を試験する通話チャネルの試験方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいて、システム
の正常性を確認する項目の一つとして、交換機と無線基
地局との間の通話チャネルの正常性試験がある。この正
常性試験は、無線基地局に疑似電話機を設け、試験卓か
ら交換機を通して試験すべき指定チャネルの試験を行
い、試験卓に結果を表示する方法が採用されている。
【0003】図1は、従来の通話チャネルの正常性を試
験している時の移動体通信システムのブロック図であ
る。従来の方法では、被試験チャネル3の正常性を試験
しようとした場合に、すでにチャネルが移動電話機1と
有線電話機2との間の通話に使用されている場合には、
通話が完了するまで試験を行うことができず、試験卓の
操作者は、通話が終了するまで待機しなければならなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、試験
卓の操作者は、交換機と無線基地局間の中継線の複数あ
る通話チャネルの正常性を定期的に確認する必要があ
り、試験すべきチャネルを指定して試験を行っている
が、運用状態にある移動体通信システムにおいては、複
数ある通話チャネルの多くは使用中であり、試験したい
チャネルが使用中であることも多く、試験卓の操作者の
待機時間が増大し、作業効率が悪いという問題があっ
た。
【0005】この発明の目的は、試験卓の操作者の待機
時間を無くし、作業効率の向上を図ることのできる通話
チャネルの試験方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、移動体通信
システムにおける交換機と無線基地局との間の通話チャ
ネルの試験方法であって、被試験チャネルが使用中であ
った場合は、使用中の被試験チャネルの通話呼を待避チ
ャネルに切り替えて前記被試験チャネルを加入者による
通話から解放し、被試験チャネルの正常性試験を行う通
話チャネルの試験方法において、 試験卓の試験者が、試
験卓にてチャネル切り替え操作を行うことにより、前記
交換機は試験卓からのチャネル切り替え指示により、前
記無線基地局は共通線信号路を介して前記交換機から転
送された試験卓からのチャネル切り替え指示により、一
般加入者が通話中の通話呼を別の待避チャネルに切り替
えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0008】図1は、この発明の通話チャネルの試験方
法を実施する移動体通信システムを示すブロック図であ
る。図1に示す移動体通信システムは、移動電話機1、
有線電話機2、被試験を行うチャネル3、疑似移動電話
機4、待避するための空きチャネル5、試験卓6、公衆
ネットワーク7,交換機8、無線基地局9、交換機8の
制御装置10、無線基地局9の制御装置11、共通線信
号路12とにより構成されている。
【0009】移動電話機1による加入者と、有線電話機
2による加入者は、無線基地局9、交換機8および公衆
ネットワーク7を通して通話中である。この時、無線基
地局9と交換機8の間はチャネル3を使用している。
【0010】試験卓6の操作者は、前記チャネル3の正
常性試験を行うためにチャネルを指定して疑似電話機4
への接続を試みると、話中表示となる。試験卓6の操作
者は、話中表示を確認後に、試験中止とするか続行する
かを判断し、続行する場合には、所定のコマンドあるい
はキー操作により、チャネル切り替えを交換機8に指示
する。
【0011】交換機8では、チャネル切り替え指示に基
づき、試験卓6から指定されているチャネル番号を確認
後、他の空きチャネル5を選択してチャネル番号を交換
機8の制御装置10から共通線信号路12を通して無線
基地局9の制御装置11に転送する。空きチャネル5
は、試験すべき指定のチャネルが一般加入者により使用
されていることに備えて、あらかじめ試験卓6から予約
しておく。
【0012】無線基地局9では、交換機8からの指示に
基づき、移動電話機1による加入者と有線電話機2によ
る加入者との間の通話チャネルをチャネル3からチャネ
ル5に切り替え、切り替え完了信号を交換機8へ転送す
る。
【0013】交換機8では、無線基地局9からの切り替
え完了信号を受信したら、交換機8側もチャネル3から
チャネル5にチャネルを切り替え、移動電話機1による
加入者と有線電話機2による加入者は、チャネル5を介
して通話が続行される。
【0014】以上、一連の動作によってチャネル3は解
放され、試験卓6からの正常性試験が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、使用
中の被試験チャネルの通話呼を待避チャネルに切り替え
て被試験チャネルを加入者による通話から解放して被試
験チャネルの正常性試験を行うので、加入者の通話終了
までの監視が不要となり、また通話終了までの待ち合わ
せ時間が無くなり、試験卓の操作者の作業効率を大幅に
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の通話チャネルの試験方法を実施する
移動体通信システムを示すブロック図である。
【図2】従来の通話チャネルの正常性を試験している時
の移動体通信システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 移動電話機 2 有線電話機 3 被試験チャネル 4 疑似移動電話機 5 空きチャネル 6 試験卓 7 公衆ネットワーク 8 交換機 9 無線基地局 10,11 制御装置 12 共通線信号路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 - 7/26 113 H04Q 7/04 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体通信システムにおける交換機と無線
    基地局との間の通話チャネルの試験方法であって、被試
    験チャネルが使用中であった場合は、使用中の被試験チ
    ャネルの通話呼を待避チャネルに切り替えて前記被試験
    チャネルを加入者による通話から解放し、被試験チャネ
    ルの正常性試験を行う通話チャネルの試験方法におい
    て、 試験卓の試験者が、試験卓にてチャネル切り替え操作を
    行うことにより、前記交換機は試験卓からのチャネル切
    り替え指示により、前記無線基地局は共通線信号路を介
    して前記交換機から転送された試験卓からのチャネル切
    り替え指示により、一般加入者が通話中の通話呼を別の
    待避チャネルに切り替える ことを特徴とする通話チャネ
    ルの試験方法。
  2. 【請求項2】移動体通信システムにおける交換機と無線
    基地局との間の通話チャネルの試験方法であって、被試
    験チャネルが使用中であった場合は、使用中の被試験チ
    ャネルの通話呼を待避チャネルに切り替えて前記被試験
    チャネルを加入者による通話から解放し、被試験チャネ
    ルの正常性試験を行う通話チャネルの試験方法におい
    て、 試験すべき指定のチャネルが一般加入者により使用され
    ていることに備えて、前記待避チャネルをあらかじめ試
    験卓から予約しておく ことを特徴とする通話チャネルの
    試験方法。
  3. 【請求項3】試験すべき指定のチャネルが一般加入者に
    より使用されていることに備えて、前記待避チャネルを
    あらかじめ試験卓から予約しておくことを特徴とする
    求項1に記載の通話チャネルの試験方法。
  4. 【請求項4】交換機と無線基地局との間の通話チャネル
    の試験システムであって、被試験チャネルが使用中であ
    った場合は、使用中の被試験チャネルの通話呼を待避チ
    ャネルに切り替えて前記被試験チャネルを加入者による
    通話から解放し、被試験チャネルの正常性試験を行う
    話チャネルの試験システムにおいて、 試験卓の試験者が、試験卓にてチャネル切り替え操作を
    行うことにより、前記交換機は試験卓からのチャネル切
    り替え指示により、前記無線基地局は共通線信号路を介
    して前記交換機から転送された試験卓からのチャネル切
    り替え指示により、一般加入者が通話中の通話呼を別の
    待避チャネルに切り替える ことを特徴とする通話チャネ
    ルの試験システム。
  5. 【請求項5】交換機と無線基地局との間の通話チャネル
    の試験システムであって、被試験チャネルが使用中であ
    った場合は、使用中の被試験チャネルの通話呼を待避チ
    ャネルに切り替えて前記被試験チャネルを加入者による
    通話から解放し、被試験チャネルの正常性試験を行う通
    話チャネルの試験システムにおいて、 試験すべき指定のチャネルが一般加入者により使用され
    ていることに備えて、前記待避チャネルをあらかじめ試
    験卓から予約しておく ことを特徴とする通話チャネルの
    試験システム。
  6. 【請求項6】試験すべき指定のチャネルが一般加入者に
    より使用されていることに備えて、前記待避チャネルを
    あらかじめ試験卓から予約しておくことを特徴とする
    求項4に記載の通話チャネルの試験システム。
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