JP2937478B2 - エチレンオキシドの製造 - Google Patents

エチレンオキシドの製造

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【発明の詳細な説明】 本発明はエチレンオキシドの製造に関するものであ
る。
米国特許第4,822,926号明細書から、エチレンと酸素
を、銀を含有する触媒および塩素を含有する反応改質剤
の存在下で、ニトレート(nitrate)および/またはニ
トリット(nitrite)を形成する物質の不在下に、気相
で反応させることによりエチレンオキシドを製造し、そ
して反応器から流出するガス流に水性アルカリを噴霧す
ることが知られている。これによりガス流が冷却され、
不純物、たとえばシュウ酸、アルデヒド類およびアルド
ール生成物が除去される。この工程で若干のエチレンオ
キシドが必然的に除去され、かつ少なくとも一部は加水
分解されてエチレングリコールになる。
本出願人による欧州特許第3642号明細書から、銀を含
有する触媒、およびニトレートまたはニトリットを形成
する気相の物質の存在下で、塩素を含有する反応改質剤
を同時に用いて、エチレンを酸素で酸化してエチレンオ
キシドとなしうることも知られている。この反応からの
ガス流は一般にエチレンオキシドのほか、未反応物質、
不純物、H2O、窒素酸化物(oxides of nitrogen)お
よび他のガスを含む。
窒素酸化物はそれら自体は危険ではないが、プロセス
プラントの後続精製セクションにおける反応から得られ
る他の成分と反応して固体または液体の有機窒素化合物
を生成し、これらが低温の部品内に蓄積し、爆発の危険
性を生じ、および/またはそのプロセスの製品を汚染す
る傾向がある。
本発明者らは、窒素含有化合物を凝縮液中に濃縮しう
る場合には反応ガス流から水を凝縮することにより窒素
酸化物および他の窒素含有化合物を除去しうることを見
出した。エチレンオキシドを回収する前に水性洗浄液で
後続処理することにより、窒素含有化合物をさらに除去
することができる。
本発明は、エチレンと酸素を反応させることによりエ
チレンオキシドを製造する反応からのガス流であって、
窒素酸化物およびスチームを含むガス流を、好ましくは
液体が導入されない帯域において冷却して、少なくとも
70%、好ましくは少なくとも80%、たとえば少なくとも
90%(重量)の水を含む凝縮液を生成し、凝縮水を除去
し、次いでガス流からエチレンオキシドを回収する方法
を提供する。
添付の図面において、第1および2図は本発明を実施
するための装置および方法の略図である。
凝縮液の必要水分を保証するために、必要な場合には
スチームをその形で、または水を含みかつ所望によりア
ルカリ性である液滴の形で添加することができるが、こ
れは凝縮工程の前に実質的に完全に蒸発する揮発性物質
のみを含むことが好ましく、水のみからなることがより
好ましい。しかし必要水分は通常は適宜な程度の冷却に
より保証しうる。
凝縮段階では添加された液体は存在しないことが望ま
しい。このような添加された液体は、添加されない場合
に凝縮に際して生成する、窒素酸化物除去に際して極め
て有効であるガス流の望ましいミスト状(misty)状態
の形成に対して拮抗的であると考えられるが、この説明
により拘束されることは望まない。進入ガス中に存在す
る水性ミストは、それ自体有益であるが、制御するのは
困難である。
凝縮工程後エチレンオキシド回収前に、水を含む液
流、たとえばアルカリ水溶液または好ましくはアルカリ
を含有しない水−−好ましくはスプレーとして−−とガ
ス流を接触させて、それから不純物を洗浄除去すること
ができる。
窒素酸化物はNO、NO2、N2O4、N2O3および/またはN2O
5からなる可能性があり、有機窒素含有化合物にはニト
ロメタン、2−ニトロエタノールおよびニトロエチレン
が含まれる可能性がある。
本発明者らは、ガス流中の窒素含有化合物が驚異的に
高い割合で凝縮水中に除去され、水またはアルカリによ
る後続洗浄は他の不純物を除去するのみでなく、残留窒
素酸化物濃度をも許容水準にまでいっそう容易に低下さ
せるという点で、この方法は著しく有効であることを見
出した。凝縮処理は有機窒素含有化合物をガス流から除
去するのに特に有効である。普通は上記の反応ガスは0.
1ppmから数百ppm、通常は最高で50ppm、たとえば0.5−3
0ppm(容量)の窒素酸化物を含有するので、凝縮工程は
水和およびエチレンオキシド損失をほとんと引起こさな
いことが必要である。反応ガスの50ppm(容量)以下で
あれば、エチレンオキシドの損失はわずかである。
一般に凝縮液中の窒素含有化合物は、約80%(窒素と
して)の有機窒素含有化合物および40%の無機窒素含有
化合物、主としてNOx化合物からなるであろう。
接触段階からの凝縮液、および/または水を含有する
いずれかの液流を液体として加熱して、それに含有され
るエチレンオキシドを、適切には150−230℃、好ましく
は170−210℃の温度で反応させてエチレングリコール類
となし、次いで1または2以上の段階で蒸留し、純粋な
モノエチレングリコール、ならびに所望によりジ−およ
びより高級なエチレングリコール類をそれから回収する
ことができる。この処理過程で、窒素酸化物および有機
窒素化合物は反応して重質の窒素含有残渣となる傾向が
あり、これらは容易に分離される。存在する可能性のあ
る軽質の窒素含有種もこの蒸留に際して容易に除去され
る。有利には、凝縮液をたとえばスプレーとして接触段
階に用いることができる。
反応からのガス流は0.1、特に0.5、−5%、殊に0.7
−2.5%(容量)のスチームを含むことが望ましい。さ
らに、反応からのガス流は蒸気分圧50−350mmHg(6.7−
46.7kPa)、特に80−220mmHg(10.7−29.3kPa)のスチ
ームを含有することが望ましい。凝縮に際して、水の蒸
気分圧が20−300mmHg(2.7−40kPa)低下することが特
に望ましい。ガス流は、たとえば190−280℃、特に210
−270℃の反応温度から10−80℃、好ましくは11−80
℃、殊に15−60℃に冷却されることが適切である。
ガスとアルカリ水溶液の接触はいずれも常法により実
施しうる。窒素酸化物以外のある種の不純物が凝縮に際
して除去される可能性があるので、場合によってはより
緩和な処理が可能であろうが、それは少なくとも窒素酸
化物が存在しない通常の方法の場合と同程度には過酷で
あろう。ガス流を、それ自身の容量の0.01−5%、好ま
しくは0.05−0.5%のアルカリ溶液、たとえば水酸化−
および炭酸−ナトリウムおよび/または−カリウム溶
液、好ましくはpH7.1−9.5、より好ましくは7.5−9を
有するもの−−微粒状の液滴として−−と、ガスの滞留
時間0.05−30秒において接触させることが適切である。
水流との接触を上記に従って行う場合、pHがより低い点
以外はアルカリ水溶液を用いる場合と条件が同様である
ことが適切である。アルカリ水溶液流または水流との接
触は、たとえばそのままの液体または多孔質充填物上を
流動している液体にガス流を導通することにより実施す
ることもできる。接触する液流の温度は10−40℃である
ことが適切である。
場合により水またはアルカリ溶液を接触段階へ再循環
することができ、これによりそれらのエチレンオキシド
およびグリコールの含量が増大し、エチレングリコール
類を回収するための前記処理に対するそれらの適正が改
善される。水またはアルカリ溶液中に存在するこの種の
有機物質および他の有機物質、たとえばアセトアルデヒ
ドおよびホルムアルデヒドも、窒素酸化物の除去を助成
する可能性があると考えられる。次いでエチレンオキシ
ドを常法により水中へ吸収させ、そして脱着させてエチ
レンオキシドを回収することによって、ガス流から適宜
採取することができる。この水は好ましくは吸収段階で
数回再使用され、使用済みの水はエチレングリコールな
らびにそのオリゴマーおよびポリマーの回収のために処
理される。エチレンオキシドを採取したのちのガスは、
プロセスの副生物として生成した二酸化炭素の少なくと
も一部を除去するために処理し、プロセスに再循環する
ことができる。
エチレンオキシドを製造する反応は、欧州特許第0003
642号明細書の記載に従って実施することができ、これ
をここに参考として引用する。窒素酸化物以外のそこに
記載されるニトレートまたはニトリックを形成する化合
物が少なくとも一部はそのプロセスにおいて窒素酸化物
に転化されるが、このことは少なくともある程度までは
ニトレートまたはニトリットがそのプロセス中で形成さ
れるメカニズムの一部となりうる。
以下の実施例は本発明を説明するものである。ガス流
の%およびppmはすべて容量による。
実施例1 添付の第1図を参照しながら本発明の1形態につき記
載する。
エチレンオキシド反応器1は冷却器2に供給し、ここ
から冷却されたパイプがアルカリ接触装置4へ導通す
る。これは、進入するガスにアルカリ溶液を噴霧する手
段5、および噴霧されたガスを取出す手段6、およびア
ルカリ溶液を回収してその一部を新たな溶液と共にアル
カリ接触装置へ再循環する手段7を含み、使用済みアル
カリ溶液の一部はパージライン8を通して排除される。
試料採取地点3が適宜な位置に設けられる。新たなアル
カリはライン9を通して添加される。
下記よりなるガス流; エチレン 30% 酸素 6.5% 二酸化炭素 1% メタン 62.5% 塩化エチル 5ppm NO/NO2 12ppm 水蒸気 25mmHg(約)(約3.3kPa) を48m3・hr-1の流量および15バールの圧力で反応器1に
供給し、反応器を234℃の平均温度に保持した。反応器
は多孔質αアルミナペレットに担持された銀からなる触
媒9リットルを収容していた。
反応器から流出するガスは、2.1%のエチレンオキシ
ド、0.8%のスチームおよび9.7ppmの窒素酸化物、なら
びに圧力約95mmHg(約12.7kPa)の水蒸気を含有してい
た。これらの条件下での反応の選択率は、消費されたエ
チレン100モル当たりの生成エチレンオキシドのモルと
して表して87%であった。ガス流の温度は冷却器内で約
60℃に低下し、この温度では凝縮は起こらず、温度はア
ルカリ接触装置へ導通される前に、冷却されたパイプ内
でさらに30℃に低下した。窒素酸化物の濃度はこの時点
で3.5ppmに低下し、水の蒸気圧は凝縮のため少なくとも
50mmHg(約6.7kPa)低下していた。冷却器2か接触装置
4までの冷却されたパイプは、凝縮液が接触装置4の液
溜め内へ導入されるように傾斜している。凝縮液は80重
量%以上の水を含有する。
接触用アルカリ溶液はpH8−8.5を示し、アルカリは1
%水酸化ナトリウムとしてpHをこの範囲内に維持するの
に十分な量で添加され、対応する量の回収アルカリ溶液
が廃棄された。溶液は140リットル/時の量でガス中へ
噴霧された。
実施例2 添付の第2図を参照しながら本発明の第2形態につき
記載する。この場合α−アルミナ担体上の銀からなるエ
チレンオキシド触媒95mlを収容したエチレンオキシド反
応器11が1リットル容量の受け器(catch pot)12(排
水管19を備えたもの)に供給する。これがガスをアルカ
リ接触装置14へ導通し、これはアルカリ溶液を回収およ
び再循環する手段16を備えており、これらはそれぞれ第
1図の4および7と同様であり、17はパージライン、15
は噴霧手段であり、13はガス採取地点を表す。新たなア
ルカリはライン18を通して導入される。
下記組成のガス流; エチレン 30.8% 酸素 7.8% 窒素 60.9% 二酸化炭素 0.5% 塩化エチル 5.0ppm NO/NO2 15.0ppm を660 l・hr-1の流量および15.3バールの圧力で反応器
に導入し、触媒は232℃の平均温度に保持された。排出
エチレンオキシド濃度2.1%において、86.6%の選択率
(消費されたエチレン100モル当たりの生成エチレンオ
キシドのモル)が得られた。
排出ガスは温度が約25℃である受け器12へ導入され
る。受け器から毎日採取される凝縮液は、長期間(28日
間)にわたって試験すると、一般に反応器からの排出ガ
スにおける全窒素酸化物中の窒素の約35%を含有するで
あろう。従ってアルカリ接触装置14において除去すべき
窒素酸化物の負荷量は実質的に低下する。受け器中の凝
縮液は一般に少なくとも80%の水を含む。
アルカリ接触装置はアルデヒド類および有機酸を効率
的に除去し続ける。
実施例3−7 エチレン(30%)、酸素(8%)、nitric oxide(15
ppm)、塩化エチル(5ppm)、二酸化炭素(1%)およ
び窒素(残部)からなるプロセスガスを、ガス毎時空間
速度3000hr-1に相当する162 l・hr-1で、生成ガス中に
2%のエチレンオキシドを得るのに十分な温度(225
℃)に加熱された銀触媒(50g、54.2ml)に導通した。
生成ガスを、流水により外部冷却され、かつ凝縮液を採
取する容器を備えた冷却器に導通した。次いで少なくと
も部分的に冷却されたこの生成ガスを、冷却された再循
環する急冷用水性液流を噴霧することによりスクラビン
グする(scrub)設備を含む急冷ユニットに導通した。
この急冷装置(quench)は直接接触式熱交換器として生
成ガス流をさらに冷却し、これにより水蒸気がそれに含
有される場合はこれを凝縮させる機能をもつ。再循環す
る急冷液流は急冷装置が過負荷されるのを避けるために
パージされ、これによって有用な生成物、たとえばエチ
レンオキシドおよびエチレングリコールを、副生物、た
とえばニトリット、ニトレート、アセトアルデヒド、ホ
ルムアルデヒド、蟻酸、炭酸水素塩などと共に含む液流
が得られる。このプロセスは15バールにおいて操作され
た。実施例3−7は約3日間実施された。冷却器の冷却
水温度を調節し、測定した。
実施例4、5および7においては、生成物液流に触媒
床から排出された直後に、プロセス−サイド温度(proc
ess−side temperature)が225℃である地点で水蒸気が
導入された。それぞれの場合、導入された水が気化し
た。実施例3および6においては、水を添加しなかっ
た。
すべての場合、生成ガスを冷却し、凝縮液を採取し、
取出し、処理したのち廃棄した。
実施例6および7においては、冷却器の冷却水温度を
15℃から30℃に高めた。操作条件および凝縮液の採取に
つき後記の第1表にまとめる。
実施例8および9 実施例1に記載した設備にさらに、冷却器2を接触装
置4の液溜めと接続するパイプ内に排水管を設置した。
エチレンが実施例1の場合と同様にエチレンオキシド
に転化され、その際冷却器および急冷装置の操作法の相
異は窒素含有副生物を凝縮液および急冷液中へ抽出する
ことを特色とするものであった。操作条件および凝縮液
の採取につき後記の第2表にまとめる。
実施例10 実施例1を反復し、ただし接触装置4をアルカリの添
加なしに操作した。この操作は、凝縮液を冷却器2から
採取し、冷却されたパイプを通してこれを接触装置4へ
導通するものであった。ライン9からの新たなアルカリ
の無い状態で、採取された凝縮液を再循環のために手段
7を介して噴霧装置5にポンプ送入した。使用済み凝縮
液の一部を連続的にパージライン8を通して放出した。
ライン8からの急冷ブレンドまたはパージの試料(1
l、117mmolの全N−含有化合物、71mmolの2−ニトロエ
タノール、pH3.1)を70−80℃で減圧下に水を留去する
ことにより濃縮して、濃縮液A(120ml、101mmolの全N
−含有化合物、47mmolの2−ニトロエタノール、pH3.
4)を得た。熱電対を備えた300mlのステンレス鋼製シリ
ンダーに濃縮液Aを装填した。シリンダーをヘルウムガ
スでパージして空気を排除し、密閉し、温度プログラム
オーブンに挿入することにより加熱した。185℃に加熱
するのに30分を要した。温度を185℃に30分管保持し、
次いでその後35分間にわたってシリンダーを200℃に加
熱した。周囲温度に冷却した時点で、熱分解された濃縮
液は0.02mmol以下の2−ニトロエタノールを含有する33
mmolの全N−含有化合物を含むと分析された。濃縮液B
を遠心分離し、上澄み液を部分真空下に360疑似ヴィグ
ロウ還流カラムおよび還流ヘッドを用いて蒸留した。窒
素ブリード(bleed)により不活性雰囲気を維持した。
還流比は約5:1であった。純粋なMEG(モノエチレングリ
コール)(38ml)を採取した。ボイラー温度は145−150
℃であり、一方、圧力は約100mmHg(約13.3kPa)であっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘイドン,パーシー イギリス国クリーブランド ティーエス 14・8イーエイ,ガイスボロウ,ハット ン・メドウズ,ホーソーン・ドライブ 2 (72)発明者 アルチャーチ,アンドリュー・ジョン イギリス国クリーブランド ティーエス 14・8エルエイチ,ガイスボロウ,ゴア スランド・グローブ 5 (56)参考文献 特開 昭61−76469(JP,A) 特開 平1−261340(JP,A) 特表 平5−507703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 301/00 - 301/32 C07D 303/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと酸素を反応させることによりエ
    チレンオキシドを製造する反応からのガス流であって、
    窒素酸化物およびスチームを含むガス流を冷却して、少
    なくとも70重量%の水を含む凝縮液を生成させ、凝縮水
    を除去し、次いでガス流エチレンオキシドを回収する方
    法。
  2. 【請求項2】凝縮液が少なくとも80重量%の水を含む、
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】液体を導入しない帯域において窒素酸化物
    およびスチームを含むガス流を冷却して凝縮液を生成さ
    せる、請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】ガス流を冷却して、これにより水のミスト
    を発生させる、請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の方法。
  5. 【請求項5】凝縮工程後エチレンオキシド回収前に、水
    を含む液流とガス流を接触させて、それから不純物を洗
    浄除去する、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】アルカリ水溶液のスプレーを含む液流とガ
    ス流を接触させて、それから不純物を洗浄除去する、請
    求の範囲第5項に記載の方法。
  7. 【請求項7】凝縮液を接触階段へのスプレーとして使用
    する、請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】反応からのガス流が0.1−5容量%のスチ
    ームを含む、請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】反応からのガス流が蒸気分圧50−350mmHg
    (6.7−46.7kPa)のスチームを含み、請求の範囲第1項
    ないし第8項のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】水の蒸気分圧が20−300mmHg(2.7−40kP
    a)低下する、請求の範囲第1項ないし第9項のいずれ
    かに記載の方法。
  11. 【請求項11】ガス流が190−280℃の反応温度から10−
    80℃の温度に冷却される、請求の範囲第1項ないし第10
    項のいずれかに記載の方法。
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