JP2936869B2 - 磁気ヘッド実装装置 - Google Patents

磁気ヘッド実装装置

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JP2936869B2
JP2936869B2 JP4082692A JP4082692A JP2936869B2 JP 2936869 B2 JP2936869 B2 JP 2936869B2 JP 4082692 A JP4082692 A JP 4082692A JP 4082692 A JP4082692 A JP 4082692A JP 2936869 B2 JP2936869 B2 JP 2936869B2
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雅義 小山
力 森脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドチップをヘ
ッドベース上の所定位置に貼付けする磁気ヘッドチップ
貼付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルVTRなどで多量の信号
を同時に記録再生するために、複数の磁気ヘッドを用い
たマルチチャンネル磁気ヘッドが実用化されている。
【0003】複数の磁気ヘッドチップを用いたマルチチ
ャンネル磁気ヘッドでは、複数の磁気ヘッドチップ相互
のトラック高さ(幅方向)の調整,磁気ギャップの間隔
の調整,磁気ヘッドチップの突き出し量(磁気テープに
対して垂直方向の移動量)の調整,アジマス角度の調整
および磁気ヘッドチップ干渉縞位置(磁気ギャップ中心
とドラム回転中心を結ぶ線上に磁気ヘッドチップの磁気
テープ摺動面に生じる干渉縞の中心を合わせる)の調整
を精度良く行なう必要がある。
【0004】従来の磁気ヘッドチップ貼付け装置を図1
3で説明する(特開平1−251305号公報)。
【0005】第1磁気ヘッドチップが貼付けられている
磁気ヘッドベースを載物台30上にクランプ機構31で
挟持して固定し、載物台30をXYZステージ32で微
動させて、第1磁気ヘッドチップの磁気ギャップを第1
顕微鏡33によるモニタの第1磁気ギャップ位置合わせ
線に合わせるとともに、第1磁気ヘッドチップの磁気テ
ープ摺動面を第2顕微鏡34によるモニタの端面位置合
わせ線に合わせる。次にゲージング台35でゲージング
された第2磁気ヘッドチップを第2磁気ヘッドチップ移
載装置35により載物台30上のクランプ機構31に固
定された磁気ヘッドベース上へ吸着移載し、第2磁気ヘ
ッドチップ移載装置36搭載のXYステージ37で微動
させて、第2磁気ヘッドチップの磁気ギャップを第1顕
微鏡33によるモニタの第2磁気ギャップ位置合わせ線
に合わせるとともに、第2磁気ヘッドチップの磁気テー
プ摺動面を第2顕微鏡34によるモニタの端面位置合わ
せ線に合わせ接着剤で貼付けるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置では、図14に示すように磁気ギャップ間隔Lの
調整,磁気ヘッドチップ37の突き出し量Tの調整はで
きるが、トラック高さの調整,アジマス角度調整および
磁気ヘッドチップ干渉縞位置の調整を行なうことは不可
能であった。
【0007】しかも、磁気ヘッドベース上に複数の磁気
ヘッドチップを貼付けたのち、回転ドラムに磁気ヘッド
ベースを取り付ける時に取付けネジの締付けによって磁
気ヘッドベースの歪,磁気ヘッドベースの傾き,磁気ヘ
ッドベースの振りなどにより、回転ドラム上で各磁気ヘ
ッドチップ間の相対位置を高精度で固定することは困難
であった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転ドラムに取り付けられた磁気ヘッドベース上で
複数の磁気ヘッドチップのトラック高さ,磁気ギャップ
間隔,突き出し量,アジマス角度および干渉縞位置の調
整を可能にし、回転ドラム上で各磁気ヘッドチップ間の
相対位置を高精度で固定できる磁気ヘッドチップ貼付け
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の磁気ヘッドチップ貼付け装置は、回転台上
に磁気ヘッドチップ規制板を設け、前記回転台の側方近
くに、第1の磁気ヘッドチップ吸着具固定部に磁気ヘッ
ドチップ吸着具を備えた磁気ヘッドチップ吸着具移動台
と第1の顕微鏡とを設けた加工部Aと、回転割り出し台
上に芯出し台を設け、その芯出し台上に磁気ヘッドベー
スを固定した回転ドラムを設け、その回転ドラム上に取
り付け板を設け、前記回転割り出し台に連結して移動台
を設け、上記磁気ヘッドベースの側方近くに第2の顕微
鏡,第3の顕微鏡,第2の磁気ヘッドチップ吸着具固定
部とアジマス角度調整台を備えた調整部とを設けた加工
部Bとからなる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、加工部Aで磁気ヘッドチッ
プ干渉縞位置が調整され、加工部Bで磁気ギャップ間
隔,磁気ヘッドチップの突き出し量,トラック高さおよ
びアジマス角度が調整される。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0012】本実施例の磁気ヘッドチップ貼付け装置は
図1に示すように加工部Aと加工部Bとからなる。加工
部Aは図1および図2に示すように、回転台1上に磁気
ヘッドチップ規制板2を設け、回転台1の側方近くに、
第1の磁気ヘッドチップ吸着具固定部3に磁気ヘッドチ
ップ吸着具4を備えた磁気ヘッドチップ吸着具移動台
5、第1の顕微鏡6を備えた第1のXYZステージ7を
設けた構成である。加工部Bは図1および図3に示すよ
うに、回転割り出し台8上に芯出し台9を設け、芯出し
台9の上に磁気ヘッドベース10を固定した回転ドラム
11を設け、回転ドラム11の上に取り付け板12を設
け、回転割り出し台8に連結して移動台13を設けてあ
る。さらに磁気ヘッドベース10の側方近くに第2の顕
微鏡16、第2の磁気ヘッドチップ吸着固定部17とア
ジマス角度調整台18を備えた調整部19、第3の顕微
鏡20を設けてある。
【0013】加工部Aおよび加工部Bをさらに詳細に説
明する。加工部Aの回転台1は図2に示すように、回転
ハンドル1aにより正転,逆転ができ、ヘッドチップ吸
着具4の磁気ヘッドチップ吸着穴4aの中心と同軸に位
置する回転台1の中心に、磁気ヘッドチップ吸着穴1b
を設け、磁気ヘッドチップ吸着穴1bとつながる排気口
1cからの排気により磁気ヘッドチップ21を吸着す
る。
【0014】加工部Bの詳細は図3に示すように、回転
割り出し台8は回転割り出し台の移動台13に設けた移
動ステージ13aと連結され、マイクロメータヘッド1
3bにより回転軸方向に移動できる。回転ドラム11に
は磁気ヘッドベース10が取付けビス10aにより固定
されている。回転ドラム11は回転ドラム取付け板12
に取付けビス12aにより固定され、さらに回転ドラム
取付け板12を介して取付けビス12bにより回転割り
出し台8に具備された芯出し台9に位置決め固定されて
いる。
【0015】芯出し台9の面9aおよび面9bは回転割
り出し台8の回転に対し面振れ,芯振れが出ないように
同時加工され、さらに面9bの外径は回転ドラム11の
内径と僅かな隙間で嵌合できるように仕上げられてい
る。また回転ドラム取付け板12の芯出し台面9aに接
する面12cは、平滑に仕上げられている。
【0016】このことから回転ドラム11は、回転割り
出し台8の回転に対し芯振れ,面振れが出ない状態に容
易に取り付けできる。
【0017】本実施例の回転割り出し台8の軸受け部
は、エアースピンドルを使用して回転、割り出しの高精
度化を確保している。
【0018】次に上記構成の磁気ヘッドチップ貼付け装
置の動作を説明する。まず図2に示すように磁気ヘッド
チップ21は磁気ヘッドチップ規制板2により側面を三
方で規制され、磁気テープ摺動面が第1の顕微鏡6と対
向している。第1の顕微鏡6は磁気ヘッドチップ21の
磁気テープ摺動面の磁気ギャップ中心と干渉縞中心の位
置合わせを行なう第1のXYZステージ7上に搭載さ
れ、干渉対物レンズ6aを装備し、さらにそのレンズ光
軸6bは磁気ヘッドチップ吸着具4の基準面4bと直角
になるよう配置している。磁気ヘッドチップ吸着具移動
台5は回転台1の回転軸方向に移動でき、搭載した磁気
ヘッドチップ吸着具4の吸着面と回転台1に規制吸着さ
れた磁気ヘッドチップ21との距離が0.1mm以下程度
(本実施例による値)まで下降させ、排気を排気口1c
から磁気ヘッドチップ吸着穴4aにつながる排気口4c
に切替えることで、磁気ヘッドチップ21は回転台6か
ら磁気ヘッドチップ吸着具4に吸着切替えできる。この
ときの磁気ヘッドチップ21は、磁気ヘッドチップ吸着
具4に吸着されてはいるが、吸着切替による移動距離が
0.1mm程度以下であるため側面三方はヘッド規制板2
に規制されたままである(磁気ヘッド規制板厚<0.1
mm)。
【0019】このことから回転台1を微動回転させるこ
とで、磁気ヘッドチップ吸着具4の基準面4bに対して
磁気ヘッドチップ21の磁気テープ摺動面の磁気ギャッ
プ中心と干渉縞中心を一致させる調整ができる。
【0020】図4は磁気ヘッドチップ21の磁気テープ
摺道面の磁気ギャップ中心と干渉縞中心が一致した状態
を第1の顕微鏡6のTVモニタに表示したものである。
21aはヘッドトラック、21bは磁気ギャップ、21
cは干渉縞である。このように干渉縞位置の調整された
磁気ヘッドチップ21は、一旦、磁気ヘッド吸着具4を
磁気ヘッド吸着具移動台5から取り外して、吸着面と反
対側の接着面にディスペンサで嫌気性樹脂の接着剤が塗
布される。その後、磁気ヘッドチップ21を吸着した磁
気ヘッド吸着具4は、図5に示すように加工部Bの調整
部19の第2の磁気ヘッドチップ吸着具固定部17に固
定される。このとき、磁気ヘッド吸着具4は、磁気ヘッ
ド吸着具移動台5に固定されていた時とはねじれの位置
関係で固定される。ここで、ねじれの位置関係とは、平
行な2直線の一方の直線を、2直線を含む平面に直交し
かつこの一方の直線を含む平面内において回転させた場
合における、2直線の位置関係をいい、特別の場合とし
て、平行状態を含むものである。磁気ヘッドチップ吸着
具固定部17においては、アジマス角調整台18の基準
面18aは、回転割り出し台8の回転軸と直交する第2
の顕微鏡16の光軸16bに対して直角に位置してい
る。アジマス角調整台18は、第2のXYZステージ1
9のZステージ19aに固定した回動用マイクロメータ
ヘッド保持具19cに掛けられた引張りコイルバネ18
cにより常に矢印19d方向に回転力が作用した状態
で、回動用マイクロメータヘッド保持具19cに保持さ
れた回動用マイクロメータヘッド18dのスピンドル先
端で支えられている。
【0021】このことから、回動用マイクロメータヘッ
ド18dを調整回転することで、アジマス角調整台18
に搭載された磁気ヘッドチップ吸着具4に吸着された磁
気ヘッドチップ21は、回転割り出し台8の回転平面に
対する角度を自在に変化できる。
【0022】図6は磁気ヘッドチップ21の磁気テープ
摺動面を第2の顕微鏡16でTVモニタに拡大表示した
もので16cは基準線、21はヘッドトラック、21b
は磁気ギャップである。この表示した画像を画像処理装
置(図示せず)で画像処理し回転割り出し台8の回転平
面に対する磁気ギャップ21bのアジマス角度を測定す
るものであり、正規角度との差に相当する量だけ図5で
示す回動用マイクロメータヘッド18dを調整回転すれ
ば磁気ヘッドチップ21のアジマス角度が調整できる。
【0023】次に第2の顕微鏡16は図5に示すように
移動台16aにより光軸16b方向に移動でき、回転ド
ラム11の外周面から外側に所定距離だけ離れた位置
(磁気ヘッドチップの突き出し位置)に焦点が合うよう
に配置されており、第2のXYZステージ19を微動す
ることで、図6に示すように基準線16c交点と磁気ヘ
ッドチップ21の磁気ギャップ21b中心を焦点が合っ
た状態で一致させ、さらに回転割り出し台8をあらかじ
め設定している位置(磁気ヘッドベースと磁気ヘッドチ
ップ間距離数μm)まで移動させ、回転ドラム11上に
固定された磁気ヘッドベース10に磁気ヘッドチップを
接着する。これにより磁気ヘッドチップの突き出し量が
調整される。
【0024】干渉縞位置,アジマス角度および突き出し
量が調整され、嫌気性樹脂の硬化後、磁気ヘッドチップ
吸着具4による磁気ヘッドチップ21の吸着を解除する
と図7に示すように磁気ヘッドチップ21が磁気ヘッド
ベース10に固定される。磁気ヘッドチップ21が固定
されると回転ドラム11を磁気ギャップ間隔寸法に相当
する角度だけ回転割り出し台8で回転させ、第2のヘッ
ドチップ22を同様に貼付ける。
【0025】本実施例における磁気ヘッド高さはあらか
じめ磁気ヘッドベース10に設けられた段差23により
調整される。
【0026】以上の構成と動作により、回転ドラム11
上の磁気ヘッドベース10上に複数の磁気ヘッドチップ
のトラック高さ,磁気ギャップ間隔,突き出し量,アジ
マス角度および干渉縞位置の調整が高精度でできる。
【0027】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0028】本実施例の構成を図8に示す。図1に示し
た実施例1の構成と相異する点は、加工部Cの磁気ヘッ
ドベースの上方近くに磁気ヘッド高さ調整手段としてレ
ーザ照射部24と樹脂硬化手段として紫外線照射部25
を設けた点である。さらに図9に示すように磁気ヘッド
ベース26は1個以上のスリット27を有するものを用
いる。また磁気ヘッドチップは図10に示すように磁気
チップ28をガラスの中間ベース29にあらかじめ固定
したものを用いる。すなわち本実施例においては加工部
Aで干渉縞位置調整、加工部Cでトラック高さ、磁気ギ
ャップ間隔,突き出し量およびアジマス角度が調整され
る。磁気ギャップ間隔,突き出し量およびアジマス角度
の調整は実施例1と同じであるが、本実施例におけるト
ラック高さは図11に示すよう、レーザ照射部24から
レーザ光を照射すると磁気ヘッドベース26の所定位置
表面30が溶解され、その熱変形による曲がりによって
調整する。曲がり量は第3の顕微鏡20で拡大監察しな
がらレーザ出力を調節して調整する。
【0029】本実施例の磁気ヘッドチップの磁気ヘッド
ベースへの固定は図12に示すように紫外線照射部25
から磁気ヘッドチップ吸着具4に設けたガラス窓4dを
透過し、磁気ヘッドチップ吸着穴を通過し、ガラスの中
間ベース29を透過し、中間ベース29の裏面に塗布さ
れた紫外線硬化型樹脂を硬化させて磁気ヘッドベース2
6に貼付ける。
【0030】以上の構成と動作により、回転ドラム10
上の磁気ヘッドベース26上に複数の磁気ヘッドチップ
のトラック高さ,磁気ギャップ間隔,突き出し量,アジ
マス角度および干渉縞位置の調整が高精度でできる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ヘッドチップ貼付け装置によれば、回転ドラムに
取り付けられた磁気ヘッドベース上で複数の磁気ヘッド
チップのトラック高さ,磁気ギャップ間隔,突き出し
量,アジマス角度および干渉縞位置の調整ができ、回転
ドラム上で各磁気ヘッドチップ間の相対位置を高精度で
固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の磁気ヘッドチップ貼付
け装置の斜視図
【図2】同じく加工部Aの斜視図
【図3】同じく加工部Bの断面図
【図4】同じく干渉縞と磁気ギャップの関係図
【図5】同じく加工部Bの斜視図
【図6】同じく基準線と磁気ギャップの関係図
【図7】同じく磁気ヘッドベースと磁気ヘッドチップの
斜視図
【図8】本発明の第2の実施例の磁気ヘッドチップ貼付
け装置の斜視図
【図9】同じく磁気ヘッドベースの斜視図
【図10】同じく磁気ヘッドチップの斜視図
【図11】同じく磁気ヘッド高さ調整時の斜視図
【図12】同じく加工部Cの斜視図
【図13】従来の磁気ヘッドチップ貼付け装置の斜視図
【図14】同じく磁気ヘッドチップの斜視図
【符号の説明】
1 回転台 2 磁気ヘッドチップ規制板 3,17 磁気ヘッドチップ吸着具固定部 4 磁気ヘッドチップ吸着具 5 磁気ヘッドチップ吸着具移動台 6,16,20 顕微鏡 8 回転割り出し台 9 芯出し台 10,26 磁気ヘッドベース 11 回転ドラム 12 取り付け板 13 移動台 18 アジマス角度調整台 19 調整部 21,22 磁気ヘッドチップ 24 レーザ照射部(ヘッド高さ調整手段) 25 紫外線照射部(樹脂硬化手段) 27 スリット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−251305(JP,A) 特開 平1−264626(JP,A) 特開 平1−260619(JP,A) 特開 平1−211315(JP,A) 特開 平1−158612(JP,A) 特開 昭60−133519(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/53 104

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを回転ドラムに実装するため
    の磁気ヘッド実装装置であって、 回転軸と、平板状の磁気ヘッドを、そのヘッドギャップ
    部を前記回転軸の略直径上に位置決めし、かつ前記回転
    軸の軸方向に着脱可能に保持する、前記回転軸端部に実
    質一体に形成された磁気ヘッド位置決め手段と、前記回
    転軸の軸心に直交する光軸を有し、かつ前記磁気ヘッド
    位置決め手段に保持された前記磁気ヘッドのヘッドギャ
    ップ部を視野内に納め得るように配設固定された干渉顕
    微鏡と、前記回転軸の回転を調整する回転調整手段と、
    前記磁気ヘッドを磁気ヘッドの平板平面部において保持
    する磁気ヘッド保持部材と、前記磁気ヘッド保持部材を
    着脱自在にかつ前記回転軸方向に移動可能に保持する、
    前記回転軸近傍に配設固定された第1の磁気ヘッド保持
    部材保持手段と、 前記磁気ヘッドが実装される回転ドラムが端部に装着さ
    れる回転割出し台と、前記回転割出し台の回転軸心に直
    交する光軸を有し前記回転割出し台の近傍に配設固定さ
    れた顕微鏡であって、その固定された焦点位置によって
    前記磁気ヘッドの突出位置を規定する顕微鏡と、前記磁
    気ヘッド保持部材を着脱可能に保持する、前記回転割出
    し台の近傍に配設固定された第2の磁気ヘッド保持部材
    保持手段であって、前記磁気ヘッド保持部材を、前記第
    1の磁気ヘッド保持部材保持手段に保持された状態とね
    じれの位置関係を保ちつつ、前記回転割出し台に保持さ
    れた前記回転ドラムに対してXYZの直交3軸方向並び
    にアジマス角度方向に可動に保持する第2の磁気ヘッド
    保持手段を具備した磁気ヘッド実装装置。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッド保持部材は、磁気ヘッドを真
    空吸着により保持する磁気ヘッド保持部材であって、磁
    気ヘッドの平板平面部を吸着し真空部に連通する第1の
    開口部と、前記第1の開口部に対向し前記第1の開口部
    に連通する第2の開口部を有し、前記第2の開口部は、
    光に対して透過する透明な材料で封口されていることを
    特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド実装装置。
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