JP2935647B2 - 半導体ウエハの電解メッキ装置 - Google Patents

半導体ウエハの電解メッキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解液を有するメッキ
槽内に負の電極に接続された半導体ウエハを設け、正の
電極に接続されたアノードをメッキ槽内に設けた半導体
ウエハの電解メッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハの電解メッキ、例え
ば、図13に断面を示すようなバンプメッキでは、メッ
キ面にレジストでパターニングされた開口部(例えば、
70μm角で深さ20μm)を持つシリコンウエハを用
い、図11に示すようにアノード5をカソードである半
導体ウエハ3と対向配置させるか、あるいは図12に示
すようにアノード5を半導体ウエハ3と直交配置してメ
ッキ作業を行っていた。この装置ではアノード5および
半導体ウエハ3における電場の不均一が起こり易く、メ
ッキ膜厚を一定にすることが困難であった。また、メッ
キ厚膜を一定にする試作も種々行われていたが、その条
件を見い出すには多くの変動要因があって多大の労力が
かかり、その上汎用性がなく、個々の作業においてメッ
キ膜厚の均一性が得られにくいという欠点があった。ま
た、配線メッキについても同様な欠点があった。
【0003】また、メッキ膜を均一化するためにアノー
ドを移動させる技術は例えば特開平5ー251606号
公報に開示されている。しかしながら、かかる公知技術
では被メッキ体の全面に均一なメッキ膜を被膜するもの
で、バンプメッキや配線メッキのように絶縁された部分
的な被メッキ面を均一にメッキするものではない。その
ためにこの公知技術では平面状のアノードを用いている
ので、エッヂ効果により被メッキ体の縁部にメッキの折
出がかたよる傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、エッヂ効果が生ぜずメッキ領域に均一にメッキ膜
が形成できるアノード移動形の半導体ウエハの電解メッ
キ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電解液
を有するメッキ槽内に負の電極に接続された半導体ウエ
ハを設け、正の電極に接続されたアノードをメッキ槽内
に設けた半導体ウエハの電解メッキ装置において、前記
アノードを半導体ウエハの面に平行に移動させる移動手
段を設け、前記アノードは棒状体で構成され、半導体ウ
エハのメッキ領域の電場の分布に応じた形状としてい
る。
【0006】そして、前記アノードは棒状体の途中が絶
縁体で仕切られて、各々に接点を有している。
【0007】また、前記アノードは棒状体を渦巻形状に
構成している。
【0008】また、前記アノードは棒状体の一部をコ字
状に曲折ししている。
【0009】また、前記アノードはブラシを有してい
る。
【0010】
【作用】したがって、棒状体のアノードが半導体ウエハ
の面に平行に移動しながらメッキ作業が行われるので、
半導体ウエハの各部分には均一な電場が生じ、均一なメ
ッキ膜が得られる。その際にアノードの移動速度は0.
1〜5m/minが好ましく、特に0.5〜2m/mi
nが好ましい。移動速度が遅すぎても、膜厚の均一性に
変化がなく生産性が低下する。早すぎると、固定された
面状のアノードと同じ結果となり、膜厚の均一性が悪く
なる。
【0011】またアノードと半導体ウエハとの間の距離
は移動速度によっても異なるが、0.5〜10cm位で
ある。
【0012】ウエハの被メッキ領域は千差万別である。
例えばウエハの中心部分が帯状にメッキ領域が集中して
いる場合は、渦巻状のアノードをその帯状のメッキ領域
に平行に移動させるのがよい。
【0013】絶縁体でアノードを区切った場合は、アノ
ード内の電位勾配が少なくなり、全体的に均一な電場が
提供できる。コ字状の場合はウエハの中心部の一方に帯
状の被メッキ領域の少ない部分がある場合に好ましい。
【0014】またブラシを設けると、移動中に電界液を
攪拌するので、反応界面の液組成の均一化を図ることが
できる。
【0015】このように本発明によれば、半導体ウエハ
のメッキ領域に応じて電場の分布が好適となるようにア
ノードの形状を定めたので、各種ウエハのメッキを効率
よく行うことができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0017】図1において、全体を符号1で示すメッキ
槽は、内槽1Aおよび外槽1Bとよりなる2槽で構成さ
れている。外槽1Bは箱状の壁体2Bで画成され、その
外槽1Bの中に設けられた内槽1Aは、同様に矩形状の
壁体2Aで形成されている。外槽1Bと内槽1Aとは連
通管9で連通されており、その連通管9にはポンプPが
設けられ、したがって外槽1Bと内槽1Aとを電解液が
循環している。
【0018】内槽1Bには、半導体ウエハ3が支持体4
により垂下され、その支持体4は電源を構成する整流器
8の負の端子8aに接続されている。そして、棒状のア
ノード5が、内槽1Aを横切って張設されたワイヤ7に
固定して支持され、整流器8の正の端子8bに接続され
ている。ワイヤ7は前記半導体ウエハ3の面に平行に半
導体ウエハ3から離れて張設されており、移動手段とし
てモータ6a、6bが用いられ、前記アノード5をワイ
ヤ7に沿って移動するため前記モータ6a、6bで作動
する紐状体10がアノード5に連結されている。したが
って、モータ6a、6bを駆動することによってアノー
ド5を半導体ウエハ3の面と平行に矢印Xに示す方向に
移動させることができる。しかし、前記紐状体10が例
えばプッシュプルケーブルの場合はモータは1つでよ
く、また、アノード5がワイヤ7に固定されているとき
はワイヤ7を紐状体としてモータで作動させてもよい。
【0019】図2に移動手段の他の実施例が示されてい
る。モータ12で往復方向に移動されるアーム11にア
ノード5を固設して構成されている。この実施例でもモ
ータ12によりアノード5を矢印Xの方向に移動させる
ことができる。
【0020】図3ないし図7にアノードの種々の実施例
が示されている。
【0021】図3に縦断面を示すアノード5Aは、一方
の端部5aが閉じている中空体で構成されている。
【0022】図4に示すアノード5Bは、棒状体を渦巻
き形状に構成した例である。
【0023】図5に示すアノード5Cは、棒状体をコ字
状に曲げて構成している。
【0024】これらのアノード5A〜5Cにより、カソ
ードである半導体ウエハ3の領域の電場の分布に応じ、
適切な形状および面積を選択使用することができる。
【0025】図6に示すアノード5Dは、図3に示す中
空構造のアノードの途中を絶縁体5dで仕切った例であ
る。この例では外部電源との接点を複数点に取ることが
でき、アノード5D内部の電位勾配を改善することがで
きる。また中空にしたので、電線Wを電解液に浸さない
ですむ。
【0026】図7に示すアノード部材5Eは棒状のアノ
ード5eに2つのブラシ5bを半径方向外方に突出して
設けた例である。この例では、循環流がブラシと干渉し
半導体ウエハ3のメッキ界面の液攪拌を与えることがで
きる。
【0027】本発明の実施に際して半田バンプメッキ、
LSIの配線メッキ等任意の半導体ウエハのメッキに適
用でき、またメッキに用いる材料としては半田、金属、
鋼、ニッケル、錫鉄合金、錫アンチモン合金、錫ビスマ
ス合金、その他の任意のものを用いることができる。
【0028】
【実験例】本発明の効果を確認するために下記の条件で
実験を行った。実験機は図2に示す装置を用い、メッキ
液はSn/Pb=80/20組成からなる半田メッキ液
を用いた。液の温度は20゜Cであり、電流密度1.0
A/dm2 で電流を流した。メッキ時間40分、棒状体
アノードのサイズはφ5mm×250mm、アノード材
はSn/Pb=80/20、アノード移動速度1.0m
/minのメッキ条件下に、φ6インチウエハ上にバン
プ径70×70μm、バンプ高さ19μmの半田バンプ
を形成した。そしてメッキ膜厚の測定はレーザーフォー
カス変位計を用いた。
【0029】図8は本発明を実験した場合を示し、図9
および図10はアノードを移動させない従来例によるも
のである。これらの図において、横軸はウエハの測定点
を示し、その測定点1〜5は図8の右下にウエハを表す
円で示す通り、1は上側、2は右側、3は下側、4は左
側、5は中心を示し、その各測定点の周囲の4カ所a、
b、c、dについてアノード〜ウエハ間43mm、アノ
ードの移動速度1.0m/minで測定した結果であ
る。また、全点は各測定点1〜5の平均および最大・最
小値を示している。縦軸はメッキ膜厚(μm)を示し、
図中の丸印Tはその平均値であり、縦方向の線分の上下
端部t1、t2はその最大値および最小値を示してい
る。すなわち、膜厚の測定値20点の標準偏差は0.3
2であった。
【0030】他方、図9および図10は比較例を示し、
図8と同様な装置を用いて同様に測定した結果である。
すなわち、図9は従来のアノードとウエハとを直交配置
した場合(図11参照)で、治具間距離14mmでの結
果を示し、膜厚の測定値20点の標準偏差は0.58で
あった。また、図10は従来のアノードとウエハとを対
向配置した場合(図11参照)で、アノード〜ウエハ間
38mmでの結果を示し、膜厚の測定値20点の標準偏
差は0.63であった。
【0031】以上の結果から解る通り、本発明を実施す
ることにより各測定点の周囲の各点a〜dのメッキ膜厚
のバラツキ、各測定点1〜5の群間のバラツキ共少なく
なっていることが解る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記の効果を奏する。 (1) アノードの形状を半導体ウエハのメッキ領域の
電場の分布に応じた形状とすることにより、各種の半導
体ウエハの電解メッキに適用できる。 (2) 棒状体のアノードを移動させることによりエッ
ヂ効果がなく、半導体ウエハのメッキ領域に電流の過不
足が生じない。 (3) メッキすべき領域とメッキしてはいけない領域
がある半導体ウエハに対して、メッキすべき領域に所定
の均一なメッキ膜を付与することができる。 (4) 信頼性および生産性が向上する。 (5) 将来技術としての配線メッキおよび大口径半導
体ウエハの電解メッキにおいて、メッキ膜を形成する箇
所に均一な電場を与えることができるので、本発明の効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面斜視図。
【図2】本発明の移動手段の別の実施例を示す断面図。
【図3】本発明のアノード形状の別の実施例を示す断面
図。
【図4】本発明のアノード形状の別の実施例を示す図。
【図5】本発明のアノード形状の別の実施例を示す図。
【図6】本発明のアノード形状の別の実施例を示す図。
【図7】本発明のアノード形状の別の実施例を示す図。
【図8】本発明の効果確認の実験結果のメッキ膜厚測定
データを示すグラフ。
【図9】従来のアノード直交配置による実験結果のメッ
キ膜厚測定データを示すグラフ。
【図10】従来のアノード対向配置による実験結果のメ
ッキ膜厚測定データを示すグラフ。
【図11】従来の対向配置のアノードとウエハとの関係
を示す平面図。
【図12】従来の直交配置のアノードとウエハとの関係
を示す平面図。
【図13】ウエハのメッキ面を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・メッキ槽 1A・・・内槽 1B・・・外槽 2A、2B・・・壁体 3・・・ウエハ 4・・・支持体 5・・・アノード 5A、5B、5C、5D・・・アノード 5a・・・端部 5b・・・ブラシ 5d・・・絶縁体 5E・・・アノード部材 5e・・・アノード 6a、6b・・・モータ 7・・・ワイヤ 8・・・整流器 8a・・・負の端子 8b・・・正の端子 9・・・連通管 10・・・紐状体 11・・・アーム 12・・・モータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C25D 21/10 301 C25D 21/10 301 C30B 33/00 C30B 33/00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 7/12 C25D 17/12 C25D 17/10 C25D 21/00 C25D 21/10 301

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液を有するメッキ槽内に負の電極に
    接続された半導体ウエハを設け、正の電極に接続された
    アノードをメッキ槽内に設けた半導体ウエハの電解メッ
    キ装置において、前記アノードを半導体ウエハの面に平
    行に移動させる移動手段を設け、前記アノードは棒状体
    で構成され、半導体ウエハのメッキ領域の電場の分布に
    応じた形状としたことを特徴とする半導体ウエハの電解
    メッキ装置。
  2. 【請求項2】 前記アノードは棒状体の途中が絶縁体で
    仕切られて、各々に接点を有している請求項1記載の半
    導体ウエハの電解メッキ装置。
  3. 【請求項3】 前記アノードは棒状体を渦巻形状に構成
    した請求項1記載の半導体ウエハの電解メッキ装置。
  4. 【請求項4】 前記アノードは棒状体の一部をコ字状に
    曲折した請求項1記載の半導体ウエハの電解メッキ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記アノードはブラシを有している請求
    項1記載の半導体ウエハの電解メッキ装置。
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CN106048693B (zh) * 2014-08-20 2018-06-08 江苏理工学院 一种基于移动阳极的超临界复合电镀加工钻头方法

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