JP2935620B2 - 電力検出回路 - Google Patents
電力検出回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力検出回路に係り、特
にINS64サービスを提供するディジタル回線網終端
装置において、局から受信した信号を折り返し局へ送信
する機能(以下、ループバック2と言う)が必要とされ
る回路の電力検出回路に関する。
にINS64サービスを提供するディジタル回線網終端
装置において、局から受信した信号を折り返し局へ送信
する機能(以下、ループバック2と言う)が必要とされ
る回路の電力検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ループバック2電力検出回路が内蔵され
た装置(以下NT1という)の折り返し回路部の構成を
図2に、またその具体的回路構成を図3にそれぞれ示
す。
た装置(以下NT1という)の折り返し回路部の構成を
図2に、またその具体的回路構成を図3にそれぞれ示
す。
【0003】TTC標準JT−1430、JT−G96
1に示されるループバック2の試験機能について説明す
る。
1に示されるループバック2の試験機能について説明す
る。
【0004】まず局内対向装置よりループバック2に対
する起動要求がNT1に出される。するとループバック
2試験指令ビット(h1,h2,h3)が全て論理
“1”となる。次いで加入者線接続指令ビット及び加入
者線起動指令ビットが論理“1”となる。以上の条件が
満たされた時加入者線路側給電電圧がノーマル極性(図
2に示す回路で加入者線のL1線がL2線に対して正電
位となる極性)から3度転極してリバース極性(ノーマ
ル極性の逆極性)となる。次にループバック2試験指令
ビットh1,h2,h3にそれぞれ対応するB1,B
2,Dチャネルの一斉折り返しが始まる。以上の動作が
ループバック2試験機能の主な内容である。
する起動要求がNT1に出される。するとループバック
2試験指令ビット(h1,h2,h3)が全て論理
“1”となる。次いで加入者線接続指令ビット及び加入
者線起動指令ビットが論理“1”となる。以上の条件が
満たされた時加入者線路側給電電圧がノーマル極性(図
2に示す回路で加入者線のL1線がL2線に対して正電
位となる極性)から3度転極してリバース極性(ノーマ
ル極性の逆極性)となる。次にループバック2試験指令
ビットh1,h2,h3にそれぞれ対応するB1,B
2,Dチャネルの一斉折り返しが始まる。以上の動作が
ループバック2試験機能の主な内容である。
【0005】次に図2に示すNT1のブロック図につい
て簡単に説明する。加入者線L1,L2は図示しない局
内対向装置に接続され、宅内機器インタフェース線T
A,TB,RA,RBは図示しない端末とそれぞれ接続
されている。加入者線L1,L2に接続された伝送路終
端部202、回線終端部203、端末インタフェース部
204及びループバック2折り返し回路207は図示し
ない局内対向装置と宅内機器との間の信号伝送を主とし
て行う。局内対向装置からの信号は端末インタフェース
部204を介して信号送信部205からループバック2
折り返し回路207へ伝送される。また端末側からの信
号はループバック2折り返し回路207を介し信号受信
部206で受信され、端末インタフェース部204を介
して加入者線L1,L2に伝送される。
て簡単に説明する。加入者線L1,L2は図示しない局
内対向装置に接続され、宅内機器インタフェース線T
A,TB,RA,RBは図示しない端末とそれぞれ接続
されている。加入者線L1,L2に接続された伝送路終
端部202、回線終端部203、端末インタフェース部
204及びループバック2折り返し回路207は図示し
ない局内対向装置と宅内機器との間の信号伝送を主とし
て行う。局内対向装置からの信号は端末インタフェース
部204を介して信号送信部205からループバック2
折り返し回路207へ伝送される。また端末側からの信
号はループバック2折り返し回路207を介し信号受信
部206で受信され、端末インタフェース部204を介
して加入者線L1,L2に伝送される。
【0006】端末給電回路211は局内対向装置から送
られてくる電力を電力分離フィルタ201を通して受信
し、レイヤ1起動中または停止中に宅内機器へ給電する
のに必要な電圧を発生する回路である。また図中に点線
で囲まれて示されるループバック2電力検出回路100
は宅内機器へ給電されている電力をチェックする回路
で、動作中は宅内機器側と切り離される。
られてくる電力を電力分離フィルタ201を通して受信
し、レイヤ1起動中または停止中に宅内機器へ給電する
のに必要な電圧を発生する回路である。また図中に点線
で囲まれて示されるループバック2電力検出回路100
は宅内機器へ給電されている電力をチェックする回路
で、動作中は宅内機器側と切り離される。
【0007】このループバック2電力検出回路100は
回線端末部203からのループバック2検出信号を検出
して制御動作を行う制御回路110と、充電回路120
と、電力検出回路130と、切り離し回路140とから
構成される。端末給電回路211を介して宅内機器側へ
給電される電力はループバック2電力検出回路100を
通りトランス208,209の中性端子に供給され、信
号と重畳されて宅内機器側に供給される。充電回路12
0に充電される信号量を検出することによりINFO1
検出をINFO1検出回路210により行う。以上が図
2に示すループバック2電力検出回路を主体としたNT
1のブロック図の説明であるが、次に図3に示すループ
バック2の具体的回路図の説明をする。
回線端末部203からのループバック2検出信号を検出
して制御動作を行う制御回路110と、充電回路120
と、電力検出回路130と、切り離し回路140とから
構成される。端末給電回路211を介して宅内機器側へ
給電される電力はループバック2電力検出回路100を
通りトランス208,209の中性端子に供給され、信
号と重畳されて宅内機器側に供給される。充電回路12
0に充電される信号量を検出することによりINFO1
検出をINFO1検出回路210により行う。以上が図
2に示すループバック2電力検出回路を主体としたNT
1のブロック図の説明であるが、次に図3に示すループ
バック2の具体的回路図の説明をする。
【0008】ループバック2電力検出回路100は図3
に示すようにループバック2以外の状態にあるときは、
端末給電回路出力と切り離されている。このループバッ
ク2電力検出回路100は加入者線側線路「1」,
「2」と端末側線路「3」,「4」との間にそれぞれ介
挿されて構成されており、加入者側線路「1」,「2」
の間にフォトカプラIC1、ダイオードD1、ダイオー
ドD2、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタQ2
をそれぞれ直列接続して挿入する。またダイオードD1
とダイオードD2との接続点とコンデンサC1と抵抗R
5との接続点の間に抵抗R4を並列接続する。そしてコ
ンデンサC1の両端の電圧をモニタすることによりIN
FO1の信号検出を行う。
に示すようにループバック2以外の状態にあるときは、
端末給電回路出力と切り離されている。このループバッ
ク2電力検出回路100は加入者線側線路「1」,
「2」と端末側線路「3」,「4」との間にそれぞれ介
挿されて構成されており、加入者側線路「1」,「2」
の間にフォトカプラIC1、ダイオードD1、ダイオー
ドD2、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタQ2
をそれぞれ直列接続して挿入する。またダイオードD1
とダイオードD2との接続点とコンデンサC1と抵抗R
5との接続点の間に抵抗R4を並列接続する。そしてコ
ンデンサC1の両端の電圧をモニタすることによりIN
FO1の信号検出を行う。
【0009】端末側線路「3」,「4」の間には抵抗R
1,R2,R3,R6が直列接続されて介挿される。そ
して線路「1」と「3」とはトランジスタQ1を介して
接続されており抵抗R1,R2の両端に発生する電圧降
下によってトランジスタQ1のゲートは制御され電力の
切離しが行われる。また抵抗R3とR6との共通接続点
の電位はトランジスタQ2のゲートに供給されるように
構成されている。NT1がループバック2起動信号を受
信しループバック2状態になったとき、フォトカプラI
C1の発光ダイオード側の端子電圧LPA−Cが論理
“0”となる。これにより電源からIC1の発光ダイオ
ード側に電流が供給され発光ダイオードが発光し、フォ
トトランジスタが動作を初め端末給電回路出力線路
「1」と接続が行われる。
1,R2,R3,R6が直列接続されて介挿される。そ
して線路「1」と「3」とはトランジスタQ1を介して
接続されており抵抗R1,R2の両端に発生する電圧降
下によってトランジスタQ1のゲートは制御され電力の
切離しが行われる。また抵抗R3とR6との共通接続点
の電位はトランジスタQ2のゲートに供給されるように
構成されている。NT1がループバック2起動信号を受
信しループバック2状態になったとき、フォトカプラI
C1の発光ダイオード側の端子電圧LPA−Cが論理
“0”となる。これにより電源からIC1の発光ダイオ
ード側に電流が供給され発光ダイオードが発光し、フォ
トトランジスタが動作を初め端末給電回路出力線路
「1」と接続が行われる。
【0010】端末給電回路出力線路「1」と接続されて
から図3に示すよう矢印1、矢印2のような電流が流
れ、矢印1に示す電流と抵抗R3,R6で検出すべき電
力(420mW)が消費される。矢印1に示す電流は抵
抗R6を流れた時抵抗R6の電圧降下によりトランジス
タQ2が動作し、端末給電回路出力線路「2」と接続さ
れ、矢印2の電流が流れる。この時ツェナーダイオード
D1で電圧検出を行い、またコンデンサC1に充電され
た電荷よって図2に示すようなINFO1信号検出回路
210の発呼動作を行う。この一連の動作の後、B1,
B2,Dチャネルは折り返し状態に入る必要がある。
から図3に示すよう矢印1、矢印2のような電流が流
れ、矢印1に示す電流と抵抗R3,R6で検出すべき電
力(420mW)が消費される。矢印1に示す電流は抵
抗R6を流れた時抵抗R6の電圧降下によりトランジス
タQ2が動作し、端末給電回路出力線路「2」と接続さ
れ、矢印2の電流が流れる。この時ツェナーダイオード
D1で電圧検出を行い、またコンデンサC1に充電され
た電荷よって図2に示すようなINFO1信号検出回路
210の発呼動作を行う。この一連の動作の後、B1,
B2,Dチャネルは折り返し状態に入る必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし図3に示すよう
な従来のループバック2電力検出回路100の回路構成
では、ループバック2以外の状態で矢印3に示すような
電流が流れる為、コンデンサC1が自然充電されINF
O1信号検出回路が誤発呼動作する可能性がある。そこ
でこれを防ぐために抵抗R1,R2を極めて高い抵抗値
とするようにしている。しかしこのような高い抵抗値を
用いると雑音等の影響も受けやすく誤動作を招く恐れが
ある。
な従来のループバック2電力検出回路100の回路構成
では、ループバック2以外の状態で矢印3に示すような
電流が流れる為、コンデンサC1が自然充電されINF
O1信号検出回路が誤発呼動作する可能性がある。そこ
でこれを防ぐために抵抗R1,R2を極めて高い抵抗値
とするようにしている。しかしこのような高い抵抗値を
用いると雑音等の影響も受けやすく誤動作を招く恐れが
ある。
【0012】さらに図3に示す回路構成を採用した場合
コンデンサC1の帯電電荷を放電させるための放電抵抗
R7(図中に点線で示す)を必要とする。しかしINF
O1信号検出の発呼動作はある一定時間保持する必要が
あるためこの抵抗R7の抵抗値を微調整する必要があっ
た。
コンデンサC1の帯電電荷を放電させるための放電抵抗
R7(図中に点線で示す)を必要とする。しかしINF
O1信号検出の発呼動作はある一定時間保持する必要が
あるためこの抵抗R7の抵抗値を微調整する必要があっ
た。
【0013】本発明は上述した問題点を解消する為にな
されたもので、雑音等に影響を受けず安全に動作し、し
かも無調整で実現することができる電力検出回路を提供
することを目的とする。
されたもので、雑音等に影響を受けず安全に動作し、し
かも無調整で実現することができる電力検出回路を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電力検出回路は、端末給電回路に接続され
る第1及び第2の加入者側線路と、端末装置への給電を
行なう第3及び第4の端末側線路との間に構成され前記
第1及び第2の加入者線側線路間の電力を検出する電力
検出回路において、局内対応装置から送信される試験用
ループバック2起動信号に応じて入力されるループバッ
ク2検出信号に応答してオンするフォトカプラと、一端
が前記フォトカプラの前記第2の加入者線側線路側の端
子に接続された第1抵抗と、一端が前記第1抵抗の他端
に接続された第2抵抗と、一端が前記第2抵抗の他端に
接続され、他端が前記第4の端末側線路に接続された第
3抵抗と、一端が前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に
接続された第4抵抗と、一端が前記第4抵抗の他端に接
続された第5抵抗と、ソースが前記第5抵抗の他端に接
続され、ドレインが前記第3の端末側線路に接続され、
且つゲートが前記第4抵抗と第5抵抗との間に接続され
た第1FETとを有する切り離し回路と、ソースが前記
フォトカプラと前記第1抵抗との間に接続され、ドレイ
ンが所定の定電圧ダイオードのカソードに接続され、且
つゲートが前記第1抵抗の他端に接続された第2FET
と、前記定電圧ダイオードのアノードに直列接続された
ダイオードと、前記ダイオードに直列接続されたコンデ
ンサと、前記コンデンサに直列接続された第6抵抗と、
ドレインが前記第6抵抗に接続され、ソースが前記第2
の加入者線側線路に接続され、且つゲートが前記第2抵
抗と第3抵抗との間に接続された第3FETと、前記ダ
イオード及び前記コンデンサと並列に接続された第7抵
抗と、一端が前記第7抵抗に接続され且つ他端が前記ダ
イオードと前記コンデンサとの間に接続され、自己に電
流が流れてきた場合にINFO1信号として検出するI
NFO1信号検出部とを備え、前記第1抵抗、前記第2
抵抗、および前記第3抵抗の合成抵抗を前記第4抵抗お
よび第5抵抗の合成抵抗と比較して極めて小さくしたこ
とを特徴とする。
に、本発明の電力検出回路は、端末給電回路に接続され
る第1及び第2の加入者側線路と、端末装置への給電を
行なう第3及び第4の端末側線路との間に構成され前記
第1及び第2の加入者線側線路間の電力を検出する電力
検出回路において、局内対応装置から送信される試験用
ループバック2起動信号に応じて入力されるループバッ
ク2検出信号に応答してオンするフォトカプラと、一端
が前記フォトカプラの前記第2の加入者線側線路側の端
子に接続された第1抵抗と、一端が前記第1抵抗の他端
に接続された第2抵抗と、一端が前記第2抵抗の他端に
接続され、他端が前記第4の端末側線路に接続された第
3抵抗と、一端が前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に
接続された第4抵抗と、一端が前記第4抵抗の他端に接
続された第5抵抗と、ソースが前記第5抵抗の他端に接
続され、ドレインが前記第3の端末側線路に接続され、
且つゲートが前記第4抵抗と第5抵抗との間に接続され
た第1FETとを有する切り離し回路と、ソースが前記
フォトカプラと前記第1抵抗との間に接続され、ドレイ
ンが所定の定電圧ダイオードのカソードに接続され、且
つゲートが前記第1抵抗の他端に接続された第2FET
と、前記定電圧ダイオードのアノードに直列接続された
ダイオードと、前記ダイオードに直列接続されたコンデ
ンサと、前記コンデンサに直列接続された第6抵抗と、
ドレインが前記第6抵抗に接続され、ソースが前記第2
の加入者線側線路に接続され、且つゲートが前記第2抵
抗と第3抵抗との間に接続された第3FETと、前記ダ
イオード及び前記コンデンサと並列に接続された第7抵
抗と、一端が前記第7抵抗に接続され且つ他端が前記ダ
イオードと前記コンデンサとの間に接続され、自己に電
流が流れてきた場合にINFO1信号として検出するI
NFO1信号検出部とを備え、前記第1抵抗、前記第2
抵抗、および前記第3抵抗の合成抵抗を前記第4抵抗お
よび第5抵抗の合成抵抗と比較して極めて小さくしたこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では図3に矢印3で示すような電流の流
れを阻止するための追加回路をこの電流経路中に設けた
ため、ループバック2状態以外ではコンデンサC1を自
然充電するような電流経路がなくなるため誤動作の発生
が無くなる。
れを阻止するための追加回路をこの電流経路中に設けた
ため、ループバック2状態以外ではコンデンサC1を自
然充電するような電流経路がなくなるため誤動作の発生
が無くなる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電力検出回路
の回路図を示したものである。図中に点線で示す抵抗R
8とトランジスタQ3とからなる追加回路を設けた事を
特徴としており、他の構成は図3に示す従来の回路構成
と同一である。本発明では後述するように追加回路を設
けることによりコンデンサC1の両端に自然充電による
帯電が起こらないため、放電用の抵抗を設ける必要がな
くなる。追加回路は抵抗R8とトランジスタQ3から構
成されており抵抗R8はIC1のフォトトランジスタの
出力側端子と抵抗R2と抵抗R3の共通接続点との間に
接続される。またトランジスタQ3はPチャネルFET
を用い、そのソースをフォトダイオードのエミッタと、
ドレインをツェナダイオードD1のカソードに接続す
る。またゲートは抵抗R8と抵抗R3との共通接続点に
接続する。次に図1の回路の動作を順をおって説明す
る。
の回路図を示したものである。図中に点線で示す抵抗R
8とトランジスタQ3とからなる追加回路を設けた事を
特徴としており、他の構成は図3に示す従来の回路構成
と同一である。本発明では後述するように追加回路を設
けることによりコンデンサC1の両端に自然充電による
帯電が起こらないため、放電用の抵抗を設ける必要がな
くなる。追加回路は抵抗R8とトランジスタQ3から構
成されており抵抗R8はIC1のフォトトランジスタの
出力側端子と抵抗R2と抵抗R3の共通接続点との間に
接続される。またトランジスタQ3はPチャネルFET
を用い、そのソースをフォトダイオードのエミッタと、
ドレインをツェナダイオードD1のカソードに接続す
る。またゲートは抵抗R8と抵抗R3との共通接続点に
接続する。次に図1の回路の動作を順をおって説明す
る。
【0017】(1)ノーマル給電時 線路「1」の電位は線路「2」の電位より40V高く内
部回路は動作しない。なお図2に示すNT1ブロック中
の端末給電回路211で電圧変換しノーマル、リバース
極性のどの状態でも常にこの状態にある。ループバック
2状態にならないとIC1のダイオードが発光せず、I
C1のフォトトランジスタは動作しない。つまりIC1
には電流が流れない。
部回路は動作しない。なお図2に示すNT1ブロック中
の端末給電回路211で電圧変換しノーマル、リバース
極性のどの状態でも常にこの状態にある。ループバック
2状態にならないとIC1のダイオードが発光せず、I
C1のフォトトランジスタは動作しない。つまりIC1
には電流が流れない。
【0018】(2)同じくノーマル給電時 次に抵抗R1とトランジスタQ1とで構成される切り離
し回路でトランジスタQ1のゲート・ソース間に抵抗R
1による電圧降下が発生しソース電位が高くなる。Pチ
ャネルFET Q1はゲート電圧よりソース電圧が高く
なると動作し、ソース・ドレイン間がスイッチON状態
と同様になり、電流は線路「1」と線路「3」との間に
流れるが、ループバック2電力検出回路は動作しないま
まである。しかも抵抗R3,R6には極めて僅かな電流
が流れるが誤動作を招く恐れはない。抵抗R1,R2の
合成抵抗に対し、抵抗R3,R6の合成抵抗を小さく選
ぶことにより生じる電圧も極めて小さく、トランジスタ
Q2を動作させるまでには至らない。なお従来の回路で
はこの状態の時に抵抗R1,R2を通り矢印1に示す電
流とは逆向きのリーク電流が流れ、コンデンサC1の自
然充電の原因となっていたが本発明の回路ではそのよう
な電流は流れない。
し回路でトランジスタQ1のゲート・ソース間に抵抗R
1による電圧降下が発生しソース電位が高くなる。Pチ
ャネルFET Q1はゲート電圧よりソース電圧が高く
なると動作し、ソース・ドレイン間がスイッチON状態
と同様になり、電流は線路「1」と線路「3」との間に
流れるが、ループバック2電力検出回路は動作しないま
まである。しかも抵抗R3,R6には極めて僅かな電流
が流れるが誤動作を招く恐れはない。抵抗R1,R2の
合成抵抗に対し、抵抗R3,R6の合成抵抗を小さく選
ぶことにより生じる電圧も極めて小さく、トランジスタ
Q2を動作させるまでには至らない。なお従来の回路で
はこの状態の時に抵抗R1,R2を通り矢印1に示す電
流とは逆向きのリーク電流が流れ、コンデンサC1の自
然充電の原因となっていたが本発明の回路ではそのよう
な電流は流れない。
【0019】(3)リバース給電時 図2に示す線路L1,L2の極性は逆になるが図1の線
路「1」,「2」の電位は変わらず一定であるため、動
作はノーマル給電時と同様で内部回路は停止状態であ
る。
路「1」,「2」の電位は変わらず一定であるため、動
作はノーマル給電時と同様で内部回路は停止状態であ
る。
【0020】(4)ループバック2直後 IC1のLPA−Cが論理“0”となり、IC1のダイ
オード側に電流が流れて発光し、フォトトランジスタが
動作して線路「1」、IC1、抵抗R8,R3,R6と
電流が図中に矢印1で示すように流れる。この時、抵抗
R8,R3,R6の合成抵抗に比べ抵抗R1,R2の合
成抵抗が極めて大きく、抵抗R1,R2に流れる電流は
極めて小さくなりトランジスタQ1のPチャネルFET
のゲート・ソース間電圧も小さくなるためソース・ドレ
イン間はオープン状態となって線路「1」と「3」とは
切り離される。ここで矢印1に示す電流は上述したよう
に抵抗R8を流れた時トランジスタQ3のPチャネルF
ETのゲート・ソース間電圧に電位差が生じ、ソース・
ドレイン間はスイッチON状態と同様になり矢印2に示
すような電流が流れる。ここで矢印2の電流に注目する
と線路「1」,「2」の電位差40Vを抵抗R5,R
3,R6の抵抗が直列で構成されている状態となる。す
なわちIC1のトランジスタのエミッタ・コレクタ間が
ショートした状態となっている。すなわち抵抗R8,R
3,R6の合成抵抗の両端に40Vの電圧が印加されて
いる状態となっている。ここで消費される電力はW=4
0V×40V÷(R8Ω+R3Ω+R6Ω)で計算でき
る。この電力を定格出力になるようにR8,R3,R6
の抵抗値を選ぶことにより正確に電力検出を行うことが
できる。さらに抵抗R6の電圧降下でトランジスタQ2
のNチャネルFETのゲート・ソース間に電位差が生
じ、ゲート電圧よりもソース電圧が低くなり、ドレイン
・ソース間がスイッチON状態となって線路「2」と接
続され矢印2に示すような電流が流れる。ここで矢印2
に示すような電流がツェナーダイオードD1を流れた時
ダイオードD1のアノードとカソードとの間に電位差が
生じ、ここで電圧検出を行う。そしてコンデンサC1に
充電される電圧は抵抗R4とR5のバイアス抵抗で決定
され、充電電圧に達したところで一定となる。これがI
NFO1信号検出部での発呼となる。
オード側に電流が流れて発光し、フォトトランジスタが
動作して線路「1」、IC1、抵抗R8,R3,R6と
電流が図中に矢印1で示すように流れる。この時、抵抗
R8,R3,R6の合成抵抗に比べ抵抗R1,R2の合
成抵抗が極めて大きく、抵抗R1,R2に流れる電流は
極めて小さくなりトランジスタQ1のPチャネルFET
のゲート・ソース間電圧も小さくなるためソース・ドレ
イン間はオープン状態となって線路「1」と「3」とは
切り離される。ここで矢印1に示す電流は上述したよう
に抵抗R8を流れた時トランジスタQ3のPチャネルF
ETのゲート・ソース間電圧に電位差が生じ、ソース・
ドレイン間はスイッチON状態と同様になり矢印2に示
すような電流が流れる。ここで矢印2の電流に注目する
と線路「1」,「2」の電位差40Vを抵抗R5,R
3,R6の抵抗が直列で構成されている状態となる。す
なわちIC1のトランジスタのエミッタ・コレクタ間が
ショートした状態となっている。すなわち抵抗R8,R
3,R6の合成抵抗の両端に40Vの電圧が印加されて
いる状態となっている。ここで消費される電力はW=4
0V×40V÷(R8Ω+R3Ω+R6Ω)で計算でき
る。この電力を定格出力になるようにR8,R3,R6
の抵抗値を選ぶことにより正確に電力検出を行うことが
できる。さらに抵抗R6の電圧降下でトランジスタQ2
のNチャネルFETのゲート・ソース間に電位差が生
じ、ゲート電圧よりもソース電圧が低くなり、ドレイン
・ソース間がスイッチON状態となって線路「2」と接
続され矢印2に示すような電流が流れる。ここで矢印2
に示すような電流がツェナーダイオードD1を流れた時
ダイオードD1のアノードとカソードとの間に電位差が
生じ、ここで電圧検出を行う。そしてコンデンサC1に
充電される電圧は抵抗R4とR5のバイアス抵抗で決定
され、充電電圧に達したところで一定となる。これがI
NFO1信号検出部での発呼となる。
【0021】(5)ループバック2状態 上述した(1)〜(4)の一連の動作終了後B1,B
2,Dの全チャネルの折り返し試験状態に入る。
2,Dの全チャネルの折り返し試験状態に入る。
【0022】
【発明の効果】以上実施例に基づいて詳細に説明したよ
うに、本発明では抵抗R8とトランジスタQ3からなる
追加回路をループバック2電力検出回路中に設けたため
リーク電流によるコンデンサの自然充電を防止すること
ができる。この為コンデンサの両端に放電抵抗を必要と
せず無調整化を図ることができる。またトランジスタの
スイッチング効果によりリーク電流が発生しないためコ
ンデンサの自然充電がなくなり誤動作が防止される。
うに、本発明では抵抗R8とトランジスタQ3からなる
追加回路をループバック2電力検出回路中に設けたため
リーク電流によるコンデンサの自然充電を防止すること
ができる。この為コンデンサの両端に放電抵抗を必要と
せず無調整化を図ることができる。またトランジスタの
スイッチング効果によりリーク電流が発生しないためコ
ンデンサの自然充電がなくなり誤動作が防止される。
【図1】本発明の一実施例の回路図
【図2】本発明が用いられるNT1ブロック図
【図3】従来のループバック2の具体的回路図
IC1 フォトカプラ D1 ツェナーダイオード D2 ダイオード C1 コンデンサ R1〜R8 抵抗 Q1〜Q3 トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−153504(JP,A) 特開 昭63−39256(JP,A) 特開 昭63−120550(JP,A) 特開 平3−16351(JP,A) 特開 平4−280553(JP,A) 特開 平5−76056(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04L 12/02 H04Q 3/42 - 3/42 107
Claims (1)
- 【請求項1】 端末給電回路に接続される第1及び第2
の加入者側線路と、端末装置への給電を行なう第3及び
第4の端末側線路との間に構成され前記第1及び第2の
加入者線側線路間の電力を検出する電力検出回路におい
て、 局内対応装置から送信される試験用ループバック2起動
信号に応じて入力されるループバック2検出信号に応答
してオンするフォトカプラと、 一端が前記フォトカプラの前記第2の加入者線側線路側
の端子に接続された第1抵抗と、 一端が前記第1抵抗の他端に接続された第2抵抗と、 一端が前記第2抵抗の他端に接続され、他端が前記第4
の端末側線路に接続された第3抵抗と、 一端が前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に接続された
第4抵抗と、 一端が前記第4抵抗の他端に接続された第5抵抗と、ソ
ースが前記第5抵抗の他端に接続され、ドレインが前記
第3の端末側線路に接続され、且つゲートが前記第4抵
抗と第5抵抗との間に接続された第1FETとを有する
切り離し回路と、 ソースが前記フォトカプラと前記第1抵抗との間に接続
され、ドレインが所定の定電圧ダイオードのカソードに
接続され、且つゲートが前記第1抵抗の他端に接続され
た第2FETと、 前記定電圧ダイオードのアノードに直列接続されたダイ
オードと、 前記ダイオードに直列接続されたコンデンサと、 前記コンデンサに直列接続された第6抵抗と、 ドレインが前記第6抵抗に接続され、ソースが前記第2
の加入者線側線路に接続され、且つゲートが前記第2抵
抗と第3抵抗との間に接続された第3FETと、 前記ダイオード及び前記コンデンサと並列に接続された
第7抵抗と、 一端が前記第7抵抗に接続され且つ他端が前記ダイオー
ドと前記コンデンサとの間に接続され、自己に電流が流
れてきた場合にINFO1信号として検出するINFO
1信号検出部とを備え、 前記第1抵抗、前記第2抵抗、および前記第3抵抗の合
成抵抗を前記第4抵抗および第5抵抗の合成抵抗と比較
して極めて小さくしたことを特徴とする電力検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881793A JP2935620B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電力検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881793A JP2935620B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電力検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746632A JPH0746632A (ja) | 1995-02-14 |
JP2935620B2 true JP2935620B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=15680019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15881793A Expired - Fee Related JP2935620B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電力検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935620B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15881793A patent/JP2935620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0746632A (ja) | 1995-02-14 |
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