JP2935559B2 - ガスダイナミツクな圧力波機械の運転法並びにこの運転法を実施する装置 - Google Patents

ガスダイナミツクな圧力波機械の運転法並びにこの運転法を実施する装置

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JP2935559B2
JP2935559B2 JP2308968A JP30896890A JP2935559B2 JP 2935559 B2 JP2935559 B2 JP 2935559B2 JP 2308968 A JP2308968 A JP 2308968A JP 30896890 A JP30896890 A JP 30896890A JP 2935559 B2 JP2935559 B2 JP 2935559B2
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    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F13/00Pressure exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B33/32Engines with pumps other than of reciprocating-piston type
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガスダイナミックな圧力波機械の運転法で
あって、過給目的のために内燃機関に高圧空気通路を介
して過給空気を供給し、内燃機関から排出される排ガス
を直接高圧ガス通路を介して圧力波プロセスに導き並び
に高圧ガス通路から分岐した供給部を介してガスポケッ
ト内に流入させる形式のものに関する。
更に本発明は、単数又は複数のサイクルを有する。ガ
スケーシングと空気ケーシングとを備えた圧力波機械を
用いて前記方法を実施する装置であって、前記両ケーシ
ング間に形成された、隔室ロータを有するロータケーシ
ングを備え、このばあいガスケーシング内および空気ケ
ーシング内に高圧排ガスおよび低圧排ガス乃至低圧空気
および高圧空気を供給および排出するための主通路およ
び補助通路が設けられていて、このばあい主通路が空気
ケーシング内の低圧空気通路および高圧空気通路並びに
ガスケーシング内の高圧ガス通路および低圧ガス通路か
ら形成されていて、補助通路の1つが、隔室ロータに面
したガスケーシング端面に設けられたガスポケットから
成っていて、このガスポケットがロータの回転方向でみ
て高圧ガス通路の後方に位置しかつ供給部を介して高圧
ガス通路に接続されていて、このばあい制御機構がガス
ポケットに対する供給部を制御しかつこのために圧力ボ
ックスに作用結合されている形式のものに関する。
従来の技術 乗り物の内燃機関を過給するためのガスダイナミック
な圧力波機械のばあい広い機関回転数範囲に基づき過給
空気圧の調整が有利である。それ故媒体で制御される遮
断機構を有する排ガスバイパスの使用が公知である。こ
のばあい圧力波過給器は、最大機関回転数のばあい理論
的に得られる過給圧が排ガスの吹き出しなしに許容過給
圧限界以上であるように設計されている。しかしながら
許容過給圧限界以下に維持するために、所定の機関回転
数以降排ガスの一部が吹き出されねばならない。この調
整形式は、特に高回転数では運転できない機関のばあ
い、使用可能な機関トルク並びに燃費の経過に不都合な
影響を及ぼす。
内燃機関を過給するたの従来の圧力波機械のばあいそ
れぞれの高圧ガス通路と低圧ガス通路との間でガスケー
シング内にいわゆるガスポケットが設けられていて、こ
のガスポケット内には機関から排出される高圧排ガス流
の一部が分岐して流入する。これによって空気ケーシン
グ内に設けられたいわゆる膨張ポケットと協働して低圧
掃気作用、即ちロータの隔室からの膨張した排ガスのパ
ージが改善される。申し分のない低圧掃気作用によって
排ガス再循環が弱まるので、燃焼空気内への排ガスの進
入が減少される。無負荷運転範囲における著しい排ガス
再循環は例えば機関のスムーズな運転を損なう。
ガスポケットを補給するために2つの可能性が知られ
ている。つまり第1の可能性はロータに面したガスケー
シング端面でガスポケットと高圧ガス通路との間に狭い
接続通路を設けることにある。このばあいガスポケット
内で主流内に存在する静圧が支配し、それ故この補給形
式はガスポケットの静的な補給と呼ばれる。第2の可能
性はトータル圧力補給形式であり、このばあいロータ室
内への高圧ガス通路の開口部の手前で高圧ガス通路から
ガスポケット内にガスポケット通路が分岐している。こ
のばあいガスポケット通路は、分岐したガス流が主流の
方向に対してわずかばかり偏向されかつ従ってガスポケ
ット内で静圧以外にガス速度による動圧も作用させられ
るように、位置している。トータル圧力補給形式のヨー
ロッパ特許第0039375号明細書から公知の前記形式の装
置のばあいガスポケット供給部の制御ひいては高圧排ガ
ス流の分割の制御はパイメタルフラップによって得られ
る。しかしながらこの制御形式は、その都度の運転状態
に関連して機関が必要とするようなフラップ位置の理想
的な操作を行うことができない。このことの原因は、フ
ラップ変形が温度変化に遅れてのみ応働することにあ
る。
冒頭に述べたすべての方法ステップおよび構成部材を
有する装置および方法はヨーロッパ特許第0080741号明
細書から公知である。このばあい高圧ガス通路と低圧ガ
ス通路との間に排ガスバイパスが配置されている。この
排ガスバイパスは圧力ボックスを介して操作される媒体
で制御されるフラップによって開放又は遮断される。フ
ラップが閉じられたばあいガスポケットはそのエネルギ
を上述の狭い接続通路から引き込み、かつ、フラップが
開放されたばあいフラップの下流側でバイパス中心流内
に配置されたゾンデ状のブリーダーを介して高圧ガスの
一部をガスポケット内に導く。この解決策は吹き出され
る高圧ガスの少なくとも一部を回復させる。
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、排ガス損出を完全に回避できかつ、
プロセスコンピュータによって特性区分を制御される調
節部材を使用しない内燃機関のばあいにも使用できる、
冒頭に述べた形式の方法および装置を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 前記課題は本発明による方法によれば、高圧ガス通路
から大気中へのガス吹き出しを阻止して、内燃機関の停
止中および非常運転中ガスポケット供給部をばね部材に
よって完全に開放し、内燃機関の始動中および始動後並
びに無負荷運転中並びに低負荷時にガスポケット供給部
を開放状態で維持し、内燃機関が負荷を受けたばあいに
第1の空気力式の手段によって負荷に関連してガスポケ
ット供給部を連続的に閉鎖し、内燃機関の部分負荷範囲
において並びに上側の無負荷運転回転数範囲において並
びに下側乃至中間の全負荷回転数範囲において第1の空
気力式の手段を不変に作用させることによってガスポケ
ット供給部を完全に閉鎖し、内燃機関の上側の部分負荷
範囲においておよび全負荷回転数範囲において第2の空
気力式の手段によってガスポケット供給部を開放制御す
ることによって解決された。
更に前記課題は上記方法を実施するための装置によれ
ば、ガスポケット供給部の制御機構と作用結合された圧
力ボックスが第1の空気力式の手段並びに第2の空気力
式の手段によって負荷されるようになっていて、このば
あいばね部材が圧力ボックス内でガスポケットに対する
供給部を開放する方向で制御機構に作用していることに
よって解決された。
実施例 図示の実施例では本発明は、ガスダイナミックな圧力
波機構によって過給されるディーゼル機関に基づいて記
述する。
図面では同じ構成部材には同じ符号が付されていて、
本発明にとって重要ではない圧力波過給器の構成部材、
例えば軸、支承部材、駆動装置等は省かれている。更に
図面では作業媒体の流れ方向は矢印で示されている。
圧力波過給器の基本構造および圧力波過給器の構成は
本願出願人のスイス国特許第123143号明細書から公知で
ある。第1図で図示の圧力波過給器11は明瞭に説明する
ため単サイクル機械として図示されていて、このことは
ケーシング4、41がロータの端面に面した側で、それぞ
れ主通路に通過するそれぞれ1つの高圧開口および低圧
開口を備えていることによって表現される。内燃機関1
の熱い排ガスは排気マニホルド2および高圧ガス通路9
を介して軸方向で直線的な両側で開いたロータ隔室6を
備えた、圧力波過給器のロータ5内に流入する。排ガス
はロータ5内で膨張しかつ低圧ガス通路10および排気導
管(図示せず)を介してロータから大気中に流出する。
空気側では大気空気が吸い込まれて低圧空気通路7を介
して軸方向でロータ内に流入しかつロータ内で圧縮さ
れ、次いで過給空気として高圧空気通路8および過給空
気分配器3を介してロータから内燃機関に達する。
極めて複雑なガスダイナミックな本来の圧力波プロセ
ス(本願発明が対象とするものではない)については本
願出願人の上記スイス国特許第123143号明細書に記載さ
れている。以下に本発明を理解するために必要なプロセ
スを手短に説明する。
ロータ隔室6を形成するセルバンドは半分の隔室高さ
でのロータの円筒断面の展開図である。セルバンドは矢
印方向でロータが回転したばあい上向きに移動する。圧
力波過程はロータ内部で生ぜしめられかつほぼガスで充
填されたスペースおよび空気で充填されたスペースが形
成されるようになる。第1には排ガスが膨張しかつ次い
で低圧ガス通路内に逃げるのに対して、第2には吸い込
まれた新鮮空気の一部が圧縮されかつ高圧空気通路8内
に押し退けられる。残りの新鮮空気量はロータ5を介し
て低圧ガス通路10内に搬送されひいては排ガスの完全な
流出を生ぜしめる。
補助通路として以下のようにケーシング4、41内に切
り欠きが設けられている。つまり高圧ガス通路9と低圧
ガス通路10との間でガスケーシング41内にガスポケット
12が設けられていて、このガスポケット内に高圧ガスの
一部が導かれる。空気ケーシング4内に配置された膨張
ポケット14と協働して前記ガスポケット12は低圧掃気作
用を改善する。更に空気ケーシング内には、低回転数で
過給空気を予め圧縮するために圧縮ポケット15が配置さ
れている。
供給部13はガスポケット12と高圧ガス通路9とを接続
している。この供給部は分岐部において媒体で制御され
る制御機構50を備えていて、この制御機構は調整限界以
下で運転中操作装置(以後圧力ボックス60と呼ぶ)内に
配置されたプレロード(後で説明する)をかけられた調
節ばね102(第2図参照)によって閉鎖されて保持され
る。制御機構の開放位置では高圧ガス通路9内のガス圧
力並びに調整圧力導管16を介して圧力ボックス60に導か
れる調整圧力が作用する。このばあい高圧空気通路8内
を支配する過給圧力である調整圧力は排ガス圧力もしく
は機関回転数又は機関負荷の関数である。調整圧力の経
過は圧力波過給器の設計に応じて異なる。
それ故、制御機構の所望の開放点を構造的に明確に規
定することは困難である。更に制御機構は調整限界以下
で漏れを生ぜしめる、即ち機能の点で相対する開放方向
での力は調節ばね102(第2図参照)のプレロードより
も大きい。
機関における組み込み状態を改善するために、圧力ボ
ックス60はできるだけ小さく構成する必要がある。この
結果このばあい小さな力が開放方向並びに閉鎖方向で生
ずる。しかし極端に小さな閉鎖力には問題がある。それ
というのもこの閉鎖力は外的な作用によって、例えば摩
擦および振動によって迅速に零に減少するからである。
このばあい制御機構50はこのような外的な作用によって
極めて早期に開放される。このことを回避するために、
過給圧限界のすぐ下側まで低い機関回転数の全範囲で所
定の閉鎖力が必要である。従って、ばね特性を正確に知
ることおよび調節ばね102の申し分のない機能が極めて
重要である。このことは特に、圧力ボックス60の手前で
調整導管16内に例えば前制御弁(図示せず)が配置され
ているばあいには、重要であり、この前制御弁を介して
圧力ボックスのダイヤフラム100は所定の機関回転数で
衝撃的に完全な過給圧によって負荷される。
制御機構50の閉鎖方向では調整圧力導管17を介して圧
力ボックス60に案内される第2の調整圧力が作用する。
このばあい調整圧力導管17を支配する圧力はボードバキ
ューム(Bordvakuum)である。圧力ボックスがこの真空
によって負荷されると、制御機構は圧力ボックス内に配
置されたプレロードをかけられた(後述する)別の調節
ばね83(第2図参照)によって開放位置で保持される。
第2図による圧力ボックスは金属製の円筒状のケーシ
ングを有している。このケーシングはほぼ上側のケーシ
ング半部61と下側のケーシング半部62とから成ってい
る。上側のケーシング半部は調整圧力導管16用の圧力接
続部63をかつ下側のケーシング半部は大気に対する排気
孔64を有している。ケーシング半部はそれぞれ円形のダ
イヤフラム100付け固定するフランジ61a、62aを備えて
いる。このダイヤフラムはフレキシブな例えばエラスト
マー材料から製作される。ダイヤフラムはケーシングを
上側の室65と下側の室66とに分割する。
ダイヤフラムは予め成形されかつピストンパン67に載
設され、このピストンパンは下側の室66内に配置されて
いる。ピストンパンの直径はケーシング半部61、62の直
径よりもおよびダイヤフラムの直径よりも小さいので、
ダイヤフラム運動時にダイヤフラムの妨げになることは
ない。ピストンパンはピストン101にかぶせられる。ダ
イヤフラムは固有の調節ばね102、このばあいコイル状
の圧縮ばねによって上向きに予め緊張されていて、この
調節ばねはピストンパンの内部でピストンのつばを介し
て支持されている。無負荷状態ではダイヤフラムは上側
のケーシング半部61のカバー内でストッパ68に接触して
いる。
機械運転中操作ロッド58は間接的に、即ちピストン10
1を介してピストンパン67の下面に当接している。操作
ロッドは孔を介して下側のケーシング半部62の底部69を
貫通しかつケーシングから突出する端部でねじ山56を備
えている。第2図によれば操作ロッド58はこのねじ山を
介してロッド延長部55に結合されている。このロッド延
長部はレバー機構54を介して制御機構50に作用してい
る。
更に操作ロッドはガイドされねばならないので、下側
のケーシング半部62の底部内69に変位を許容する旋回可
能な貫通案内部が配置されている。操作ロッド用の案内
部材は縦長のブシュ70から形成されている。旋回性は下
側のブシュ端部に設けられた球面状又はボール状に構成
された座71によって得られる。これによってブシュは、
自体湾曲した底部69内にろう接されているパン72内に配
置される。前記座内にはブシュが第2のばね部材、この
ばあい円錐形のコイルばね73によって圧着される。円錐
形のコイルばね73用の支持個所74を形成するためにパン
縁部は例えば周方向で4個所で折られる。
第2のピストン・シリンダ機構は圧力ボックス60の内
部に設けられている。このために中空のピストン101の
内壁は円筒壁を形成している。操作ロッド58は、K−シ
ールによって円筒壁に対してシールされているピストン
80を備えている。このように形成された第2のピストン
室81内にはプレロードをかけられた調節ばね83が収容さ
れていて、この調節ばねは上述のように制御機構を開放
する方向で操作ロッドに作用している。ピストン室を負
荷できるようにするために、操作ロッドは中空に構成さ
れかつピストンの上側でピストン室に向けて通路82を有
している。圧力ボックス60の外部ではねじ山56の上側で
操作ロッドは調整圧力導管17用の圧力接続部57を備えて
いる。
概略的にのみ図示されたレバー機構55・54を介して制
御機構、このばあいピストンスライダのピストンロッド
53が調節される。ピストンロッドはガスケーシング41内
で低圧ガス通路10および高圧ガス通路9を貫通しかつガ
スポケット12に対する両(2サイクル式の機械のため)
供給部13の始端内にまで達している。ピストンスライダ
50は開放位置でリブ52の間で案内され、このリブは横方
向に供給部を貫通してのびている。
以下に本発明の作用形式を説明する。
内燃機関ひいては圧力波機械が停止したばあい調整圧
力導管16,17は無圧である。調節ばね102はピストン101
を介してダイヤフラム100をストッパ68に押しつける。
調節ばね83はピストン80を操作ロッド58と共に下向きに
移動させる。これによってレバー機構55,54,53を介して
調節機構がガスポケット12に対する供給部13を開放す
る。これによって無負荷運転段階におけるおよび始動時
の申し分のない圧力プロセスのための条件が得られる。
このことは更にアクシデントが生じたばあいの非常運転
のためにも当て嵌り、これによって固有の力に基づき内
燃機関を備えた乗り物を復帰させることができる。
内燃機関の無負荷運転時および始動時には当然調整圧
力導管16内の過給圧は、ダイヤフラム100を下向きに移
動させるには不十分である。真空はまだ解放されないの
で、調整ばね83は依然としてピストン80を下向きに押し
ひいてはガスポケット供給部を開放状態で維持する。
内燃機関が固有の負荷を受けたばあいピストン室81は
真空で負荷され、これによって操作ロッドは調節ばね83
のばね力に抗して上向きに移動しひいてはガスケーシン
グ41内の供給部13を閉鎖し始める。例えば燃料噴射の調
整ロッド行程又はガスペダル位置のために使用される信
号を介して真空によってピストン室が負荷される。自体
周知の手段を介して閉鎖過程の開始および経過を適応さ
せて行うことができる。従って例えば冷えた内燃機関の
ばあい閉鎖過給の開始を遅らせることができる。経過考
慮して閉鎖過程が負荷上昇に比例して衝撃的な閉鎖を行
なうと有利である。供給部が完全に閉じられる達成され
た終端位置において操作ロッドの上端はピストン101の
底部に衝突する。ピストン101自体はピストンパン67お
よびダイヤフラム100を介して最上端位置でストッパに
当接する。
上側の無負荷運転から部分負荷を介して下側および中
間の全負荷まではガスポケット供給部は遮断される。そ
れというもの一方では真空が更にピストン室81内にかけ
られかつ他方ではダイヤフラム100を下向きに移動させ
るには過給圧が不十分であるように調節ばね102が設計
されているからである。高圧排ガスは全体として圧縮作
業のために使用される。
前記下側の全負荷から、過給圧限界に達する中間の全
負荷又は上側の部分負荷までは過給圧はダイヤフラムを
このダイヤフラムに接触するピストンパン67、ピストン
101および操作ロッド58と共に下向きに移動させる。つ
まりピストンスライダ50は再び開放される。上側の全負
荷に達したばあいピストンスライダはガスケーシング41
内でストッパに当接しかつ供給部13は完全に開放され
る。従ってこの段階では過給圧制限はガスポケット内に
過剰な排ガスを排出することによって行われ、これによ
って低圧掃気作用が補助される。
第3図ではこの状況が線図で図示されている。このば
あい調節機構50の開放行程hは負荷Lの関数で示されて
いる。一点鎖線の特性曲線は上述の遅れた閉鎖開始を示
している。この特性曲線経過自体は新規なものではな
く、以下の特徴をもって空気力式の機構を使用すること
のみが新規なことである。即ちこの特徴とは、 一方ではガスポケット供給部用の操作媒体として乗り
物の真空を用いて、制御作用のためにこの真空を遮断/
排気すること、 従来のプロセス値、このばあい過給空気圧を使用し
て、従来の吹き出し調整の代わりにガスポケット内への
過剰な高圧ガスの完全な排気を行うことである。
第4図では内燃機関の運転特性区分に基づいて前述の
調整範囲を図示している。横軸では機関回転数nm、縦軸
で内燃機関の平均的な比圧力peを示している。機関のト
ルク経過を示す線図では、縦軸は固有の無負荷運転特性
曲線を点、即ち、L1=始動点、L2=下側の無負荷運転
点、L3=上側の無負荷運転点および範囲、即ち、Lu=下
側の無負荷運転範囲、Lo=上側の無負荷運転範囲をもっ
て示していることを意味し; 特性曲線Vは全負荷範囲をかつV1は燃料量抑制制御を
示す特性曲線枝部を; Aがガスポケット供給部がばね部材によって開放保持
され、この区分で極めて大きな排ガス再循環が行われる
範囲を; Bは閉鎖範囲を; Cはガスポケット供給部が真空制御圧によって閉じら
れる範囲を; Dは過給空気圧がガスポケット供給部を開放するいわ
ゆる吹き出し範囲を示していることを意味している。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は過
給式の内燃機関に配置された圧力ボックスとしての操作
装置を概略的に示した図、第2図は圧力ボックスおよび
調節される制御機構の断面図、第3図は内燃機関の運転
状態に関連して制御機構の行程を簡単に示した線図、第
4図は内燃機関の運転特性区分を示す図である。 1……内燃機関、2……排気マニホルド、3……過給空
気分配器、4,41……ケーシング、5……ロータ、6……
ロータ隔室、7……低圧空気通路、8……高圧空気通
路、9……高圧ガス通路、10……低圧ガス通路、11……
圧力波過給器、12……ガスポケット、13……供給部、14
……膨張ポケット、15……圧縮ポケット、16,17……調
整圧力導管、50……制御機構、60……圧力ボックス、58
……操作ロッド、61a,62a……フランジ、62……ケーシ
ング半部、63……圧力接続部、64……排気孔、67……ピ
ストンパン、68……ストッパ、69……底部、83,102……
調節ばね、100……ダイヤフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭62−54966(JP,B2) 欧州公開80741(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 33/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスダイナミックな圧力波機械の運転法で
    あって、過給目的のために内燃機関に高圧空気通路を介
    して過給空気を供給し、内燃機関から排出される排ガス
    を直接高圧ガス通路を介して圧力波プロセスに導き並び
    に高圧ガス通路から分岐した供給部を介してガスポケッ
    ト内に流入させる形式のものにおいて、高圧ガス通路か
    ら大気中へのガス吹き出しを阻止して、内燃機関の停止
    中および非常運転中ガスポケット供給部をばね部材によ
    って完全に開放し、内燃機関の始動中および始動後並び
    に無負荷運転中並びに低負荷時にガスポケット供給部を
    開放状態で維持し、内燃機関が負荷を受けたばあいに第
    1の空気力式の手段によって負荷に関連してガスポケッ
    ト供給部を連続的に閉鎖し、内燃機関の部分負荷範囲に
    おいて並びに上側の無負荷運転回転数範囲において並び
    に下側乃至中間の全負荷回転数範囲において第1の空気
    力式の手段を不変に作用させることによってガスポケッ
    ト供給部を完全に閉鎖し、内燃機関の上側の部分負荷範
    囲においておよび全負荷回転数範囲において第2の空気
    力式の手段によってガスポケット供給部を開放制御する
    ことを特徴とする、ガスダイナミックな圧力波機械の運
    転法。
  2. 【請求項2】第1の空気力式の手段が内燃機関にかけら
    れる真空でありかつ第2の空気力式の手段が高圧空気通
    路内の過給空気圧である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】単数又は複数のサイクルを有する、ガスケ
    ーシング(41)と空気ケーシング(4)とを備えた圧力
    波機械(11)を用いて請求項1記載の方法を実施する装
    置であって、前記両ケーシング間に形成された、隔室ロ
    ータ(51)を有するロータケーシングを備え、ガスケー
    シング内および空気ケーシング内に高圧排ガスおよび低
    圧排ガス乃至低圧空気および高圧空気を供給および排出
    するための主通路および補助通路が設けられていて、主
    通路が空気ケーシング内の低圧空気通路(7)および高
    圧空気通路(8)並びにガスケーシング内の高圧ガス通
    路(9)および低圧ガス通路(10)から形成されてい
    て、補助通路の1つが、隔室ロータに面したガスケーシ
    ング端面に設けられたガスポケット(12)から成ってい
    て、このガスポケットがロータの回転方向でみて高圧ガ
    ス通路の後方に位置しかつ供給部(13)を介して高圧ガ
    ス通路に接続されていて、更に制御機構(50)がガスポ
    ケットに対する供給部を制御しかつこのために圧力ボッ
    クス(60)に作用結合されている形式にものにおいて、
    圧力ボックス(60)が第1の空気力式の手段(57)並び
    に第2の空気力式の手段(63)によって負荷されるよう
    になっていて、ばね部材(83)が圧力ボックス内でガス
    ポケット(12)に対する供給部(13)を開放する方向で
    制御機構(50)に作用していることを特徴とする、ガス
    ダイナミックな圧力波機械の運転法を実施する装置。
  4. 【請求項4】制御機構(50)がピストンスライダから成
    っている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】圧力ボックス(60)がダイヤフラム(10
    0)によって圧力の異なる2つの別個の室(65,66)に分
    割されたケーシング(61,62)を有していて、ダイヤフ
    ラムの下面がばね負荷された(102)第1のピストン(1
    01)に作用していて、このピストンが内側で操作ロッド
    (58)に当接可能であり、操作ロッドが旋回可能な貫通
    案内部(70,71)を介してケーシング底部(69)内の開
    口を貫通していてかつ前記両室内を支配する圧力差に関
    連して移動可能であり、操作ロッドがばね負荷された
    (83)第2のピストン(80)を備えていて、このピスト
    ンが第1のピストンの内壁に対してシールされて、そこ
    で第2のピストン室(81)を形成していて、このピスト
    ン室が第1の空気力式の手段(57)によって負荷可能で
    あり、操作ロッド(58)が第2のピストン室が負荷され
    た状態でのみピストン(101)の内側に当接するように
    なっている、請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】操作ロッド(58)が、第1の空気力式の手
    段を第2のピストン室(81)内に供給するために中空に
    構成されている、請求項5記載の装置。
JP2308968A 1989-11-16 1990-11-16 ガスダイナミツクな圧力波機械の運転法並びにこの運転法を実施する装置 Expired - Lifetime JP2935559B2 (ja)

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