JP2934318B2 - マイルドな界面活性剤としてのアルキルアルコキシカルボン酸のイセチオネートエステル - Google Patents

マイルドな界面活性剤としてのアルキルアルコキシカルボン酸のイセチオネートエステル

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、アルキルアルコキシカルボン酸の新規イセ
チオネートエステルおよびイセチオネートエステルを含
む組成物に関する。
R(OCH2CH2nOCH2COOH(RはC8〜C18であり、nは
例えば2である。)などのアルキルアルコキシ(例え
ば、アルキルエトキシ)カルボン酸は公知である。同様
に、HOCH2CH2SO3 -Na+などのアルカリ金属イセチオネー
トも公知である。しかし、これら二つの化合物のエステ
ル反応生成物は、開示も示唆もされていない。
EP0,499,229は、アルキルアルコキシカルボン酸のエ
ステルではなくアミドである化合物を開示している。す
なわち、酸をHOCH2CH2SO3 -Na+の代わりにNH2CH2CH2SO3 -
Na+と反応させる。
予期しなかったことに、出願人は、アルキルアルコキ
シカルボン酸のエステル(例えば、イセチオネートエス
テル)である新規化合物群を見い出した。これらの新規
エステルは非常にマイルドであってもよく泡立ち、身体
洗浄用固形石鹸および液体ならびにヘビーおよびライト
デューティー繊維用洗濯洗剤組成物に使用することがで
きる。
発明の定義 本発明は、下記式: [式中、Rは置換または未置換のC8〜C24アルキルおよ
びアルケニル基から選択され、mは1〜3であり、nは
1〜5である。]を有するアルキルアルコキシカルボン
酸のイセチオネートエステルに関する。
好ましくは、mおよびnは共に独立して1または2の
いずれかである。
本発明の一態様において、過剰の脂肪酸前駆体が中和
されると、a)アルキルアルコキシカルボン酸のイセチ
オネートエステルおよびb)中和された過剰の脂肪酸、
好ましくはC8〜C22脂肪酸の混合物は、さらに洗浄性を
高めるように機能することが分かった。
本発明の別の態様では、イセチオネート上(すなわ
ち、その分子のイセチオネート部分)のα−炭素は、C1
〜C3炭化水素基の分岐鎖を有していてもよい。
これらの分子は、米国出願No.08/045,951(Ilardi
ら、1993年4月12日出願)のアルコキシ化イセチオネー
トに匹敵することが分かった。
さらに、本発明の物質の製造方法は、アルコキシ化イ
セチオネートの代替製造法を提供し(すなわち、アルコ
キシ化ユニットは、イセチオネート前駆体よりもむしろ
脂肪酸前駆体上にあるので)、それは、商業的製造の容
易さに関して好ましいと考えられる。
製造 アルキルアルコキシカルボン酸のイセチオネートエス
テルは、下記のように製造することができる。
アルキルアルコキシカルボン酸のイセチオネートエス
テルは、脂肪酸およびイセチオネートの直接エステル化
によって製造できる(すなわち、直接エステル化された
脂肪酸イセチオネートまたはDEFI)。
一般には、ガラス製の反応器(例えば、500ml容の円
柱状底部および4つ口ガラス上部から成り、熱電対、機
械的撹拌器、窒素ガス導入管および蒸留装置を備えてい
る。)にアルキルアルコキシカルボン酸、イセチオン酸
ナトリウム(予め水に溶解する)およびZnO触媒を充填
する。標準条件下では、イセチオネートと脂肪酸とのモ
ル比は1:1.35であり、ZnOは反応物の重量の0.1118%で
ある。温度調節加熱装置に連結した加熱マントルを使用
してその容器を加熱する。45℃で、窒素パージを開始し
(一般に40cc/分)、水が少量のアルコキシ脂肪酸とと
もに留去されるまで温度を約103℃で安定化する。水が
いったん除去されると、反応物を一般に約90分間で220
〜240℃に加熱する。反応物を室温に冷却すると、褐色
の粘性液体が生じる。半固体状態は、過剰のアルコキシ
脂肪酸のためである。アセトンで洗浄して過剰のアルコ
キシ脂肪酸を除去すると、固体が生じる。
アルコキシカルボン酸アルキルのナトリウム塩を製造
するために、アルキルアルコキシカルボン酸および蒸留
水を、磁気撹拌プレート上の磁気撹拌棒およびpH電極を
備えた1lのエルレンマイヤーフラスコに入れる。1NのNa
OHを添加してpHを3から9.19に調整する。透明溶液を凍
結乾燥すると、オフホワイトの固体が得られる。
脂肪酸前躯体の中和は、過剰化学量論量の脂肪酸反応
体が存在する場合、または反応完了後にあと添加する場
合のみに生じる(上記記載において、中和された脂肪酸
はあと添加によって製造した)。あと添加により製造さ
れたか、または過剰の出発反応体が存在するためかどう
かにかかわらず、中和されたカルボン酸は多くの利点を
提供する。
第一に、中和されたカルボン酸は、陰イオン界面活性
剤である。一般に、陰イオン界面活性剤は非常に良好な
起泡剤であり、従って、中和化合物は泡立ちを高める。
第二に、陰イオン化合物は、常温では液体よりもむし
ろ固体または半固体である。このことは、固形物の形成
にかなり有利である。
最後に、中和されたカルボン酸は、イセチオネートと
ともに作用して二界面活性剤系を生じる。
組成物 本発明の化合物は、当業者には周知であるように、任
意の洗浄組成物で使用することができる。例えば、該化
合物は、繊維用洗濯組成物(例えば、繊維用液体洗
剤)、または化粧石鹸、手やボディ用の洗浄剤、シャン
プー等の種々の身体用洗浄組成物ならびにマイルドな界
面活性剤が望ましいと考えられる他の組成物(例えば、
ライトデューティー台所用液体洗剤組成物)に使用する
ことができる。
本発明に係る物質を洗浄組成物に使用する場合、1種
以上の共界面活性剤と組み合わせて使用する。その活性
剤は、組成物に応じて、活性系の大部分を構成し(1種
より多くの活性剤を必要とする場合)、あるいは、活性
系の大部分より少なく含むことができる。
本発明の一態様では、本発明のアルキルアルコキシカ
ルボン酸のイセチオネートエステルは、例えば、化粧石
鹸組成物において使用できる。
典型的な化粧石鹸組成物は、一般に、脂肪酸石鹸およ
び遊離脂肪酸と脂肪酸石鹸以外の洗剤と組み合わせて使
用される脂肪酸石鹸を含む組成物である。低刺激改善塩
(例えばイセチオネートアルカリ金属塩)も典形的には
加えられる。さらに、他の成分、例えば、殺菌剤、香
料、着色剤、顔料、泡を促進する塩および抗崩壊剤など
を添加することもできる。
脂肪酸石鹸は、典型的には、脂肪酸アルカンまたはア
ルケンモノカルボン酸のアルカリ金属またはアルカノー
ルアンモニウム塩である。ナトリウム、カリウム、モノ
−、ジ−およびトリ−エタノールアンモニウム陽イオン
またはそれらの組み合わせが特に適する。周知の石鹸
は、炭素数約8〜22、好ましくは12〜約18の天然または
合成脂肪酸(アルカン酸またはアルケン酸)のアルカリ
金属塩であり、しばしば、アルカリ金属カルボキシレー
トまたはアクリル酸炭化水素として記載される。
使用できる石鹸の例は、米国特許No.4,695,395(Casw
ellら)および米国特許No.4,260,507(Barrett)に見る
ことができ、それらの特許は共に参考文献として本明細
書に取込む。
石鹸をベースとする固形石鹸において、脂肪酸石鹸
は、一般に、組成物の25%以上、一般には30〜95%を構
成する。好ましくは、石鹸の量が組成物の40〜70重量%
の範囲である。
他の活性剤をベースとする固形石鹸では、石鹸が、0
〜50重量%を構成することができる。一般には、C8〜C
24脂肪酸が組成物の5〜60%を構成する。
そのような化粧固形石鹸組成物は、一般に、非石鹸洗
剤も含み、それらは、陰イオン、非イオン、陽イオン、
双イオンもしくは両性合成洗剤物質またはそれらの混合
物から選択される。これらの界面活性剤は全て周知であ
り、例えば、上述した米国特許No.4,695,395および4,26
0,507に記載されている。一つの好ましい非石鹸陰イオ
ン界面活性剤は、C8〜C22アルキルイセチオネートであ
る。これらのエステルは、アルカリ金属イセチオネート
と炭素数8〜22の混合脂肪族脂肪酸との反応により合成
できる。非石鹸活性剤は、組成物の0〜50%を構成する
ことができる。
炭素数8〜22の遊離脂肪酸もある量を石鹸組成物に混
入して、過多脂肪分付与剤(superfatting agents)と
して、または肌触りおよびクリーム性を高める物質とし
て作用させるのが望ましい。存在する場合、遊離脂肪酸
は組成物の1〜15%を構成する。
石鹸組成物に添加することができる好ましい温和性改
善剤(塩)は、単純な未置換のイセチオン酸ナトリウム
である。これは、組成物の0.1〜50%、好ましくは0.5〜
25%、より好ましくは2〜約15重量%で存在することが
できる。使用することができる他の温和性共活性剤とし
ては、ベタイン化合物またはエーテル硫酸塩が挙げられ
る。これらも、組成物の0.1〜50%、好ましくは0.5〜25
%で存在することができる。
スルホン化エステル界面活性剤は、モノエステルとし
て組成物の0.01〜45重量%、好ましくは25〜40%を構成
し、ジエステルとして組成物の0.01%、好ましくは0.01
〜5%を構成することができる。
所望により固形化粧石鹸組成物に存在させることがで
きる他の成分は、グリセリン、プロピレングリコール、
ソルビトール、ポリエチレングリコール、メチルグルコ
ースのエトキシル化またはメトキシル化エーテルなどの
保湿剤;コラーゲン、変性セルラーゼ(ポリマーJR
(R)など)、グアーゴムおよびポリアクリレートなど
の水溶性ポリマー;クエン酸塩などの金属イオン封鎖
剤;ならびにシリコーンまたは鉱物油などの柔軟剤であ
る。
アルキルエトキシカルボキシイセチオネートをベース
とする典型的な化粧石鹸は次の通りである(%は全て、
重量%である。)。
本発明の別の態様では、本発明のアルキルアルコキシ
カルボン酸のイセチオネートエステルを顔またはボディ
用の洗浄組成物に存在させることができる。そのような
洗浄組成物の例は、例えば、米国特許No.4,812,253(Sm
allら)および米国特許No.4,526,710(Fujisawa)に記
載されており、そのどちらも参考文献として本明細書に
取込む。
典型的には、洗浄組成物は、脂肪酸石鹸を非石鹸界面
活性剤、好ましくはマイルドな合成界面活性剤とともに
含む。洗浄組成物はまた、一般に、保湿剤または柔軟剤
ならびにポリマー状の肌触りおよび温和性助剤を含む。
組成物はさらに、所望により、粘度付与剤(例えば、ケ
イ酸マグネシウムアルミニウム、Carbopol)、コンディ
ショナー、水溶性ポリマー(例えば、カルボキシメチル
セルロース)、染料、向水性物質、光輝剤、香料および
殺菌剤を含むことができる。
使用される脂肪酸石鹸は、上述したものなどが挙げら
れる。これらの石鹸は、典型的には、脂肪族またはアル
ケンモノカルボン酸塩のアルカリ金属またはアルカノー
ルアンモニウム塩である。ナトリウム、カリウム、モノ
−、ジ−およびトリエタノールアンモニウム陽イオンま
たはそれらの組み合わせが適する。好ましい石鹸は、例
えばトリエタノールアミンのハーフC8〜C24酸塩であ
る。
界面活性剤は、陰イオン、非イオン、陽イオン、双イ
オンもしくは両性物質またはそれらの混合物から選択さ
れ、それらは、上述した米国特許No.4,695,395または米
国特許No.4,854,333(Inmanら)(参考文献として本明
細書に取込む。)に記載されている。
保湿剤はしばしば、皮膚のコンディショニング効果を
付与し、温和性を改善するために含める。柔軟剤を含め
てもよい。これらは、皮膚表面に対して滑らかで優しい
感触を付与する物質である。
角質層の水分の減少を少なくするための方法は二つあ
ると考えられる。一つは、皮膚の表面上に閉塞層を付着
して、蒸発速度を低下させるものである。第二の方法
は、角質層に非閉塞性吸湿物質を添加して水を保持し、
この水を角質層に利用できるようにしてその物性を変
え、美容上望ましい効果を生じるものである。非閉塞性
保湿剤も、皮膚の滑らかさを改善することによって作用
する。
閉塞性および非閉塞性保湿剤は共に、本発明の組成物
に混入することができる。保湿剤のいくつかの例として
は、長鎖脂肪酸、水溶性液体ポリオール、グリセリン、
プロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチレング
リコール、メチルグルコースのエトキシ化/プロポキシ
化エーテル(例えば、methylgluceth−20)およびラノ
リンアルコールのエトキシ化/プロポキシ化エーテル
(例えば、Solulan−75)が挙げられる。
好ましい保湿剤は、ココおよびタロー脂肪酸である。
他のいくつかの好ましい保湿剤は、非閉塞性の水溶性液
体ポリオールおよび皮膚に天然に存在する必須アミノ酸
化合物である。
他の好ましい非閉塞性保湿剤は、皮膚の角質層に天然
に存在することが分かっている化合物であり、例えば、
ナトリウムピロリドンカルボン酸、乳酸、尿素、L−プ
ロリン、グアニジンおよびピロリドンなどである。他の
非閉塞性保湿剤の例としては、アジピン酸、乳酸、オレ
イン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ミリスチン
酸またはリノール酸のヘキサデシル、ミリスチル、イソ
デシルまたはイソプロピルエステル、ならびにそれらの
対応する多くのアルコールエステル(イソステアロイル
−2乳酸ナトリウム、カプリル乳酸ナトリウム)、加水
分解されたタンパク質および他のコラーゲン誘導タンパ
ク質、アロエゲルおよびアセタミドMEAが挙げられる。
閉塞性保湿剤としては、石油(petrolatum)、鉱物
油、蜜蝋、シリコーン、ラノリンおよび油溶性ラノリン
誘導体、飽和および不飽和脂肪アルコール(ベヘニルア
ルコール、スクアレンおよびスクアランなど)ならびに
種々の動物性および植物性油(アーモンド油、ピーナツ
油、小麦麦芽油、亜麻仁油、ホホバ油、アンズの核の
油、クルミ、ヤシの実、ピスタチオの実、ゴマ、菜種、
杜松油、コーン油、モモの核の油、けしの実の油、パイ
ン油、ひまし油、大豆油、アボガド油、ベニバナ油、コ
コナツ油、ヘーゼルナッツ油、オリーブ油、ブドウの種
子油およびヒマワリ油など)が挙げられる。
両方の型の保湿剤の他の例は、‘Emollients − a Cr
itical Evaluation,'J.Mausner著,Cosmetics & Toilet
ries,May,1981に開示されており、これは、参考文献と
して本明細書に取込む。
本発明に有用な肌触りおよび温和性のポリマー助剤
は、化粧品分野で使用される陽イオン、陰イオン、両性
および非イオンポリマーである。陽イオンおよび非イオ
ン型ポリマーのパッチテストにより測定される皮膚に対
する刺激低下の効果は、“Polymer JR for Skin Care"b
ulletin,by Union Carbide,1977に述べてある。陽イオ
ン型が好ましい。これは、肌触りが良好であるという利
点があるからである。
本発明の組成物に有用であることが分かっているポリ
マーの肌触りおよび温和性助剤の量は、約0.01%〜約5
%、好ましくは約0.3%〜約4%である。石鹸が5.5%よ
り少ない固形石鹸組成物では、ポリマーは、2%〜5%
のレベル、好ましくは3%以上のレベルで使用する。
他の種類の高分子量ポリマー性肌触りおよび温和性助
剤、例えば、非イオングアーゴム、Merquats 100および
550(Merck & Co.,Inc.製);Jaguar C−14−S(Stein
Hall製);Mirapol A15.(Miranol Chemical Company,I
nc.,製);Galactasol 811(Henkel Inc.製)などが使用
できる。そのポリマーはまた、クリーム状の泡を高める
効果を付与する。
本発明組成物に有用であることが分かっている非イオ
ン性ポリマーとしては、非イオン性多糖類、例えば非イ
オン性ヒドロキシプロピルグアーゴム(Celaness Crop.
製)が挙げられる。好ましい非イオン性ヒドロキシプロ
ピルグアーゴム物質は、モル置換が約0.6であるJaguar
(R)HP−60である。別の種類の有用な非イオン性物質
は、セルロース性非イオン性ポリマー、例えばHECおよ
びCMCである。
本発明で使用される陽イオンポリマーは、絹のように
柔らかで滑らかな望ましい使用感も付与する。本発明に
対する好ましいレベルは、組成物の0.1〜5%である。
正に帯電した陽イオン性ポリマーが皮膚上の負に帯電し
た部位と結合することにより使用後の肌触りが柔らかく
なると考えられる理由がある。理論に縛られないで考え
ると、陽イオン性ポリマーの電荷密度が大きいほど、肌
触りに対してより効果的であると考えられる。
他の適する陽イオン性ポリマーは、ジメチルアミノエ
チルメタクリレートとアクリルアミドとのコポリマーな
らびに塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルア
ミドとのコポリマーであって、陽イオン性モノマー単位
と中性モノマー単位との比は、陽イオン電荷を有するコ
ポリマーが得られるように選択されており、陽イオン性
ポリマーは、陽イオン性澱粉、例えば、Sta−Lok(R)
300および400(Staley,Inc.製)である。
本発明組成物に使用することができる陽イオン性ポリ
マーのより完全なリストは、米国特許No.4,438,095(Gr
ollier/Allec)(1984年3月20日発行)に記載されてお
り、これは参考文献として本明細書に取込む。より好ま
しい陽イオン性ポリマーのいくつかは、Grollier/Allec
特許の第3欄第2節、第5欄第8節、第8欄第10節およ
び第9欄第10〜15行に挙げられており、参考文献として
本明細書に取込む。
本発明の第三の態様では、本発明の界面活性剤は、例
えば、洗髪用のシャンプー組成物で使用することができ
る。
そのような組成物は、ふけを処理するための化合物
(例えば、硫化セレン)、懸濁剤(例えば、アシル誘導
体およびステアリルジメチルアミンオキシド)、粘度付
与剤(例えば、架橋ポリアクリレート)、分散助剤(例
えば、セルロースをベースとするポリマー)、および不
揮発性シリコーン流体を含むことができる。
本発明のさらに別の態様では、界面活性剤を、EP0,37
1,803に開示され、記載されているように、化粧品組成
物に使用することができる。
そのような化粧品組成物は、一般に、粘度付与剤、保
存剤およびさらに別の添加剤を含む。
組成物は、組成物の粘度を調整して体表面に都合よく
分散されるのを容易にするのに十分な量のポリマー粘度
付与剤を含むことができる。
ポリマー粘度付与剤の例としては、ナトリウムカルボ
キシメチルセルロースなどの陰イオン性セルロース物
質;カルボキシビニルポリマー(例えばCarbomer 940お
よび941)などの陰イオン性ポリマー;メチルセルロー
スおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの非
イオン性セルロース物質;Polymer JR 400などの陽イオ
ン性セルロース物質;Jaguar C13 Sなどの陽イオン性ゴ
ム物質;アカシアゴム、トラガカントゴム、イナゴマメ
ゴム、グアーゴムおよびカラジーナンなどの他のゴム物
質;アルブミンおよびタンパク加水分解物などのタンパ
ク質;ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸マグネシウ
ムアルミニウムまたはケイ酸ナトリウムマグネシウムな
どの粘土物質が挙げられる。
一般に、粘度付与剤は、組成物の0.05〜5重量%、好
ましくは0.1〜1重量%を構成することができる。
本発明組成物はまた、所望により、微生物による腐敗
を防ぐための保存剤を含むことができる。
保存剤の例としては、 i)エタノール、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソル
ビン酸、ソルビン酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウ
ムならびにp−ヒドロキシ安息香酸、2−ブロモ−2−
ニトロプロパン−1,3−ジオールのメチル、エチル、プ
ロピルおよびブチルエステル、フェノキシエタノール、
ジブロモジシアノブタン、ホルマリンおよびTricolsan
などの化学保存剤。本発明組成物に所望により混入され
る化学保存剤の量は、一般に、0.05〜5重量%、好まし
くは0.01〜2重量%であり、微生物の増殖を抑えるのに
十分な量が選択される。
(ii)グリセロール、プロピレングリコール、ソルビト
ール、糖および塩(例えば、アルカリ金属ハライド、硫
酸塩、およびカルボン酸塩)などの水活性抑制剤。水活
性抑制剤を使用する場合は、本発明の組成物に十分混入
して、水活性を1から0.9未満、好ましくは0.85未満、
最も好ましくは0.8未満に低下させるべきであり、これ
らの最も低い値は、酵母、かびおよび菌類が増殖しない
値である。
組成物はまた、ヒトの皮膚に局所的に塗布するために
組成物に便利に使用される他の所望の付加物を含むこと
ができる。これらの付加物は、存在する場合、通常は、
組成物の残りを形成する。
所望の付加物の例としてはビヒクルが挙げられ、その
選択は、要求される組成物の製品形態に依存する。典型
的には、ビヒクルは、存在する場合、ジアルキルまたは
ジアルケニルリン酸塩の希釈剤、分散剤または担体から
選択され、皮膚に塗布したときに該リン酸塩が一様に分
布するようにする。
本発明の組成物は、ヒビクルとしての水を、通常は少
なくとも一種の他の化粧品的に許容されうるビヒクルと
ともに含むことができる。
本発明の組成物に使用することができる水以外のビヒ
クルとしては、柔軟剤、溶媒、湿潤剤、粘度付与剤およ
び粉末などの液体および固体が挙げられる。単独または
混合物として使用することができるこれらの種類のビヒ
クルの各々の例は以下の通りである。
柔軟剤、例えば、ステアリルアルコール、モノラウリ
ン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリル、プロパン−1,2−ジオール、ブ
タン−1,3−ジオール、ドコサン−2−ジオール、ミン
ク油、セチルアルコール、イソステアリン酸イソプロピ
ル、ステアリン酸、パルミチン酸イソブチル、ステアリ
ン酸イソセチル、オレイルアルコール、ラウリン酸イソ
プロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、オ
クタデカン−2−オール、イソセチルアルコール、エイ
コサニルアルコール、ベヘニルアルコール、パルミチン
酸セチル、シリコーン油(ジメチルポリシロキサンな
ど)、セバシン酸ジ−n−ブチル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソ
プロピル、ステアリン酸ブチル、ポリエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ラノリン、ココアバタ
ー、コーン油、綿実油、タロー、ラード、オリーブ油、
ヤシ油、菜種油、ベニバナ油、大豆油、ヒマワリ油、オ
リーブ油、ゴマ油、ココナツ油、ピーナツ油、ひまし
油、アセチル化ラノリンアルコール、石油、鉱物油、ミ
リスチン酸ブチル、イソステアリン酸、パルミチン酸、
リノリン酸イソプロピル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチ
ル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル; 促進剤、例えば、トリクロロメタン、ジクロロジフル
オロメタン、ジクロロテトラフルオロメタン、モノクロ
ロジフルオロメタン、トリクロロトリフルオロメタン、
プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチルエーテル、二
酸化炭素、亜酸化窒素; 溶媒、例えば、エチルアルコール、塩化メチレン、イ
ソプロパノール、アセトン、ひまし油、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフラン; 湿潤剤、例えば、グリセリン、ソルビトール、2−ピ
ロリドン−5−カルボン酸ナトリウム、可溶性コラーゲ
ン、フタル酸ジブチル、ゼラチン; 粉末、例えば、チョーク、タルク、フラー土、カオリ
ン、澱粉、ゴム、コロイド状二酸化ケイ素、ナトリウム
ポリアクリレート、テトラアルキルおよび/またはトリ
アルキルアリールアンモニウム緑粘度、化学修飾された
ケイ酸マグネシウムアルミニウム、有機的に修飾された
モンモリロナイト粘土、水和ケイ酸アルミニウム、フュ
ームドシリカ、カルボキシビニルポリマー、ナトリウム
カルボキシメチルセルロース、モノステアリン酸エチレ
ングリコール。
化粧品的に許容されうるビヒクルが存在する場合は、
通常、組成物の0.01〜99.9重量%、好ましくは59〜98重
量%を形成し、他の化粧品付加物がない場合は、組成物
の残りを形成する。
米国特許No.4,919,934(Decknerら)(参考文献とし
て本明細書に取込む。)に記載されているような通常の
広範囲の日焼け止め剤も本発明の化粧品組成物に使用す
ることができる。
そのような日焼け止め剤としては、例えば、p−アミ
ノ安息香酸、その塩およびその誘導体、アントラニル酸
塩、サリチル酸塩、ケイ皮酸誘導体、ジ−およびトリヒ
ドロキシケイ皮酸誘導体、炭化水素(ジフェニルブタジ
エンおよびスチルベン、ジベンザルアセトンおよびベン
ザルアセトフェノンなど)、ナフタスルホネート、ジヒ
ドロキシナフトール酸およびその塩、ヒドロキシジフェ
ニルスルホネート、クマリン誘導体、ジアゾン、キニン
塩、キノリン誘導体、ヒドロキシまたはメトキシ置換ベ
ンゾフェノン、尿酸またはビオルル酸、タンニン酸およ
びその誘導体、ヒドロキノン、ならびにベンゾフェノン
が挙げられる。
本発明のさらに別の態様では、本発明の分子を、米国
特許No.4,671,894(Lambら)、米国特許No.4,368,146
(Aronsonら)および米国特許No.4,555,366(Bissett
ら)(これらは全て、参考文献として本明細書に取込
む。)に開示されているような、ライトデューティー液
体洗浄組成物に使用することができる。
一般に、そのような組成物は、硫酸塩およびスルホン
酸塩の陰イオン界面活性剤の混合物を、泡安定化剤とと
もに含む。これらの組成物は、溶媒および向水性物質な
どの非作用成分のレベルを低下させるように設計された
非イオン性界面活性剤ならびに高められたグリースおよ
び粒子汚れ除去性能を付与するための双イオン界面活性
剤も含むことができる。
そのような組成物に使用できる他の性分には、乳白剤
(例えば、ジステアリン酸エチレングリコール)、粘度
付与剤(例えば、グアーゴム)、抗菌剤、くもり防止
剤、重金属キレート化剤(例えば、ETDA)、香料および
染料がある。
さらに、本発明の界面活性剤は、ヘビーデューティー
液体(一般には酵素含有)または粉末洗剤などの洗浄ま
たは洗剤組許No.4,959,179(Aronsonら)(参考文献と
して本明細書に取込む。)に記載されており、粉末洗剤
組成物の例は、米国特許No.4,929,379(Oldenburgら)
(参考文献として本明細書に取込む。)に記載されてい
る。
本発明の液体洗剤組成物は、構成されていてもいなく
てもよく、また、水性または非水性であってもよい。組
成物は通常、約5〜70重量%の洗剤活性物質および0〜
50重量%のビルダーを含む。本発明の液体洗剤組成物
は、さらに、ある量の電解質(水溶性の塩として定義さ
れる)を含むことができ、その量は、組成物が構成され
ているか否かに依存する。構成とは、固体懸濁能を付与
するのに十分なラメラ層の形成を意味する。
特に、電解質は非構成、非懸濁組成物に対しては必要
ないが、少なくとも1重量%、より好ましくは少なくと
も5重量%、最も好ましくは少なくとも15重量%の電解
質を使用する。ラメラ層の形成は、当業者に周知の手段
によって検出することができる。
水溶性電解質の塩は、無機塩のトリポリリン酸ナトリ
ウムなどの洗浄性ビルダーであってもよく、あるいは、
硫酸ナトリウムまたは塩化ナトリウムなどの非機能性電
解質であってもよい。好ましくは、どんなビルダーが組
成物に使用されても、電解質の全部または一部を構成す
る。
液体洗剤組成物は一般に、さらに、組成物の約0.01〜
5%の量の酵素およびそれに対する安定化剤を含む。
液体洗剤組成物は、好ましくは、陰イオン、非イオ
ン、陽イオン、双イオンもしくは両性合成洗剤物質また
はそれらの混合物から選択される洗剤活性物質も含む。
ビルダーはまた、乳白剤、酸化防止剤、抗菌剤、染
料、香料、光輝剤などと同様に含めることができる。
典型的な液体洗剤組成物は、下記を含む(%は全て重
量%である。)。
(1)5〜70%の洗剤活性物質; (2)0〜50%のビルダー; (3)0〜40%の電解質; (4)0.01〜5%の酵素; (5)0.1〜15%の酵素安定化剤; (6)0〜20%の相調節剤;および (7)残りの水および少量物質。
本発明の洗剤組成物はまた、粉末状の洗剤組成物であ
ってもよい。
典型的な粉末状の洗剤組成物は、下記を含む(%は全
て重量%である。)。
(1)5〜40%の洗剤活性物質; (2)0〜40%のビルダー; (3)0〜30%の緩衝塩; (4)0〜30%の硫酸塩; (5)0〜20%の漂白系; (6)0〜 %の酵素;および (7)100%とするための少量物質および水 本発明を、以下の実施例でさらに詳細に述べる。実施
例は、本発明を単に説明するものであり、本発明に限定
するものではない。
実施例1:直接エステル化される脂肪酸イセチオネート
(DEFI)ルートによるナトリウムラウリルオキシ(エト
キシ)アセチルイセチオネートの製造 500ml容の円柱状ガラス底部および4つ口ガラス上部
から成り、熱電対、機械的撹拌器、窒素ガス導入管およ
び蒸留装置を備えているガラス製反応器に、99.3g(0.2
78モル)のアルキルアルコキシカルボン酸、30.7g(0.2
07モル)のナトリウムイセチオネート(予め54mlの蒸留
脱イオン(dd)水に溶解した)および0.1118%のZnO
(0.1401g)を充填した。温度調節加熱装置に連結した
加熱マントルを使用して容器を加熱した。45℃で窒素パ
ージを開始し(40cc/分)、水が少量のアルコキシ脂肪
酸とともに留去されるまで温度を103℃で安定化した。
いったん水が除去されると、反応物を約90分間、220〜2
40℃に加熱した。反応物を室温に冷却すると、褐色の粘
性液体になった。57.28%の活性物質(70.57%収率)お
よび4.4%のナトリウムイセチオネートが得られた。半
固体状態は、過剰のアルコキシ脂肪酸のためであった。
アセトンによる洗浄により過剰のアルコキシ脂肪酸を除
去すると、固体が得られた。
実施例2:アルコキシカルボキシレートのナトリウム塩の
製造 50g(0.147モル)のアルキルアルコキシカルボン酸
(平均エトキシ化度が2.5のC23アルキル)および500ml
の脱イオン水を、磁気撹拌プレート上の、磁気撹拌棒お
よびpH電極を備えた1l容のエルレンマイヤーフラスコに
入れた。154gの1N−NaOH(0.154モル)を添加してpHを
3から9.19に上げた。得られた透明溶液を凍結乾燥した
後、オフホワイトの固体が得られた。
実施例3:ライトデューティー液体 下記成分を含む組成物を製造した。
実施例4:手およびボディ用洗剤 下記成分を含む組成物を製造した。
実施例5:化粧石鹸組成物 下記成分を含む組成物を製造した。
実施例6 アルキルアルコキシカルボン酸のイセチオネートエス
テルが有利な物理的性質を有することを示すために、本
発明化合物を米国出願No.08/045,951(1993年4月12日
出願)に記載されているジエトキシイセチオネート化合
物と比較した。その参考文献のエトキシ化化合物は、下
記式: [式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基であり、mは1
〜4の整数であり、R1およびR2は水素または炭素数1〜
4のアルキル基であり、M+はナトリウム、カリウムまた
はアンモニウムなどの一価の陽イオンである。]を有す
る。
特に、出願人は、本発明化合物においてRがC23であ
る化合物を、エトキシ化されたラウロイルジエトキシイ
セチオン酸ナトリウム(SLDI)と比較した。
米国出願No.08/045,951に開示されているように、SLD
Iは、少なくとも、泡立ちがより良好であり(本明細書
に記載するRoss−Milesテストを使用)、モノエトキシ
化されたラウロイルイセチオン酸ナトリウムよりゼイン
の溶解が少ない(該出願の明細書の実施例3を参照)と
いう点で、非常に良好なマイルドな界面活性剤である。
1.泡の高さ 泡は、多くの消費者製品(例えば、消費者製品)にお
ける重要な属性である。それは、シャンプー、石鹸など
の製品の商業的価値を決定する主要な因子の一つであ
る。また、多くの消費者製品の許容可能性は、それによ
って生じる泡の質および組織に密接に関係する(心理的
な面)。
界面活性剤に対する気泡性データのほとんどは、典型
的には、Ross−Miles法によって得られる(Ross,J.and
Miles,G.D.,Am.Soc.For Testing Material Method D117
3−53 Philadelphia,Pa.(1953);Oil & Soap(1958)
62:1260)。実施例6の界面活性剤の気泡性も、この方
法を使用して測定した。
Ross−Miles法では、2.9mm−i.d.オリフィスを有する
特定の大きさのピペットに含まれる200mlの界面活性剤
溶液を、水ジャケットによって所定の温度(しばしば60
℃)に維持した円柱状容器に含まれる50mlの同じ溶液の
90cm上から落下させる。円柱状容器に生じる泡の高さ
を、全ての溶液がピペットから流れ出た直後に読み取り
(最初の泡高さ)、所定の時間(一般には5分)後にも
う一度読み取る。
この方法を使用して、泡の高さ(最初に測定したも
の)を、ラウロイルジエトキシイセチオン酸ナトリウム
(SLDI)および本発明によるC23エステルに対して報告
した。全ての泡立ちは、120ppmの硬度を有する45℃の水
中で行った。泡の高さは、mmで表した。
SLDIに対する泡の高さは122mmであり、一方、本発明
のC23エステルに対する高さは163であった。非エトキシ
化イセチオネートに対する泡の高さはごくわずかであ
る。
ゼインテスト−(in vitro「温和性」テスト) 皮脂の脱離、角質層に天然に存在する吸湿性物質の減
少、吸着、タンパク質の変性、および表皮リポゾームの
損傷などの皮膚の刺激に対して影響を有する多くの因子
が報告されている。皮膚の刺激に関する多くの仮説があ
るが、一般に、界面活性剤は、「バリヤ」である角質層
を透過した後、表皮の内部細胞と反応するので、刺激物
となる。
界面活性剤の温和性に関する情報を、in vivoテスト
と十分相関性があることが示されているin vitroテスト
を行うことによつて得た。
In Vitroゼイン可溶化テスト Gotte(E.Gotte,Proc.Int.Cong.Surface Active Sub
s.,4th brussels(1964),3,83−90)およびSchwinger
(M.J.Schwinger,Kolloid−Z.Z.Poly.,(1969),233,89
8)は、界面活性剤のゼイン(不溶トウモロコシ蛋白
質)可溶化能が界面活性剤の刺激可能性とよく相関する
ことを示した。特に、ゼイン蛋白質の溶解量が少ないほ
ど、界面活性剤はよりマイルドである。逆に、ゼインの
溶解が多いほど、界面活性剤の刺激性は大きい。
刺激可能性をテストするために、界面活性剤(30ml)
の1%溶液を1.5gのゼインに添加して、室温で1時間撹
拌した。残留ゼインを集めて脱水し、一定重量にした。
最初の重量と残留重量との差を使用してゼインの溶解%
を計算した。
本発明の界面活性剤を使用して溶解したゼインの量
(30%)は、すでにマイルドなジエトキシ物質を使用し
て溶解した量(35%)より少なかった。ラウロイルモノ
エトキシイセチオン酸ナトリウムが42%のゼインを溶解
し、ラウロイルイセチオン酸ナトリウムが55%のゼイン
を溶解するとすれば、本発明に係る化合物は、極めてマ
イルドであることが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラテインジヤー,ゲイル・ベス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07666、テイーネツク、エツジウツド・ アベニユー・315 (72)発明者 ウエンゼル,クリステイン・ジヨウン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07450、リツジウツド、アツパー・ブー ルバード・520 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式: [式中、RはC8〜C24アルキルおよびアルケニル基から
    選択され、R′は水素またはC1〜C3炭化水素基の分岐鎖
    から選択され、mは1〜3であり、nは1〜5であ
    る。]を有する化合物。
  2. 【請求項2】イセチオネート部分上のα−炭素がC1〜C3
    炭化水素基の分岐鎖を有することを特徴とする請求項1
    に記載の化合物。
  3. 【請求項3】イセチオン酸の金属塩と下記式: [式中、Rは置換または未置換のC8〜C24アルキルおよ
    びアルケニル基から選択され、mは1〜3であり、nは
    1〜5である。]のアルキルアルコキシカルボン酸との
    エステル化を含む、請求項1に記載の化合物の製造法。
  4. 【請求項4】(1)陰イオン、非イオン、陽イオン、両
    性および双イオン性界面活性剤またはそれらの混合物か
    ら選択される2〜35%の界面活性剤;ならびに (2)下記式: [式中、Rは置換または未置換のC8〜C24アルキルおよ
    びアルケニル基から選択され、R′は水素またはC1〜C3
    炭化水素基の分岐鎖から選択され、mは1〜3であり、
    nは1〜5である。]を有する化合物または化合物の混
    合物 を含む洗剤組成物。
  5. 【請求項5】Rの長さが混合物内で様々であることを特
    徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】さらに遊離脂肪酸を含むことを特徴とする
    請求項4または5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】組成物が化粧石鹸組成物であることを特徴
    とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】i)アルキルアルコキシカルボン酸; ii)脂肪酸石鹸; iii)脂肪酸;および iv)陰イオン、非イオン、陽イオン、双イオン、両性界
    面活性剤およびそれらの混合物から選択される共界面活
    性剤 を含むことを特徴とする請求項7に記載の化粧石鹸組成
    物。
  9. 【請求項9】組成物が、顔およびボディ用洗浄組成物、
    シャンプー組成物ならびに化粧品組成物から選択される
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記
    載の組成物。
  10. 【請求項10】組成物が液体または粉末状の洗剤組成物
    であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に
    記載の組成物。
  11. 【請求項11】下記式: [式中、Rは置換または未置換のC8〜C24アルキルおよ
    びアルケニル基から選択され、R′は水素またはC1〜C3
    炭化水素基の分岐鎖から選択され、mは1〜3であり、
    nは1〜5である。]の化合物の、身体ケア組成物にお
    ける界面活性剤としての使用。
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