JP2932363B2 - Lpガス供給用車両の安全装置 - Google Patents

Lpガス供給用車両の安全装置

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JP2932363B2 JP12920496A JP12920496A JP2932363B2 JP 2932363 B2 JP2932363 B2 JP 2932363B2 JP 12920496 A JP12920496 A JP 12920496A JP 12920496 A JP12920496 A JP 12920496A JP 2932363 B2 JP2932363 B2 JP 2932363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LPガス供給用
車両の安全装置に係り、詳しくは誤作動を抑制できるL
Pガス供給用車両の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LPガス供給用車両では、LPガスの荷
卸し時の安全を確保するため、LPガス供給用車両への
追突を検知して、荷卸し中に追突事故が起きたときに
は、直ちに荷卸しを停止するようにしている。LPガス
供給用車両の従来の安全装置では、追突を水銀式感震器
により検知しているが、この水銀式感震器では、ケース
内における水銀の変位を利用して、加速度を検知するも
のであるため、LPガス供給用車両が坂道に駐車するよ
うな場合、追突時と同様に、水銀がケース内を変位し
て、水銀と所定接点との接触が生じ、安全装置の誤作動
が生じている。
【0003】これに対して、特開平3−15000号公
報のLPガス供給用車両の安全装置では、バンパーの変
位を利用して、追突を検知しており、坂道での安全装置
の誤作動を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−15000
号公報のLPガス供給用車両の安全装置では、バンパー
の前後方向変位により追突を検知するようになっている
ので、LPガス供給用車両への前後方向の衝突は検知で
きるが、衝突方向が、LPガス供給用車両の前後方向か
ら多少ずれたりすると、バンパーが適切に変位せず、衝
突を的確に検知することができない。特に、前後方向に
対して直角方向である左右方向や鉛直方向からのLPガ
ス供給用車両への衝突は検知することは困難である。ま
た、バンパーの高さとは異なる高さでの衝撃の場合、バ
ンパーが変位せず、その衝撃を検知することができな
い。これに対処するため、バンパーのような変位手段を
高さ方向へ多数分布させて、配設することは、複雑にな
る。
【0005】この発明の目的は、上述の問題点を克服で
きるLPガス供給用車両の安全装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のLPガス供給
用車両(10)の安全装置は次の(a)及び(b)の要素を
有している。 (a)LPガス供給用車両(10)に作用する加速度を検知
する電子式加速度センサ(114) (b)電子式加速度センサ(114)が所定値以上の加速度
を検知したときLPガス(14)の荷卸しを強制的に停止さ
せる荷卸し停止手段(58)
【0007】電子式加速度センサ(114)は、例えば圧電
素子の歪みにより加速度を検知するものである。電子式
加速度センサ(114)は、ある程度の指向性はあるもの
の、指向方向以外の加速度についても、出力は弱まる
が、検知できる。LPガス供給用車両(10)への他の自動
車の追突等、LPガス供給用車両(10)に何等かの衝撃が
生じると、この衝撃は、電子式加速度センサ(114)の指
向方向にほぼ一致している場合は、もちろんのこと、指
向方向からずれていても、電子式加速度センサ(114)に
加速度として検知される。荷卸し停止手段(58)は、電子
式加速度センサ(114)が所定値以上の加速度が作用した
ことを検知すると、例えばLPガス荷卸し用ポンプ(26)
の停止や荷卸し通路(24)の遮断等によりLPガス(14)の
荷卸しを停止する。このLPガス供給用車両(10)の安全
装置では、バンパー等の機械的変位ではなく、電子式加
速度センサ(114)の検知した加速度からLPガス供給用
車両(10)への衝撃の有無を判断するようにしているの
で、特定の方向に限られず、種々の方向からのLPガス
供給用車両(10)への衝撃に対処して、安全装置を作動さ
せることができる。また、電子式加速度センサ(114)
は、バンパーの変位等による衝撃検知とは異なり、電子
式加速度センサ(114)とは高さ等の相違する部位への衝
突であっても、衝突を検知できる。
【0008】この発明の他のLPガス供給用車両(10)の
安全装置によれば、複数個の電子式加速度センサ(114)
は、指向方向を異ならせて配設される。荷卸し停止手段
(58)は、少なくとも1つの電子式加速度センサ(114)が
所定値以上の加速度を検知すると、LPガス(14)の荷卸
しを強制的に停止する。
【0009】複数個の電子式加速度センサ(114)は、そ
の指向方向を異ならせて、配設される。例えば、電子式
加速度センサ(114)が2個である場合は、各電子式加速
度センサ(114)の指向方向をそれぞれ前後方向及び左右
方向とするのが好ましい。こうして、種々の方向からの
LPガス供給用車両(10)への衝撃は、その衝撃方向に指
向方向をほぼ合わせている、あるいは指向方向の近い電
子式加速度センサ(114)により適切に検知される。そし
て、荷卸し停止手段(58)は、少なくとも1つの電子式加
速度センサ(114)により所定値以上の加速度が検知され
ると、荷卸しの継続が危険と判断して、LPガス(14)の
荷卸しを停止する。バンパーを介して衝突を検知する場
合は、構造上、バンパーの移動方向がLPガス供給用車
両(10)の前後方向に限定されるため、左右方向からの衝
撃の場合に安全装置を作動させることができず、また、
バンパーのような衝撃検知体を、LPガス供給用車両(1
0)の側面や屋根等にも配設することは、スペース及び取
付け上、難点が多く、また、面的に分布して配設する必
要が生じ、非常に不利となる。これに対して、電子式加
速度センサ(114)の場合では、指向方向を選択できれ
ば、LPガス供給用車両(10)の任意の個所でその指向方
向のLPガス供給用車両(10)の加速度を検知でき、しか
も小型であるので、個数を最小限にして、かつ全体を複
雑化させることなく、種々の方向からの衝撃を適切に検
知できる。
【0010】この発明の他のLPガス供給用車両(10)の
安全装置は、さらに、次の(c)の要素を有している。 (c)荷卸し停止手段(58)による荷卸し停止に伴って警
報を行う警報手段(78)
【0011】荷卸し停止手段(58)がLPガス(14)の荷卸
しを停止させるのに伴って、警報手段(78)より警報が行
われる。作業者は、LPガス(14)を荷卸しするバルクタ
ンクの傍等、LPガス供給用車両(10)から離れた場所に
いても、警報手段(78)からの警報を聞いて、LPガス供
給用車両(10)への追突等の発生を知ることができる。
【0012】この発明の他のLPガス供給用車両(10)の
安全装置は、さらに、次の(d)の要素を有している。 (d)作業者により携帯され警報手段(78)の作動の停止
を遠隔制御する無線式遠隔制御器(88)
【0013】作業者は、携帯している無線式遠隔制御器
(88)から指令を発して、警報手段(78)の作動を停止させ
る。警報手段(78)の作動を停止させるために、作業者が
一々LPガス供給用車両(10)の所まで行く必要がないの
で、能率的となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
説明する。図1はLPガス供給用車両10の安全装置の構
成図である。LPガスタンク12は、LPガス14を貯留
し、下部には液用緊急遮断弁16及びガス用緊急遮断弁18
を備えている。液取出入弁20及び通気弁22は、それぞれ
液用緊急遮断弁16及びガス用緊急遮断弁18の下端側へ連
通する。LPガスタンク12へのLPガス14の荷積みの場
合には、荷積み用ポンプ(図示せず)の吸入側を通気弁
22へ接続し、LPガスタンク12内を負圧にして、液取出
入弁20より液用緊急遮断弁16を介してLPガスタンク12
内へLPガス14を導入する。
【0015】荷卸し用通路24は、LPガス14の荷卸しの
際に、液用緊急遮断弁16からLPガスタンク12の外へ導
出されて来る荷卸し用通路24を導くための通路であり、
液用緊急遮断弁16からセーフティカップリング44までの
範囲を含む。外装式ポンプ26は、液用緊急遮断弁16及び
液取出入弁20の間へ吸入側を接続されるように、荷卸し
用通路24に配設され、荷卸しの際に、LPガスタンク12
からLPガス14を吸引して、荷卸し用通路24に流す。P
T0軸29は、走行用エンジン28からの回転動力により駆
動され、油圧ポンプ30を回転駆動する。オイルタンク32
はオイル34を貯留し、オイルタンク32内のオイル34は、
油圧ポンプ30の運転に伴い、油圧ポンプ30、電磁弁36、
油圧モータ38、及びオイルタンク32をその順番で循環す
る。電磁弁36は、油圧ポンプ30から油圧モータ38へ送ら
れるオイル34の流量を制御する。油圧モータ38は、油圧
ポンプ30からのオイル34の供給により回転駆動され、外
装式ポンプ26を回転駆動する。ホース42は、荷卸し用通
路24の先端側部分を構成しており、ホースリール40から
繰り出し及びホースリール40へ繰り入れ自在である。セ
ーフティカップリング44は、ホース42の先端部に装着さ
れ、荷卸し場所としてのバルクタンクの投入口へ接続さ
れる。
【0016】電子式加速度検知器46は、LPガス供給用
車両10に作用する加速度を検知する。ガス検知器48はL
Pガス14の漏れを検知する。大扉用リミットスイッチ50
は、操作箱90の扉91が閉じていることを検知する。大扉
開スイッチ52は、荷卸し作業後、操作箱90の扉91を開け
る際に、大扉用リミットスイッチ50によるインターロッ
クを解除するためのものである。ホース格納リミットス
イッチ54は、ホース42が全部ホースリール40に巻き取ら
れたことを検知し、LPガス供給用車両10は、ホース42
がホースリール40に完全に巻き取られていない状態で、
走行することを禁止される。外部非常停止スイッチ56
は、LPガス14の荷卸し中、荷卸しを強制的に停止した
いとき、手動で操作される。これら電子式加速度検知器
46、ガス検知器48、大扉用リミットスイッチ50、大扉開
スイッチ52、ホース格納リミットスイッチ54、及び外部
非常停止スイッチ56の検知信号はインターロック制御盤
58へ送られる。バッテリ60は、インターロック制御盤58
へ電力を供給するとともに、キースイッチリレー62及び
サイドブレーキリレー64を介してインターロック制御盤
58の入力ポートへ接続されている。キースイッチリレー
62は、LPガス供給用車両10のエンジンキーが「AC
C」のときオンとなり、サイドブレーキリレー64はサイ
ドブレーキが掛けられているとき、オンとなる。インタ
ーロック制御盤58は、キースイッチリレー62及びサイド
ブレーキリレー64からの入力により、荷卸しの許容状態
になっているか否かを判断する。エンジンストップリレ
ー66は、インターロック制御盤58からの制御信号により
オン、オフを切替えられ、オン時では、エンジンストッ
プモトロイド68を介して走行用エンジン28の運転を停止
させる。PTOスイッチ70は、インターロック制御盤58
からの制御信号により電磁クラッチを断接し、走行用エ
ンジン28からPT0軸29への回転動力の伝達を制御す
る。コントロールスイッチ72は、手動操作によりオン、
オフを切替えられ、電磁弁36の開閉を制御する。液面検
知器74は、LPガスタンク12内のLPガス14の液位を検
知して、検知信号をインターロック制御盤58へ送り、イ
ンターロック制御盤58は、その検知信号に基づいた処理
を行って、液面指示計76にLPガス14の液位を表示させ
る。リリーフ弁77は、LPガスタンク12内のガス圧が異
常に高い値となったとき、開いて、LPガスタンク12内
の圧力を逃がす。警報ベル78は、インターロック制御盤
58からの駆動信号入力時に、警報を発する。油圧用電磁
弁80は、インターロック制御盤58からの制御信号により
ガス用緊急遮断弁18及び液取出入弁20から油圧を抜い
て、ガス用緊急遮断弁18及び液取出入弁20を強制的に閉
位置にする。
【0017】キャブ82の屋根には高さ検知棒84及びアン
テナ86が設けられ、接触検知センサ85は、高さ検知棒84
の根元において接触を検知し、接触検知センサ85の検知
信号により高さ検知棒84への障害物の衝突の有無が分か
る。無線送信機88は、作業者により携帯され、アンテナ
86との間で指令や情報を無線で送受するようになってい
る。
【0018】図1において、82及び92により示す二点鎖
線は、そのブロック内にある素子又は機器がそれぞれキ
ャブ82内に配設され、及び操作箱90に装備されているこ
とを意味している。
【0019】図2及び図3は扉98を開いた状態のインタ
ーロック制御盤58の正面図及び底面図である。インター
ロック制御盤58は、キャブ82内に配設され、ケース本体
96、及びケース本体96の前面を開閉する扉98を備えてい
る。ケース本体96の前面には、各種表示や画面上でのタ
ッチ式による各種選択を可能にしたタッチパネル式液晶
表示装置100、LPガス供給用車両10の通常走行と非通
常走行(LPガス14の積み込み又は荷卸し中は非通常走
行に選択され、荷卸しの終了後、走行するときは、通常
走行に選択されて、LPガス供給用車両10の走行を許容
及び禁止するようにしている。)とを切替える走行切替
スイッチ102、LPガスタンク12へのLPガス14の積み
込み及びLPガスタンク12からのLPガス14の排出を切
替える操作切替スイッチ104、及びインターロック制御
盤58のリセットを行うリセットスイッチ106を備えてい
る。
【0020】図4は電子式加速度検知器46の構成図であ
る。電子式加速度センサ114は、例えば圧電素子からな
り、LPガス供給用車両10にかかる加速度に対して歪み
量を変化させて、出力電圧を変化させる。電子式加速度
センサ114は、その指向方向をLPガス供給用車両10の
前後方向に合わせて、配設されるが、出力は弱まるもの
の、指向方向以外の加速度も、十分に検知できる。シグ
ナルコンディショナ116は、電子式加速度センサ114の出
力から所定周波数帯域を抽出するとともに、その抽出信
号を増幅する。DC/DC変換器118は、直流入力部120
からの入力直流電圧を所定値の直流電圧へ変換し、これ
を電子式加速度センサ114、シグナルコンディショナ11
6、及び比較器122へ出力する。比較器122は、シグナル
コンディショナ116及びDC/DC変換器118からの入力
電圧を比較し、シグナルコンディショナ116からの入力
電圧がDC/DC変換器118からの基準値を上回ってい
る期間では、リレー124をオンにする。リレー124の出力
はインターロック制御盤58へ送られ、インターロック制
御盤58は、リレー124がオフからオンに切替えられる
と、LPガス14の荷卸しの安全に関わる衝撃がLPガス
供給用車両10に発生したとして、所定の処理を行う。
【0021】運転手は、荷卸し場所のバルクタンクに近
い駐車可能な場所にサイドブレーキを掛けてLPガス供
給用車両10を駐車させてから、PTOスイッチ70を介し
てPT0軸29を回転状態にするとともに、LPガス供給
用車両10より降りる、ホースリール40からホース42を引
き出して、セーフティカップリング44をバルクタンクの
投入口へ接続し、無線送信機88から外装式ポンプ26を作
動させる指令を送る。その指令は、アンテナ86へ無線で
送られてから、インターロック制御盤58へ入力され、イ
ンターロック制御盤58は、電磁弁36を開位置にする。こ
れにより、油圧モータ38は、オイル34から油圧ポンプ30
の供給を受けて、外装式ポンプ26を回転駆動し、LPガ
スタンク12内のLPガス14は、外装式ポンプ26により吸
引、吐出されて、荷卸し用通路24を流れ、荷卸し用通路
24の先端部としてのセーフティカップリング44からバル
クタンクへ導入される。なお、電磁弁36を流量制御も可
能な弁とし、無線送信機88からの遠隔制御により油圧ポ
ンプ30から油圧モータ38へ供給するオイル34の流量を制
御し、油圧モータ38の回転速度を変更して、LPガス14
の荷卸し流量を制御してもよい。
【0022】他の自動車がLPガス供給用車両10に追突
したりすると、LPガス供給用車両10には衝撃に因る加
速度が作用し、この加速度は電子式加速度センサ114に
より検知される。LPガスタンク12等からのLPガス14
の漏れが起きると、これはガス検知器48により検知され
る。関係者以外の人が扉91を開いたりすると、すなわち
いたずらが生じると、大扉用リミットスイッチ50がオン
になる。こうして、LPガス14の荷卸し中、追突事故
等、荷卸しの安全に関わるLPガス供給用車両10への所
定値以上の衝撃が生じたり、LPガス14の漏れが生じた
り、いたずらがあったりすると、これらはそれぞれ電子
式加速度検知器46、ガス検知器48、及び大扉用リミット
スイッチ50により検知され、インターロック制御盤58
は、これら検知信号のいずれかを入力されると、(a)
エンジンストップリレー66を介してエンジンストップモ
トロイド68を作動させて、走行用エンジン28を停止させ
るか、(b)PTOスイッチ70を介して走行用エンジン
28からPT0軸29への回転動力の伝達を断って、油圧ポ
ンプ30の駆動を停止させるか、(c)電磁弁36を閉位置
にして、油圧ポンプ30から油圧モータ38へのオイル34の
供給を停止するか、及び/又は(d)油圧用電磁弁80を
介して液用緊急遮断弁16を閉位置にするかするととも
に、これらに並行して、警報ベル78を作動させて、警報
を鳴らす。(a)〜(c)により外装式ポンプ26が停止
し、外装式ポンプ26の停止によるLPガスタンク12から
のLPガス14の荷卸し停止が実施される。(d)によ
り、荷卸し用通路24が閉じられて、荷卸し用通路24の閉
止によるLPガスタンク12からのLPガス14の荷卸し停
止が実施される。
【0023】電子式加速度センサ114は、その指向方向
をLPガス供給用車両10の前後方向にして、配設されて
いるが、指向方向からずれた方向の加速度に対しても、
出力は弱まるものの、検知する。こうして、LPガス供
給用車両10の側面への追突等の衝撃に対しても、安全装
置が作動して、荷卸しが停止される。また、電子式加速
度センサ114の指向方向に対して平行な方向の衝撃であ
るが、電子式加速度センサ114の高さ等とは相違するよ
うな、すなわち電子式加速度センサ114とは段違いの衝
撃であっても、電子式加速度センサ114は的確にその衝
撃を検知できる。
【0024】電子式加速度センサ114の指向方向が異な
る複数個の電子式加速度検知器46を装備することもでき
る。例えば、電子式加速度検知器46を2個装備し、各電
子式加速度検知器46の電子式加速度センサ114の指向方
向をLPガス供給用車両10の前後方向及び左右方向とす
る。こうして、LPガス供給用車両10の側面への追突事
故等も的確に検知して、LPガス14の荷卸しを停止でき
る。
【0025】作業者としてのLPガス供給用車両10の運
転手は、荷卸し中、通常はバルクタンク近傍にいて、警
報ベル78の警報音を聞くが、警報ベル78の警報音を止め
るときは、携帯している無線送信機88からアンテナ86の
停止指令を送って、警報ベル78の作動を停止させ、警報
音を止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LPガス供給用車両の安全装置の構成図であ
る。
【図2】扉を開いた状態のインターロック制御盤の正面
図である。
【図3】扉を開いた状態のインターロック制御盤の底面
図である。
【図4】電子式加速度検知器の構成図である。
【符号の説明】
10 LPガス供給用車両(LPガス供給用車両) 14 LPガス 24 荷卸し用通路 26 外装式ポンプ(LPガス荷卸し用ポンプ) 58 インターロック制御盤(荷卸し停止手段) 78 警報ベル(警報手段) 88 無線送信機(無線式遠隔制御器) 114 電子式加速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/22 F17C 13/12 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)指向方向をLPガス供給用車両
    (10)の前後方向に合わせつつ前記LPガス供給用車
    両(10)に電子式加速度センサとして1個だけ配備さ
    れ前記LPガス供給用車両(10)に作用する加速度を
    検知する圧電素子(114)、(b)前記圧電素子(1
    14)が所定値以上の加速度を検知したときLPガス
    (14)の荷卸しを強制的に停止させる荷卸し停止手段
    (58)、(c)前記荷卸し停止手段(58)による荷
    卸し停止に伴って警報を行う警報手段(78)、及び
    (d)作業者により携帯され前記警報手段(78)の作
    動の停止を遠隔制御する無線式遠隔制御器(88)、 を有していることを特徴とするLPガス供給用車両の安
    全装置。
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