JP2931124B2 - 積層体からの紙器用打抜ブランクの送り出し装置 - Google Patents

積層体からの紙器用打抜ブランクの送り出し装置

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JP2931124B2 JP8081591A JP8081591A JP2931124B2 JP 2931124 B2 JP2931124 B2 JP 2931124B2 JP 8081591 A JP8081591 A JP 8081591A JP 8081591 A JP8081591 A JP 8081591A JP 2931124 B2 JP2931124 B2 JP 2931124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙器用打抜ブランク
積重ねた積層体から、その紙器用打抜ブランクを送り出
す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷打抜機により印刷を施され
ると共に所定形状に打抜かれた打抜ブランクは、一旦積
み重ねて積層体とされ、しかる後にサックマシンに送り
込まれて紙器に成形される。
【0003】その積層体から打抜ブランクをサックマシ
ンに送り込む場合、打抜ブランクは一枚ずつ送り込む必
要がある。
【0004】そのため、サックマシンは図20に示すよ
うなフィーダー220を備えている。このフィーダー220
は、ベルトコンベヤ221 と、前方規制部材222 と、後方
支持部材223 とを備えている。
【0005】その前方規制部材222 と後方支持部材223
との間に、打抜ブランク201 を積層した積層体202 が供
給される。この積層体202 の図中右方側の下端は、ベル
トコンベヤ221 のベルト224 の上面により支持される。
また、積層体202 の図中左方側の下端は、後方支持部材
223 により支持される。
【0006】そして、前方規制部材222 とベルト224 と
の間には、打抜ブランク201 が一枚のみ通過可能な隙間
が設けられる。これにより、ベルトコンベヤ221 が図中
矢印方向に周回駆動されることで、その隙間から最下層
の打抜ブランク201 がサックマシン本体(図示省略)に
送り出される。最下層の打抜ブランク201 がサックマシ
ン本体に送り出されたならば、次に最下層となった打抜
ブランク201 が同様にしてサックマシン本体に送り出さ
れる。これにより、打抜きブランク201 は一枚ずつサッ
クマシン本体に送り込まれる。
【0007】従来、上記のようなフィーダー220 の前方
規制部材222 と後方支持部材223 との間への積層体202
の供給は、作業者が手作業により行なっていた。しか
し、多数の打抜ブランクを積み重ねた積層体202 は大重
量で、手作業によるフィーダー220 への供給は重労働で
あった。
【0008】そこで、図21に示すように、打抜ブラン
ク201 を上下に積重ねた積層体202を載置するベルトコ
ンベヤ203 と、このベルトコンベヤ203 の送り出し方向
(図中矢印A方向)前方側で積層体202 に接するドクタ
ー204 とを備えた送り出し装置200が用いられていた。
【0009】この送り出し装置200 は、そのドクター20
4 とベルトコンベヤ203 のベルト205 との間から打抜ブ
ランク201 を、下方側の打抜ブランク201 ほど送り出し
方向前方側に位置するように、互いに送り出し方向にず
らして重合した状態で送り出す。この送り出された打抜
ブランク201 が、図20において仮想線で示すように、
上下ベルトコンベヤ215 、216 により挟み込まれ、フィ
ーダー220 の前方規制部材222 と後方支持部材223 との
間に供給される。この際、積層した打抜ブランク201 を
一旦互いにずらした状態とすることで、各打抜ブランク
201 の密着状態を解除し、サックマシンへの打抜ブラン
ク201 の一枚ずつの送り込みを円滑なものとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の送り出し装置20
0 にあっては、ベルト205 とドクター204 との間に打抜
ブランク201 が喰い込んでしまうことがあった。そのた
め、打抜ブランク201 の表面がドクター204 により押さ
え付けられることにより傷や凹みが生じたり、あるい
は、打抜ブランク201 がベルト205 とドクター204 との
間を通過できずに座屈を生じてしまい、製品価値がなく
なり、円滑な送り出しができないという問題があった。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点を解決で
きる積層体からの紙器用打抜ブランクの送り出し装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、紙器用打抜ブランクを上下に積み重ねた積層体が
載置されるベルトコンベヤと、積層体の送り出し方向前
方側に接するドクターとを備え、このドクターと前記ベ
ルトコンベヤのベルトとの間から紙器用打抜ブランク
を、下方側の紙器用打抜ブランクほど送り出し方向前方
に位置するように、互いに送り出し方向にずらして重合
した状態で送り出す装置において、前記ベルトは左右に
複数設けられ、各ベルトそれぞれにおいて、そのベルト
の上面を、最下層の紙器用打抜ブランクの送り出し方向
後方側部分に押し付けることができるように、積層体の
送り出し方向後方位置で、そのベルトの上面を積層体の
下面よりも上方に変位させる変位手段が設けられ、各変
位手段は個別に送り出し方向に変位可能とされている点
にある。
【0013】
【作用】まず、図21に示す従来の送り出し装置におい
て、ドクター204 とベルトコンベヤ203 との間から打抜
ブランク201 を、下方側の打抜ブランク201 ほど送り出
し方向前方に位置するように、互いに送り出し方向にず
らして重合した状態で送り出せるのは、次の作用によ
る。
【0014】いま、ドクター204 とベルト205 との間か
らは、既に打抜ブランク201 が、送り出し方向に互いに
ずれた状態で重合して送り出されている状態であるとす
る(なお、送り出し開始当初は、打抜ブランク201 が送
り出し方向に互いにずれた状態で送り出されるように、
ドクター204 を上下させてベルト205 との間隔を調節す
る。) 。
【0015】このドクター204 とベルト205 との間から
送り出されている打抜ブランク201の重合体の上下寸法
は、各打抜ブランク201 が送り出し方向に互いにずれて
いることから、そのずれ量に対応した間隔ごとに最大寸
法(Dmax)となり、その最大寸法間では送り出し方向後
方に向かうに従い小さくなるものである。
【0016】よって、ドクター204 の下面204aと、ドク
ター204 とベルト205 との間から送り出されている打抜
ブランク201 の重合体の上面との間隙は、漸次変化する
ことになる。
【0017】一方、積層体202 の最下層の打抜ブランク
201-1 の送り出し方向後方側部分201aは、ベルト205 の
上面に接し、その送り出し方向後方側部分201aとベルト
205の上面との間に作用する送り出し方向の摩擦力は、
打抜ブランク201 相互の間に作用する送り出し方向の摩
擦力よりも大きい。よって、最下層の打抜ブランク201-
1 は、ベルト205 により送り出し方向に押されることに
なる。
【0018】これにより、ドクター204 の下面204aと、
ドクター204 とベルト205 との間から送り出されている
打抜ブランク201 の重合体の上面との間隙が、一枚の打
抜ブランク201 が通過可能な寸法より小さい時には、最
下層の打抜ブランク201-1 はドクター204 により送り出
しが規制される。そして、ドクター204 の下面204aと、
ドクター204 とベルト205 との間から送り出されている
打抜ブランク201 の重合体の上面との間隙が、一枚の打
抜ブランク201 が通過可能な寸法より大きくなった時点
で、最下層の打抜ブランク201-1 はドクター204 とベル
ト205 との間から送り出される。
【0019】次に、最下層であった打抜ブランク201-1
が送り出し方向に移動すると、最下層から2番目の打抜
ブランク201-2 が新たに最下層の打抜ブランク201-1 と
なり、その送り出し方向後方側部分201aがベルト205 に
接する。これにより上記動作が繰り返され、下方側の打
抜ブランク201 ほど送り出し方向前方に位置し、互いに
送り出し方向にずれた状態で送り出される。
【0020】上記従来の送り出し装置200 にあっては、
最下層の打抜ブランク201-1 の送り出し方向後方側部分
201aとベルト205 の上面との間に作用する摩擦力は、積
層体202 の重量により異なる。その積層体202 の重量
は、送り出しの開始当初は大きく、打抜ブランク201-1
が送り出されるにつれて小さくなる。
【0021】よって、積層体202 の重量が小さくなり、
最下層の打抜ブランク201-1 の送り出し方向後方側部分
201aとベルト205 の上面との間に作用する摩擦力が小さ
くなると、ドクター204 とベルト205 との間から打抜ブ
ランク201 を送り出そうとする力が小さくなってしま
う。
【0022】このように、ドクター204 とベルト205 と
の間から打抜ブランク201 を送り出そうとする力が小さ
くなると、安定して打抜ブランク201 を送り出すことが
できず、打抜ブランク201 が相互にずれることなくまと
まって送り出される要因となっていた。
【0023】また、打抜ブランク201 が相互にずれるこ
となくまとまって送り出されると、ベルト205 とドクタ
ー204 との間に喰い込んでしまい、この喰い込みによ
り、打抜ブランク201 はドクター204 により押さえ付け
られ、その表面に傷や凹みが生じるという問題があっ
た。また、その喰い込みにより、ベルト205 とドクター
204 との間に打抜ブランク201 が詰まってしまい、この
詰まった状態でベルトコンベヤ203 により送り出し方向
に押されるため、座屈を生じてしまうという問題があっ
た。この問題は、ドクター204 の下面を送り出しの円滑
のために、図21において仮想線て示すように傾斜面20
4bとした場合に顕著となる。
【0024】上記のような従来の送り出し装置に対し、
本発明の構成によれば、ベルトの上面を積層体の下面よ
りも上方に変位させることで、ベルトの上面を最下層の
打抜ブランクの送り出し方向後方側部分に押し付けるこ
とができる。
【0025】これにより、最下層の打抜ブランクの送り
出し方向後方側部分とベルトの上面との間に作用する送
り出し方向の摩擦力を、積層体の重量が小さい場合でも
充分大きくでき、ドクターとベルトとの間から打抜ブラ
ンクがずれることなくまとまって送り出されてしまうの
を防止でき、打抜ブランクは安定して互いにずれた状態
で送り出される。また、打抜ブランクがドクターとベル
トとの間に喰い込むのが防止され、打抜ブランクが傷付
いたり座屈を生じるのを防止できる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0027】図6は、サックマシンに打抜ブランク54
を供給するプレフィーダー1であって、フレーム2と、
このフレーム2に取り付けられる送り込みコンベヤ6、
昇降コンベヤ4、反転装置3、送り出し装置5、送り出
しコンベヤ8及びストックコンベヤ7を備えている。
【0028】その送り込みコンベヤ6に、印刷を施され
て上下に積み重ねられた打抜ブランク54の積層体53
が、その印刷面を上向きとして載置される。この送り込
みコンベヤ6と前記昇降コンベヤ4とが周回駆動される
ことにより、積層体53は送り込みコンベヤ6から昇降
コンベヤ4に移載される。
【0029】その昇降コンベヤ4は、フレーム2に取り
付けられたレール48に昇降自在に取り付けられてい
る。また、フレーム2には上下一対のチェーンスプロケ
ット49、50が取り付けられ、このチェーンスプロケ
ット49、50に巻き掛けられたチェーン51が昇降コ
ンベヤ4に連結されている。これにより、チェーンスプ
ロケット50がモーター52により回転駆動されること
で昇降コンベヤ4は昇降され、前記反転装置3に対して
上下移動する。
【0030】この下降位置の昇降コンベヤ4の図中左方
に、ストックコンベヤ7が配置されている。これによ
り、昇降コンベヤ4とストックコンベヤ7とが周回駆動
されることで、積層体53が昇降コンベヤ4からストッ
クコンベヤ7に移載され、また、ストックコンベヤ7か
ら昇降コンベヤ4に移載される。
【0031】上記反転装置3は、図18及び図19に示
すように、支持体9と、左右一対の相対向する板状の案
内体10、11とを備えている。
【0032】その支持体9は、左右一対の側壁12、1
3と、両側壁12、13の後部を連結する連結部材14
とで平面視コ字形に形成されている。各側壁12、13
には複数の移動用回転輪15が左右横軸中心に回転自在
に取り付けられている。この回転輪15は、前記フレー
ム2に取り付けられた案内レール16の上下に配置され
ている。これにより、支持体9はフレーム2に対し前後
方向(図6において左右方向)に移動自在とされてい
る。また、フレーム2に流体圧シリンダ17が取り付け
られ、この流体圧シリンダ17の伸縮ロッドが支持体9
にブラケット18を介し連結されている。これにより、
流体圧シリンダ17の伸縮により反転装置3は前後方向
に移動し、図6において実線で示す後方位置と仮想線で
示す前方位置とに位置変更可能とされている。
【0033】前記左右一対の案内体10、11は、支持
体9に前後方向軸中心に上下反転自在に支持されてい
る。すなわち、前記連結部材14から下向きにブラケッ
ト19が突出され、このブラケット19に回転軸20が
前後方向軸中心に回転自在に支持されている。その回転
軸20にガイド21が取り付けられている。このガイド
21に左右一対のスライダー22、23が左右方向に移
動自在に取り付けられている。そして、一方のスライダ
ー22に一方の案内体10が取り付けられ、他方のスラ
イダー23に他方の案内体11が取り付けられている。
【0034】これにより、回転軸20が回転すること
で、左右一対の案内体10、11は前後方向軸中心に上
下反転自在とされている。その回転軸20を回転させる
ため、連結部材にはモータ70が取付けられ、このモー
タ70と回転軸20とはベルト巻掛伝動機構71により
連動されている。
【0035】また、前記ガイド21には左右一対の補助
スライダー24、25が左右移動自在に取り付けられて
いる。各補助スライダー24、25は、ねじ26、27
によりガイド21に解除自在に固定されている。各補助
スライダー24、25にはそれぞれ流体圧シリンダ2
8、29が取り付けられている。一方の補助スライダー
24の流体圧シリンダ28は一方のスライダー22に連
結され、他方の補助スライダー25の流体圧シリンダ2
9は他方のスライダー23に連結されている。
【0036】これにより、流体圧シリンダ28、29の
伸縮により、両案内体10、11は対向間隔が拡張した
位置と縮小した位置とに位置変更自在とされている。ま
た、ねじ26、27により補助スライダー24、25の
ガイド21に対する締付けを緩めると、補助スライダー
を左右移動させることができるので、両案内体10、1
1の対向間隔の最大値と最小値とを変更調節することが
できる。
【0037】各案内体10、11の上下端には、両案内
体10、11の対向間に搬入される積層体53を載置可
能な載置体30、31、32、33が設けられている。
【0038】図18において下方に位置する載置体3
2、33は、前後方向に長尺な角柱形で、各案内体1
0、11の内面に取り付けられている。
【0039】図18において上方に位置する載置体3
0、31は、前後方向軸中心に揺動する。すなわち、各
案内体10、11の対向方向外方に突出するブラケット
34、35に、前後方向軸中心の支軸36、37が回転
自在に取り付けられている。この支軸36、37の両端
にアーム38、39が取り付けられている。このアーム
38、39に載置体30、31が取付けられている。こ
れにより、載置体30、31は支軸36、37まわりに
揺動自在とされ、図18に実線で示すように両案内体1
0、11の対向方向内方位置から、仮想線で示すように
両案内体10、11の対向方向外方位置まで位置変更可
能とされている。
【0040】また、前記支軸36、37にアーム40、
41が取り付けられ、各アーム40、41に流体圧シリ
ンダ42、43の伸縮ロッドが連結されている。その流
体圧シリンダ42、43のシリンダは案内体10、11
に前後方向軸42a、43a中心に揺動自在に取付けら
れている。その流体圧シリンダ42、43の伸縮ロッド
に、アーム40、41がロッドの長手方向に移動自在に
挿入されると共に、そのロッドの先端部に取り付けられ
たストッパー44、45により抜け止めがされている。
また、その流体圧シリンダ42、43の伸縮ロッドには
圧縮コイルばね46、47が嵌合され、各バネ46、4
7によりアーム40、41がストッパー44、45に押
し付けられている。
【0041】これにより、流体圧シリンダ42、43の
伸縮によって載置体30、31は前後方向軸中心に揺動
し、両案内体10、11の対向方向内方位置と対向方向
外方位置とに位置変更される。
【0042】そして、前方位置の反転装置3の下方に送
り出し装置5が配置されている。
【0043】この送り出し装置5は、積層体53から打
抜ブランク54を、最下層の打抜ブランク54ほど送り
出し方向前方側(図6において左方側)に位置するよう
に、互いに送り出し方向にずらして重合した状態で送り
出しコンベヤ8に送り出すものである。その送り出しコ
ンベヤ8は上下一対のベルトコンベヤにより構成され、
送り出し装置5から送り出される互いにずれた状態の打
抜ブランク54を挟み込み、図20に示したものと同様
のサックマシンフィーダーに送り込む。
【0044】その送り出し装置5は、図1乃至図5に示
すように、積層体53の下方側に接するベルトコンベヤ
55と、積層体2 の送り出し方向前方側に接する長方形
板状のドクター56とを備えている。そのドクター56
は、図3に示すように左右一対とされている。
【0045】そのベルトコンベヤ55は、プレフィーダ
ー1のフレーム2に取付けられてモータ59により駆動
される駆動プーリ60と、前後従動プーリ61、62
と、これらプーリ60、61、62に巻掛けられるベル
ト63とを備えている。そのベルト63は、図3に示す
ように左右3本とされ、各ベルト63に対応して従動プ
ーリ61、62も3対とされている。なお、各ベルト6
3にはテンションプーリ64a、64bが押し付けられ
ている。
【0046】そのベルト63の外周面の摩擦係数は、ベ
ルト63と打抜ブランク54との間に作用する送り出し
方向の摩擦力が、打抜ブランク54相互の間に作用する
送り出し方向の摩擦力よりも大きくなるものとされてい
る。
【0047】そのドクター56は、図2に示すように、
ベルトコンベヤ55との上下間隔が調節自在とされ、ま
た、送り出し方向と左右方向に移動可能とされている。
【0048】すなわち、フレーム2にブロック65が左
右移動可能に挿入され、ボルト66により固定されてい
る。そのブロック65にブロック67が送り出し方向に
移動可能に挿入され、ボルト68により固定されてい
る。これにより、一対のドクター56の左右間隔は変更
可能とされ、また、各ドクター56は個別に送り出し方
向に変位可能とされている。
【0049】そのブロック67にボルト69がねじ合わ
され、このボルト69の頭部69aに、ドクター56に
形成された切欠70が嵌合されている。これにより、ボ
ルト69の回転によりドクター56は上下動する。な
お、ブロック67には上下長尺の長孔71が形成され、
この長孔71に挿通されたボルト72がドクター56に
ねじ合わされ、これによりブロック67とドクター56
との連結がなされている。
【0050】図3、図5に示すように、左右のフレーム
2にそれぞれブロック73が前後動可能に挿通され、ボ
ルト74により固定されている。各ブロック73にガイ
ド部材75が左右移動可能に挿通され、ボルト76によ
り固定される。これにより、積層体53の左右側面が各
ガイド部材73a、73bにより案内され、積層体53
の左右方向に関する位置決めがなされる。
【0051】そして、積層体53の上下方向中途部の送
り出し方向後端を、前端に対し上方に持ち上げる支持手
段が設けられている。
【0052】すなわち、図2〜図4に示すように、左右
のフレーム2にそれぞれブロック78が前後動可能に挿
入され、ボルト79により固定されている。その各ブロ
ック78にアーム80が左右移動可能に挿入され、ボル
ト81により固定されている。各アーム80に、支持部
材82がボルト83により取り付けられている。各支持
部材82と前記各ドクター56との送り出し方向の間隔
は、積層体53を構成する打抜ブランク54の送り出し
方向の寸法よりも短くされる。また、各支持部材82の
下端は、各ドクター56の下端よりも上方に位置され
る。
【0053】これにより、各ドクター56と各支持部材
82との間に供給された積層体53は、上下方向中途部
よりも下方側の部分53aがベルト63に載置される。
また、上下方向中途部よりも上方側の部分53bは、送
り出し方向前端側が下方側部分53aに載置され、送り
出し方向後端側が支持部材82により支持される。
【0054】また、各支持部材82をアーム80に取り
付けるボルト83は、アーム80に形成された上下に長
尺の長孔85に挿通されている。これにより、各支持部
材82のアーム80に対する取付位置が上下に変位され
ることで、支持部材82による積層体53の持ち上げ位
置が上下に変位される。これにより、積層体53の下方
側部分53aを構成する打抜ブランク54の積層枚数
は、その持ち上げ位置が上方に変位されることで多くな
り、下方に変位されることで少なくなる。
【0055】なお本実施例では、支持部材82の下端部
は、左右軸中心に回転自在なローラー82′により構成
されている。
【0056】前記ベルトコンベヤ55のベルト63は、
ドクター56の下方位置で下方に撓み変形可能とされて
いる。すなわち、ドクター56の下方においては、ベル
ト63の下方への変位を規制するものは設けられていな
い。
【0057】また、ベルト63の下方への撓みを規制す
る手段が、ドクター56の送り出し方向後方に設けられ
ている。
【0058】すなわち、左右フレーム2に、前後一対の
レール88a、88bが架け渡されている。各レール8
8a、88bに、それぞれ3つのブロック89、90が
左右移動可能に取り付けられ、ボルト91により固定さ
れている。前方側の各ブロック89と、後方側の各ブロ
ック90に、それぞれプレート96がボルト97により
取り付けられている。各プレート96に、それぞれロー
ラーフレーム92がボルト93により取り付けられてい
る。各ローラーフレーム92に左右方向軸中心に回転自
在なローラー94が、前後に複数並列して取り付けられ
ている。この前後複数のローラー94のうちの最前端の
ローラー94aが、ドクター56の送り出し方向後方位
置で、ベルト63の内周面に接している。これにより、
ドクター56の送り出し方向後方において、積層体53
を載置するベルト63の下方への変位が規制される。
【0059】また、ローラーフレーム92をプレート9
6に取り付けるボルト93は、ローラーフレーム92に
形成された送り出し方向に長寸の長孔95に挿通されて
いる。これにより、ローラーフレーム92の取り付け位
置が送り出し方向に変位可能とされ、ローラー94aと
ドクター56との送り出し方向の距離(図2において
Y)を変更することで、ローラー94aによるベルト6
3の撓み規制位置が送り出し方向に変位可能とされてい
る。
【0060】また、各ブロック89、90はそれぞれレ
ール88a、88bに対し左右移動可能であるので、各
ローラー94aの左右間隔は変更可能である。
【0061】 また、各プレート9それぞれに、ベル
ト63を巻き掛けるための前後従動プーリ61、62が
軸61′、62′中心に回転自在に取り付けられてい
る。これにより、各ベルト63の左右間隔は変更可能と
されている。
【0062】そして、積層体53の送り出し方向後方位
置で、ベルト63の上面を、積層体53の下面よりも上
方に変位させる手段が設けられている。
【0063】すなわち、前記ローラーフレーム92によ
り支持されている前後複数のローラー94のうち、積層
体53の送り出し方向後方に位置する前後一対のローラ
ー94により、変位ローラー100が左右横軸中心に回
転可能に支持されいてる。その変位ローラー100によ
り、ベルト63は積層体53の送り出し方向後方で上方
に撓まされている。これにより、積層体53の最下層の
打抜ブランク54a‐1の送り出し方向後方側部分54
aに、ベルト63の上面が強制的に押し付けられた状態
となる。
【0064】図7にも示すように、各変位ローラー10
0の左右にはベルト巻掛け部101が一体的に形成され
ている。また、各変位ローラー100の軸心に支軸10
2が相対回転自在に挿通され、この支軸102の両端に
連結板103の一端が相対回転自在に取り付けられてい
る。その連結板103の他端に、支軸104が相対回転
自在に取り付けられている。その支軸104は、補助ロ
ーラー105の軸心に相対回転自在に挿通されている。
その補助ローラー105の左右にはベルト巻掛け部10
6が一体的に形成されている。この補助ローラー105
のベルト巻掛け部106と変位ローラー100のベルト
巻掛け部101とにベルト107が巻掛けられている。
そして、補助ローラー105は、積層体53の下方側部
分53aの送り出し方向後方側に接するものとされてい
る。
【0065】これにより、ベルト63が周回駆動される
と変位ローラー100が回転し、この変位ローラー10
0の回転により補助ローラー105も図1、図2におい
て矢印で示す方向に回転する。この補助ローラー105
の回転により、積層体53の下方側部分53aは下方に
押し下げられ、最下層の打抜ブランク54a‐1の送り
出し方向後方側部分54aが、ベルト63に押し付けら
れるのが補助される。
【0066】上記構成の送り出し装置5によれば、ベル
ト63を周回駆動させると、ドクター56とベルト63
との間から打抜ブランク54が送り出し方向に互いにず
れて重合した状態で送り出される。この点における作用
は従来技術において説明した通りである。
【0067】そして、積層体53の上下方向中途部の送
り出し方向後端が、前端に対し上方に持ち上げられるた
め、積層体53の上下方向中途部よりも下方部分53a
の積層枚数は常に一定となる。
【0068】すなわち、積層体53の上下方向中途部よ
りも下方側部分53aから打抜ブランク54が一枚送り
出されると、積層体53の下方側部分53aの前端は、
打抜ブランク1枚の厚さだけ下方に変位する。すると、
積層体53の上下方向中途部よりも上方側部分53bの
最下層の打抜ブランク54b‐1は、支持部材82によ
る支持を解除され、下方側部分53aに落下する。これ
により、積層体53の下方側部分53aの積層枚数は常
に一定となる。
【0069】そうすると、送り出し装置5に供給される
積層体53の積層枚数に拘らず、最下層の打抜ブランク
54a‐1の送り出し方向後方側部分54aに作用する
積層体重量は略一定となるため、その部分54aとベル
ト63の上面との間に作用する送り出し方向の摩擦力も
一定となり、ドクター56とベルト63との間から打抜
きブランク54を送り出そうとする力は一定となる。
【0070】これにより、打抜ブランク54をドクター
63の送り出し方向後面に押し付ける力を一定の小さな
値とすることができ、打抜ブランク63の反り返りを防
止できる。また、積層体53の送り出し方向前端では、
上方側部分53bの重量が下方側部分53aに作用し、
これによっても打抜ブランク54の反り返りが防止され
る。
【0071】また、ドクター56とベルト63との間か
ら打抜ブランク54を送り出す力が一定となることによ
り、打抜ブランク54の送り出し状態が安定し、確実に
相互にずれて重合した状態で送り出される。
【0072】この場合、支持部材82による持ち上げ位
置が上下に変位可能とされているので、積層体53の下
方側部分53aの積層枚数を調節することによって、打
抜ブランク54を送り出す力を、打抜ブランク54の形
状、紙質、紙厚、摩擦係数等により調節することができ
る。
【0073】また、ベルト63がドクター56の下方位
置で下方に撓み変形可能とされることにより、打抜きブ
ランク54がドクター56とベルト63との間に喰い込
もうとすると、ベルト63は下方に撓む。この場合、積
層体53の上下方向中途部の送り出し方向後端が、前端
に対し上方に持ち上げられているため、積層体53の送
り出し方向前端においては、ベルト63に作用する積層
体重量が後端を持ち上げない場合に比べ大きくなり、そ
のベルト63の下方への撓みは助長される。
【0074】これにより、ドクター56とベルト63と
の間への打抜ブランク54の喰い込みが防止され、打抜
ブランク54の傷付きや座屈が防止される。
【0075】この場合、ベルト63の下方への撓みを規
制するローラー94aを送り出し方向に変位させること
で、ベルト63の撓み量を変化させることができる。こ
れにより、打抜ブランク54を形状、紙質、紙厚、摩擦
係数等に応じて円滑に送り出すことができるように、ベ
ルト63の撓み量を調節することができる。
【0076】また、打抜ブランク54の左右幅寸法が大
きい場合、上記実施例のようにドクター56は複数とす
る必要がある。これは、打抜ブランク54は紙器の形状
に応じて複数な形状であるため、その送り出し方向前方
側の広範囲に亘って単一のドクターを接するようにする
ことはできないためである。
【0077】すなわち、図3に示すように、各ドクター
56が積層体53の送り出し方向前方側に接する位置
は、送り出し方向に関してずれることになる。この場
合、各ドクター56の下方から送り出される打抜ブラン
ク54のずれ量が等しくないと、打抜ブランク54の送
り出し方向が左右に曲がってしまい、送り出しが円滑に
なされなくなる。
【0078】このような問題が生じないように、複数の
ドクター56に対応してベルト63が複数とされ、各ベ
ルト63に対応してローラー94aが複数とされてい
る。すなわち、各ローラー94aを送り方向に変位させ
ることで、各ドクター56の下方の各ベルト63の撓み
量を個別に調節することができる。これにより、各ドク
ター56と各ベルト63との間から送り出される打抜ブ
ランク54の送り出し状態を均一なものとでき、円滑な
送り出しを行なうことができる。
【0079】そして、変位ローラー100によりベルト
63を変位させることで、最下層の打抜ブランク54a
‐1の送り出し方向後方側部分54aにベルト63の上
面を強制的に押し付けることができる。そうすると、最
下層の打抜ブランク54a‐1の送り出し方向後方側部
分54aとベルト63の上面との間に作用する送り出し
方向の摩擦力を、積層体53の重量が小さい場合でも充
分大きくできる。
【0080】これにより、ドクター56とベルト63と
の間から打抜ブランク54がずれることなくまとまって
送り出されてしまうのを防止でき、打抜ブランク54は
安定して互いにずれた状態で送り出される。また、打抜
ブランク54がドクター56とベルト63との間に喰い
込むのが防止され、打抜ブランク54が傷付いたり座屈
を生じるのを防止できる。
【0081】また、上記実施例では補助ローラー105 に
よっても、最下層の打抜ブランク54a‐1の送り出し
方向後方側部分54aとベルト63との間に作用する送
り出し方向の摩擦力を大きくしているため、より確実に
ドクター56とベルト63との間から打抜ブランク54
を相互にずれて重合した状態で送り出すことができる。
【0082】なお、打抜ブランク54が傷付き易いもの
である場合は、補助ローラー105 を用いることなく変位
ローラー100のみで、最下層の打抜ブランク54a‐
1の送り出し方向後方側部分54aとベルト63との間
に作用する送り出し方向の摩擦力を大きくしてもよい。
すなわち、積層体53に直接に力を作用させることなく
最下層の打抜ブランク54a‐1の送り出し方向後方側
部分54aとベルト63との間に作用する送り出し方向
の摩擦力を大きくでき、打抜ブランク54を傷付けるこ
となく従来技術の問題を解決することができる。
【0083】また、変位ローラー100を異なったロー
ラー94で支持することで送り出し方向に変位させた
り、変位ローラー100の径を異なったものとすること
で、ベルト63の上方への変位量を異なったものとでき
る。これにより、打抜ブランク54を形状、紙質、紙
厚、摩擦係数等に応じて円滑に送り出すことができるよ
うに、ベルト63の上方への変位量を調節できる。
【0084】次に上記プレフィーダー1の作用を説明す
る。なお、以下のプレフィーダー1の動作は、図外シー
ケンス制御装置により作動制御可能とされている。
【0085】まず、積層体53を送り込みコンベヤ6に
載置させる。この載置は例えば作業者が人手により行な
ってもよく、あるいは印刷打抜機からコンベヤにより搬
送してもよい。この際、各打抜ブランク54は印刷面を
上面として積層されているとする。そして、送り込みコ
ンベヤ6により積層体53を昇降コンベヤ4に移載す
る。
【0086】次に、昇降コンベヤ4を上昇させる。この
際、図9に示すように、反転装置3は昇降コンベヤ4の
上方に位置され、また、左右一対の案内体10、11は
対向間隔が拡張された位置とされる。また、案内体1
0、11に固定の載置体32、33が下方位置とされ、
位置変更可能な載置体30、31が上方位置とされる。
【0087】この状態から昇降コンベヤ4が上昇される
ことにより、図10に示すように、両案内体10、11
の対向間に積層体53が搬入される。
【0088】次に、図11に示すように両案内体10、
11の対向間隔を縮小した位置とし、両案内体10、1
1を積層体53の左右側面に当接させる。この際、下方
に位置する載置体32、33は積層体53の下方に位置
され、昇降コンベヤ4は両載置体32、33の間に位置
される。
【0089】次に、昇降コンベヤ4が下降されると、図
12に示すように積層体53は載置体32、33に載置
された状態とされる。
【0090】次に、上方側に位置する載置体30、31
が流体圧シリンダ42、43の伸張により揺動され、両
案内体10、11の対向方向外方から対向方向内方に位
置変更する。これにより、図13に示すように、載置体
30、31は積層体53の上面に押し付けられる。
【0091】しかる後に、図14に示すように両案内体
10、11は前後方向軸中心に図中矢印で示す方向に上
下反転される。この反転のためにベルト巻き掛け伝動機
構71のモーター70が駆動される。なお、案内体1
0、11を正確に180度反転させるために、支持体9
の連結部材14には一対のストッパー75、76が取り
付けられ、ガイド21にはストッパー受け77が取り付
けられている。このストッパー受け77がストッパー7
5あるいはストッパー76に当接することで、両案内体
10、11の回転後の位置が正確に定められる。
【0092】そして、案内体10、11が前後方向軸中
心に反転することにより、積層体53は上方から下方に
変位した載置体30、31に載置された状態となる。
【0093】次に、図6に仮想線で示すように、支持体
9が流体圧シリンダ17により前方に移動させられ、反
転装置3は送り出し装置5の上方に位置する。
【0094】この位置で、図15に示すように、積層体
53を載置させている載置体30、31が流体圧シリン
ダ42、43の収縮により両案内体10、11の対向方
向外方に変位する。これにより積層体53は落下し、反
転装置3から搬出され、送り出し装置5に既に供給され
ている積層体53の上面に載置される。
【0095】この積層体53の両案内体10、11の対
向間からの落下の際、両案内体10、11は積層体53
の左右側面に接することから、積層体53は両案内体1
0、11に案内されつつ落下することになり、積層体5
3が落下の際に崩れてしまうのが防止される。
【0096】また、各載置体30、31は前後方向軸中
心に回転自在なローラーであるため、載置体30、31
が両案内体10、11の対向方向内方から外方に変位す
る際、積層体53に対し転動する。これにより、載置体
30、31が打抜ブランク54を傷つけることはない。
【0097】なお、図6に示すようにフレーム2に、送
り出し装置5に供給された積層体53の高さを検知する
光電スイッチ80、81が取り付けられている。これに
より、送り出し装置5から一定枚数の打抜ブランク54
が送り出されて積層体53の数が少なくなった場合に、
反転装置3から積層体53を送り出し装置5に供給する
ための信号が発信される。
【0098】そして、両案内体10、11の間から積層
体53が落下させられたならば、図16に示すように両
案内体10、11の対向間隔が拡大され、反転装置3は
流体圧シリンダ17より後方に移動する。この際、両案
内体10、11は積層体53の側面から離反しているた
め、その移動の際に積層体5を崩してしまうのが防止さ
れる。
【0099】次に、図17に示すように両案内体10、
11が前後方向軸中心に図中矢印で示す方向に上下反転
され、これにより再び図9に示すように、積層体53を
両案内体10、11の間に搬入可能な状態とされる。こ
の際、両案内体10、11の対向間隔は拡大されている
ため、積層体53の両案内体10、11の対向間への搬
入が容易なものとされている。
【0100】そして、前述のように送り出し装置5に供
給された積層体53から、下方側の打抜ブランク54ほ
ど送り出し方向前方に位置するように、互いに送り出し
方向にずらして重合した状態で確実に送り出される。こ
の送り出された打抜ブランク54は、送り出しコンベヤ
8によりサックマシンフィーダーに供給される。
【0101】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。
【0102】例えば、上記実施例ではローラー94aに
よりベルト63を変位させたが、プレートを用いてもよ
く、要は、ベルトの上面を、最下層の紙器用打抜ブラン
の送り出し方向後方側部分に押し付けることができる
ように、積層体の送り出し方向後方位置で、そのベルト
の上面を積層体の下面よりも上方に変位させるものであ
ればよい。
【0103】
【0104】
【発明の効果】本発明による送り出し装置によれば、積
層体の送り出し方向後方位置で、ベルトの上面を積層体
の下面よりも上方に変位させることで、積層体から紙器
用打抜ブランクを送り出し方向にずれた状態で送り出す
場合に、紙器用打抜ブランクの傷つき、座屈等による破
損が生じるのを防止し、送り出しを安定かつ円滑に行う
ことができる。
【0105】しかも、最下層の打抜ブランクの送り出し
方向後方側部分とベルトの上面との間に作用する送り出
し方向の摩擦力を、積層体に直接に力を作用させること
なく大きくできるため、紙器用打抜ブランクを傷つける
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る送り出し装置の要部の側
面図
【図2】本発明の実施例に係る送り出し装置の側面図
【図3】本発明の実施例に係る送り出し装置の平面図
【図4】図2のIV‐IV線断面図
【図5】図2のV‐V線断面図
【図6】本発明の実施例に係るプレフィーダーの側面図
【図7】本発明の実施例に係る送り出し装置の一部を拡
大した斜視図
【図8】本発明の異なった実施例に係る送り出し装置の
平面図
【図9】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図10】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図11】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図12】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図13】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図14】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図15】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図16】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図17】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【図18】本発明の実施例に係る反転装置の正断面図
【図19】本発明の実施例に係る反転装置の平面図
【図20】サックマシンフィーダーの作用説明図
【図21】従来の送り出し装置の作用説明図
【符号の説明】
5 送り出し装置 53 積層体 54 打抜ブランク 55 ベルトコンベヤ 56 ドクター 63 ベルト 100 変位ローラー(変位手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙器用打抜ブランクを上下に積み重ねた
    積層体が載置されるベルトコンベヤと、積層体の送り出
    し方向前方側に接するドクターとを備え、このドクター
    と前記ベルトコンベヤのベルトとの間から紙器用打抜ブ
    ランクを、下方側の紙器用打抜ブランクほど送り出し方
    向前方に位置するように、互いに送り出し方向にずらし
    て重合した状態で送り出す装置において、前記ベルト
    左右に複数設けられ、各ベルトそれぞれにおいて、その
    ベルトの上面を、最下層の紙器用打抜ブランクの送り出
    し方向後方側部分に押し付けることができるように、積
    層体の送り出し方向後方位置で、そのベルトの上面を積
    層体の下面よりも上方に変位させる変位手段が設けら
    、各変位手段は個別に送り出し方向に変位可能とされ
    ていることを特徴とする積層体からの紙器用打抜ブラン
    の送り出し装置。
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