JP2930856B2 - カードローディング装置 - Google Patents

カードローディング装置

Info

Publication number
JP2930856B2
JP2930856B2 JP6030289A JP3028994A JP2930856B2 JP 2930856 B2 JP2930856 B2 JP 2930856B2 JP 6030289 A JP6030289 A JP 6030289A JP 3028994 A JP3028994 A JP 3028994A JP 2930856 B2 JP2930856 B2 JP 2930856B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
card
moving
rotation
worm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6030289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07237725A (ja
Inventor
守 渋谷
英治 岩永
朗 下村
歳久 中山
聡 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIZUMU TOKEI KOGYO KK
Original Assignee
RIZUMU TOKEI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIZUMU TOKEI KOGYO KK filed Critical RIZUMU TOKEI KOGYO KK
Priority to JP6030289A priority Critical patent/JP2930856B2/ja
Publication of JPH07237725A publication Critical patent/JPH07237725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2930856B2 publication Critical patent/JP2930856B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ端子を介して
外部装置と内蔵メモリとの間のデータ転送を行うメモリ
カードを自動的にローディングおよびアンローディング
するカードローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内蔵メモリに記憶したデータをコネクタ
端子を介して外部装置に読み込ませるメモリカードが知
られている。このようなメモリカードでは、外部装置に
データを読み込ませる際に、メモリカードのコネクタ端
子を外部装置のコネクタ端子に装着して接続する必要が
ある。このようにメモリカードのコネクタ端子を外部装
置のコネクタ端子に装着するには、一般的に2〜3kg
fの着脱力を必要とする。従来では、メモリカードのコ
ネクタ端子を外部装置のコネクタ端子に装着するローデ
ィング動作を手動で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にコネクタ端子付きメモリカードのローディング動作を
手動で行うのは煩雑で不便である。また、手動によるロ
ーディング動作では、メモリカードあるいは外部装置の
コネクタ端子を破損してしまうことがある。
【0004】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、コネクタ端子付きメモリカードのローディ
ング動作を自動的に行うカードローディング装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点のカードローディング装置は、カード本体に
設けられた第1のコネクタ部を所定の着脱力で着脱自在
に装着可能であり、装着状態で前記第1のコネクタ部と
電気的に接続される第2のコネクタ部と、前記カードに
当接しながら正逆両方向に回転自在であり、前記カード
を所定方向に搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬
送手段に連動して正逆両方向に回転する第2の搬送手段
、前記カードの前記第1のコネクタ部の周縁部に係合
可能な第1の係合部を備えた第1のガイド手段と、送り
爪部および第2の係合部を備え、前記搬送方向に対して
略直交する方向に第1の位置と第2の位置との間を移動
可能に前記第1のガイド手段に係合しており、前記第1
のガイド手段に連動して前記搬送方向に移動しながら、
前記第2のコネクタ部の側の所定区間において前記第1
の位置に位置し、前記所定の区間以外の区間において第
2の位置に位置し、前記第1の位置にあるときに前記送
り爪部が前記第2の搬送手段の回転経路に位置すると共
に前記第2の係合部が前記カードの前記第1のコネクタ
部と反対側の端部に係合し、前記第2の位置にあるとき
に、前記送り爪部が前記第2の搬送手段の回転経路外に
位置すると共に、前記第2の係合部が前記カードの搬送
経路外に位置する第2のガイド手段とを有し、前記カー
ドの装着時に、前記第2のコネクタ部の側の所定区間に
おいて、前記送り爪部に伝達される前記第2の搬送手段
の正方向の回転に応じて、前記第1の位置にある前記第
2のガイド手段の前記第2の係合部が、前記カードの前
記第1のコネクタ部と反対側の端部を、前記第2のコネ
クタ部に向けて押圧し、前記カードの脱着時に、前記第
2のコネクタ部の側の所定区間において、前記送り爪部
に伝達される前記第2の搬送手段の逆方向の回転に応じ
て、前記第1のガイド手段の前記第1の係合部が、前記
カードの前記第1のコネクタ部側の周縁部を、前記第2
のコネクタ部から遠ざかる向きに押圧する。
【0006】また、本発明の第2の観点のカードローデ
ィング装置は、カード本体に設けられた第1のコネクタ
部を所定の着脱力で着脱自在に装着可能であり、装着状
態で前記第1のコネクタ部と電気的に接続される第2の
コネクタ部と、回転駆動手段と、前記カードに当接しな
がら回転し、前記カードを所定の搬送方向に搬送する
送手段と、前記搬送方向に沿って配置され表面にネジ溝
が形成された第1の回転軸にねじ込まれれ、当該第1の
回転軸の回転に応じて前記搬送方向に移動する移動手段
と、前記移動手段に連動して前記搬送方向に移動自在で
あり、前記カードを前記第2のコネクタ部から遠ざかる
向きに押圧する第1の押圧手段と、前記移動手段に連動
して前記搬送方向に移動自在であり、前記カードを前記
第2のコネクタ部の向きに押圧する第2の押圧手段と、
前記第1の押圧手段に係合する第1の係合部と前記移動
手段の移動経路に位置する第2の係合部との間に第2の
回転軸を有し、前記移動手段が前記第2の係合部に係合
した状態で前記第2のコネクタ部の向きに移動したとき
にそれに応じて回転し、当該回転に応じて前記第1の係
合部を介して前記第1の押圧手段を前記第2のコネクタ
部から遠ざかる向きに移動させる第1の継手手段と、前
記第2の押圧手段に係合する第3の係合部と前記移動手
段の移動経路に位置する第4の係合部との間に第3の
転軸を有し、前記移動手段が前記第4の係合部に係合し
た状態で前記第2のコネクタ部から遠ざかる向きに移動
したときにそれに応じて回転し、当該回転に応じて前記
第3の係合部を介して前記第2の押圧手段を前記第2の
コネクタ部の向きに移動させる第2の継手手段と、前記
回転駆動手段からの回転力を前記搬送手段および前記移
動手段の前記第1の回転軸に選択的に伝達する切換手段
とを有する。
【0007】また、本発明の第3の観点のカードローデ
ィング装置は、カード本体に設けられた第1のコネクタ
部を所定の着脱力で着脱自在に装着可能であり、装着状
態で前記第1のコネクタ部と電気的に接続される第2の
コネクタ部と、回転駆動手段と、前記カードに当接しな
がら回転し、前記カードを所定の搬送方向に搬送する搬
送手段と、前記搬送方向に沿って配置され表面にネジ溝
が形成された回転軸にねじ込まれ、当該回転軸の回転に
応じて前記搬送方向に移動する移動手段と、前記移動手
と一体的に前記搬送方向に移動自在であり、前記カー
ドを前記第2のコネクタ部から遠ざかる向きに押圧する
第1の押圧手段と、前記移動手段と一体的に前記搬送方
向に移動自在であり、搬送方向の所定の区間において前
記カードを前記第2のコネクタ部の向きに押圧する第2
の押圧手段と、前記回転駆動手段からの回転力を前記搬
送手段および前記移動手段の前記回転軸に選択的に伝達
する切換手段とを有する。
【0008】
【作用】本発明の第1の観点のカードローディング装置
では、ローディング時に、例えばユーザがカードを指な
どで把持し、第1のコネクタ部を第2のコネクタ部に向
けてカードを搬入する。カードが搬入されると、第1の
搬送手段がカードに当接しながら回転し、カードは第2
のコネクタ部に向けて搬送される。カードが第2のコネ
クタ部側の所定区間まで搬送されると、カードの第1の
コネクタ部の周縁部が第1のガイド手段の第1の係合部
に係合し、カードの移動に応じて第1のガイド手段が第
2のコネクタ部に向けて移動し、当該第1のガイド手段
に連動して第2のガイド手段も第2のコネクタ部に向け
て移動する。第2のガイド手段が第2のコネクタ部側の
所定区間まで移動すると、第2のガイド手段が、カード
の搬送方向に略直交する方向における第2の位置から第
1の位置に移動し、第2のガイド手段の送り爪部が第2
の搬送手段の回転経路に位置すると共にカードに係合す
る。これにより、第2のガイド手段の送り爪部が第2の
搬送手段によって前記第2のコネクタ部に向けて押圧さ
れ、前記第2のガイド手段が前記第2のコネクタ部に向
けて押圧される。このとき、第2のガイド手段の第2の
係合部は、カードの第1のコネクタ部と反対側の端部に
係合しており、第2の係合部によって、カードが第2の
コネクタ部の向きに、所定の着脱力で押圧され、カード
ローディング装置の第2のコネクタ部にカードの第1の
コネクタ部が装着される。
【0009】また、本発明の第1の観点のカードローデ
ィング装置では、アンローディング時に、第2の搬送手
段はローディング時とは逆向きに回転し、第2の搬送手
段の当該回転によって第2のガイド手段の送り爪部が、
第2のコネクタ部から遠ざかる向きに押圧され、第2の
ガイド手段および第1のガイド手段が第2のコネクタ部
とは反対側に向けて移動する。このとき、第1のガイド
手段の第1の係合部によって、カードの第1のコネクタ
部側の周縁部が、前記第2のコネクタ部から遠ざかる向
きに押圧され、カードの第1のコネクタ部はカードロー
ディング装置の第2のコネクタ部から外される。そし
て、第2のガイド手段が第2のコネクタ部側の所定区間
外まで移動すると、第2のガイド手段が第1の位置から
第2の位置まで移動し、第2のガイド手段の送り爪部は
第2の搬送手段に係合しなくなる。以後、カードは第1
の搬送手段に当接しながら、第2のコネクタ部から遠ざ
かる向きに搬送される。
【0010】また、本発明の第2の観点のカードローデ
ィング装置では、ローディング時に、例えばユーザがカ
ードを指などで把持し、第1のコネクタ部を第2のコネ
クタ部に向けてカードを搬入する。このとき、切換手段
によって回転駆動手段の回転力が搬送手段に伝達されて
おり、上記搬入されたカードは搬送手段によって第2の
コネクタ部の向きに搬送される。カードが第2のコネク
タ部側の所定区間まで搬送されると、切換手段によって
回転駆動手段の回転力が第1の回転軸に伝達され、当該
第1の回転軸の回転に応じて移動手段が第2のコネクタ
部から遠ざかる向きに移動する。移動手段が第2のコネ
クタ部から遠ざかる向きに移動し、第2の継手手段の第
3の係合部に係合すると、移動手段によって第3の係合
部が第2のコネクタ部から遠ざかる向きに押圧され、当
該押圧によって第2の継手手段が第3の回転軸を中心に
回転する。このとき、第2の継手手段の回転に応じた第
4の係合部の移動によって第2の押圧手段が第2のコネ
クタ部の向きに移動し、第2の押圧手段によってカード
が第2のコネクタ部の向きに押圧される。これによっ
て、カードの第1のコネクタ部がカードローディング装
置の第2のコネクタ部に装着される。
【0011】また、本発明のカードローディング装置2
の観点のカードローディング装置では、アンローディン
グ時に、回転駆動手段ローディング時とは逆向きに回
転し、回転駆動手段の回転力が第1の回転軸に伝達され
る。これによって移動手段はローディング時とは逆向
、すなわち、第2のコネクタ部の向き移動する。移動
手段が第2のコネクタ部の向きに移動し、第1の継手手
段の第2の係合部に係合すると、移動手段によって第2
の係合部が押圧され、当該押圧によって第1の継手手段
が第2の回転軸を中心に回転する。このとき、第1の継
手手段の回転に応じた第1の係合部の移動によって第1
の押圧手段が第2のコネクタ部から遠ざかる向きに移動
し、第1の押圧手段によってカードが第2のコネクタ部
から遠ざかる向きに押圧される。これによって、カード
第1のコネクタ部はカードローディング装置の第2の
コネクタから外される。第1のコネクタ部が第2のコネ
クタ部から外されると、切換手段によって回転駆動手段
の回転力が搬送手段に伝達され、搬送手段の回転に応じ
てカードが搬出される。
【0012】また、本発明の第3の観点のカードローデ
ィング装置では、ローディング時に、例えばユーザがカ
ードを指などで把持し、第1のコネクタ部を第2のコネ
クタ部に向けてカードを搬入する。このとき、移動手段
はカード搬入側に位置し、それに応じて第1の押圧手段
および第2の押圧手段も搬入側に最も変位して位置し、
切換手段は搬送手段に回転力を伝達している。搬入され
たカードは搬送手段の回転に応じて第2のコネクタ部に
向かって搬送される。カードが第2のコネクタ部側の所
定区間まで搬入されると、切換手段によって回転駆動手
段からの回転力が回転軸に伝達され、回転軸の回転に応
じて移動手段が第2のコネクタ部に向かって移動する。
このとき、移動手段に連動して第1の押圧手段および第
2の押圧手段も第2のコネクタ部に向かって移動し、第
2の押圧手段圧によってカードが第2のコネクタ部に向
かって押圧される。当該押圧によって、カードの第1の
コネクタ部がカードローディング装置の第2のコネクタ
部に装着される。
【0013】また、本発明の第3の観点のカードローデ
ィング装置では、アンローディング時に、回転駆動手段
はローディング時とは逆向きに回転し、回転駆動手段の
回転力が回転軸に伝達され、回転軸の回転に応じて移動
手段ローディング時とは逆向き、すなわち第2のコネ
クタ部から遠ざかる向きに移動する。移動手段の当該移
動に連動して、第1の押圧手段および第2の押圧手段も
第2のコネクタ部から遠ざかる向きに移動する。このと
き、第1の押圧手段によってカードが、第2のコネクタ
部から遠ざかる向きに押圧され、カードの第1のコネク
タ部がカードローディング装置の第2のコネクタから外
される。第1のコネクタ部が第2のコネクタ部から外さ
れると、切換手段によって回転駆動手段の回転力が搬
手段に伝達され、搬送手段の回転に応じてカードが、第
2のコネクタ部から遠ざかる向きに搬出される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わるカードローデ
ィング装置について説明する。第1実施例について説明
する。図1は本実施例のカードローディング装置1の平
面図、図2(A)は図1に示す断面線A−Aにおけるカ
ードローディング装置1の断面図、図2(B)は図1に
示す断面図B−Bにおけるカードローディング装置1の
部分断面図、図3(A)〜(D)はカードローディング
装置1の動作を説明するためのカードローディング装置
1の側面図である。
【0015】図1〜3に示すように、箱型のケース3は
挿入口3aを介して板状のカード2を格納可能な形状を
有している。ケース3の内部にはカード2のコネクタ2
aを挿着可能なコネクタガイド4が設けられている。コ
ネクタ2aは、例えば、所定間隔をおいて30個ずつ2
列に配列された凹型被結合部(図示せず)を有する。コ
ネクタガイド4の内部にはコネクタ5が設けられ、カー
ド2のコネクタ2aがコネクタガイド4に完全に挿着さ
れると、コネクタ5とコネクタ2aとが電気的に接続さ
れる。ここで、コネクタ2aが本発明の第1のコネクタ
部に対応し、コネクタ5が本発明の第2のコネクタ部に
対応している。コネクタ5は、前述したコネクタ2aの
凹型の被結合部に挿入結合されるピン状の接続端子を所
定間隔をおいて30個ずつ2列に配置している。コネク
タガイド4とカード2のコネクタ2aとの間の着脱に
は、例えば2〜3kgfの着脱力を必要とする。コネク
タ5とコネクタ2aとが電気的に接続されることで、カ
ードローディング装置のデータ処理部(図示せず)と、
カード2の内蔵メモリとの間で所定のデータ転送が行わ
れる。
【0016】ケース3の上面には、4個の薄板状の突起
部3bが、カード2の搬送方向および当該搬送方向にそ
れぞれ2個ずつ並行して設けられている。突起部3bの
コネクタ5側に位置する側面3b1は、その先端に向か
って挿入口3a側に所定の角度θで傾斜している。ま
た、ケース3の上面の中央付近には、ローラ9を設ける
ための所定の形状の打ち抜き部3cが形成されている。
【0017】ケース3の上面には第1のガイド手段とし
てのガイド板6がカード2の搬送方向に対して移動自在
に載置されている。ガイド板6には、コネクタ5側に位
置する両端のそれぞれにケース3の内側に向かって突き
出た薄板状の第1の係合部としての係合部6a、挿入口
3a側に位置する両端のそれぞれにケース3の外側に向
かって突き出た薄板状の係合部6bが設けられている。
ガイド板6の係合部6aは、コネクタ5側の所定区間に
おいて、挿入口3aを介して挿入されたカード2のコネ
クタ2aの両側に位置する側面2bと係合する。ガイド
板6の係合部6bは、カード2の搬送方向と直交する方
向に移動自在でカード2の搬送方向において、第2のガ
イド手段としてのガイド板7に連動するように、ガイド
板7の穴7dを貫通している。
【0018】ガイド板7には、ケース3の突起部3bを
貫通可能でカード2の搬送方向に対して所定の余裕をも
った形状の穴7aが4個の突起部3bに対応して4箇所
に設けられている。ガイド板7には、挿入口3a側に位
置する両端にケース3の下面に向かって突出する第2の
係合部としての爪部7e、ホーイル12側に位置する側
面にケース3の下面に向かって突出する送り爪7bが設
けられている。ここで、送り爪7bが本発明の送り爪部
に対応している。また、ガイド板7には、ケース3の上
面と同様に、ローラ9を設けるための所定の形状の打ち
抜き部7cが形成されている。図3(A)に示すよう
に、ガイド板7は、カード2のローディング動作開始時
において、その下面がケース3の突起部3bの上面に支
持され、突起部3bの上方(第2の位置)に位置する。
ガイド板7が突起部3bに支持された状態では、爪部7
eはケース3の挿入口3a付近の上方に位置し、送り爪
7bはレバー13の回転経路の上方に位置する。送り爪
7bのコネクタ5側に位置する側面7b1は、前述した
突起部3bの側面3b1の傾斜角度θと同じ傾斜角度
で、その先端に向かって挿入口3a側に傾斜している。
一方、図3(C)に示すように、穴7aに突起部3bを
貫通させた状態では、爪部7eは挿入口3a付近におい
てカード2の側面と係合し、送り爪7bはレバー13の
回転経路上(第1の位置)に位置する。
【0019】回転軸8は、カード2の搬送方向に直交し
て設けられ、モータ11によって回転駆動される。回転
軸8には第1の搬送手段としての2個のローラ9が固定
されている。ローラ9は、ケース3のくり抜き部3cお
よびガイド板7のくり抜き部7cを介して、カード2に
当接しながら回転し、当該回転力によってカード2を所
定方向に搬送する。また、回転軸8のうちケース3の外
側に位置する部分にはウォーム10が挿着されている。
ウォーム10はホイール12と噛み合っており、ホーイ
ル12に連動してレバー13が回転する。レバー13
は、所定の回転角度に達すると、ガイド板7の送り爪7
bと係合する。ここで、ウォーム10、ホイール12お
よびレバー13が、本発明の第2の搬送手段を構成す
る。回転軸8の挿入口3a側には、カード2と接触して
オン/オフするスイッチ14が設けられている。
【0020】カードローディング装置1のローディング
動作について図3を参照しながら説明する。挿入口3a
を介してケース3に挿入されたカード2がローラ9の回
転に応じて所定の位置に搬送されるまでは、図3(A)
に示すように、ガイド板7の穴7aはケース3の突起部
3bに対して挿入口3a側に位置し、ガイド板7の下面
は突起部3bの上面に支持されている。このとき、ガイ
ド板7の爪部7eはケース3の挿入口3aの上方に位置
するため、挿入口3aを介したカード2の挿入が爪部7
eによって妨げられることはない。カード2が挿入口3
aを介してケース3に挿入されるとスイッチ14がオン
になり、スイッチ14からモータ11に駆動開始信号が
出力される。モータ11に当該駆動開始信号が入力され
ると回転軸8が回転し、当該回転に応じてローラ9が図
3(A)に示す実線矢印の向きに回転する。挿入口3a
から挿入されたカード2は当該ローラ9の回転に応じて
コネクタガイド4の向きに搬送される。カード2がガイ
ド板6の係合部6aと係合する位置に搬入されるまで
は、ガイド板7は移動せず、ガイド板7は突起部3bに
支持されたままである。
【0021】カード2がコネクタガイド4に向かって搬
送され、図3(B)に示すように、カード2がガイド板
6の係合部6aと係合すると、以後ガイド板6はカード
2に連動してコネクタガイド4に向かって移動する。こ
のとき、ガイド板7もガイド板6に連動してコネクタガ
イド4の向きに移動する。
【0022】カード2の移動に伴いガイド板7の穴7a
とケース3の突起部3bとが一致する位置までガイド板
7が移動すると、ガイド板7の穴7aにケース3の突起
部3bが貫通し、図3(C)に示すように、ガイド板7
はケース3の上面に向かって移動(落下)する。ガイド
板7の当該移動に伴い、コネクタ2aと反対側のカード
2の側面にガイド板7の爪7eが係合すると共に、レバ
ー13の回転経路にガイド板7の送り爪7bが位置す
る。
【0023】従って、図3(C)に示す状態では、モー
タ11からの回転駆動によって図1に示す実線矢印の向
きに回転するレバー13とガイド板7の送り爪7bとが
係合し、レバー13の回転に連動してガイド板7がコネ
クタガイド4の向きに移動する。このとき、カード2の
側面と係合したガイド板7の爪部7eによって、カード
2がコネクタガイド4の向きに押し込まれる。当該爪部
7eの押し込み力は2〜3kgf以上であり、図3
(D)に示すようにカード2は爪部7eによってコネク
タ2aとコネクタ5とが接続される位置まで押し込ま
れ、コネクタ2aはコネクタガイド4に完全に挿着され
る。コネクタ2aとコネクタ5とが接続されると、コネ
クタ2a、5を介して、カード2の内蔵メモリに記憶さ
れたデータがデータ処理部(図示せず)に読み取られ
る。
【0024】カードローディング装置1のアンローディ
ング動作について図3を参照しながら説明する。カード
ローディング装置1のアンローディング動作は基本的に
は上述したローディング動作を逆に行えばよい。アンロ
ーディング動作開始時点では、カードローディング装置
1は図3(D)に示す状態にある。アンローディング動
作が開始すると、モータ11はローディング動作時とは
逆の向きに回転し、レバー13は図1に示す点線矢印の
向きに回転する。レバー13は当該回転に応じて図3
(D)に示す実線の位置から点線の位置に移動し、送り
爪7bの側面7b1に係合する。レバー13は、送り爪
7bの側面7b1と係合すると、ガイド板7を挿入口3
aの向きに2〜3kgf以上の力で移動させる。ガイド
板7の当該移動に連動して、ガイド板6の係合部6bも
移動し、カード2は挿入口3aの向きに押し出され、コ
ネクタ2aはコネクタガイド4から外される。
【0025】ガイド板7が挿入口3aの向きにさらに移
動し、コネクタ5側に位置する穴7aの内面7a1と、
突起部3bの側面3b1とが係合すると、穴7aの内面
7a1は突起部3bの角度θで傾斜した側面3b1に沿
って図3(B)に示すように突起部3bの上面にガイド
板7の下面が支持される位置まで上昇する。このとき、
送り爪7bの側面7b1も角度θで傾斜しているため、
レバー13の移動に応じて送り爪7bも滑らかに上昇す
る。ガイド板7の当該上昇によって、送り爪7bとレバ
ー13とは係合しなくなる。
【0026】図3(B)の状態に達した以後は、カード
2はモータ11の駆動によるローラ9の図3に示す点線
矢印の向きの回転に応じて挿入口3aを介して搬出され
る。カード2の当該搬出過程において、カード2のコネ
クタ2a側の側面がスイッチ14の位置を通過したとき
に、スイッチ14からモータ11に向かって駆動停止信
号が出力される。モータ11は当該駆動停止信号を入力
すると、回転軸8の回転を停止させる。
【0027】上述したように、カードローディング装置
1によれば、コネクタ2aを有するカード2のローディ
ング動作およびアンローディング動作を自動化すること
ができる。また、カードローディング装置1によれば、
その構成が比較的簡単であり、また部品数が少ないこと
から、安価で小型な装置にすることができる。
【0028】第2実施例について説明する。本実施例の
カードローディング装置は上述したカードローディング
装置1と機能的には同じであるが、その構成が異なる。
図4はカードを格納する前の本実施例のカードローディ
ング装置31の平面図、図5はカードを格納した後のカ
ードローディング装置31の平面図、図6はカードロー
ディング装置31の動作を説明するためのカードローデ
ィング装置31の側面図である。図4〜図6に示すよう
に、ケース33は挿入口33aを介して板状のカード2
を格納可能な箱型形状を有している。ケース33の内部
にはカード2のコネクタ2aを挿着可能なコネクタガイ
ド4が設けられている。コネクタガイド4の内部にはコ
ネクタ5が設けられ、カード2のコネクタ2aがコネク
タガイド4に完全に挿着されると、コネクタ5とコネク
タ2aとが電気的に接続される。ここで、コネクタ2a
が本発明の第1のコネクタ部に対応し、コネクタ5が本
発明の第2のコネクタ部に対応している。コネクタガイ
ド4とカード2のコネクタ2aとの間の着脱には、例え
ば2〜3kgfの着脱力を必要とする。コネクタ5とコ
ネクタ2aとが電気的に接続されることで、カードロー
ディング装置のデータ処理部(図示せず)と、カード2
の内蔵メモリとの間で所定のデータ転送が行われる。
【0029】ケース33の上面にはカード2の搬送方向
に直交した回転軸37を有する回転駆動手段としての
ータ36が固定され、回転軸37にはウォーム38が取
り付けられている。ウォーム38の近傍における挿入口
33a側には一体となったウォームおよびホイール4
0、コネクタ5側には一体となったウォームおよびホイ
ール39がそれぞれ設けられている。一体となったウォ
ームおよびホイール39、40は、回転軸37と直交す
る回転軸を有する。ウォーム38は、本発明の切換手段
としてのソレノイドクラッチ機構によって、一体となっ
たウォームおよびホイール39と、一体となったウォー
ムおよびホイール40とを選択的に係合する。一体とな
ったウォームおよびホイール40の近傍には、プレート
41a、41bに回転軸42が軸受けされており、回転
軸42にはホイール43および搬送手段としてのローラ
44が取り付けられている。ホイール43は一体となっ
たウォームおよびホイール40に係合しており、ウォー
ム38が一体となったウォームおよびホイール40に係
合したときに、ウォーム38の回転は一体となったウォ
ームおよびホイール40とホイール43と回転軸42と
を介してローラ44に伝達される。ローラ44は、ケー
ス33に挿入されたカード2の例えば下面に当接しなが
ら回転し、カード2を搬送する。一方、一体となったウ
ォームおよびホイール39は、本発明の第1の回転軸と
しての棒ネジ45に取り付けられたホイール46と係合
しており、棒ネジ45はプレート47、48に軸受けさ
れている。棒ネジ45には、移動手段としての移動ナッ
ト49が棒ネジ45の回転に応じてカード2の搬送方向
に移動自在に挿着されている。ウォーム38が一体とな
ったウォームおよびホイール39に係合したとき、ウォ
ーム38の回転は一体となったウォームおよびホイール
39とウォーム36とを介して棒ネジ45に伝達され、
棒ネジ45の回転に応じて移動手段としての移動ナット
49が移動する。
【0030】カード2の搬送方向における挿入口33a
とコネクタガイド4との中央付近には、棒ネジ45を挟
んで両側にレバー51a、51bが設けられている。レ
バー51a、51bは、それぞれ回転軸52a、52b
を中心として回転自在であり、その一端付近にアーム5
3a、53bが回転軸54a、54bを中心に回転自在
に取り付けられている。ここで、回転軸52a、52b
が、本発明の第3の回転軸に対応する。また、アーム5
3a、53bは、挿入口33aの上方に設けられた継手
55に回転軸56a、56bを介して回転自在に取り付
けられている。ここで、レバー51a,51bにおけ
る、それぞれ回転軸52a,52bに対して回転軸54
a,54bの側に位置する部分とアーム53a,53b
とが、本発明の第3の係合部に対応する。また、レバー
51a,51bにおける、それぞれ回転軸52a,52
bに対して回転軸54a,54bと反対側に位置する部
分が、本発明の第4の係合部に対応する。継手55には
回転軸57aを中心に回転自在に第2の押圧手段として
L字型の爪57が取り付けられ、爪57の当該回転は
爪バネ57bによって図6(A)に示す矢印の向きに付
勢されている。爪57は、図6(A)に示すように継手
55が挿入口33a側の所定の区間に位置するときは爪
バネ57bの付勢力によって挿入口33aの上方に位置
するが、図6(B)に示すように継手55がコネクタ5
側の所定の区間に位置するときは爪バネ57bの付勢力
に抗してカード2の側面と係合するように下方に位置す
る。また、継手55には継手55をコネクタ5から挿入
口33の向きに付勢するバネ63が取り付けられてお
り、図4に示すようにレバー51a、51bと移動ナッ
ト49とが係合していない状態では、継手55は挿入口
33a側に最も変位して位置する。
【0031】カード2の搬送方向におけるプレート47
の近傍には、棒ネジ45を挟んで両側にレバー58a、
58bが設けられている。レバー58a、58bは、そ
れぞれ回転軸59a、59bを中心として回転自在であ
り、その一端付近にアーム60a、60bが回転軸61
a、61bを中心に回転自在に取り付けられている。
こで、回転軸59a、59bが本発明の第2の回転軸に
対応している。また、アーム60a、60bは、コネク
タガイド4の上方に設けられた爪62に回転軸63a、
63bを中心に回転自在に取り付けられている。ここ
で、レバー58a,58bにおける、それぞれ回転軸5
9a,59bに対して回転軸61a,61bの側に位置
する部分とアーム60a,60bとが、本発明の第1の
係合部に対応する。また、レバー58a,58bにおけ
る、それぞれ回転軸59a,59bに対して回転軸61
a,61bと反対側に位置する部分が、本発明の第2の
係合部に対応する。 第1の押圧手段としての爪62の両
端にはケース33の下面に向かって突き出た係合部62
a、62bが設けられている。係合部62a、62b
は、ケース33内に格納されたカード2の側面2bと係
合する。また、爪62には爪62を挿入口33aからコ
ネクタ5の向きに付勢するバネ64が取り付けられてお
り、図5に示すようにレバー58a、58bと移動ナッ
ト49とが係合していない状態では、爪62はコネクタ
5側に最も変位して位置する。
【0032】挿入口33の両側には発光器66aおよび
受光器66bで構成されるスイッチ66が設けられてい
る。スイッチ66は、挿入口33を介してカード2が挿
入されたときに発光器66aからの光がカード2によっ
て遮光されことから、当該遮光を検出することでカード
2の挿入を検出する。プレート47の近傍には、カード
2の通過を検出するためのスイッチ67a、67bが設
けられている。スイッチ67a、67bとしては、例え
ばカード2に接触して機械的にオン/オフするものが用
いられる。また、回転軸59a、59bの近傍には、レ
バー58a、58bが所定の姿勢になったときに、レバ
ー58a、58bに接触してオン/オフするスイッチ6
8a、68bが設けられている。
【0033】カードローディング装置31のローディン
グ動作について図4〜6を参照しながら説明する。ロー
ディング動作開始時には、カードローディング装置31
の移動ナット49は、図4および図6(A)に示すよう
に、棒ネジ45に沿ってコネクタ5側に最も変位して位
置する。このとき、レバー51a、51bは棒ネジ45
に係合せず、継手55はバネ63による付勢力によって
コネクタ5に向かって最も変位しており、それに応じて
爪57は図6(A)に示すように挿入口33aの上方に
位置する。従って、ユーザは挿入口33aを介してケー
ス33の内部にカード2を挿入可能である。また、ソレ
ノイドクラッチ機構によって、ウォーム38と一体とな
ったウォームおよびホイール40とが係合し、ウォーム
38と一体となったウォームおよびホイール39とは係
合していない。このような状態にあるカードローディン
グ装置31に、例えば、ユーザが指などでカード2を把
持し、カード2を挿入口33aを介してケース33の内
部のローラ44に当接するように挿入する。カード2の
当該挿入によって、発光器66aからの光はカード2に
よって遮光され受光器66bにおいて検出されなくな
る。受光器66bが受光器66aからの光を検出しなく
なると、この検出されなくなったタイミングでスイッチ
66からモータ36に駆動開始信号が出力される。スイ
ッチ66からの駆動開始信号がモータ36に入力される
と、回転軸37が回転し、回転軸37の回転がウォーム
38と一体となったウォームおよびホイール40とホイ
ール43と回転軸42とを介してローラ44に伝達さ
れ、ローラ44が図6(A)に示す実線矢印の向きに回
転する。ローラ44が実線矢印の向きに回転すると、ロ
ーラ44の当該回転に応じて、ローラ44に当接したカ
ード2はコネクタ5の向きに搬送される。
【0034】カード2がスイッチ67a、67bの位置
まで搬送されると、カード2がスイッチ67a、67b
に接触して、スイッチ67a、67bがオンになる。ス
イッチ67a、67bがオンになると、スイッチ67
a、67bからソレノイドクラッチ機構に切り換え信号
が出力される。ソレノイドクラッチ機構に上記切り換え
信号が入力されると、ウォーム38と一体となったウォ
ームおよびホイール40との係合が解除され、ウォーム
38と一体となったウォームおよびホイール39とが係
合する。ウォーム38と一体となったウォームおよびホ
イール39とが係合すると、ウォーム38の回転が一体
となったウォームおよびホイール39とホイール46と
を介して棒ネジ45に伝達され、棒ネジ45が所定の向
きに回転する。棒ネジ45の当該回転に応じて、移動ナ
ット49は図4の位置から挿入口33aの向きに移動す
る。そして、移動ナット49がレバー51a、51bと
係合する位置まで移動すると、移動ナット49はレバー
51a、51bとの係合部を挿入口33aの向きに押圧
し、それに応じてレバー51a、51bを図4の示す実
線矢印の向きに回転軸52a、52bを中心として回転
させる。レバー51a、51bが図4の示す実線矢印の
向きに回転すると、てこの原理により、回転軸54a、
54bも回転軸52a、52bを中心として実線矢印の
向きに回転し、レバー53a、53bを介して継手55
がコネクタ5の向きに引っ張られて移動する。このよう
に、継手55がコネクタ5の向きに移動すると、L字型
の爪57は爪バネ57bの付勢力に抗して図6(B)に
示すように回転軸57aを中心として実線矢印の向きに
回転し、カード2の側面と係合する。そして、棒ネジ4
5の回転に応じて移動ナット49が挿入口33aの向き
にさらに移動すると、継手55もさらにコネクタ5の向
きに移動し、図6(C)に示すようにコネクタ2aがコ
ネクタガイド4に完全に挿入されるまで、カード2は爪
57によってコネクタ5の向きに押し込まれる。爪57
による当該押し込み力は、移動ナット49の移動に応じ
た力となるため比較的大きな力を出すことができ、2〜
3kgf以上である。カード2のコネクタ2aがコネク
タ5に完全に押し込まれカード2がケース33の内部に
完全に挿入されると、受光器66bが発光器66aから
の光を検出し、当該検出に応じてスイッチ66からモー
タ36に駆動停止信号が出力される。モータ36は当該
駆動停止信号を入力すると回転を停止する。コネクタ2
aとコネクタ5とが接続されると、コネクタ2a、5を
介して、カード2の内蔵メモリに記憶されたデータがデ
ータ処理部(図示せず)に読み取られる。
【0035】カードローディング装置31のアンローデ
ィング動作について図4〜6を参照しながら説明する。
アンローディング動作開始時には、カードローディング
装置31の移動ナット49は図5および図6(C)に示
すように、棒ネジ45に沿って挿入口33a側に最も変
位して位置し、ウォーム38と一体となったウォームお
よびホイール39とが係合している。また、ケース33
の内部にはコネクタガイド4にコネクタ2aを完全に挿
着させながらカード2が格納されている。例えば、カー
ドローディング装置31において、コネクタ2aおよび
コネクタ5を介したカード2の内蔵メモリの読み取り処
理が終了すると、モータ36に駆動開始信号が出力さ
れ、当該駆動開始信号に応じてモータ36の回転軸37
がローディング動作における場合と逆向きに回転する。
【0036】回転軸37の当該回転は、ウォーム38と
一体となったウォームおよびホイール39とホイール4
6とを介して棒ネジ45に伝達され、棒ネジ45がロー
ディング動作における場合と逆向きに回転する。棒ネジ
45の当該回転に応じて、移動ナット49は図5の位置
からコネクタ5の向きに移動する。移動ナット49が挿
入口33aの向きに移動すると、アーム53aを介した
バネ63の付勢力によって、レバー51a、51bが図
5に示す点線矢印の向きに回転すると共に、継手55が
コネクタ5の向きに移動する。また、継手55の当該移
動によって、爪57は図6(C)に示す点線矢印の向
き、すなわち挿入口33aの上方に向かって移動する。
移動ナット49がレバー58a、58bに係合する位置
まで移動すると、移動ナット49は、てこの原理で、レ
バー58a、58bを回転軸59a、59bを中心とし
て点線矢印の向きに回転させる。
【0037】レバー58a、58bの当該回転に応じ
て、アーム60a、60bを介して爪62が挿入口33
aの向きに引っ張られて移動する。このように、爪62
が挿入口33aの向きに移動すると、カード2の側面2
bに係合した係合部62a、62bがカード2を挿入口
33aの向きに押し出し、コネクタガイド4からコネク
タ2aが外れる。爪62による当該押し出し力は、移動
ナット49の移動に応じた力となるため比較的大きな力
を出すことができ、2〜3kgf以上である。
【0038】移動ナット49が図4および図6(A)に
示す位置まで移動すると、当該移動に応じて回転したレ
バー58a、58bがスイッチ68a、68bに接触
し、スイッチ68a、68bがオンになる。スイッチ6
8a、68bがオンになると、そのタイミングに応じ
て、スイッチ68a、68bからソレノイドクラッチ機
構に切り換え信号が出力される。ソレノイドクラッチ機
構に上記切り換え信号が入力されると、ウォーム38と
一体となったウォームおよびウォーム39との係合が解
除され、ウォーム38と一体となったウォームおよびウ
ォーム40とが係合する。従って、それ以後は、モータ
36による回転軸37の回転は、ウォーム38と一体と
なったウォームおよびホイール40とホイール43と回
転軸42とを介してローラ44に伝達され、ローラ44
が図6(A)の点線矢印の向きに回転する。ローラ44
の当該回転に応じて、カード2は挿入口33aを介して
搬出される。カード2の当該搬出過程において、カード
2のコネクタ2a側の側面がスイッチ66を通過する
と、スイッチ66からモータ36に駆動停止信号が出力
される。モータ36は当該駆動停止信号を入力すると、
回転軸37の回転を停止する。
【0039】上述したように、カードローディング装置
31によれば、コネクタ2aを有するカード2のローデ
ィング動作およびアンローディング動作を自動化するこ
とができる。また、カードローディング装置31によれ
ば、その構成が比較的簡単であり、また部品数が少ない
ことから、安価で小型な装置にすることができる。ま
た、カードローディング装置31によれば、コネクタ2
aとコネクタ5との着脱を棒ネジ45の回転力で行うた
め、モータ36として比較的小さなトルクのものを用い
ることができ、その点でも小型化を図ることができる。
また、カードローディング装置31によれば、レバー5
1a、51b、58a、58bを、移動ナット49との
係合部を力点としたてこ原理で回転させるため、支点か
ら力点および作用点までの距離を調整することで、必要
なトルクを得ることができる。その結果、当該距離を適
切に設定することで、モータ36に加わる負荷を軽減で
きる。
【0040】図7は上述した第2実施例の変形例に係わ
るカードローディング装置を説明するための平面図であ
る。図8(A)は図7に示す断面線B−Bにおける当該
カードローディング装置の断面図、(B)は図7に示す
断面線A−Aにおける当該カードローディング装置の断
面図である。本変形例のカードローディング装置は、一
体となったウォームおよびホイール39、40における
クラッチ機構を除いて、前述した第2実施例に係わるカ
ードローディング装置と同じである。本変形例において
は、図7に示すように、回転軸42にクラッチ90が設
けられており、クラッチ90によってホイール43が軸
方向に移動する。クラッチ90によるホイール43の当
該移動に応じて、ホイール43は図8(A)に示す一体
となったウォームおよびホイール40のウォーム40b
と係合状態あるいは非係合状態となる。その結果、クラ
ッチ90を切り換えることで、ウォーム38の回転をロ
ール44に伝達するか否かを決定できる。すなわち、ホ
ーイル43とウォーム40bとが係合状態にあるとき
は、ウォーム38の回転は、ホーイル40a、ウォーム
40b、ホーイル43および回転軸42を介してローラ
44に伝達される。
【0041】また、本変形例においては、図8(B)に
示すように、一体となったウォームおよびホイール39
は、ホイール39a、ウォーム39b、回転軸39cお
よびクラッチ91で構成されている。クラッチ91は、
例えばウォーム39bを軸方向に移動させ、ウォーム3
9bとホイール46との係合状態の有無を決定する。ク
ラッチ91によってウォーム39bとホイール46とが
係合状態にあるときには、ウォーム38の回転は、ホイ
ール39a、回転軸39cおよびウォーム39bを介し
てホイール46に伝達される。クラッチ90、91とし
ては例えばソレノイド方式のものが用いられる。本変形
例によっても前述した第2実施例における場合と同様の
効果を得ることができる。
【0042】第3実施例について説明する。本実施例の
カードローディング装置はローラと移動ナットとを選択
的に回転させる点において上述した第2実施例のカード
ローディング装置31と同じであるが、移動ナットを用
いてカードに係合する爪を移動させる構成がカードロー
ディング装置31とは異なる。図9はカード2を格納前
の本実施例のカードローディング装置71の構成を説明
するための平面図である。図9に示される構成要素のう
ち図4に示されるカードローディング装置31の構成要
素と同一の符号を付した構成要素は、第2実施例におい
て示したものと同一である。
【0043】図9に示すように、カードローディング装
置71はカードローディング装置31と同様に、回転駆
動手段としてのモータ36によって回転駆動される回転
軸37に挿着されたウォーム38の回転を、切換手段と
してのソレノイドクラッチ機構によって、一体となった
ウォームおよびホイール39、40に選択的に伝達す
る。このとき、ウォーム38の回転が一体となったウォ
ームおよびホイール39に伝達される場合には、ウォー
ム38の回転がホイール46を介して棒ネジ45に伝達
され、回転軸としての棒ネジ45の回転に応じて移動手
段としての移動ナット78がカード2の搬送方向におい
て移動する。棒ネジ45はプレート47、48によって
軸受けされている。プレート47の近傍には、カード2
の搬入を検出するための接触型のスイッチ67a、67
bと、ガイド板81の移動を検出するための接触型のス
イッチ79a、79bとが設けられている。一方、ウォ
ーム38の回転が一体となったウォームおよびホイール
40に伝達される場合には、ウォーム38の回転がホイ
ール43および回転軸42を介して搬送手段としての
ーラ44に伝達される。
【0044】上述した移動ナット78およびローラ44
を駆動する機構はケース73の上面に配置されている。
ケース73の上面における上記機構の上方、あるいは、
ケース73の上面とカード2の搬送経路との間には、コ
ネクタガイド4側に第1の押圧手段としてのガイド板8
1、挿入口73a側に第2の押圧手段としてのガイド板
82がそれぞれ設けられている。ガイド板81、82は
共に移動ナット78と係合しており、カード2の搬送方
向において、移動ナット78に連動する。また、ガイド
板81、81はバネ76、77によって付勢されてい
る。挿入口73aの上方には、図4に示す爪57と同様
にL字型をした爪74が回転軸83を中心として回転自
在にガイド板82に設けられている。爪74には、ガイ
ド板82が挿入口73a側の所定区間に位置するとき
に、挿入口73aの上方に位置するようにバネ75a、
75bによって付勢されている。ガイド板81にはカー
ド2の搬送経路に向かって突き出た爪81a、81bが
設けられている。
【0045】カードローディング装置71のローディン
グ動作について図9を参照しながら説明する。ローディ
ング動作開始時には、カードローディング装置71の移
動ナット78は挿入口73a側に最も変位して位置し、
爪74は挿入口73aの上方に位置する。また、ソレノ
イドクラッチ機構によって、ウォーム38と一体となっ
たウォームおよびホイール40とが係合し、ウォーム3
8と一体となったウォームおよびホイール39とは係合
していない。このような状態にあるカードローディング
装置71に、例えばユーザが指などでカード2を把持
し、カード2を挿入口33aを介してローラ44に当接
するように挿入する。カード2の当該挿入によってスイ
ッチ66aからモータ36に駆動開始信号が出力されウ
ォーム38が回転し、それに応じてローラ44が回転す
る。ローラ44の当該回転によって、カード2はコネク
タ5に向かって搬送される。
【0046】そして、カード2がスイッチ67a、67
bの位置まで達すると、スイッチ67a、67bがオン
になり、スイッチ67a、67bからソレノイドクラッ
チ機構に切り換え信号が出力される。ソレノイドクラッ
チ機構は、当該切り換え信号を入力するとウォーム38
と一体となったウォームおよびホイール40との係合を
解除し、ウォーム38と一体となったウォームおよびホ
イール39とを係合させ、棒ネジ45を回転させる。棒
ネジ45の当該回転に応じて移動ナット78がコネクタ
5の向きに移動し、それに連動してガイド板81、82
もコネクタ5の向きに移動する。
【0047】ガイド板82の当該移動に応じて、爪74
はバネ75a、75bの弾性力に抗して回転軸83を中
心として挿入口73aの向き、すなわち下方に向かって
回転し、カード2の側面に係合する。移動ナット78の
移動に伴い、ガイド板82がさらにコネクタ5の向きに
移動すると、爪74によってカード2がコネクタ5の向
きに押し込まれる。爪74の押し込み力は、移動ナット
78の移動に応じた力となるため、比較的大きな力を出
すことができ、2〜3kgf以上である。ここで、移動
ナット78の移動に伴い、ガイド板81もコネクタ5の
向きに移動していることから、爪81a、81bによっ
てカード2の移動が妨げられることはない。カード2の
コネクタ2aがコネクタ5に完全に押し込まれカード2
がケース33の内部に完全に挿入されると、受光器66
bが発光器66aからの光を検出し、当該検出に応じて
スイッチ66からモータ36に駆動停止信号が出力され
る。
【0048】ローディング動作を終了した時点では、移
動ナット78は棒ネジ45に沿ってコネクタ5側に最も
変位している。モータ36は当該駆動停止信号を入力す
ると回転を停止する。コネクタ2aとコネクタ5とが接
続されると、コネクタ2a、5を介して、カード2の内
蔵メモリに記憶されたデータがデータ処理部(図示せ
ず)に読み取られる。
【0049】カードローディング装置71のアンローデ
ィング動作について図9を参照しながら説明する。アン
ローディング動作開始時には、カードローディング装置
71の移動ナット78は棒ネジ45に沿ってコネクタ5
側に最も変位して位置し、ウォーム38と一体となった
ウォームおよびホイール39とが係合している。また、
ケース73の内部にはコネクタガイド4にコネクタ2a
を完全に挿着しながらカード2が格納されている。例え
ば、カードローディング装置71において、コネクタ2
aおよびコネクタを介したカード2の内蔵メモリの読み
取り処理が終了すると、モータ36に駆動開始信号が出
力され、当該駆動開始信号に応じてモータ36の回転軸
37がローディング動作における場合と逆向きに回転す
る。
【0050】回転軸37の当該回転は、ウォーム38と
一体となったウォームおよびホイール39とホイール4
6とを介して棒ネジ45に伝達され、棒ネジ45がロー
ディング動作における場合と逆向きに回転する。棒ネジ
45の当該回転に応じて、移動ナット78が挿入口73
aの向きに移動し、それに連動してガイド板81、82
も挿入口73aに向かって移動する。このとき、ガイド
板81の爪81a、81bがカード2を挿入口73aに
向かって押圧する。このときの爪81a、81bの押圧
力は2〜3kgf以上であり、コネクタ5からコネクタ
2aを外すのに十分な大きさである。また、ガイド板8
2の当該移動によって、爪74はバネ75a、75bの
弾性力に応じて挿入口33aの上方に向かって回転軸8
3を中心として回転する。カード2が爪81a、81b
によって押圧され、コネクタ5からコネクタ2aが完全
に外され、カード2のコネクタ2a側の側面がスイッチ
67a、67bの位置に達すると、スイッチ67a、6
7bからソレノイドクラッチ機構に切り換え信号が出力
される。ソレノイドクラッチ機構は当該切り換え信号を
入力すると、ウォーム38と一体となったウォームおよ
びホイール39との係合を解除し、ウォーム38と一体
となったウォームおよびホイール40とを係合させ、ロ
ーラ44を回転させる。以後、カード2はローラ44の
回転に連動して挿入口33aを介して搬出される。
【0051】カード2の当該搬出過程において、カード
2のコネクタ2a側の側面がスイッチ66を通過する
と、スイッチ66からモータ36に駆動停止信号が出力
される。モータ36は当該駆動停止信号を入力すると、
回転軸37の回転を停止する。カードローディング装置
71によれば、その構成をカードローディング装置31
に比べて簡単化でき、低コスト化および小型化の面にお
いてさらに優れている。
【0052】本発明は上述した実施例に限定されない。
例えば、上述した実施例では、コネクタを介してカード
2の内蔵メモリからデータ処理部にデータを読み込む処
理を行う場合について説明したが、コネクタを介してデ
ータ処理部から当該内蔵メモリにデータを書込む処理を
行うようにしてもよい。また、クラッチ機構としては、
ソレノイドクラッチ機構などの電磁方式によるものの
他、機械的なクラッチ機構を用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明のカードローディング装置によれ
ば、コネクタ端子付きカードのローディング動作および
アンローディング動作を自動化できる。また、本発明の
カードローディング装置によれば、その構成が比較的簡
単であり、また部品数が少ないことから、安価で小型な
装置にできる。また、本発明のカードローディング装置
によれば、カードの搬送方向における移動手段の移動に
連動してカードを移動させるため、大規模な回転駆動手
段(モータ)を用いることなく、比較的大きな着脱力を
得ることができる。さらに、本発明のカードローディン
グ装置によれば、第1の継手手段および第2の継手手段
における回転軸から係合部までの距離を設定すること
で、第1のコネクタと第2のコネクタとの間の着脱力を
調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるカードローディン
グ装置の平面図である。
【図2】(A)は図1に示す断面線A−Aにおける本発
明の第1実施例のカードローディング装置の断面図、
(B)は図1に示す断面図B−Bにおける第1実施例の
カードローディング装置1の部分断面図である。
【図3】(A)〜(D)は図1に示す本発明の第1実施
例のカードローディング装置の動作を説明するための側
面図である。
【図4】カードを格納する前の本発明の第2実施例に係
わるカードローディング装置の平面図である。
【図5】カードを格納した後の本発明の第2実施例に係
わるカードローディング装置の平面図である。
【図6】(A)〜(C)は図4に示す本発明の第2実施
例のカードローディング装置の動作を説明するための側
面図である。
【図7】第2実施例の変形例に係わるカードローディン
グ装置を説明するための平面図である。
【図8】(A)は図7に示す断面線B−Bにおける当該
カードローディング装置の断面図、(B)は図7に示す
断面線A−Aにおける当該カードローディング装置の断
面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係わるカードローディン
グ装置の平面図である。
【符号の説明】
1、31・・・カードローディング装置 2・・・カード 3、33・・・ケース 3a、33a・・・挿入口 3b・・・突起部 3c・・・くり抜き部 4・・・コネクタガイド 5、2a・・・コネクタ 6、7、81、82・・・ガイド板 7a・・・穴 7b・・・送り爪 7c・・・くり抜き部 81a、81b・・・係合部 8・・・回転軸 9・・・ローラ 10、38、43、46・・・ウォーム 11、36・・・モータ 12・・・ホーイル 13・・・レバー 39、40・・・一体となったウォームおよびホーイル 45・・・棒ネジ 49、78・・・移動ナット 51a、51b、59a、59b・・・レバー 53a、53b、60a、60b・・・アーム 55・・・継手 57、62・・・爪 63、64、75a、75b、76・・・バネ 66a、66b、67a、67b、68a、68b・・
・スイッチ 90、91・・・クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 歳久 埼玉県北葛飾郡庄和町大字大衾496 リ ズム時計工業株式会社庄和工場内 (72)発明者 佐々木 聡 埼玉県北葛飾郡庄和町大字大衾496 リ ズム時計工業株式会社庄和工場内 (56)参考文献 特開 平5−46816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 13/06 B65G 25/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード本体に設けられた第1のコネクタ部
    を所定の着脱力で着脱自在に装着可能であり、装着状態
    で前記第1のコネクタ部と電気的に接続される第2のコ
    ネクタ部と、 前記カードに当接しながら正逆両方向に回転自在であ
    り、前記カードを所定方向に搬送する第1の搬送手段
    と、 前記第1の搬送手段に連動して正逆両方向に回転する第
    2の搬送手段と、前記カードの前記第1のコネクタ部の周縁部に係合可能
    な第1の係合部を備えた 第1のガイド手段と、送り爪部および第2の係合部を備え、前記搬送方向に対
    して略直交する方向に第1の位置と第2の位置との間を
    移動可能に前記第1のガイド手段に係合しており、前記
    第1のガイド手段に連動して前記搬送方向に移動しなが
    ら、前記第2のコネクタ部の側の所定区間において前記
    第1の位置に位置し、前記所定の区間以外の区間におい
    て第2の位置に位置し、前記第1の位置にあるときに前
    記送り爪部が前記第2の搬送手段の回転経路に位置する
    と共に前記第2の係合部が前記カードの前記第1のコネ
    クタ部と反対側の端部に係合し、前記第2の位置にある
    ときに、前記送り爪部が前記第2の搬送手段の回転経路
    外に位置すると共に、前記第2の係合部が前記カードの
    搬送経路外に位置する第2のガイド手段と を有し、 前記カードの装着時に、前記第2のコネクタ部の側の所
    定区間において、前記送り爪部に伝達される前記第2の
    搬送手段の正方向の回転に応じて、前記第1の位置にあ
    る前記第2のガイド手段の前記第2の係合部が、前記カ
    ードの前記第1のコネクタ部と反対側の端部を、前記第
    2のコネクタ部に向けて押圧し、 前記カードの脱着時に、前記第2のコネクタ部の側の所
    定区間において、前記送り爪部に伝達される前記第2の
    搬送手段の逆方向の回転に応じて、前記第1のガイド手
    段の前記第1の係合部が、前記カードの前記第1のコネ
    クタ部側の周縁部を、前記第2のコネクタ部から遠ざか
    る向きに押圧する カードローディング装置。
  2. 【請求項2】カード本体に設けられた第1のコネクタ部
    を所定の着脱力で着脱自在に装着可能であり、装着状態
    で前記第1のコネクタ部と電気的に接続される第2のコ
    ネクタ部と、 回転駆動手段と、 前記カードに当接しながら回転し、前記カードを所定の
    搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送方向に沿って配置され表面にネジ溝が形成され
    た第1の回転軸にねじ込まれ、当該第1の回転軸の回転
    に応じて前記 搬送方向に移動する移動手段と、前記移動手段に連動して前記搬送方向に移動自在であ
    り、前記カードを前記第2のコネクタ部から遠ざかる向
    きに 押圧する第1の押圧手段と、前記移動手段に連動して前記搬送方向に移動自在であ
    り、前記カードを前記第2のコネクタ部の向きに 押圧す
    る第2の押圧手段と、 前記第1の押圧手段に係合する第1の係合部と前記移動
    手段の移動経路に位置する第2の係合部との間に第2の
    回転軸を有し、前記移動手段が前記第2の係合部に係合
    した状態で前記第2のコネクタ部の向きに移動したとき
    にそれに応じて回転し、当該回転に応じて前記第1の係
    合部を介して前記第1の押圧手段を前記第2のコネクタ
    部から遠ざかる向きに移動させる第1の継手手段と、 前記第2の押圧手段に係合する第3の係合部と前記移動
    手段の移動経路に位置する第4の係合部との間に第3の
    回転軸を有し、前記移動手段が前記第4の係合部に係合
    した状態で前記第2のコネクタ部から遠ざかる向きに移
    動したときにそれに応じて回転し、当該回転に応じて前
    記第3の係合部を介して前記第2の押圧手段を前記第2
    のコネクタ部の向きに移動させる第2の継手手段と、前記回転駆動手段からの回転力を前記搬送手段および前
    記移動手段の前記第1の回転軸に選択的に伝達する切換
    手段と を有するカードローディング装置。
  3. 【請求項3】カード本体に設けられた第1のコネクタ部
    を所定の着脱力で着脱自在に装着可能であり、装着状態
    で前記第1のコネクタ部と電気的に接続される第2のコ
    ネクタ部と、 回転駆動手段と、 前記カードに当接しながら回転し、前記カードを所定の
    搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送方向に沿って配置され表面にネジ溝が形成され
    た回転軸にねじ込まれれ、当該回転軸の回転に応じて前
    搬送方向に移動する移動手段と、 前記移動手段と一体的に前記搬送方向に移動自在であ
    り、前記カードを前記第2のコネクタ部から遠ざかる向
    きに押圧する第1の押圧手段と、 前記移動手段と一体的に前記搬送方向に移動自在であ
    り、搬送方向の所定の区間において前記カードを前記第
    2のコネクタ部の向きに押圧する第2の押圧手段と、前記回転駆動手段からの回転力を前記搬送手段および前
    記移動手段の前記回転軸に選択的に伝達する切換手段と
    を有するカードローディング装置。
JP6030289A 1994-02-28 1994-02-28 カードローディング装置 Expired - Lifetime JP2930856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030289A JP2930856B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 カードローディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030289A JP2930856B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 カードローディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07237725A JPH07237725A (ja) 1995-09-12
JP2930856B2 true JP2930856B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=12299571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6030289A Expired - Lifetime JP2930856B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 カードローディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2930856B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784660B1 (ko) * 2006-11-24 2007-12-12 오성엘에스티(주) 이동장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2642260B2 (ja) * 1991-08-09 1997-08-20 株式会社ティアールディ カード装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07237725A (ja) 1995-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5255255A (en) Disk loading device
JPH08171616A (ja) カード装着装置
KR100572844B1 (ko) 디스크 플레이어
JP2930856B2 (ja) カードローディング装置
US6503010B2 (en) Paper pickup apparatus for a printer
JP3637811B2 (ja) 定着装置の着脱機構
WO1996034427A2 (en) Loading/unloading unit for ic-card
US7021540B2 (en) Storage medium mounting/dismounting mechanism and information processing apparatus
EP1087387B1 (en) Disk player
US6179282B1 (en) Apparatus and method for supplying paper in printer
JP2799141B2 (ja) カードローディング装置
JP2642260B2 (ja) カード装着装置
JP2005324535A (ja) ペーパーローディング装置及びこれを備えたミニプリンタ
KR200174169Y1 (ko) 급지 장치의 용지선단 정렬 장치
JP2848893B2 (ja) ディスクローディング機構
JP3037585B2 (ja) 画像読取装置
JPH0911171A (ja) 結合装置およびマニピュレータ
JP3673398B2 (ja) Icカード用コネクタ装置
JPH04140229A (ja) 電子写真プリンタ用給紙機構
JPH0784264B2 (ja) シート送り機構
JP4473190B2 (ja) 記録メディア駆動装置
JPH1065840A (ja) ファクシミリ装置
JPH03248290A (ja) Icカード用リーダライタ装置
JPH01308670A (ja) シリアルプリンタの連続改行方式
JPH0547155Y2 (ja)