JP2930837B2 - 空気調和機の湿度表示装置 - Google Patents

空気調和機の湿度表示装置

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JP2930837B2
JP2930837B2 JP5161565A JP16156593A JP2930837B2 JP 2930837 B2 JP2930837 B2 JP 2930837B2 JP 5161565 A JP5161565 A JP 5161565A JP 16156593 A JP16156593 A JP 16156593A JP 2930837 B2 JP2930837 B2 JP 2930837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿度センサを有する除
湿機、除湿機能を備えたエアコンディショナー等の空気
調和機において、運転時における室内湿度を表示する湿
度表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の空気調和機は、例えば
実開平2−137633号公報に示された除湿機等のよ
うに、機体内の空気流路に配設された冷却器(蒸発器)
によって室内空気を冷却除湿し、冷却器の後方に配され
た凝縮器によって空気を再加熱して室内へ戻すというサ
イクルを繰り返すことにより室内空気の除湿を行うよう
にしている。
【0003】図6は上記のように構成され、動作する一
般的な除湿機の具体的構成の一例を示している。この図
に示された除湿機では、機体外殻を構成するキャビネッ
ト1の上半部前面に吸込口2が形成され、この吸込口2
の後方に冷却器3及び凝縮器4がその順序で配設されて
いる。
【0004】また、凝縮器4の後方にはファンモータ5
が配設され、このファンモータ5にファン6が連動連結
されている。さらに、キャビネット1の後方上部には吹
出口7が形成されており、ファン6を駆動させることに
より、キャビネット前面の吸込口2から吸い込まれた室
内空気は冷却器3及び凝縮器4を通って、該吹出口7か
ら室内へ吹き出される。
【0005】キャビネット1の下半部には、露受皿8と
排水タンク9が設けられている。露受皿8は冷却器3の
冷却除湿によって生成する凝縮水を集めるものであっ
て、該冷却器3、凝縮器4及びファン6の下方となる部
位に配設されている。また、排水タンク9は露受皿8の
前側寄り最低部に形成されたドレン口8aの下方におい
て、キャビネット1に対して着脱自在に装着されてい
る。そして、冷却器3で生成された凝縮水は露受皿8で
集水され、ドレン口8aを経て排水タンク9に貯留され
るようになっている。
【0006】図7は上記構成の除湿機における冷却サイ
クルの構成を示している。この図において、10は冷媒
ガスの圧縮を行う圧縮機であって、キャビネット内にお
ける排水タンク設置部位の後方に配設されている(図6
参照)。また、11はドライヤー、12は毛細管であっ
て、凝縮器4と冷却器3との間の冷媒ガス流路中にドラ
イヤー11、毛細管12の順序で介装されている。13
は冷媒ガスの流路を切換える電磁弁である。
【0007】除湿運転時においては、電磁弁13が凝縮
器4につながる配管側に切り換えられており、冷媒は実
線矢印で示す流路を循環する。この場合、圧縮機10で
圧縮された冷媒ガスは、凝縮器4で放熱することにより
凝縮して高温高圧の液体となる。液体となった冷媒はド
ライヤー11で乾燥された後、毛細管12で減圧され、
冷却器3で吸熱気化して該冷却器3自体を冷却する。
【0008】そして、冷却器3で気化して低温の冷媒ガ
スと冷媒液とになった混合冷媒は、冷却サイクルの配管
内で更に完全に気化して冷媒ガスとなり、圧縮機10に
吸入されるという循環冷却サイクル系が形成される。
【0009】この冷却サイクル系では、ファン6によっ
て吸込口3から吸入された室内空気は、冷却器3で冷却
されて冷却除湿されるが、このとき、該室内空気が冷却
されることにより空気中の水分が除湿水となって一旦、
冷却器3自体に付着した後、前述のように露受皿8で集
水され、さらにドレン口8aを経て排水タンク9に滴下
し、貯留される。一方、冷却除湿された空気は凝縮器4
により温められて吹出口7から室内へ放出される。
【0010】ところで、室温が低い状態で除湿運転を行
うと、冷却器3は氷点下まで温度が低下し、霜が付着す
るため、空気の流通が滞ってしまい、それ以後の除湿運
転が不可能になる。このような場合は、マイクロコンピ
ュータで構成される制御手段(図示せず)において、冷
却器3に設置された温度センサ14により検出された該
冷却器3の温度と、該制御手段に設けられたタイマーと
により、冷却器3への着霜状態を判断し、除霜運転に切
り換える。
【0011】即ち、制御手段で除湿運転の続行が不可能
と判断すると、電磁弁13に通電して破線矢印で示す方
向に冷媒の流路を切り換える。これにより圧縮機10で
圧縮されてホットガスとなった冷媒ガスが直接、冷却器
3へと流れ、該冷却器3の温度を上昇させ、除霜を行
う。なお、制御手段では除霜運転中、ファンモータ5を
停止させる。
【0012】上記のような除湿運転機能を備えた空気調
和機では、従来より運転中の室内湿度を表示する湿度表
示装置が設けられている。即ち、従来の湿度表示装置
は、前記キャビネット内で正確な室内湿度を検出し得る
部位、本例では吸込口2の後方近傍に、室内温度を検出
するための湿度センサ15を配設し、また、キャビネッ
ト1の本体とは別部材で構成される上部キャビネット1
aに、室内湿度表示を行う湿度表示手段16を設けたも
のとしている。
【0013】そして、湿度センサ15によって検出され
た室内湿度を前記制御手段に入力するように構成し、制
御手段ではこの検出湿度を予め設定された適正湿度(例
えば60%)と比較し、検出湿度が設定湿度に近づくよ
うに除湿運転を制御するとともに、湿度表示手段16に
設けられたランプへの通電を制御することにより、その
ときの室内湿度を表示させるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の湿度表示装置の場合、除霜運転時における室内湿度
表示を正確に行えないという問題点があった。即ち、除
霜運転時においては、冷却器3は圧縮機10から送られ
たホットガスによって加熱されて、温度が上昇するとと
もに、該冷却器3に付着した霜の蒸発が発生する上、フ
ァンモータ5が停止状態となるため、キャビネット内に
おける空気の流れが滞ってしまう。
【0015】このため、湿度センサ15が設置されてい
る吸込口2近傍のキャビネット内の温度及び相対湿度が
上昇することになり、湿度センサ15の検出湿度は必然
的にキャビネット外の室内湿度よりも高い値を示すこと
となる。従って、除霜運転中においては、上部キャビネ
ット1a上の湿度表示部には正確な室内湿度が表示され
なくなる。
【0016】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、除湿運転時は勿論のこと、除霜
運転時においても除湿運転時と変わることない正確な室
内湿度表示を行い得る空気調和機の湿度表示装置を提供
することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の構成では、室内湿度を検出する湿度セ
ンサと、除湿運転中、常時、前記湿度センサにより検出
された湿度値を表示する湿度表示手段と、除霜運転中及
び除霜運転終了後予め設定された一定の待ち時間が経過
するまで前記湿度表示手段による湿度表示を変化させな
い表示制御手段とを設けている。
【0018】また、前記一定時間を上記のような設定値
とするのではなく、実情に即した時間値とするために本
発明の第2の構成では、前記表示制御手段を除霜運転中
及び除霜運転終了後待ち時間が経過するまで、前記湿度
表示手段による湿度表示を変化させない機能を有するも
のとし、さらに除霜運転終了直後における湿度センサの
検出値を関数とする計算式で、前記待ち時間を算出する
待ち時間算出手段を付加している。
【0019】さらに、前記一定時間をより実情に即した
時間値とするために本発明の第3の構成では、前記待ち
時間算出手段と同等の構成を備えた待ち時間仮算出手段
を設け、且つ、これに加えて記憶手段と、待ち時間実行
値算出手段とを設けている。
【0020】前記記憶手段は待ち時間仮算出手段により
仮算出された時間値を逐次記憶するもので、バックアッ
プ電源不要な書換可能メモリにより構成される。また、
待ち時間実行値算出手段は前記待ち時間仮算出手段によ
り仮算出された現在の時間値と、過去に前記待ち時間仮
算出手段により仮算出されて前記記憶手段に記憶された
時間値との平均値により前記待ち時間の実行値を算出す
るするものである。
【0021】上記構成において、前記記憶手段は、具体
的にはE2PROM 、フラッシュメモリまたは不揮発性
書換可能メモリの内のいずれか一つにより構成すること
ができる。
【0022】
【作用】上記本発明の第1の構成によると、除霜運転中
及び除霜運転終了後、予め設定された一定時間の間、室
内湿度を検出している湿度センサの情報は入力されず、
湿度表示手段の湿度表示は除霜運転前の値を保持する。
即ち、除霜運転中及び同運転終了後暫くの間は、湿度セ
ンサ設置部位付近の相対湿度が上昇しており、湿度セン
サは正確な室内湿度を検出し得ない。
【0023】しかし、その間の室内湿度は通常の場合、
除霜運転直前の湿度センサの検出値に近似したものと考
えられる。従って、除霜運転に関わる上記期間中の湿度
表示は、除霜運転直前の値を変化させることなく保持
し、除霜運転終了後一定時間経過後までは、湿度センサ
入力に基づく湿度表示に復帰しないようにしている。
【0024】上記本発明の第2の構成によると、除霜運
転終了後の一定時間を予め設定するのでなく、待ち時間
算出手段によって、前記一定時間を除霜運転終了直後に
おける湿度センサの検出値に基づいて算出するようにし
ているため、使用の都度、そのときの室内湿度に基づい
て、除霜運転終了後、湿度センサ入力に基づく湿度表示
が可能となるまでの正確な時間を算出できる。
【0025】上記本発明の第3の構成によると、前記待
ち時間算出手段と同等の動作により算出された時間値を
そのまま使用せず、これと記憶手段に格納された過去の
時間値との総合平均値を一定時間の実行値とするので、
さらに実情に即した正確な時間を算出でき、湿度表示の
精度が一層、向上する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、以下に掲げた第1〜第3実施例が対象
とする除湿機の機械的構成は前掲の図6に示したものと
基本的に同じであり、また、その冷却サイクルの構成も
前掲の図7に示したものと同一であるので、これらの図
を各実施例に共用するとともに、構成及び作用が共通す
る部分には共通の符号を付して重複を避けるためにその
説明を省略する。
【0027】図1は第1〜第3実施例に共通する除湿機
の制御系を示している。この図において、17はマイク
ロコンピュータにより構成される制御手段であって、除
湿機の除湿運転及び除霜運転をはじめとする全体の動作
を制御し、その制御中枢であるCPU18、制御プログ
ラムを格納するROM19、演算時等において必要なデ
ータを格納するRAM20を具備している。
【0028】また、CPU18にはI/Oポート21を
介して温度センサ14及び湿度センサ15の検出データ
が入力される。また、該CPU18はこれらセンサ入力
に基づいて、湿度表示手段16、圧縮機駆動手段22、
電磁弁駆動手段23、ファンモータ駆動手段24の出力
を制御する。25は第3実施例において制御手段17に
組み込まれる記憶手段としてのE2PROMであって、
第1、第2実施例における制御手段17には付加されて
いない。
【0029】(第1実施例)図2は第1実施例における
制御手段17のフローチャートを示している。本実施例
では除湿機の運転が開始されると、ステップ#10で湿
度センサ15の室内湿度検出データを読み取り、ステッ
プ#20でそのデータに対応する湿度状態を湿度表示手
段16に表示する。
【0030】この表示に使用されるランプとしては例え
ば複数のLEDが使用され、該LEDを上部キャビネッ
ト1aに配列することにより、例えば適湿、少し高め、
高めの都合3段階で表示する。なお、この場合、適湿は
検出湿度が60%以下、少し高めは60〜70%、高め
は70%以上とすれば多くの人の体感に適合するので好
都合であると言える。
【0031】そして、入力した湿度センサ15の検出湿
度が適湿の範囲、つまり60%を超えたときは、ステッ
プ#30で圧縮機駆動手段22及びファンモータ駆動手
段24を介して圧縮機10とファンモータ5を動作させ
ることにより除湿運転を行う。また、湿度が適湿、つま
り60%以下になれば、前記各駆動手段22、24を介
して圧縮機10及びファンモータ5を停止させ、除湿運
転を終了する。
【0032】このように除湿運転中は常時、湿度センサ
15の入力を行い、該センサ15の検出データに基づい
て湿度表示手段16で湿度表示を行うとともに、圧縮機
10及びファンモータ5のON、OFFを制御する。
【0033】次に、室温が低い状態で除湿運転を行い、
冷却器3が着霜する恐れが高い場合、ステップ#40で
該冷却器3への着霜状態を判断する。この場合、除霜運
転を行うか、否かの判断は以下のようにして行う。
【0034】即ち、温度センサ14によって検出される
冷却器3の温度検出データを読み取り、この冷却器温度
が予め設定した一定温度、例えば1℃以下であって、且
つ、圧縮機10が作動している時間をCPU18にソフ
ト的に構成されたカウンタによって積算カウントし、積
算時間が設定時間、例えば30分に達したとき、除霜動
作を行う。これは除湿運転中の室温が設定時間に達する
まで低温で推移することにより、着霜が許容限度に達す
ると判断することを意味している。
【0035】また、カウントの途中で室内温度が1℃を
超えて上昇した場合は、ステップ#10に戻り、そのま
ま適湿となるまでの間、除湿運転を続行する。従って、
除霜動作に入るときは圧縮機10は作動状態となってい
る。
【0036】除霜運転が開始されると、ステップ#50
で電磁弁13を作動するとともに、ファンモータ5を停
止させる。このとき、圧縮機10は前述の通り作動して
いるので、図2の破線で示した方向に圧縮機10で圧縮
されてホットガスとなった冷媒ガスが流れ、これによっ
て冷却器3の温度が上昇し、該冷却器3に付着した霜が
除去される。
【0037】除霜が完了したか、否かの判断は、冷却器
3の温度に基づいて行われる(ステップ#60)。即
ち、温度センサ14の検知温度が予め設定された温度、
例えば10℃以上になれば、冷却器3に付着した霜が全
て除去されたと判断して、除霜運転を終了する。除霜運
転終了後はステップ#70で電磁弁13を停止し、ファ
ンモータ5を作動させる。
【0038】本実施例では、除霜運転中、湿度センサ1
5の入力はせず、湿度表示手段16における湿度表示も
変化させず、除霜運転に入る前の表示を保持させる。さ
らに除霜運転終了後、予め設定された一定の待ち時間T
だけ経過する間、時間待ちをした後、湿度センサ入力の
読み取り動作を回復する。
【0039】このようにすることにより、除霜運転によ
って上昇した湿度センサ15付近の温度が下がり、これ
によって該センサ15付近の相対湿度が室内湿度とほぼ
一致するまで低下するのを待つことになる。その結果、
湿度表示手段16には除霜運転開始時点から除霜運転終
了後、待ち時間T経過後までの間は除霜運転直前の湿度
データが表示され、その後は再び湿度センサ15の検出
データに基づく湿度が表示されるので、実際の室内湿度
とは大きく相違する湿度表示が行われることを回避でき
る。
【0040】(第2実施例)本発明の第2実施例では、
図2に示した第1実施例における制御手段の動作を示す
フローチャート中に、図3に示した動作を付加してい
る。即ち、本実施例では前記待ち時間Tは予め設定され
た時間ではなく、除霜運転終了直後における湿度センサ
15の検出値に基づきその時点における待ち時間Tを算
出するようにしている。
【0041】図4は除霜運転開始時と終了時における湿
度センサ15付近の湿度差を表している。除霜運転開始
時における湿度センサ15による検出湿度をd1、除霜
運転終了時における検出湿度をd2とすると、この図か
ら明らかなように除霜運転により湿度センサ15付近の
温度が上昇するため相対湿度も上昇し、湿度センサ15
の検出湿度もd1からd2へと大きく上昇する。そして
除霜運転終了後は相対湿度が室内湿度と一致するまで下
降していく。
【0042】この湿度センサ15付近の湿度の上昇及び
下降はいずれも直線的に推移することが判明している。
従って、除霜終了後、Δt時間後の湿度変化をΔdとす
ると、湿度センサ15の検出湿度が除霜開始時の湿度に
戻るまでの時間Tは、式により算出することができ
る。 T=(d2−d1)×(Δt/Δd)……………………式
【0043】本実施例では、ステップ#80で、上記
式によって得られた算出値を用いて待ち時間Tを決定し
ている。このようにすることにより、除霜運転に伴う湿
度センサ15付近の温度上昇によって変化する該センサ
15の検出データが実際の室内湿度を正しく検出するま
での待ち時間Tをより正確に決めることができる。
【0044】(第3実施例)本発明の第3実施例では、
図2に示した第1実施例における制御手段の動作を示す
フローチャート中に、図5に示した動作を付加してお
り、前記待ち時間Tを次のようにして算出している。即
ち、ステップ#85で上記第2実施例における式を用
いて、現在における除霜運転終了後の待ち時間Tnを算
出し、この時間値Tnを仮の値として、E2PROM25
に記憶させる。
【0045】そして、ステップ#90で過去の除霜運転
後に同様の算出方法によって算出した時間値T1、T2
…Tn-1をE2PROM25から読み出し、今回算出した
時間値Tn とを式に当てはめて、今回の実行値Tを算
出する。 T=(T1+T2+……+Tn)/n…………………………式
【0046】この実行値Tは式から明らかなように、
式で算出した過去から今回までの時間値T1、T2……
…Tn の平均値となるものであるから、使用環境による
算出値の変動が平均化され、待ち時間Tの精度はより一
層向上するものである。
【0047】なお、過去の時間値T1、T2………Tn
データをRAM20に記憶させると、電源を切ったとき
に消去されてしまうので、本実施例ではE2PROM2
5 を用いている。また、上記のように待ち時間Tとし
て平均値を用いると、例えば除霜運転中に、外部温度の
影響等により室内温度が大きく変化した場合のように、
除霜運転終了後の湿度センサ15の検出湿度の変化量Δ
dが極端に小さくなったとしても、待ち時間Tが不要に
長くならないようにすることができる。
【0048】つまり、不要に長い待ち時間Tを設定した
場合、例えば除霜運転終了後、除霜運転開始時の湿度に
戻るまで待つようにした場合は、除霜中に外部湿度が上
昇したとき、除霜運転開始時の湿度まで戻らない事態を
招くこともあり、このような場合、待ち時間Tが無駄に
なるというデメリットが生じる。本実施例のように平均
値を採用することにより、このようなデメリットを解消
することができる。
【0049】なお、上記第3実施例では、記憶手段とし
てE2PROM25 を使用しているが、その他フラッシ
ュメモリや不揮発性書換え可能メモリによっても同様の
機能を果たすことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、除霜運転中及び除霜運転終了後の待ち時間が経過す
るまで湿度表示手段による湿度表示を変化させない表示
制御手段を設けて、除霜運転により湿度センサの検出湿
度が室内湿度と相違している間、つまり湿度センサの検
出値に無視し得ない誤差が生じている間は、湿度表示を
変化させないようにしているので、不正確な湿度表示を
なくすことができる。特に待ち時間が除霜運転終了直
後における前記湿度センサの検出値の関数とする計算式
で前記待ち時間を算出するようにしているので、使用環
境に正確に応じた適切な待ち時間となる。
【0051】請求項2によるときは、除霜運転終了直後
における湿度センサの検出値に基づき、その時点におけ
る待ち時間を算出する待ち時間算出手段を付加すること
により、除霜運転終了後の湿度変化から待ち時間を算出
するようにしているので、使用環境に応じた適切な待ち
時間となる。
【0052】請求項2によるときは、バックアップ電源
不要な書換可能メモリにより構成された記憶手段と、前
記待ち時間算出手段とほぼ同一機能を有する仮算出手段
により仮算出された現在の時間値と、過去に前記待ち時
間仮算出手段により仮算出されて記憶手段に記憶された
時間値との平均値により前記待ち時間の実行値を算出す
るようにしているので、過去の待ち時間データを前記メ
モリに記憶させることにより、電源を切っても、そのデ
ータが消去されることがなく、また、それらのデータを
用いて待ち時間を平均化することにより、除霜中の外部
湿度の急激な変化時にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1〜第3実施例に共通した制御系
の構成を示すブロック図。
【図2】 第1実施例における制御系の動作を示すフロ
ーチャート。
【図3】 除霜運転開始時点から除霜運転終了後に至る
湿度変化を示す特性線図。
【図4】 第2実施例における制御系の動作の一部を示
すフローチャート。
【図5】 第3実施例における制御系の動作の一部を示
すフローチャート。
【図6】 一般的な空気調和機を示す概略断面図。
【図7】 その冷却サイクルを模式的に示す構成図。
【符号の説明】
1 キャビネット 1a 上部キャビネット 2 吸込口 3 冷却器 4 凝縮器 5 ファンモータ 6 ファン 7 吹出口 8 露受皿 9 排水タンク 10 圧縮機 11 ドライヤー 12 毛細管 13 電磁弁 14 温度センサ 15 湿度センサ 16 湿度表示手段 17 制御手段 18 CPU 19 ROM 20 RAM 21 I/Oポート 22 圧縮機駆動手段 23 電磁弁駆動手段 24 ファンモータ駆動手段 25 E2PROM

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内湿度を検出する湿度センサと、 除湿運転中、常時、前記湿度センサにより検出された湿
    度値を表示する湿度表示手段と、 除霜運転中及び除霜運転終了後待ち時間が経過するま
    で、前記湿度表示手段による湿度表示を変化させない表
    示制御手段と、前記待ち時間が 除霜運転終了直後における前記湿度セン
    サの検出値の関数となる計算式で前記待ち時間を算出す
    る待ち時間算出手段と、 を具備することを特徴とする空気調和機の湿度表示装
    置。
  2. 【請求項2】 室内湿度を検出する湿度センサと、 除湿運転中、常時、前記湿度センサにより検出された湿
    度値を表示する湿度表示手段と、 除霜運転中及び除霜運転終了後待ち時間が経過するま
    で、前記湿度表示手段による湿度表示を変化させない表
    示制御手段と、 除霜運転終了直後における前記湿度センサの検出値に基
    づき、その時点における前記待ち時間を仮算出する待ち
    時間仮算出手段と、 バックアップ電源不要な書換可能メモリにより構成さ
    れ、且つ、前記待ち時間仮算出手段により仮算出された
    時間値を逐次記憶する記憶手段と、 前記待ち時間仮算出手段により仮算出された現在の時間
    値と、過去に前記待ち時間仮算出手段により仮算出され
    て前記記憶手段に記憶された時間値との平均値により前
    記待ち時間の実行値を算出する待ち時間実行値算出手段
    と、 を具備することを特徴とする空気調和機の湿度表示装
    置。
  3. 【請求項3】 記憶手段はE2PROM 、フラッシュメ
    モリ及び不揮発性書換可能メモリのうち、いずれか一つ
    により構成されている請求項2の空気調和機の湿度表示
    装置。
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