JP2929487B2 - トルク伝動装置 - Google Patents

トルク伝動装置

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JP2929487B2
JP2929487B2 JP62110879A JP11087987A JP2929487B2 JP 2929487 B2 JP2929487 B2 JP 2929487B2 JP 62110879 A JP62110879 A JP 62110879A JP 11087987 A JP11087987 A JP 11087987A JP 2929487 B2 JP2929487 B2 JP 2929487B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トルク伝動装置、特に車両の駆動軸系にて
内燃機関とトランスミッションとの間に設けられたトル
ク伝動装置であって、互いに相対回動可能な少なくとも
2つの弾み質量体が配備されており、1つの弾み質量体
が内燃機関と連結可能であり、他の弾み質量体がクラッ
チを介してトランスミッションと断ち接ぎ可能である形
式のものに関する。 従来の技術 前記形式のトルク伝動装置は例えばドイツ連邦共和国
特許出願公開第3440927号明細書に基づいて公知になっ
ている。この公知の装置は、周方向に作用するコイルば
ねのような蓄力器を有すると共に、両弾み質量体間の緩
衝作用を保証する軸方向に作用する蓄力器も有してい
る。このために、軸方向で、また周方向で作用する蓄力
器は、互いに制限された相対運動もしくは相対回動を行
なう量弾み質量体の円板状の構成部分に支持されてい
る。蓄力器が支持されている円板状の構成部分間の相対
運動によって、周方向に作用する蓄力器を緊縮乃至圧縮
することと、軸方向に作用する蓄力器を少なくとも一方
の円板状の構成部分に沿って摩擦させることとが保証さ
れる。 発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、前記形式の装置を改良して、特に当
該装置の耐摩耗性ひいては耐用寿命を高め、また当該装
置の機能性、特に緩衝作用を改善し、さらにこの形式の
トルク伝動装置の緩衝特性を特定のパラメータに関連し
て可変にし、内燃機関とトランスミッションとの間で発
生する振動を内燃機関の全回転数範囲にわたって適正に
減衰し、更には又、当該装置の単純な構成並びに低廉な
製作を保証することである。 問題点を解決するための手段 前記課題を解決する本発明の構成手段は、両弾み質量
体が、加圧された油圧媒体によって動力を伝達させる油
圧装置を介して互いに連結されていることである。 作用 2つの弾み質量体の間に本発明のような油圧装置を使
用すれば、媒体圧及び/又は、該油圧装置により吐出さ
れる油圧媒体容量を設定・調節することによって、例え
ばエンジン回転数や、一方の弾み質量体から他方の弾み
質量体へ伝達される出力のような所定の運転パラメータ
に関連して、特定の特性経過を得ることが可能になる。
更に又、油圧装置より吐出される油圧媒体容量を確定す
ることによって、所定の運転条件に合わせて規定された
値に調整乃至制限できるスリップを両弾み質量体間にお
いて得ることが可能になる。該油圧装置は、このように
制限又は規定されたスリップを経て、両弾み質量体間で
ハイドロスタチックな緩衝器として働くことができる。 実施態様 両弾み質量体間で働く油圧装置は油圧クラッチを含む
か又は油圧クラッチを形成することができる。その場合
該クラッチはハイドロスタチックなクラッチであると有
利である。トルク伝動装置を構成するに当たっては、両
弾み質量体は、回転原理に基づいて作動する、特にギヤ
ポンプのような容積型ポンプによって互いに連結されて
いることが有利である。油圧媒体もしくは粘性媒体とし
ては潤滑剤が特に適しており、大抵の適用例にとって有
利なのは、グリースのようなペースト状媒体を使用する
ことである。しかもこの場合のペースト状媒体は、発生
する全温度範囲にわたってその状態が全く又はごく僅か
しか変化せしめられず、要するにペースト状媒体の粘稠
性が少なくとも実質的な変化を受けないような媒体であ
ると有利である。このようなグリース又はペースト状媒
体は、内燃機関の停止後に、液状になったグリースが最
下位の個所に集まって不釣合を形成するような不都合な
事態を回避する。しかし別の適用例では、発生する温度
範囲にわたってできるだけ一様な粘性を有する、オイル
のような液状媒体を使用するのも有利である。 トルク伝動装置の構成上及び機能上、特に有利なの
は、トルクが内燃機関からトランスミッションへ伝達さ
れる場合に動力が、クランク軸から一方の弾み質量体に
達し、そこから油圧装置の入力部分、該油圧装置の出力
部分及び他方の弾み質量体を経て摩擦クラッチに達する
ようにする場合である。 トルク伝動装置の機能上及び製作上有利なのは、両弾
み質量体間で働く油圧装置が該油圧装置の回転軸線を中
心として全周にわたって遊星状に配置された複数の歯車
を有している場合である。これらの歯車は、1つの駆動
歯車と噛合い、しかも該駆動歯車は、遊星状に配置され
た複数の歯車の半径方向内側に設けられているのが有利
である。 容積型ポンプの吐出経過において、歯車によって惹起
される圧力パルス(これは歯ピッチに基づく不均一な吐
出に起因する)を減少させるために、遊星状に配置され
た歯車は駆動歯車の全周にわたって次のように配置され
る。すなわち、遊星状に配置された少なくとも若干の歯
車の歯と駆動歯車の歯との噛合いが互いにずらされてい
る。このことは、換言すれば、遊星状に配置された少な
くとも個々の歯車の歯が、駆動歯車の回転軸心と遊星状
に配置された歯車の回転軸心との仮想結合線に関して同
じ位置を有していないことを意味している。このように
配置することによって、遊星状に配置された個々の歯車
によって惹起される圧力パルスは互いにずらされて発生
するので、ポンプの総圧力は一層コンスタントになる。 ポンプの漏れ損失を減少し、ひいては、この損失に基
づいて両弾み質量体間で発生するスリップを最小限に抑
えるためには、遊星状に配置された歯車の少なくとも一
方の側面にパッキンプレートを設けておくのが有利であ
る。その場合、歯車から離反した方のパッキンプレート
側を、油圧装置もしくはポンプの吐出側と接続すること
ができる。比較的小さな圧力の場合でもギヤポンプの申
し分のないシールを保証するために、歯車から離反した
方の側でパッキンプレートに蓄力器が作用しているのが
有利である。歯車から離反した方のパッキンプレート側
をポンプの圧力によって、かつ場合によっては蓄力器に
よって負荷することによって歯車は軸方向で緊定され、
これによって歯車の回動時には付加的に、ポンプ内で生
じる圧力に関連した摩擦減衰作用が生じる。 遊星状に配置されたすべての歯車に対して、円環状の
構成部材を形成する少なくとも1つの共通のパッキンプ
レートを設けた場合にはトルク伝動装置の特に有利で単
純な構成が得られる。 トルク伝動装置の機能を改善するためには、遊星状に
配置された複数の歯車は夫々軸に回転自在に支承されて
いる。遊星状に配置された複数の歯車を第1の弾み質量
体によって支持し、かつ駆動歯車を第2の弾み質量体に
設けることは、トルク伝動装置の構成上特に有利であ
る。 本発明の実施態様では油圧装置もしくはポンプの吐出
側と吸込み側との間に、トルク伝動装置によって伝達さ
れるトルクに、ひいては又、両弾み質量体間で発生する
スリップに影響を及ぼす種々異なった弁もしくは絞りを
設けることが可能である。例えば油圧装置の吐出側と吸
込み側との間に少なくとも1つの絞り弁及び逆止弁又は
その何れかを設けることが可能である。 有利な実施態様では、一方の弾み質量体に内蔵され通
路を介して油圧装置の吐出側及び吸込み側に連結された
絞り弁が絞りとして使用される。トルク伝動装置の構成
を単純にするためには、絞りのみならず逆止弁も必要と
する場合、逆止弁として同時に構成された少なくとも1
つの絞り弁を使用するのが有利である。また、遊星状に
配置された各歯車の吐出側と吸込み側との間に夫々1つ
の絞り弁を設けておくのが有利である。 これらの弁の構成に応じて、例えばギヤポンプのよう
な油圧装置によって形成されたクラッチに、種々異なっ
た特性、特に種々異なったトルク特性もしくは種々異な
ったスリップ特性を与えることが可能である。これらの
弁が内燃機関の回転数もしくは一方及び/又は他方の弾
み質量体の回転数もしくはトランスミッション入力軸の
回転数に関連して作動され、それによって油圧装置の特
性ひいては又、両弾み質量体間のスリップも前記の回転
数に関連して変化しうるようにするのが特に有利であ
る。 また前記弁が、内燃機関とトランスミッションとの間
で生じる運転条件によって左右されるその他のパラメー
タに関連して作動されることも有利である。例えば油圧
装置の吐出側と吸込み側との間の絞り作用は、吐出され
る媒体の温度に関連して可変であってもよい。 本発明の実施態様では油圧装置と少なくとも一方の弾
み質量体との間に、回転エラスティック(つまり捩り弾
性)の緩衝器によって形成されるトーションダンパが設
けられている。また両弾み質量体間には、例えば遊びを
伴った摩擦クラッチを形成する摩擦減衰装置を付加的に
設けることも可能である。前記の遊びを伴った摩擦クラ
ッチはいわゆる負荷摩擦装置から成るのが有利である。 油圧装置と一方の弾み質量体との間に配置された回転
エラスティック(捩り弾性)の緩衝品が少なくとも1つ
の入力部分と少なくとも1つの出力部分とを有し、前記
の入力部分と出力部分との間に、周方向に作用する蓄力
器が設けられている場合には、トルク伝動装置の機能に
とって特に有利な構成が得られる。 その場合油圧装置と回転エラスティックの緩衝器が直
列に配置されているのが有利である。 また駆動歯車を回転エラスティックの緩衝器の入力部
分又は出力部分によって支持するか、あるいは該入力部
分又は出力部分によって形成することによって、トルク
伝動装置の特に単純な構成が保証される。また回転エラ
スティックの緩衝器が、第1の弾み質量体から第2の弾
み質量体への動力伝達系路内で油圧装置と、クラッチを
介してトランスミッション入力軸の連結可能な第2の弾
み質量体との間に設けられていることが、トルク伝動装
置の構成上有利である。また、回転エラスティックの緩
衝器は油圧装置の半径方向側に配置され、しかも回転エ
ラスティックの緩衝器と油圧装置が少なくともほぼ等し
い軸方向高さに配置されているのが有利である。 回転エラスティック(捩り弾性)の緩衝器が、出力部
分を成す互いに軸方向間隔をおいて設けられた2つのデ
ィスクを有し、両ディスク間には、回転エラスティック
の緩衝器の入力部分を成すフランジが設けられており、
該フランジが油圧装置の駆動歯車を同時に形成している
場合には、トルク伝動装置の特に有利な構成が得られ
る。その場合フランジが両側のディスクを超えて半径方
向に張出しており、かつ該フランジの外周には、油圧装
置もしくはポンプの、遊星状に配置された複数の歯車の
ための駆動歯車が一体に成形されているのが有利であ
る。 一方の弾み質量体は、少なくとも部分的に粘性媒体の
充填された室を有し、該室内には、回転エラスティック
の緩衝器及び油圧装置が、場合によっては又、両弾み質
量体間で働く摩擦減衰装置が受容されているのが有利で
ある。トルク伝動装置をこのように構成することによっ
て、装置構成部分の互いに接しつつ相対運動を行なう範
囲間で潤滑が行なわれ、これによって接触摩擦に基づく
摩耗が著しく低下され、ひいては耐用寿命並びに機能確
実性が著しく高められる。本発明によっては特に、回転
エラスティックの緩衝器の、周方向に作用するコイルば
ねの個々の巻条と、回転エラスティックの緩衝器の入力
部分及び/又は出力部分を形成する種々のディスク状構
成部材において前記コイルばねを受容する窓の半径方向
外縁との間の摩擦も減少させることが可能になる。粘性
媒体用の室は実質的に、一方の弾み質量体の構成部分に
よって形成された1つの環状室から成るのが有利であ
る。該環状室は、回転エラスティックの緩衝器を軸方向
で囲む外周壁と、該外周壁から半径方向内向きに延在し
て間に回転エラスティックの緩衝器を受容する両側の側
壁とによって形成されている。この場合には内燃機関と
連結可能な第1の弾み質量体が前記環状室を有している
のが有利である。その場合、該環状室の一方の側壁は、
回転エラスティックの緩衝器と第2の弾み質量体との間
で半径方向に延在し、かつ前記側壁の半径方向内位範囲
と前記第2の弾み質量体との間にシール部材が設けられ
ている。更に又、第1の弾み質量体がリング状の軸方向
付加部を有し、該軸方向付加部が環状室の外周壁を形成
し、かつ回転エラスティックの緩衝器と第2の弾み質量
体との間で半径方向に延在する前記環状室の側壁が前記
リング状の軸方向付加部に固定されているのが、トルク
伝動装置の構成上有利である。 本発明のトルク伝動装置を一層単純に構成するため
に、第1の弾み質量体の軸方向付加部の半径方向内位に
軸方向凹設部が設けられており、該軸方向凹設部内に
は、遊星状に配置された複数の歯車が収容されて回転自
在に軸支されている。その場合、軸方向付加部に固定さ
れた側壁は、前記軸方向凹設部を軸方向で閉塞している
のが有利である。このために側壁は軸方向付加部の端面
に固定されている。 室内に充填された粘性媒体の流出を避けるためには、
遊星状に配置された歯車の半径方向外位で、軸方向付加
部の端面と、該端面に固定された側壁との間にシール部
材、例えばOリングを設けておくのが有利である。 トルク伝動装置の構造を特にコンパクトにするため
に、トルクが内燃機関からトランスミッションへ伝達さ
れる場合、動力はクランク軸から第1の弾み質量体に達
し、そこから油圧式クラッチのような油圧装置の入力部
分、該油圧装置の出力部分、緩衝器及び第2の弾み質量
体を経てクラッチへ達するように構成するのが有利であ
る。 この場合、クラッチ、例えば摩擦クラッチを介してト
ランスミッション入力軸と連結可能な第2の弾み質量体
は、該弾み質量体に対して相対回動不能でかつ軸方向に
変位可能な加圧板と第2弾み質量体との間に締付けられ
るクラッチディスクのための摩擦面を有しているのが有
利である。 内燃機関とトランスミッションとの間で発生する振動
を減衰するために、両弾み質両体間のスリップは20乃至
200回転、殊に有利には20乃至100回転である。スリップ
の存在によって生じる損失を代替可能な程度にするため
に、内燃機関の比較的高い回転数時には前記スリップを
最小に減少させるのが有利である。この減少化は例えば
1000〜2000回転の回転数範囲ですでに始まる。 実施例 次に図面につき本発明の実施例を詳説する。 回転衝撃を補償するために第1図に示したトルク伝動
装置1は、2つの弾み質量体3と4に分割された弾み車
2を有している。弾み質量体3は内燃機関(図示せず)
のクランク軸5に複数本の固定ねじ6を介して固定され
ている。弾み質量体4には切換え可能な摩擦クラッチ7
が固定されている。該摩擦クラッチ7の加圧板8と弾み
質量体4との間にはクラッチディスク9が設けられてお
り、該クラッチディスクはトランスミッション(図示せ
ず)の入力軸10に取付けられている。摩擦クラッチ7の
加圧板8は、クラッチカバー11に旋回可能に支持されて
いる皿ばね12によって弾み質量体4の方向に負荷されて
いる。摩擦クラッチ7の作動によって弾み質量体4、ひ
いては又、弾み車2乃至内燃機関がトランスミッション
の入力軸10に対して断ち接ぎされる。弾み質量体3と4
との間には油圧式の第1の緩衝器13並びに該緩衝器と直
列に配置された機械式の第2の緩衝器14が設けられてお
り、該油圧式及び機械式の緩衝器は両弾み質量体3と4
との相対回動を可能にする。 両弾み質量体3と4は互いに相対回動可能に支承装置
15を介して支承されている。該支承装置15は単列玉式の
玉軸受16の形の転がり軸受を有している。玉軸受16の外
レース17は弾み質量体4の凹設部18内に配置されてお
り、また玉軸受16の内レース19は、弾み質量体3の中央
に設けられていてクランク軸5から離反する軸方向に延
びて前記凹設部18内に侵入する円筒状のピン20の外周に
配置されている。 内レース19はプレス嵌めによってピン20の外周に取付
けられておりかつ弾み質量体3のピン20の肩21と安全デ
ィスク22との間に締め込まれており、該安全ディスクは
ピン20の端面に固定されている。 玉軸受16は弾み質量体4に対して軸方向で確保されて
おり、この場合玉軸受16は、断面L字形の2つのリング
23,24を間挿して、弾み質量体4の肩25と、スペーサピ
ン26を介して該弾み質量体と固定的に結合されたディス
ク27との間に軸方向で締め込まれている。 弾み質量体3は半径方向外側でリング状の軸方向付加
部28を有し、該軸方向付加部は、機械式の緩衝器14を収
容した室29を制限している。 該室29は実質的に環状室30によって形成されている。
環状室30は半径方向外側では前記の軸方向付加部28によ
って、また両側面では前記軸方向付加部から半径方向内
向きに延びていて緩衝器14を受容する側壁31と32によっ
て制限されている。側壁31は、ピン20から半径方向に延
びる弾み質量体3の半径方向フランジ33によって形成さ
れている。また側壁32は、実質的に非弾性の、つまり剛
性のカバーによって形成されており、該カバーは、緩衝
器14と弾み質量体4との間で半径方向内向きに延びてお
り、かつ半径方向外側では弾み質量体3の半径方向フラ
ンジ33に固定されている。 油圧式の緩衝器13の機能を保証するために室29内に
は、粘性の緩衝・潤滑剤が設けられており、これは例え
ばオイル、グリース又はペースト状媒体などから成って
いる。この場合、例えばシリコン油のような緩衝・潤滑
剤のレベルは、使用例に応じて、又は必要に応じて次の
ように確定される。すなわちトルク伝動装置の回転時
に、要する遠心力の作用を受けて、両弾み質量体3と4
との間で作用する緩衝器14の蓄力器34としてのコイルば
ねの半径方向外位範囲又は該コイルばねの半径方向全範
囲は粘性の緩衝・潤滑剤内に浸漬するようになってい
る。 更に第2図と相俟って第1図から判るように、半径方
向で見て外位に在る油圧式の緩衝器13はリング状の軸方
向付加部28の全周にわたって均等に分配されて遊星状に
配置された複数の歯車35を有している。各歯車35は軸方
向凹設部36内に夫々配置されており、該軸方向凹設部
は、弾み質量体3のリング状の軸方向付加部28の半径方
向範囲に設けられている。遊星状に配置された歯車35は
夫々シリンダ状の軸方向凹設部36内に軸37によって回転
可能に軸支されている。該軸37は、歯車35を装着した大
径の中央部分38並びに、該中央部分38の両側で軸方向に
延びるジャーナル状部分39,40を有している。軸37を半
径方向で保持するためにジャーナル状部分39,40は軸方
向凹設部36の底部並びに側壁32の軸方向対向範囲に穿設
された軸方向孔41,42内に延在している。 側壁32はリベット継手43を介して半径方向フランジ33
と締結されている。第2図から判るように前記リベット
継手43はトルク伝動装置の周方向で見て歯車35の中間に
設けられている。 遊星状に配置された歯車35は、これらの歯車の半径方
向内側に配置された共通の駆動歯車44と噛合っている。
歯車35の歯列35aと駆動歯車44の歯列44aとの間の半径方
向噛合い範囲で弾み質量体3のリング状の軸方向付加部
28内には、円環状の室45を形成する穿設部が設けられて
いる。また歯車35に対面した側壁32の端面を起点とする
穿設部が同様の形式で該側壁32にも設けられており、該
穿設部は円環状の室46を形成している。両弾み質量体3
と4との相対回動軸に、油圧式の緩衝器13つまりギヤポ
ンプから吐出される粘性の緩衝・潤滑剤は前記円環状の
室45,46の一方に圧入され、かつ他方の円環状の室46,45
へ吸い込まれる。歯車35の両側面にはパッキン円板47,4
8が設けられており、該パッキン円板は軸方向で変位可
能でありかつ歯車35に圧着される。このために室45,46
は、吐出すべき媒体を押しのける歯車35と駆動歯車44の
噛合う歯との連絡部を有している。図示の実施例では前
記連絡部は、パッキン円板47,48内に設けた穿孔49,50
(第3図及び第4図参照)によって形成されている。こ
れら穿孔49,50によって、両弾み質量体3,4の相対回動の
方向に応じて、歯車35の反対側のパッキン円板47又は48
へ圧力媒体が導かれ、あるいは又、このパッキン円板側
から吸い込まれる。この動作については後述の通りであ
る。 第2図から判るように、歯車35に所属した穴49と50
は、トルク伝動装置1の回転軸心と歯車35の回転軸心と
を通って延びる仮想結合直線51に対して周方向で互いに
ずらされて、該仮想結合直線51の両側に位置するように
配設されている。図示の実施例では穿孔49,50は1本の
仮想結合直線51に対して対称的に設けられている。 第3図から判るようにパッキン円板47は円環状の内位
範囲52を有し、該内位範囲はその半径方向で見て外周に
複数のリング状又は円板状の半径方向ブラケット53を有
し、該半径方向ブラケットは、円環状の内位範囲52の全
周にわたって均等に分配されている。前記半径方向ブラ
ケット53は弾み質量体3のリング状の軸方向付加部28の
軸方向凹設部36内に受容されている。円板状の半径方向
ブラケット53の外径は軸方向凹設部36の直径に適合され
ている。円板状の半径方向ブラケット53の中央範囲には
穿孔54が設けられており、該穿孔内には軸37の中央部分
38が差嵌められている。 第4図から判るようにパッキン円板48は連絡用の穿孔
50以外に別の穿孔55を有し、該穿孔にはやはり軸37の中
央部分38が差嵌められる。またパッキン円板48は半径方
向に延びる複数のスロット56を有し、該スロットはパッ
キン円板48の内周縁を起点として半径方向外向きに室46
の半径方向範囲内にまで延びているので、該室46は半径
方向のスロット56を介して中央の環状室30と接続されて
いる。更に又、穿孔55相互間にはリベット継手43のリベ
ットを通すための貫通孔43aが設けられている。 第1図及び第2図から判るように、フランジ状に構成
された駆動歯車44は、周方向で回転エラスティックな内
側の緩衝器14のための入力部分を同時に形成している。
また回転エラスティックな緩衝器14はディスク群つま
り、駆動歯車44の両側に配置された2つのディスク27と
57を有し、両ディスクはスペーサピン26を介して軸方向
間隔をおいて互いに相対回動不能に結合されて弾み質量
体4に枢着されている。ディスク27,57並びに駆動歯車4
4内には軸方向で整合した切除部58,59並びに60が形成さ
れており、該切除部内には、コイルばねの形の、周方向
に作用する蓄力器34が収容されている。 蓄力器34は駆動歯車44と両ディスク27,57との間の相
対回動に抗して作用する。内位の緩衝器14の作用範囲
は、周方向に延びていて駆動歯車44内に形成されたスペ
ーサピン26用の切除部44bの長さによって規定されてい
る。 また両弾み質量体3と4との間には、回転エラスティ
ックな緩衝器14に対して平行に働く摩擦装置61が設けら
れている。該摩擦装置61は両弾み質量体3と4との間の
摩擦を減衰させる。摩擦円板61aはスペーサピン26によ
って制限される。このために摩擦円板61aは、スペーサ
ピン26のリベットヘッドが軸方向に係合する切欠き61b
を有している。その場合、切欠き61bとリベットヘッド
との間には周方向遊びが存在しているのが有利である。 室29をシールし、これによって緩衝・潤滑剤の流出を
防止するために、軸方向付加部28の端面と側壁32との間
並びに該側壁32の中心孔62の周面と、該中心孔62内に軸
方向で係合する弾み質量体4の軸方向付加部63との間に
はシールリング64,64aが設けられており、該シールリン
グは第1図に示した例では対応溝内に装嵌されたOリン
グによって形成されている。シールリング64は歯車35も
しくは軸方向凹設部36の半径方向外側に配置されてい
る。また室29をシールするために内レース19とピン20の
外周面との間にシールリング65が設けられており、かつ
又、玉軸受16のための凹設部18と、断面L字形のリング
24との間の範囲にはシールリング66が配置されており、
該シールリングもやはり適当な溝内に装嵌されたOリン
グから成っている。 断面L字形のリング23,24の半径方向に延びる脚片部2
3a,24aは室29を外部に対してシールするためにやはり役
立つので、玉軸受16を通って緩衝・潤滑剤が漏出するこ
とはない。 油圧式の緩衝器14つまりギヤポンプの機能態様を次に
説明する。 引張り運転時、すなわち内燃機関によってクランク軸
5とトルク伝動装置1とを介してトランスミッションの
入力軸10が駆動される場合、粘性の媒体は、この場合歯
車35及び駆動歯車44のための吸込み室もしくは供給室と
して働く室46から引出されて前記歯車を通って、この場
合圧力室として働く室45内へ圧力される。例えばギヤポ
ンプの歯面間並びに吐出側と吸込み側との間に存在する
(製作誤差に起因するか又は意図的に設計された)ギャ
ップによる漏れ損失に基づいて、室(圧力室)45から粘
性の媒体は逃げるので、歯車35は駆動歯車44によって軸
37を中心として回動せしめられ、これによって両弾み質
量体3と4との間に相対回動もしくはスリップが生じ
る。この制限されない相対回動の速度は伝達モーメント
に関連し、かつ該モーメントに少なくともほぼ比例して
伝達されるモーメントに関連している。要するにこのこ
とは、衝撃モーメントが大であれば弾み質量体3と4と
の間のスリップ速度が大になり、これによってこの衝撃
が吸収もしくは緩衝されることを意味している。漏れ損
失に基づいて室46から吸出される粘性媒体容量は環状室
30から半径方向のスロット56を介して円環状の室46内へ
後流れすることができる。 引張り運転中の大きな漏れ損失を避けるために半径方
向では円環状の室45の内位で、また軸方向ではパッキン
円板47のための弾み質量体3の接触面と前記の軸方向に
変位可能なパッキン円板47との間に、図示の実施例では
Oリング67から成るパッキンが設けられている。このO
リング67を取付けるために弾み質量体3に装嵌溝が形成
されている。Oリング67の軸方向変形によって軸方向の
力がパッキン円板47に加えられるので、該パッキン円板
は歯車35に圧着される。 円環状の室45内に生じる圧力によって、軸方向に変位
可能なパッキン円板47が歯車35に圧着されるので、これ
らの歯車35は、パッキン円板47と、軸方向で弾み質量体
4に支持されるパッキン円板48との間に締め込まれる。
また、両パッキン円板47と48との間に半径方向で入り込
んでいる駆動歯車44の半径方向外位範囲も前記両パッキ
ン円板47と48との間に締め込まれる。歯車35及び駆動歯
車44の軸方向締め込み乃至軸方向緊定によって、その相
対回動時に歯車35及び駆動歯車44とパッキン円板47,48
との間には付加的な摩擦減衰が発生せしめられる。摩擦
減衰度は円環状の(圧力)室45内に支配する圧力に関連
している。 エンジンブレーキ運転時つまり自動車の駆動輪からト
ランスミッション軸10とトルク伝動装置1とを介してト
ルクが内燃機関に伝達される場合には粘性媒体が、この
場合歯車35及び駆動歯車44のための吸込み室乃至供給室
として働く円環状の室45から取出され、かつ前記歯車に
よって、今度は圧力室として働く円環状の室46内に圧入
される。すでに述べた漏れ損失に基づいて、かつ又、パ
ッキン円板48の半径方向のスロット56によって室46と環
状室30との間に形成される通路に基づいて室46から粘性
媒体が押し出される。この漏れ損失もしくはギヤポンプ
13の所定の吐出量に基づいて複数の歯車35は駆動歯車44
によって回動せしめられ、これによって両弾み質量体3
と4との間には矢張りスリップが生じ、このスリップ
は、両弾み質量体3と4との間に生じるモーメントに関
連している。 意図的に設計され絞りのように作用する半径方向のス
ロット56によって所望のようにスリップを規定すること
が可能である。このスロット56に基づいて、エンジンブ
レーキ運転時の方向での両弾み質量体3と4とのスリッ
プは引張り運転時の方向でのスリップよりも大である。 更にエンジンブレーキ運転時の方向でトルク伝動装置
1が作動する場合には粘性媒体がギヤポンプ13によって
室45から吸出される。それというのは、場合によって存
在する漏れは無視するとして前記室45は、粘性媒体のた
めの貯え室として働く環状室30と連通していないからで
ある。エンジンブレーキ方向でのある所定の運転時間を
経た後ギヤポンプ13はフリーホイール状に作用する。そ
れというのは、エンジンブレーキ方向でのある所定の運
転時間を経るとギヤポンプ13にもはや室45から粘性媒体
が供給されないからである。この運転期のあいだ室45内
には負圧が生じるが、この負圧はせいぜい1バールにす
ぎない。 エンジンブレーキ運転期中に室46内に圧力が存在する
限り、パッキン円板48は歯車35及び駆動歯車44に対して
軸方向に負荷されるので、歯車35及び駆動歯車44は両パ
ッキン円板47と48との間に軸方向で緊定される。この緊
定によって、歯車35及び駆動歯車44の回転時に、これら
の歯車35,44と両パッキン円板47,48との間には摩擦減衰
が生じる。しかしエンジンブレーキ運転時に生じる摩擦
減衰は引張り運転時よりも小である。それというのは、
(圧力)室46内に形成される圧力が、引張り運転期中に
室45内に形成される圧力よりも小であるからである。 エンジンブレーキ運転時には、ギヤポンプ13の緩衝作
用に並列した、パッキン円板47,48と歯車35,44との摩擦
減衰作用を最小限に抑えるのが、多くの使用例にとって
有利である。これは、側壁32に対してパッキン円板48を
軸方向で固定することによって保証される。この軸方向
固定は、パッキン円板48の穿孔55(第2図参照)を軸37
のジャーナル状部分40の外径に適合させて、パッキン円
板48を軸37の中央部分38と側壁32との間に軸方向で緊定
することによって、あるいは軸37の中央部分38に軸方向
で支持することによって行なうことができる。これによ
って、室46内に圧力が発生した際に軸37を介してパッキ
ン円板48を半径方向フランジ33に支持し、これによって
歯車35及び駆動歯車44を両パッキン円板47と48との間に
締め込まないようにすることが可能になる。 ギヤポンプ13と直列に接続された回転エラスティック
な緩衝器14の蓄力器34は、両弾み質量体3と4との間に
生じるモーメントに相応して、しかもスペーサピン26
と、周方向に延びる駆動歯車44の切除部44bとの間に存
在する回動遊びがなくなるまで、圧縮される。次いで半
径方向内位の回転エラスティックな緩衝器14はロックさ
れ、かつ半径方向外位のギヤポンプ(油圧式緩衝器13)
だけが作用状態を維持する。 特に第1図に示した断面図から判るようにトルク伝動
装置1の構成によって保証されることは、摩擦クラッチ
7の作動時に、このために必要な軸方向力が支承装置15
によって吸収されるので、ギヤポンプ13が不都合な影響
を受けることがないことである。このことはとりもなお
さず、ギヤポンプ13が摩擦クラッチ7の作動には無関係
であり、換言すればギヤポンプの特性が摩擦クラッチ7
の作動力の影響を受けないということを意味している。 第5図に部分的に示したトルク伝動装置101では、引
張り運転時に圧力室として働く室145と吸込み室146との
間に圧力制限弁170が配置されている。該圧力制限弁170
は軸方向孔171と閉鎖体としてのプラスチック製の球172
と閉鎖ばねとしてのコイルばね173とから成っており、
前記軸方向孔171は、周方向で見て歯車35(第2図参
照)相互間の範囲でリング状の軸方向付加部128内に形
成されている。コイルばね173は、軸方向孔171によって
形成された円錐座174に対して球172を負荷する。軸方向
孔171は一方では半径方向通路175を介して圧力室145と
接続され、また他方では、パッキン円板148内に形成さ
れた半径方向スロット176を介して吸込み室146と接続さ
れている。コイルばね173のプレロードをそれ相応に設
計することによって、圧力制限弁170の開弁圧を所期の
ように規定することが可能である。圧力制限弁170が、
両弾み質量体3と4の間に生じる所定のモーメントに相
当する所定圧で開弁すると直ちに、両弾み質量体3と4
の間に比較的大きなスリップが生じる。それというのは
粘性媒体が圧力室145から半径方向通路175と圧力制限弁
170と半径方向スロット176とを介して吸込み室146内へ
逃げることができるからである。要するに圧力制限弁17
0を用いれば内燃機関の出力系内における不都合な衝撃
トルクを緩衝又は減衰させることが可能になる訳であ
る。 第1図〜第4図に示したトルク伝動装置においても、
全周にわたって均等に分配された複数の圧力制限弁170
を設けることができるのは勿論である。 第6図に部分的に示した本発明の別の実施態様のトル
ク伝動装置201では、遠心力に関連した絞り弁270が設け
られている。該絞り弁270は、半径方向に延びる受容凹
設部271内に収容された弁体としての円筒ころ272から成
っている。該円筒ころ272は遠心力の作用を受けて半径
方向外向きに運動することによって絞りポート277を閉
じ、該絞りポートは半径方向通路275を介して、引張り
運転時に圧力室を形成する室245と接続している。また
受容凹設部271は、パッキン円板248内に形成された半径
方向スロット276を介して、引張り運転時に吸込み室と
して働く室246と接続している。圧力室245内に充分に高
い圧力が生じると該圧力室245から粘性媒体は半径方向
通路275と絞り弁270と半径方向スロット276を経て吸込
み室246内へギヤポンプ213によって吐出される。吐出さ
れた粘性媒体容量によって、両弾み質量体3と4との間
に生じるスリップもしくは両弾み質量体3と4との間の
相対的な回動速度が決定される。この媒体容量は、両弾
み質量体3と4との間に生じるモーメント並びに円筒こ
ろ272に作用する遠心力に関連している。円筒ころ272の
重量は、アイドリング回転数を上回る内燃機関の所定回
転数範囲において、かつ通常の運転状態では絞りポート
277を閉じ、従って両弾み質量体3と4との間にスリッ
プを生ぜしめず、もしくは該スリップを最小限度に抑
え、しかも油圧式緩衝器もしくは油圧式クラッチにおけ
る漏れに起因する程度の最小限度に抑えるように選ばれ
る。例えばアイドリング回転数を下回るか又はこれに近
い低回転数範囲では、圧力室245内の圧力上昇が比較的
僅かであれば絞り弁は開くことができる。 ギヤポンプ213もしくは油圧式緩衝器又は油圧クラッ
チの使用条件や所望の特性に応じて、遠心力に関連した
絞り弁270の特性もしくは特性曲線は、弁体としての円
筒ころ272に作用する蓄力器の影響を受ける。従って例
えば第6図に略示したように、円筒ころ272を半径方向
外向きに絞りポート277に圧着して、トルク伝動装置が
回転しない場合にも絞りポート277を閉じている、例え
ばばねのような蓄圧器278を設けておくことも可能であ
る。圧力室245内に充分高い過圧が存在する場合に始め
て絞り弁270は蓄圧器278の力に抗して、また場合によっ
ては円筒ころ272に作用する遠心力に抗して開くことが
できる。 また図示を省いた実施態様によれば、弁体としての円
筒ころ272を半径方向内向きに負荷する蓄力器を設ける
ことも可能であり、この場合、トルク伝動装置の回転時
に円筒ころ272に作用する遠心力は、絞りポート277を閉
じるためには該蓄力器の力を克服しなければならない。 第6図に示した絞り弁270は、第5図の圧力制限弁の
ように周方向で見て歯車35(第1図)の相互間に配置さ
れる。圧力制限弁170と遠心式の絞り弁270を併用するこ
とは、多くの使用例にとって有利である。 第7図に示した弁370も本発明のトルク伝動装置で使
用され、やはり遠心力に関連しており、かつ蓄力器378
を介して半径方向内向きに負荷される弁体372を有して
いる。蓄力器378及び弁体372は弾み質量体3の半径方向
孔371内に収容されている。該半径方向孔371は半径方向
で外方に対してねじ379によって閉塞されており、該ね
じに蓄力器378が当てつけられている。このねじ379を介
して蓄力器378のプレロードが設定される。前記半径方
向孔371から2つの通路375と376が分岐し、かつ、第1
図の室45,46に相当する室345,346と連通している。弁体
372は、前記の両通路375,376を連通させる孔372aを有し
ている。該孔372aの配設及び蓄力器378の設計は次の通
りである。内燃機関の低回転数範囲、例えばアイドリン
グ回転数を下回る回転数範囲では前記孔372aは通路375,
376に対して半径方向でずらされているので、両通路375
と376との間には連通は生じないようになっている。従
って粘性媒体は通路375,376を介してギヤポンプ313の吐
出側から吸込み側に達することもない。中位の回転数範
囲では孔372aは通路375及び376と重なるので、粘性媒体
は弁370を介して循環することができる。回転数が増す
につれて、弁体372に作用する遠心力は大になり、従っ
て蓄力器378も一層緊縮され、これに伴って孔372aが通
路375,376に対して半径方向外向きに移動し、これによ
って高回転数範囲では両通路375,376との連通が中断さ
れる。従って内燃機関の回転数が比較的高くなると粘性
媒体はもはや弁370を介して循環することはない。 第7図に示した弁370の特性乃至特性曲線は、蓄力器3
78及び孔372aの形状をそれ相応に構成することによっ
て、その都度の使用例に適合することができる。蓄力器
378は一次特性曲線を有していないのが有利である。 第7図に示した弁370の弁体372は、図示を省いた変化
態様によれば、前記通路375,376を連通させる複数の孔
を有していてもよい。この場合前記複数の孔を弁体372
に設ける配設形式は次の通りである。内燃機関の底回転
数範囲では両通路375と376間は連通しており、中回転数
範囲ではこの連通は中断されており、かつ比較的高い回
転数範囲では、弁体372において半径方向内位に設けた
孔によって両通路375,376間が再連通するようになって
いる。 第1図に示した実施例のトルク伝動装置ではクラッチ
ディスク9は剛性円板として構成されている。しかし大
抵の適用例ではトーションダンパを有するクラッチディ
スクを使用するのが有利である。その場合該クラッチデ
ィスクのトーションダンパは多段式に構成され、しかも
少なくとも1つの段はアイドリング範囲のために、また
少なくとも1つの段は負荷範囲のために設けられる。し
かし多くの適用例ではクラッチディスクが、アイドリン
グ範囲のために設計された、ただ1つのトーションダン
パを有しているのが有利な場合もある。またクラッチデ
ィスクのトーションダンパが少なくとも1つの摩擦装置
を含んでいてもよい。その場合摩擦装置は、順次に作用
する複数の摩擦段を有し、該摩擦段はいわゆる負荷摩擦
装置又は引き延ばし摩擦装置を形成する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるトルク伝動装置の断面図、第2図
は第1図の矢印Iの方向に見た一部破断して示した部分
図、第3図はトルク伝動装置の2つの弾み質量体間に設
けられているギヤポンプのためのシールプレートの1実
施態様図、第4図は両弾み質量体間に設けられているギ
ヤポンプのための異なった実施態様によるシールプレー
トを示す図、第5図は第1図及び第2図に示したトルク
伝動装置で使用できる絞り弁の詳細断面図、第6図は第
1図及び第2図に示したトルク伝動装置でやはり使用で
きる遠心力応動式弁の詳細断面図、第7図は第1図及び
第2図に示したトルク伝動装置でやはり使用できる遠心
力応動式弁の異なった実施態様の詳細断面図である。 1……トクル伝動装置、2……弾み車、3,4……弾み質
量体、5……クランク軸、6……固定ねじ、7……摩擦
クラッチ、8……加圧板、9……クラッチディスク、10
……入力軸、11……クラッチカバー、12……皿ばね、13
……油圧式の第1の緩衝器、14……機械式の第2の緩衝
器、15……支承装置、16……玉軸受、17……外レース、
18……凹設部、19……内レース、20……ピン、21……
肩、22……確保ディスク、23,24……断面L字形のリン
グ、23a,24a……脚片部、25……肩、26……スペーサピ
ン、27……ディスク、28……軸方向付加部、29……室、
30……環状室、31,32……側壁、33……半径方向フラン
ジ、34……蓄力器としてのコイルばね、35……歯車、35
a……歯列、36……シリンダ状の軸方向凹設部、37……
軸、38……中央部分、39,40……ジャーナル状部分、41,
42……軸方向孔、43……リベット継手、43a……貫通
孔、44……駆動歯車、44a……歯列、44b……切除部、4
5,46……円環状の室、47,48……パッキン円板、49,50…
…穿孔、51……仮想結合直線、52……円環状の内位範
囲、53……半径方向ブラケット、54,55……穿孔、56…
…スロット、57……ディスク、58,59,60……切除部、61
……摩擦装置、61a……摩擦円板、61b……切欠き、62…
…中心孔、63……軸方向付加部、64,64a,65,66……シー
ルリング、67……Oリング、101……トルク伝動装置、1
28……リング状の軸方向付加部、145……圧力室、146…
…吸込み室、148……パッキン円板、170……圧力制限
弁、171……軸方向孔、172……球、173……コイルば
ね、174……円錐座、175……半径方向通路、176……半
径方向スロット、201……トルク伝動装置、213……ギヤ
ポンプ、228……リング状の軸方向付加部、245……圧力
室、246……吸込み室、248……パッキン円板、270……
絞り弁、271……受容凹設部、272……円筒ころ、275…
…半径方向通路、276……半径方向スロット、277……絞
りポート、278……蓄力器としてのばね、313……ギヤポ
ンプ、328……リング状の軸方向付加部、345,346……
室、370……弁、371……半径方向孔、372……弁体、372
a……孔、375,376……通路、378……蓄力器、379……ね

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.少なくとも2つの互いに相対回動可能な弾み質量体
    が配備されており、一方の弾み質量体が内燃機関と連結
    可能であり、また他方の弾み質量体がクラッチを介して
    トランスミッションと断ち接ぎ可能である形式のトルク
    伝動装置、特に車両の内燃機関とトランスミッションと
    の間の駆動軸系内に設けられたトルク伝動装置におい
    て、加圧された油圧媒体によって内燃機関とトランスミ
    ッションとの間でトルクをフルに伝達する油圧装置(1
    3)を介して両弾み質量体(3,4)が互いに連結されてお
    り、該油圧装置の媒体圧及び/又は該油圧装置により吐
    出される油圧媒体量が、伝動トルクに関連していること
    を特徴とする、トルク伝動装置。 2.両弾み質量体間に前記油圧装置(13)として油圧式
    のクラッチが設けられている、特許請求の範囲第1項記
    載のトルク伝動装置。 3.両弾み質量体の間に前記油圧装置(13)としてハイ
    ドロスタチックなクラッチが設けられている、特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載のトルク伝動装置。 4.回転原理に基づいて作動する容積型ポンプによって
    両弾み質量体が互いに連結されている、特許請求の範囲
    第1項から第3項までの何れか1項記載のトルク伝動装
    置。 5.両弾み質量体間に前記油圧装置(13)としてギヤポ
    ンプが設けられている、特許請求の範囲第1項から第4
    項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 6.前記油圧装置が制限されたスリップ範囲を経てハイ
    ドロスタチックな緩衝装置として働く、特許請求の範囲
    第1項から第5項までの何れか1項記載のトルク伝動装
    置。 7.グリース又はペーストのようなペースト状媒体が前
    記油圧媒体として使用されている、特許請求の範囲第1
    項から第6項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 8.トルクが内燃機関からトランスミッションへ伝達さ
    れる場合に動力が、クランク軸から一方の弾み質量体に
    達し、そこから前記油圧装置の入力部分、該油圧装置の
    出力部分及び他方の弾み質量体を経て摩擦クラッチに達
    する、特許請求の範囲第1項から第7項までの何か1項
    記載のトルク伝動装置。 9.前記油圧装置が、該油圧装置の回転軸線を中心とし
    て全周にわたって遊星状に配置された複数の歯車を有し
    ている、特許請求の範囲第1項から第8項までの何れか
    1項記載のトルク伝動装置。 10.前記油圧装置が、遊星状に配置された複数の歯車
    と噛合う1つの駆動歯車を有している、特許請求の範囲
    第9項記載のトルク伝動装置。 11.前記駆動歯車が、遊星状に配置された複数の歯車
    の半径方向内側に設けられている、特許請求の範囲第10
    項記載のトルク伝動装置。 12.遊星状に配置された複数の歯車の少なくとも一方
    の側面にパッキンプレートが設けられている、特許請求
    の範囲第9項から第11項までの何れか1項記載のトルク
    伝動装置。 13.歯車から離反した方のパッキンプレート側が前記
    油圧装置の圧力側と接続されている、特許請求の範囲第
    9項から第12項までの何れか1項記載のトルク伝動装
    置。 14.歯車から離反した方のパッキンプレート側に蓄力
    器が作用している、特許請求の範囲第12項又は第13項記
    載のトルク伝動装置。 15.個々の歯車のパッキンプレートが互いに結合され
    ておりかつ1つの円環状の構成部材を形成している、特
    許請求の範囲第12項から第14項までの何れか1項記載の
    トルク伝動装置。 16.歯車が夫々軸に回転自在に支承されている、特許
    請求の範囲第9項から第15項までの何れか1項記載のト
    ルク伝動装置。 17.歯車が第1の弾み質量体によって支持されかつ駆
    動歯車が第2の弾み質量体に設けられている、特許請求
    の範囲第9項から第16項までの何れか1項記載のトルク
    伝動装置。 18.前記油圧装置の吐出側と吸込み側との間に絞りが
    設けられている、特許請求の範囲第1項から第17項まで
    の何れか1項記載のトルク伝動装置。 19.前記油圧装置の吐出側と吸込み側との間に逆止弁
    が設けられている、特許請求の範囲第1項から第18項ま
    での何れか1項記載のトルク伝動装置。 20.前記絞りが絞り弁によって形成されている、特許
    請求の範囲第18項記載のトルク伝動装置。 21.前記絞り弁が同時に逆止弁として構成されてい
    る、特許請求の範囲第第18項から第20項までの何れか1
    項記載のトルク伝動装置。 22.各歯車の吐出側と吸込み側との間に絞りが設けら
    れている、特許請求の範囲第18項から第21項までの何れ
    か1項記載のトルク伝動装置。 23.前記絞りによって惹起される絞り作用が、所定の
    運転条件に関連して可変である、特許請求の範囲第18項
    から第22項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 24.絞り作用が、一方及び他方の弾み質量体の回転数
    又はそのいずれかの弾み質量体の回転数に関連して可変
    である、特許請求の範囲第23項記載のトルク伝動装置。 25.絞り作用が、前記油圧装置によって吐出され又は
    押しのけられる媒体の温度に関連して可変である、特許
    請求の範囲第23項又は第24項記載のトルク伝動装置。 26.前記油圧装置と少なくとも一方の弾み質量体との
    間に回転エラスティックな緩衝器が設けられている、特
    許請求の範囲第1項から第25項までの何れか1項記載の
    トルク伝動装置。 27.両弾み質量体間に摩擦減衰装置が設けられてい
    る、特許請求の範囲第1項から第26項までの何れか1項
    記載のトルク伝動装置。 28.回転エラスティックな緩衝器が入力部分と出力部
    分とを有し、該入力部分と出力部分との間に、周方向に
    作用する蓄力器が設けられている、特許請求の範囲第26
    項又は第27項記載のトルク伝動装置。 29.前記油圧装置と回転エラスティックな前記緩衝器
    が直列に配置されている、特許請求の範囲第26項から第
    28項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 30.前記駆動歯車が回転エラスティックな前記緩衝器
    の入力部分又は出力部分によって支持される、特許請求
    の範囲第26項から第29項までの何れか1項記載のトルク
    伝動装置。 31.回転エラスティックな前記緩衝器が、第1の弾み
    質量体から第2の弾み質量体への動力伝達経路内で、前
    記油圧装置と第2の弾み質量体との間に設けられてい
    る、特許請求の範囲第26項から第30項までの何れか1項
    記載のトルク伝動装置。 32.回転エラスティックな前記緩衝器が、前記油圧装
    置の半径方向内側に設けられている、特許請求の範囲第
    26項から第31項までの何れか1項記載のトルク伝動装
    置。 33.回転エラスティックな前記緩衝器と前記油圧装置
    が少なくともほぼ等しい軸方向高さに配置されている、
    特許請求の範囲第26項から第32項までの何れか1項記載
    のトルク伝動装置。 34.前記駆動歯車が、回転エラスティックな前記緩衝
    器の入力部分と一体に構成されている、特許請求の範囲
    第26項から第33項までの何れか1項記載のトルク伝動装
    置。 35.回転エラスティックな前記緩衝器が、出力部分を
    成す互いに軸方向間隔をおいて設けられた2つのディス
    クを有し、両ディスク間には、回転エラスティックな前
    記緩衝器の出力部分を成すフランジが設けられている、
    特許請求の範囲第26項から第34項までの何れか1項記載
    のトルク伝動装置。 36.前記フランジが、両側のディスクを超えて半径方
    向に張出しており、かつ該フランジの外周には、前記油
    圧装置の遊星状に配置された複数の歯車のための駆動歯
    車が一体に成形されている、特許請求の範囲第35項記載
    のトルク伝達装置。 37.一方の弾み質量体が、少なくとも部分的に粘性媒
    体の充填された室を有しており、該室内には、回転エラ
    スティックな前記緩衝器及び前記油圧装置が受容されて
    いる、特許請求の範囲第26項から第36項までの何れか1
    項記載のトルク伝動装置。 38.前記室が実質的に、一方の弾み質量体の構成部分
    によって形成された1つの環状室から成っている、特許
    請求の範囲第37項記載のトルク伝達装置。 39.前記環状室が、回転エラスティックな前記緩衝器
    を軸方向で囲む外周壁と、該外周壁から半径方向内向き
    に延在して間に回転エラスティックな前記緩衝器を受容
    する両側の側壁とによって形成されている、特許請求の
    範囲第37項又は第38項記載のトルク伝動装置。 40.一方の弾み質量体が前記環状室を有している、特
    許請求の範囲第37項から第39項までの何れか1項記載の
    トルク伝動装置。 41.前記環状室の一方の側壁が、回転エラスティック
    な前記緩衝器と第2の弾み質量体との間で半径方向に延
    在し、かつ前記側壁の半径方向内位範囲と他方の弾み質
    量体との間にシール部材が設けられている、特許請求の
    範囲第37項から第40項までの何れか1項記載のトルク伝
    動装置。 42.一方の弾み質量体がリンク状の軸方向付加部を有
    し、該軸方向付加部が環状室の外周壁を形成し、かつ回
    転エラスティックな前記緩衝器と他方の弾み質量体との
    間で半径方向に延在する前記側壁が前記リング状の軸方
    向付加部に固定されている、特許請求の範囲第37項から
    第41項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 43.一方の弾み質量体の軸方向付加部の半径方向内位
    に軸方向凹設部が設けられており、該軸方向凹設部内に
    は、遊星状に配置された複数の歯車が収容されている、
    特許請求の範囲第9項から第42項までの何れか1項記載
    のトルク伝動装置。 44.前記軸方向付加部に固定された前記側壁が、遊星
    状の歯車を収容するための前記軸方向凹設部を軸方向で
    閉塞している、特許請求の範囲第43項記載のトルク伝動
    装置。 45.前記側壁が前記軸方向付加部の端面に固定されて
    いる、特許請求の範囲第42項から第44項までの何れか1
    項記載のトルク伝動装置。 46.遊星状に配置された前記歯車の半径方向外位で、
    前記軸方向付加部の端面と、該端面に固定された前記側
    壁との間にシール部材が設けられている、特許請求の範
    囲第42項から第45項までの何れか1項記載のトルク伝動
    装置。 47.前記室が部分的にしか充填されていない、特許請
    求の範囲第37項から第46項までの何れか1項記載のトル
    ク伝動装置。 48.トルクが内燃機関からトランスミッションへ伝達
    される場合に動力がクランク軸から第1の弾み質量体に
    達し、そこから油圧式クラッチのような油圧装置の入力
    部分、該油圧装置の出力部分、緩衝器及び第2の弾み質
    量体を経てクラッチへ達する、特許請求の範囲第1項か
    ら第47項までの何れか1項記載のトルク伝動装置。 49.摩擦クラッチのようなクラッチを介して第2の弾
    み質量体がトランスミッション入力軸と連結可能であ
    り、該第2の弾み質量体が、該弾み質量体に対して相対
    回動不能で軸方向に変位可能な加圧板と該第2の弾み質
    量体との間に締付けられるクラッチディスクのための摩
    擦面を有している、特許請求の範囲第1項から第48項ま
    での何れか1項記載のトルク伝動装置。 50.両弾み質量体間のスリップが20〜200回転であ
    る、特許請求の範囲第1項から第49項までの何れか1項
    記載のトルク伝動装置。
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