JP2929320B2 - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置

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JP2929320B2
JP2929320B2 JP3014706A JP1470691A JP2929320B2 JP 2929320 B2 JP2929320 B2 JP 2929320B2 JP 3014706 A JP3014706 A JP 3014706A JP 1470691 A JP1470691 A JP 1470691A JP 2929320 B2 JP2929320 B2 JP 2929320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、物品搬送部によって搬
送されている被検査物品に異物が混入ないし付着してい
るか否かを検査するための物品検査装置に関し、特に、
(i) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめて得られた透
過光信号の低レベル状態を計数して被検査物品に混入な
いし付着した異物を計数し、計数結果が所定値を超えた
とき異物検出信号を発生することにより、不良の被検査
物品の除去あるいは被検査物品の不良率の算出などに利
用可能としてなる物品検査装置に関するものであり、ま
た(ii)(a) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめて得ら
れた透過光信号の低レベル状態を計数して被検査物品に
混入ないし付着した異物を計数し、計数結果が所定値を
超えたとき異物検出信号を発生し、かつ(b) 被検査物品
の表面および裏面の少なくとも一方より得られた画像信
号からそれぞれ取出された三原色信号に基づき輝度信号
および相対色度信号の少なくとも一方を作成し、計数回
路に与えて輝度信号および相対色度信号の少なくとも一
方の高レベル状態を計数して被検査物品に混入ないしは
付着した異物を計数し、計数結果が所定値を超えたとき
異物検出信号を発生することにより、不良の被検査物品
の除去あるいは被検査物品の不良率の算出などに利用可
能としてなる物品検査装置に関するものであり、更には
(iii) (a) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめて得ら
れた透過光信号の低レベル状態を計数して被検査物品に
混入ないし付着した異物を計数し、計数結果が所定値を
超えたとき異物検出信号を発生し、かつ(b) 被検査物品
の表面および裏面の少なくとも一方より得られた画像信
号からそれぞれ取出された三原色信号に基づき相対色度
信号を作成し、かつ三原色信号のうち最大のものに対応
する相対色度信号を除外した他の相対色度信号を所定の
割合で互いに加算して相対色度和信号を作成し、相対色
度和信号の高レベル状態を計数回路で計数して被検査物
品に混入ないし付着した異物の個数を計数し、計数結果
が所定値を超えたとき異物検出信号を発生することによ
り、不良の被検査物品の除去あるいは被検査物品の不良
率の算出などに利用可能としてなる物品検査装置に関す
るものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の物品検査装置としては、
物品搬送部によって搬送されている被検査物品(たとえ
ば海苔)の一面(すなわち表面)を物品撮像部によって
撮像して得た画像信号を処理することにより、被検査物
品の縁辺部などに生じた欠損を検出してその良否を判定
し、不良の被検査物品を物品搬送部に付設された不良物
品除去部で除去してなるものが提案されていた(特開昭
63-193042 参照)。
【0004】
【解決すべき問題点】しかしながら、従来の物品検査装
置では、被検査物品の縁辺部などに生じた欠損のみを検
出してその良否を判定していたので、(i) 被検査物品の
内部に混入しもしくはその表面もしくは裏面に付着した
異物(被検査物品が海苔の場合、たとえば小エビ,網ク
ズあるいは藁クズなど)を検出することができない欠点
があり、ひいては(ii)異物の混入ないしは付着した不良
の被検査物品を除去できない欠点があり、また(iii) 異
物の混入ないしは付着に関する被検査物品の不良率を算
出できない欠点もあった。
【0005】結果的に、従来の物品検査装置では、(iv)
被検査物品の品質を十分には改善できない欠点があり、
それ故(v) 仮にこれらの異物を確実に検出しようとすれ
ば、検査要員が肉眼によって直接に検出する以外に有効
な手立てがなかった。
【0006】そこで、本発明は、これらの欠点を除去す
べく、(i) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめて得ら
れた透過光信号の低レベル状態を計数して被検査物品に
混入ないし付着した異物を計数し、計数結果が所定値を
超えたとき異物検出信号を発生することにより、不良の
被検査物品の除去あるいは被検査物品の不良率の算出な
どに利用可能としてなる物品検査装置に関するものであ
り、また(ii)(a) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめ
て得られた透過光信号の低レベル状態を計数して被検査
物品に混入ないし付着した異物を計数し、計数結果が所
定値を超えたとき異物検出信号を発生し、かつ(b) 被検
査物品の表面および裏面の少なくとも一方より得られた
画像信号からそれぞれ取出された三原色信号に基づき輝
度信号および相対色度信号の少なくとも一方を作成し、
計数回路に与えて輝度信号および相対色度信号の少なく
とも一方の高レベル状態を計数して被検査物品に混入な
いしは付着した異物を計数し、計数結果が所定値を超え
たとき異物検出信号を発生することにより、不良の被検
査物品の除去あるいは被検査物品の不良率の算出などに
利用可能としてなる物品検査装置に関するものであり、
更には(iii) (a) 被検査物品を近赤外線中を通過せしめ
て得られた透過光信号の低レベル状態を計数して被検査
物品に混入ないし付着した異物を計数し、計数結果が所
定値を超えたとき異物検出信号を発生し、かつ(b) 被検
査物品の表面および裏面の少なくとも一方より得られた
画像信号からそれぞれ取出された三原色信号に基づき相
対色度信号を作成し、かつ三原色信号のうち最大のもの
に対応する相対色度信号を除外した他の相対色度信号を
所定の割合で互いに加算して相対色度和信号を作成し、
相対色度和信号の高レベル状態を計数回路で計数して被
検査物品に混入ないし付着した異物の個数を計数し、計
数結果が所定値を超えたとき異物検出信号を発生するこ
とにより、不良の被検査物品の除去あるいは被検査物品
の不良率の算出などに利用可能としてなる物品検査装置
を提供せんとするものである。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【問題点の解決手段】
【0009】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が付着しているか否か
を検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを
作成するための第1の輝度信号作成回路(42)と、 (c) 第1の輝度信号作成回路(42)の出力端に対して入力
端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否
かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高
レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための第
1の比較回路(43)と、 (d) 第1の比較回路(43)の出力端に対して入力端が接続
されており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状態
を計数することによって被検査物品の表面に付着した異
物を計数するための第1の計数回路(48)と、 (e) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49)と、 (f) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
取出回路(141) と、 (g) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
41) から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号
Yを作成するための第2の輝度信号作成回路(142) と、 (h) 第2の輝度信号作成回路(142) の出力端に対して入
力端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか
否かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ
高レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための
第2の比較回路(143) と、 (i) 第2の比較回路(143) の出力端に対して入力端が接
続されており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状
態を計数することによって被検査物品の裏面に付着した
異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (j) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
2の異物検出信号発生回路(149) と、 (k) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (l) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (m) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0010】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号加算
回路(44)と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端と第1の三
原色信号加算回路(44)の出力端とに対して入力端が接続
されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xに
よって除することによって三原色信号R,G,Bの相対
色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信
号X* として出力するための第1の割算回路(45)と、 (d) 第1の割算回路(45)の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否か
を判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにの
み高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力する
ための第1の比較回路(46)と、 (e) 第1の比較回路(46)の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベル
状態を計数することによって被検査物品の表面に付着し
た異物を計数するための第1の計数回路(48)と、 (f) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49)と、 (g) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
取出回路(141) と、 (h) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
加算回路(144) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端と第2の
三原色信号加算回路(144) の出力端とに対して入力端が
接続されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号
Xによって除することによって三原色信号R,G,Bの
相対色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色
度信号X* として出力するための第2の割算回路(145)
と、 (j) 第2の割算回路(145) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否
かを判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときに
のみ高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力す
るための第2の比較回路(146) と、 (k) 第2の比較回路(146) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベ
ル状態を計数することによって被検査物品の裏面に付着
した異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (l) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(149) と、 (m) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (n) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (o) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0011】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを
作成するための第1の輝度信号作成回路(42)と、 (c) 第1の輝度信号作成回路(42)の出力端に対して入力
端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否
かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高
レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための第
1の比較回路(43)と、 (d) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号加算
回路(44)と、 (e) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端と第1の三
原色信号加算回路(44)の出力端とに対して入力端が接続
されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xに
よって除することによって三原色信号R,G,Bの相対
色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信
号X* として出力するための第1の割算回路(45)と、 (f) 第1の割算回路(45)の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否か
を判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにの
み高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力する
ための第2の比較回路(46)と、 (g) 第1の比較回路(43)の出力端と第2の比較回路(46)
の出力端とに対して入力端が接続されており、輝度比較
信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせて組合信
号Zとして出力してなる第1の信号組合回路(47)と、 (h) 第1の信号組合回路(47)の出力端に対して入力端が
接続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態を
計数することによって被検査物品の表面に付着した異物
を計数するための第1の計数回路(48)と、 (i) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49)と、 (j) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
取出回路(141) と、 (k) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
41) から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号
Yを作成するための第2の輝度信号作成回路(142) と、 (l) 第2の輝度信号作成回路(142) の出力端に対して入
力端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか
否かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ
高レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための
第3の比較回路(143) と、 (m) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
加算回路(144) と、 (n) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端と第2の
三原色信号加算回路(144) の出力端とに対して入力端が
接続されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号
Xによって除することによって三原色信号R,G,Bの
相対色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色
度信号X* として出力するための第2の割算回路(145)
と、 (o) 第2の割算回路(145) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否
かを判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときに
のみ高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力す
るための第4の比較回路(146) と、 (p) 第3の比較回路(143) の出力端と第4の比較回路(1
46) の出力端とに対して入力端が接続されており、輝度
比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせて組
合信号Zとして出力してなる第2の信号組合回路(147)
と、 (q) 第2の信号組合回路(147) の出力端に対して入力端
が接続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態
を計数することによって被検査物品に混入ないしは付着
した異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (r) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
2の異物検出信号発生回路(149) と、 (s) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (t) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (u) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0012】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを
第1の三原色信号加算回路(342) から与えられた三原色
和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
G ,XB から選ばれた2つを算出して出力するための
第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) の出力端に対
して入力端が接続されており、第1の除算回路(344A1,3
44B1,344C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
G ,XB から選ばれた2つを所定の割合で互いに加算
して相対色度和信号X**を出力するための第1の相対色
度和信号算出回路(343;344A2,344B2,344C2;345A,345B,3
45C;346)と、 (e) 第1の相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,3
44C2;345A,345B,345C;346)の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか
否かを判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたと
きにのみ高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出
力するための第1の比較回路(347) と、 (f) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
ル状態を計数することによって被検査物品の表面に付着
した異物の個数を計数するための第1の計数回路(348)
と、 (g) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349) と、 (h) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
三原色信号取出回路(441) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
加算回路(442) と、 (j) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを
第2の三原色信号加算回路(442) から与えられた三原色
和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
G ,XB から選ばれた2つを算出して出力するための
第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) と、 (k) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) の出力端に対
して入力端が接続されており、第2の除算回路(444A1,4
44B1,444C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
G ,XB から選ばれた2つを所定の割合で互いに加算
して相対色度和信号X**を出力するための第2の相対色
度和信号算出回路(443;444A2,444B2,444C2;445A,445B,4
45C;446)と、 (l) 第2の相対色度和信号算出回路(443;444A2,444B2,4
44C2;445A,445B,445C;446)の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか
否かを判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたと
きにのみ高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出
力するための第2の比較回路(447) と、 (m) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
ル状態を計数することによって被検査物品の裏面に付着
した異物の個数を計数するための第2の計数回路(448)
と、 (n) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
2の異物検出信号発生回路(449) と (o) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (p) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (q) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0013】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを
第1の三原色信号加算回路(342) から与えられた三原色
和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
G ,XB から選ばれた1つを算出して相対色度信号X
* として出力するための第1の除算回路(344A1,344B1,3
44C1;344A2,344B2,344C2;346) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,3
44C2;346)の出力端に対して入力端が接続されており、
第1の除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,344
C2;346) から与えられた相対色度信号X* が設定値を超
えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超え
たときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を出
力するための第1の比較回路(347) と、 (e) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状
態を計数することによって被検査物品に混入ないし付着
した異物の個数を計数するための第1の計数回路(348)
と、 (f) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349) と、 (g) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
三原色信号取出回路(441) と、 (h) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
加算回路(442) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを
第2の三原色信号加算回路(442) から与えられた三原色
和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
G ,XB から選ばれた1つを算出して相対色度信号X
* として出力するための第2の除算回路(444A1,444B1,4
44C1;444A2,444B2,444C2;446) と、 (j) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,4
44C2;446)の出力端に対して入力端が接続されており、
第2の除算回路(444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444
C2;446) から与えられた相対色度信号X* が設定値を超
えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超え
たときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を出
力するための第2の比較回路(447) と、 (k) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状
態を計数することによって被検査物品の裏面に付着した
異物の個数を計数するための第2の計数回路(448) と、 (l) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(449) と (m) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (n) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (o) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0014】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bを第1の三原色信号
加算回路(342) から与えられた三原色和信号Xで除する
ことによって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出
して出力するための第1の除算回路(344A1,344B1,344
C1) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) の出力端に対
して入力端が接続されており、第1の除算回路(344A1,3
44B1,344C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
G ,XB に対し所定の係数α,β, γを乗じて係数付三
原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXBを算出して出力
するための第1の乗算回路(344A2,344B2,344C2) と、 (e) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較
することにより最大のものに対応して0となる選択信号
R ,gG ,gB を算出して出力するための第1の選択信
号発生回路(343) と、 (f) 第1の乗算回路(344A2,344B2,344C2) の出力端およ
び第1の選択信号発生回路(343) の出力端に対して入力
端が接続されており、第1の選択信号発生回路(343) か
ら与えられた選択信号gR ,gG,gB と第1の乗算回路
(344A2,344B2,344C2) から与えられた係数付三原色相対
色度信号αXR ,βXG ,γXB との積を互いに加算して
相対色度和信号X**を出力するための第1の相対色度和
信号算出回路(345A,345B,345C;346)と、 (g) 第1の相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;34
6)の出力端に対して入力端が接続されており、相対色度
和信号X**が設定値を超えたか否かを判定して相対色度
和信号X**が設定値を超えたときにのみ高レベル状態と
なる相対色度和比較信号Zを出力するための第1の比較
回路(347) と、 (h) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
ル状態を計数することによって被検査物品に混入ないし
付着した異物の個数を計数するための第1の計数回路(3
48) と、 (i) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349) と、 (j) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
三原色信号取出回路(441) と、 (k) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
加算回路(442) と、 (l) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
ら与えられた三原色信号R,G,Bを第2の三原色信号
加算回路(442) から与えられた三原色和信号Xで除する
ことによって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出
して出力するための第2の除算回路(444A1,444B1,444
C1) と、 (m) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) の出力端に対
して入力端が接続されており、第2の除算回路(444A1,4
44B1,444C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
G ,XB に対し所定の係数α,β, γを乗じて係数付三
原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXBを算出して出力
するための第2の乗算回路(444A2,444B2,444C2) と、 (n) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較
することにより最大のものに対応して0となる選択信号
R ,gG ,gB を算出して出力するための第2の選択信
号発生回路(443) と、 (o) 第2の乗算回路(444A2,444B2,444C2) の出力端およ
び第2の選択信号発生回路(443) の出力端に対して入力
端が接続されており、第2の選択信号発生回路(443) か
ら与えられた選択信号gR ,gG,gB と第2の乗算回路
(444A2,444B2,444C2) から与えられた係数付三原色相対
色度信号αXR ,βXR ,γXB との積を互いに加算して
相対色度和信号X**を出力するための第2の相対色度和
信号算出回路(445A,445B,445C;446)と、 (p) 第2の相対色度和信号算出回路(445A,445B,445C;44
6)の出力端に対して入力端が接続されており、相対色度
和信号X**が設定値を超えたか否かを判定して相対色度
和信号X**が設定値を超えたときにのみ高レベル状態と
なる相対色度和比較信号Zを出力するための第2の比較
回路(447) と、 (q) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
ル状態を計数することによって被検査物品に混入ないし
付着した異物の個数を計数するための第2の計数回路(4
48) と、 (r) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(449) と (s) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (t) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (u) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0015】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が付着しているか否か
を検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1, P2 から三原色信号R,G,Bを取り出すため
の三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを作成
するための輝度信号作成回路(42;142)と、 (c) 輝度信号作成回路(42;142)の出力端に対して入力端
が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否か
を判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高レ
ベル状態となる輝度比較信号Y+を出力するための比較
回路(43;143)と、 (d) 比較回路(43;143)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状態を
計数することによって被検査物品の表面に付着した異物
を計数するための計数回路(48;148)と、 (e) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
す第1の異物検出信号V1, V2を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49;149)と、 (f) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (g) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (h) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0016】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出すための
三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して三原
色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(44;14
4)と、 (c) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端と三原色信号
加算回路(44;144)の出力端とに対して入力端が接続され
ており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xによっ
て除することによって三原色信号R,G,Bの相対色度
R ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信号X
* として出力するための割算回路(45;145)と、 (d) 割算回路(45;145)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否かを
判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにのみ
高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力するた
めの比較回路(46;146)と、 (e) 比較回路(46;146)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベル状
態を計数することによって被検査物品の表面に付着した
異物を計数するための計数回路(48;148)と、 (f) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49;149)と、 (g) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (h) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (i) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0017】本発明により提供される問題点の第の解
決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検査
物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出すための
三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを作成
するための輝度信号作成回路(42;142)と、 (c) 輝度信号作成回路(42;142)の出力端に対して入力端
が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否か
を判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高レ
ベル状態となる輝度比較信号Y+を出力するための第1
の比較回路(43;143)と、 (d) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して三原
色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(44;14
4)と、 (e) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端と三原色信号
加算回路(44;144)の出力端とに対して入力端が接続され
ており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xによっ
て除することによって三原色信号R,G,Bの相対色度
R ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信号X
* として出力するための割算回路(45;145)と、 (f) 割算回路(45;145)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否かを
判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにのみ
高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力するた
めの第2の比較回路(46;146)と、 (g) 第1の比較回路(43;143)の出力端と第2の比較回路
(46;146)の出力端とに対して入力端が接続されており、
輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせ
て組合信号Zとして出力してなる信号組合回路(47;147)
と、 (h) 信号組合回路(47;147)の出力端に対して入力端が接
続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態を計
数することによって被検査物品の表面に付着した異物を
計数するための計数回路(48;148)と、 (i) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第1の
異物検出信号発生回路(49;149)と、 (j) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (k) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (l) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0018】本発明により提供される問題点の第10
解決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検
査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
られた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを三原色
信号加算回路(342;442) から与えられた三原色和信号X
で除することによって三原色相対色度信号XR ,XG ,X
B から選ばれた2つを算出して出力するための除算回路
(344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1)
の出力端に対して入力端が接続されており、除算回路(3
44A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) から与えられた
三原色相対色度信号XR ,XG ,XB から選ばれた2つを
所定の割合で互いに加算して相対色度和信号X**を出力
するための相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,3
44C2,;345A,345B,345C;346;443;444A2,444B2,444C2;445
A,445B,445C;446)と、 (e) 相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,344C2,;
345A,345B,345C;346;443;444A2,444B2,444C2;445A,445
B,445C;446)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、相対色度和信号X**が設定値を超えたか否かを判定
して相対色度和信号X**が設定値を超えたときにのみ高
レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出力するため
の比較回路(347;447) と、 (f) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベル
状態を計数することによって被検査物品の表面に付着し
た異物の個数を計数するための計数回路(348;448) と、 (g) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (h) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (i) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (j) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0019】本発明により提供される問題点の第11
解決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検
査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
られた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを三原色
信号加算回路(342;442) から与えられた三原色和信号X
で除することによって三原色相対色度信号XR ,XG ,X
B から選ばれた1つを算出して相対色度信号X* として
出力するための除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344
B2,344C2;444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444C2) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,344C2;4
44A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444C2) の出力端に対し
て入力端が接続されており、除算回路(344A1,344B1,344
C1;344A2,344B2,344C2;444A1,444B1,444C1;444A2,444
B2,444C2) から与えられた相対色度信号X* が設定値を
超えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超
えたときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を
出力するための比較回路(347;447) と、 (e) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状態
を計数することによって被検査物品に混入ないし付着し
た異物の個数を計数するための計数回路(348;448) と、 (f) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (g) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (h) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (i) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0020】本発明により提供される問題点の第12
解決手段は、「物品搬送部によって搬送されている被検
査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
られた三原色信号R,G,Bを三原色信号加算回路(34
2;442) から与えられた三原色和信号Xで除することに
よって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出して出
力するための除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444
B1,444C1) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1)
の出力端に対して入力端が接続されており、除算回路(3
44A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) から与えられた
三原色相対色度信号XR ,XG ,XB に対し所定の係数
α, β, γを乗じて係数付三原色相対色度信号αXR ,
βXG ,γXB を算出して出力するための乗算回路(344A
2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2) と、 (e) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較する
ことにより最大のものに対応して0となる選択信号
R , gG ,gB を算出して出力するための選択信号発
生回路(343;443) と、 (f) 乗算回路(344A2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2)
の出力端および選択信号発生回路(343;443) の出力端に
対して入力端が接続されており、選択信号発生回路(34
3;443) から与えられた選択信号gR ,gG ,gB と乗算
回路(344A2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2) から与え
られた係数付三原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXB
との積を互いに加算して相対色度和信号X**を出力する
ための相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;346;44
5A,445B,445C;446)と、 (g) 相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;346;445
A,445B,445C;446) の出力端に対して入力端が接続され
ており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか否かを
判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたときにの
み高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出力する
ための比較回路(347;447) と、 (h) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベル
状態を計数することによって被検査物品に混入ないし付
着した異物の個数を計数するための計数回路(348;448)
と、 (i) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (j) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (k) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
(32)と、 (l) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
とを特徴とする物品検査装置」である。
【0021】
【作用】本発明にかかる物品検査装置は、上述の[問題
点の解決手段]の欄に、第1の解決手段として挙げたご
とく、被検査物品に対し近赤外線を照射して得られた透
過光信号P3 を処理することにより被検査物品に異物が
混入ないし付着しているか否か検査しているので、 (i) 被検査物品に混入ないしは付着した異物を肉眼に
よることなく検出可能とする作用をなし、また (ii) 被検査物品に混入ないしは付着した異物をその肉
厚に左右されることなく検出可能とする作用をなし、ひ
いては (iii) 検査要員を削減可能とする作用に加え (iv) 被検査物品の検査精度を向上せしめる作用をな
す。
【0022】本発明にかかる物品検査装置は、上述の
[問題点の解決手段]の欄に、第2ないし第13の解決手
段として挙げたごとく、被検査物品の表面もしくは裏面
から得られた画像信号P1,P2 を処理することにより被
検査物品に異物が付着しているか否かを検査するに加
え、被検査物品に対し近赤外線を照射して得られた透過
光信号P3 を処理することにより被検査物品に異物が混
入ないし付着しているか否か検査しているので、上記
(i) 〜(iv)の作用に加え、 (v) 被検査物品の表面もしくは裏面の光学的特性に接
近ないし劣った光学的特性をもち画像信号P1,P2 のみ
では検出困難な異物までも検査可能とする作用をなし、
ひいては (vi) 被検査物品の検査精度を一層向上せしめる作用を
なす。
【0023】本発明にかかる物品検査装置は、上述の
[問題点の解決手段]の欄に、第5ないし第7の解決手
段ならびに第11ないし第13の解決手段として挙げたごと
く、被検査物品の光学的特性と異物の光学的特性との相
異に基づき、被検査物品の表面もしくは裏面から得られ
た画像信号P1,P2 の処理を適宜に実行しているので、
上記(i) 〜(vi)の作用に加え、 (vii) 被検査物品に付着した異物を被検査物品との間
の色彩の差異を利用して検出可能とする作用をなし、ひ
いては (viii) 被検査物品の異物検査の時間的効率を向上せし
める作用をなし、換言すれば (ix) 被検査物品の性状に応じて適格な異物検査を達成
せしめる作用をなす。
【0024】
【実施例】次に、本発明にかかる物品検査装置につい
て、その好ましい実施例を挙げ、添付図面を参照しつ
つ、具体的に説明する。
【0025】しかしながら、以下に説明する実施例は、
本発明の理解を容易化ないし促進化するために記載され
るものであって、本発明を限定するために記載されるも
のではない。
【0026】換言すれば、以下に説明する実施例におい
て開示される各要素は、本発明の精神ならびに技術的範
囲に属する限り、全ての設計変更ならびに均等物置換を
含むものである。
【0027】(添付図面の説明)
【0028】図1Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第1の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0029】図1Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第1の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0030】図1Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第1の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0031】図2は、図1Aないし図1Cに示した第1
の実施例の一部を拡大して示すための部分破断斜視図で
ある。
【0032】図3は、図1Aないし図1Cに示した第1
の実施例の一部を拡大して示すための部分ブロック回路
図である。
【0033】図4は、図1Aないし図1Cに示した第1
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0034】図5Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第2の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0035】図5Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第2の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0036】図5Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第2の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0037】図6は、図5Aないし図5Cに示した第2
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0038】図7Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第3の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0039】図7Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第3の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0040】図7Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第3の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0041】図8は、図7Aないし図7Cに示した第3
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0042】図9Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第4の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0043】図9Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第4の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0044】図9Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第4の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0045】図10は、図9Aないし図9Cに示した第4
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0046】図11Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第5の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0047】図11Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第5の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0048】図11Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第5の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0049】図12は、図11Aないし図11Cに示した第5
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0050】図13Aは、本発明にかかる物品検査装置の
第6の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0051】図13Bは、本発明にかかる物品検査装置の
第6の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0052】図13Cは、本発明にかかる物品検査装置の
第6の実施例の一部を示すためのブロック回路図であ
る。
【0053】図14は、図13Aないし図13Cに示した第6
の実施例の動作を示すためのフローチャート図である。
【0054】図15Aは、図1Aないし図1Cに示した第
1の実施例,図5Aないし図5Cに示した第2の実施
例,図7Aないし図7Cに示した第3の実施例,図9A
ないし図9Cに示した第4の実施例,図11Aないし図11
Cに示した第5の実施例および図13Aないし図13Cに示
した第6の実施例の動作を説明するための説明図であっ
て、特に、被検査物品Mの表面もしくは裏面に異物Nが
付着している場合の画像信号P1,P2 の発生機序を示し
ている。
【0055】図15Bは、図1Aないし図1Cに示した第
1の実施例,図5Aないし図5Cに示した第2の実施
例,図7Aないし図7Cに示した第3の実施例,図9A
ないし図9Cに示した第4の実施例,図11Aないし図11
Cに示した第5の実施例および図13Aないし図13Cに示
した第6の実施例の動作を説明するための説明図であっ
て、特に、被検査物品Mの表面もしくは裏面に異物Nが
付着している場合の画像信号P1,P2 の発生機序を示し
ている。
【0056】図16Aは、図1Aないし図1Cに示した第
1の実施例,図5Aないし図5Cに示した第2の実施
例,図7Aないし図7Cに示した第3の実施例,図9A
ないし図9Cに示した第4の実施例,図11Aないし図11
Cに示した第5の実施例および図13Aないし図13Cに示
した第6の実施例の動作を説明するための説明図であっ
て、特に、被検査物品Mの表面もしくは裏面に異物Nが
付着している場合の透過光信号P3 の発生機序を示して
いる。
【0057】図16Bは、図1Aないし図1Cに示した第
1の実施例,図5Aないし図5Cに示した第2の実施
例,図7Aないし図7Cに示した第3の実施例,図9A
ないし図9Cに示した第4の実施例,図11Aないし図11
Cに示した第5の実施例および図13Aないし図13Cに示
した第6の実施例の動作を説明するための説明図であっ
て、特に、被検査物品Mの表面もしくは裏面に異物Nが
付着している場合の透過光信号P3 の発生機序を示して
いる。
【0058】(第1の実施例の構成)
【0059】まず、図1Aないし図3を参照しつつ、本
発明にかかる物品検査装置の第1の実施例について、そ
の構成を詳細に説明する。
【0060】全体構成
【0061】10は、本発明にかかる物品検査装置であっ
て、被検査物品Mを矢印A方向に向けて1つずつ搬送す
るための物品搬送部20と、物品搬送部20の近傍に配設さ
れており物品搬送部20によって搬送されている被検査物
品Mの表面および裏面をそれぞれ撮像して撮像結果を画
像信号P1,P2 として出力しかつ物品搬送部20によって
搬送されている被検査物品Mを透過した近赤外線を受光
して受光結果を透過光信号P3 として出力するための物
品撮像部30とを備えている。被検査物品Mとしては、近
赤外線が透過できる物品であればよく、たとえば乾燥海
苔がある。
【0062】被検査物品Mが乾燥海苔である場合には、
小エビ,網クズ,藁クズあるいは海苔クズなどの異物N
が、その内部に混入し、もしくはその表面あるいは裏面
に付着していることが多く、その品質を大きく左右す
る。乾燥海苔の内部に対する異物Nの混入は、海中より
採取されたのち洗浄処理などの必要な処理の施された生
海苔 (すなわち未乾燥海苔) を、矩形状に成形しかつ乾
燥せしめるために、海苔ミスの表面に対して配置するに
際し、洗浄処理などで除去できず生海苔中に残留した小
エビ,網クズ,藁クズなどが表面に露出することなく内
部に取り込まれることによって、主として発生する。乾
燥海苔の表面もしくは裏面に対する異物Nの付着は、
(i) 海中より採取されたのち洗浄処理などの必要な処理
の施された生海苔 (すなわち未乾燥海苔) を、矩形状に
成形しかつ乾燥せしめるために、海苔ミスの表面に対し
て配置するに際し、洗浄処理などで除去できず生海苔中
に残留した小エビ,網クズ,藁クズなどが表面に露出す
ることによって、発生し、また(ii)海苔ミスに対して配
置された生海苔が乾燥したのち海苔ミスから剥離される
に際し、前回の乾燥海苔の剥離に際して乾燥海苔から分
離して海苔ミスの表面に残留した乾燥海苔の小片が、そ
の海苔ミスの表面から剥離して乾燥海苔の裏面に付着す
ることによって、発生する。
【0063】本発明にかかる物品検査装置10は、また、
物品撮像部30に対して接続されており、物品撮像部30
ら出力された画像信号P1,P2 および透過光信号P3
適宜に処理することによって被検査物品Mの内部に異物
Nが混入しあるいはその表面もしくは裏面に異物Nが付
着しているか否かを検出するための異物検出部40を備え
ている。ここで、異物検出部40において透過光信号P3
を処理している根拠は、(i) 被検査物品Mの肉厚の変化
を監視するのみでは検出不能ないし検出困難な異物を検
出するにあり、また、(ii)画像信号P1,P2 の処理によ
っては検出が困難な異物 (たとえば被検査物品Mの表面
もしくは裏面の明度に比べ明度の低い異物) の検出を容
易化ないし確実化するにある。
【0064】異物検出部40の検出結果は、たとえば、物
品搬送部20のうち物品撮像部30の下流側に配設された不
良物品除去部50に与えて不良の被検査物品(すなわち異
物Nが比較的に多く混入ないし付着した被検査物品;以
下同様)M+ を個別に除去するために利用してもよく、
また不良率算出部60に与えて一群の被検査物品が含む不
良の被検査物品M+ の割合(すなわち被検査物品の不良
率)を算出して表示あるいは記録するために利用しても
よい。ここでは、説明の都合上、異物検出部40の検出結
果は、不良物品除去部50および不良率算出部60に与えら
れているものとするが、本発明をこれに限定する意図は
ない。
【0065】物品搬送部20
【0066】物品搬送部20は、ヘッドプーリ21A とテー
ルプーリ21B との周囲に対して配設されており被検査物
品Mを矢印A方向に向けて1つずつ搬送するためのコン
ベアベルト21と、ヘッドプーリ22A とテールプーリ22B
との周囲に対して配設されておりコンベアベルト21から
受け取った被検査物品Mを矢印A方向に向けて1つずつ
搬送するためのコンベアベルト22と、ヘッドプーリ23A
とテールプーリ23B との周囲に対して配設されておりコ
ンベアベルト22から受け取った被検査物品Mを矢印A方
向に向けて1つずつ搬送するためのコンベアベルト23
と、ヘッドプーリ24A とテールプーリ24B との周囲に対
して配設されておりコンベアベルト23から受け取った被
検査物品Mを矢印A方向に向けて1つずつ搬送するため
のコンベアベルト24と、コンベアベルト24の下流側に不
良物品除去部50を介して配置されかつヘッドプーリ25A
とテールプーリ25B との周囲に対して配設されており不
良物品除去部50によって除去されなかった被検査物品M
を後続の処理装置(たとえば包装装置;図示せず)に向
けて1つずつ搬送するためのコンベアベルト25とを備え
ている。
【0067】コンベアベルト21,22 の受渡部は、被検査
物品Mの通過を光学的手段によって検知容易とするため
に、互いに若干離間されている。換言すれば、ヘッドプ
ーリ21A とテールプーリ22B との距離が、被検査物品M
の通過を光学的手段によって容易に検知できるよう、十
分に確保されている。
【0068】コンベアベルト22,23 の受渡部は、被検査
物品Mの内部に混入しもしくはその表面あるいは裏面に
付着した異物Nの検知を被検査物品Mに対して近赤外線
を透過せしめて達成するために、互いに若干離間されて
いる。換言すれば、ヘッドプーリ22A とテールプーリ23
B との距離が、被検査物品Mに対して近赤外線を容易に
照射できるよう、十分に確保されている。
【0069】コンベアベルト23,24 の受渡部は、被検査
物品Mの裏面の撮像を確保ないし容易とするために、互
いに離間されている。換言すれば、ヘッドプーリ23A と
テールプーリ24B との距離が、被検査物品Mの裏面を容
易に撮像できるよう、十分に確保されている。
【0070】物品撮像部30
【0071】物品撮像部30は、コンベアベルト21,22 の
受渡部の近傍に配置されておりコンベアベルト21によっ
て搬送されてきた被検査物品Mを押ローラ31A でヘッド
プーリ21A に向けて押えつつ光学的に検知して物品検知
信号f1,f2,f3 を出力するためのCCDラインセンサ
カメラなどのセンサ31と、コンベアベルト22,23 の受渡
部の近傍に配置されておりコンベアベルト22,23 の受渡
部に対してコンベアベルト22,23 の一側 (たとえば下
側) から赤外線照射器 (赤外線発光ダイオード)32A で
近赤外線を照射しておきコンベアベルト22によって搬送
されてきた被検査物品Mに近赤外線を遮断するよう通過
せしめ近赤外線の透過光量を検知して透過光信号P3
して出力するためのCCDラインセンサカメラなどのセ
ンサ32と、コンベアベルト23の上方に配置されかつセン
サ31に接続されており物品検知信号f1 に応じてコンベ
アベルト23によって搬送されている被検査物品Mの表面
を撮像するためのビデオカメラあるいはCCDラインセ
ンサカメラなどの撮像手段33と、コンベアベルト23,24
の受渡部の下方に配置されかつセンサ31に接続されてお
り物品検知信号f2 に応じてコンベアベルト23によって
コンベアベルト24に受け渡されている被検査物品Mの裏
面を撮像するためのビデオカメラあるいはCCDライン
センサカメラなどの撮像手段34とを備えている。物品検
知信号f1,f2,f3 は、それぞれ、センサ31による被検
査物品Mの検知時刻から適宜に遅延されて発生されてい
る。
【0072】物品撮像部30は、また、蛍光灯,ハロゲン
ランプあるいは発光ダイオードなどによって形成されて
おり撮像手段33の近傍に配置されコンベアベルト23によ
って搬送されている被検査物品Mの表面を上方より照射
する光(照射光という)Lを発生するための光源33A
と、撮像手段33を包囲するよう配設されており被検査物
品Mの表面あるいはそこに付着した異物Nによる異常反
射 (ここでは正反射) を抑制するよう光源33A による照
射光Lを散乱せしめ散乱光lとしてコンベアベルト23に
よって搬送されている被検査物品Mに与えるための散乱
部材33B と、光源33A および散乱部材33B を包囲してお
り外光を遮断しかつ照射光Lが周囲環境に漏出すること
を抑制するための遮光部材33C と、蛍光灯,ハロゲンラ
ンプあるいは発光ダイオードなどによって形成されてお
り撮像手段34の近傍に配置されコンベアベルト23からコ
ンベアベルト24へ搬送されている被検査物品Mの裏面を
下方より照射する光(照射光という)Lを発生するため
の光源34A と、撮像手段34を包囲するよう配設されてお
り被検査物品Mの裏面あるいはそこに付着した異物Nに
よる異常反射 (ここでは正反射) を抑制するよう光源34
A による照射光Lを散乱せしめ散乱光lとしてコンベア
ベルト23からコンベアベルト24へ搬送されている被検査
物品Mに与えるための散乱部材34B と、光源34A および
散乱部材34B を包囲しており外光を遮断しかつ照射光L
が周囲環境に漏出することを抑制するための遮光部材34
C とを備えている。ここで、撮像手段33,34 が物品搬送
20による被検査物品Mの搬送速度に相応する速度で動
作するシャッタを包有しておれば、被検査物品Mの表面
もしくは裏面に付着した異物Nが微小となっても良好に
検知可能とできるので、好ましい。このとき、光源33A,
34A として蛍光灯が採用される場合は、インバータ(図
示せず)を介して電極間に高周波の電圧を印加しておけ
ば、撮像手段33,34 のシャッタ開放時期が異なっても照
射光Lの光量を一定に維持できるので、好ましい。ま
た、散乱部材33B,34B は、半透明の化学合成樹脂 (たと
えば半透明アクリル樹脂) などの半透明材料によって形
成されている。遮光部材33C,34C は、本発明にとって必
須要素ではないので、所望により除去してもよい。
【0073】異物検出部40
【0074】異物検出部40は、まず、撮像手段33の出力
端に対して接続されており撮像手段33によって撮像され
て出力された被検査物品Mの表面の画像信号P1 を処理
し三原色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよ
び青紫色信号B)を取り出すための三原色信号取出回路
41と、三原色信号取出回路41に対して接続されており三
原色信号取出回路41から与えられた三原色信号Q(すな
わち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)から
輝度信号Yを作成するための輝度信号作成回路42と、輝
度信号作成回路42の出力端に対して反転入力端が接続さ
れかつ非反転入力端が設定回路(図示せず)に対して接
続されており輝度信号Yが設定回路の設定値Y0 を超え
たか否かを判定することによって輝度信号Yがその設定
値Y0 を超えたときにのみ高レベル状態となる輝度比較
信号Y+ を出力するための比較回路43とを備えている。
比較回路43が輝度信号Yを設定値Y0 と比較している根
拠は、輝度信号Yに含まれたノイズを除去し、被検査物
品Mの表面の凹凸を異物Nと誤認することを回避するに
ある。
【0075】異物検出部40は、また、三原色信号取出回
路41の出力端に対して接続されており三原色信号Q(す
なわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を
互いに加算して三原色和信号X(=R+G+B)を作り
出すための三原色信号加算回路44と、三原色信号加算回
路44の出力端および三原色信号取出回路41の出力端に対
して接続されており三原色信号Q(すなわち赤色信号
R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)の三原色和信号X
に対する相対色度(すなわち赤色相対色度XR =R/
X, 緑色相対色度XG =G/Xおよび青紫色相対色度X
B =B/X) を算出し最大のものを相対色度信号X*
して出力するための割算回路45と、割算回路45の出力端
に対して反転入力端が接続されかつ非反転入力端が設定
回路(図示せず)に対して接続されており相対色度信号
* (すなわち赤色相対色度XR,緑色相対色度XG およ
び青紫色相対色度XB のうち最大のもの)が設定回路の
設定値X0 を超えたか否かを判定することによって相対
色度信号X* がその設定値X0 を超えたときにのみ高レ
ベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力するための
比較回路46とを備えている。比較回路46が相対色度信号
* を設定値X0 と比較している根拠は、相対色度信号
* に含まれたノイズを除去し、被検査物品Mの表面の
色度の偏倚を異物Nと誤認することを回避するにある。
【0076】異物検出部40は、更に、比較回路43,46 に
対して入力端が接続されており、比較回路43から与えら
れた輝度比較信号Y+ と比較回路46から与えられた相対
色度比較信号X+ とを適宜に組み合わせたのち組合信号
Zとして出力するための信号組合回路47を備えている。
信号組合回路47は、2つの入力端がそれぞれ比較回路4
3,46 の出力端に接続されており輝度比較信号Y+ と相
対色度比較信号X+ との論理積信号Y++ を作成する
ためのアンド回路47A と、2つの入力端がそれぞれ比較
回路43,46 の出力端に接続されており輝度比較信号Y+
と相対色度比較信号X+ との論理和信号Y+ +X+ を作
成するためのオア回路47B と、第1ないし第4の切替接
点がそれぞれアンド回路47A の出力端とオア回路47B の
出力端と比較回路43の出力端と比較回路46の出力端とに
接続されかつ共通接点が出力端とされており論理積信号
++ と論理和信号Y+ +X+ と輝度比較信号Y+
相対色度比較信号X+ とのいずれかを組合信号Zとして
出力するための切替スイッチ47C とを備えている。
【0077】異物検出部40は、更にまた、信号組合回路
47の出力端および物品撮像部30のセンサ31に対して接続
されており信号組合回路47から与えられた組合信号Zに
含まれたパルス(すなわち高レベル状態)を計数して被
検査物品Mの表面に付着した異物Nを計数し計数結果を
計数信号Wとして出力したのち後続の被検査物品Mを検
知するに伴ないセンサ31によって発生される物品検知信
号f1 に応じて計数内容がクリアされてなる計数回路48
と、計数回路48の出力端に接続されており計数回路48か
ら出力された計数信号Wの内容(すなわち計数結果)が
所定値W0 を超えたか否かを判定し所定値W0 を超えた
とき異物検出信号V1 を発生するための異物検出信号発
生回路49とを備えている。異物検出信号発生回路49によ
って発生された異物検出信号V1 は、オア回路40A を介
し異物検出部40の検出結果として出力されており、ここ
では、不良の被検査物品M+ を個別に除去するための不
良物品除去部50に与えられ、かつ被検査物品の不良率を
演算して求め表示あるいは記録するための不良率算出部
60に与えられている。
【0078】異物検出部40は、加えて、撮像手段34の出
力端に対して接続されており撮像手段34によって撮像さ
れて出力された被検査物品Mの裏面の画像信号P2 を処
理し三原色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gお
よび青紫色信号B)を取り出すための三原色信号取出回
路141 と、三原色信号取出回路141 に対して接続されて
おり三原色信号取出回路141 から与えられた三原色信号
Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)から輝度信号Yを作成するための輝度信号作成回路
142 と、輝度信号作成回路142 の出力端に対し反転入力
端が接続されかつ非反転入力端が設定回路(図示せず)
に対し接続されており輝度信号Yが設定回路の設定値Y
0 を超えたか否かを判定することによって輝度信号Yが
その設定値Y0 を超えたときにのみ高レベル状態となる
輝度比較信号Y+ を出力するための比較回路143 とを備
えている。比較回路143 が輝度信号Yを設定値Y0 と比
較している根拠は、輝度信号Yに含まれたノイズを除去
し、被検査物品Mの表面の凹凸を異物Nと誤認すること
を回避するにある。
【0079】異物検出部40は、加えてまた、三原色信号
取出回路141 の出力端に対して接続されており三原色信
号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信
号B)を互いに加算して三原色和信号X(=R+G+
B)を作り出すための三原色信号加算回路144 と、三原
色信号加算回路144 の出力端および三原色信号取出回路
141 の出力端に対して接続されており三原色信号Q(す
なわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)の
三原色和信号Xに対する相対色度(すなわち赤色相対色
度XR =R/X, 緑色相対色度XG =G/Xおよび青紫
色相対色度XB =B/X) を算出し最大のものを相対色
度信号X* として出力するための割算回路145 と、割算
回路145 の出力端に対して反転入力端が接続されかつ非
反転入力端が設定回路(図示せず)に対して接続されて
おり相対色度信号X* (すなわち赤色相対色度XR,緑色
相対色度XG および青紫色相対色度XB のうち最大のも
の)が設定回路の設定値X0 を超えたか否かを判定する
ことによって相対色度信号X* がその設定値X0 を超え
たときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号X+
を出力するための比較回路146 とを備えている。比較回
路146 が相対色度信号X* を設定値X0 と比較している
根拠は、相対色度信号X* に含まれたノイズを除去し、
被検査物品Mの表面の色度の偏倚を異物Nと誤認するこ
とを回避するにある。
【0080】異物検出部40は、併せて、比較回路143,14
6 に対して入力端が接続されており比較回路143 から与
えられた輝度比較信号Y+ と比較回路146 から与えられ
た相対色度比較信号X+ とを適宜に組み合わせたのち組
合信号Zとして出力するための信号組合回路147 を備え
ている。信号組合回路147 は、2つの入力端がそれぞれ
比較回路143,146 の出力端に接続されており輝度比較信
号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理積信号Y++
を作成するためのアンド回路147Aと、2つの入力端がそ
れぞれ比較回路143,146 の出力端に接続されており輝度
比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理和信号Y
+ +X+ を作成するためのオア回路147Bと、第1ないし
第4の切替接点がそれぞれアンド回路147Aの出力端とオ
ア回路147Bの出力端と比較回路143 の出力端と比較回路
146 の出力端とに接続されかつ共通接点が出力端とされ
ており論理積信号Y++ と論理和信号Y+ +X+ と輝
度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とのいずれかを
組合信号Zとして出力するための切替スイッチ147Cとを
備えている。
【0081】異物検出部40は、併せてまた、信号組合回
路147 の出力端および物品撮像部30のセンサ31に対して
接続されており信号組合回路147 から与えられた組合信
号Zに含まれたパルス(すなわち高レベル状態)を計数
して被検査物品Mの表面に付着した異物Nを計数し計数
結果を計数信号Wとして出力したのち後続の被検査物品
Mを検知するに伴ないセンサ31によって発生される物品
検知信号f2 に応じて計数内容がクリアされてなる計数
回路148 と、計数回路148 の出力端に接続されており計
数回路148 から出力された計数信号Wの内容(すなわち
計数結果)が所定値W0 を超えたか否かを判定し所定値
0 を超えたとき異物検出信号V2 を発生するための異
物検出信号発生回路149 とを備えている。異物検出信号
発生回路149 によって発生された異物検出信号V2 は、
オア回路40A を介し異物検出部40の検出結果として出力
されており、ここでは、不良の被検査物品M+ を個別に
除去するための不良物品除去部50に与えられ、かつ被検
査物品の不良率を演算して求め表示あるいは記録するた
めの不良率算出部60に与えられている。
【0082】異物検出部40は、センサ32から与えられた
透過光信号P3 を設定回路(図示せず)の設定値T0
比較し、設定値T0 に満たないとき被検査物品Mの内部
に異物Nが混入しあるいはその表面もしくは裏面に異物
Nが付着している旨の異物検出信号V3 を発生するため
の比較回路241 を備えている。比較回路241 によって発
生された異物検出信号V3 は、オア回路40A を介し異物
検出部40の検出結果として出力されており、ここでは、
不良の被検査物品M+ を個別に除去するための不良物品
除去部50に与えられ、かつ被検査物品の不良率を演算し
て求め表示あるいは記録するための不良率算出部60に与
えられている。
【0083】不良物品除去部50
【0084】不良物品除去部50は、物品搬送部20のコン
ベアベルト24とコンベアベルト25との間に配設された切
替フィン51と、オア回路40A を介して異物検出部40の異
物検出信号発生回路49,149および比較回路241 に対して
接続されており異物検出信号V1,V2,V3 のうちの少な
くとも1つに応じて切替フィン51を駆動するための駆動
部材(たとえばソレノイドコイル)52と、切替フィン51
によって除去された不良の被検査物品M+ を収容するた
めの収納箱53と、切替フィン51の下流側に配設されてお
り不良の被検査物品M+ として除去されなかった被検査
物品Mを切替フィン51からコンベアベルト25に向けて移
送せしめるための移送プーリ54とを備えている。
【0085】不良率算出部60
【0086】不良率算出部60は、異物検出信号発生回路
49とセンサ31とに接続されており異物検出信号V1,V2,
3 の発生回数および物品検知信号f3 の発生回数をそ
れぞれ計数したのち異物検出信号V1,V2,V3 の発生回
数の計数結果を物品検知信号f3 の発生回数の計数結果
によって除して被検査物品の不良率を算出するための算
出回路61と、算出回路61に接続されておりその算出結果
(すなわち被検査物品の不良率)を表示するための表示
装置62と、算出回路61に接続されておりその算出結果
(すなわち被検査物品の不良率)を記録するための記録
装置63とを備えている。
【0087】ちなみに、不良率算出部60は、所望によ
り、表示装置62および記録装置63のいずれか一方を除去
してもよい。また、不良率算出部60の算出した不良率
は、被検査物品の等級付などに利用される。
【0088】(第1の実施例の作用)
【0089】更に、図1Aないし図4および図15Aない
し図16Bを参照しつつ、本発明にかかる物品検査装置の
第1の実施例について、その作用を詳細に説明する。
【0090】被検査物品Mの撮像
【0091】物品撮像部30のセンサ31は、被検査物品M
が物品搬送部20のコンベアベルト21によって矢印A方向
に向けて搬送されたのちローラ31A によって押えられつ
つコンベアベルト22に向けて移動しようとするに際し、
被検査物品Mを検知して物品検知信号f(すなわちf1,
2,f3)を発生する(ステップ1)。
【0092】物品撮像部30の撮像手段33は、物品検知信
号f1 が与えられると、被検査物品Mの表面の撮像を開
始し、その撮像結果を画像信号P1 として送出し始める
(ステップ2)。
【0093】撮像手段33の近傍では、光源33A によって
発生された照射光Lが散乱部材33B によって散乱された
のち散乱光lとしてコンベアベルト23上の被検査物品M
に上方より照射されているので、コンベアベルト23上の
被検査物品Mの表面および被検査物品Mの表面に付着し
た異物Nで反射されるとき、異物Nにおける正常反射
(ここでは正反射)Rfの光量に比べ被検査物品Mの表
面における異常反射(ここでは正反射)Rf *の光量を十
分に減少せしめることができる。このため、画像信号P
1 は、異物Nのみに対応して顕著に高レベル状態Hとな
る。
【0094】物品撮像部30の撮像手段34は、物品検知信
号f2 が与えられると、被検査物品Mの裏面の撮像を開
始し、その撮像結果を画像信号P2 として送出し始める
(ステップ2)。
【0095】撮像手段34の近傍では、光源34A によって
発生された照射光Lが散乱部材34B によって散乱された
のち散乱光lとしてコンベアベルト23からコンベアベル
ト24へ移動されている被検査物品Mに下方より照射され
ているので、コンベアベルト23からコンベアベルト24へ
移動されている上の被検査物品Mの裏面および被検査物
品Mの裏面に付着した異物Nで反射されるとき、異物N
における正常反射(ここでは正反射)Rf の光量に比べ
被検査物品Mの裏面における異常反射(ここでは正反
射)Rf *の光量を十分に減少せしめることができる。こ
のため、画像信号P2 は、異物Nのみに対応して顕著に
高レベル状態Hとなる。
【0096】三原色信号Qの取出
【0097】被検査物品Mの画像信号P1 は、異物検出
40の三原色信号取出回路41に与えられる。三原色信号
取出回路41では、画像信号P1 から三原色信号Q(すな
わち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を取
り出し、輝度信号作成回路42,三原色信号加算回路44お
よび割算回路45に向けて出力する(ステップ2)。
【0098】被検査物品Mの画像信号P2 は、異物検出
40の三原色信号取出回路141 に与えられる。三原色信
号取出回路141 では、画像信号P2 から三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)を取り出し、輝度信号作成回路142 ,三原色信号加
算回路144 および割算回路145 に向けて出力する(ステ
ップ2)。
【0099】輝度信号Y・輝度比較信号Y+
【0100】輝度信号作成回路42では、三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)が、係数α,β,γ(ただしα+β+γ=1;0≦
α,β,γ≦1)を用いて、Y=αR+βG+γBのご
とく互いに加算され、輝度信号Yとされる(ステップ
3)。ここで、係数α,β,γは、たとえば、α=γ=
0.25およびβ=0.5 とすればよい。
【0101】輝度信号Yは、適宜に遅延せしめられたの
ち、比較回路43に向けて出力される(ステップ4)。
【0102】比較回路43は、輝度信号Yを設定回路(図
示せず)によって設定された設定値Y0 と比較し、その
設定値Y0 より輝度信号Yが大きいときにのみ高レベル
状態となる輝度比較信号Y+ を発生して出力する(ステ
ップ5)。
【0103】輝度信号作成回路142 では、三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)が、係数α,β,γ(ただしα+β+γ=1;0≦
α,β,γ≦1)を用いて、Y=αR+βG+γBのご
とく互いに加算され、輝度信号Yとされる(ステップ
3)。ここで、係数α,β,γは、たとえば、α=γ=
0.25およびβ=0.5 とすればよい。
【0104】輝度信号Yは、適宜に遅延せしめられたの
ち、比較回路143 に向けて出力される(ステップ4)。
【0105】比較回路143 は、輝度信号Yを設定回路
(図示せず)によって設定された設定値Y0 と比較し、
その設定値Y0 より輝度信号Yが大きいときにのみ高レ
ベル状態となる輝度比較信号Y+ を発生して出力する
(ステップ5)。
【0106】相対色度信号X* ・相対色度比較信号X+
【0107】三原色信号加算回路44では、三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)が互いに加算されたのち、三原色和信号Xとして出
力される(ステップ6)。
【0108】三原色信号加算回路44によって出力された
三原色和信号Xは、割算回路45に与えられる。割算回路
45では、三原色和信号Xによって三原色信号Q(すなわ
ち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を除す
ることにより、その相対色度(すなわち赤色相対色度X
R,緑色相対色度XG および青紫色相対色度XB)が発生さ
れる(ステップ7)。
【0109】割算回路45によって算出された相対色度
(すなわち赤色相対色度XR,緑色相対色度XG および青
紫色相対色度XB)は、最大のもののみが、相対色度信号
* として比較回路46に与えられる。
【0110】比較回路46は、相対色度信号X* を設定回
路(図示せず)によって設定された設定値X0 と比較
し、その比較結果を、設定値X0 より相対色度信号X*
が大きいときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信
号X+ として出力する(ステップ8)。
【0111】三原色信号加算回路144 では、三原色信号
Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)が互いに加算されたのち、三原色和信号Xとして出
力される(ステップ6)。
【0112】三原色信号加算回路144 によって出力され
た三原色和信号Xは、割算回路145 に与えられる。割算
回路145 では、三原色和信号Xによって三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)を除することにより、その相対色度(すなわち赤色
相対色度XR,緑色相対色度XG および青紫色相対色度X
B)が発生される(ステップ7)。
【0113】割算回路145 によって算出された相対色度
(すなわち赤色相対色度XR,緑色相対色度XG および青
紫色相対色度XB)は、最大のもののみが、相対色度信号
* として比較回路146 に与えられる。
【0114】比較回路146 は、相対色度信号X* を設定
回路(図示せず)によって設定された設定値X0 と比較
し、その比較結果を、設定値X0 より相対色度信号X*
が大きいときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信
号X+ として出力する(ステップ8)。
【0115】組合信号Z
【0116】比較回路43によって発生された輝度比較信
号Y+ と比較回路46によって発生された相対色度比較信
号X+ とは、信号組合回路47に与えられ、適宜に組合せ
たのち、組合信号Zとして出力される(ステップ9)。
組合信号Zは、切替スイッチ47C の共通接点が第1ない
し第4の切替接点のうち接触された切替接点に応じて、
論理積信号Y++ と論理和信号Y+ +X+ と輝度比較
信号Y+ と相対色度比較信号X+ とのうちから選択され
た何れかの信号とされている。
【0117】比較回路143 によって発生された輝度比較
信号Y+ と比較回路146 によって発生された相対色度比
較信号X+ とは、信号組合回路147 に与えられ、適宜に
組合せたのち、組合信号Zとして出力される(ステップ
9)。組合信号Zは、切替スイッチ147Cの共通接点が第
1ないし第4の切替接点のうち接触された切替接点に応
じて、論理積信号Y++ と論理和信号Y+ +X+ と輝
度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とのうちから選
択された何れかの信号とされている。
【0118】異物Nの計数
【0119】センサ31の検知結果すなわち物品検知信号
f(ここではf1)は、計数回路48に与えられ、先行する
被検査物品Mに対応した計数回路48の計数内容をリセッ
トする(ステップ10)。
【0120】計数回路48は、リセットされたのち、信号
組合回路47から与えられた組合信号Zに含まれたパルス
(すなわち高レベル状態)を計数して被検査物品Mの表
面に付着した異物Nを計数する(ステップ10)。
【0121】計数回路48は、センサ31から与えられた後
続の物品検知信号f(ここではf1)が与えられるまで、
その計数動作を続行する(ステップ11)。すなわち、計
数回路48は、センサ31から後続の物品検知信号f(ここ
ではf1)が与えられたとき、その計数動作を終了する
(ステップ10,11)。
【0122】センサ31の検知結果すなわち物品検知信号
f(ここではf2)は、計数回路148 に与えられ、先行す
る被検査物品Mに対応した計数回路148 の計数内容をリ
セットする(ステップ10)。
【0123】計数回路148 は、リセットされたのち、信
号組合回路147 から与えられた組合信号Zに含まれたパ
ルス(すなわち高レベル状態)を計数して被検査物品M
の表面に付着した異物Nを計数する(ステップ10)。
【0124】計数回路148 は、センサ31から与えられた
後続の物品検知信号f(ここではf2)が与えられるま
で、その計数動作を続行する(ステップ11)。すなわ
ち、計数回路148 は、センサ31から後続の物品検知信号
f(ここではf2)が与えられたとき、その計数動作を終
了する(ステップ10,11)。
【0125】異物検出信号V1,V2,V3 の発生
【0126】異物検出信号発生回路49は、計数回路48か
ら与えられた計数結果Wが設定値W0 よりも大きいか否
かを、判定する(ステップ12)。すなわち、異物検出信
号発生回路49は、(i) 計数結果Wが設定値W0 よりも大
きい場合、異物検出信号V1 を発生し、また(ii)計数結
果Wが設定値W0 よりも小さい場合、異物検出信号V1
を発生しない(ステップ12)。
【0127】また、異物検出信号発生回路149 は、計数
回路148 から与えられた計数結果Wが設定値W0 よりも
大きいか否かを、判定する(ステップ12)。すなわち、
異物検出信号発生回路149 は、(i) 計数結果Wが設定値
0 よりも大きい場合、異物検出信号V2 を発生し、ま
た(ii)計数結果Wが設定値W0よりも小さい場合、異物
検出信号V2 を発生しない(ステップ12)。
【0128】加えて、比較回路241 は、センサ32から与
えられた透過光信号P3 が設定値T 0 よりも小さいか否
かを、判定する (ステップ12) 。すなわち、比較回路24
1 は、(i) 透過光信号P3 が設定値T0 よりも小さい場
合、異物検出信号V3 を発生し、また(ii)透過光信号P
3 が設定値T0 よりも大きい場合、異物検出信号V3
発生しない (ステップ12)
【0129】異物検出信号V1,V2,V3 は、オア回路40
A を介し異物検出部40の検出結果として不良物品除去部
50および不良率算出部60へ与えられている (ステップ1
4) 。
【0130】不良の被検査物品M+ の除去
【0131】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 の少なくとも1つが与えられたとき、不良物品除去部
50では、異物検出信号V1,V2,V3 に応じて駆動部材52
が切替フィン51を切替えて被検査物品M(すなわち不良
の被検査物品M+)を収納箱53へ収納する(ステップ1
3)。
【0132】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 のいずれもが与えられなかったとき、不良物品除去部
50では、駆動部材52が切替フィン51を切替えることがな
く、被検査物品Mが移送プーリ54によって切替フィン51
からコンベアベルト24に向けて移送せしめられる。
【0133】不良率の算出
【0134】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 が与えられるか否かにかかわらず、不良率算出部60
は、算出回路61が、異物検出信号V1,V2,V3 の発生回
数とセンサ31から与えられた物品検知信号f3 の発生回
数とをそれぞれ計数したのち、異物検出信号V1,V2,V
3 の計数結果を物品検知信号f3 の計数結果によって除
することにより、被検査物品の不良率を算出する(ステ
ップ14)。
【0135】算出回路61によって算出された被検査物品
の不良率は、表示装置62によって表示され、また記録装
置63によって記録されることにより、その被検査物品の
品質の判断などに供される(ステップ15)。
【0136】(第2の実施例の構成・作用)
【0137】加えて、図5Aないし図6および図15Aな
いし図16Bを参照しつつ、本発明にかかる物品検査装置
の第2の実施例について、その構成および作用を詳細に
説明する。
【0138】第2の実施例は、異物検出部40において、
三原色信号加算回路44;144ないし信号組合回路47;147が
除去され、かつ比較回路43;143の出力端が計数回路48;1
48の入力端に対して直接に接続されたことを除き、第1
の実施例と同一の構成を有している。
【0139】したがって、第2の実施例は、比較回路4
3;143の発生した輝度比較信号Y+ に含まれているパル
ス(すなわち高レベル状態)のみを、それぞれ計数回路
48;148によって計数し、その計数結果に応じて不良の被
検査物品M+ を除去し、かつ被検査物品の不良率を算出
してなることを除き、第1の実施例と同一の作用をなし
ている。
【0140】それ故、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第1の実施例に包有された部材ないしはステップに
対応する部材ないしはステップに対し、第1の実施例と
同一の参照番号を付すことにより、その他の構成および
作用の説明を省略する。
【0141】(第3の実施例の構成・作用)
【0142】加えてまた、図7Aないし図8および図15
Aないし図16Bを参照しつつ、本発明にかかる物品検査
装置の第3の実施例について、その構成および作用を詳
細に説明する。
【0143】第3の実施例は、異物検出部40において、
輝度信号作成回路42;142,比較回路43;143および信号組
合回路47;147が除去され、かつ比較回路46;146の出力端
が計数回路48;148に対して直接に接続されたことを除
き、第1の実施例と同一の構成を有している。
【0144】したがって、第3の実施例は、比較回路4
6;146の出力する相対色度比較信号X+ のパルス(すな
わち高レベル状態)のみを、それぞれ計数回路48;148に
よって計数し、その計数結果に応じて不良の被検査物品
+ を除去し、かつ被検査物品の不良率を算出してなる
ことを除き、第1の実施例と同一の作用をなしている。
【0145】それ故、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第1の実施例に包有された部材ないしはステップに
対応する部材ないしはステップに対し、第1の実施例と
同一の参照番号を付すことにより、その他の構成および
作用の説明を省略する。
【0146】(第4の実施例の構成)
【0147】まず、図9Aないし図9Bおよび図2を参
照しつつ、本発明にかかる物品検査装置の第4の実施例
について、その構成を詳細に説明する。
【0148】第4の実施例は、異物検出部40が以下のご
とく形成されたことを除き、第1の実施例と同一の構成
を有している。
【0149】すなわち、異物検出部40は、撮像手段33の
出力端に対して接続されており撮像手段33によって撮像
されて出力された被検査物品Mの画像信号P1 を適宜に
処理し遅延回路35A によって遅延された物品検知信号f
1(これを遅延物品検知信号f1Mという)に応じて三原色
信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色
信号B)を取り出すための三原色信号取出回路341 を備
えている。三原色信号取出回路341 は、遅延物品検知信
号f1Mに応じて画像信号P1 からそれぞれ赤色信号R,
緑色信号Gおよび青紫色信号Bを取り出すための赤色信
号取出回路341A1,緑色信号取出回路341B1 および青紫色
信号取出回路341C1 と、赤色信号取出回路341A1,緑色信
号取出回路341B1 および青紫色信号取出回路341C1 の出
力端に対してそれぞれ接続されており赤色信号R,緑色
信号Gおよび青紫色信号Bを適宜にクランプするための
クランプ回路341A2,341B2,341C2 と、クランプ回路341A
2,341B2,341C2 の出力端にそれぞれ接続されており適宜
にクランプされた赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色
信号Bを適宜に増幅するための増幅回路341A3,341B3,34
1C3 とを包有している。
【0150】異物検出部40は、また、三原色信号取出回
路341 の出力端に対して接続されており三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)を互いに加算して三原色和信号X(=R+G+B)
を作成するための三原色信号加算回路342 と、三原色信
号取出回路341 の出力端に対して接続されており三原色
信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色
信号B)を互いに比較した結果に応じてゲート信号gR,
G,gB を出力するための比較回路343 とを備えてい
る。ゲート信号gR,gG,gB は、通常1であるが、対応
する三原色信号Qが最大となったときに、0とされる。
【0151】異物検出部40は、更に、三原色信号取出回
路341 の出力端および三原色信号加算回路342 の出力端
に対して接続されており三原色信号Q(すなわち赤色信
号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)の三原色和信号
Xに対する色度信号(すなわち相対色度信号)XQ (す
なわち赤色相対色度信号XR =R/X, 緑色相対色度信
号XG =G/Xおよび青紫色相対色度信号XB =B/
X)を算出するための除算回路344A1,344B1,344C1 と、
除算回路344A1,344B1,344C1 の出力端に対して接続され
ており相対色度信号XQ (すなわち赤色相対色度信号X
R,緑色相対色度信号XG および青紫色相対色度信号X
B )に対しそれぞれ所望の係数α,β,γを乗算して係
数付相対色度信号(すなわち係数付赤色相対色度信号α
R,係数付緑色相対色度信号βXG および係数付青紫色
相対色度信号γXB )を算出するための乗算回路344A2,
344B2,344C2 と、乗算回路344A2,344B2,344C2 の出力端
および比較回路343 の出力端に対して接続されておりゲ
ート信号gR,gG,gB に応じて乗算回路344A2,344B2,34
4C2 の乗算結果 (すなわち係数付相対色度信号αXR
G,γXB ) を通過せしめるためのゲート回路345A,345
B,345Cと、ゲート回路345A,345B,345Cの出力端に対して
接続されておりゲート回路345A,345B,345Cを通過した係
数付相対色度信号を互いに加算して相対色度和信号X**
をX**={gR αXR +gG βXG +gB γXB }/X
のごとく算出するための加算回路346 と、加算回路346
の出力端に対して反転入力端が接続されかつ非反転入力
端が設定回路(図示せず)に対して接続されており相対
色度和信号X**が設定回路の設定値X0 を超えたか否か
を判定することによって相対色度和信号X**がその設定
値X0 を超えたときにのみ高レベル状態となる相対色度
和比較信号Zを出力するための比較回路347 とを備えて
いる。ここで、比較回路347 が相対色度和信号X**を設
定値X0 と比較している根拠は、相対色度和信号X**
含まれたノイズを除去し、被検査物品Mの表面の色度の
偏倚を異物Nと誤認することを回避するにある。
【0152】異物検出部40は、加えて、比較回路347 の
出力端に対して入力端が接続されており比較回路347 か
ら与えられた相対色度和比較信号Zに含まれたパルス
(すなわち高レベル状態)を計数して被検査物品Mに含
まれている異物Nの個数を計数し計数結果を計数信号W
として出力したのち後続の被検査物品Mを検知するに伴
ないセンサ31によって発生された物品検知信号f3 に応
じて計数内容がクリアされる計数回路348 と、計数回路
348 の出力端に対して接続されており計数回路348 から
出力された計数信号Wの内容(すなわち計数結果)が所
定値W0 を超えたか否かを判定し所定値W0 を超えたと
きに異物検出信号V1 を発生するための異物検出信号発
生回路349 とを備えている。異物検出信号発生回路349
によって発生された異物検出信号V1 は、オア回路40B
を介し異物検出部40の検出結果として出力されており、
ここでは、不良の被検査物品M+ を個別に除去するため
の不良物品除去部50に与えられ、かつ被検査物品の不良
率を算出して表示しあるいは記録するための不良率算出
60に与えられている。
【0153】以上に対し、異物検出部40は、撮像手段34
の出力端に対して接続されており撮像手段34によって撮
像されて出力された被検査物品Mの画像信号P2 を適宜
に処理し遅延回路35B によって遅延された物品検知信号
2(これを遅延物品検知信号f2Mという)に応じて三原
色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫
色信号B)を取り出すための三原色信号取出回路441 を
備えている。三原色信号取出回路441 は、遅延物品検知
信号f2Mに応じて画像信号P2 からそれぞれ赤色信号
R,緑色信号Gおよび青紫色信号Bを取り出すための赤
色信号取出回路441A1,緑色信号取出回路441B1 および青
紫色信号取出回路441C1 と、赤色信号取出回路441A1,緑
色信号取出回路441B1 および青紫色信号取出回路441C1
の出力端に対してそれぞれ接続されており赤色信号R,
緑色信号Gおよび青紫色信号Bを適宜にクランプするた
めのクランプ回路441A2,441B2,441C2 と、クランプ回路
441A2,441B2,441C2 の出力端にそれぞれ接続されており
適宜にクランプされた赤色信号R,緑色信号Gおよび青
紫色信号Bを適宜に増幅するための増幅回路441A3,441B
3,441C3 とを包有している。
【0154】異物検出部40は、また、三原色信号取出回
路441 の出力端に対して接続されており三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)を互いに加算して三原色和信号X(=R+G+B)
を作成するための三原色信号加算回路442 と、三原色信
号取出回路441 の出力端に対して接続されており三原色
信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色
信号B)を互いに比較した結果に応じてゲート信号gR,
G,gB を出力するための比較回路443 とを備えてい
る。ゲート信号gR,gG,gB は、通常1であるが、対応
する三原色信号Qが最大となったときに、0とされる。
【0155】異物検出部40は、更に、三原色信号取出回
路441 の出力端および三原色信号加算回路442 の出力端
に対して接続されており三原色信号Q(すなわち赤色信
号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)の三原色和信号
Xに対する色度信号(すなわち相対色度信号)XQ (す
なわち赤色相対色度信号XR =R/X, 緑色相対色度信
号XG =G/Xおよび青紫色相対色度信号XB =B/
X)を算出するための除算回路444A1,444B1,444C1 と、
除算回路444A1,444B1,444C1 の出力端に対して接続され
ており相対色度信号XQ (すなわち赤色相対色度信号X
R,緑色相対色度信号XG および青紫色相対色度信号X
B )に対しそれぞれ所望の係数α,β,γを乗算して係
数付相対色度信号(すなわち係数付赤色相対色度信号α
R,係数付緑色相対色度信号βXG および係数付青紫色
相対色度信号γXB )を算出するための乗算回路444A2,
444B2,444C2 と、乗算回路444A2,444B2,444C2 の出力端
および比較回路443 の出力端に対して接続されておりゲ
ート信号gR,gG,gB に応じて乗算回路444A2,444B2,44
4C2 の乗算結果 (すなわち係数付相対色度信号αXR
G,γXB ) を通過せしめるためのゲート回路445A,445
B,445Cと、ゲート回路445A,445B,445Cの出力端に対して
接続されておりゲート回路445A,445B,445Cを通過した係
数付相対色度信号を互いに加算して相対色度和信号X**
をX**={gR αXR +gG βXG +gB γXB }/X
のごとく算出するための加算回路446 と、加算回路446
の出力端に対して反転入力端が接続されかつ非反転入力
端が設定回路(図示せず)に対して接続されており相対
色度和信号X**が設定回路の設定値X0 を超えたか否か
を判定することによって相対色度和信号X**がその設定
値X0 を超えたときにのみ高レベル状態となる相対色度
和比較信号Zを出力するための比較回路347 とを備えて
いる。ここで、比較回路447 が相対色度和信号X**を設
定値X0 と比較している根拠は、相対色度和信号X**
含まれたノイズを除去し、被検査物品Mの表面の色度の
偏倚を異物Nと誤認することを回避するにある。
【0156】異物検出部40は、加えて、比較回路447 の
出力端に対して入力端が接続されており比較回路447 か
ら与えられた相対色度和比較信号Zに含まれたパルス
(すなわち高レベル状態)を計数して被検査物品Mに含
まれている異物Nの個数を計数し計数結果を計数信号W
として出力したのち後続の被検査物品Mを検知するに伴
ないセンサ31によって発生された物品検知信号f3 に応
じて計数内容がクリアされる計数回路448 と、計数回路
448 の出力端に対して接続されており計数回路448 から
出力された計数信号Wの内容(すなわち計数結果)が所
定値W0 を超えたか否かを判定し所定値W0 を超えたと
きに異物検出信号V2 を発生するための異物検出信号発
生回路449 とを備えている。異物検出信号発生回路449
によって発生された異物検出信号V2 は、オア回路40B
を介し異物検出部40の検出結果として出力されており、
ここでは、不良の被検査物品M+ を個別に除去するため
の不良物品除去部50に与えられ、かつ被検査物品の不良
率を算出して表示しあるいは記録するための不良率算出
60に与えられている。
【0157】異物検出部40は、センサ32から与えられた
透過光信号P3 を設定回路(図示せず)の設定値T0
比較し、設定値T0 に満たないとき被検査物品Mの内部
に異物Nが混入しあるいはその表面もしくは裏面に異物
Nが付着している旨の異物検出信号V3 を発生するため
の比較回路541 を備えている。比較回路541 によって発
生された異物検出信号V3 は、オア回路40B を介し異物
検出部40の検出結果として出力されており、ここでは、
不良の被検査物品M+ を個別に除去するための不良物品
除去部50に与えられ、かつ被検査物品の不良率を演算し
て求め表示あるいは記録するための不良率算出部60に与
えられている。
【0158】(第4の実施例の作用)
【0159】更に、図9Aないし図10,図2および図15
Aないし図16Bを参照しつつ、本発明にかかる物品検査
装置の第4の実施例について、その作用を詳細に説明す
る。
【0160】被検査物品Mの撮像
【0161】物品撮像部30のセンサ31は、被検査物品M
が物品搬送部20のコンベアベルト21によって矢印A方向
に向けて搬送されたのちローラ31A によって押えられつ
つコンベアベルト22に向けて移動しようとするに際し、
被検査物品Mを検知して物品検知信号f (すなわちf1,
2,f3 ) を発生する(ステップ1)。
【0162】物品撮像部30の撮像手段33は、物品検知信
号f1 が与えられると、被検査物品Mの表面の撮像を開
始し、その撮像結果を画像信号P1 として送出し始める
(ステップ2)。
【0163】撮像手段33の近傍では、光源33A によって
発生された照射光Lが散乱部材33B によって散乱された
のち散乱光lとしてコンベアベルト23上の被検査物品M
に上方より照射されているので、コンベアベルト23上の
被検査物品Mの表面および被検査物品Mの表面に付着し
た異物Nで反射されるとき、異物Nにおける正常反射
(ここでは正反射)Rfの光量に比べ、被検査物品Mの
表面における異常反射(ここでは正反射)Rf *の光量を
十分に減少せしめることができる。このため、画像信号
1 は、異物Nのみに対応して顕著に高レベル状態Hと
なる。
【0164】また、センサ31の出力した物品検知信号f
1 は、遅延回路35A により、被検査物品Mが物品撮像部
30の撮像手段33の近傍を通過するに必要とする時間に対
応して適宜に遅延せしめられて、遅延物品検知信号f1M
とされる(ステップ3)。
【0165】物品撮像部30の撮像手段34は、物品検知信
号f2 が与えられると、被検査物品Mの裏面の撮像を開
始し、その撮像結果を画像信号P2 として送出し始める
(ステップ2)。
【0166】撮像手段34の近傍では、光源34A によって
発生された照射光Lが散乱部材34B によって散乱された
のち散乱光lとしてコンベアベルト23からコンベアベル
ト24へ移動されている被検査物品Mに下方より照射され
ているので、コンベアベルト23からコンベアベルト24へ
移動されている被検査物品Mの裏面および被検査物品M
の裏面に付着した異物Nで反射されるとき、異物Nにお
ける正常反射(ここでは正反射)Rf の光量に比べ、被
検査物品Mの裏面における異常反射(ここでは正反射)
f *の光量を十分に減少せしめることができる。このた
め、画像信号P2 は、異物Nのみに対応して顕著に高レ
ベル状態Hとなる。
【0167】また、センサ31の出力した物品検知信号f
2 は、遅延回路35B により、被検査物品Mが物品撮像部
30の撮像手段34の近傍を通過するに必要とする時間に対
応して適宜に遅延せしめられて、遅延物品検知信号f2M
とされる(ステップ3)。
【0168】三原色信号Qの取出
【0169】被検査物品Mの画像信号P1 は、異物検出
40の三原色信号取出回路341 に含まれた赤色信号取出
回路341A1,緑色信号取出回路341B1 および青紫色信号取
出回路341C1 に与えられる。
【0170】赤色信号取出回路341A1,緑色信号取出回路
341B1 および青紫色信号取出回路341C1 は、画像信号P
1 から三原色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号G
および青紫色信号B)を取り出し、遅延物品検知信号f
1Mが与えられたとき、クランプ回路341A2,341B2,341C2
に向けて出力する(ステップ4)。
【0171】クランプ回路341A2,341B2,341C2は、それ
ぞれ赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号Bを適宜
にクランプしたのち、増幅回路341A3,341B3,341C3 に向
けて出力する(ステップ5)。
【0172】増幅回路341A3,341B3,341C3 は、クランプ
回路341A2,341B2,341C2 で適宜にクランプされた赤色信
号R,緑色信号Gおよび青紫色信号Bを、それぞれ適宜
に増幅したのち、加算回路342 ,比較回路343 および除
算回路344A1,344B1,344C1 に向けて出力する(ステップ
6)。
【0173】以上に対し、被検査物品Mの画像信号P2
は、異物検出部40の三原色信号取出回路441 に含まれた
赤色信号取出回路441A1,緑色信号取出回路441B1 および
青紫色信号取出回路441C1 に与えられる。
【0174】赤色信号取出回路441A1,緑色信号取出回路
441B1 および青紫色信号取出回路441C1 は、画像信号P
2 から三原色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号G
および青紫色信号B)を取り出し、遅延物品検知信号f
2Mが与えられたとき、クランプ回路441A2,441B2,441C2
に向けて出力する(ステップ4)。
【0175】クランプ回路441A2,441B2,441C2は、それ
ぞれ赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号Bを適宜
にクランプしたのち、増幅回路441A3,441B3,441C3 に向
けて出力する(ステップ5)。
【0176】増幅回路441A3,441B3,441C3 は、クランプ
回路441A2,441B2,441C2 で適宜にクランプされた赤色信
号R,緑色信号Gおよび青紫色信号Bを、それぞれ適宜
に増幅したのち、加算回路442 ,比較回路443 および除
算回路444A1,444B1,444C1 に向けて出力する(ステップ
6)。
【0177】三原色和信号Xの算出
【0178】加算回路342 は、三原色信号取出回路341
の出力端(すなわち増幅回路341A3,341B3,341C3 の出力
端)から与えられた三原色信号Q(すなわち赤色信号
R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を互いに加算する
ことにより、三原色和信号X=R+G+Bを算出する
(ステップ7)。
【0179】これに対し、加算回路442 は、三原色信号
取出回路441 の出力端(すなわち増幅回路441A3,441B3,
441C3 の出力端)から与えられた三原色信号Q(すなわ
ち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を互い
に加算することにより、三原色和信号X(=R+G+B)
を算出する(ステップ7)。
【0180】相対色度信号XR,XG,XB の算出
【0181】除算回路344A1,344B1,344C1 では、三原色
信号取出回路341 の出力端(すなわち増幅回路341A3,34
1B3,341C3 の出力端)から与えられた三原色信号Q(す
なわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を
加算回路342 から与えられた三原色和信号X (=R+G
+B) によって除することにより、相対色度信号XQ
(すなわち赤色相対色度信号XR =R/X,緑色相対色
度信号XG =G/Xおよび青紫色相対色度信号XB =B
/X)が算出される(ステップ8)。
【0182】相対色度信号XQ (すなわち赤色相対色度
信号XR ,緑色相対色度信号XG および青紫色相対色度
信号XB )は、乗算回路344A2,344B2,344C2 において適
宜の係数α,β,γが乗じられることにより、係数付相
対色度信号αXR ,βXG ,γXB とされる(ステップ
9)。係数α,β,γは、被検査物品Mと異物Nとの色
彩の差異に応じて適宜に決定される。
【0183】これに対し、除算回路444A1,444B1,444C1
では、三原色信号取出回路441 の出力端(すなわち増幅
回路441A3,441B3,441C3 の出力端)から与えられた三原
色信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫
色信号B)を加算回路442 から与えられた三原色和信号
X (=R+G+B)によって除することにより、相対色
度信号XQ (すなわち赤色相対色度信号XR =R/X,
緑色相対色度信号XG =G/Xおよび青紫色相対色度信
号XB =B/X)が算出される(ステップ8)。
【0184】相対色度信号XQ (すなわち赤色相対色度
信号XR ,緑色相対色度信号XG および青紫色相対色度
信号XB )は、乗算回路444A2,444B2,444C2 において適
宜の係数α,β,γが乗じられることにより、係数付相
対色度信号αXR ,βXG ,γXB とされる(ステップ
9)。係数α,β,γは、被検査物品Mと異物Nとの色
彩の差異に応じて適宜に決定される。
【0185】三原色信号R,G,Bの相対比較
【0186】比較回路343 では、三原色信号取出回路34
1 の出力端(すなわち増幅回路341A3,341B3,341C3 の出
力端)から与えられた三原色信号Q(すなわち赤色信号
R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を互いに比較し、
その比較結果に応じてゲート信号gR,gG,gB を出力す
る(ステップ10,11)。ゲート信号gR,gG,gB は、対
応する三原色信号Qが最大のときに0となることを除
き、通常1とされている。
【0187】これに対し、比較回路443 では、三原色信
号取出回路441 の出力端(すなわち増幅回路441A3,441B
3,441C3 の出力端)から与えられた三原色信号Q(すな
わち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号B)を互
いに比較し、その比較結果に応じてゲート信号gR,gG,
B を出力する(ステップ10,11)。ゲート信号gR,g
G,gB は、対応する三原色信号Qが最大のときに0とな
ることを除き、通常1とされている。
【0188】相対色度和信号X**の算出
【0189】乗算回路344A2,344B2,344C2 から出力され
た係数付相対色度信号αXR,βXG,γXB は、ゲート回
路345A,345B,345Cにおいて、ゲート信号gR,gG,gB
よって適宜に選択され(すなわちゲート信号gR,gG,g
B が乗じられ)たのち、加算回路346 に与えられる(ス
テップ12)。
【0190】加算回路346 では、ゲート回路345A,345B,
345Cを通過した係数付相対色度信号αXR,βXG,γXB
が互いに加算され、相対色度和信号X** (=gR αXR
+gG βXG +gB γXB ) として出力される(ステッ
プ13)。
【0191】相対色度和信号X**は、比較回路347 の反
転入力端に与えられ、設定回路(図示せず)から非反転
入力端に与えられた設定値X0 と比較されている(ステ
ップ14)。比較回路347 における比較結果は、相対色度
和比較信号Zとして出力される。
【0192】これに対し、乗算回路444A2,444B2,444C2
から出力された係数付相対色度信号αXR,βXG,γXB
は、ゲート回路445A,445B,445Cにおいて、ゲート信号g
R,gG,gB によって適宜に選択され(すなわちゲート信
号gR,gG,gB が乗じられ)たのち、加算回路446 に与
えられる(ステップ12)。
【0193】加算回路446 では、ゲート回路445A,445B,
445Cを通過した係数付相対色度信号αXR,βXG,γXB
が互いに加算され、相対色度和信号X** (=gR αXR
+gG βXG +gB γXB ) として出力される(ステッ
プ13)。
【0194】相対色度和信号X**は、比較回路447 の反
転入力端に与えられ、設定回路(図示せず)から非反転
入力端に与えられた設定値X0 と比較されている(ステ
ップ14)。比較回路447 における比較結果は、相対色度
和比較信号Zとして出力される。
【0195】異物Nの計数
【0196】計数回路348 は、比較回路347 から与えら
れた相対色度和比較信号Zに含まれたパルス(すなわち
高レベル状態)を計数して被検査物品Mの表面に付着し
た異物Nの個数を計数する(ステップ15)。
【0197】計数回路348 は、センサ31から後続の物品
検知信号f3 が与えられるまで、その計数動作を続行す
る(ステップ16)。すなわち、計数回路348 は、センサ
31から後続の物品検知信号f3 が与えられたとき、その
計数動作を終了し、計数結果Wを出力し、かつその計数
内容をリセットする。
【0198】これに対し、計数回路448 は、比較回路44
7 から与えられた相対色度和比較信号Zに含まれたパル
ス(すなわち高レベル状態)を計数して被検査物品Mの
裏面に付着した異物Nの個数を計数する(ステップ1
5)。すなわち、計数回路448 は、センサ31から後続の
物品検知信号f3 が与えられるまで、その計数動作を続
行する(ステップ16)。
【0199】計数回路448 は、センサ31から後続の物品
検知信号f3 が与えられたとき、その計数動作を終了し
たのち、計数結果Wを出力し、かつその計数内容をリセ
ットする。
【0200】異物検出信号V1,V2,V3 の発生
【0201】異物検出信号発生回路349 は、計数回路34
8 から与えられた計数結果Wが設定値W0 よりも大きい
か否かを、判定する(ステップ17)。すなわち、異物検
出信号発生回路349 は、(i) 計数結果Wが設定値W0
りも大きい場合、異物検出信号V1 を発生し、また(ii)
計数結果Wが設定値W0 よりも小さい場合、異物検出信
号V1 を発生しない(ステップ17)。
【0202】また、異物検出信号発生回路449 は、計数
回路448 から与えられた計数結果Wが設定値W0 よりも
大きいか否かを、判定する(ステップ17)。すなわち、
異物検出信号発生回路449 は、(i) 計数結果Wが設定値
0 よりも大きい場合、異物検出信号V2 を発生し、ま
た(ii)計数結果Wが設定値W0よりも小さい場合、異物
検出信号V2 を発生しない(ステップ17)。
【0203】加えて、比較回路541 は、センサ32から与
えられた透過光信号P3 が設定値T0 よりも小さいか否
かを、判定する (ステップ17) 。すなわち、比較回路54
1 は、(i) 透過光信号P3 が設定値T0 よりも小さい場
合、異物検出信号V3 を発生し、また(ii)透過光信号P
3が設定値T0 よりも大きい場合、異物検出信号V3
発生しない (ステップ17)
【0204】異物検出信号V1,V2,V3 は、オア回路40
B を介し異物検出部40の検出結果として不良物品除去部
50および不良率算出部60へ与えられている (ステップ1
8) 。
【0205】不良の被検査物品M+ の除去
【0206】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 の少なくとも1つが与えられたとき、不良物品除去部
50では、異物検出信号V1,V2,V3 に応じて駆動部材52
が切替フィン51を切替えて被検査物品M(すなわち不良
の被検査物品M+)を収納箱53へ収納する(ステップ1
8)。
【0207】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 のいずれもが与えられなかったとき、不良物品除去部
50では、駆動部材52が切替フィン51を切替えることがな
く、被検査物品Mが移送プーリ54によって切替フィン51
からコンベアベルト24に向けて移送せしめられる(ステ
ップ19)。
【0208】不良率の算出
【0209】異物検出部40から異物検出信号V1,V2,V
3 が与えられるか否かにかかわらず、不良率算出部60
は、算出回路61が、異物検出信号V1,V2,V3 の発生回
数とセンサ31から与えられた物品検知信号f3 の発生回
数とをそれぞれ計数したのち、異物検出信号V1,V2,V
3 の計数結果を物品検知信号f3 の計数結果によって除
することにより、被検査物品の不良率を算出する(ステ
ップ20)。
【0210】算出回路61によって算出された被検査物品
の不良率は、表示装置62によって表示され、また記録装
置63によって記録されることにより、その被検査物品の
品質の判断などに供される(ステップ21)。
【0211】(第5の実施例の構成・作用)
【0212】加えて、図11Aないし図12B および図15A
ないし図16Bを参照しつつ、本発明にかかる物品検査装
置の第5の実施例について、その構成および作用を詳細
に説明する。ここでは、便宜上、被検査物品Mの色彩が
赤色を強く帯びかつ異物(被検査物品Mが乾燥海苔のと
き、小エビ,網クズあるいは藁クズなど)Nが被検査物
品Mに比べて緑色あるいは青紫色を帯びており、赤色相
対色度信号XR を利用することなく、異物Nの検出を実
行できる場合について説明する。
【0213】第5の実施例は、比較回路343;443,除算回
路344A1;444A1,乗算回路344A2;444A2 およびゲート回路
345A,345B,345C;445A,445B,445C が除去されたことを除
き、第4の実施例と同一の構成を有している。
【0214】したがって、第5の実施例は、緑色相対色
度信号XG および青紫色相対色度信号XB を被検査物品
Mと異物Nとの間の色彩の差異に応じて適宜の割合で互
いに加算して相対色度和信号X**を作成することを除
き、第4の実施例と同一の作用をなしている。
【0215】それ故、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第4の実施例に包有された部材ないしはステップに
対応する部材ないしはステップに対し、第4の実施例と
同一の参照番号を付すことにより、その他の構成および
作用の詳細な説明を省略する。
【0216】なお、上述においては、赤色相対色度信号
R が利用されない場合について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではなく、被検査物品Mと異
物Nとの色彩の差異に応じて緑色相対色度信号XG ある
いは青紫色相対色度信号XB が利用されない場合も包摂
している。
【0217】(第6の実施例の構成・作用)
【0218】併せて、図13Aないし図16Bを参照しつ
つ、本発明にかかる物品検査装置の第6の実施例につい
て、その構成および作用を詳細に説明する。ここでは、
便宜上、被検査物品Mの色彩が赤色および青紫色を強く
帯びかつ異物Nが被検査物品Mに比べて緑色を帯びてお
り、赤色相対色度信号XR および青紫色相対色度信号X
B を利用することなく、異物Nの検出を実行できる場合
について説明する。
【0219】第6の実施例は、比較回路343;443,除算回
路344A1,344C1;444A1,444C1,乗算回路344A2,344C2;444A
2,444C2 およびゲート回路345A,345B,345C;445A,445B,4
45C に加え加算回路346;446 が除去されたことを除き、
第4の実施例と同一の構成を有している。
【0220】したがって、第6の実施例は、緑色相対色
度信号XG を被検査物品Mと異物Nとの間の色彩の差異
に応じて適宜の割合で増幅して相対色度信号X* を作成
することを除き、第4の実施例と同一の作用をなしてい
る。
【0221】それ故、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第4の実施例に包有された部材ないしはステップに
対応する部材ないしはステップに対し、第4の実施例と
同一の参照番号を付すことにより、その他の構成および
作用の詳細な説明を省略する。
【0222】なお、上述においては、赤色相対色度信号
R および青紫色相対色度信号XB が利用されない場合
について説明したが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、赤色相対色度信号XR および緑色相対色度信
号XG あるいは緑色相対色度信号XG および青紫色相対
色度信号XB が利用されない場合も包摂している。
【0223】 (変形例)
【0224】上述では、センサ32が透過光信号P3 をア
ナログ信号として出力する場合について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、透過光信号P
3 をデジタル信号 (すなわちオンオフ信号) として出力
する場合も包摂している。このときは、比較回路241 を
省略してもよい。
【0225】また、不良率算出部60において異物検出部
40から与えられた異物検出信号V1,V2,V3 を区別する
ことなく計数しているが、本発明は、これに限定される
ものではなく、異物検出信号V1,V2,V3 を個別に計数
してもよく、また、異物検出信号V1,V2,V3 の一部を
選択して計数してもよい。このときは、異物検出信号V
1,V2,V3 についてそれぞれ算出回路を配置すればよ
い。
【0226】(実施例の要約)
【0227】本発明にかかる物品検査装置10は、物品搬
送部20によって搬送されている被検査物品Mに異物Nが
混入ないし付着しているか否かを検査しており、特に、
被検査物品Mに対し近赤外線を照射したときに得られる
透過光信号P3 の低レベル状態を計数して被検査物品M
に混入ないし付着した異物Nを計数し、計数結果が所定
値を超えたとき異物検出信号V3 を発生することによ
り、不良の被検査物品M+ の除去あるいは被検査物品の
不良率の算出などに利用可能としているので、(i) 被検
査物品Mに混入ないし付着した異物Nを肉眼によること
なく検出可能とでき、また(ii)被検査物品に混入ないし
は付着した異物をその肉厚に左右されることなく検出可
能とでき、ひいては (iii)検査要員を削減可能とでき、
加えて(iv)被検査物品の検査精度を向上できる。
【0228】本発明にかかる物品検査装置10は、また、
物品搬送部20によって搬送されている被検査物品Mに異
物Nが混入ないし付着しているか否かを検査しており、
特に、(a) 被検査物品Mに対し近赤外線を照射したとき
に得られる透過光信号P3 の低レベル状態を計数して被
検査物品Mに混入ないし付着した異物Nを計数し、計数
結果が所定値を超えたときに異物検出信号V3 を発生
し、かつ(b) 被検査物品Mの表面および裏面をそれぞれ
撮像して得た画像信号P1,P2 から取り出された三原色
信号Q(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色
信号B)に基づき輝度信号Yおよび相対色度信号X*
少なくとも一方を作成し、計数回路48;148に与えて輝度
信号Yおよび相対色度信号X* の少なくとも一方の高レ
ベル状態を計数して被検査物品Mの表面もしくは裏面に
付着した異物Nを計数し、計数結果Wが所定値W0 を超
えたときに異物検出信号V1,V2 を発生して不良の被検
査物品M+ の除去あるいは被検査物品の不良率の算出な
どに利用可能としているので、上記(i) 〜(iv)に加え、
(v) 被検査物品の表面もしくは裏面の光学的特性に接近
ないし劣った光学的特性をもち画像信号P1,P2 のみで
は検出困難な異物までも検査可能とでき、ひいては(vi)
被検査物品の検査精度を一層向上できる。
【0229】本発明にかかる物品検査装置10は、更に、
物品搬送部20によって搬送されている被検査物品Mに異
物が混入ないし付着しているか否かを検査しており、特
に、(a) 被検査物品Mに対し近赤外線を照射したときに
得られる透過光信号P3 の低レベル状態を計数して被検
査物品Mに混入ないし付着した異物Nを計数し、計数結
果が所定値を超えたとき異物検出信号V3 を発生し、か
つ(b) 被検査物品Mの表面および裏面をそれぞれ撮像し
て得た画像信号P1,P2 から取り出された三原色信号Q
(すなわち赤色信号R,緑色信号Gおよび青紫色信号
B)に基づき赤色相対色度信号XR ,緑色相対色度信号
G および青紫色相対色度信号XB のうちの1つもしく
は2つを作成して被検査物品Mと異物Nとの色彩の差異
に応じて適宜に加算し、計数回路348;448 に与えてその
高レベル状態を計数して被検査物品Mの表面もしくは裏
面に付着した異物Nの個数を計数し、計数結果Wが所定
値W0 を超えたとき異物検出信号V1,V2 を発生するこ
とにより、不良の被検査物品M+ の除去あるいは被検査
物品の不良率の算出などに利用可能としているので、上
記(i) 〜(vi)に加え、(vii) 被検査物品Mに付着した異
物Nを被検査物品Mとの間の色彩の差異を利用して検出
可能とでき、ひいては(viii)被検査物品Mの異物検査の
効率を向上せしめることができ、併せて(ix)被検査物品
Mの性状に応じて適格な異物検査を達成できる。
【0230】
【発明の効果】上述より明らかなように、本発明にかか
る物品検査装置は、上述の[問題点の解決手段]の欄
に、第1の解決手段として挙げたごとく、被検査物品に
対し近赤外線を照射したときに得られる透過光信号P3
を処理することにより被検査物品に異物が混入ないし付
着しているか否か検査しているので、 (i) 被検査物品に混入ないしは付着した異物を肉眼に
よることなく検出可能とできる効果を有し、また (ii) 被検査物品に混入ないしは付着した異物をその肉
厚に左右されることなく検出可能とできる効果を有し、
ひいては (iii) 検査要員を削減可能とできる効果に加え (iv) 被検査物品の検査精度を向上せしめることができ
る効果を有する。
【0231】本発明にかかる物品検査装置は、また、上
述の〔問題点の解決手段〕の欄に、第ないし第12
解決手段として挙げたごとく、被検査物品の表面もしく
は裏面から得られた画像信号P1,P2 を処理することに
より被検査物品に異物が付着しているか否かを検査する
に加え、被検査物品に対し近赤外線を照射したときに得
られる透過光信号P3 を処理することにより被検査物品
に異物が混入ないし付着しているか否か検査しているの
で、上記(i) 〜(iv) の効果に加え、 (v) 被検査物品の表面もしくは裏面の光学的特性に接近
ないし劣った光学的特性をもち画像信号のみでは検出困
難な異物までも検査可能とできる効果を有し、ひいては (vi) 被検査物品の検査精度を一層向上せしめることが
できる効果を有する。
【0232】本発明にかかる物品検査装置は、更に、上
述の〔問題点の解決手段〕の欄に、第ないし第の解
決手段ならびに第10ないし第12の解決手段として挙
げたごとく、被検査物品の光学的特性と異物の光学的特
性との相異に基づき、被検査物品の表面もしくは裏面か
ら得られた画像信号P1,P2 を処理を適宜に実行してい
るので、上記(i) 〜(vi) の効果に加え、 (vii) 被検査物品に付着した異物を被検査物品との間の
色彩の差異を利用して検出可能とできる効果を有し、ひ
いては (viii) 被検査物品の異物検査の時間的効率を向上せし
めることができる効果を有し、併せて (ix) 被検査物品の性状に応じて適格な異物検査を達成
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明にかかる物品検査装置の第1の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図1B】本発明にかかる物品検査装置の第1の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図1C】本発明にかかる物品検査装置の第1の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図2】 図1Aないし図1Cに示した第1の実施例の
一部を拡大して示すための部分破断斜視図である。
【図3】 図1Aないし図1Cに示した第1の実施例の
一部を拡大して示すための部分ブロック回路図である。
【図4】 図1Aないし図1Cに示した第1の実施例の
動作を示すためのフローチャート図である。
【図5A】本発明にかかる物品検査装置の第2の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図5B】本発明にかかる物品検査装置の第2の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図5C】本発明にかかる物品検査装置の第2の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図6】 図5Aないし図5Cに示した第2の実施例の
動作を示すためのフローチャート図である。
【図7A】本発明にかかる物品検査装置の第3の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図7B】本発明にかかる物品検査装置の第3の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図7C】本発明にかかる物品検査装置の第3の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図8】 図7Aないし図7Cに示した第3の実施例の
動作を示すためのフローチャート図である。
【図9A】本発明にかかる物品検査装置の第4の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図9B】本発明にかかる物品検査装置の第4の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図9C】本発明にかかる物品検査装置の第4の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図10】 図9Aないし図9Cに示した第4の実施例の
動作を示すためのフローチャート図である。
【図11A】本発明にかかる物品検査装置の第5の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図11B】本発明にかかる物品検査装置の第5の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図11C】本発明にかかる物品検査装置の第5の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図12】 図11Aないし図11Cに示した第5の図実施例
の動作を示すためのフローチャート図である。
【図13A】本発明にかかる物品検査装置の第6の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図13B】本発明にかかる物品検査装置の第6の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図13C】本発明にかかる物品検査装置の第6の実施例
の一部を示すためのブロック回路図である。
【図14】 図13Aないし図13Cに示した第6の実施例の
動作を示すためのフローチャート図である。
【図15A】図1Aないし図1Cに示した第1の実施例,
図5Aないし図5Cに示した第2の実施例,図7Aない
し図7Cに示した第3の実施例,図9Aないし図9Cに
示した第4の実施例,図11Aないし図11Cに示した第5
の実施例および図13Aないし図13Cに示した第6の実施
例の動作を説明するための説明図である。
【図15B】図1Aないし図1Cに示した第1の実施例,
図5Aないし図5Cに示した第2の実施例,図7Aない
し図7Cに示した第3の実施例,図9Aないし図9Cに
示した第4の実施例,図11Aないし図11Cに示した第5
の実施例および図13Aないし図13Cに示した第6の実施
例の動作を説明するための説明図である。
【図16A】図1Aないし図1Cに示した第1の実施例,
図5Aないし図5Cに示した第2の実施例,図7Aない
し図7Cに示した第3の実施例,図9Aないし図9Cに
示した第4の実施例,図11Aないし図11Cに示した第5
の実施例および図13Aないし図13Cに示した第6の実施
例の動作を説明するための説明図である。
【図16B】図1Aないし図1Cに示した第1の実施例,
図5Aないし図5Cに示した第2の実施例,図7Aない
し図7Cに示した第3の実施例,図9Aないし図9Cに
示した第4の実施例,図11Aないし図11Cに示した第5
の実施例および図13Aないし図13Cに示した第6の実施
例の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物品検査装置20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物品搬送部 21, 〜,24 ・・・・・・・・・・コンベアベルト 21A,〜,24A・・・・・・・・ヘッドプーリ 21B,〜,24B・・・・・・・・テールプーリ30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物品撮像部 31・・・・・・・・・・・・・・・・・・センサ 31A ・・・・・・・・・・・・・・押ローラ 32・・・・・・・・・・・・・・・・・・センサ 32A ・・・・・・・・・・・・・・赤外線照射器 33,34 ・・・・・・・・・・・・・・撮像手段 33A,34A・・・・・・・・・・・光源 33B,34B・・・・・・・・・・・散乱部材 33C,34C・・・・・・・・・・・遮光部材 35A,35B ・・・・・・・・・・・・遅延回路40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 異物検出部 40A,40B ・・・・・・・・・・オア回路 41;141・・・・・・・・・・・・・・三原色信号取出回路 42;142・・・・・・・・・・・・・・輝度信号作成回路 43;143・・・・・・・・・・・・・・比較回路 44;144・・・・・・・・・・・・・・三原色信号加算回路 45;145・・・・・・・・・・・・・・割算回路 46;146・・・・・・・・・・・・・・比較回路 47;147・・・・・・・・・・・・・・信号組合回路 48;148・・・・・・・・・・・・・・計数回路 49;149・・・・・・・・・・・・・・異物検出信号発生回路 241 ・・・・・・・・・・・・・・・・比較回路 341;441・・・・・・・・・・・・・三原色信号取出回路 341A1;441A1・・・・・・・赤色信号取出回路 341B1;441B1・・・・・・・緑色信号取出回路 341C1;441C1・・・・・・・青紫色信号取出回路 341A2;341A2 ・・・・・・クランプ回路 341B2;441B2 ・・・・・・クランプ回路 341C2;441C2 ・・・・・・クランプ回路 341A3;441A3 ・・・・・・増幅回路 341B3;441B3 ・・・・・・増幅回路 341C3;441C3 ・・・・・・増幅回路 342;442・・・・・・・・・・・・・加算回路 343;443・・・・・・・・・・・・・比較回路 344A1;444A1 ・・・・・・・・除算回路 344B1;444B1 ・・・・・・・・除算回路 344C1;444C1 ・・・・・・・・除算回路 344A2;444A2 ・・・・・・・・乗算回路 344B2;444B2 ・・・・・・・・乗算回路 344C2;444C2 ・・・・・・・・乗算回路 345A,345B,345C ・・・・・ゲート回路 445A,445B,445C ・・・・・ゲート回路 346;446・・・・・・・・・・・・・加算回路 347;447・・・・・・・・・・・・・比較回路 348;448・・・・・・・・・・・・・計数回路 349;449・・・・・・・・・・・・・異物検出信号発生回路50・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不良物品除去部 51・・・・・・・・・・・・・・・・・・切替フィン 52・・・・・・・・・・・・・・・・・・駆動部材 53・・・・・・・・・・・・・・・・・・収納箱 54・・・・・・・・・・・・・・・・・・移送プーリ60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不良率算出部 61・・・・・・・・・・・・・・・・・・算出回路 62・・・・・・・・・・・・・・・・・・表示装置 63・・・・・・・・・・・・・・・・・・記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−40542(JP,A) 特開 平3−175879(JP,A) 特開 平3−88654(JP,A) 特開 平3−176647(JP,A) 特開 昭62−280641(JP,A) 特開 平1−101448(JP,A) 特開 昭63−127378(JP,A) 特開 昭51−94990(JP,A) 特開 昭63−157044(JP,A) 特開 昭60−186722(JP,A) 特開 昭62−263424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/84 - 21/90 G01B 11/30

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が付着しているか否か
    を検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
    取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
    力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
    から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを
    作成するための第1の輝度信号作成回路(42)と、 (c) 第1の輝度信号作成回路(42)の出力端に対して入力
    端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否
    かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高
    レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための第
    1の比較回路(43)と、 (d) 第1の比較回路(43)の出力端に対して入力端が接続
    されており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状態
    を計数することによって被検査物品の表面に付着した異
    物を計数するための第1の計数回路(48)と、 (e) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
    されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49)と、 (f) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
    取出回路(141) と、 (g) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号
    Yを作成するための第2の輝度信号作成回路(142) と、 (h) 第2の輝度信号作成回路(142) の出力端に対して入
    力端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか
    否かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ
    高レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための
    第2の比較回路(143) と、 (i) 第2の比較回路(143) の出力端に対して入力端が接
    続されており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状
    態を計数することによって被検査物品の裏面に付着した
    異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (j) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
    ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
    2の異物検出信号発生回路(149) と、 (k) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (l) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (m) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  2. 【請求項2】輝度信号Yが、総和が1であって0以上か
    つ1以下の値をもつ3つの係数α,β,γと三原色信号
    R,G,Bとを用いてαR+βG+γBと表わされてな
    ることを特徴とする請求項に記載された物品検査装
    置。
  3. 【請求項3】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
    取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
    力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
    三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号加算
    回路(44)と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端と第1の三
    原色信号加算回路(44)の出力端とに対して入力端が接続
    されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xに
    よって除することによって三原色信号R,G,Bの相対
    色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信
    号X* として出力するための第1の割算回路(45)と、 (d) 第1の割算回路(45)の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否か
    を判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにの
    み高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力する
    ための第1の比較回路(46)と、 (e) 第1の比較回路(46)の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベル
    状態を計数することによって被検査物品の表面に付着し
    た異物を計数するための第1の計数回路(48)と、 (f) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
    されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49)と、 (g) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
    取出回路(141) と、 (h) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
    加算回路(144) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端と第2の
    三原色信号加算回路(144) の出力端とに対して入力端が
    接続されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号
    Xによって除することによって三原色信号R,G,Bの
    相対色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色
    度信号X* として出力するための第2の割算回路(145)
    と、 (j) 第2の割算回路(145) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否
    かを判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときに
    のみ高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力す
    るための第2の比較回路(146) と、 (k) 第2の比較回路(146) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベ
    ル状態を計数することによって被検査物品の裏面に付着
    した異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (l) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(149) と、 (m) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (n) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (o) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  4. 【請求項4】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第1の三原色信号
    取出回路(41)と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
    力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
    から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを
    作成するための第1の輝度信号作成回路(42)と、 (c) 第1の輝度信号作成回路(42)の出力端に対して入力
    端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否
    かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高
    レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための第
    1の比較回路(43)と、 (d) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端に対して入
    力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(41)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
    三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号加算
    回路(44)と、 (e) 第1の三原色信号取出回路(41)の出力端と第1の三
    原色信号加算回路(44)の出力端とに対して入力端が接続
    されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xに
    よって除することによって三原色信号R,G,Bの相対
    色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信
    号X* として出力するための第1の割算回路(45)と、 (f) 第1の割算回路(45)の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否か
    を判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにの
    み高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力する
    ための第2の比較回路(46)と、 (g) 第1の比較回路(43)の出力端と第2の比較回路(46)
    の出力端とに対して入力端が接続されており、輝度比較
    信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせて組合信
    号Zとして出力してなる第1の信号組合回路(47)と、 (h) 第1の信号組合回路(47)の出力端に対して入力端が
    接続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態を
    計数することによって被検査物品の表面に付着した異物
    を計数するための第1の計数回路(48)と、 (i) 第1の計数回路(48)の出力端に対して入力端が接続
    されており、第1の計数回路(48)の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49)と、 (j) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出すための第2の三原色信号
    取出回路(141) と、 (k) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号
    Yを作成するための第2の輝度信号作成回路(142) と、 (l) 第2の輝度信号作成回路(142) の出力端に対して入
    力端が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか
    否かを判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ
    高レベル状態となる輝度比較信号Y+ を出力するための
    第3の比較回路(143) と、 (m) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(1
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
    加算回路(144) と、 (n) 第2の三原色信号取出回路(141) の出力端と第2の
    三原色信号加算回路(144) の出力端とに対して入力端が
    接続されており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号
    Xによって除することによって三原色信号R,G,Bの
    相対色度XR ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色
    度信号X* として出力するための第2の割算回路(145)
    と、 (o) 第2の割算回路(145) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否
    かを判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときに
    のみ高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力す
    るための第4の比較回路(146) と、 (p) 第3の比較回路(143) の出力端と第4の比較回路(1
    46) の出力端とに対して入力端が接続されており、輝度
    比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせて組
    合信号Zとして出力してなる第2の信号組合回路(147)
    と、 (q) 第2の信号組合回路(147) の出力端に対して入力端
    が接続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態
    を計数することによって被検査物品に混入ないしは付着
    した異物を計数するための第2の計数回路(148) と、 (r) 第2の計数回路(148) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(148) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
    ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
    2の異物検出信号発生回路(149) と、 (s) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (t) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (u) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  5. 【請求項5】輝度信号Yが、総和が1であって0以上か
    つ1以下の値をもつ3つの係数α,β,γと三原色信号
    R,G,Bとを用いてαR+βG+γBと表わされてな
    ることを特徴とする請求項に記載された物品検査装
    置。
  6. 【請求項6】第1の信号組合回路(47)が、 (a) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    積信号Y++ を作成するための第1のアンド回路(47A)
    と、 (b) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    和信号Y++X+ を出力するための第1のオア回路(47B)
    と、 (c) 第1のアンド回路(47A) の出力端と第1のオア回路
    (47B) の出力端と第1の比較回路(43)の出力端と第2の
    比較回路(46)の出力端とに対してそれぞれ第1ないし第
    4の切替接点が接続されかつ出力端としての共通接点が
    第1の計数回路(48)の入力端に接続されており、論理積
    信号Y+ + と論理和信号Y+ +X+ と輝度比較信号Y
    + と相対色度比較信号X+ とのうちのいずれか1つを選
    択して組合信号Zとして出力するための第1の切替スイ
    ッチ(47C) とで形成されており、 第2の信号組合回路(147) が、 (d) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    積信号Y++ を作成するための第2のアンド回路(147
    A)と、 (e) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    和信号Y++X+ を出力するための第2のオア回路(147
    B)と、 (f) 第2のアンド回路(147A)の出力端と第2のオア回路
    (147B)の出力端と第3の比較回路(143) の出力端と第4
    の比較回路(146) の出力端とに対してそれぞれ第5ない
    し第8の切替接点が接続されかつ出力端としての共通接
    点が第2の計数回路(148) の入力端に接続されており、
    論理積信号Y+ + と論理和信号Y+ +X+ と輝度比較
    信号Y+ と相対色度比較信号X+ とのうちのいずれか1
    つを選択して組合信号Zとして出力するための第2の切
    替スイッチ(147C)とで形成されてなることを特徴とする
    請求項もしくは請求項に記載された物品検査装置。
  7. 【請求項7】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
    三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
    加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
    1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを
    第1の三原色信号加算回路(342) から与えられた三原色
    和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
    G ,XB から選ばれた2つを算出して出力するための
    第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) の出力端に対
    して入力端が接続されており、第1の除算回路(344A1,3
    44B1,344C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
    G ,XB から選ばれた2つを所定の割合で互いに加算
    して相対色度和信号X**を出力するための第1の相対色
    度和信号算出回路(343;344A2,344B2,344C2;345A,345B,3
    45C;346)と、 (e) 第1の相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,3
    44C2;345A,345B,345C;346)の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか
    否かを判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたと
    きにのみ高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出
    力するための第1の比較回路(347) と、 (f) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
    ル状態を計数することによって被検査物品の表面に付着
    した異物の個数を計数するための第1の計数回路(348)
    と、 (g) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
    ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349) と、 (h) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
    三原色信号取出回路(441) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
    加算回路(442) と、 (j) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
    2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを
    第2の三原色信号加算回路(442) から与えられた三原色
    和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
    G ,XB から選ばれた2つを算出して出力するための
    第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) と、 (k) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) の出力端に対
    して入力端が接続されており、第2の除算回路(444A1,4
    44B1,444C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
    G ,XB から選ばれた2つを所定の割合で互いに加算
    して相対色度和信号X**を出力するための第2の相対色
    度和信号算出回路(443;444A2,444B2,444C2;445A,445B,4
    45C;446)と、 (l) 第2の相対色度和信号算出回路(443;444A2,444B2,4
    44C2;445A,445B,445C;446)の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか
    否かを判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたと
    きにのみ高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出
    力するための第2の比較回路(447) と、 (m) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
    ル状態を計数することによって被検査物品の裏面に付着
    した異物の個数を計数するための第2の計数回路(448)
    と、 (n) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の裏面に異物が付着している
    ことを示す第2の異物検出信号V2 を発生するための第
    2の異物検出信号発生回路(449) と (o) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (p) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (q) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  8. 【請求項8】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
    三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
    加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
    1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを
    第1の三原色信号加算回路(342) から与えられた三原色
    和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
    G ,XB から選ばれた1つを算出して相対色度信号X
    * として出力するための第1の除算回路(344A1,344B1,3
    44C1;344A2,344B2,344C2;346) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,3
    44C2;346)の出力端に対して入力端が接続されており、
    第1の除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,344
    C2;346) から与えられた相対色度信号X* が設定値を超
    えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超え
    たときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を出
    力するための第1の比較回路(347) と、 (e) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状
    態を計数することによって被検査物品に混入ないし付着
    した異物の個数を計数するための第1の計数回路(348)
    と、 (f) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
    ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349) と、 (g) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
    三原色信号取出回路(441) と、 (h) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
    加算回路(442) と、 (i) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
    2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを
    第2の三原色信号加算回路(442) から与えられた三原色
    和信号Xで除することによって三原色相対色度信号XR,
    G ,XB から選ばれた1つを算出して相対色度信号X
    * として出力するための第2の除算回路(444A1,444B1,4
    44C1;444A2,444B2,444C2;446) と、 (j) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,4
    44C2;446)の出力端に対して入力端が接続されており、
    第2の除算回路(444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444
    C2;446) から与えられた相対色度信号X* が設定値を超
    えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超え
    たときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を出
    力するための第2の比較回路(447) と、 (k) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状
    態を計数することによって被検査物品の裏面に付着した
    異物の個数を計数するための第2の計数回路(448) と、 (l) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(449) と (m) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (n) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (o) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  9. 【請求項9】物品搬送部によって搬送されている被検査
    物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処理
    することにより被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いるか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面より得られた画像信号P1 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第1の
    三原色信号取出回路(341) と、 (b) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第1の三原色信号
    加算回路(342) と、 (c) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端および第
    1の三原色信号加算回路(342) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第1の三原色信号取出回路(341) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bを第1の三原色信号
    加算回路(342) から与えられた三原色和信号Xで除する
    ことによって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出
    して出力するための第1の除算回路(344A1,344B1,344
    C1) と、 (d) 第1の除算回路(344A1,344B1,344C1) の出力端に対
    して入力端が接続されており、第1の除算回路(344A1,3
    44B1,344C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
    G , XB に対し所定の係数α,β, γを乗じて係数付
    三原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXBを算出して出
    力するための第1の乗算回路(344A2,344B2,344C2) と、 (e) 第1の三原色信号取出回路(341) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第1の三原色信号取出回路(3
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較
    することにより最大のものに対応して0となる選択信号
    R ,gG ,gB を算出して出力するための第1の選択信
    号発生回路(343) と、 (f) 第1の乗算回路(344A2,344B2,344C2) の出力端およ
    び第1の選択信号発生回路(343) の出力端に対して入力
    端が接続されており、第1の選択信号発生回路(343) か
    ら与えられた選択信号gR ,gG,gB と第1の乗算回路
    (344A2,344B2,344C2) から与えられた係数付三原色相対
    色度信号αXR ,βXG ,γXB との積を互いに加算して
    相対色度和信号X**を出力するための第1の相対色度和
    信号算出回路(345A,345B,345C;346)と、 (g) 第1の相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;34
    6)の出力端に対して入力端が接続されており、相対色度
    和信号X**が設定値を超えたか否かを判定して相対色度
    和信号X**が設定値を超えたときにのみ高レベル状態と
    なる相対色度和比較信号Zを出力するための第1の比較
    回路(347) と、 (h) 第1の比較回路(347) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
    ル状態を計数することによって被検査物品に混入ないし
    付着した異物の個数を計数するための第1の計数回路(3
    48) と、 (i) 第1の計数回路(348) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第1の計数回路(348) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品の表面に異物が付着している
    ことを示す第1の異物検出信号V1 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349) と、 (j) 被検査物品の裏面より得られた画像信号P2 から三
    原色信号R,G,Bを取り出して出力するための第2の
    三原色信号取出回路(441) と、 (k) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算
    して三原色和信号Xを作成するための第2の三原色信号
    加算回路(442) と、 (l) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端および第
    2の三原色信号加算回路(442) の出力端に対して入力端
    が接続されており、第2の三原色信号取出回路(441) か
    ら与えられた三原色信号R,G,Bを第2の三原色信号
    加算回路(442) から与えられた三原色和信号Xで除する
    ことによって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出
    して出力するための第2の除算回路(444A1,444B1,444
    C1) と、 (m) 第2の除算回路(444A1,444B1,444C1) の出力端に対
    して入力端が接続されており、第2の除算回路(444A1,4
    44B1,444C1) から与えられた三原色相対色度信号XR ,
    G ,XB に対し所定の係数α,β, γを乗じて係数付三
    原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXBを算出して出力
    するための第2の乗算回路(444A2,444B2,444C2) と、 (n) 第2の三原色信号取出回路(441) の出力端に対して
    入力端が接続されており、第2の三原色信号取出回路(4
    41) から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較
    することにより最大のものに対応して0となる選択信号
    R ,gG ,gB を算出して出力するための第2の選択信
    号発生回路(443) と、 (o) 第2の乗算回路(444A2,444B2,444C2) の出力端およ
    び第2の選択信号発生回路(443) の出力端に対して入力
    端が接続されており、第2の選択信号発生回路(443) か
    ら与えられた選択信号gR ,gG,gB と第2の乗算回路
    (444A2,444B2,444C2) から与えられた係数付三原色相対
    色度信号αXR ,βXR ,γXB との積を互いに加算して
    相対色度和信号X**を出力するための第2の相対色度和
    信号算出回路(445A,445B,445C;446)と、 (p) 第2の相対色度和信号算出回路(445A,445B,445C;44
    6)の出力端に対して入力端が接続されており、相対色度
    和信号X**が設定値を超えたか否かを判定して相対色度
    和信号X**が設定値を超えたときにのみ高レベル状態と
    なる相対色度和比較信号Zを出力するための第2の比較
    回路(447) と、 (q) 第2の比較回路(447) の出力端に対して入力端が接
    続されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベ
    ル状態を計数することによって被検査物品に混入ないし
    付着した異物の個数を計数するための第2の計数回路(4
    48) と、 (r) 第2の計数回路(448) の出力端に対して入力端が接
    続されており、第2の計数回路(448) の計数結果が所定
    値を超えたとき被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V2 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(449) と (s) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (t) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (u) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第3の異物検出信号V3 を発生するため
    の第3の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  10. 【請求項10】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が付着しているか否
    かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1, P2 から三原色信号R,G,Bを取り出すため
    の三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
    端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
    与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを作成
    するための輝度信号作成回路(42;142)と、 (c) 輝度信号作成回路(42;142)の出力端に対して入力端
    が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否か
    を判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高レ
    ベル状態となる輝度比較信号Y+を出力するための比較
    回路(43;143)と、 (d) 比較回路(43;143)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、輝度比較信号Y+ に含まれた高レベル状態を
    計数することによって被検査物品の表面に付着した異物
    を計数するための計数回路(48;148)と、 (e) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
    たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
    す第1の異物検出信号V1, V2を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49;149)と、 (f) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (g) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (h) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  11. 【請求項11】輝度信号Yが、総和が1であって0以上
    かつ1以下の値をもつ3つの係数α,β,γと三原色信
    号R,G,Bとを用いてαR+βG+γBと表わされて
    なることを特徴とする請求項10に記載された物品検査装
    置。
  12. 【請求項12】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
    ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出すための
    三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
    端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
    与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して三原
    色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(44;14
    4)と、 (c) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端と三原色信号
    加算回路(44;144)の出力端とに対して入力端が接続され
    ており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xによっ
    て除することによって三原色信号R,G,Bの相対色度
    R ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信号X
    * として出力するための割算回路(45;145)と、 (d) 割算回路(45;145)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否かを
    判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにのみ
    高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力するた
    めの比較回路(46;146)と、 (e) 比較回路(46;146)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、相対色度比較信号X+ に含まれた高レベル状
    態を計数することによって被検査物品の表面に付着した
    異物を計数するための計数回路(48;148)と、 (f) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
    たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
    す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49;149)と、 (g) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (h) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (i) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  13. 【請求項13】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
    ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出すための
    三原色信号取出回路(41;141)と、 (b) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
    端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
    与えられた三原色信号R,G,Bから輝度信号Yを作成
    するための輝度信号作成回路(42;142)と、 (c) 輝度信号作成回路(42;142)の出力端に対して入力端
    が接続されており、輝度信号Yが設定値を超えたか否か
    を判定して輝度信号Yが設定値を超えたときにのみ高レ
    ベル状態となる輝度比較信号Y+を出力するための第1
    の比較回路(43;143)と、 (d) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端に対して入力
    端が接続されており、三原色信号取出回路(41;141)から
    与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して三原
    色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(44;14
    4)と、 (e) 三原色信号取出回路(41;141)の出力端と三原色信号
    加算回路(44;144)の出力端とに対して入力端が接続され
    ており、三原色信号R,G,Bを三原色和信号Xによっ
    て除することによって三原色信号R,G,Bの相対色度
    R ,XG ,XB を算出し、最大のものを相対色度信号X
    * として出力するための割算回路(45;145)と、 (f) 割算回路(45;145)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、相対色度信号X* が設定値を超えたか否かを
    判定して相対色度信号X* が設定値を超えたときにのみ
    高レベル状態となる相対色度比較信号X+ を出力するた
    めの第2の比較回路(46;146)と、 (g) 第1の比較回路(43;143)の出力端と第2の比較回路
    (46;146)の出力端とに対して入力端が接続されており、
    輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ とを組合わせ
    て組合信号Zとして出力してなる信号組合回路(47;147)
    と、 (h) 信号組合回路(47;147)の出力端に対して入力端が接
    続されており、組合信号Zに含まれた高レベル状態を計
    数することによって被検査物品の表面に付着した異物を
    計数するための計数回路(48;148)と、 (i) 計数回路(48;148)の出力端に対して入力端が接続さ
    れており、計数回路(48;148)の計数結果が所定値を超え
    たとき被検査物品の表面に異物が付着していることを示
    す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第1の
    異物検出信号発生回路(49;149)と、 (j) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (k) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (l) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  14. 【請求項14】輝度信号Yが、総和が1であって0以上
    かつ1以下の値をもつ3つの係数α,β,γと三原色信
    号R,G,Bとを用いてαR+βG+γBと表わされて
    なることを特徴とする請求項13に記載された物品検査装
    置。
  15. 【請求項15】信号組合回路(47;147)が、 (a) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    積信号Y++ を作成するためのアンド回路(47A;147A)
    と、 (b) 輝度比較信号Y+ と相対色度比較信号X+ との論理
    和信号Y++X+ を出力するためのオア回路(47B;147B)
    と、 (c) アンド回路(47A;147A)の出力端とオア回路(47B;147
    B)の出力端と第1の比較回路(43;143)の出力端と第2の
    比較回路(46;146)の出力端とに対してそれぞれ第1ない
    し第4の切替接点が接続されかつ出力端としての共通接
    点が計数回路(48;148)の入力端に接続されており、論理
    積信号Y+ + と論理和信号Y+ +X+ と輝度比較信号
    + と相対色度比較信号X+ とのうちのいずれか1つを
    選択して組合信号Zとして出力するための切替スイッチ
    (47C;147C)とで形成されてなることを特徴とする請求項
    13もしくは請求項14に記載された物品検査装置。
  16. 【請求項16】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
    ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
    するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
    力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
    三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
    42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
    色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
    続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
    られた三原色信号R,G,Bから選ばれた2つを三原色
    信号加算回路(342;442) から与えられた三原色和信号X
    で除することによって三原色相対色度信号XR ,XG ,X
    B から選ばれた2つを算出して出力するための除算回路
    (344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1)
    の出力端に対して入力端が接続されており、除算回路(3
    44A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) から与えられた
    三原色相対色度信号XR ,XG ,XB から選ばれた2つを
    所定の割合で互いに加算して相対色度和信号X**を出力
    するための相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,3
    44C2,;345A,345B,345C;346;443;444A2,444B2,444C2;445
    A,445B,445C;446)と、 (e) 相対色度和信号算出回路(343;344A2,344B2,344C2,;
    345A,345B,345C;346;443;444A2,444B2,444C2;445A,445
    B,445C;446)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、相対色度和信号X**が設定値を超えたか否かを判定
    して相対色度和信号X**が設定値を超えたときにのみ高
    レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出力するため
    の比較回路(347;447) と、 (f) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベル
    状態を計数することによって被検査物品の表面に付着し
    た異物の個数を計数するための計数回路(348;448) と、 (g) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
    されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (h) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (i) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (j) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  17. 【請求項17】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
    ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
    するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
    力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
    三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
    42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
    色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
    続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
    られた三原色信号R,G,Bから選ばれた1つを三原色
    信号加算回路(342;442) から与えられた三原色和信号X
    で除することによって三原色相対色度信号XR ,XG ,X
    B から選ばれた1つを算出して相対色度信号X* として
    出力するための除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344
    B2,344C2;444A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444C2) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;344A2,344B2,344C2;4
    44A1,444B1,444C1;444A2,444B2,444C2) の出力端に対し
    て入力端が接続されており、除算回路(344A1,344B1,344
    C1;344A2,344B2,344C2;444A1,444B1,444C1;444A2,444
    B2,444C2) から与えられた相対色度信号X* が設定値を
    超えたか否かを判定して相対色度信号X* が設定値を超
    えたときにのみ高レベル状態となる相対色度比較信号を
    出力するための比較回路(347;447) と、 (e) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度比較信号に含まれた高レベル状態
    を計数することによって被検査物品に混入ないし付着し
    た異物の個数を計数するための計数回路(348;448) と、 (f) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
    されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (g) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (h) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (i) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
    いることを示す第2の異物検出信号V3 を発生するため
    の第2の異物検出信号発生回路(241) とを備えてなるこ
    とを特徴とする物品検査装置。
  18. 【請求項18】物品搬送部によって搬送されている被検
    査物品を物品撮像部によって撮像して得た画像信号を処
    理することにより被検査物品に異物が混入ないし付着し
    ているか否かを検査してなる物品検査装置において、 (a) 被検査物品の表面もしくは裏面より得られた画像信
    号P1,P2から三原色信号R,G,Bを取り出して出力
    するための三原色信号取出回路(341;441) と、 (b) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
    力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに加算して
    三原色和信号Xを作成するための三原色信号加算回路(3
    42;442) と、 (c) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端および三原
    色信号加算回路(342;442) の出力端に対して入力端が接
    続されており、三原色信号取出回路(341;441) から与え
    られた三原色信号R,G,Bを三原色信号加算回路(34
    2;442) から与えられた三原色和信号Xで除することに
    よって三原色相対色度信号XR ,XG ,XB を算出して出
    力するための除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444
    B1,444C1) と、 (d) 除算回路(344A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1)
    の出力端に対して入力端が接続されており、除算回路(3
    44A1,344B1,344C1;444A1,444B1,444C1) から与えられた
    三原色相対色度信号XR ,XG ,XB に対し所定の係数
    α, β, γを乗じて係数付三原色相対色度信号αXR ,
    βXG ,γXB を算出して出力するための乗算回路(344A
    2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2) と、 (e) 三原色信号取出回路(341;441) の出力端に対して入
    力端が接続されており、三原色信号取出回路(341;441)
    から与えられた三原色信号R,G,Bを互いに比較する
    ことにより最大のものに対応して0となる選択信号
    R , gG ,gB を算出して出力するための選択信号発
    生回路(343;443) と、 (f) 乗算回路(344A2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2)
    の出力端および選択信号発生回路(343;443) の出力端に
    対して入力端が接続されており、選択信号発生回路(34
    3;443) から与えられた選択信号gR ,gG ,gB と乗算
    回路(344A2,344B2,344C2;444A2,444B2,444C2) から与え
    られた係数付三原色相対色度信号αXR ,βXG ,γXB
    との積を互いに加算して相対色度和信号X**を出力する
    ための相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;346;44
    5A,445B,445C;446)と、 (g) 相対色度和信号算出回路(345A,345B,345C;346;445
    A,445B,445C;446) の出力端に対して入力端が接続され
    ており、相対色度和信号X**が設定値を超えたか否かを
    判定して相対色度和信号X**が設定値を超えたときにの
    み高レベル状態となる相対色度和比較信号Zを出力する
    ための比較回路(347;447) と、 (h) 比較回路(347;447) の出力端に対して入力端が接続
    されており、相対色度和比較信号Zに含まれた高レベル
    状態を計数することによって被検査物品に混入ないし付
    着した異物の個数を計数するための計数回路(348;448)
    と、 (i) 計数回路(348;448) の出力端に対して入力端が接続
    されており、計数回路(348;448) の計数結果が所定値を
    超えたとき被検査物品の表面に異物が付着していること
    を示す第1の異物検出信号V1,V2 を発生するための第
    1の異物検出信号発生回路(349;449) と、 (j) 被検査物品の表面側もしくは裏面側に離間して配置
    されており、被検査物品に対し表面側もしくは裏面側か
    ら近赤外線を照射するための赤外線照射器(32A) と、 (k) 被検査物品の裏面側もしくは表面側に離間して配置
    されており、被検査物品を透過した近赤外線を受光して
    受光結果を透過光信号P3 として出力するためのセンサ
    (32)と、 (l) センサ(32)の出力端に対して入力端が接続されてお
    り、透過光信号P3 が設定値に満たないか否かを判定し
    て透過光信号P3 が設定値に満たないときにのみ高レベ
    ル状態となって被検査物品に異物が混入ないし付着して
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