JP2929310B2 - コンクリート型枠用せき板の剥離具 - Google Patents
コンクリート型枠用せき板の剥離具Info
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- JP2929310B2 JP2929310B2 JP10822490A JP10822490A JP2929310B2 JP 2929310 B2 JP2929310 B2 JP 2929310B2 JP 10822490 A JP10822490 A JP 10822490A JP 10822490 A JP10822490 A JP 10822490A JP 2929310 B2 JP2929310 B2 JP 2929310B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート型枠用せき板の剥離具に関す
る。
る。
一般に、コンクリート壁等を建造する場合には予め型
枠が施工される。また、この際、コンクリートの壁面を
形成する枠材としてせき板が用いられる。
枠が施工される。また、この際、コンクリートの壁面を
形成する枠材としてせき板が用いられる。
ところで、せき板はコンクリートが硬化した後に剥離
するが、型枠の施工に際しては複数のせき板を隙間無く
並べて行うため、特に、最初のせき板は容易に剥離でき
ず、通常は、せき板とせき板の間にバール(釘抜)等の
工具を差し込み、これにより、せき板の端を剥がしてい
た。
するが、型枠の施工に際しては複数のせき板を隙間無く
並べて行うため、特に、最初のせき板は容易に剥離でき
ず、通常は、せき板とせき板の間にバール(釘抜)等の
工具を差し込み、これにより、せき板の端を剥がしてい
た。
しかし、このような剥離方法では、手間がかかり作業
能率が著しく悪くなるとともに、繰返し使用するせき板
を傷付けてしまう問題があった。
能率が著しく悪くなるとともに、繰返し使用するせき板
を傷付けてしまう問題があった。
本発明は上述した背景技術に存在する課題を解決した
コンクリート型枠用せき板の剥離具の提供を目的とする
ものである。
コンクリート型枠用せき板の剥離具の提供を目的とする
ものである。
本発明に係るコンクリート型枠用せき板の剥離具1
は、傘部2と、傘部2の一面2sから突出した棒部3と、
傘部2又は棒部3に設けたせき板Wに対する固定部4
と、棒部3に設けた工具等に対する係止部5とを備え、
合成樹脂により一体成形してなることを特徴とする。
は、傘部2と、傘部2の一面2sから突出した棒部3と、
傘部2又は棒部3に設けたせき板Wに対する固定部4
と、棒部3に設けた工具等に対する係止部5とを備え、
合成樹脂により一体成形してなることを特徴とする。
これにより、棒部3は、せき板Wの内面Wi側から、予
め形成した貫通孔6に挿入することができる。この結
果、傘部2はせき板Wに係止し、棒部3はせき板Wの外
面Woから突出するとともに、固定部4はせき板Wに圧入
或は係止等することによりせき板Wに固定される。よっ
て、剥離具1を固定したせき板Wを用いて型枠を施工す
るとともに、コンクリート硬化後において、せき板Wを
剥離する際には、棒部3における係止部5を工具等によ
り引張れば、せき板Wを容易に剥離できる。
め形成した貫通孔6に挿入することができる。この結
果、傘部2はせき板Wに係止し、棒部3はせき板Wの外
面Woから突出するとともに、固定部4はせき板Wに圧入
或は係止等することによりせき板Wに固定される。よっ
て、剥離具1を固定したせき板Wを用いて型枠を施工す
るとともに、コンクリート硬化後において、せき板Wを
剥離する際には、棒部3における係止部5を工具等によ
り引張れば、せき板Wを容易に剥離できる。
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づ
き詳細に説明する。
き詳細に説明する。
まず、本発明に係る剥離具1の構成について、第1図
及び第2図を参照して説明する。
及び第2図を参照して説明する。
剥離具1は引張強度に優れた合成樹脂により、一体成
形する。2は円盤状をなす傘部であり、傘部2の一面2s
の中央部からは棒部3が直角方向に突出する。棒部3は
合成樹脂により形成されるため、柔軟性がある。また、
棒部3はその先端部に工具、例えばバール(釘抜)Tが
係止する係止部5を設けるとともに、傘部2側における
付根部3aの形状は強度を考慮して形成する。さらにま
た、傘部2の一面2sにおける他の位置には先端を尖形に
形成した尖形突起4a、4aを設ける。尖形突起4a…は固定
部4を構成し、木製のせき板Wに差込んで仮固定でき
る。
形する。2は円盤状をなす傘部であり、傘部2の一面2s
の中央部からは棒部3が直角方向に突出する。棒部3は
合成樹脂により形成されるため、柔軟性がある。また、
棒部3はその先端部に工具、例えばバール(釘抜)Tが
係止する係止部5を設けるとともに、傘部2側における
付根部3aの形状は強度を考慮して形成する。さらにま
た、傘部2の一面2sにおける他の位置には先端を尖形に
形成した尖形突起4a、4aを設ける。尖形突起4a…は固定
部4を構成し、木製のせき板Wに差込んで仮固定でき
る。
次に、せき板Wの施工方法(剥離方法を含む)につい
て第3図及び第4図を参照して説明する。
て第3図及び第4図を参照して説明する。
まず、前記した剥離具1を用意するとともに、せき板
Wの所定位置、望ましくは端部Wsに、予め前記棒部3が
挿入可能な貫通孔6を形成する。
Wの所定位置、望ましくは端部Wsに、予め前記棒部3が
挿入可能な貫通孔6を形成する。
そして、第3図に示すように、剥離具1の棒部3をせ
き板Wの内面Wi側から貫通孔6に挿入するとともに、尖
形突起4a…をせき板W(木製)の表面に打込んで固定す
る。
き板Wの内面Wi側から貫通孔6に挿入するとともに、尖
形突起4a…をせき板W(木製)の表面に打込んで固定す
る。
次に、第4図に示すように、剥離具1を固定したせき
板Wを用いて所定の型枠Pを施工する。
板Wを用いて所定の型枠Pを施工する。
一方、型枠PにコンクリートCを充填し、硬化した後
はせき板Wを剥がして取除くが、この際、第4図のよう
に、せき板Wの外面Woから突出した棒部3の係止部5に
バールTを係止させて引張れば、仮想線で示すせき板Wm
のように容易に剥離できるとともに、せき板Wを傷付け
る虞れは全くない。
はせき板Wを剥がして取除くが、この際、第4図のよう
に、せき板Wの外面Woから突出した棒部3の係止部5に
バールTを係止させて引張れば、仮想線で示すせき板Wm
のように容易に剥離できるとともに、せき板Wを傷付け
る虞れは全くない。
この場合、せき板Wは最初の一枚が剥がれると二枚目
以降は剥離が容易なため、剥離具1を取付けるのは最初
に剥離しようとする一枚のせき板Wのみに取付けてもよ
いし、任意複数のせき板Wに取付けてもよい。
以降は剥離が容易なため、剥離具1を取付けるのは最初
に剥離しようとする一枚のせき板Wのみに取付けてもよ
いし、任意複数のせき板Wに取付けてもよい。
なお、第5図及び第6図には剥離具1の変更実施例を
示す。
示す。
第5図に示す剥離具1は棒部3の先端側に形成した長
孔5aにより係止部5を構成したもので、これにより、長
孔5aに棒やフックを係止させて剥離できる。また、固定
部4として棒部3の付根部に傘部2側が漸次放射方向に
広がったリブ状の係止片4b、4b…を設け、せき板W側の
貫通孔6に圧入して固定できるようにした。このような
係止片4b、4b…は、せき板Wが金属板や合成樹脂板の場
合に好適である。
孔5aにより係止部5を構成したもので、これにより、長
孔5aに棒やフックを係止させて剥離できる。また、固定
部4として棒部3の付根部に傘部2側が漸次放射方向に
広がったリブ状の係止片4b、4b…を設け、せき板W側の
貫通孔6に圧入して固定できるようにした。このような
係止片4b、4b…は、せき板Wが金属板や合成樹脂板の場
合に好適である。
一方、第6図に示す剥離具1は固定部4として傘部2
に取付孔4c…を設けた例であり、この取付孔4c…を用い
れば、釘やネジ等により傘部2をせき板Wに固定でき
る。
に取付孔4c…を設けた例であり、この取付孔4c…を用い
れば、釘やネジ等により傘部2をせき板Wに固定でき
る。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこ
のような実施例に限定されるものではなく、細部の構
成、形状、素材等において、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。
のような実施例に限定されるものではなく、細部の構
成、形状、素材等において、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。
このように、本発明に係るせき板の剥離具は、傘部
と、傘部の一面から突出した棒部と、傘部又は棒部に設
けたせき板に対する固定部と、棒部に設けた工具等に対
する係止部を備え、合成樹脂により一体成形してなるた
め、次のような顕著な効果を奏する。
と、傘部の一面から突出した棒部と、傘部又は棒部に設
けたせき板に対する固定部と、棒部に設けた工具等に対
する係止部を備え、合成樹脂により一体成形してなるた
め、次のような顕著な効果を奏する。
せき板を極めて容易に剥離できるため、作業能率を
著しく高めることができる。
著しく高めることができる。
繰返し使用する必要のあるせき板を何ら傷付けるこ
とがない。
とがない。
剥離具は合成樹脂により一体成形できるため、安価
に提供できる。
に提供できる。
第1図:本発明に係る剥離具の側面図、 第2図:同剥離具の正面図、 第3図,第4図:本発明に係るせき板の剥離具を用いた
剥離方法を示す作用説明図、 第5図,第6図:本発明の変更実施例に係る剥離具の側
面図。 尚図面中、 1:剥離具、2:傘部 2s:傘部の一面、3:棒部 4:固定部、5:係止部 W:せき板
剥離方法を示す作用説明図、 第5図,第6図:本発明の変更実施例に係る剥離具の側
面図。 尚図面中、 1:剥離具、2:傘部 2s:傘部の一面、3:棒部 4:固定部、5:係止部 W:せき板
Claims (1)
- 【請求項1】傘部と、傘部の一面から突出した棒部と、
傘部又は棒部に設けたせき板に対する固定部と、棒部に
設けた工具等に対する係止部とを備え、合成樹脂により
一体成形してなることを特徴とするコンクリート型枠用
せき板の剥離具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10822490A JP2929310B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | コンクリート型枠用せき板の剥離具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10822490A JP2929310B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | コンクリート型枠用せき板の剥離具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH047465A JPH047465A (ja) | 1992-01-10 |
JP2929310B2 true JP2929310B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=14479197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10822490A Expired - Lifetime JP2929310B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | コンクリート型枠用せき板の剥離具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2929310B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100877919B1 (ko) * | 2008-08-25 | 2009-01-13 | (주)유진인터내셔날종합건축사사무소 | 탈리용 타격구가 구비된 건축용 거푸집 패널 |
KR100877917B1 (ko) * | 2008-08-25 | 2009-01-13 | (주)유진인터내셔날종합건축사사무소 | 좌표측정장치 및 탈리용 타격구가 구비된 건축용 거푸집 패널 |
KR100877918B1 (ko) * | 2008-08-25 | 2009-01-13 | (주)유진인터내셔날종합건축사사무소 | 좌표측정장치가 구비되는 건축용 거푸집 패널 |
KR100877920B1 (ko) * | 2008-08-25 | 2009-01-13 | (주)유진인터내셔날종합건축사사무소 | 탈리가 용이한 건축용 거푸집 패널 |
US8091865B2 (en) | 2009-03-19 | 2012-01-10 | Lachance Eric | Lever bar |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP10822490A patent/JP2929310B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH047465A (ja) | 1992-01-10 |
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