JP2929032B2 - クルトン - Google Patents

クルトン

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスープの浮き身や野菜サラダのトッピング等
として使用されるクルトンに関する。
〔従来の技術〕
一般に、クルトンは製パン法や押し出し法により製造
せられ、例えば味付けクルトンを得ようとするときは、
香辛料や調味料を予めパン生地に練り込むか、あるいは
エクストルーダーに原料と共に、又はバレル途中から投
入して製造されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、従来のクルトンはほぼ白色又は淡黄色で
あり、味付け材としての香辛料や調味料も単にこの色の
濃淡に影響を与えるものに過ぎず、色彩的な単調さを禁
じ得ないと共に、そもそも風味的にも乏しいものであっ
た。
そこで、本発明者は斯かる従来クルトンの問題を解消
すべく種々研究を重ねた結果、野菜や果実を特定量含有
せしめ、かつ最大平面部をすだち部とした扁平形に成形
すれば、当該野菜・果実の有する色や味、香り等の風味
を効果的に付与し得、かつ吸水に伴う風味の溶出を防止
して、野菜や果実の風味保持性に優れるだけでなく、舌
触りにも優れたクルトンが得られることを見い出し、本
発明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕 すなわち、本発明は小麦粉100重量部に対して乾物換
算で1〜10重量部の野菜及び/又は果実を配合し、かつ
最大平面部をすだち部とした扁平形に成形したことを特
徴とするクルトンを提供するものである。
本発明に用いられる野菜や果実はその種類の如何を問
わないが、色や香味を効果的に付与する上で有色野菜、
香味野菜あるいは果実を用いるのが好ましく、例えばか
ぼちゃ、トマト、ほうれんそう、しそ、まつたけ、わさ
び、ニンジン、パセリ、セロリ、玉ねじ、レモン、メロ
ン、リンゴ、みかん、ぶどう等が挙げられ、これらは好
みに応じて単独あるいは併用して用いられる。
これら野菜・果実の使用形態は細切品、粗砕品、粉砕
品、乾燥粉末品、ペースト品、ジュース等その如何を問
わない。また、これら野菜や果実の使用量は小麦粉重量
部に対して乾物換算で1〜10重量部であることが必要で
ある。
尚、本発明クルトンの他の原材料としては、上記の小
麦粉以外に更に香辛料や調味料等クルトンの原材料とし
て用いられるものが適宜使用される。
本発明クルトンを得る具体的製法としては、製パン
法、押し出し法等その如何を問わないが、例えば製パン
法によるときは野菜や果実を予めパン生地中に練り込ん
で製造され、また押し出し法によるときは野菜や果実を
エクストルーダーに原料と共に、あるいはバレル途中か
ら投入して製造される。
更に、斯くして製造されたクルトンの表面を油脂でコ
ーティングした加工クルトンとすれば、特にスープ浮上
性に優れると共に、長時間サクサクとした食感を維持で
きるので有利である。
また、本発明のクルトンは扁平形であるため、スープ
浮上性に優れ、また吸水に伴なうふやけや食感への悪影
響が避けられると共に、風味の溶出も防止し得、特に野
菜や果実の風味保持性に優れている。
斯かる扁平形クルトンとする場合、その扁平の度合と
しては、クルトンの最大平面部に於ける最長直線部の15
〜70%程度をクルトンの厚さとするのが好ましい。
また、この場合当該最大平面部はこれをすだち部とす
るのが、所謂ザラザラとした舌触りに優れたクルトンと
する上で必要である。尚、斯かるすだち部を形成する方
法としては、押し出し法により押し出された外周面が滑
らかな状態となるため、切断面を最大平面部とすること
により、当該最大平面部にすだち部を形成するのが簡便
である。
扁平形クルトンの具体的形状は円形、三角形、ダイヤ
形、ハート形、クローバー形、スペード形、魚形、星
形、花形、野菜形、果実形等その如何を問わない。
本発明クルトンはこれを単一種類のみで使用しても良
いが、複数種類のミックス品として使用すれば、より視
覚的にも味覚的にも優れたクルトンを得ることができ
る。
〔作 用〕
本発明のクルトンは、含有する野菜や果実により、そ
の有する色と味、香等の風味が付与保持され、また扁平
形であるため、吸水に伴う風味の溶出も防止できる。さ
らに最大平面部がすだち部であるため、舌触りに優れて
いる。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 強力小麦粉100部に対し食塩1部、ショートニング1
部、砂糖5部、乾燥かぼちゃ粉末5部、水32部を二軸エ
クストルーダー(幸和工業社製、KEI−45型)に投入
し、スクリュー回転数150rpm、バレル温度130℃、出口
品温115℃で押し出し膨化させた。バレル出口にはかぼ
ちゃ型の孔形を有するダイを取り付けた。膨化物を厚さ
6mmに切断した後、バンドドライヤーにて水分5%にな
るまで乾燥してクルトンを得た。このクルトンは、黄色
でかぼちゃの味及び外形を有するクルトンであり、食味
も良好でスープに添加しても浮上性に優れ非常に良好な
ものであった。
実施例2 実施例1で得たクルトン100部をドラム式コーターに
入れると共に約45℃に加熱溶解したバーター(融点約33
℃)20部を投入して表面に油脂をコーティングした。得
られた加工クルトンはより浮上性に優れ、長時間サクサ
クしてカリッとした食感を保持するものであった。
実施例3 強力小麦粉100部に対し食塩1部、ショートニング1
部、砂糖5部、おろしにんじんペースト15部、水23部を
二軸エクストルーダー(幸和工業社製、KEI−45型)に
投入し、スクリュー回転数130rpm、バレル温度130℃、
出口品温120℃で押し出し膨化させた。バレル出口には
にんじん型の孔形を有するダイを取り付けた。膨化物を
厚さ4mmに切断した後、バンドドライヤーにて水分3%
になるまで乾燥してクルトンを得た。このクルトンは、
オレンジ色でにんじんの味及び外形を有するクルトンで
あり、食味も良好で緑色野菜のサラダにトッピングとし
て用いた場合には、彩りも鮮やかで視覚、味覚共に趣好
性によい結果を与えた。
実施例4 強力小麦粉100部に対し、食塩1部、ショートニング
1部、砂糖5部、乾燥パセリ粉末5部、水34部を二軸エ
クストルーダー(幸和工業社製、KEI−45型)に投入
し、スクリュー回転数160rpm、バレル温度130℃、出口
品温115℃で押し出し膨化させた。バレル出口には花形
の孔形を有するダイを取り付けた。膨化物を厚さ5mmに
切断した後、バンドドライヤーにて水分5%になるまで
乾燥してクルトンを得た。このクルトンは緑色でパセリ
の味をした花形のクルトンであり、特にパセリの香味が
引き立ち、食味も良好なものであった。
実施例5 小麦粉100部(強力小麦粉50部、中力小麦粉50部)に
対し、イースト2部、イーストフード0.1部、食塩2
部、ショートニング2部、砂糖2部、乾燥ホーレン草粉
末6部、水60部を添加、混合した後、温度28℃、湿度75
%の条件下で70分発酵を行った。次に常法に従い、分
割、丸め、ねかし、整形、型詰めを行い、得られた生地
を温度38℃、湿度85%の条件下で40分間発酵せしめた
後、通電式焼成機で16分間焼成を行った。これを急速冷
却した後、1辺8mmのサイコロ状に切断し、バンドドラ
イヤーにて水分5%になるまで乾燥しクルトンを得た。
得られたクルトンは、緑色で、ホウレン草の味を有する
サイコロ状のクルトンであり食味も良好であった。
〔発明の効果〕
以上従って、本発明によれば、白色や淡黄色に限らず
種々の色を呈する、しかも味、香等風味豊かなクルトン
を提供することができ、例えばトマトの色と風味を有す
るトマト形のクルトンやぶどうの色と風味を有するぶど
う形のクルトン等の如く色、風味、形を含めた多種多様
なクルトンの提供が可能である。
特に、本発明に於いて、各種野菜・果実を各々含有し
た各クルトンのミックス品、すなわち複数の色と風味を
有するクルトンミックスとすれば、彩りも鮮やかでかつ
種々の風味を味わうことができ、喫食事に於ける視覚、
味覚に頗る良い結果を与えることができる。また本発明
のクルトンは扁平形であるため、吸水に伴う風味の溶出
を防止し得、特に野菜や果実の風味保持性に優れてい
る。さらに本発明のクルトンは、最大平面図がすだち部
であるため、舌触りが優れている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉100重量部に対して乾物換算で1〜1
    0重量部の野菜及び/又は果実を配合し、かつ最大平面
    部をすだち部とした扁平形に成形したことを特徴とする
    クルトン。
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JP3656574B2 (ja) * 2001-07-12 2005-06-08 株式会社サンリッチ パン酵母の種を用いたパン生地及びパンの製法
JP6611519B2 (ja) * 2015-08-20 2019-11-27 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 クルトンの食感改善方法

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