JP2928916B2 - 菓子装飾用クリームの供給装置 - Google Patents
菓子装飾用クリームの供給装置Info
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、たとえばショート
ケーキを製造する際にケーキの生地に装飾用生クリーム
を供給するために好適に用いることができる菓子装飾用
クリームの供給装置に関する。
ケーキを製造する際にケーキの生地に装飾用生クリーム
を供給するために好適に用いることができる菓子装飾用
クリームの供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば実開昭61−42395号公報
に、シュークリームパフにクリームを充填するための充
填装置が開示されている。この充填装置は、基本的にク
リームが投入されるホッパと、ホッパ内のクリームを圧
送するためのポンプと、圧送されたクリームを一時的に
貯留するマニホールドと、マニホールドに貯留されたク
リームを排出するノズルとを備えている。ポンプは、ホ
ッパーに投入されたクリームを加圧し、管路を介してマ
ニホールドに供給する。このマニホールド内に貯留空間
が形成されており、この貯留空間に加圧された状態で、
クリームが一時的に貯留される。マニホールドには、貯
留空間に連通するノズルが設けられ、貯留空間とノズル
との間には、開閉弁が介在されて、クリームの流路が開
閉される。クリームは、ホッパに供給されると、ポンプ
によってマニホールドに圧送されて、加圧された状態で
貯留空間に貯留され、貯留空間とノズルとを接続する流
路に設けられた開閉弁を開くことによって、ノズルから
排出される。
に、シュークリームパフにクリームを充填するための充
填装置が開示されている。この充填装置は、基本的にク
リームが投入されるホッパと、ホッパ内のクリームを圧
送するためのポンプと、圧送されたクリームを一時的に
貯留するマニホールドと、マニホールドに貯留されたク
リームを排出するノズルとを備えている。ポンプは、ホ
ッパーに投入されたクリームを加圧し、管路を介してマ
ニホールドに供給する。このマニホールド内に貯留空間
が形成されており、この貯留空間に加圧された状態で、
クリームが一時的に貯留される。マニホールドには、貯
留空間に連通するノズルが設けられ、貯留空間とノズル
との間には、開閉弁が介在されて、クリームの流路が開
閉される。クリームは、ホッパに供給されると、ポンプ
によってマニホールドに圧送されて、加圧された状態で
貯留空間に貯留され、貯留空間とノズルとを接続する流
路に設けられた開閉弁を開くことによって、ノズルから
排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、クリームをホッパからノズルに導き、さらにノズ
ルから排出するためにクリームが比較的大きな圧力で加
圧されるので、この充填装置をホイップされた生クリー
ムをケーキの生地に飾付けするために用いると、生クリ
ームの気泡が潰れるなど性状が変化してしまう。また、
開閉弁の開閉によって、ノズルから排出されるクリーム
の排出量が制御されるが、クリームが加圧されているの
で、開閉弁を開いた直後に多量のクリームが排出され、
クリームの排出量を所望のとおり制御するのが困難であ
った。
では、クリームをホッパからノズルに導き、さらにノズ
ルから排出するためにクリームが比較的大きな圧力で加
圧されるので、この充填装置をホイップされた生クリー
ムをケーキの生地に飾付けするために用いると、生クリ
ームの気泡が潰れるなど性状が変化してしまう。また、
開閉弁の開閉によって、ノズルから排出されるクリーム
の排出量が制御されるが、クリームが加圧されているの
で、開閉弁を開いた直後に多量のクリームが排出され、
クリームの排出量を所望のとおり制御するのが困難であ
った。
【0004】したがって本発明の目的は、菓子装飾用ク
リームを比較的大きな圧力で加圧することなく供給する
ことができ、さらに菓子装飾用クリームの排出量を容易
に制御することができる菓子装飾用クリームの供給装置
を提供することである。
リームを比較的大きな圧力で加圧することなく供給する
ことができ、さらに菓子装飾用クリームの排出量を容易
に制御することができる菓子装飾用クリームの供給装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、菓子装飾用ク
リームが投入されるホッパと、ホッパに可撓性を有する
供給管路によって接続される回転式定量吐出ポンプと、
回転式定量吐出ポンプに接続されるノズルと、ツール
装着アームに回転式定量吐出ポンプが設けられ、このツ
ール装着アームに設けられる出力軸が、回転式定量吐出
ポンプの入力軸に駆動連結されるロボットと、ロボット
を制御するための制御手段とを含み、ロボットは、床に
鉛直な第1軸まわりに角変位可能に設けられるベース
と、基端部がベースに水平な第2軸まわりに角変位可能
に設けられる第1アームと、基端部が第1アームの先端
部に第2軸と平行な第3軸まわりに角変位可能に設けら
れる第2アームと、基端部が第2アームの先端部に第3
軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能に設けられ、第4
軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能な回転関節を有
し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわりに回転自在な
出力軸を有するツール装着アームとを備え、制御手段
は、菓子装飾用クリームの性状および飾付けの形状に応
じた複数の制御パターンが記憶される記憶手段を有し、
これらの制御パターンのうちから選択的に読出された制
御パターンに従って、ロボットの第1〜第5軸まわりの
角変位および第6軸まわりの回転を制御することを特徴
とする菓子装飾用クリームの供給装置である。本発明に
従えば、ホッパに投入された菓子装飾用クリームは、可
撓性を有する供給管路によって回転式定量吐出ポンプに
供給され、この回転式定量吐出ポンプの作用によってノ
ズルから排出される。回転式定量吐出ポンプを用いてい
るので、菓子装飾用クリームの排出量が回転式定量吐出
ポンプの回転数に正比例し、回転式定量吐出ポンプを駆
動制御することによって、菓子装飾用クリームの排出量
を正確かつ容易に制御することができる。また回転式定
量吐出ポンプを駆動することによって菓子装飾用クリー
ムが送出され、回転式定量吐出ポンプを停止することに
よって菓子装飾用クリームの送出しが停止され、したが
って回転式定量吐出ポンプが菓子装飾用クリームの流路
の開閉弁の作用も兼ねるので、別途に開閉弁を設ける必
要がない。また床に鉛直な第1軸まわりに角変位可能に
設けられるベースと、基端部がベースに水平な第2軸ま
わりに角変位可能に設けられる第1アームと、基端部が
第1アームの先端部に第2軸と平行な第3軸まわりに角
変位可能に設けられる第2アームと、基端部が第2アー
ムの先端部に第3軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能
に設けられ、第4軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能
な回転関節を有し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわ
りに回転自在な出力軸を有するツール装着アームとを備
えるロボットが設けられ、このロボットのツール装着ア
ームに回転式定量吐出ポンプが装着され、ロボットの出
力軸と回転式定量吐出ポンプの入力軸とが駆動連結され
る。このような6つの制御軸を有するロボットに定量吐
出ポンプを装着することによって、定量吐出ポンプに接
続されるノズルの複雑な変位を達成することができる。
しかもこのようなノズルの変位と、回転式定量吐出ポン
プの駆動とを、1つのロボットによって行うことがで
き、利便性が向上される。またロボットに装着される回
転式定量吐出ポンプと、このロボットとは別に設けられ
るホッパとは、可撓性を有する供給管路で接続されるの
で、ロボットは、回転式定量吐出ポンプを変位させるこ
とによって、ノズルを変位させることができ、複雑かつ
迅速な変位動作を容易に行うことができる。また菓子装
飾用クリームの性状および飾付け形状に応じた複数の制
御パターンが記憶される記憶手段を有し、これらの制御
パターンのうちから選択的に読出された制御パターンに
従って、ロボットを制御する制御手段が設けられ、ロボ
ットは、選択された制御パターンに従って駆動制御され
る。これによって菓子装飾用クリームの性状に応じて、
菓子装飾用クリームの排出量を制御するとともに、ノズ
ルを所定の飾付け形状に装飾用クリームを装飾できるよ
うに変位させることができる。したがって菓子装飾用ク
リームの形状が崩れないように、菓子装飾用クリームを
ノズルから排出し、菓子を装飾用クリームによって優れ
た美観で装飾することができる。しかもノズルの位置を
6軸制御ロボットによって制御することができるので、
ノズルの複雑な変位を可能とし、複雑な装飾を可能に
し、このような多彩な装飾をいわば機械化して実現する
ことができる。
リームが投入されるホッパと、ホッパに可撓性を有する
供給管路によって接続される回転式定量吐出ポンプと、
回転式定量吐出ポンプに接続されるノズルと、ツール
装着アームに回転式定量吐出ポンプが設けられ、このツ
ール装着アームに設けられる出力軸が、回転式定量吐出
ポンプの入力軸に駆動連結されるロボットと、ロボット
を制御するための制御手段とを含み、ロボットは、床に
鉛直な第1軸まわりに角変位可能に設けられるベース
と、基端部がベースに水平な第2軸まわりに角変位可能
に設けられる第1アームと、基端部が第1アームの先端
部に第2軸と平行な第3軸まわりに角変位可能に設けら
れる第2アームと、基端部が第2アームの先端部に第3
軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能に設けられ、第4
軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能な回転関節を有
し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわりに回転自在な
出力軸を有するツール装着アームとを備え、制御手段
は、菓子装飾用クリームの性状および飾付けの形状に応
じた複数の制御パターンが記憶される記憶手段を有し、
これらの制御パターンのうちから選択的に読出された制
御パターンに従って、ロボットの第1〜第5軸まわりの
角変位および第6軸まわりの回転を制御することを特徴
とする菓子装飾用クリームの供給装置である。本発明に
従えば、ホッパに投入された菓子装飾用クリームは、可
撓性を有する供給管路によって回転式定量吐出ポンプに
供給され、この回転式定量吐出ポンプの作用によってノ
ズルから排出される。回転式定量吐出ポンプを用いてい
るので、菓子装飾用クリームの排出量が回転式定量吐出
ポンプの回転数に正比例し、回転式定量吐出ポンプを駆
動制御することによって、菓子装飾用クリームの排出量
を正確かつ容易に制御することができる。また回転式定
量吐出ポンプを駆動することによって菓子装飾用クリー
ムが送出され、回転式定量吐出ポンプを停止することに
よって菓子装飾用クリームの送出しが停止され、したが
って回転式定量吐出ポンプが菓子装飾用クリームの流路
の開閉弁の作用も兼ねるので、別途に開閉弁を設ける必
要がない。また床に鉛直な第1軸まわりに角変位可能に
設けられるベースと、基端部がベースに水平な第2軸ま
わりに角変位可能に設けられる第1アームと、基端部が
第1アームの先端部に第2軸と平行な第3軸まわりに角
変位可能に設けられる第2アームと、基端部が第2アー
ムの先端部に第3軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能
に設けられ、第4軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能
な回転関節を有し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわ
りに回転自在な出力軸を有するツール装着アームとを備
えるロボットが設けられ、このロボットのツール装着ア
ームに回転式定量吐出ポンプが装着され、ロボットの出
力軸と回転式定量吐出ポンプの入力軸とが駆動連結され
る。このような6つの制御軸を有するロボットに定量吐
出ポンプを装着することによって、定量吐出ポンプに接
続されるノズルの複雑な変位を達成することができる。
しかもこのようなノズルの変位と、回転式定量吐出ポン
プの駆動とを、1つのロボットによって行うことがで
き、利便性が向上される。またロボットに装着される回
転式定量吐出ポンプと、このロボットとは別に設けられ
るホッパとは、可撓性を有する供給管路で接続されるの
で、ロボットは、回転式定量吐出ポンプを変位させるこ
とによって、ノズルを変位させることができ、複雑かつ
迅速な変位動作を容易に行うことができる。また菓子装
飾用クリームの性状および飾付け形状に応じた複数の制
御パターンが記憶される記憶手段を有し、これらの制御
パターンのうちから選択的に読出された制御パターンに
従って、ロボットを制御する制御手段が設けられ、ロボ
ットは、選択された制御パターンに従って駆動制御され
る。これによって菓子装飾用クリームの性状に応じて、
菓子装飾用クリームの排出量を制御するとともに、ノズ
ルを所定の飾付け形状に装飾用クリームを装飾できるよ
うに変位させることができる。したがって菓子装飾用ク
リームの形状が崩れないように、菓子装飾用クリームを
ノズルから排出し、菓子を装飾用クリームによって優れ
た美観で装飾することができる。しかもノズルの位置を
6軸制御ロボットによって制御することができるので、
ノズルの複雑な変位を可能とし、複雑な装飾を可能に
し、このような多彩な装飾をいわば機械化して実現する
ことができる。
【0006】また本発明は、前記ホッパは、前記回転式
定量吐出ポンプよりも上方に設けられ、前記ホッパに投
入された菓子装飾用クリームは、その自重によって前記
回転式定量吐出ポンプに供給されることを特徴とする。
本発明に従えば、ホッパ内の菓子装飾用クリームは、自
重によって回転式定量吐出ポンプに供給される。これに
よって、ホッパ内の菓子装飾用クリームを自重による比
較的小さい圧力で回転式定量吐出ポンプに供給すること
が可能になる。また、菓子装飾用クリームの自重を利用
することによって、菓子装飾用クリームをホッパから回
転式吐出ポンプに供給するためのポンプなどを別途に設
ける必要がない。
定量吐出ポンプよりも上方に設けられ、前記ホッパに投
入された菓子装飾用クリームは、その自重によって前記
回転式定量吐出ポンプに供給されることを特徴とする。
本発明に従えば、ホッパ内の菓子装飾用クリームは、自
重によって回転式定量吐出ポンプに供給される。これに
よって、ホッパ内の菓子装飾用クリームを自重による比
較的小さい圧力で回転式定量吐出ポンプに供給すること
が可能になる。また、菓子装飾用クリームの自重を利用
することによって、菓子装飾用クリームをホッパから回
転式吐出ポンプに供給するためのポンプなどを別途に設
ける必要がない。
【0007】また本発明は、前記ホッパと前記回転式定
量吐出ポンプとの間には、供給ポンプが設けられ、前記
ホッパに投入された菓子装飾用クリームは、前記供給ポ
ンプの作用によって前記回転式定量吐出ポンプに供給さ
れることを特徴とする。本発明に従えば、ホッパ内の菓
子装飾用クリームは、供給ポンプによって回転式定量吐
出ポンプに供給される。これによって、ホッパの回転式
定量吐出ポンプに対する位置に拘わらず、たとえば、ホ
ッパが回転式定量吐出ポンプよりも下方に位置しても、
ホッパ内の菓子装飾用クリームを回転式定量吐出ポンプ
に比較的小さい圧力で供給することができ、設計上の自
由度が大きくなる。
量吐出ポンプとの間には、供給ポンプが設けられ、前記
ホッパに投入された菓子装飾用クリームは、前記供給ポ
ンプの作用によって前記回転式定量吐出ポンプに供給さ
れることを特徴とする。本発明に従えば、ホッパ内の菓
子装飾用クリームは、供給ポンプによって回転式定量吐
出ポンプに供給される。これによって、ホッパの回転式
定量吐出ポンプに対する位置に拘わらず、たとえば、ホ
ッパが回転式定量吐出ポンプよりも下方に位置しても、
ホッパ内の菓子装飾用クリームを回転式定量吐出ポンプ
に比較的小さい圧力で供給することができ、設計上の自
由度が大きくなる。
【0008】
【0009】さらに本発明は、前記回転式定量吐出ポン
プは、所定方向に回転駆動されて菓子装飾用クリームを
供給し、菓子装飾用クリームの供給停止直後に所定方向
とは逆方向に所定時間回転駆動を可能としたことを特徴
とする。本発明に従えば、菓子装飾用クリームの供給停
止直後に所定方向とは逆方向に所定時間回転駆動され
る。これによって菓子装飾用クリームの供給停止直後
に、回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に存在する菓
子装飾用クリームが、回転式定量吐出ポンプ側に向けて
吸引される。したがって供給停止後に回転式定量吐出ポ
ンプとノズルとの間に存在する菓子装飾用クリームが不
所望に垂れ落ちることを防ぐことができる。しかもその
ための手段を別途に設ける必要がない。
プは、所定方向に回転駆動されて菓子装飾用クリームを
供給し、菓子装飾用クリームの供給停止直後に所定方向
とは逆方向に所定時間回転駆動を可能としたことを特徴
とする。本発明に従えば、菓子装飾用クリームの供給停
止直後に所定方向とは逆方向に所定時間回転駆動され
る。これによって菓子装飾用クリームの供給停止直後
に、回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に存在する菓
子装飾用クリームが、回転式定量吐出ポンプ側に向けて
吸引される。したがって供給停止後に回転式定量吐出ポ
ンプとノズルとの間に存在する菓子装飾用クリームが不
所望に垂れ落ちることを防ぐことができる。しかもその
ための手段を別途に設ける必要がない。
【0010】さらに本発明は、前記回転式定量吐出ポン
プは、供給ポートおよび排出ポートを有し、一端面が開
放されたハウジング本体と、このハンジング本体内に回
転自在に設けられた一対のポンプギアと、前記ハウジン
グ本体の開放された一端面を覆って着脱自在に装着され
るカバー体とを含むことを特徴とする。本発明に従え
ば、各ポンプギアは、ハウジング本体内に設けられ、ハ
ウジング本体には、着脱自在にカバー体が装着される。
これによって、カバー体をハウジングから離脱すること
によって、ハウジング本体内、すなわちポンプギアを容
易に清掃することができる。
プは、供給ポートおよび排出ポートを有し、一端面が開
放されたハウジング本体と、このハンジング本体内に回
転自在に設けられた一対のポンプギアと、前記ハウジン
グ本体の開放された一端面を覆って着脱自在に装着され
るカバー体とを含むことを特徴とする。本発明に従え
ば、各ポンプギアは、ハウジング本体内に設けられ、ハ
ウジング本体には、着脱自在にカバー体が装着される。
これによって、カバー体をハウジングから離脱すること
によって、ハウジング本体内、すなわちポンプギアを容
易に清掃することができる。
【0011】さらに本発明は、制御パターンを特定する
制御条件を入力するため入力キーと、記憶手段に記憶さ
れる複数の制御パターンのうちから読出す制御パターン
を選択するための選択スイッチとを有する制御盤が設け
られることを特徴とする。本発明に従えば、操作盤は、
制御パターンを特定する制御条件を入力するため入力キ
ーと、記憶手段に記憶される複数の制御パターンのうち
から読出す制御パターンを選択するための選択スイッチ
とを有し、作業者は、予め制御パターンを特定する制御
条件を入力キーによって入力しておくことができ、菓子
装飾用クリームを装飾するときには、選択スイッチを操
作して、制御パターンを容易に選択し、複数種類の飾付
けを容易に変更して行うことができる。
制御条件を入力するため入力キーと、記憶手段に記憶さ
れる複数の制御パターンのうちから読出す制御パターン
を選択するための選択スイッチとを有する制御盤が設け
られることを特徴とする。本発明に従えば、操作盤は、
制御パターンを特定する制御条件を入力するため入力キ
ーと、記憶手段に記憶される複数の制御パターンのうち
から読出す制御パターンを選択するための選択スイッチ
とを有し、作業者は、予め制御パターンを特定する制御
条件を入力キーによって入力しておくことができ、菓子
装飾用クリームを装飾するときには、選択スイッチを操
作して、制御パターンを容易に選択し、複数種類の飾付
けを容易に変更して行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態の生
クリームの絞り装置1を備えたケーキ製造ライン2の構
成を簡略化して示す斜視図であり、図2はギアポンプ6
付近を図1の左側から見て拡大して示す斜視図であり、
図3はロボット8の先端部付近を示す断面図である。ケ
ーキ製造ライン2は、菓子であるショートケーキを製造
するためのラインであって、ショートケーキの生地3を
搬送するベルトコンベア4と、ベルトコンベア4によっ
て搬送される生地3に生クリームによって装飾を施すた
めの生クリームの絞り装置1とを備える。ベルトコンベ
ア4は、生地3を整列配置して乗載し、搬送方向である
A方向に生地3を搬送する。
クリームの絞り装置1を備えたケーキ製造ライン2の構
成を簡略化して示す斜視図であり、図2はギアポンプ6
付近を図1の左側から見て拡大して示す斜視図であり、
図3はロボット8の先端部付近を示す断面図である。ケ
ーキ製造ライン2は、菓子であるショートケーキを製造
するためのラインであって、ショートケーキの生地3を
搬送するベルトコンベア4と、ベルトコンベア4によっ
て搬送される生地3に生クリームによって装飾を施すた
めの生クリームの絞り装置1とを備える。ベルトコンベ
ア4は、生地3を整列配置して乗載し、搬送方向である
A方向に生地3を搬送する。
【0013】菓子装飾用クリームの供給装置の一例であ
る生クリームの絞り装置1は、菓子装飾用クリームであ
る生クリームが投入されるホッパ5と、生クリームを供
給するための回転式定量吐出ポンプであるギアポンプ6
と、生クリームを排出するノズル7と、ギアポンプ6が
取付けられるロボット8とを備える。絞り装置1は、ベ
ルトコンベア4に隣接して設けられ、ホッパ5に投入さ
れた生クリームをノズル7から排出し、生地3に飾付け
する。
る生クリームの絞り装置1は、菓子装飾用クリームであ
る生クリームが投入されるホッパ5と、生クリームを供
給するための回転式定量吐出ポンプであるギアポンプ6
と、生クリームを排出するノズル7と、ギアポンプ6が
取付けられるロボット8とを備える。絞り装置1は、ベ
ルトコンベア4に隣接して設けられ、ホッパ5に投入さ
れた生クリームをノズル7から排出し、生地3に飾付け
する。
【0014】ホッパ5は、ベルトコンベア4の上方に架
け渡すように設けられる取付台9上に取付けられ、ギア
ポンプ6よりも上方となる位置に設けられている。この
ホッパ5は、上方になるにつれて拡開し、上方が開放さ
れた逆円錐台状であり、下部には、生クリームの供給流
路を構成する可撓性を有する供給管路10の一端部10
aが接続されている。供給管路10の他端部10bは、
ギアポンプ6に接続されており、ホッパ5に上方から投
入された生クリームは、実質上、その自重によって、比
較的小さい圧力でもってホッパ5の下部から供給管路1
0を介してギアポンプ6に供給される。
け渡すように設けられる取付台9上に取付けられ、ギア
ポンプ6よりも上方となる位置に設けられている。この
ホッパ5は、上方になるにつれて拡開し、上方が開放さ
れた逆円錐台状であり、下部には、生クリームの供給流
路を構成する可撓性を有する供給管路10の一端部10
aが接続されている。供給管路10の他端部10bは、
ギアポンプ6に接続されており、ホッパ5に上方から投
入された生クリームは、実質上、その自重によって、比
較的小さい圧力でもってホッパ5の下部から供給管路1
0を介してギアポンプ6に供給される。
【0015】ギアポンプ6は、ロボット8からの駆動力
が伝達されて回動され、これによって供給管路10を介
して供給された生クリームをノズル7に送出し、前記回
動が停止されると生クリームの送出を停止する。このギ
アポンプ6の作用によって送出された生クリームは、ギ
アポンプ6に接続されたノズル7から排出され、生地3
に飾付けられる。
が伝達されて回動され、これによって供給管路10を介
して供給された生クリームをノズル7に送出し、前記回
動が停止されると生クリームの送出を停止する。このギ
アポンプ6の作用によって送出された生クリームは、ギ
アポンプ6に接続されたノズル7から排出され、生地3
に飾付けられる。
【0016】このように生クリームは、比較的大きい圧
力で加圧されることなくホッパ5からノズル7まで導か
れて排出されるので、ホイップされた生クリームの気泡
が潰れてしまうなどの性状の変化がない状態で、生クリ
ームを排出することができる。したがって生クリームが
良好な状態での飾付を自動化することが可能になり、人
手を少なくすることができる。また生クリームのノズル
7からの排出量がギアポンプ6の回転数に正比例するの
で、ギアポンプ6の駆動、すなわち付勢、除勢を制御す
ることによって、生クリームの排出量を正確にかつ容易
に制御することができる。さらに生クリームを比較的大
きい圧力でもって加圧せずに排出することができるの
で、ギアポンプ6が、生クリームの流路の開閉弁の作用
をも兼ね、別途に開閉弁を設ける必要がない。
力で加圧されることなくホッパ5からノズル7まで導か
れて排出されるので、ホイップされた生クリームの気泡
が潰れてしまうなどの性状の変化がない状態で、生クリ
ームを排出することができる。したがって生クリームが
良好な状態での飾付を自動化することが可能になり、人
手を少なくすることができる。また生クリームのノズル
7からの排出量がギアポンプ6の回転数に正比例するの
で、ギアポンプ6の駆動、すなわち付勢、除勢を制御す
ることによって、生クリームの排出量を正確にかつ容易
に制御することができる。さらに生クリームを比較的大
きい圧力でもって加圧せずに排出することができるの
で、ギアポンプ6が、生クリームの流路の開閉弁の作用
をも兼ね、別途に開閉弁を設ける必要がない。
【0017】ロボット8は、ケーキ製造ライン2が設置
される床に固定されるベース11と、ベース11に連結
される第1アーム12と、第1アーム12に連結される
第2アーム13と、第2アームに連結されるツール装着
アーム14とを有する。ベース11は、床に対して鉛直
な第1軸L1まわりに角変位可能に設けられる。第1ア
ーム12は、基端部がベース11に対して水平な第2軸
L2まわりに角変位可能に設けられる。第2アーム13
は、基端部が第1アーム12の先端部に、第2軸L2と
平行な第3軸L3まわりに角変位可能に設けられてい
る。ツール装着アーム14は、基端部が第2アーム13
の先端部に、第3軸L3に垂直な第4軸L4まわりに角
変位可能に取付けられ、第4軸L4と垂直な第5軸L5
まわりに角変位可能な回転関節を有し、先端部に第5軸
L5と垂直な第6軸L6まわりに回転自在な出力軸18
を有する。
される床に固定されるベース11と、ベース11に連結
される第1アーム12と、第1アーム12に連結される
第2アーム13と、第2アームに連結されるツール装着
アーム14とを有する。ベース11は、床に対して鉛直
な第1軸L1まわりに角変位可能に設けられる。第1ア
ーム12は、基端部がベース11に対して水平な第2軸
L2まわりに角変位可能に設けられる。第2アーム13
は、基端部が第1アーム12の先端部に、第2軸L2と
平行な第3軸L3まわりに角変位可能に設けられてい
る。ツール装着アーム14は、基端部が第2アーム13
の先端部に、第3軸L3に垂直な第4軸L4まわりに角
変位可能に取付けられ、第4軸L4と垂直な第5軸L5
まわりに角変位可能な回転関節を有し、先端部に第5軸
L5と垂直な第6軸L6まわりに回転自在な出力軸18
を有する。
【0018】ロボット8のツール装着アーム14の先端
部には、歯車箱15が取付けられ、この歯車箱15内に
は、第6軸L6まわりの回転力が伝達される主傘歯車1
6と、主傘歯車16と噛合する従傘歯車17とが収納さ
れている。この歯車箱15内に出力軸18が突出して設
けられており、主傘歯車16がたとえばキーを用いて出
力軸18と一体的に回転するように装着されている。ま
た歯車箱15にはギアポンプ6が取付けられ、ギアポン
プ6の入力軸である主ギア軸32が歯車箱15内に突出
して設けられており、従傘歯車17がたとえばキーを用
いて主ギア軸32と一体的に回転するように装着されて
いる。これらの傘歯車16,17を有する歯車伝動装置
によって、ギアポンプ6は第6軸L6に駆動連結されて
いる。
部には、歯車箱15が取付けられ、この歯車箱15内に
は、第6軸L6まわりの回転力が伝達される主傘歯車1
6と、主傘歯車16と噛合する従傘歯車17とが収納さ
れている。この歯車箱15内に出力軸18が突出して設
けられており、主傘歯車16がたとえばキーを用いて出
力軸18と一体的に回転するように装着されている。ま
た歯車箱15にはギアポンプ6が取付けられ、ギアポン
プ6の入力軸である主ギア軸32が歯車箱15内に突出
して設けられており、従傘歯車17がたとえばキーを用
いて主ギア軸32と一体的に回転するように装着されて
いる。これらの傘歯車16,17を有する歯車伝動装置
によって、ギアポンプ6は第6軸L6に駆動連結されて
いる。
【0019】このように、ギアポンプ6をロボット8の
先端部に取付けることによって、ロボット8を制御し
て、ギアポンプ6を作動させ、ノズル7を任意の位置、
方向に向けて移動させながら生クリームを排出すること
ができ、利便性が向上される。またギアポンプ6の主ギ
ア軸32をロボット8の第6軸に駆動連結することによ
って、ロボット8の動作とギアポンプの駆動とを同期さ
せて制御することができ、たとえば図2に示すように、
生地3の形に応じた形状や、あるいは文字を象った形状
をはじめ他の複雑な形状など所望の形状に生クリームを
飾付けることができる。
先端部に取付けることによって、ロボット8を制御し
て、ギアポンプ6を作動させ、ノズル7を任意の位置、
方向に向けて移動させながら生クリームを排出すること
ができ、利便性が向上される。またギアポンプ6の主ギ
ア軸32をロボット8の第6軸に駆動連結することによ
って、ロボット8の動作とギアポンプの駆動とを同期さ
せて制御することができ、たとえば図2に示すように、
生地3の形に応じた形状や、あるいは文字を象った形状
をはじめ他の複雑な形状など所望の形状に生クリームを
飾付けることができる。
【0020】図4はギアポンプ6を示す断面図であり、
図5は図4の左側から見て示す左側面図であり、図6は
図4の右側から見て示す右側面図である。図3をも参照
して、ギアポンプ6は、基部20および枠部材21から
成るハウジング本体23と、ハウジング本体23内に収
納される主ポンプギア24および従ポンプギア25と、
ハウジング本体23に着脱自在に装着されるカバー体2
6とを含んで構成される。
図5は図4の左側から見て示す左側面図であり、図6は
図4の右側から見て示す右側面図である。図3をも参照
して、ギアポンプ6は、基部20および枠部材21から
成るハウジング本体23と、ハウジング本体23内に収
納される主ポンプギア24および従ポンプギア25と、
ハウジング本体23に着脱自在に装着されるカバー体2
6とを含んで構成される。
【0021】基部20は、長方形状の板部材であり、ね
じ孔27a,27bが形成されており、各ねじ孔27
a,27bには、連結用ねじ棒28a,28bの一端部
がそれぞれ螺着されている。枠部材21は、長方形状で
あって、各連結用ねじ棒28a,28bが緩やかにそれ
ぞれ挿通する挿通孔29a,29bがそれぞれ形成され
ている。各挿通孔29a,29bに各連結用ねじ棒28
a,28bを挿通させた状態で、枠部材21を、その一
方側の開口が基部20によって塞がれるように配置し
て、一端面が開放されたハウジング本体23が構成され
る。
じ孔27a,27bが形成されており、各ねじ孔27
a,27bには、連結用ねじ棒28a,28bの一端部
がそれぞれ螺着されている。枠部材21は、長方形状で
あって、各連結用ねじ棒28a,28bが緩やかにそれ
ぞれ挿通する挿通孔29a,29bがそれぞれ形成され
ている。各挿通孔29a,29bに各連結用ねじ棒28
a,28bを挿通させた状態で、枠部材21を、その一
方側の開口が基部20によって塞がれるように配置し
て、一端面が開放されたハウジング本体23が構成され
る。
【0022】カバー体26は、長方形状の板部材であっ
て、各連結用ねじ棒28a,28bが緩やかに挿通する
挿通孔39a,39bがそれぞれ形成されている。この
カバー体26は、各挿通孔39a,39bに各連結用ね
じ棒28a,28bを挿通させて、ハウジング本体23
の一端面を覆った状態で装着され、各連結用ねじ棒28
a,28bの他端部に締付部材40a,40bを螺着し
て、基部20、枠部材21およびカバー体26が相互に
液密に固定され、内部に液密な空間41が規定され、こ
の空間41内に各ポンプギア24,25が収納されてい
る。
て、各連結用ねじ棒28a,28bが緩やかに挿通する
挿通孔39a,39bがそれぞれ形成されている。この
カバー体26は、各挿通孔39a,39bに各連結用ね
じ棒28a,28bを挿通させて、ハウジング本体23
の一端面を覆った状態で装着され、各連結用ねじ棒28
a,28bの他端部に締付部材40a,40bを螺着し
て、基部20、枠部材21およびカバー体26が相互に
液密に固定され、内部に液密な空間41が規定され、こ
の空間41内に各ポンプギア24,25が収納されてい
る。
【0023】基部20には挿通孔30が形成されてお
り、この挿通孔30には枠部材21側から主ギア軸32
が挿通されている。主ギア軸32は、大径部33と小径
部34とを有し、大径部がハウジング本体23内に突出
し、小径部34側から挿通されてハウジング本体23外
へ突出している。この主ギア軸32は、基部20に枠部
材21とは反対側から固定される抜止めリング36と、
大径部33と小径部34との間の段差によって、基部2
0から枠部材21とは反対側へ抜出ることが防がれてい
る。また大径部33は、ハウジング本体23内を挿通し
てカバー体26に形成された挿通孔61に部分的に挿入
されている。挿通孔61には、キャップ部材62が螺着
されており、主ギア軸32がカバー体26側へ抜出るこ
とが防がれている。
り、この挿通孔30には枠部材21側から主ギア軸32
が挿通されている。主ギア軸32は、大径部33と小径
部34とを有し、大径部がハウジング本体23内に突出
し、小径部34側から挿通されてハウジング本体23外
へ突出している。この主ギア軸32は、基部20に枠部
材21とは反対側から固定される抜止めリング36と、
大径部33と小径部34との間の段差によって、基部2
0から枠部材21とは反対側へ抜出ることが防がれてい
る。また大径部33は、ハウジング本体23内を挿通し
てカバー体26に形成された挿通孔61に部分的に挿入
されている。挿通孔61には、キャップ部材62が螺着
されており、主ギア軸32がカバー体26側へ抜出るこ
とが防がれている。
【0024】各挿通孔30,61には、スリーブ65,
66が嵌着されており、主ギア軸32は、スリーブ6
5,66を介して、回転自在に支持されている。この主
ギア軸32の大径部33には、キー37によって一体的
に回転するように主ポンプギア24が着脱自在に装着さ
れ、その小径部34に前述のように従傘歯車17が装着
されている。
66が嵌着されており、主ギア軸32は、スリーブ6
5,66を介して、回転自在に支持されている。この主
ギア軸32の大径部33には、キー37によって一体的
に回転するように主ポンプギア24が着脱自在に装着さ
れ、その小径部34に前述のように従傘歯車17が装着
されている。
【0025】また基部20には、挿通孔31が形成され
ており、この挿通孔31には、従ギア軸38が、ハウジ
ング本体21内に突出した状態で、たとえば焼きばめに
よって挿通固定されている。この動ギア軸38には、従
ポンプギア25が、回転自在に装着されている。このよ
うに設けられる各ポンプギア24,25は、主ギア軸3
2に、ロボット8から回転力が伝達されることによっ
て、噛み合って所定方向および所定方向と逆方向に回転
される。
ており、この挿通孔31には、従ギア軸38が、ハウジ
ング本体21内に突出した状態で、たとえば焼きばめに
よって挿通固定されている。この動ギア軸38には、従
ポンプギア25が、回転自在に装着されている。このよ
うに設けられる各ポンプギア24,25は、主ギア軸3
2に、ロボット8から回転力が伝達されることによっ
て、噛み合って所定方向および所定方向と逆方向に回転
される。
【0026】枠部材21には、空間41と外部とを連通
し、各ポンプギア24,25の噛合部の両側に臨んで、
内ねじが刻設された供給ポート42および排出ポート4
3がそれぞれ形成されている。供給ポート42には、コ
ネクタ45が螺着され、このコネクタ45に供給管路1
0の他端部が接続されている。排出ポート43には、コ
ネクタ46が螺着され、このコネクタ46に装着部材4
7によって、ノズル7が装着されており、ノズル7の種
類を交換することによって、排出口7aの形状が任意に
選択できる。
し、各ポンプギア24,25の噛合部の両側に臨んで、
内ねじが刻設された供給ポート42および排出ポート4
3がそれぞれ形成されている。供給ポート42には、コ
ネクタ45が螺着され、このコネクタ45に供給管路1
0の他端部が接続されている。排出ポート43には、コ
ネクタ46が螺着され、このコネクタ46に装着部材4
7によって、ノズル7が装着されており、ノズル7の種
類を交換することによって、排出口7aの形状が任意に
選択できる。
【0027】これによって各ポンプギア24,25を所
定方向に回転駆動することによって、供給ポート42に
供給された生クリームを、排出ポート43から送出し、
したがってノズル7からケーキの生地3に排出すること
ができる。また各ポンプギア24,25が停止されてい
る状態では、生クリームの供給ポート42から排出ポー
ト43への移動が各ポンプギア24,25によって阻止
され、生クリームのノズル7からの排出が停止される。
さらに各ポンプギア24,25を所定方向と逆方向に駆
動することによって、生クリームを排出ポート43から
供給ポート42に向けて逆送することができ、生クリー
ムの垂れを防止することができる。
定方向に回転駆動することによって、供給ポート42に
供給された生クリームを、排出ポート43から送出し、
したがってノズル7からケーキの生地3に排出すること
ができる。また各ポンプギア24,25が停止されてい
る状態では、生クリームの供給ポート42から排出ポー
ト43への移動が各ポンプギア24,25によって阻止
され、生クリームのノズル7からの排出が停止される。
さらに各ポンプギア24,25を所定方向と逆方向に駆
動することによって、生クリームを排出ポート43から
供給ポート42に向けて逆送することができ、生クリー
ムの垂れを防止することができる。
【0028】このようなギアポンプ6のカバー体26
は、ハウジング本体23から離脱することができ、さら
にハウジング本体23は、基部20と枠部材21とに分
割可能であり、そのうえ各ポンプギア24,25は各ギ
ア軸33,38から離脱することができる。したがって
ハウジング本体23内および各ポンプギア24,25を
容易に清掃することができ、排出するクリームを変える
際の清掃、衛生管理等が容易であり、生クリームを供給
する装置に好適に用いることができる。また各締付部材
40a,40bは、略星形状の把持部60a,60bを
有し、作業者が、特別な工具類を用いずに、各締付部材
40a,40bを容易に各連結ねじ棒28a,28bに
着脱することができ、前述のようなギアポンプ6のメン
テナンスの作業性に優れている。
は、ハウジング本体23から離脱することができ、さら
にハウジング本体23は、基部20と枠部材21とに分
割可能であり、そのうえ各ポンプギア24,25は各ギ
ア軸33,38から離脱することができる。したがって
ハウジング本体23内および各ポンプギア24,25を
容易に清掃することができ、排出するクリームを変える
際の清掃、衛生管理等が容易であり、生クリームを供給
する装置に好適に用いることができる。また各締付部材
40a,40bは、略星形状の把持部60a,60bを
有し、作業者が、特別な工具類を用いずに、各締付部材
40a,40bを容易に各連結ねじ棒28a,28bに
着脱することができ、前述のようなギアポンプ6のメン
テナンスの作業性に優れている。
【0029】図7は、絞り装置1の制御系を示すブロッ
ク図である。絞り装置1には、作業者がロボット8の制
御パターンを特定する制御条件を入力するための操作盤
50と、操作盤50によって与えられた制御条件に従っ
てロボット8を制御する制御手段51が備えられてい
る。操作盤50は、入力キー52を有し、この入力キー
52を操作することによって、生クリームの性状とギア
ポンプ6の回転数すなわち第6軸L6まわりの回転数と
を対応させた制御パターン、あるいは、第1〜第6軸L
1〜L6まわりの相互の角変位動作を設定して、生クリ
ームの排出される形状を特定する制御パターンなどを特
定するための制御条件が入力され、制御手段51に与え
られる。また操作盤50には、選択スイッチ53a,5
3b,53cが設けられており、制御手段51に選択番
号を与えることができる。
ク図である。絞り装置1には、作業者がロボット8の制
御パターンを特定する制御条件を入力するための操作盤
50と、操作盤50によって与えられた制御条件に従っ
てロボット8を制御する制御手段51が備えられてい
る。操作盤50は、入力キー52を有し、この入力キー
52を操作することによって、生クリームの性状とギア
ポンプ6の回転数すなわち第6軸L6まわりの回転数と
を対応させた制御パターン、あるいは、第1〜第6軸L
1〜L6まわりの相互の角変位動作を設定して、生クリ
ームの排出される形状を特定する制御パターンなどを特
定するための制御条件が入力され、制御手段51に与え
られる。また操作盤50には、選択スイッチ53a,5
3b,53cが設けられており、制御手段51に選択番
号を与えることができる。
【0030】制御手段51は、記憶手段55を有してお
り、記憶手段55には操作盤50によって入力された制
御パターンの制御条件が記憶される。この制御手段51
は、操作盤50によって入力された制御パターンに従っ
て、あるいは記憶手段55に予め記憶されている制御パ
ターンに従って、第1〜第5軸L1〜L5まわりに角変
位駆動して、ノズル7を所望の位置で所望の方向に向け
て位置付け、第6軸まわりに回転駆動することによって
ギアポンプ6を駆動し、生クリームを排出する。
り、記憶手段55には操作盤50によって入力された制
御パターンの制御条件が記憶される。この制御手段51
は、操作盤50によって入力された制御パターンに従っ
て、あるいは記憶手段55に予め記憶されている制御パ
ターンに従って、第1〜第5軸L1〜L5まわりに角変
位駆動して、ノズル7を所望の位置で所望の方向に向け
て位置付け、第6軸まわりに回転駆動することによって
ギアポンプ6を駆動し、生クリームを排出する。
【0031】記憶手段55には、生クリームをきれいに
飾付けるために、複数の生クリームの性状とギアポンプ
6の回転数との関係を制御パターンとして記憶されてお
り、選択スイッチ53a〜53cを押圧することによっ
て生クリームの性状に応じた制御パターンが記憶手段5
5から読出され、読出された制御パターンに従って制御
手段51がギアポンプ6を駆動制御し、生クリームがノ
ズル7から排出される。記憶手段55には、生クリーム
を所定形状に飾付けるために、ノズル7が動植物、乗
物、文字などを象って移動するような制御パターン、あ
るいはこの動きに同期してギアポンプ6の回転数を対応
させるような制御パターンを記憶させる。この場合、選
択スイッチ53a〜53cを押圧することによって上記
制御パターンを選択し、制御手段51がノズル7の動き
を制御しながらギアポンプ6を駆動制御して、生クリー
ムを所定形状に容易に飾付けすることができる。このよ
うに記憶手段55を備えることによって、複数の制御パ
ターンを予め記憶しておくことが可能であり、客先から
の複数の飾付けの形状の要求に容易に対応することがで
きる。なお、このような制御パターンの選択は入力キー
52によって行うようにすることもできる。
飾付けるために、複数の生クリームの性状とギアポンプ
6の回転数との関係を制御パターンとして記憶されてお
り、選択スイッチ53a〜53cを押圧することによっ
て生クリームの性状に応じた制御パターンが記憶手段5
5から読出され、読出された制御パターンに従って制御
手段51がギアポンプ6を駆動制御し、生クリームがノ
ズル7から排出される。記憶手段55には、生クリーム
を所定形状に飾付けるために、ノズル7が動植物、乗
物、文字などを象って移動するような制御パターン、あ
るいはこの動きに同期してギアポンプ6の回転数を対応
させるような制御パターンを記憶させる。この場合、選
択スイッチ53a〜53cを押圧することによって上記
制御パターンを選択し、制御手段51がノズル7の動き
を制御しながらギアポンプ6を駆動制御して、生クリー
ムを所定形状に容易に飾付けすることができる。このよ
うに記憶手段55を備えることによって、複数の制御パ
ターンを予め記憶しておくことが可能であり、客先から
の複数の飾付けの形状の要求に容易に対応することがで
きる。なお、このような制御パターンの選択は入力キー
52によって行うようにすることもできる。
【0032】またこのような制御パターンには、ノズル
7からの生クリームの排出直後に所定方向と逆方向に回
動させる時間を含めることもできる。これによって、ク
リームの性状に応じた逆方向の回転時間、すなわちクリ
ームの戻り方向の移動量を設定することができ、ノズル
7内の生クリームが不所望に垂れ落ちることを防止する
ことができる。
7からの生クリームの排出直後に所定方向と逆方向に回
動させる時間を含めることもできる。これによって、ク
リームの性状に応じた逆方向の回転時間、すなわちクリ
ームの戻り方向の移動量を設定することができ、ノズル
7内の生クリームが不所望に垂れ落ちることを防止する
ことができる。
【0033】また本発明の実施の他の形態として、ホッ
パ5とギヤポンプ6との間、すなわち供給管路10の中
途部に供給ポンプを介在させ、生クリームを比較的小さ
い圧力、たとえば1kg/cm2 以下の圧力でギヤポン
プ6に供給するようにしてもよい。このように構成して
も、上述の形態と同様に生クリームの性情を変化させず
に、ノズル7から吐出させることができ、同様の効果を
得ることができる。また、ホッパ5がギヤポンプ6より
も下方に位置しても生クリームを供給することが可能で
あり、設計上の自由度が大きくなる。もちろん、ホッパ
5がギヤポンプ6の上方にある場合に、供給ポンプを設
けてもよく、ホッパ5内の生クリームをさらに円滑にギ
ヤポンプ6に供給することができる。
パ5とギヤポンプ6との間、すなわち供給管路10の中
途部に供給ポンプを介在させ、生クリームを比較的小さ
い圧力、たとえば1kg/cm2 以下の圧力でギヤポン
プ6に供給するようにしてもよい。このように構成して
も、上述の形態と同様に生クリームの性情を変化させず
に、ノズル7から吐出させることができ、同様の効果を
得ることができる。また、ホッパ5がギヤポンプ6より
も下方に位置しても生クリームを供給することが可能で
あり、設計上の自由度が大きくなる。もちろん、ホッパ
5がギヤポンプ6の上方にある場合に、供給ポンプを設
けてもよく、ホッパ5内の生クリームをさらに円滑にギ
ヤポンプ6に供給することができる。
【0034】また本発明の実施のさらに他の形態とし
て、生クリームに代えて、チョコレートまたは他のクリ
ームなどをケーキや他の菓子類に飾付けるようにしても
よく、同様の効果を得ることができる。
て、生クリームに代えて、チョコレートまたは他のクリ
ームなどをケーキや他の菓子類に飾付けるようにしても
よく、同様の効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホッパに
投入された菓子装飾用クリームは、可撓性を有する供給
管路によって回転式定量吐出ポンプに供給され、この回
転式定量吐出ポンプの作用によってノズルから排出され
る。回転式定量吐出ポンプを用いているので、菓子装飾
用クリームの排出量が回転式定量吐出ポンプの回転数に
正比例し、回転式定量吐出ポンプを駆動制御することに
よって、菓子装飾用クリームの排出量を正確かつ容易に
制御することができる。また回転式定量吐出ポンプを駆
動することによって菓子装飾用クリームが送出され、回
転式定量吐出ポンプを停止することによって菓子装飾用
クリームの送出しが停止され、したがって回転式定量吐
出ポンプが菓子装飾用クリームの流路の開閉弁の作用も
兼ねるので、別途に開閉弁を設ける必要がない。また床
に鉛直な第1軸まわりに角変位可能に設けられるベース
と、基端部がベースに水平な第2軸まわりに角変位可能
に設けられる第1アームと、基端部が第1アームの先端
部に第2軸と平行な第3軸まわりに角変位可能に設けら
れる第2アームと、基端部が第2アームの先端部に第3
軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能に設けられ、第4
軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能な回転関節を有
し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわりに回転自在な
出力軸を有するツール装着アームとを備えるロボットが
設けられ、このロボットのツール装着アームに回転式定
量吐出ポンプが装着され、ロボットの出力軸と回転式定
量吐出ポンプの入力軸とが駆動連結される。このような
6つの制御軸を有するロボットに定量吐出ポンプを装着
することによって、定量吐出ポンプに接続されるノズル
の複雑な変位を達成することができる。しかもこのよう
なノズルの変位と、回転式定量吐出ポンプの駆動とを、
1つのロボットによって行うことができ、利便性が向上
される。またロボットに装着される回転式定量吐出ポン
プと、このロボットとは別に設けられるホッパとは、可
撓性を有する供給管路で接続されるので、ロボットは、
回転式定量吐出ポンプを変位させることによって、ノズ
ルを変位させることができ、複雑かつ迅速な変位動作を
容易に行うことができる。また菓子装飾用クリームの性
状および飾付け形状に応じた複数の制御パターンが記憶
される記憶手段を有し、これらの制御パターンのうちか
ら選択的に読出された制御パターンに従って、ロボット
を制御する制御手段が設けられ、ロボットは、選択され
た制御パターンに従って駆動制御される。これによって
菓子装飾用クリームの性状に応じて、菓子装飾用クリー
ムの排出量を制御するとともに、ノズルを所定の飾付け
形状に装飾用クリームを装飾できるように変位させるこ
とができる。したがって菓子装飾用クリームの形状が崩
れないように、菓子装飾用クリームをノズルから排出
し、菓子を装飾用クリームによって優れた美観で装飾す
ることができる。しかもノズルの位置を6軸制御ロボッ
トによって制御することができるので、ノズルの複雑な
変位を可能とし、複雑な装飾を可能にし、このような多
彩な装飾をいわば機械化して実現することができる。
投入された菓子装飾用クリームは、可撓性を有する供給
管路によって回転式定量吐出ポンプに供給され、この回
転式定量吐出ポンプの作用によってノズルから排出され
る。回転式定量吐出ポンプを用いているので、菓子装飾
用クリームの排出量が回転式定量吐出ポンプの回転数に
正比例し、回転式定量吐出ポンプを駆動制御することに
よって、菓子装飾用クリームの排出量を正確かつ容易に
制御することができる。また回転式定量吐出ポンプを駆
動することによって菓子装飾用クリームが送出され、回
転式定量吐出ポンプを停止することによって菓子装飾用
クリームの送出しが停止され、したがって回転式定量吐
出ポンプが菓子装飾用クリームの流路の開閉弁の作用も
兼ねるので、別途に開閉弁を設ける必要がない。また床
に鉛直な第1軸まわりに角変位可能に設けられるベース
と、基端部がベースに水平な第2軸まわりに角変位可能
に設けられる第1アームと、基端部が第1アームの先端
部に第2軸と平行な第3軸まわりに角変位可能に設けら
れる第2アームと、基端部が第2アームの先端部に第3
軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能に設けられ、第4
軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能な回転関節を有
し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわりに回転自在な
出力軸を有するツール装着アームとを備えるロボットが
設けられ、このロボットのツール装着アームに回転式定
量吐出ポンプが装着され、ロボットの出力軸と回転式定
量吐出ポンプの入力軸とが駆動連結される。このような
6つの制御軸を有するロボットに定量吐出ポンプを装着
することによって、定量吐出ポンプに接続されるノズル
の複雑な変位を達成することができる。しかもこのよう
なノズルの変位と、回転式定量吐出ポンプの駆動とを、
1つのロボットによって行うことができ、利便性が向上
される。またロボットに装着される回転式定量吐出ポン
プと、このロボットとは別に設けられるホッパとは、可
撓性を有する供給管路で接続されるので、ロボットは、
回転式定量吐出ポンプを変位させることによって、ノズ
ルを変位させることができ、複雑かつ迅速な変位動作を
容易に行うことができる。また菓子装飾用クリームの性
状および飾付け形状に応じた複数の制御パターンが記憶
される記憶手段を有し、これらの制御パターンのうちか
ら選択的に読出された制御パターンに従って、ロボット
を制御する制御手段が設けられ、ロボットは、選択され
た制御パターンに従って駆動制御される。これによって
菓子装飾用クリームの性状に応じて、菓子装飾用クリー
ムの排出量を制御するとともに、ノズルを所定の飾付け
形状に装飾用クリームを装飾できるように変位させるこ
とができる。したがって菓子装飾用クリームの形状が崩
れないように、菓子装飾用クリームをノズルから排出
し、菓子を装飾用クリームによって優れた美観で装飾す
ることができる。しかもノズルの位置を6軸制御ロボッ
トによって制御することができるので、ノズルの複雑な
変位を可能とし、複雑な装飾を可能にし、このような多
彩な装飾をいわば機械化して実現することができる。
【0036】本発明によれば、ホッパ内の菓子装飾用ク
リームを自重による比較的小さい圧力で回転式定量吐出
ポンプに供給することが可能になる。また、菓子装飾用
クリームの自重を利用することによって、菓子装飾用ク
リームをホッパから回転式吐出ポンプに供給するための
ポンプなどを別途に設ける必要がない。
リームを自重による比較的小さい圧力で回転式定量吐出
ポンプに供給することが可能になる。また、菓子装飾用
クリームの自重を利用することによって、菓子装飾用ク
リームをホッパから回転式吐出ポンプに供給するための
ポンプなどを別途に設ける必要がない。
【0037】本発明によれば、ホッパの回転式定量吐出
ポンプに対する位置に拘わらず、たとえば、ホッパが回
転式定量吐出ポンプよりも下方に位置しても、ホッパ内
の菓子装飾用クリームを回転式定量吐出ポンプに比較的
小さい圧力で供給することができ、設計上の自由度が大
きくなる。
ポンプに対する位置に拘わらず、たとえば、ホッパが回
転式定量吐出ポンプよりも下方に位置しても、ホッパ内
の菓子装飾用クリームを回転式定量吐出ポンプに比較的
小さい圧力で供給することができ、設計上の自由度が大
きくなる。
【0038】
【0039】本発明によれば、菓子装飾用クリームの供
給停止直後に、回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に
存在する菓子装飾用クリームを、回転式定量吐出ポンプ
側に向けて吸引することができる。したがって供給停止
後に回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に存在する菓
子装飾用クリームが不所望に垂れ落ちることを防ぐこと
ができる。しかもそのための手段を別途に設ける必要が
ない。
給停止直後に、回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に
存在する菓子装飾用クリームを、回転式定量吐出ポンプ
側に向けて吸引することができる。したがって供給停止
後に回転式定量吐出ポンプとノズルとの間に存在する菓
子装飾用クリームが不所望に垂れ落ちることを防ぐこと
ができる。しかもそのための手段を別途に設ける必要が
ない。
【0040】本発明によれば、カバー体をハウジングか
ら離脱することによって、ハウジング本体内、すなわち
ポンプギアを容易に清掃することができる。したがって
生クリームなどの食材の供給にも衛生的に用いることが
できる。
ら離脱することによって、ハウジング本体内、すなわち
ポンプギアを容易に清掃することができる。したがって
生クリームなどの食材の供給にも衛生的に用いることが
できる。
【0041】本発明によれば、操作盤は、制御パターン
を特定する制御条件を入力するため入力キーと、記憶手
段に記憶される複数の制御パターンのうちから読出す制
御パターンを選択するための選択スイッチとを有し、作
業者は、予め制御パターンを特定する制御条件を入力キ
ーによって入力しておくことができ、菓子装飾用クリー
ムを装飾するときには、選択スイッチを操作して、制御
パターンを容易に選択し、複数種類の飾付けを容易に変
更して行うことができる。
を特定する制御条件を入力するため入力キーと、記憶手
段に記憶される複数の制御パターンのうちから読出す制
御パターンを選択するための選択スイッチとを有し、作
業者は、予め制御パターンを特定する制御条件を入力キ
ーによって入力しておくことができ、菓子装飾用クリー
ムを装飾するときには、選択スイッチを操作して、制御
パターンを容易に選択し、複数種類の飾付けを容易に変
更して行うことができる。
【図1】本発明の実施の一形態の生クリームの絞り装置
1を備えるケーキ製造ライン2の構成を簡略化して示す
斜視図である。
1を備えるケーキ製造ライン2の構成を簡略化して示す
斜視図である。
【図2】ギアポンプ6付近を図1の左側から見て示す斜
視図である。
視図である。
【図3】ロボット8の先端部付近を示す断面図である。
【図4】ギアポンプ6を示す断面図である。
【図5】図4の左側から見たギアポンプ6の左側面図で
ある。
ある。
【図6】図4の右側から見たギアポンプ6の右側面図で
ある。
ある。
【図7】制御系を示すブロック図である。
1 生クリーム絞り装置 2 ケーキ製造ライン 3 ショートケーキの生地 4 ベルトコンベア 5 ホッパ 6 ギアポンプ 7 ノズル 8 ロボット 20 基部 21 枠部材 23 ハウジング本体 24,25 ポンプギア 26 カバー体 42 供給ポート 43 排出ポート 50 操作盤 51 制御手段 55 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/28
Claims (6)
- 【請求項1】 菓子装飾用クリームが投入されるホッパ
と、 ホッパに可撓性を有する供給管路によって接続される回
転式定量吐出ポンプと、 回転式定量吐出ポンプに接続
されるノズルと、 ツール装着アームに回転式定量吐出ポンプが設けられ、
このツール装着アームに設けられる出力軸が、回転式定
量吐出ポンプの入力軸に駆動連結されるロボットと、 ロボットを制御するための制御手段とを含み、 ロボットは、床に鉛直な第1軸まわりに角変位可能に設
けられるベースと、基端部がベースに水平な第2軸まわ
りに角変位可能に設けられる第1アームと、基端部が第
1アームの先端部に第2軸と平行な第3軸まわりに角変
位可能に設けられる第2アームと、基端部が第2アーム
の先端部に第3軸に垂直な第4軸まわりに角変位可能に
設けられ、第4軸と垂直な第5軸まわりに角変位可能な
回転関節を有し、先端部に第5軸と垂直な第6軸まわり
に回転自在な出力軸を有するツール装着アームとを備
え、 制御手段は、菓子装飾用クリームの性状および飾付けの
形状に応じた複数の制御パターンが記憶される記憶手段
を有し、これらの制御パターンのうちから選択的に読出
された制御パターンに従って、ロボットの第1〜第5軸
まわりの角変位および第6軸まわりの回転を制御するこ
とを特徴とする菓子装飾用クリームの供給装置。 - 【請求項2】 前記ホッパは、前記回転式定量吐出ポン
プよりも上方に設けられ、前記ホッパに投入された菓子
装飾用クリームは、その自重によって前記回転式定量吐
出ポンプに供給されることを特徴とする請求項1記載の
菓子装飾用クリームの供給装置。 - 【請求項3】 前記ホッパと前記回転式定量吐出ポンプ
との間には、供給ポンプが設けられ、前記ホッパに投入
された菓子装飾用クリームは、前記供給ポンプの作用に
よって前記回転式定量吐出ポンプに供給されることを特
徴とする請求項1記載の菓子装飾用クリームの供給装
置。 - 【請求項4】 前記回転式定量吐出ポンプは、所定方向
に回転駆動されて菓子装飾用クリームを供給し、菓子装
飾用クリームの供給停止直後に所定方向とは逆方向に所
定時間回転駆動を可能としたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の菓子装飾用クリームの供給装
置。 - 【請求項5】 前記回転式定量吐出ポンプは、供給ポー
トおよび排出ポートを有し、一端面が開放されたハウジ
ング本体と、このハンジング本体内に回転自在に設けら
れた一対のポンプギアと、前記ハウジング本体の開放さ
れた一端面を覆って着脱自在に装着されるカバー体とを
含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
菓子装飾用クリームの供給装置。 - 【請求項6】 制御パターンを特定する制御条件を入力
するため入力キーと、記憶手段に記憶される複数の制御
パターンのうちから読出す制御パターンを選択するため
の選択スイッチとを有する制御盤が設けられることを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の菓子装飾用ク
リームの供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23230896A JP2928916B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 菓子装飾用クリームの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23230896A JP2928916B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 菓子装飾用クリームの供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1075714A JPH1075714A (ja) | 1998-03-24 |
JP2928916B2 true JP2928916B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=16937177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23230896A Expired - Fee Related JP2928916B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 菓子装飾用クリームの供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2928916B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4908762B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2012-04-04 | 株式会社トーワテクノ | 食品用クリーム用容積形ポンプおよびこれを備えた食品製造装置 |
TWI302441B (en) * | 2007-03-13 | 2008-11-01 | Ind Tech Res Inst | Food processing system |
EP4186368A1 (de) * | 2021-11-26 | 2023-05-31 | Albert Handtmann Maschinenfabrik GmbH & Co. KG | Füllmaschine mit roboterarm |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23230896A patent/JP2928916B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1075714A (ja) | 1998-03-24 |
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