JPS62179348A - デコレ−シヨン菓子の製造システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クツキー、ケーキ、チョコレートなどの菓子
に、チョコレート、クリーム、アイシングまたはジャム
などの流動物を一定のパターンにより塗布し、これによ
ってデコレーション菓子を製造するシステムに関するも
のである。

（従来技術及びその問題点） デコレーシ日ン菓子を製造するには、菓子本体の上面に
デコレーション用の流動物を一定のパターンに塗布する
ことが必要であるが、従来よりこの塗布作業は専門職人
に因って行われていた。最近において、流動物を吐出す
るノズルの部分をロボットのアームの先端に取付け、ノ
ズルをアームにより３次元空間を移動させて特定のパタ
ーンに塗布することが提案されている。しかし従来のロ
ボットを用いた装置は、工場内の菓子製造ラインに設置
して用いられ、専門職人の行っていた流動物の塗布作業
をいかにしてうまくロボットで代行させ、専門職人の減
少への対策と作業能率の向上を計ることにのみ着目され
たものである。したがって、従来の装置は、寸法形状お
よび重量ともに大きく、且つ高価なものであって、しか
もこれによって製造されるデコレーション菓子はレディ
ーメート商品であって、これが流通機構を通じて販売さ
れることに変わりはなかった。

（発明の目的） 本発明は、従来のようなレディーメート商品ではなく、
顧客の好みに応じたパターンを菓子に塗布したオーダー
メート商品を製造しようとするもので、例えば、菓子の
小売店の店舗内に設置して顧客の注文に応じて実演販売
を行うようにするものである。これによって、新しい需
要を生じさせ、販売促進に貢献させようとするものであ
る。

（技術的手段） そのための技術的手段は、菓子本体Ｂを載せるテーブル
１５と、該テーブル１５の上方にあうで該テーブル１５
とは相対的に少なくともＸＹ軸方向の位置制御が可能な
ヘッド１９と、該へノド１９に取付けられデコレーショ
ン用の流動物を吐出するノズル３２を有したガン装置２
３と、を含んで構成された装置本体１と、菓子本体Ｂに
流動物を塗布するパターンに関するデータを記憶手段３
に書込むための書込み装′Ｈ，２と、前記記憶手段３の
内容を読み出してそのデータに基づいて前記装置本体ｌ
を制御する制御装置４と、からなり、前記書込み装置２
は菓子等の発注者の七尾するパターンを前記記憶手段３
に書込むようにしてなるものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はデコレーション菓子の製造システムの一例を示
すブロック図であり、この図には、菓子本体Ｂに流動物
を塗布する機械装置である装置本体１、菓子本体に流動
物を塗布するパターンに関するデータを記憶手段である
バブルカセ・ノド３に書込むための書込み装置２、バブ
ルカセット３の内容を読出してそのデータに基づいて装
置本体１を制御する制御装置４とが示されている。

第２図および第３図において、装置本体ｌは、本体フレ
ーム１１に設けたスラスト軸１２．１２に沿って移動可
能でモータ１３によって回転されるねじ軸１４によって
Ｘ軸方向に位置制御されるテーブル１５、テーブル１５
の上方にあってスラスト軸１６．１６に沿うで移動可能
でモータ１７によって回転されるねじ軸１８によってＸ
軸方向に位置制御されるへ・ノド１９、ヘッド１９のハ
ンドル２０によって回転されるねじ軸２１によって上下
方向調整可能であり且つエアシリンダを内蔵したスライ
ドユニット２２により上下方向に一定のストローク分だ
け移動駆動されるように着脱可能に取付けられたガン装
置２３などから構成されている。

テーブル１５の上面には、菓子本体Ｂが滑らないように
、ウレタンゴムからなるシート２４が載置されており、
このシート２４には菓子本体Ｂを置くべき位置を合わせ
やすくするため第５図のような多数の同心円からなるマ
ーク２５が記入されている。

第４図を参照して、ガン装置２３は、流動物を蓄えるた
めのタンク２６およびそのキャップ２７、流動物を一定
の温度に加温するためのヒータ２８およびヒートブロッ
ク２９、流動物の吐出をオンオフする開閉弁よりなるガ
ン本体３０、その先端に取付けられたアダプタ３１およ
びノズル３２などから構成されている。キャップ２７は
容易に着脱可能で、タンク２６内の流動物の残量が少な
くなったときには、キャップ２７をはずして流動物を補
充しておくようになっている。キャップ２７にはジヨイ
ント２７ａを介して圧縮空気が送り込まれるホース２７
ｂが接続されており、この空気圧によってタンク２６内
の流動物は下部の穴２６ａからヒートブロック２９の穴
２９ａを経てガン本体３０に強制的に送り込まれるよう
になっている。ヒータ２８は、ダイヤル２８ａにより温
度設定が可能で、ヒータ本体２８ｂによってヒートブロ
ック２９を加熱し、ヒートブロック２９からの伝導によ
って流動物を温める。ガン本体３０は、ホース３０ａを
通じて送られてくるパイロットエアーによって作動し、
ノズル３２から一定の流量を吐出する。

スライドユニット２２には、弾力性を有する金属板から
なる平面視略コ字状の把持板２２ａが取付けられており
、タンク２６が把持板２２ａ内に上方から挿入され且つ
タンク２６の上部に設けた鉤状のｆＪｌ止板２６ｂが把
持板２２ａの上端部に掛合し、これによってガン装置２
３がヘッド１９に対して取付けられているとともに、タ
ンク２６内への流動物の補給、またはガン装置ｉ！２３
の洗浄や交換の場合に容易に取外し可能になっている。

なお、第２図および第３図において、１１ａは本体フレ
ーム１１の側面カバー、１３ａ、１７ａはタイミングベ
ルト、１４ａ、１８ａはポールナツト、１４ｂ、１８ｂ
はブーりである。

再び第１図を参照して、書込み装置２は、適当な紙等に
描いたイラストや文字などのパターンをデジタイザー３
３の入力画面上でスタイラーでなぞっていくことにより
、これによって入力されたパターンのデータがデータ処
理部３４によって処理され、入力されたパターンと同じ
パターンがＣＲＴ３５の画面に表示されるとともに、バ
ブルカセット３に書込まれる。バブルカセット３は書込
み装置２および制御装置４に設けたコネクタに着脱可能
になっており、書込み装置２によって書込みを完了した
バブルカセット３を制御装置４に接続し、操作部３６の
スイッチの操作を行うことにより、バブルカセット３の
中の必要なデータが入力部３７、ＣＰｕ３８を通じてメ
モリ３９にロードされる。゛再び操作部３６を操作する
ことによって、メモリ３９内のデータに応じて、ＣＰＯ
３８および出力部４０を介して制御信号が出力され、装
置本体１のモータ１３．　ＩＴ、スライドユニット２２
のエアシリンダへの圧縮空気を制御するＺ軸のバルブ４
１、ガン装置２３のガン本体３０へのパイロットエアー
を制御するガンバルブ４２、およびヒータ２８その他の
制御が行われ、テーブル１５のシート２４上に載せられ
た菓子本体Ｂの上面に、ノズル３２から吐出する流動物
によってデジタイザー３３によって入力されたパターン
が描かれることとなる。

制御値Ｗ１４にティーチング用の入力ボックス４３を接
続することが可能で、これによって、装置本体ｌを動か
してノズルを所望のパターン上の要所の点へ移動させて
これらの点をメモリ３９に記憶させ、これらのデータを
再現することによって菓子本体上にパターンを描くこと
も可能である。この場合において、パターンの各点の位
置とともに、各点間のノズルの移動速度を入力ボックス
４３がら設定することによって、描く線の太さを設定す
ることができ、各点におけるノズルの停止時間を設定す
ることによってその点に描がれる点の大きさを設定する
ことができ、これらを組合わせることによって、例えば
毛筆タッチの文字を描くことができるのである。

このようにして菓子本体の上面に種々のパターンを描く
ことができるが、そのようなパターンとしては、例えば
、キャラクタ−１各種図柄、社章、家紋、詩歌またはメ
ツセージなどがあり、典型的な多数のパターンをあらか
じめバブルカセット３に記憶させておき、発注者はメツ
セージや追加パターンのみを入力するようにしてもよい
、第６図は本システムをケーキの小売店の店舗に設置し
た例を示したものであり、装置本体１は台４４の上に置
かれ、開閉可能なガラスなどの透明なケース４５内に収
容されている。デジタイザー３３は顧客Ｃすなわち発注
者によって操作可能なようにデスク４６の上に置かれ、
ｃＲＴ３５に代えて入力されたパターンを表示するＸＹ
プロッタ４７が顧客Ｃの見易い位置に設置されている。

上述の実施例によると、顧客Ｃが自分の好みに応じた図
形や文字などのパターンを店舗に設置したデジタイザー
３３により容易に入力し、これにもとづいて装置本体に
よって直ちに菓子本体Ｂに流動物を塗布し、希望のパタ
ーンに描かれたデコレーションケーキをオーダーメート
で製造して販売することができる。パターン、菓子本体
および流動物の種類や大きさの組合せは、自由に選択す
ることができる。バブルカセット３は書込み装置２およ
び制御装置４のいずれにも着脱可能であるから、装置本
体ｌを作動させながら別の顧客Ｃが書込み装置ｉ！２に
より別のまたは同一のバブルカセット３に書込むことが
でき、顧客ごとに専用のバブルカセットを小売店または
顧客が保持しておくことも可能であり、所定のパターン
のデータを制御装置４内のメモリ３９に迅速にロードす
ことができ、また、バブルカセット３を遠方の別の小売
店または工場に送り、上述と同様のシステムによりデコ
レーション菓子を製造することも可能である。

ＣＲＴ３５やＸＹブロック４７により入力内容を入力と
同時に確認できるので、デコレーション菓子が製造され
てから入力内容の間違いが分かってやり直すというトラ
ブルがない、装置本体１は、テーブル１５がＹ軸方向に
、ヘッド１９がＸ軸方向に、それぞれ移動するから、装
置の構成が容易であって形状寸法およびｆｆｉ量ともに
小さくなり、したがって低価格で提供される。装置本体
１は透明なケース４５内に収容されているため、衛生的
であり、しかも作動状態が見えるから、作動状態をチェ
ックできるばかりでなく、デモンストレーシッン効果が
あって顧客′の注意を惹き付けて売上げ増大に寄与する
。テーブル１５上にはマーク２５を付したウレタンゴム
のシート２４が載置されているため、菓子本体Ｂの位置
合わせが行い易く、且つテーブル１５が移動しても位置
ずれがしない、ガン装置２３はヘッド１９に着脱可能で
あるから、タンク２６への流動物の補給や洗浄が容易で
ある。ガン装置２３は流動物を蓄えるタンク２６を有し
ているので、流動物を外方から長いホースにより圧送す
る必要がなく、しかも加熱または保温のための装置が簡
単であり、取扱いも容易である。タンク２６内へホース
２７ｂにより圧縮空気を導入し、これによって流動物を
圧送してノズル３２から吐出するようにしているから、
ポンプなどが不要で構成が簡単で洗浄も容易であり、常
に一定の力で押すことができるのでノズル３２からの吐
出量を一定にすることができ、パターンをきれいに描く
ことができる。

上述の実施例において、パターンに関するデータをバブ
ルカセット３を介して制御装置４に入力するようにした
が、これに代えて、磁気テープ、磁気ディスク、ＩＣメ
モリなどを用いてもよく、またはこれらの外部記憶手段
を用いずに、書込み装置２の内部メモリから、パスライ
ン、または通信回線などを介して制御装置４内のメモリ
３９にロードするようにしてもよい、デジタイザー３３
に代えて、パターン認識装置、テレビカメラによるパタ
ーン入力、ＣＲ７画面上でのパターン入力など、種々の
機器による入力方法を採用することが可能である。

（発明の効果） 本発明によると、デコレーション菓子を従来のようなレ
ディーメート商品ではなく、顧客の好みに応じたパター
ンによるオーダーメート商品として製造販売することが
できる。しかも、顧客の注文から製造に至るまで迅速に
行うことが可能であり、例えば菓子の小売店の店舗内に
設置して実演販売を行うことができ、これによって顧客
の注意を惹くとともに新しい需要を生じさせることが可
能であり、販売促進に貢献する。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第１図はデフレ−シラン
菓子の製造システムを示すブロック図、第２図および第
３図は装置本体の断面側面図および断面正面図、第４図
はガン装置を拡大して示す断面側面図、第５図はシート
の平面図、第６図は本システムを小売店の店舗に設置し
た場合の一例を示す斜視図である。 Ｂ・・・菓子本体、Ｃ・・・顧客（発注者）、ｌ・・・
装置本体、２・・・書込み装置、３・・・バブルカセッ
ト（記憶手段）、４・・・制御装置、１５・・・テーブ
ル、１９・・・ヘッド、２３・・・ガン装置、２６・・
・タンク、３２・・・ノズル、４５・・・ケース。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、菓子本体を載せるテーブルと、該テーブルの上方に
   あって該テーブルとは相対的に少なくともＸＹ軸方向の
   位置制御が可能なヘッドと、該ヘッドに取付けられデコ
   レーション用の流動物を吐出するノズルを有したガン装
   置と、を含んで構成された装置本体と、菓子本体に流動
   物を塗布するパターンに関するデータを記憶手段に書込
   むための書込み装置と、前記記憶手段の内容を読み出し
   てそのデータに基づいて前記装置本体を制御する制御装
   置と、からなり、前記書込み装置は菓子等の発注者の指
   定するパターンを前記記憶手段に書込むようにしてなる
   デコレーション菓子等の製造システム。 ２、前記書込み装置は、前記発注者が入力画面上に所望
   のパターンを描くことにより書込むようにしてなる特許
   請求の範囲第１項記載のデコレーション菓子等の製造シ
   ステム。 ３、前記記憶手段は、前記書込み装置および前記制御装
   置に対して物理的に着脱可能である特許請求の範囲第１
   項または第２項に記載のデコレーション菓子等の製造シ
   ステム。 ４、前記制御装置は、通信回線を介して前記記憶手段の
   内容を読み出すようにしてなる特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項に記載のデコレーション菓子等の製造システ
   ム。 ５、前記ヘッドはそれ自体Ｘ軸方向に、前記テーブルは
   それ自体Ｙ軸方向に、それぞれ位置制御が可能である特
   許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のデ
   コレーション菓子等の製造システム。 ６、前記ガン装置は、流動物を蓄えるためのタンクを有
   しており、該タンク内の流動物が空気圧により押されて
   前記ノズルより吐出するようにしてなる特許請求の範囲
   第１項ないし第５項のいずれかに記載のデコレーション
   菓子等の製造システム。 ７、前記装置本体は、少なくとも前記テーブルが透視可
   能なケース内に収容されてなる特許請求の範囲第１項な
   いし第６項のいずれかに記載のデコレーション菓子等の
   製造システム。