JP2928441B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents
超音波探傷装置Info
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Description
り、特に、タイヤ探触子などの超音波振動子を使用して
被測定対象の内部の傷を外部から検査する超音波探傷装
置に関する。
壊することなく外部から検査する非破壊検査装置の一例
として、超音波探傷装置が用いられる。特に、タイヤ探
触子を使用した超音波探傷装置は薄鋼板の非破壊検査分
野などにおいて広く用いられている。この超音波探傷装
置においては、タイヤ内に充填された充填液中に超音波
振動子が設けられたタイヤ探触子を、被検査対象、例え
ば、搬送される薄鋼板の表面に接触させ、タイヤ探触子
内の振動子から超音波パルスを薄鋼板内に送信し、薄鋼
板の内部または板端面から反射して帰ってくる反射波を
上記振動子で受信する。
波のうちから探傷による反射波のみを抽出して、薄鋼板
の内部の傷の有無を検査する。
傷装置では、タイヤ探触子は、通常は、運転室外にて使
用され、工場の温度変化にさらされるだけでなく、被検
査対象の温度が周囲温度よりも高いとき、例えば、連続
焼鈍ラインの出側にて使用されているときは、その影響
も受けるため、タイヤ探触子の探傷感度が温度に応じ
て、図6に示す如く変化する。
探傷したときの、超音波探傷器の表示画面上における基
準欠陥のエコーの振幅値を一定に保つに必要な超音波探
傷器・受信部の感度(ゲイン)の設定値を示し、横軸は
タイヤ探触子の温度を示す。ここで、タイヤ探触子の構
成要素のうち、他の構成要素に比し著しく熱容量が大き
いのが充填液であるため、外表面とその近くの内表面以
外では充填液の温度と探触子の他の構成要素の温度とは
ほぼ等しいはずであり、よって充填液の温度を上記タイ
ヤ探触子の温度としている。同図からわかるように、タ
イヤ探触子の温度が上昇するにつれて探傷感度が上昇
し、同じ基準欠陥のエコーの振幅値が増大してしまう。
イヤ探触子の温度が変化したときに、それに伴って探傷
感度が変化するにもかかわらず、従来は、タイヤ探触子
に必要な様々な特性を備え、かつ、その探傷感度の温度
変化が無いかまたは小さいタイヤ探触子の製作は困難で
あったため、探傷感度が温度によって変わることについ
て対策を施すこと無く超音波探傷装置が使用されてお
り、タイヤ探触子の温度変化に対応した、正確な探傷は
困難であった。
部の感度を可変制御することにより、上記の課題を解決
した超音波探傷装置を提供することを目的とする。
成するため、振動子から超音波を被検査対象内に送信
し、該被検査対象内からの反射波を上記と同一または異
なる振動子で受信する構造の探触子からの受信信号を増
幅する、外部信号に応じて感度(ゲイン)制御可能な受
信部を通した信号に基づき、前記被検査対象内部の探傷
を行う超音波探傷装置において、上記探触子内の温度を
測定する温度センサと、上記記探触子の温度に対する探
触子の探傷感度の変化特性を示すデータが予め記憶され
たメモリと、上記温度センサの測定温度に基づき上記メ
モリから読み出したデータにより、上記探触子の温度に
対する前記探傷感度の変化を補正するように前記受信部
の感度(ゲイン)を設定し直す制御装置とを有する構成
としたものである。
が制御装置により制御される。ここで、上記の制御装置
は、探触子内の温度を測定する温度センサからの測定温
度に基づき、上記メモリからデータを読み出す。このデ
ータは、探触子の温度に対する探傷感度の変化(表示画
面上の基準温度に対する振幅値の相対値と等価)を表し
ている。制御装置は、このデータに基づき、探触子の温
度に対する探傷感度の変化を補正するように、受信部の
感度(ゲイン)を設定し直す。
変化しても同一の欠陥に対しては、表示画面上におい
て、常に同一の振幅値を示すことができる。
して説明する。
施例の要部のブロック図、図2は図1のタイヤ探触子の
一実施例の構成図を示す。なお、図1は本発明に係わる
部分のみ図示してあり、超音波探傷装置のうちで、本発
明に関係ない部分(例えば超音波探傷器のゲート・ユニ
ット等送受信部ユニット以外のユニット、あるいはタイ
ヤ探触子1の入射角を制御するユニット等)は図示を省
略してある。
子1と、超音波探傷装置300と、温度増幅部20と、
制御装置40とを備える。超音波探傷装置300は、送
受信部ユニット30、CRT表示部35等からなる。な
お、CRT表示部35は、CRTに限らず、液晶等の他
の表示ディスプレイであってもよい。
9(図2参照)がケーブル12を介して後述の送受信部
ユニット30に接続されており、また、その温度センサ
用コネクタ10(図2参照)が温度センサケーブル13
を介して後述の温度増幅器20に接続されている。
の一部截断正面図、右側面図にそれぞれ1で示すよう
に、振動子2、タイヤ3、充填液4、温度センサ5、振
動子保持具6、制御箱8、探触子用コネクタ9、温度セ
ンサ用コネクタ10、入射角制御用コネクタ11などか
らなる。タイヤ探触子1は、取付具7によって探傷装置
に取り付られる。制御箱8の中には、入射角制御用のモ
ータ、入射角検出用ポテンショメータ等が収納されてい
るが、本発明に関係無いので図示しない。本実施例は、
温度センサ5が使用されている点に特徴がある。
可能な構成とされており、また、その中空内部には、例
えば、充填液4が音響結合用に充填されると共に、この
充填液4中に振動子保持具6により振動子2が保持され
ている。振動子2は、タイヤ3の回転に関係なく、制御
箱8の中の前記入射角制御用のモータの回転が振動子保
持具6に伝達されて入射角が制御される。振動子2は、
充填液4とタイヤ3とを経由して被検査対象中に超音波
パルスを送信し、これと逆の経路で被検査対象中から帰
って来る反射波を受信する。その受信信号がコネクタ9
へ出力される。温度センサ5は、タイヤ探触子1の温度
を検出するためのセンサである。前記したように、充填
液4は、タイヤ探触子1の構成要素のうち、他の構成要
素(振動子2、タイヤ3など)に比し著しく熱容量が大
きい。このため、外表面とその近くの内表面以外では、
充填液4の温度と探触子1の他の構成要素の温度とはほ
ぼ等しいはずである。よって、温度センサ5は、充填液
4の温度を上記タイヤ探触子1の温度として測定検出す
るべく、振動子2の超音波送受信に支障がない位置で、
かつ、振動子2付近の充填液4中に設けられている。こ
の温度センサ5としては、例えば、測温抵抗体が使用さ
れる。
ンサ5、すなわち測温抵抗体は、温度センサコネクタ1
0(図2参照)および温度ケーブル13を介して温度増
幅器20内の温度信号受信部21に接続される。温度増
幅器20は、タイヤ探触子1内の温度センサ5の出力
(測温抵抗体の抵抗値)を電圧信号に変換する温度信号
受信部21と、温度信号受信部21の出力をAD変換部
23のレンジに合うように増幅およびゼロ点補正する増
幅部22と、増幅部22の出力を制御装置40の入力仕
様に適したデジタル信号(例えばTTLレベルの2進信
号)に変換するAD変換部23とから構成される。
コネクタ9およびケーブル12を介して送受信部ユニッ
ト30内の送信部31および前置増幅部32にそれぞれ
接続される。送受信部ユニット30は、送信部31、前
置増幅部32、感度調整部33および主増幅部34から
なる。送信部31は、同期信号発振部(図示を省略)か
ら出力される同期信号を受けて、タイヤ探触子1内の振
動子2を励振する。
子2が反射波を受信して電気信号に変換したエコー信号
を増幅する。感度調整部33は、プログラマブル減衰器
により構成され、制御装置40から送られる外部制御信
号によりその減衰量が変化されることにより、感度(G
AIN)を可変制御する。
号を増幅する。主増幅器33の出力信号は、エコービデ
オ信号として、CRT表示部35、ゲート・ユニット等
に送られる。
主体として構成されている。すなわち、制御装置40
は、入力データの演算、比較、判定、制御等の処理を実
行するマイクロプロセッサ41と、このマイクロプロセ
ッサ41の動作プログラムを格納するリード・オンリ・
メモリ(ROM)42と、マイクロプロセッサ41の作
業用記憶領域となると共に、入力データの蓄積等を行う
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)43と、一定時
間間隔で温度補正プログラムを起動する割り込み信号を
発生させるタイマ割り込み部44と、キーボード50お
よび表示装置49との接続を行う入出力ポート45と、
送受信部ユニット30内の感度調整部33に感度設定値
を出力する出力ポート46と、温度増幅器20の出力信
号が入力される入力ポート47と、これら各構成回路4
1〜47を接続するバス48とを有して構成される。表
示装置49は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ
等の表示ディスプレイを有する。
同図に図示していない温度センサ(図2の温度センサ
5),温度センサ用ケーブル13および温度増幅器20
が、本実施例の超音波探傷装置に追加されたハードウェ
アの構成要素である。これらの他に、本実施例を実施す
るためのプログラムが制御装置40のソフトウェアに追
加される。また、ROM42またはRAM43に、後述
のタイヤ探触子の温度対感度特性データが格納されてい
る。感度の温度による変化特性が非直線であっても、そ
の特性を折れ線に近似して記憶することは容易である。
に予め格納されるタイヤ探触子1の温度対感度特性デー
タについて説明する。このタイヤ探触子1の温度対感度
特性データは、具体的には、次のステップでROM42
またはRAM43に格納される。
験片は、厚さ2.3mmの金属板に、基準欠陥として、
直径1mmのドリル孔をあけたものを用いる。探触子と
欠陥距離600mm、探触子の入射角22.0度とし
て、探傷を行なう。
00とを接続し、タイヤ探触子1を試験片上に静置す
る。
入射角とを調整して、CRT表示部35の表示画面上に
基準欠陥のエコーを表示する。
1と試験片の温度のみをその常用温度範囲(0℃〜60
℃)で変化させ、その時の上記エコーの上記表示画面上
の振幅値を一定とする感度の目盛値を記録する。
させる方法としては、例えば、タイヤ探触子1と試験片
のみを大型の環境試験設備に入れ、その試験設備の側壁
の穴からケーブル12と13を出した後、布等で上記の
穴を塞ぐことにより気密性を保つ。そして、環境試験設
備内の温度を上記の常用温度範囲で変化させる。
が得られる。すなわち、前記試験片に取り付けられた基
準欠陥のエコーの、CRT表示部35の表示画面上の振
幅値が各温度で一定値(通常は50%)になるように、
超音波探傷器の調度の一つである感度(ゲイン)を調整
し、その感度の設定値を読取る。この目盛値が図6の縦
軸の感度である。
の感度の相対値を温度の関数として制御装置40のRO
M42またはRAM43に入力し記憶する。
る図6の縦軸の値の相対値の絶対値を1℃毎に0.5d
B単位で読取る。従って、図6の例では読取り値を温度
の関数として、GV(T)とすると、0℃は基準温度で
あるからGV(0)=0であり、10℃では0℃におけ
る感度が41.5dBで、10℃における感度が38.
5dBであるから相対値GV(10)は、3.0dB
(=41.5−38.5)となり、同様に、40℃の相
対値GV(40)は、16.0dB(=41.5−2
5.5)となる。他の温度の相対値も同様にして求めら
れる。このようにして求められた、感度の相対値GV
(0)、GV(1)、GV(2)、・・・GV(5
9)、GV(60)がタイヤ探触子1の温度−探傷感度
特性データとして制御装置40のROM42またはRA
M43に予め記憶される。図7に、0℃を基準温度とし
て規格化された温度−感度特性データを示す。
り、タイヤ探触子1の温度が変わった時に行うべき感度
補正量を簡単に求めることができる。受信部の感度設定
は、ステップ状(単位量は探傷器によるが0.1dB〜
1dBの範囲である)にしか変わらないから感度補正量
の計算では4捨5入または切上げもしくは切捨ての処理
が必要である。
図1のタイヤ探触子1の振動子からケーブル12を介し
て入力された受信信号(エコー信号)は、前置増幅部3
2を通して感度調整部33に入力され、ここで制御装置
40の出力ポート46からの制御信号に応じた減衰量に
振幅制御される。
れた温度センサと、温度センサ用ケーブル13と温度信
号受信部21とにより、タイヤ探触子1の温度がアナロ
グ電気信号に変換される。この電気信号は、増幅部22
に入力されて、ゼロ点補正およびAD変換部23の出力
範囲内で必要な温度範囲が表されるように、スパン調整
される。増幅部22の出力アナログ信号は、AD変換部
23において、制御装置40の入力仕様に合致するディ
ジタル温度信号に変換される。制御装置40は、一定時
間毎に、このディジタル温度信号を入力ポート47から
読み込んで、図3に示す定められた手順により感度調整
部33の感度の設定を行う。
明用フローチャートを示す。感度設定は、通常は、試験
片につけられた基準欠陥の表示画面上のエコーの振幅が
50%になるように行われるから、その時の温度が補正
の「出発点」になる。このフローチャートが起動される
と、まず、マイクロプロセッサ41は、自動または手動
による、送受信部ユニット30の感度設定を行った後
(ステップ101)、前記ディジタル温度信号に基づき
タイヤ探触子1の温度測定値を読取り(ステップ10
2)、その読取り値TEMPINを、予めメモリエリア
が確保されている変数MTEMP1に代入する(ステッ
プ103)。
マ割込み部44により、30秒〜3分程度の一定時間間
隔で割込み起動される(ステップ104)。これによ
り、マイクロプロセッサ41は、一定時間後の前記ディ
ジタル温度信号に基づきタイヤ探触子1の温度測定値を
読取り(ステップ105)、その時の読取り値TEMP
INを、予めメモリエリアが確保されている変数MTE
MP2に代入する(ステップ106)。
た2つの温度測定値の差の絶対値|MTEMP2−MT
EMP1|が予め定められた所定の値TD以上であるか
否か判定し(ステップ107)、TD未満のときは、タ
イヤ探触子1の温度変化が感度補正を必要とするほど大
きくないと判断して、前記ステップ104の処理に戻
る。しかし、上記の絶対値がTD以上のときは、マイク
ロプロセッサ41は、タイヤ探触子1の温度変化が感度
補正を必要とするほど大であると判断して、次のステッ
プ108に進み、ROM42またはRAM43に予め記
憶されているタイヤ探触子1の温度−感度特性データを
読み出して、感度補正値(GCとする)を計算する。
のタイヤ探触子の温度測定値における感度相対値であ
り、GV(MTEMP2)は、今回のタイヤ探触子の温
度測定値における感度相対値である。従って、前記一定
時間間隔毎に読み取られた2つの温度測定値における感
度相対値の差が、感度補正値GCとして算出される。
33へ出力されている感度設定値GAINに、この感度
補正値GCが加算(代数的加算)されて新たな感度設定
値GAINとして更新される(ステップ109)。これ
により、受信部の感度は、この更新後の感度GAINに
設定され直されることとなる。従って、タイヤ探触子1
の温度が上昇した場合は、GC<0となるため、更新後
の感度GAINは、それまでの感度より減少する。
ヤ探触子の温度において、前記基準欠陥のエコーが、C
RT表示部35の表示画面上で振幅が50%となるよう
な値であるから、タイヤ探触子1の温度変化があっても
感度補正により一定感度となる。
測定値との差を求めるため、今回の変数MTEMP2の
値を前回の変数MTEMP1に代入した後(ステップ1
10)、前記ステップ104に戻る。以下、上記ステッ
プ104〜110の処理が繰り返される。
40は、その入力ポート47から前記AD変換部23の
出力ディジタル温度信号、すなわち、タイヤ探触子1の
温度測定値を読み取り、その値が一定時間前の前回の温
度測定値の読み取り値から一定値TD以上変化している
ときは、その変化によるタイヤ探触子1の感度変化を補
正するように超音波探傷装置の送受信部ユニット30内
の受信部の感度を設定し直すようにしているため、常に
一定の感度で、正確な探傷動作ができる。
るものではなく、例えば、感度補正用データとして予め
メモりに記憶しておくデータは、感度の相対値の代わり
に、表示画面上のエコーの振幅値の基準温度の振幅値に
対する相対値でもよい。ただし、この場合は、感度を一
定として測定する必要がある。
触子に適用することもでき、また、図5に示す如き分割
形探触子にも適用することができるものである。ここ
で、図4に示す垂直探触子60は、ケース61の開口部
を閉塞する表面保護膜62上に振動子63が設けられ、
さらに、振動子63上のケース61内には、ダンピング
材64が充填されている。ダンピング材64は、例え
ば、エポキシ樹脂系の接着剤に、タングステンの粉末材
を適当な割合で混合して構成される。
子60の温度測定用に、温度センサ65が設けられてい
る。振動子63は、リード線66を介して振動子コネク
タ67に接続されている。また、温度センサ65は、リ
ード線68を介してコネクタ69に接続されている。コ
ネクタ67および69は、それぞれケース61の蓋70
上に固定されている。振動子63は、超音波パルスを送
信し、また、被検査対象からの反射波を受信する。
子81と受信振動子82とがケース83内に設けられる
と共に、隔壁84により互いに隔てられている。送信振
動子81と受信振動子82のケース83内の前面には、
各々遅延材85、86が設けられている。遅延材85お
よび86は、例えば、アクリル材から構成されており、
他の構成要素に比し熱容量が大である。
触子80の温度測定用に、温度センサ87が設けられて
いる。この温度センサ87は、リード線88を介してコ
ネクタ89に接続されている。また、送信振動子81と
受信振動子82に一端が接続されているリード線90、
91は、ケース83の外に引き出されている。
センサ87は、ダンピング材64や遅延材86内に埋め
込むため、サーミスタ形若しくは熱電対形のように小型
なセンサを用いる必要がある。
て感度補正することにより、探触子の温度が変化して
も、同一の欠陥に対しては、表示画面上において、常に
同一の振幅値を示すことができるため、タイヤ探触子の
周囲温度が変わっても、一定の感度で探傷を行なうこと
ができ、よって、従来に比し正確な探傷ができる。
図である。
チャートである。
る。
である。
ラフである。
ラフを0℃を基準として規格化して表わしたグラフであ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 振動子から超音波を被検査対象内に送信
し、該被検査対象内からの反射波を上記と同一または異
なる振動子で受信する構造の探触子と、 該探触子からの受信信号を増幅する、外部信号に応じて
感度制御可能な受信部と、 該受信部からの信号に基づき前記被検査対象内部の探傷
を行う手段とを備える超音波探傷装置において、 前記探触子内の温度を測定する温度センサと、 前記探触子の温度に対する探触子の探傷感度の変化特性
を示すデータが予め記憶されたメモリと、 前記温度センサの測定温度に基づき該メモリから読み出
したデータにより、該探触子の温度に対する前記探傷感
度変化を補正するように前記受信部の感度を設定し直す
制御装置とを有し、 前記探触子は、被検査材の相対移動につれて回転するタ
イヤと、該タイヤ内に充填された充填液と、該充填液中
に配置された振動子と、該振動子の姿勢制御機構とより
なるタイヤ探触子であり、 前記温度センサは、該充填液の液温を測定すること を特
徴とする超音波探傷装置。 - 【請求項2】 前記メモリに格納される前記データは、
探触子の温度が基準温度であるときに、超音波探傷器の
表示画面上に表示される、試験片の基準欠陥エコー振幅
を基準とした各温度における前記基準欠陥のエコーの振
幅値の相対値であることを特徴とする請求項1記載の超
音波探傷装置。 - 【請求項3】 前記制御装置は、前記温度センサによっ
て測定された充填液の温度を取り込んで、時間による温
度変化を求め、温度差が予め定めた値以上のとき、前記
受信部の感度を設定し直すための補正処理を行ない、温
度差が予め定めた値未満のときは、補正処理を行なわな
いことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項に
記載の超音波探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5164768A JP2928441B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5164768A JP2928441B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 超音波探傷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0720102A JPH0720102A (ja) | 1995-01-24 |
JP2928441B2 true JP2928441B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=15799568
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5164768A Expired - Lifetime JP2928441B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 超音波探傷装置 |
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US8739631B2 (en) * | 2012-02-28 | 2014-06-03 | Sperry Rail, Inc. | System and method for non-destructive testing of railroad rails using ultrasonic apparatuses mounted within fluid-filled tires maintained at constant temperatures |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP5164768A patent/JP2928441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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