JP2928068B2 - 測距装置 - Google Patents
測距装置Info
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- JP2928068B2 JP2928068B2 JP5282565A JP28256593A JP2928068B2 JP 2928068 B2 JP2928068 B2 JP 2928068B2 JP 5282565 A JP5282565 A JP 5282565A JP 28256593 A JP28256593 A JP 28256593A JP 2928068 B2 JP2928068 B2 JP 2928068B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FM−CW(Freque
ncy Modulated Continuous Wave )方式のレーダにおけ
る測距装置に関するものである。
ncy Modulated Continuous Wave )方式のレーダにおけ
る測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の、例えば、スコルニック
著、「イントロダクション トゥ レーダ システムズ
第2版」、マグロウヒル インターナショナル エデ
ィションズ(1981)に示されている測距装置の構成
を示すブロック図である。同図において、1は繰り返し
直線的に周波数が増加する信号によって変調を行う変調
器、2は変調器1によって変調された信号を増幅して出
力する送信機、3は送信機2からの高周波信号を空間に
放射するための送信用アンテナ、4は高周波信号を受信
するための受信用アンテナ、5は送信機2からの参照信
号と受信用アンテナ4によって受信された高周波信号と
を混合する混合器、6は混合器5からの信号を増幅する
増幅器、7は増幅器6からの信号の振幅を一定にするリ
ミッタ、8はリミッタ7からの信号の周波数を測定する
周波数カウンタ、9は周波数カウンタ8によって測定さ
れた周波数に基づいて距離を表示する表示部である。
著、「イントロダクション トゥ レーダ システムズ
第2版」、マグロウヒル インターナショナル エデ
ィションズ(1981)に示されている測距装置の構成
を示すブロック図である。同図において、1は繰り返し
直線的に周波数が増加する信号によって変調を行う変調
器、2は変調器1によって変調された信号を増幅して出
力する送信機、3は送信機2からの高周波信号を空間に
放射するための送信用アンテナ、4は高周波信号を受信
するための受信用アンテナ、5は送信機2からの参照信
号と受信用アンテナ4によって受信された高周波信号と
を混合する混合器、6は混合器5からの信号を増幅する
増幅器、7は増幅器6からの信号の振幅を一定にするリ
ミッタ、8はリミッタ7からの信号の周波数を測定する
周波数カウンタ、9は周波数カウンタ8によって測定さ
れた周波数に基づいて距離を表示する表示部である。
【0003】次に、動作について説明する。図8は、混
合器5に入力される送信機2からの参照信号と受信信号
の周波数を共通の時間軸を用いて示した図である。周波
数変調器1は送信機2の搬送波信号に対して図8の21
に示すように周波数変調をかける。送信機2はこのよう
に周波数変調された高周波信号を増幅して送信用アンテ
ナ3に供給するとともに、高周波信号の一部を参照信号
21として混合器5に供給する。また周波数変調器1、
送信機2、送信用アンテナ3は送信手段100を構成す
る。一方、受信用アンテナ4によって受信された高周波
信号22は混合器5で参照信号21と混合されて送受の
周波数差を示すベースバンド信号が出力される。このベ
ースバンド信号は増幅器6によって増幅された後、リミ
ッタ7で振幅が一定にされる。こののち、周波数カウン
タ8によってこのベースバンド信号の周波数が測定され
て、周波数に対応する距離が表示される。
合器5に入力される送信機2からの参照信号と受信信号
の周波数を共通の時間軸を用いて示した図である。周波
数変調器1は送信機2の搬送波信号に対して図8の21
に示すように周波数変調をかける。送信機2はこのよう
に周波数変調された高周波信号を増幅して送信用アンテ
ナ3に供給するとともに、高周波信号の一部を参照信号
21として混合器5に供給する。また周波数変調器1、
送信機2、送信用アンテナ3は送信手段100を構成す
る。一方、受信用アンテナ4によって受信された高周波
信号22は混合器5で参照信号21と混合されて送受の
周波数差を示すベースバンド信号が出力される。このベ
ースバンド信号は増幅器6によって増幅された後、リミ
ッタ7で振幅が一定にされる。こののち、周波数カウン
タ8によってこのベースバンド信号の周波数が測定され
て、周波数に対応する距離が表示される。
【0004】つぎに、ベースバンド信号の周波数を測定
することによって目標とする物体までの距離を測定でき
る理由について説明する。図8に示すように送信用アン
テナ3から出力された高周波信号は測定対象の物体に反
射して受信用アンテナ4に到達する。このように物体か
ら反射してきた受信信号は物体までの距離に相当する時
間だけ参照信号に比べて周波数変化が遅れる。送信機2
からの高周波信号の周波数は直線的に増加しているの
で、参照信号と受信信号の周波数の差Δfと遅れ時間は
比例する。このため周波数の差Δfを測定することによ
って物体までの距離を測定できる。
することによって目標とする物体までの距離を測定でき
る理由について説明する。図8に示すように送信用アン
テナ3から出力された高周波信号は測定対象の物体に反
射して受信用アンテナ4に到達する。このように物体か
ら反射してきた受信信号は物体までの距離に相当する時
間だけ参照信号に比べて周波数変化が遅れる。送信機2
からの高周波信号の周波数は直線的に増加しているの
で、参照信号と受信信号の周波数の差Δfと遅れ時間は
比例する。このため周波数の差Δfを測定することによ
って物体までの距離を測定できる。
【0005】ところで、図7の周波数カウンタ8はA/
D変換器とFFT(Fast Fourier Transform:高速フー
リエ変換)で構成されており、FFTの出力が各距離に
おける信号出力になっている。したがってFFTの出力
の振幅スペクトルを算出することにより各距離に対応す
る受信信号強度が得られる。このときに、FFT出力の
周波数差に相当するレーダの距離分解能は図8における
周波数帯域幅Bにより一意的にC/2B(Cは光速)に
なることが知られている。
D変換器とFFT(Fast Fourier Transform:高速フー
リエ変換)で構成されており、FFTの出力が各距離に
おける信号出力になっている。したがってFFTの出力
の振幅スペクトルを算出することにより各距離に対応す
る受信信号強度が得られる。このときに、FFT出力の
周波数差に相当するレーダの距離分解能は図8における
周波数帯域幅Bにより一意的にC/2B(Cは光速)に
なることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の測距装置は以上
のように構成されているので距離分解能が周波数変調帯
域幅により制限され、十分な変調帯域幅が取れない場合
には距離分解能が悪くなるなどの問題点があった。
のように構成されているので距離分解能が周波数変調帯
域幅により制限され、十分な変調帯域幅が取れない場合
には距離分解能が悪くなるなどの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、FM−CW方式のレーダなどに
おいて、十分に周波数変調帯域幅を確保できない場合で
も距離分解能の高い測距のできる測距装置を得ることを
目的とする。
ためになされたもので、FM−CW方式のレーダなどに
おいて、十分に周波数変調帯域幅を確保できない場合で
も距離分解能の高い測距のできる測距装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る測距装置は、受信部のフィルタの出力信号を複数のド
ップラ成分に分解するドップラ情報生成手段と、複数の
ドップラ成分のそれぞれに対して最大エントロピー法に
より測定対象の物体との間の距離情報を算出する距離情
報算出手段とを具備したものである。
る測距装置は、受信部のフィルタの出力信号を複数のド
ップラ成分に分解するドップラ情報生成手段と、複数の
ドップラ成分のそれぞれに対して最大エントロピー法に
より測定対象の物体との間の距離情報を算出する距離情
報算出手段とを具備したものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る測距装置は、所
定の階段状周波数変化を繰り返す高周波信号を生成して
空間に放射する送信手段を具備したものである。
定の階段状周波数変化を繰り返す高周波信号を生成して
空間に放射する送信手段を具備したものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明における測距装置の距離情
報算出手段は最大エントロピー 法によって測定対象の物
体までの距離情報を算出するので距離分解能が高い測距
が可能である。また、ドップラ情報生成手段はフィルタ
の出力信号を複数のドップラ成分に分解する。そして、
距離情報算出手段は、複数のドップラ成分のそれぞれに
対して最大エントロピー法により測定対象の物体との間
の距離情報を算出する。このため距離分解能が高い測距
が可能であるとともにドップラ情報を得ることができ
る。
報算出手段は最大エントロピー 法によって測定対象の物
体までの距離情報を算出するので距離分解能が高い測距
が可能である。また、ドップラ情報生成手段はフィルタ
の出力信号を複数のドップラ成分に分解する。そして、
距離情報算出手段は、複数のドップラ成分のそれぞれに
対して最大エントロピー法により測定対象の物体との間
の距離情報を算出する。このため距離分解能が高い測距
が可能であるとともにドップラ情報を得ることができ
る。
【0011】請求項2記載の発明における測距装置の送
信手段は、所定の階段状周波数変化を繰り返す高周波信
号を生成して放射する。
信手段は、所定の階段状周波数変化を繰り返す高周波信
号を生成して放射する。
【0012】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例を図について説明する。図1
は、この発明の一実施例である測距装置の構成を示すブ
ロック図であり、図7に示す従来例と同一の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1におい
て、10は増幅器6からの出力信号のうち低域成分のみ
を通過させる低域通過フィルタ、11は低域通過フィル
タ10の出力信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器、12は最大エントロピー法を用いた距離情報演算
部である。次に動作について説明する。まず、周波数変
調器1は図7に示す従来の測距装置と同様に時間の経過
と共に直線的に周波数が増加する送信種信号を繰り返し
発生させて送信機の搬送波に周波数変調をかける。な
お、時間の経過と共に直線的に周波数が減少する送信種
信号を繰り返し発生させる様に周波数変調器1を構成し
てもよい。周波数変調がなされた高周波信号は送信機2
で電力増幅されて送信用アンテナ3からチャープ信号
(直線的に周波数変調された信号)として放射される。
さらに、送信信号の一部は受信時の参照信号として混合
器5に入力される。一方、送信用アンテナ3から放射さ
れた高周波信号は目標とする物体で反射して受信用アン
テナ4に入力される。この反射してきた高周波信号と参
照信号とが混合器5において混合されて送受信信号の周
波数差を含む信号が出力される。この場合の送受信信号
の周波数と遅れ時間の関係は図8に示す従来の場合と同
様である。混合器5からの出力信号は増幅器6により所
定のレベルまで増幅された後、低域通過フィルタ10に
入力されて送受信の周波数差Δfの周波数のベースバン
ド信号のみが取り出される。このベースバンド信号はA
/D変換器11によりディジタル信号に変換されて距離
情報演算部12に入力される。
は、この発明の一実施例である測距装置の構成を示すブ
ロック図であり、図7に示す従来例と同一の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1におい
て、10は増幅器6からの出力信号のうち低域成分のみ
を通過させる低域通過フィルタ、11は低域通過フィル
タ10の出力信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器、12は最大エントロピー法を用いた距離情報演算
部である。次に動作について説明する。まず、周波数変
調器1は図7に示す従来の測距装置と同様に時間の経過
と共に直線的に周波数が増加する送信種信号を繰り返し
発生させて送信機の搬送波に周波数変調をかける。な
お、時間の経過と共に直線的に周波数が減少する送信種
信号を繰り返し発生させる様に周波数変調器1を構成し
てもよい。周波数変調がなされた高周波信号は送信機2
で電力増幅されて送信用アンテナ3からチャープ信号
(直線的に周波数変調された信号)として放射される。
さらに、送信信号の一部は受信時の参照信号として混合
器5に入力される。一方、送信用アンテナ3から放射さ
れた高周波信号は目標とする物体で反射して受信用アン
テナ4に入力される。この反射してきた高周波信号と参
照信号とが混合器5において混合されて送受信信号の周
波数差を含む信号が出力される。この場合の送受信信号
の周波数と遅れ時間の関係は図8に示す従来の場合と同
様である。混合器5からの出力信号は増幅器6により所
定のレベルまで増幅された後、低域通過フィルタ10に
入力されて送受信の周波数差Δfの周波数のベースバン
ド信号のみが取り出される。このベースバンド信号はA
/D変換器11によりディジタル信号に変換されて距離
情報演算部12に入力される。
【0013】距離情報演算部12ではベースバンド信号
の周波数スペクトルを最大エントロピー法を用いて算出
する。最大エントロピー法とは「有限な測定データか
ら、それだけでは測定不可能な大きなタイムラグをもつ
自己相関関数を、情報エントロピーが最大となるように
推定することによりスペクトル推定を行うこと」であ
り、南茂夫著「科学計測のための波形データ処理」CQ
出版社(1986)等に解説されている。従来のFFT
によるスペクトル推定では周波数変調帯域幅により距離
分解能が規定されるが、最大エントロピー法の理論によ
れば周波数変調帯域幅を越えた情報を推定することがで
きる。このためベースバンド信号の周波数スペクトルを
求める際、より高い周波数分解能でスペクトルを算出す
ることができる。したがって、距離分解能が周波数変調
帯域幅にとらわれず、高い分解能で信号強度を算出する
ことが可能である。ここで算出された距離、受信信号強
度にしたがって表示部9で距離情報が表示される。最大
エントロピー法は、ブルグによる方法、赤池による方法
など数種のアルゴリズムが知られている。例えば、赤池
による方法では、まず観測データによる確率過程の自己
回帰モデルを仮定する。そして、この自己回帰モデルに
観測波形をあてはめることによってスペクトル推定を行
なう。
の周波数スペクトルを最大エントロピー法を用いて算出
する。最大エントロピー法とは「有限な測定データか
ら、それだけでは測定不可能な大きなタイムラグをもつ
自己相関関数を、情報エントロピーが最大となるように
推定することによりスペクトル推定を行うこと」であ
り、南茂夫著「科学計測のための波形データ処理」CQ
出版社(1986)等に解説されている。従来のFFT
によるスペクトル推定では周波数変調帯域幅により距離
分解能が規定されるが、最大エントロピー法の理論によ
れば周波数変調帯域幅を越えた情報を推定することがで
きる。このためベースバンド信号の周波数スペクトルを
求める際、より高い周波数分解能でスペクトルを算出す
ることができる。したがって、距離分解能が周波数変調
帯域幅にとらわれず、高い分解能で信号強度を算出する
ことが可能である。ここで算出された距離、受信信号強
度にしたがって表示部9で距離情報が表示される。最大
エントロピー法は、ブルグによる方法、赤池による方法
など数種のアルゴリズムが知られている。例えば、赤池
による方法では、まず観測データによる確率過程の自己
回帰モデルを仮定する。そして、この自己回帰モデルに
観測波形をあてはめることによってスペクトル推定を行
なう。
【0014】実施例2. 図2は本発明の他の実施例である測距装置の構成を示す
ブロック図である。実施例2では物体までの距離の測定
とともにドップラ情報をも抽出することができるように
構成されている。実施例1と同一の部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。ドップラ情報とは測
定対象の物体とこの測距装置との相対速度を示す情報で
ある。同図において、13はA/D変換器11によって
変換されたディジタル信号にフーリエ変換を施してドッ
プラ周波数成分に対応する信号強度を求める高速フーリ
エ変換器、14はこれらドップラ周波数成分ごとに信号
強度を示す情報を格納するメモリ、12Aはメモリ14
に格納されているドップラ周波数成分ごとに最大エント
ロピー法により物体との間の距離情報を演算する距離情
報演算部、15は距離情報演算部12Aによって演算さ
れた距離における信号強度情報を格納するメモリであ
る。なお、距離情報演算部12Aは図1に示す距離情報
演算部12を複数有している。
ブロック図である。実施例2では物体までの距離の測定
とともにドップラ情報をも抽出することができるように
構成されている。実施例1と同一の部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。ドップラ情報とは測
定対象の物体とこの測距装置との相対速度を示す情報で
ある。同図において、13はA/D変換器11によって
変換されたディジタル信号にフーリエ変換を施してドッ
プラ周波数成分に対応する信号強度を求める高速フーリ
エ変換器、14はこれらドップラ周波数成分ごとに信号
強度を示す情報を格納するメモリ、12Aはメモリ14
に格納されているドップラ周波数成分ごとに最大エント
ロピー法により物体との間の距離情報を演算する距離情
報演算部、15は距離情報演算部12Aによって演算さ
れた距離における信号強度情報を格納するメモリであ
る。なお、距離情報演算部12Aは図1に示す距離情報
演算部12を複数有している。
【0015】つぎに、実施例2の動作について説明す
る。この実施例では、A/D変換器11により変換され
たディジタル信号は高速フーリエ変換器13によりドッ
プラ処理が行われる。図3は、図2に示した構成の測距
装置の周波数変調、ドップラ処理、測距処理を説明する
ための図である。実施例1では送信信号と受信信号の周
波数の差を最大エントロピー法による距離情報演算部1
2で直接スペクトル推定して測定対象の物体との間の距
離を測定するようにした。しかし、一般に、物体と測距
装置の間の相対速度が零でない時は、物体から反射して
くる反射波の周波数はドップラ効果により送信周波数と
ずれてくる。すなわち、物体が測距装置に近づく場合は
反射波の周波数は送信周波数よりも高くなり、物体が測
距装置から遠ざかる場合は反射波の周波数は送信周波数
よりも低くなる。この周波数の偏移をドップラシフトと
いう。このためドップラシフトを考慮しない場合には距
離情報に誤差が生じてしまう場合がある。この実施例で
はこのような誤差を防ぎ、ドップラシフトを検出してあ
る相対速度をもった物体との間の距離を特定することが
できるようにしたものである。即ち、例えば、動いてい
ない物体と動いている物体とを区別して距離を測定する
ことができる。図3に示すように、高速フーリエ変換器
13では各スイープの同じサンプリング番号のデータど
うしについて一定時間にわたって高速フーリエ変換を行
い、受信信号をドップラ周波数に対応する信号強度に分
解する。即ち、ドップラ周波数スペクトルを求める。こ
の後、これらドップラ周波数に対応する信号強度(ドッ
プラ周波数スペクトル)はメモリ14の横方向に、それ
ぞれ格納される。そして分解されたドップラ周波数ごと
の信号強度を示すデータ(メモリ14の縦方向のデー
タ)から距離情報演算部12Aにおいて最大エントロピ
ー法を用い、所望の距離分解能で、距離に対応する受信
信号強度を算出する。これら受信信号強度を示す情報は
メモリ15に格納される。すなわちメモリ15には、ド
ップラ周波数(物体と測距装置との間の相対速度を示し
ている)、物体と測距装置との間の距離、および受信信
号強度が対応づけられて格納される。即ち、メモリ15
の横方向は物体の相対速度、縦方向は物体との間の距離
を示しており、メモリ15に格納されるデータは、その
位置の物体の速度,距離における信号強度である。メモ
リ15に格納されたデータはCRTなどによる表示部9
で上述した相対速度、距離に対応した信号強度が表示さ
れる。このため測距装置と物体との相対速度による物体
との間の距離の特定が可能になる。
る。この実施例では、A/D変換器11により変換され
たディジタル信号は高速フーリエ変換器13によりドッ
プラ処理が行われる。図3は、図2に示した構成の測距
装置の周波数変調、ドップラ処理、測距処理を説明する
ための図である。実施例1では送信信号と受信信号の周
波数の差を最大エントロピー法による距離情報演算部1
2で直接スペクトル推定して測定対象の物体との間の距
離を測定するようにした。しかし、一般に、物体と測距
装置の間の相対速度が零でない時は、物体から反射して
くる反射波の周波数はドップラ効果により送信周波数と
ずれてくる。すなわち、物体が測距装置に近づく場合は
反射波の周波数は送信周波数よりも高くなり、物体が測
距装置から遠ざかる場合は反射波の周波数は送信周波数
よりも低くなる。この周波数の偏移をドップラシフトと
いう。このためドップラシフトを考慮しない場合には距
離情報に誤差が生じてしまう場合がある。この実施例で
はこのような誤差を防ぎ、ドップラシフトを検出してあ
る相対速度をもった物体との間の距離を特定することが
できるようにしたものである。即ち、例えば、動いてい
ない物体と動いている物体とを区別して距離を測定する
ことができる。図3に示すように、高速フーリエ変換器
13では各スイープの同じサンプリング番号のデータど
うしについて一定時間にわたって高速フーリエ変換を行
い、受信信号をドップラ周波数に対応する信号強度に分
解する。即ち、ドップラ周波数スペクトルを求める。こ
の後、これらドップラ周波数に対応する信号強度(ドッ
プラ周波数スペクトル)はメモリ14の横方向に、それ
ぞれ格納される。そして分解されたドップラ周波数ごと
の信号強度を示すデータ(メモリ14の縦方向のデー
タ)から距離情報演算部12Aにおいて最大エントロピ
ー法を用い、所望の距離分解能で、距離に対応する受信
信号強度を算出する。これら受信信号強度を示す情報は
メモリ15に格納される。すなわちメモリ15には、ド
ップラ周波数(物体と測距装置との間の相対速度を示し
ている)、物体と測距装置との間の距離、および受信信
号強度が対応づけられて格納される。即ち、メモリ15
の横方向は物体の相対速度、縦方向は物体との間の距離
を示しており、メモリ15に格納されるデータは、その
位置の物体の速度,距離における信号強度である。メモ
リ15に格納されたデータはCRTなどによる表示部9
で上述した相対速度、距離に対応した信号強度が表示さ
れる。このため測距装置と物体との相対速度による物体
との間の距離の特定が可能になる。
【0016】本実施例では、ドップラ処理を行った後に
測距処理を行ったが、これは最大エントロピー法は非線
形処理であるためである。また、送信用アンテナ3から
放射された送信信号が直接受信アンテナ4から受信部分
に漏れ込むことを防ぐために送信機2で送受切換信号を
発生させて受信時には送信を行わない様にしても良い。
このような変調方式は、パルスドチャープ方式、送受切
り換え型FM−CW方式、FMICW(Frequency Modu
lated Interrupted Continuous Wave )方式等と呼ばれ
ている。しかし、周波数変調された送信信号の混合器5
への参照信号は常時供給され続けられている。
測距処理を行ったが、これは最大エントロピー法は非線
形処理であるためである。また、送信用アンテナ3から
放射された送信信号が直接受信アンテナ4から受信部分
に漏れ込むことを防ぐために送信機2で送受切換信号を
発生させて受信時には送信を行わない様にしても良い。
このような変調方式は、パルスドチャープ方式、送受切
り換え型FM−CW方式、FMICW(Frequency Modu
lated Interrupted Continuous Wave )方式等と呼ばれ
ている。しかし、周波数変調された送信信号の混合器5
への参照信号は常時供給され続けられている。
【0017】実施例3. 図4は本発明の他の実施例の測距装置の構成を示すブロ
ックである。実施例1及び実施例2と同一の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。同図におい
て、1aは階段状に周波数が変化する信号を繰り返し発
生させるシンセサイザ、3aは送受共用アンテナ、16
は送信信号が受信側に漏れ込むのを防ぐためのサーキュ
レータである。また、シンセサイザ1a、送信機2、サ
ーキュレータ16、および送受共用アンテナ3aは送信
手段101を構成する。さらに、送受共用アンテナ3
a、およびサーキュレータ16は受信手段200を構成
する。つぎに本実施例の動作について説明する。図5は
シンセサイザ1aによって周波数変調された送信信号を
示すものである。同図に示す様に、シンセサイザ1aに
よりPRI(Pulse Repetition Interval :パルス繰り
返し周期)毎に一定の割合で変化する階段状の送信種信
号を生成して送信機2の搬送波を周波数変調する。この
ような変調方式はPTPFM(Pulse-To-Pulse Frequen
cy Modulation )方式、Stepped-Frequency 方式等と呼
ばれている。また、サーキュレータ16を用いることに
よって送受共用アンテナ3aは送信時、受信時とも共通
に使用される。すなわち、周波数変調された送信信号は
送信機2からサーキュレータ16を通り、送受共用アン
テナ3aから放射され、送受共用アンテナ3aによって
受信された高周波信号はサーキュレータ16を通り、混
合器5に入力される。そしてサーキュレータ16により
送信信号が直接受信部に漏れ込まないようになってい
る。
ックである。実施例1及び実施例2と同一の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。同図におい
て、1aは階段状に周波数が変化する信号を繰り返し発
生させるシンセサイザ、3aは送受共用アンテナ、16
は送信信号が受信側に漏れ込むのを防ぐためのサーキュ
レータである。また、シンセサイザ1a、送信機2、サ
ーキュレータ16、および送受共用アンテナ3aは送信
手段101を構成する。さらに、送受共用アンテナ3
a、およびサーキュレータ16は受信手段200を構成
する。つぎに本実施例の動作について説明する。図5は
シンセサイザ1aによって周波数変調された送信信号を
示すものである。同図に示す様に、シンセサイザ1aに
よりPRI(Pulse Repetition Interval :パルス繰り
返し周期)毎に一定の割合で変化する階段状の送信種信
号を生成して送信機2の搬送波を周波数変調する。この
ような変調方式はPTPFM(Pulse-To-Pulse Frequen
cy Modulation )方式、Stepped-Frequency 方式等と呼
ばれている。また、サーキュレータ16を用いることに
よって送受共用アンテナ3aは送信時、受信時とも共通
に使用される。すなわち、周波数変調された送信信号は
送信機2からサーキュレータ16を通り、送受共用アン
テナ3aから放射され、送受共用アンテナ3aによって
受信された高周波信号はサーキュレータ16を通り、混
合器5に入力される。そしてサーキュレータ16により
送信信号が直接受信部に漏れ込まないようになってい
る。
【0018】実施例4. 図6は本発明の他の実施例の測距装置の構成を示すブロ
ックである。実施例1および実施例2と同一の部分には
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例
は、FMCW方式のレーダにおける測距を従来のFFT
による方法と最大エントロピー法による方法とを組み合
わせている。変調方式は直線状に周波数が増加または減
少する方式でも、上述した実施例2に示したようなFM
ICW方式、あるいは、図5に示したようなPTPFM
方式でも良い。また、図2、図4で示したように測距の
前にドップラ処理を行っても良い。同図において、A/
D変換器11からの出力は高速フーリエ変換器8および
距離情報演算部12に供給されるよう構成されている。
ックである。実施例1および実施例2と同一の部分には
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例
は、FMCW方式のレーダにおける測距を従来のFFT
による方法と最大エントロピー法による方法とを組み合
わせている。変調方式は直線状に周波数が増加または減
少する方式でも、上述した実施例2に示したようなFM
ICW方式、あるいは、図5に示したようなPTPFM
方式でも良い。また、図2、図4で示したように測距の
前にドップラ処理を行っても良い。同図において、A/
D変換器11からの出力は高速フーリエ変換器8および
距離情報演算部12に供給されるよう構成されている。
【0019】つぎに、上述した構成の実施例4の測距部
分の動作について説明する。 A/D変換器11によっ
てディジタル信号に変換されたベースバンド信号は高速
フーリエ変換部8と距離情報演算部12の両方に入力さ
れる。高速フーリエ変換部8ではFFTを用いて測距が
行われる。この測距の分解能は周波数変調帯域幅で決ま
り、最大測距距離は低域通過フィルタ10のカットオフ
周波数およびA/D変換器11のサンプリング周波数に
より制限を受ける。FFTによる測距ではこのように距
離分解能が周波数帯域幅により制限を受けるが、最大エ
ントロピー法による測距よりも計算時間が短いので、短
時間で粗測を行うのに有効である。一方、距離情報演算
部12では任意の距離範囲を選択して最大エントロピー
法を用いて高い分解能で測距し、高速フーリエ変換部8
による測距結果と組み合わせて表示部9で表示する。こ
のように、FFTによる粗測と必要部分のみの最大エン
トロピー法による精測を組み合わせることによって、す
べての距離を最大エントロピー法を用いて測距する場合
に比べて演算時間を短くすることができる。
分の動作について説明する。 A/D変換器11によっ
てディジタル信号に変換されたベースバンド信号は高速
フーリエ変換部8と距離情報演算部12の両方に入力さ
れる。高速フーリエ変換部8ではFFTを用いて測距が
行われる。この測距の分解能は周波数変調帯域幅で決ま
り、最大測距距離は低域通過フィルタ10のカットオフ
周波数およびA/D変換器11のサンプリング周波数に
より制限を受ける。FFTによる測距ではこのように距
離分解能が周波数帯域幅により制限を受けるが、最大エ
ントロピー法による測距よりも計算時間が短いので、短
時間で粗測を行うのに有効である。一方、距離情報演算
部12では任意の距離範囲を選択して最大エントロピー
法を用いて高い分解能で測距し、高速フーリエ変換部8
による測距結果と組み合わせて表示部9で表示する。こ
のように、FFTによる粗測と必要部分のみの最大エン
トロピー法による精測を組み合わせることによって、す
べての距離を最大エントロピー法を用いて測距する場合
に比べて演算時間を短くすることができる。
【0020】そして、この実施例4によれば、受信部の
フィルタの出力信号からフーリエ変換を用いて測定対象
の物体との間の距離の粗測情報を算出する第1の距離情
報算出手段と、フィルタの出力信号から最大エントロピ
ー法を用いて物体との間の距離の精測情報を算出する第
2の距離情報算出手段と、粗測情報と精測情報とに基づ
いて物体との間の距離情報を表示する表示手段とを具備
しているので、必要な部分だけを精測することが可能に
なり全体を最大エントロピー法を用いた場合よりも高速
に情報を得ることができる。
フィルタの出力信号からフーリエ変換を用いて測定対象
の物体との間の距離の粗測情報を算出する第1の距離情
報算出手段と、フィルタの出力信号から最大エントロピ
ー法を用いて物体との間の距離の精測情報を算出する第
2の距離情報算出手段と、粗測情報と精測情報とに基づ
いて物体との間の距離情報を表示する表示手段とを具備
しているので、必要な部分だけを精測することが可能に
なり全体を最大エントロピー法を用いた場合よりも高速
に情報を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の測
距装置によれば、受信部のフィルタの出力信号から最大
エントロピー法により測定対象の物体との間の距離情報
を算出する距離情報算出手段を具備しているので、測定
対象の物体までの距離分解能が高い測距が可能である。
特に、受信部のフィルタの出力信号を複数のドップラ成
分に分解するドップラ情報生成手段と、複数のドップラ
成分のそれぞれに対して最大エントロピー法により測定
対象の物体との間の距離情報を算出する距離情報算出手
段とを具備しているので、距離分解能が高い測距が可能
であるとともにドップラ情報を得ることができる。
距装置によれば、受信部のフィルタの出力信号から最大
エントロピー法により測定対象の物体との間の距離情報
を算出する距離情報算出手段を具備しているので、測定
対象の物体までの距離分解能が高い測距が可能である。
特に、受信部のフィルタの出力信号を複数のドップラ成
分に分解するドップラ情報生成手段と、複数のドップラ
成分のそれぞれに対して最大エントロピー法により測定
対象の物体との間の距離情報を算出する距離情報算出手
段とを具備しているので、距離分解能が高い測距が可能
であるとともにドップラ情報を得ることができる。
【0022】請求項2記載の発明の測距装置によれば、
受信部のフィルタの出力信号から最大エントロピー法に
より測定対象の物体との間の距離情報を算出する距離情
報算出手段を具備しているので、測定対象の物体までの
距離分解能が高い測距が可能である。
受信部のフィルタの出力信号から最大エントロピー法に
より測定対象の物体との間の距離情報を算出する距離情
報算出手段を具備しているので、測定対象の物体までの
距離分解能が高い測距が可能である。
【図1】この発明の請求項1に対応する実施例である測
距装置の構成を示すブロック図である。
距装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の請求項2に対応する実施例である測
距装置の構成を示すブロック図である。
距装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した構成の測距装置の周波数変調、ド
ップラ処理、測距処理を説明するための図である。
ップラ処理、測距処理を説明するための図である。
【図4】この発明の請求項3に対応する実施例である測
距装置の構成を示すブロック図である。
距装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4のシンセサイザによって送信機の搬送波が
変調される様子を示した図である。
変調される様子を示した図である。
【図6】この発明の請求項4に対応する実施例である測
距装置の構成を示すブロック図である。
距装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の測距装置の一例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図8】図7の混合器5に入力される送信機2からの参
照信号と受信信号の周波数を共通の時間軸を用いて示し
た図である。
照信号と受信信号の周波数を共通の時間軸を用いて示し
た図である。
1a シンセサイザ(送信手段) 1 周波数変調器(送信手段) 2 送信機(送信手段) 3 送信用アンテナ(送信手段) 4 受信用アンテナ(受信手段) 5 混合器(混合手段) 8 高速フーリエ変換部(第1の距離情報算出手段) 10 低域通過フィルタ(フィルタ) 12、12A 距離情報演算部(距離情報算出手段、第
2の距離情報算出手段) 13 高速フーリエ変換器(ドップラ情報生成手段)
2の距離情報算出手段) 13 高速フーリエ変換器(ドップラ情報生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−231590(JP,A) 特開 平2−36386(JP,A) 特開 昭61−20876(JP,A) 特開 昭61−104279(JP,A) 特開 昭54−82193(JP,A) 特開 平2−212793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 13/32 - 13/64
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の周波数変化を繰り返す高周波信号
を生成して空間に放射する送信手段と、前記高周波信号
が測定対象の物体に当たって反射してきた反射信号を受
信する受信手段と、前記送信手段によって生成された前
記高周波信号と前記受信手段によって受信された前記反
射信号とを混合する混合手段と、この混合手段によって
混合された信号の所定周波数帯域のみを通過させるフィ
ルタと、このフィルタの出力信号を複数のドップラ成分
に分解するドップラ情報生成手段と、前記複数のドップ
ラ成分のそれぞれに対して最大エントロピー法により前
記物体との間の距離情報を算出する距離情報算出手段と
を具備した測距装置。 - 【請求項2】 所定の階段状周波数変化を繰り返す高周
波信号を生成して空間に放射する送信手段と、前記高周
波信号が測定対象の物体に当たって反射してきた反射信
号を受信する受信手段と、前記送信手段によって生成さ
れた高周波信号と前記受信手段によって受信された前記
反射信号とを混合する混合手段と、この混合手段によっ
て混合された信号の所定周波数帯域のみを通過させるフ
ィルタと、このフィルタの出力信号を複数のドップラ成
分に分解するドップラ情報生成手段と、前記複数のドッ
プラ成分のそれぞれに対して最大エントロピー法により
前記物体との間の距離情報を算出する距離情報算出手段
とを具備した測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5282565A JP2928068B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5282565A JP2928068B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 測距装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07134173A JPH07134173A (ja) | 1995-05-23 |
JP2928068B2 true JP2928068B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17654141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5282565A Expired - Lifetime JP2928068B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2928068B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003194924A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Mitsubishi Electric Corp | ドップラーレーダー装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19646228A1 (de) * | 1996-11-08 | 1998-05-14 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur Abstandsbestimmung zweier Objekte |
JP4561329B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2010-10-13 | ソニー株式会社 | 測距システム,送信端末,受信端末,測距方法,およびコンピュータプログラム |
JP4098318B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2008-06-11 | 本田技研工業株式会社 | 電子走査型ミリ波レーダ装置およびコンピュータプログラム |
JPWO2007020704A1 (ja) * | 2005-08-19 | 2009-02-19 | 三菱電機株式会社 | 目標物検出方法及び目標物検出装置 |
JP5150113B2 (ja) * | 2007-03-09 | 2013-02-20 | 株式会社東芝 | レーダ装置 |
-
1993
- 1993-11-11 JP JP5282565A patent/JP2928068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003194924A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Mitsubishi Electric Corp | ドップラーレーダー装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07134173A (ja) | 1995-05-23 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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