JP2927961B2 - 炎症性皮膚病の治療方法 - Google Patents

炎症性皮膚病の治療方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、炎症性皮膚病の治療方法に関するものであ
る。特に、本発明は、炎症性皮膚病の浄化値を、皮膚の
患部に局所用組成物を投与することによって制御し、浄
化し及び維持することに向けられている。
発明の背景 皮膚病を治療するために最も広く処方される薬物は、
糖質コルチコステロイド又は糖質コルチコイドとしても
知られているコルチコステロイドである。皮膚科医の書
く処方箋の約50%は、局所用コルチコステロイドに関す
るものである。1950年代初期に皮膚病に対してこれらの
物質が導入されて以来、局所的コルチコステロイド治療
は、広いスペクトルの炎症性皮膚病の治療のための頼み
の綱であり続けている。ある種の重症の皮膚病において
コルチコステロイド全身投与がしばしば必要であって
も、最も敏感な症例においては稀に全身性の副作用を引
き起こすので局所的治療が好ましい。
局所的コルチコステロイドは、一般に、脂漏性皮膚
炎、アトピー性皮膚炎、刺激物及びアレルギー型の接触
皮膚炎、局在性神経皮膚炎(慢性単純苔癬)、扁平苔癬
及び乾癬等の急性及び慢性の皮膚病の治療において有効
である。ステロイドは又、他の種々の余り一般的でない
病気例えばダリエ病及び魚鱗癬型皮膚炎に対しても用い
られる。局所的コルチコステロイド治療の優れた概観
は、Baliにおける1988年6月16〜20日のSchering AGに
より後援されたSymposium on Topical Corticosteroids
Today and Tomorrowに提出された一連の論文に見ら
れ、それらは、Drugs 36,補遺5、1−61頁(Adis Pres
s Ltd.1988)に刊行された。
個々の局所用コルチコステロイド製剤は、抗炎症能力
及び臨床的効力において変化する。ステロイド治療の治
療効果は、しばしば、ステロイドの効力を増すこと又は
閉鎖包帯等の特別の増強材を用いることにより増強され
得る。一般に、効きめは、多数の因子即ちビヒクル、適
用の部位及び頻度、病気、個々の患者、閉鎖包帯の使用
等に依存する。
コルチコステロイド製剤の効能は、選択した特定のコ
ルチコステロイド、その濃度及びそのビヒクルによって
変化する。便利のために、局所用コルチコステロイド
は、例えば下記の表Iに示すように、最大グループ(グ
ループI)から最小グループ(グループVII)までの7
つのグループに分類される。更に、これらの分類は、相
対的効力によって等級付けられる(グループIは、通
常、超高効力と呼ばれ、グループII及びIIIは高効力、
グループIV及びVは中効力、そしてグループVI及びVII
は低効力と呼ばれる)。代表的な市販のコルチコステロ
イド製剤を示し且つR.B.Stoughton,“Percutaneous Abs
orption of Drugs",Annual Review of Pharmacologic T
oxicology,55−69頁(1989)中のこの系統に従って分類
する。
ある種のステロイド特に中〜高効力ステロイドは、慢
性皮膚病において効きめがあるが、ステロイドの長期使
用は、重い局所的な副作用を伴う。これらは、皮膚萎縮
(痩せ、毛細管拡張症、線条)及びステロイドを止めた
ときの迅速な反跳発赤を含む。広範囲の皮膚の治療及び
閉鎖包帯の使用も又、副作用の可能性を増加させ得る。
これは、特に、子供の場合である。下記に一層十分に検
討するように、米国特許第4,889,847号及び5,019,569号
は、コルチコステロイド治療により誘導される皮膚萎縮
を防ぎ且つ逆向させるためのトレチノイン等のレチノイ
ドの利用を開示している。
トレチノイン(全トランス−レチノイン酸即ちビタミ
ンA酸)等の局所用レチノイドは、皮膚科医によって殆
ど20年間にわたって用いられてきた。例えば、トレチノ
インは、尋常性座瘡(面皰、丘疹及び膿疱が優勢の初期
等級I〜III)の治療において局所的に利用される。例
えば、米国特許第3,729,568号を参照されたい。
トレチノイン他の皮膚状態例えば、乾癬、先天性魚鱗
癬型紅皮症、ダリエ病、表皮剥離性角化症、光線性角化
症、束毛症、扁平いぼ、基底細胞癌及び種々の無関係の
疾患等の治療においても有効に用いられてきた。例え
ば、J.R.Thomas等、“The Therapeutic Uses of Topica
l Vitamin A Acid",Journal of the American Academy
of Dermatology,4:505−513(1981)を参照されたい。
最近、トルチノイン等のレチノイドは、特に、個別
の、コルチコステロイドの順次的局所適用において用い
る場合、種々の皮膚病に対する長期のコルチコステロイ
ド使用における患者の皮膚萎縮を防ぎ且つ逆向させると
いうことが見出された。例えば、Kligman、Mezich及びC
apetolaの米国特許第4,889,847号及び5,019,569号を参
照されたい(その開示を本明細書中に参考として援用す
る)。しかしながら、その仕事は、コルチコステロイド
治療の副作用を阻止し逆向させることに関しており、特
に治療がコルチコステロイドに耐性になった患者に対す
る増大した効力の可能性に向けられていなかった。皮膚
科医は、この獲得された耐性を「速成耐性」と呼び、そ
れを種々の戦略例えば休止期間(治療の間隔)及び他の
薬物への切り替えによって経験することを試みている。
これらのアプローチは、単に、二義的に役立つだけであ
る。
発明の簡単な要約 本発明によって、コルチコステロイド及びレチノイド
を皮膚病を治療するのに有効な量で含む組成物を皮膚の
患部へ局所的に投与することにより、炎症性皮膚病(慢
性及び急性の変種の両方を含む)を、コルチコステロイ
ド又はレチノイドの単独での使用によるより一層効果的
に制御し且つ清浄化することが出来る。即ち、これらの
2種の薬物は、完全に異なる作用様式を有しており、単
一の処方中に合わせた場合に、一層迅速な清浄化へと導
く共同作用効果を有し及びコルチコステロイド若しくは
レチノイド単独には応答しなかった皮膚病において特に
有効である。典型的には、皮膚病は、レチノイド及びコ
ルチコステロイドの両方を製薬上許容し得るキャリアー
中に含む組成物を約2〜3週間にわたって毎日1回若し
くは2回適用することによって制御し且つ清浄化するこ
とが出来る。
その後は、これらの活性成分の一方若しくは両方の一
層低頻度及び/又は一層低い効力の適用によって清浄値
を維持することが出来る(例えば、毎週数回のコルチコ
ステロイド又は毎日のレチノイドの適用)。更に、一度
これらの病気が制御下に導かれれば、一層低い効能のス
テロイドを用いて緩解を維持することが出来、又は他の
非ステロイド養生法即ち、タール、局所的抗生物質若し
くは抗菌剤及びその他の従来からの治療を用いることが
出来る(該養生法は、通常、一層効果的でないが、一層
安全である)。内科医は、炎症性皮膚病特にコルチコス
テロイドによって単に制御されるだけで治癒されない慢
性の炎症性皮膚病を扱う場合に一層多くの選択を与えら
れる。
好適具体例の詳細な説明 本発明によって治療し得る炎症性皮膚病は、この分野
では周知である。それらは、以前に経口コルチコステロ
イド及び経口レチノイドを含む種々の抗炎症性薬物で治
療された皮膚の慢性で頑固な並びに急性の苦痛を含む。
これらの従来の治療はときには有効であっても、各々の
副作用が多く且つ重いものである。
トレチノイン及びある種のコルチコステロイドを組合
せて(順次的に又は一緒に混合して)用いることは、種
々の形態の乾癬について報告されている。例えば、K.H.
Kaidber等、“Treatment of Psoriasis with Topically
Applied Tretinoin and Steroid Oinment",Archives o
f Dermatology,111:1001−1003(1975)及びP.Frost
等、“Retinoic Acid for the Therapy of Psoriasis",
Acta Dermatovener,補遺74:154−160(Stockholm,197
5)。しかしながら、一般に、炎症性皮膚病の効果的な
治療は、以前には、示されていない。
本発明によって効果的に治療し得る疾患の内には種々
の形態の炎症性座瘡がある。これらは、最もひどい型の
集簇性座瘡又は結筋性嚢胞性座瘡を含む。更に、多くの
膿疱及び深い頑固な丘疹を伴う炎症性座瘡は、劇的に応
答する。
ひどい炎症性の座瘡等に集簇性座瘡は、経口レチノイ
ド、13−シスレチノイン酸(ACCUTANE(登録商標)とし
て市販されている)に応答する。しかしながら、この薬
物の副作用は、非常に深刻であり、催奇性、上昇した血
中脂質、脆弱な皮膚、結膜炎等を含んでいる。本発明の
組合せた治療の1日2回の適用を2〜3週間の短期間行
えば、特に集簇性座瘡並びにひどい炎症性の尋常性座瘡
を制御下に導き又は優れた応答を示すことが出来ること
が見出された。持続性丘疹膿疱性座瘡も又、この発明の
組合せた治療に良く応答する。尋常性座瘡が実際は炎症
性及び非炎症性座瘡の混合物であり、本発明による治療
を非炎症性座瘡に用いることも可能であるが、かかる使
用は殆どの場合においてレチノイド単独で有効のために
恐らく不要であろうということは注意される。
酒さは、非常に炎症性であり得て且つ経口レチノイド
を除く治療に耐性である他の一般的な病気である。ひど
い酒さは、集簇性座瘡に似ている。これらの激症型の酒
さも又、本発明によるレチノイドとコルチコステロイド
の組合せに応答する。
本発明の治療により制御し、清浄化し得る他の炎症性
疾患は、扁平苔癬特に肥厚性変種;慢性の円板状エリテ
マトーデス;慢性のアトピー性皮膚炎(アトピー性皮膚
炎の患者には普通のことであるが、頑固な、痒い皮膚病
である慢性単純苔癬を含む);慢性の接触若しくはアレ
ルギー性皮膚炎(非常に多様な環境アレルゲンが原因と
なる);慢性の手の被覆炎;苔癬アミロイド−シス;円
形脱毛症;偽鬚毛嚢炎;毛孔性紅色ひこう疹;菌状息肉
腫;薬物反応(急性);その他を含む。
本発明による治療において有用なコルチコステロイド
は、抗炎症性が知られている多数のコルチコステロイド
のすべてを含む。例えば、上記の表Iに列挙したものを
参照されたい。好ましくは、中〜高効力又は超高効力コ
ルチコステロイドをこの発明において用いる。好適な中
効力コルチコステロイドの例は、ベタメタゾンバレレー
ト、トリアムシノロンアセトニド及びフルオシノロンア
セトニドである。クロベタゾールプロピオネートは、現
在、効力において無類のものである。他の好適高効力ス
テロイドは、例えば、ベタメタゾンジプロピオネートを
含む。低効力コルチコステロイド例えばヒドロコルチゾ
ン、デキサメタゾン及びプレドニゾロンを、アトピー性
皮膚炎等の制御に高効力ステロイドを必要としない特定
の慢性皮膚病に使用することも可能である。
レチノイドは、ビタミンA(レチノール)及びその誘
導体例えばビタミンAアルデヒド(レチナール)及びビ
タミンA酸(レチノイン酸)(これらは、天然ビタミン
Aの代謝産物である)を含むように狭く定義された。し
かしながら、その後の研究は、構造的に著しく非類似で
あっても親のビタミンAと類似の生物学的作用を有して
いるのでレチノイドと呼ばれる一層大きい化合物のクラ
スを生じた。本発明において有用な化合物は、種々のレ
チノイドについて示されたのと類似の治療活性を有する
すべてのビタミンAの天然及び/若しくは合成のアナロ
グ又はレチノール様化合物を含む。従って、本発明の目
的のためにここで用いる場合、「レチノイド」という用
語は、既知及び未知の皮膚のレチノイン酸レセプターに
結合し次いで活性化することによってレチノイン酸若し
くはレチノールのすべての若しくはある種の生物学的応
答を顕在化させる天然若しくは合成の物質を意味するも
のと理解される。本発明で有用な適当なレチノイドの例
は、表Iに示してあるが、この発明がそれらに限定され
ないことは理解されよう。
レチノイドの幾何及び立体異性体並びにそれらのプロ
ドラッグも又、用語「レチノイド」の内に含まれる。
好ましくは、コルチコステロイド及びレチノイドを、
レチノイド及びコルチコステロイドの両者について製薬
上許容し得るキャリアーを用いる単一組成物中で同時に
適用する。トレチノイン及び幾つかの他の活性成分は、
光分解を受ける等比較的不安定であるので、特定のコル
チコステロイド、レチノイド、ビヒクル及び任意の他の
成分の組合せは、相互に影響を及ぼさないように選択し
なければならないが、かかる選択は本願の開示が与えら
れれば当業者の技術力の範囲内のことである。組成物中
に存在するコルチコステロイド及びレチノイドの量及び
濃度は、選択した特定のコルチコステロイド及びレチノ
イド、治療される疾患、適用の頻度、投与が閉鎖包帯の
利用を含むか否か等の因子によって広範囲で変化する。
製薬用キャリアーとの完全な混合物中にレチノイドを
活性成分として含む医薬組成物は、この分野で知られて
おり、局所用全トランス−レチノイン酸(トレチノイ
ン)を処方するために用いられたような従来からの医薬
混合技術によって製造することが出来る。キャリアー
は、種々の物理的形態例えばクリーム、ドレッシング、
ゲル、ローション、軟膏又は液体状等をとることが出来
る。トレチノインより効力が大きい又は小さい特定のレ
チノイドを、そのレチノイドの効力に応じて、約0.0000
1〜3重量%の量で存在させる。市販されている適当な
局所用レチノイド製剤は、Retin−A(登録商標)(ト
レチノインを0.01〜0.025重量%含有する)及びRetin−
A(登録商標)(トレチノインを0.025〜0.1重量%含有
する)(両者ともOrtho Pharmaceutical Corporation
製)である。
典型的には、コルチコステロイドを、組成物中に、主
として所望の効力に応じて、約0.00001〜3重量%の量
で存在させる。トレチノインをレチノイドの標準として
用いて、トレチノインは、典型的には、組成物中に、約
0.00001〜1重量%の量で存在し、他の一層効力の大き
い又は小さいレチノイドは、それに等しい対応する量で
使用する。
ベタメタゾンバレレート又はトリアムシノロンアセト
ニドについての0.1%及びクロベタゾールプロピオネー
トについての0.05%等、中〜高効力コルチコステロイド
は一般にそれらの製造者が勧める濃度で十分であるが、
ヒドロコルチゾン等の低効力コルチコステロイドは、一
般に、約2%以上の濃度を必要とする。これらの濃度
は、勿論、特定の条件に対して最適の処方を得るために
変えることが出来る。更に、本発明の組合せの特定の利
点は、コルチコステロイドをしばしば現処方(レチノイ
ドを含まない)のそれらの半分の濃度で用いることが出
来ることである。これは、追加な安全因子である。
従って、一方では、比較的容易に治療される病気に対
して、レチノイドとの組合せにより与えられる増大した
有効性が、低濃度のコルテコステロイドの利用を可能に
する。他方、コルチコステロイド又はレチノイド単独に
よって、通常、制御又は清浄化されない特定の耐性の疾
患については、一層高濃度のコルチコステロイドが望ま
しく、レチノイドの存在によって容易に許容され得る。
この発明の組成物は又、この分野で公知の更なる成分
例えば安定剤、皮膚軟化剤、透過促進剤等を含むことが
出来る。又、これらの組成物は、例えば閉鎖包帯及びス
ポンジ、絆創膏、リポソーム等の薬物送達システムを含
む種々の適用手段と共に用いることが出来る。
本発明の組合せを用いる一般的な治療養生法又は戦略
は、通常、この組合せの、毎日1〜2回、好ましくは毎
日2回の、数週間にわたる適用で皮膚病を制御下に導く
ことを含む。その後、病気の性質に応じて、毎週数回の
コルチコステロイド単独の分別ある適用又はレチノイド
単独の毎日の適用によって、或はこの組合せ若しくは一
層低効力の組合せの一層低濃度及び/又は低頻度の適用
によって、浄化値を維持することが可能である。
アトピー性皮膚炎は、低効力のコルチコステロイド単
独の適用によって浄化値が維持され得る疾患の例である
が、他方、炎症性の尋常性座瘡は、浄化値がレチノイド
例えばトレチノイン単独の適用によって維持され得る疾
患の例である。
有意の数の患者についての制御された研究は、本発明
による組合せた治療が単に相加的なものではなく真に共
同作用的なものであることを示した。即ち、この組合せ
は、コルチコステロイド又はレチノイド何れかの単独で
の普通の治療養生法より効果的であり且つ該養生法によ
っては得られなかった応答を生じる。従って、この組合
せによって、炎症性皮膚病は一層迅速に清浄化し、鱗屑
化、硬化及び浮腫が迅速に解消される。これは、一層大
きな患者のコンプライアンスへと導く。更に、再発が遅
延され且つ軽減される。重要なことには、コルチコステ
ロイド単独での治療等の標準的若しくは従来の治療に対
して難治性となった病気において改善が示され、且つス
テロイド治療を停止したときにしばしば見られる反動が
除去される。
この組合せ治療におけるレチノイド成分の機能は、米
国特許第4,889,847号及び5,019,569号に記載されている
ように、単に、コルチコステロイドの萎縮誘導性(atro
phogenicity)を阻止し且つ逆向させるものではないと
いうことに注意することは重要である。本発明の発見に
より、レチノイドは、これらの慢性及び急性の皮膚病の
特性である炎症を抑制する際にコルチコステロイドの効
力を増大させる。コルチコステロイドとは作用機作が非
常に異なるが、トレチノイン及び他のレチノイドが幾つ
かの抗炎症作用を有することは公知である。トレチノイ
ンが皮膚を一層透過性にし、一層多量のステロイドを病
気の皮膚に到達させることが出来ることも又公知であ
る。
出願人は、如何なる作用の特定の理論によっても拘束
されることを望まないが、レチノイドは、少なくとも2
つの特定の方法においてコルチコステロイドの効力を増
大させると考えられる:(1)外側の角質層(いわゆ
る、皮膚の透過性「バリヤー」)を薄くし、そうして、
一層多くの薬物が標的組織中に透過することを可能にし
且つコルチコステロイドの一層大きい局所的濃度(コル
チコステロイドの投与量を増加することに相当)を与え
ること;及び(2)炎症を阻止し且つ軽減させるレチノ
イド自体の能力による。
これらの抗炎症効果についての可能な説明は、白血球
(好中球)の血管から組織への移動(走化性)を阻止す
るレチノイドの公知の能力に関係する。更に、レチノイ
ドは、免疫過程に影響を与える;例えば、炎症部位にお
けるT細胞の活性化及びサイトカインの放出。レチノイ
ドは又、マクロファージの病気の領域への移動をも阻止
する。これらの細胞は、インターロイキン及び蛋白質を
含む種々の毒性生成物を生成する。未だ明白な説明のさ
れていない他の抗炎症効果を引用することが出来る。ト
レチノインは、コラーゲン、エラスチン及びカラゲニン
の注射の後に顕在化された異物反応の結果である慢性の
肉芽腫の一層早い解決をもたらす。
コルチコステロイド及びレチノイドの作用様式は全く
異なっており、それ故、これら2つの組合せは有益な治
療効果を期待されていなかったということは、強調され
なければならない。コルチコステロイドが作用する1つ
の機構は、炎症カスケードを開始する酵素の放出を阻止
することによるものであるが、他方、レチノイドの効果
は、特異性が低く、多数の無関係の効果に依存してい
る。これらの内に、傷の治癒を促進し且つ新しい血管の
形成(血管形成)を刺激するレチノイドの能力があり、
それ故、局所的血液供給を増加させる。全体的にみて、
レチノイドは、炎症初期には、炎症過程を和らげるよう
である。要するに、この発明のコルチコステロイド−レ
チノイド組合せは、協力して作用する2つの全く異なる
機構によって炎症を鈍くする。
この組合せの他の利点は、ステロイドを止めたときの
反動の発赤の防止である。反動発赤の劇的な例は、皮膚
科医には周知である。例えば、局所的ステロイドによる
酒さの治療は、萎縮及び赤みが顕著な「ステロイド酒
さ」と呼ばれる症候群へと導く。治療の停止の後、非常
に制御が困難な、猛烈な、激しい、膿疱性の発疹が発生
する。他の病気においても、ステロイドを止めたとき
に、治療した部位が「反動皮膚炎」を示す。その部位
は、柔らかい、赤い、ひび割れた、浮腫性及び剥離性と
なる。この反動は、本発明による組合せを用いて完全に
防止される。更に、本発明による組合せを用いた場合に
は、速成耐性は認められなかった。
今から、下記の特定の非制限的実施例を参照して、本
発明を一層詳細に説明する。これらの実施例において、
これらの実施例において、2つの処方を広く評価した:
(1)クリーム基剤中で0.1%トレチノインと組合せた
0.1%トリアムシノロンアセトニド;及び(2)クリー
ム基剤中で0.1%トレチノインと組合せた0.05〜クロベ
タゾールプロピオネート。予想されるように、後者の処
方に対する治療応答は、クロベタゾールが公知の最も効
力のあるコルチコステロイドであるので、一層迅速であ
った。下記の実施例中で別段の指示がない場合は、この
組合せは、毎日2回の適用で、2〜3週間以内にほぼ迅
速な解決(制御及び清浄化)をもたらした。
実施例1 約30症例の高度に炎症性の尋常性座瘡を、クリーム基
剤中の0.05%クロベタゾールプロピオネート及び0.1%
トレチノインの組合せで治療した。この病気の殆どの例
は、毎日2回の適用で、2〜3週間以内に制御下へと導
かれた。
実施例2 ひどい炎症性の集簇性座瘡を有する約20人の患者を、
実施例1と同じ組合せで治療した。これらの患者は、毎
日2回の適用で、3週間以内に優れた応答を示した。こ
の応答(清浄化)は、経口の13−シス−レチノイン酸に
よるよりも早く且つ一層劇的である。
実施例3 ひどい丘疹膿疱性の炎症性座瘡の9人の症例を、油中
水クリーム中の0.1%トリアムシノロンアセトニド及び
0.05若しくは0.1%トレチノインの毎日2回の適用で、
2〜3週間治療した。病変は急速に鎮まり、次いで、0.
025%トレチノインクリームのみの毎日の適用に切り替
えた。組合せを止めた後の別の治療は、局所的抗生物質
(エリスロマイシン等)又は抗菌剤(過酸化ベンゾイル
等)である。
実施例4 顔面のひどい炎症性酒さを有する約14人の患者を、ク
リーム基剤中の0.1%トレチノイン及び0.05%クロベタ
ゾールプロピオネートの組合せて治療した。この組合せ
は、肉芽腫状酒さ、顔面膿疱性皮膚症、及び激症酒さの
清浄化において顕著に効果的であった。その後は、局所
的メトロニダゾール又は経口テトラサイクリンによって
緩解を維持することが出来る。
実施例5 脚の肥厚性扁平苔癬を有する6人の患者は、実施例4
と同じ組合せの毎日2回の適用で、迅速に応答した(3
週間以内)。清浄化は、2〜3日ごとに適用する中強度
コルチコステロイドによって維持することが出来た。
実施例6 成人型の慢性アトピー性皮膚炎(下脚の慢性単純苔癬
として発生)を有する10人の成人を、クリームビヒクル
中の0.025%若しくは0.05%トレチノイン及び2.0%ヒド
ロコルチゾンの組合せで治療した。この病気を特徴付け
る痒い肥厚斑は、この組合せの毎日2回の適用で、3週
間以内で本質的に消失した。その後は、毎日1回適用す
る1.0%ヒドロコルチゾンクリームで十分再発を防止し
た。
実施例7 職業起源の慢性のアルレギー性接触皮膚炎を患ってい
る12人の患者は、クリーム基剤中の0.1%トリアムシノ
ロンアセトニド及び0.1%トレチノインの組合せの適用
による治療に迅速に応答した。
実施例8 長年にわたるひどい炎症性の偽鬚毛嚢炎を有する20人
の黒人男性を、ペトロラタムビヒクル(46%ペトロラタ
ムを含む油中水エマルジョン)中の0.1%トリアムシノ
ロンアセトニド及び0.1%若しくは0.05%トレチノイン
の組合せで治療した。この病気において、皮膚の中へ下
向きに成長する先が大きく曲がった、固いあご鬚は、炎
症性の異物肉芽腫を生じる。この組合せを用いた約2〜
3週間の治療の後に、炎症性の病変は静まって不活性に
なり、その後は、維持のためにトレチノインを単独で用
いた。
実施例9 慢性の、耐性の、炎症性の病変により特徴付けられる
種々の慢性皮膚病を有する少数の患者は、クリーム基剤
中の0.05%クロベタゾールプロピオネート及び0.1トレ
チノインの組合せの3〜4週間にわたる毎日の適用に対
して順調に応答した。これらの疾患は、エリテマトーデ
ス、扁平苔癬、ダリエ病、円形脱毛症、及び頑固な脂漏
性皮膚炎を含んだ。
本発明は、その精神又は本質的特性から離れずに、他
の特定の形態で具体化することが出来、それ故、この発
明の範囲を示すものとしては、上述した明細書ではな
く、添付の請求の範囲を参照すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−148036(JP,A) 特開 昭63−152313(JP,A) 特開 平3−141218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/57 A61K 31/07

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾癬及び脂漏性脱毛症を除く炎症性皮膚病
    を制御し且つ清浄化するための、コルチコステロイド及
    びレチノイドを含む治療用組成物であって、該組成物は
    皮膚の患部に局所的に投与され、該コルチコステロイド
    及びレチノイドが該皮膚病を制御し且つ清浄化するのに
    有効な量で存在する、上記の組成物。
  2. 【請求項2】前記の皮膚病を、炎症性尋常性座瘡、ひど
    い炎症性集簇性座瘡、扁平苔癬、円板状エリテマトーデ
    ス、円形脱毛症、偽鬚毛嚢炎、毛孔性紅色ひこう疹、菌
    状息肉腫、炎症性酒さ、慢性アトピー性皮膚炎、慢性接
    触皮膚炎、慢性手皮膚炎、及び急性薬物反応からなる群
    より選択する、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 【請求項3】前記のコルチコステロイドが前記の組成物
    中に0.00001〜3重量%の量で存在する、請求の範囲第
    1項に記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記のレチノイドが前記の組成物中に0.00
    01〜1重量%トレチノインに等しい量で存在する、請求
    の範囲第1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記のコルチコステロイドがグループIか
    らグループVの効力のコルチコステロイドである、請求
    の範囲第1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】前記のコルチコステロイドを、ベタメタゾ
    ンバレレート、トリアムシノロンアセトニド、及びクロ
    ベタゾールプロピオネートからなる群より選択する、請
    求の範囲第5項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】前記のレチノイドがトレチノインである、
    請求の範囲第1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】前記の組成物が、0.05〜0.1重量%のトレ
    チノイン及び、ベタメタゾンバレレート、トリアムシノ
    ロンアセトニド及びクロベタゾールプロピオネートから
    なる群より選択する0.05〜0.1重量%のコルチコステロ
    イドを含む、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】前記のレチノイドを、全トランス−レチノ
    イン酸、13−シス−レチノイン酸、11−シス−レチノイ
    ン酸、9−シス−レチノイン酸、レチノール、レチナー
    ル、(全E)−9−(4−メトキシ−2,3,6−トリメチ
    ルフェニル)−3,7−ジメチル−2,4,6,8−ノナテトラエ
    ン酸エチルエステル、(全E)−9−(4−メトキシ−
    2,3,6−トリメチルフェニル)−3,7−ジメチル−2,4,6,
    8−ノナテトラエン酸、N−エチル−9−(4−メトキ
    シ−2,3,6−トリメチルフェニル)−3,7−ジメチル−2,
    4,6,8−ノナテトラエン酸アミド、(E,E)−9−(2,6
    −ジクロロ−4−メトキシ−3−メチルフェニル)−3,
    7−ジメチル−2,4,6,8−ノナテトラエン酸エチルエステ
    ル、7,8−ジデヒドロレチノイン酸、(E,E)−4−[2
    −メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキ
    セン−1−イル)−1,3−ブタジエニル]安息香酸、
    (E)−4−[4−メチル−6−(2,6,6−トリメチル
    −1−シクロヘキセン−1−イル)−1,3,5−ヘキサト
    リエニル]安息香酸、(全E)−3,7−ジメチル−3−
    チエニル)−2,4,6,8−ノナテトラエン酸、(E,E,E)−
    3−メチル−7−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−
    テトラメチル−2−ナフタレニル)−2,4,6−オクタト
    リエン酸、(E)−6−[2−(2,6,6−トリメチル−
    1−シクロヘキセン−1−イル)エテニル]−2−ナフ
    タレンカルボン酸、(E,E,E)−7−(2,3−ジヒドロ−
    1,1,3,3−テトラメチル−1H−インデン−5−イル)−
    3−メチル−2,4,6−オクタトリエン酸、(E)−4−
    [2−(2,3−ジヒドロ−1,1,3,3−テトラメチル−1H−
    インデン−5−イル)−1−プロペニル]−安息香酸、
    (E)−4−[2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8
    −テトラメチル−2−ナフタレニル−1−プロペニル]
    安息香酸、(E)−4−[2−(5,6,7,8−テトラヒド
    ロ−3−メチル−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタ
    レニル−1−プロペニル]安息香酸、(E)−1,2,3,4
    −テトラヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6−(1−
    メチル−2−フェニルエテニル)−ナフタレン、6−
    (1,2,3,4−テトラヒドロ−1,1,3,4−テトラメチル−6
    −ナフチル)−2−ナフタレンカルボン酸、(E)−6
    −[2−(4−(エチルスルホニル)フエニル]−1−
    メチルエテニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,1,4,4−
    テトラメチルナフタレン、4−[(5,6,7,8−テトラヒ
    ドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)エ
    チニル]安息香酸、(E)−2−(1,1,4,4−テトラメ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−7−イル−1−
    [4−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1−プロ
    ペン、(E)−4−[2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−
    7−ヒドロキシ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタ
    レニル)−1−プロペニル]ベンジルアルコール、レチ
    ノイルパルミテート、レチニルパルミテート、レチニル
    プロピオネート、(6−(3−(1−アダマンチル)−
    4−メトキシフェニル)−2−ナフトエ酸)、11−シ
    ス,13−シス−12−ヒドロキシメチルレチノイン酸δ−
    ラクトン、4−アセタミドフェニルレチノエート、1−
    (4−カルボキシフェニル)−4−(5,6,7,8−テトラ
    ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)
    ピラゾール、1−(4−カルボキシフェニル)−5−ヒ
    ドロキシ−3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テ
    トラメチル−2−ナフタレニル)ピラゾール、4−
    [(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−
    2−ナフタレニル)−エチニル]メチルスルホニルベン
    ゼン、レチノイルβ−グルクロニド、4−[(5,6,7,8
    −テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタ
    レニル)カルバミル]安息香酸、及び4−[(5,6,7,8
    −テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタ
    レニル)カルボキサミド]安息香酸からなる群より選択
    する、請求の範囲第1項に記載の組成物。
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