JP2926952B2 - リクライニング用マツトレス - Google Patents

リクライニング用マツトレス

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JP2926952B2
JP2926952B2 JP26173190A JP26173190A JP2926952B2 JP 2926952 B2 JP2926952 B2 JP 2926952B2 JP 26173190 A JP26173190 A JP 26173190A JP 26173190 A JP26173190 A JP 26173190A JP 2926952 B2 JP2926952 B2 JP 2926952B2
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mattress
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elastic band
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孝一 鳥原
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Aisin Seiki Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はマットレス、特にリクライニング用マットレ
スに関するものである。
(従来の技術) リクライニング用マットレスの従来技術として、実開
昭63−185652号公報に開示されるリクライニング式座椅
子が知られている。
この座椅子の背もたれは、枠状の構造材の縦パイプ間
に平行に配設される複数本の弾性バンドと、この弾性バ
ンドの表面側に配設されるクッション材とより構成され
る、また、人体横臥状態で最も荷重のかかる座本体は、
合板の両側部に縦パイプを固設した構造材の上にクッシ
ョン材が配設されて構成されている。この従来のリクラ
イニング式座椅子の、人体横臥時における横方向の断面
図を第9図に示す。このように、人体横臥時には弾性バ
ンド40が下方向に撓み、人体の荷重を吸収するというも
のであった。
(発明が解決しようとする課題) しかし、背もたれを構成する弾性バンド40と座本体を
構成する合板とでは、その硬さやスプリング効果の違い
が大きいため、座椅子に横たわる人の寝心地を害してい
た。また、弾性バンドは縦パイプ間に平行に張設されて
いる。このため、使用者がこの座椅子に寝ころんだ場
合、ハンモック上に寝ころんだ場合と同様に弾性バンド
の全体が第9図に示すように下方向に撓み、人体を深く
座椅子内に沈ませ、使用者の寝心地を悪くするという問
題があった。
そこで本発明の技術的課題は、使用する人の寝心地を
損なわず、人体を深くマットレス内に沈みこませず、程
よく快適なスプリング効果を有するリクライニング用マ
ットレスを提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明において講じた技術
的解決手段は、複数のフレームを有し、該フレームをロ
ック可能なヒンジ部材により連結してなるリクライニン
グ用マットレスにおいて、前記フレームの内側に上方向
に湾曲したバネ板が固着され、短手方向に沿って複数の
平行な切り込みを前記バネ板に形成し、前記各切り込み
の端部を前記バネ板の短手方向の端部よりも内側に位置
するようにしたことを特徴とするリクライニング用マッ
トレスを構成したことである。
(作用効果) かような構成においては、バネ板に短手方向に沿って
平行な複数の切り込みを入れてたとき、複数枚の細長い
バネ板が短手方向両端(左右両端)にて連結された状態
でフレームに固定されるようになる。しかして、各バネ
板がバネ作用を営むのは、長手方向において隣接する2
つの切り込み間に位置する部分だけであるので、バネ板
全体の左右両端部つまりマットレスの左右両端部は、全
体として見れば、長手方向に亘って非可撓性となる。従
ってマットレスがベッドのフレーム上に載置されている
場合、使用者のベッド昇降時、マットレスの左右両端部
に使用者が手をついても、この部分が撓むことはないの
で、ベッドへの乗り降りが安定的に行える。また、撓ま
ない部分の左右方向(短手方向)の長さは、切り込みの
端部(始点・終点)の位置を適宜調整することにより比
較的自由に設定できるので、特に手を着きやすい部位の
近傍の切り込みの端部を出来る限り内側にすることによ
り、非可撓性の部位を局所的に限定したり、面積を自由
に設定することが出来る。
(実施例) 本発明の第1実施例を第1図乃至第6図に基づいて説
明する。
第1図は第1実施例のリクライニング用マットレスA
の骨格の平面図を示す。このリクライニング用マットレ
スは背もたれ部1と座部2よりなる。背もたれ部1は、
フレーム9とフレーム21によりその骨格を形成され、フ
レーム9の左右内側にはコ字状の鋼材10が固着されてい
る。鋼材10はその開口部分で、バネ板30を挟持してい
る。バネ板11は上方向に向かって湾曲しており、また平
行な切り込み30が設けられている。座部2はフレーム12
とフレーム22によりその骨格を形成され、フレーム9の
左右内側には鋼材13が固着されている。鋼材13はコ字状
に形成された開口部分で、バネ板31を挟持している。バ
ネ板14は上方向に向かって湾曲し(第3図示)、また平
行な切り込み31が設けられている。本実施例ではバネ板
14に設けられた切り込み31は、背もたれ部1側ではその
間隔を狭く、足側ではその間隔を広くなるように設けら
れている。こうして切り込みと切り込みとの間に形成さ
れる帯は、弾性バンドとして作用する。
背もたれ部1と座部2は、フレーム9とフレーム12の
両端部がロック可能なヒンジ15を介して連結されること
により、表面側に折り曲げ動作可能に連結される。この
ヒンジ15はロック可能に回転するものであればよく、周
知のものを利用することができる。また、バネ板11(1
4)に切り込み30(31)を入れて、複数枚の細長い帯が
弾性バンドとして左右両端にて連結された状態でフレー
ム9(12)に固定される形成される。しかして、各帯が
弾性バンドとしてバネ作用を営むのは、長手方向におい
て隣接する2つの切り込み30・30(31・31)間に位置す
る部分だけであるので、帯の左右両端部つまりフレーム
の左右両端部は、全体として見れば、長手方向に亘って
非可撓性となる。従って、このフレームをマットレスの
構成要素とした場合、使用者が当該マットレスに上がる
ときやマットレスから降りるときに、マットレスの左右
両端部に使用者が手をついても、この部分が撓むことが
なく、マットレスへの上り降りが安定的に行える。
第2図に第1図のI−I線に沿う断面図を示す。第2
図に示すように、フレーム9と湾曲したバネ板11との間
の段差を形成する部分に、ウレタンフオーム6をその下
部とフレーム9の上部が固着するよう取り付ける。ま
た、バネ板11,14の上面にはウレタンフオーム4を敷
き、バネ板11,14の下部にはウレタンフオーム7,8を取り
付ける。さらにウレタンフオーム5を、ウレタンフオー
ム4とウレタンフオーム9にその両端が挟持されるよ
う、接着剤で全周に渡って配設する。上記構成のマット
レスを外装体3で被覆し、リクライニング用マットレス
Aとする。
第6図はリクライニング用マットレスAの全体図を示
す。このようにリクライニング用マットレスAは、背も
たれ部1と座部2がロック可能なヒンジ15で連結されて
いるため、背もたれ部1を起こして使用することができ
る。
第3図は第1図のI−I線に沿う断面図を示し、第4
図は第3図において人体が横たわっている場合を示す。
このように構成されたリクライニング用マットレスA
は、使用者が寝転がると最も荷重の大きくかかるマット
レスの中央部が下方向に湾曲する。しかし第3図に示す
ようにバネ板は上部に向かって湾曲するように配設され
ているため、使用者が寝転がってもフレーム位置よりも
下に湾曲しない(第4図)。このため、人体をマットレ
ス内に深く沈み込ませることなく、しかもバネ板の弾性
力をもって人体を支えるため、使用者に快適な寝心地を
提供することができる。
また、バネ板に設けられた切り込みと切り込みとで形
成される帯が弾性バンドとして作用し、人体横臥時には
弾性バンド毎に荷重に対する沈み込み量を調節する。す
なわち、第5図に示すように荷重の大きい腰部では弾性
バンドは大きく沈み、荷重の小さい脚部では弾性バンド
の沈み込み量が少ない。
さらにこの切り込みにより、バネ板の弾性作用は隣合
う弾性バンド毎に独立して作用する。このため、荷重の
大きくかかる、弾性バンドのみ大きく沈み、隣接する弾
性バンドに沈みこみの影響を与えない。
さらに切り込みと切り込みの間の幅を変化させること
により、各弾性バンドの弾性力を調節することができ
る。例えば、第1実施例では座部2のバネ板14に入れた
切り込み31は、腰部の辺りでは狭く、脚部の辺りでは広
く設けられているため、腰部ではバネ板は弾性力が大き
くなり、脚部では弾性力が小さくなる。このように弾性
力を変えることにより、より快適な寝心地を使用者は感
じることができる。
本実施例では、バネ板の厚みは均等なものを用いた
が、このバネ板の厚みを変えることも可能であり、また
隣合う切り込みの長さを変化させ、長い切り込みの部分
や短い切り込みの部分を設けることもできる。このよう
にバネ板の厚さを変化させることにより、所望の弾性力
をつくり出すことができ、また切り込みの長さを変化さ
せることにより、一枚のバネ板における弾性力を変化さ
せることが可能となる。
次に第2実施例について第7図、第8図に基づいて説
明する。第7図は第2実施例のリクライニング用マット
レスBの断面図を示す。このようにリクライニング用マ
ットレスBは、基本的には第1実施例と同じであるが、
その本体を背もたれ部1と座本体部2aと座先端部2bの3
部によりなる点において第1実施例と異なる。背もたれ
部1、座本体部2a、座先端部2bの骨格を形成するフレー
ムの内側には、それぞれ鋼材を介してバネ板11、14a、1
4bが上部に向かって湾曲するように配設されている。バ
ネ板には平行な複数の切り込みが設けられており、バネ
板14bに入れられる切り込みは、バネ板11、バネ板14aに
入れられる切り込みより、その間隔が広くなるよう設け
られている。背もたれ部1と座本体部2a、および座本体
部2aと座先端部2bは、それぞれロック可能なヒンジ15、
16で連結されている。
このように構成されるリクライニング用マットレスB
は、第1実施例と同様な弾性力を得ることができるほ
か、第8図に示すように座先端部2bを下方向に折り曲げ
ることが可能であり、使用者がさらにリラックスできる
姿勢を取ることが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明のリクライニング用マットレスによれば、バネ
板は上部に向かって湾曲するように配設されているた
め、使用者が寝転がってもフレーム位置よりも下に湾曲
しない。このため、人体をマットレス内に深く沈み込ま
せることもなく、しかもバネ板の弾性力をもって人体を
支えるため、使用者に快適な寝心地を提供することがで
きる。
また、バネ板に設けられた切り込みと切り込みとで形
成される帯が弾性バンドとして作用し、人体横臥時には
弾性バンド毎に荷重に対する沈み込み量を調整する。
さらにこの切り込みにより、バネ板の弾性作用は隣合
う弾性バンド毎に独立して作用する。このため、荷重の
大きくかかる弾性バンドのみ大きく沈み、隣接する弾性
バンドに沈みこみの影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はリクライニング用マットレスの骨格の平面図、第2図
は第1図のI−I線に沿う断面図、第3図は第1図のII
−II線に沿う断面図、第4図は第3図の人体横臥時にお
ける断面図、第5図は第2図の人体横臥時における断面
図、第6図はリクライニング用マットレスの全体斜視図
を示す。第7図乃至第8図は本発明の第2実施例を示
し、第7図はリクライニング用マットレスの骨格の平面
図、第8図はリクライニング用マットレスの全体斜視
図、第9図は人体横臥時の従来の座椅子の横方向の断面
図を示す。 符号の説明 A,B……リクライニング用マットレス、 11,14,14a,14b……バネ板、 9,13,21,22……フレーム、 15,16……ヒンジ部、 30,31……切り込み。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のフレームを有し、該フレームをロッ
    ク可能なヒンジ部材により連結してなるリクライニング
    用マットレスにおいて、 前記フレームの内側に上方向に湾曲したバネ板が固着さ
    れ、短手方向に沿って複数の平行な切り込みを前記バネ
    板に形成し、前記各切り込みの端部を前記バネ板の短手
    方向の端部よりも内側に位置するようにしたことを特徴
    とするリクライニング用マットレス。
JP26173190A 1990-09-29 1990-09-29 リクライニング用マツトレス Expired - Lifetime JP2926952B2 (ja)

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