JP2926887B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2926887B2
JP2926887B2 JP2128839A JP12883990A JP2926887B2 JP 2926887 B2 JP2926887 B2 JP 2926887B2 JP 2128839 A JP2128839 A JP 2128839A JP 12883990 A JP12883990 A JP 12883990A JP 2926887 B2 JP2926887 B2 JP 2926887B2
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幸男 湊
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、バイポーラ
ECL・RAMに関する。
[従来の技術] バイポーラECL・RAMは、超高速メモリとして、主とし
て大型および中型コンピュータのキャシュメモリのよう
な高速性を要する個所に用いられている。現在、64Kビ
ット、アクセスタイム5nsの大容量で高速のものが開発
されているが、コンピュータの高性能化のために一層の
大規模化、高速化が求められている。
ところで、このような大容量メモリには、低消費電力
で高速性を有し、高集積化が可能な、横型pnpトランジ
スタを負荷とするメモリセルが多く用いられている。こ
のトランジスタ(以下、Trと記す)負荷型のメモリセル
の回路図を第4図に示す。同図に示すように、マルチエ
ミッタのnpnTrQ3、Q4にはそれぞれ負荷TrとしてpnpTrQ
1、Q2が接続され、TrQ3とTrQ4とは、互いにベースとコ
レクタとが交差接続されている。そして、エミッタ電極
E1は、エミッタ電極E2と共にワード線WTに、エミッタ電
極E4は、エミッタ電極E6と共にワード線WBに、エミッタ
電極E3はディジット線Dに、また、エミッタ電極E5はデ
ィジット線と接続されている。
この回路のTrQ1、Q3の部分の従来のセル構造を第5図
に示す。第5図(a)がその平面図であり、第5図
(b)が、第5図(a)のA−A′線断面図である。第
5図に示すように、TrQ1、Q3は、p-型半導体基板51上に
形成されており、TrQ3は、p-型半導体基板51上に形成さ
れたn+型拡散層51、n-型半導体層53をコレクタ領域と
し、p-型不純物領域54、n+型不純物領域56をそれぞれベ
ース領域、エミッタ領域としており、またTrQ1は、p-
不純物領域54、n-型半導体層53、p+型不純物領域55をそ
れぞれコレクタ領域、ベース領域、エミッタ領域として
いる。TrQ1、Q3は酸化シリコン膜59および多結晶シリコ
ン58からなる分離領域によって他の素子から分離されて
いる。半導体基板表面には、n+型拡散層52にコレクタ引
き出し領域を介して接続されるコレクタ電極C3、p+型不
純物領域55、n+不純物領域56と接触するエミッタ電極E
1、E3、E4およびp-型不純物領域54内に形成されたp+
不純物領域57と接触するベース電極B3が形成されてい
る。
TrQ2、TrQ4も同様の構成をもって半導体基板の表面領
域内に形成されており、TrQ3のコレクタ電極C3はTrQ4の
ベース電極と、そして、TrQ3のベース電極B3はTrQ4のコ
レクタ電極と半導体基板表面上で接続されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の横型pnpTrを負荷としたバイポーラECL
・RAMはショットキ障壁ダイオードを用いたものに比
べ、集積度および消費電力の点では勝っているものの、
高速性能の点、特にメモリセルの書き込み性能の点で劣
っていた。その理由は、書き込み時に例えばpnpTrQ1を
オン状態からオフ状態にする場合、TrQ1のベース領域
(n-型半導体層53)にホールが蓄積されているためにオ
フになるのに時間を要するからである。
この蓄積ホールを少なくするために、pnpTrQ1のエミ
ッタ領域(p+型不純物領域55)をn+型拡散層52に達する
ようにしたものがあるが、その場合には、n-型半導体層
53に蓄積されるホールは減少するものの、p+型不純物領
域55をエミッタ領域、n+型拡散層52をベース領域、p-
半導体基板51をコレクタ領域とする寄生Trの電流増幅率
βが大きくなり、基板へのもれ電流が増加してその分消
費電力が大きくなるという欠点がある。
また、従来のメモリセルでは、負荷となるpnpTrが横
型構造となっているため、このpnpTrのfT(トランジシ
ョン周波数)を高くすることができず、書き込みや読み
出しを高速に行うことができない。また、pnpTrが横型
であるために、このTrのエミッタ領域やベース領域のス
ペースを半導体基板の表面上に確保しなければならない
ので、メモリセルの占有面積が増加して高集積化が困難
であった。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体記憶装置は、半導体基板上に該半導体
基板から絶縁分離されて形成された第1導電型の半導体
層と、前記半導体層上に互いに絶縁分離領域によって分
離されて形成された第2導電型の第1および第2の半導
体領域と、前記第1の半導体領域の表面領域内に形成さ
れた第1導電型の第3の半導体領域と、前記第2の半導
体領域の表面領域内に形成された第1導電型の第4の半
導体領域と、前記第3の半導体領域の表面領域内に形成
された第2導電型の第5および第6の半導体領域と、前
記第4の半導体領域の表面領域内に形成された第2導電
型の第7および第8の半導体領域と、前記第1の半導体
領域と前記第4の半導体領域とを接続する第1の接続導
体と、前記第2の半導体領域と前記第3の半導体領域と
を接続する第2の接続導体と、を具備し、前記半導体層
と、前記第1の半導体領域(または前記第2の半導体領
域)と、前記第3の半導体領域(または前記第4の半導
体領域)とによって負荷となるバイポーラトランジスタ
が構成されていることを特徴とするものである。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(a)は本発明の第1の実施例の主要部を示す
半導体チップの平面図、第1図(b)は第1図(a)の
A−A′線断面図、第1図(c)は第1図(a)のB−
B′線断面図であって、図示された箇所において、第4
図のpnpTrQ1、npnTrQ3の部分が示されている。第1図に
おいて、1はp-型半導体基板、2は酸化物層、3はp+
半導体層、4はn-型半導体層、5はp-型不純物領域、
6、7はn+型不純物領域、8はp+型不純物領域、9aは深
い分離用溝、9bは浅い分離用溝、10は多結晶シリコン、
11は酸化シリコン膜である。そして、pnpTrQ1は、p+
半導体層3をエミッタ領域、n-型半導体層4をベース領
域、p-型不純物領域5をコレクタ領域として構成され、
また、npnTrQ3は、n+型不純物領域7をエミッタ領域、p
-型不純物領域5をベース領域、n-型半導体層3をコレ
クタ領域として形成されている。
次に、本実施例の製造方法について説明する。第2図
(a)、(b)は、この実施例の製造方法を説明するた
めに工程順に配置した半導体チップの断面図である。ま
ず、比抵抗10Ωcmのp-型半導体基板1の結晶軸〈111〉
に垂直な表面上に酸化物層2を形成し、該酸化物層の深
い分離用溝9aの形成予定箇所を選択的に開孔する。そし
てその開孔部分の半導体を核としてp+型半導体層3を厚
さ1μmに成長させ、その表面を平坦化する。その上
に、比抵抗50Ωcmのn-型半導体層4を厚さ1μmにエピ
タキシャル成長させる。次に、その表面に厚さ0.5μm
の窒化シリコン膜12を形成し、レジスト膜13を塗布し、
露光現像する[第2図(a)]。
次に、第2図(b)に示すように、レジスト膜13をマ
スクにしてp-型半導体基板1に達するまで選択的にエッ
チングして幅1μmの深い分離用溝9aを形成する。窒化
シリコン膜12を除去した後、1000℃で10分間熱酸化を行
い、厚さ400nmの酸化シリコン膜11を形成する[第2図
(b)]。
次に、p-型多結晶シリコンで上述の溝9aを埋め込み、
その表面を平坦化する。同様に、深い分離用溝9aと直交
するように浅い分離用溝9bを形成する。この浅い分離用
溝9bの深さは、p+型半導体層3の表面より少し深いとこ
ろまでとする。熱酸化処理後、この浅い溝9bも多結晶シ
リコンで埋め込み、表面をほぼ平坦にする。その後、レ
ジストをマスクにしてボロンやヒ素をイオン注入してp-
型不純物領域5、n+型不純物領域6、7およびp+型不純
物領域8を形成する。その後、アニールしてキャリアを
活性化し欠陥を除去する。
そして、酸化シリコン膜11を開孔し、各種電極、配線
を形成すれば第1図に示した装置が得られる。
このように形成されたメモリセルにあっては、pnpTrQ
1のエミッタ領域となるp+型半導体層3の下は酸化物層
2と接しているため、蓄積電荷の量を大幅に減らすこと
ができ、また、エミッタ部の接合容量を減少させること
ができるのでメモリセルの動作が高速化される。また、
pnpTrのエミッタ領域と基板との間に酸化物層2が介在
しているため、基板へのもれ電流を消滅させることがで
き、消費電力を30%程度削減することができる。さら
に、pnpTrのエミッタ領域は隣接メモリセルに接続され
ており、エミッタ電極およびワード配線が不要となるの
で、また、ベース領域を平面的に確保する必要がなくな
るので、半導体記憶装置の集積度を大幅に向上させるこ
とができる。また、pnpTrを縦型Trとすることができる
ため、このTrのfTが向上し、書き込み動作の高速化が可
能となる。
しかも、このTrのエミッタ面積は分離用溝9a、9bで区
画されているため、その寸法のばらつきがなくなり、特
性を安定化させることができる。
第3図(a)は本発明の第2の実施例の主要部を示す
半導体チップの平面図、第3図(b)は第3図(a)の
A−A′線断面図、第3図(c)は第3図(a)のB−
B′線断面図である。
この実施例では、銅層14を酸化物層2とp+型半導体層
3との間に設けているが、その他の点では第1の実施例
と同様である。この実施例は、酸化物層2を形成した後
その上に銅層14を形成し、銅層および酸化物層を開孔し
た後、p+型半導体層3を成長させることにより形成され
るものである。本実施例のものは、第1の実施例に較べ
ワード線の抵抗を大幅に低減でき、書き込み時に大きな
電流を流すことができるので、より高速動作が可能とな
る利点がある。
なお、銅に替えてタングステンや金などの金属あるい
はシリサイドを用いることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、Tr負荷型のECL・RAM
において、負荷Trのエミッタ領域を半導体基板内に設
け、このTrを縦型としたものであるので、以下の効果を
奏することができる。
負荷TrのfTが向上し、メモリセルの高速動作が可能
となる。
負荷Trのエミッタ電極およびワード線が不要とな
り、また、ベース領域の平面上のスペースが不要となる
ので、メモリセルの占有面積を縮小でき高集積化が可能
となる。
負荷Trのベース領域における蓄積ホールが減少し、
Trのオフ動作が高速化される。
pnpTrと基板とが分離されていることにより、もれ
電流がなくなり、消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の第1の実施例を示す平面図、
第1図(b)は、第1図(a)のA−A′線断面図、第
1図(c)は、第1図(a)のB−B′線断面図であっ
て、第2図(a)、(b)は、それぞれ本発明の第1の
実施例の製造方法を説明するための半導体チップの断面
図、第3図(a)は、本発明の第2の実施例を示す平面
図、第3図(b)は、第3図(a)のA−A′線断面
図、第3図(c)は、第3図(a)のB−B′線断面
図、第4図は、pnpTr負荷型メモリセルの回路図、第5
図(a)は、従来例の平面図、第5図(b)は、第5図
(a)のA−A′線断面図である。 1……p-型半導体基板、2……酸化物層、3……p+型半
導体層、4……n-型半導体層、5……p-型不純物領域、
6、7……n+型不純物領域、8……p+型不純物領域、9a
……深い分離用溝、9b……浅い分離用溝、10……多結晶
シリコン、11……酸化シリコン膜、12……窒化シリコン
膜、13……レジスト膜、14……銅層、B1、B2……pnpTr
のベース電極、B3、B4……npnTrのベース電極、C1、C2
……pnpTrのコレクタ電極、D、……ディジット線、E
1、E2……pnpTrのエミッタ電極、E3〜E6……npnTrのエ
ミッタ電極、Q1、Q2……pnpTr、Q3、Q4……npnTr、WT…
…ワード線(トップ)、WB……ワード線(ボトム)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−249365(JP,A) 特開 昭63−108768(JP,A) 特開 昭60−106164(JP,A) 特開 昭59−121975(JP,A) 特開 昭63−305529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/102 H01L 27/082 H01L 21/18244

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に該半導体基板から絶縁分離
    されて形成された第1導電型の半導体層と、前記半導体
    層上に互いに絶縁分離領域によって分離されて形成され
    た第2導電型の第1および第2の半導体領域と、前記第
    1の半導体領域の表面領域内に形成された第1導電型の
    第3の半導体領域と、前記第2の半導体領域の表面領域
    内に形成された第1導電型の第4の半導体領域と、前記
    第3の半導体領域の表面領域内に形成された第2導電型
    の第5および第6の半導体領域と、前記第4の半導体領
    域の表面領域内に形成された第2導電型の第7および第
    8の半導体領域と、前記第1の半導体領域と前記第4の
    半導体領域とを接続する第1の接続導体と、前記第2の
    半導体領域と前記第3の半導体領域とを接続する第2の
    接続導体と、を具備し、前記半導体層と、前記第1、2
    の半導体領域と、前記第3、4の半導体領域とによっ
    て、前記半導体層を共通のエミッタ領域とする負荷とな
    る2つのバイポーラトランジスタが構成されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
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