JP2926787B2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JP2926787B2 JP27417189A JP27417189A JP2926787B2 JP 2926787 B2 JP2926787 B2 JP 2926787B2 JP 27417189 A JP27417189 A JP 27417189A JP 27417189 A JP27417189 A JP 27417189A JP 2926787 B2 JP2926787 B2 JP 2926787B2
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寿美 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光通信,光計測及び光記録に用いる光アイ
ソレータに関するものである。
従来の技術 半導体レーザを光通信等の光信号伝送系の光源として
用いる場合、半導体レーザからの出射光の一部が伝送路
あるいは伝送用光学部品の各接続部で反射して、半導体
レーザの発振特性の不安定化や雑音増加を引き起こす原
因となる。この反射戻り光が半導体レーザに帰還するの
を防止するために、一般的に光アイソレータが使用され
ている。
従来、この種の光アイソレータは、例えば第5図に示
すように、偏光子1,磁気光学素子2,検光子3及び磁石4
を備えている。半導体レーザからの出射光5は偏光子1
を通過して直線偏光となり、磁気光学素子2通過時にそ
の偏光方向は45゜回転され、偏光子1と45゜の角度で配
置した検光子3を通過する。逆に、反射戻り光6は検光
子3を通過して直線偏光となり、磁気光学素子2通過時
に、ファラデー効果の持つ非相反性により、偏光方向は
さらに45゜回転され、偏光子1と直交するために直線偏
光は通過できない。以上のような原理で、反射戻り光6
が半導体レーザに帰還するのを防止することができる。
一般に、磁気光学素子による偏光方向の回転角θは θ=VHL V:ヴェルデ定数 H:磁界の強さ L:磁気光学素子の厚さ で表わされる。この中でヴェルデ定数Vは波長依存性,
温度依存性を持ち、磁気光学結晶の種類,組成によって
も異なる。従って、磁気光学素子は飽和磁界中で定温
(一般には室温)でひとつの波長に対して偏光方向の回
転角が45゜となるように、結晶の種類,組成,厚み等が
設計されている。
発明が解決しようとする課題 複数の波長に対応できる光アイソレータとしては、不
飽和磁界の領域で磁界強度を変えることによって、偏光
方向の回転角を45゜に補正する方法(特開昭59−174817
号公報,特開昭59−181319号公報)が提案されているが
磁界強度の安定が悪く回転角が安定しないという課題が
あった。
課題を解決するための手段 本発明は前記課題を解決するために、偏光分離素子,
磁気光学素子及び磁気回路材料を備え、前記磁気回路材
料中に階段状とした前記磁気光学素子を固定し、光軸に
対して垂直方向に変位できるようにしたもので、さら
に、偏光分離素子からの反射光波長の変化により、磁気
回路材料中に固定した階段状磁気光学素子が、光軸に対
して垂直方向に変位するように構成したものである。
作用 本発明の光アイソレータによれば、使用する光の波長
に対応して、光が透過する部分の磁気光学素子の厚みを
変化させることができるので、複数の波長に対応できる
光アイソレータが得られることとなる。さらに、偏光分
離素子からの反射光波長を測定して、磁気光学素子を、
光軸に対して垂直方向に移動させることができるので、
自動的に複数の波長に対応できる光アイソレータが得ら
れることとなる。
実施例 第1図に本発明による光アイソレータの構成を示す。
磁気光学結晶(例えばYIG)を2種の光波長に対応する
ように厚み設計し、第1波長に対応する厚みと第2波長
に対応する厚みの部分を備えた段階状磁気光学素子7を
磁石4中に固定する。半導体レーザからの出射光5は、
第1波長に対応する偏光子8(以下第1偏光子とする)
を通過して直線偏光となり、段階状磁気光学素子7の第
1波長に対応する厚みに設計された部分を通過する際に
その偏光方向は45゜回転され、第1偏光子8と45゜の過
度で配置された第1波長に対応する検光子9(以下第1
検光子とする)を通過する。逆に、反射戻り光は、第1
検光子9を通過して直線偏光となり、階段状磁気光学素
子7通過時に、ファラデー効果の持つ非相反性により偏
光方向はさらに45゜回転され、第1偏光子8と直交する
ために、直線偏光は通過できない。
ところが、異なった第2の波長の半導体レーザを使用
する場合、階段状磁気光学素子7による偏光方向の回転
角は45゜からずれてしまうため、第1検光子9を通過す
る光料が減少する。さらに、反射戻り光が隔段状磁気光
学素子7通過時にも偏光方向の回転角が45゜からずれて
しまうので、第1偏光子8を通過する光料が増加し、そ
の結果アイソレーション比が劣化することになる。
そこで、第2の波長に対応する厚みに設計された部分
が光軸上に当たるように、階段状磁気光学素子7を固定
した磁石4を、光軸に対して垂直な変位方向10の方向へ
移動させる。そうすれば、第2図のように、第2波長に
対応する厚みに設計された磁気光学素子の部分が光軸上
に位置し、それとともに、第2波長に対応する偏光子11
(以下第2偏光子)及び、第2波長に対応する検光子12
(以下第2検光子)が光軸上に位置するようになる。
従って、第2波長の半導体レーザからの出射光5は、
第2偏光子11を通過して直線偏光となり、階段状磁気光
学素子7通過時にその偏光方向はちょうど45゜回転さ
れ、第2偏光子11と45゜の角度で配置された第2検光子
12を通過する。そして、反射戻り光は第2検光子12を通
過して直線偏光となり、階段状磁気光学素子7通過時
に、ファラデー効果の持つ非相反性により偏光方向はさ
らに45゜回転され、第2偏光子11と直交するために、直
線偏光は通過できなくなり、高アイソレーション比が得
られることになる。ここで、13は偏光子ホルダ、14は検
光子ホルダである。
さらに、第3図に示すように、使用している半導体レ
ーザの光波長を測定するために、受光素子15を設置す
る。検光子からの反射光を受光素子15で測定し、光波長
に対応するパワーの電圧を変位制御機16へ導くことによ
って、ホルダ17を光軸に対して垂直な方向に変位させる
ことができる。
今、第1波長の半導体レーザを使用しているとする
と、半導体レーザからの出射光5は、第1偏光子8,階段
状磁気光学素子7,第1検光子9を通過し、反射戻り光は
第1検光子9,階段状磁気光学素子7を通過するが第1偏
光子8を通過できず、高アイソレーション比が得られ
る、ところが、第2波長の半導体レーザから光を入射す
ると、階段状磁気光学素子7による偏向方向の回転角は
波長に対する設計厚みが異なるため、45゜からずれ、ア
イソレーション比が劣化する。ここで、光波長を測定す
る受光素子15を設けておけば、第1検光子9からの反射
光を受光素子15に導き、変位制御機16によってホルダ17
を光軸に垂直な方向に変位させ、第4図のように階段状
磁気光学素子7の厚みの異なる部分が光軸上に当たるよ
うに移動させることができる。そうすれば、第4図のよ
うに、光軸上には、第2偏光子11,階段状磁気光学素子
7,第2検光子12が位置するので、階段状磁気光学素子7
による偏光方向の回転角は45゜となり、高アイソレーシ
ョン比が得られることとなる。
なお、3つ以上の波長に対応する厚さの段を持つ磁気
光学素子を配置すれば、3つ以上の波長に対応できる光
アイソレータが得られることとなる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、使用する半導体レーザ
の光波長に対応して、それぞれの波長に対応する厚みを
備えた階段状磁気光学素子を、光軸に対して垂直な方向
に変位させて、光軸上の磁気光学素子の厚みを光波長に
対応させて変化させることによって、複数波長に対応で
きる光アイソレータが得られることとなる。さらに、偏
光分離素子からの反射波長を測定して、変位制御機を動
かし、光波長に対応するように磁気光学素子を移動させ
ることによって、自動的に複数波長に対応できる光アイ
ソレータが得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明による光アイソレータの構成
図、第3図,第4図は本発明による光アイソレータのう
ち光波長検出機を備えた光アイソレータの構成図、第5
図は従来の光アイソレータ及びその原理を示す構成図で
ある。 4……磁石、5……出射光、7……階段状磁気光学素
子、8,11……偏光子、9,12……検光子、10……磁気光学
素子の変位方向、13……偏光子ホルダ、14……検光子ホ
ルダ、15……受光素子、16……変位制御機、17……ホル
ダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 公彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光分離素子,磁気光学素子及び磁気回路
    材料を備え、前記磁気回路材料中に階段状とした前記磁
    気光学素子を固定するとともに光軸に対して垂直方向に
    変位できるように構成したことを特徴とする光アイソレ
    ータ。
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