JP2926010B2 - 曲線トンネルの測量方法 - Google Patents

曲線トンネルの測量方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機に
よって屈曲計画線上に曲線トンネルを掘進して行くに際
して、屈曲計画線に沿ってトンネル掘削機を正確に掘進
させることができる曲線トンネルの測量方法関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを掘削する場合、計画線上に沿
って正確にトンネル掘削機を推進させる必要があり、そ
のため、従来からトンネル掘削機内の中心部にターゲッ
トを取付ける一方、該掘削機後方のトンネル内にレーザ
光発振装置を設置してこの装置からの集束光線をトンネ
ル掘削計画線に合致させ、上記ターゲットに照射してそ
の照射点に対するターゲット中心の偏位量、即ち、掘削
機の偏位量を検出し、ターゲットの中心が集束光線と合
致するようにトンネル掘削機の方向制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法によれば、直線トンネルの掘進に適用して計
画直線に対する掘削機の偏位量を連続的に測定できて
も、曲線トンネルの掘進時には、一定長さ、例えば1m
掘進する毎に屈曲計画線に対してトンネル掘削機の位置
がずれていないかどうかを測定しなければならない。ま
た、トンネル掘削機の現在の位置を測定することができ
ても、掘削機の掘進方向、即ち、その現在位置からトン
ネルを掘進させると、どの方向に進むのかを予知するこ
とができず、オペレータの経験と勘とで運転しているの
が現状であり、精度のよいトンネルを円滑に掘進するこ
とが困難であった。本発明はこのような問題点を解消す
ることを目的とするもので、トンネル掘削機を現在位置
から一定距離だけ掘進させた場合に、その位置において
屈曲計画線からどの程度偏位しているのかを予め求める
ことができる曲線トンネルの測量方法を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による曲線トンネルの測量方法は、曲線トン
ネルの屈曲計画線に沿ってトンネル掘削機を掘進させる
際に、現在位置における屈曲計画線に対するトンネル掘
削機の偏位量と偏角を求め、この現在位置からトンネル
掘削機を上記偏角でもって一定距離掘進させた場合の予
測位置をトンネル掘削機の機軸線が屈曲計画線と交差す
る時にその機軸線と屈曲計画線との距離がトンネル施工
許容誤差になるときの屈曲計画線の弧長よりも短い前方
距離に設定し、その予測位置における屈曲計画線に対す
る偏位量を求めることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】トンネル掘削機の機軸線は直線であり、計画線
は曲線であるため、該機軸線をこの屈曲計画線に対して
交差させることができる。そして、トンネル掘削機を現
在位置から予測位置にまで掘進させる場合に、その現在
位置から予測位置までの距離を、トンネル掘削機の機軸
線が屈曲計画線と交差する時にその機軸線と屈曲計画線
との距離がトンネル施工許容誤差になるときの屈曲計画
線の弧長よりも短い前方距離に設定しているので、トン
ネル掘削機の現在位置からその位置における偏角でもっ
て予測位置まで掘進させても、その掘削距離の全長に亘
って屈曲計画線との偏位量が許容される最大誤差以内に
納めることができ、さらに、その予測位置における屈曲
計画線に対する偏位量を求めるので、現在位置における
曲線計画線との偏位量との差を比較することができる。
従って、その差が大きい場合には現在位置においてトン
ネル掘削機の偏角を上記差が小さくなる方向に制御して
屈曲計画線に沿った正確な曲線トンネルを掘進すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面について説
明すると、トンネル掘削機1には図1に示すように、そ
の機軸線B上における機内後部に測定器2を一体的に配
設してある。この測定器2は、図2に示すように、一枚
の凸レンズ3と、該凸レンズ3の前方に順次配設された
第1、第2のターゲット4、5とからなり、これらのレ
ンズ3とターゲット4、5の中心をトンネル掘削機1の
機軸線B上に位置させ、且つ最前方側の第2ターゲット
5を凸レンズ3の焦点に配設してある。
【0007】トンネル掘削機1は通常、その重心点、即
ち、方向修正時における回転中心が該掘削機1の前端機
軸線上に位置しており、この点がトンネル計画線Aに対
するトンネル掘削機1の位置の被測点Cとなる。今、ト
ンネル掘削機1の現在位置における該掘削機の方向、即
ち機軸線Bがトンネル計画線Aに対してαだけ傾斜して
おり、且つトンネル掘削機1が被測点Cで偏位していな
い場合において、トンネル掘削機1の後方にレーザ光線
等の集束光線照射器6を設置し、該照射器6から計画線
Aに一致させて集束光線Dを照射すると、該集束光線D
は凸レンズ3によって屈折して第1、第2ターゲット
4、5に照射する。なお、これらのターゲット4、5は
多数の光電素子からなるポジションセンサーヘッドに構
成されていて、その照射点の位置をコンピュータに入力
するようになっている。
【0008】この時、第2のターゲット5は凸レンズ3
の焦点位置にあるので、凸レンズ3の光軸と平行に集束
光線Dが入射すれば、その光線は全て該ターゲット5の
中心に集まるが、上記のように、トンネル計画線A上を
照射する集束光線Dは機軸線Bに対して角度αだけ傾斜
しているので、その入射光線は凸レンズ3の焦点距離を
fとすると、ftan αだけ該ターゲット5の中心から隔
たった点に集まり、トンネル掘削機1の偏角αを求める
ことができる。
【0009】また、凸レンズ3を介して屈折した集束光
線Dと凸レンズ3の光軸との交差点をE、凸レンズ3と
被測点Cとの距離をg、第1、第2ターゲット4、5間
の距離をXとすれば、X=f2 /(f+g)となり、こ
のE点上に第1ターゲット4を配置しておくと、トンネ
ル掘削機1の被測点Cが計画線AからSだけ偏位した場
合、その偏位量Sは、第1ターゲット4の中心からS・
f/(f+g)だけ隔たった距離Mに縮小して表される
ことになる。
【0010】上記偏位量Sおよび偏角αを求めるための
第1、第2ターゲット4、5に照射する点は、機軸線B
に相当する位置(ターゲットの中心)から上下左右にず
れた位置で電気信号が発せられ、コンピュータに入力さ
れ、現在位置における計画Aに対するトンネル掘削機
1の水平方向並びに鉛直方向の偏位量と偏角をコンピュ
ータにより演算して予め該コンピュータに記憶させてい
る計画線Aと対比させ、トンネル掘削機1を計画線Aに
自動方向修正させる。
【0011】このような測量手段を備えたトンネル掘削
機1によって直線トンネルを掘削する場合には、上述し
たように、トンネル掘削機1の後方トンネル内に集束光
線照射器6を設置し、該照射器6から計画線Aに一致さ
せて集束光線Dを照射することにより第1ターゲット4
の中心に対する上記距離Mから偏位量を測定し、照射点
が第1ターゲット4の中心に一致している場合には、ト
ンネル掘削機1は計画線A上を掘進しているものであ
り、照射点が該ターゲット中心から偏位している場合に
は、その偏位が減少する方向にトンネル掘削機1を方向
制御しながら掘進するものである。
【0012】上記測量方法は、集束光線Dを常に計画線
A上に照射させておくものであるから、曲線トンネルの
掘削には適用することができない。従って、曲線トンネ
ルの掘削には次に述べるような測量方法を実施しながら
行うものである。
【0013】まず、上記したように、計画直線に沿って
直線トンネルを掘削し、次いで掘削計画線Aが曲線とな
る位置に達すると、図3、図4に示すように、上記位置
で集束光線Dを直線トンネル中心線上に照射しながら、
トンネル掘削機1をその屈曲計画線Aの方向に向けて掘
進する。そうすると、測定器2の中心に向けて照射して
いた集束光線Dの照射点がトンネル掘削機1の屈折、掘
進に従って、測定器2の凸レンズ3の中心から離間する
方向に移動する。
【0014】この時の直線トンネルからの掘進長Lを測
定すると共に、上記同様にして集束光線Dと第1ターゲ
ット4の中心との距離から偏位量Sを求めると共に、
コンピュータに記憶させている屈曲計画線Aの掘進長L
における位置と第1ターゲット4に対する照射点Fとの
間の偏位量Rを求め、これらの両偏位量の差から屈曲計
画線Aに対するトンネル掘削機1の被測点Cにおける偏
位量Tを演算によって求める。同様に、トンネル掘削機
1の偏角も上記のようにして求める。
【0015】このようなトンネル掘削機1の偏位量と偏
角を所望トンネル長さの掘進毎に求めながらトンネル掘
削機1を計画線Aに沿って掘進させる。その掘進に従っ
て、測定器2の凸レンズ3に対する集束光線Dの照射は
徐々に該凸レンズ3の一端部側に移動し、凸レンズ3か
ら外れると測量不能となるので、集束光線Dの凸レンズ
3に対する照射が凸レンズ3の有効径の一端部に達した
時にトンネル掘削機1の掘進を停止させる。
【0016】次いで、屈曲計画線Aに沿って掘削機1に
より曲線トンネルを掘削する場合には、図5に示すよう
にその集束光線Dが屈曲計画線Aの2点c、dで交わり
且つ測定器2の凸レンズ3と交差するような測量基線H
上のトンネル内適所に照射器6を設置するものである。
【0017】この測量基線Hの設定は、図6に示すよう
に、トンネル掘削機1前方における屈曲計画線A上の2
点c、dを該基線Hが通過するものとしてこれらの点
c、d間の円弧曲線と該基線Hとの間の間隔が最大とな
る部分を中央縦距Uとした場合に該中央縦距Uを上記凸
レンズ3の有効幅又は有効径以内となるように上記2点
c、dを設定すると共にその円弧曲線の中心角βを求
め、さらに停止しているトンネル掘削機1近傍側の上記
曲線上の点cに対する接線(トンネル掘削機1の掘進方
向)と測量基線Hとのなす角度が上記角度βの1/2 とな
り、且つ測量基線Hが凸レンズ3と交差するようにコン
ピュータの演算によって算出するものである。
【0018】上記屈曲計画線Aは、予めコンピュータに
プログラミングしているので、上記円弧曲線の半径をr
とした場合、中央縦距U=r(1−cos β/2)の式から
β/2、即ち、測量基線Hを求めることができる。なおこ
の場合、該測量基線Hが円弧曲線の外側における凸レン
ズ3の有効径の一端部に交差するように設定する。こう
して設定した測量基線Hの延長線上の既設トンネル覆工
部分に集束光線照射装置6を据え付け、該装置から集束
光線Dを測量基線H上に照射しながら図7、図8に示す
ようにトンネル掘削機1によって屈曲計画線Aに沿った
曲線トンネルを所望長さ掘進する。
【0019】その際、上記同様に、直線トンネルからの
被測点Cまでの掘進距離(掘進累積距離)Lを測定し、
被測点C上における屈曲計画線Aの座標値(コンピュ
タから求められる掘進距離Lにおける屈曲計画線Aの座
標値)と被測点Cにおける測量基線Hの座標値との偏位
量Sを演算によって求めると共に被測点Cにおける測量
基線Hの座標値と被測点Cの座標値との偏位量Rを測定
し、これらの両偏位量の差Tを求める。
【0020】この差Tが屈曲計画線Aに対するトンネル
掘削機1被測点Cの掘進偏位量であり、水平方向の偏位
量Tyと鉛直方向の偏位量Txを求める。次に第2ターゲッ
ト5により測量基線Hと現在位置における偏角を求め
る。これらの数値に基づいてトンネル掘削機1の方向を
屈曲計画線Aに沿うように制御しながら掘進する。所定
距離の掘進後、上記同様にして再びトンネル掘削機1の
掘進偏位量と偏角を測定し、これを繰り返して測量基線
Hに交差する屈曲計画線Aの円弧曲線の一方の点cから
他方の点dに達するまでトンネル掘削機1を掘進させ
る。
【0021】この間、集束光線Dは測量基線Hの直線上
に照射して屈曲計画線Aに対して2点で交差しており、
トンネル掘削機1はこの屈曲計画線Aに沿って進むの
で、掘進開始時に集束光線Dが凸レンズ3の一端部に照
射するようにしておくと、その掘進中に凸レンズ3に照
射する集束光線Dの照射点は凸レンズ3の他端側に移動
したのち再び一端側に戻るという経路をたどり、ついに
は該凸レンズ3の一端から外れることになる。
【0022】凸レンズ3に対する集束光線Dの照射が外
れると測量不能となるので、照射点が凸レンズ3の一端
部にまで復帰すると凸レンズ3削機1の掘進を一旦停止
し、光線照射装置6の設置位置を前の位置から前方側ト
ンネル覆工の適宜な場所に移し変える。この際、上記同
様にして測量基線Hを設定し、該測量基線H上に光線照
射装置6を据え付けたのち、再び、方向制御しながらシ
ールド掘削機1により屈曲計画線Aに沿ってトンネルを
掘進するものである。
【0023】なお、測量基線Hの設定時において、集束
光線Dが例えば凸レンズ3の中心部分に照射するように
設定すると、上記中央縦距Uの距離が小さくなってトン
ネル掘削機1による曲線トンネルの掘削長が短くなり、
光線照射装置6の盛り替えを頻繁に行う必要が生じるの
で、上記のように掘進初期においては照射点が凸レンズ
3の有効径の1端部を照射するように設定するのであ
る。
【0024】このように、屈曲計画線Aの円弧曲線の一
方の点cから他方の点dに達する間において、所定距
離、例えば1m掘進する毎にトンネル掘削機1を停止さ
せ、その停止位置(現在位置)での偏位量と偏角を、上
記測定器2の第1、第2ターゲット4、5に照射される
照射点の位置を電気的にコンピュータの演算器7に入力
して偏位量、偏角の比較、演算を行うことにより、コン
ピュータの記憶装置8に記憶させている計画線Aに対す
るトンネル掘削機1の現在位置をトンネル掘削機1内の
適所に設置したCRT画面9に表示させる。
【0025】このCRT画面9は図10に示すように、そ
の中央に、予めコンピュータに記憶させている屈曲計画
線Aにおいて、トンネル掘削機1の現在位置(被測点
C)から一定長l前方部分間を直線とみなし、その水平
方向の計画線を水平方向計画線IとしてCRT画面の縦
軸に、鉛直方向の計画線を鉛直方向計画線IIとして横軸
にし、一定距離の掘進毎に十字線で表示するように構成
してあり、このCRT画面9の下部と左部とに、上記第
1ターゲット4に照射される照射点から得られた現在位
置におけるトンネル掘削機1の被測点Cの水平方向偏位
量Tyと鉛直方向偏位量Txをそれぞれ水平方向の現在位置
10と鉛直方向の現在位置11とに区別して表示させる。
【0026】この現在位置からトンネル掘削機1を上記
第2ターゲット5によって求めたその偏角でもって掘進
させた場合、トンネル掘削機1が屈曲計画線Aに対して
接近する方向に進むのか離れる方向に進むのかは判らな
い。そのため、図11に示すように、上記のようにして測
定された現在位置10から一定長さlだけ、トンネル掘削
機1をその偏角でもって掘進させたと仮定した位置Kに
おける該トンネル掘削機1の計画線Aに対する水平、鉛
直方向の偏位量を求める。一定長lは、機軸線Bが曲線
計画線Aと交差したときに、その中央縦距、即ち、機軸
線と屈曲計画線との距離がトンネル施工許容誤差(偏位
の許容誤差)になるときの弧長よりも短い寸法で予め定
めておく。
【0027】これらの偏位量は、トンネル掘削機1内の
被測点Cの現在位置からその延長線上に一定距離lだけ
前方位置に移動させた場所Kにおける被測点Cの座標値
が、掘進距離Lに一定距離lを加えた点Kにおける計画
線A上の座標値の差として上記同様にコンピュータから
求めることができ、その偏位量から予測位置を水平方向
計画線Iと鉛直方向計画線IIに対して、それぞれ水平面
上の予測位置12と鉛直面上の予測位置13としてCRT画
面9の上部と右部に表示させる。
【0028】こうして、現在位置におけるトンネル掘削
機1の水平、鉛直偏位位置10、11と一定延長距離lを存
した位置におけるトンネル掘削機1の水平、鉛直方向の
偏位量を示す予測位置12、13とをCRT画面9に点表示
し、さらに、水平方向の現在位置と予測位置との点表示
間、及び鉛直方向の現在位置と予測位置との点表示間を
それぞれ直線14、15で結んだ状態に表示させる。
【0029】こうしてCRT画面9に表示された直線画
像によって、例えば、トンネル掘削機1の水平方向の掘
進予測直線14が水平方向計画線Iに対して現在位置から
予測位置に向かうに従って離間している場合には、現在
位置におけるトンネル掘削機1の水平方向の掘進角度を
反対側に修正すれば計画線Aに向かうことが判り、鉛直
方向の場合においても同様に判断することができる。
【0030】このような掘進方向表示は、上記のように
トンネル掘削機1が一定距離、掘進する毎にその現在位
置と予測位置とをコンピュータにより演算させて新たに
表示させ、その画面9をトンネル掘削機1のオペレータ
が直視しながらトンネル掘削機1を計画線Aに沿う方向
に方向制御を行うものである。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の曲線トンネルの測
量方法によれば、トンネル掘削機を現在位置から予測位
置にまで掘進させる場合に、その現在位置から予測位置
までの距離を、トンネル掘削機の機軸線が屈曲計画線と
交差する時にその機軸線と屈曲計画線との距離がトンネ
ル施工許容誤差になるときの屈曲計画線の弧長よりも短
い前方距離に設定しているので、トンネル掘削機の現在
位置からその位置における偏角でもって予測位置まで掘
進させても、その掘削距離の全長に亘って屈曲計画線と
の偏位量が許容される最大誤差以内に納めることがで
き、さらに、その予測位置における屈曲計画線に対する
偏位量を求めるので、現在位置における曲線計画線との
偏位量との差を比較することができる。従って、その差
が大きい場合には現在位置においてトンネル掘削機の偏
角を上記差が小さくなる方向に制御して屈曲計画線に沿
った正確な曲線トンネルを能率よく掘進することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線トンネルを掘削する場合の簡略縦断側面
図、
【図2】測定方法を説明するための測定器の構成図、
【図3】曲線トンネル掘削初期における測量方法を説明
するための簡略縦断側面図、
【図4】その一部の拡大縦断側面図、
【図5】曲線トンネルを掘削する場合の簡略縦断側面
図、
【図6】測量基線を設定する方法の説明図、
【図7】曲線トンネルの掘削における測量方法を説明す
るための簡略縦断側面図、
【図8】その一部の拡大縦断側面図、
【図9】集束光線からCRT画面に至る間の簡略回路
図、
【図10】CRT画面の正面図、
【図11】予測位置の設定図。
【符号の説明】
1 シールド掘削機 2 測定器 6 集束光線照射装置 9 CRT画面 A 計画線 B 機軸線 C 被測点 D 集束光線 H 測量基線 I 水平方向計画線 II 鉛直方向計画線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園部 富士雄 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 三好 裕芳 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 昭64−71996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14 E21D 9/06 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線トンネルの屈曲計画線に沿ってトン
    ネル掘削機を掘進させる際に、現在位置における屈曲計
    画線に対するトンネル掘削機の偏位量と偏角を求め、こ
    の現在位置からトンネル掘削機を上記偏角でもって一定
    距離掘進させた場合の予測位置をトンネル掘削機の機軸
    線が屈曲計画線と交差する時にその機軸線と屈曲計画線
    との距離がトンネル施工許容誤差になるときの屈曲計画
    線の弧長よりも短い前方距離に設定し、その予測位置に
    おける屈曲計画線に対する偏位量を求めることを特徴と
    する曲線トンネルの測量方法。
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