JP2925517B2 - 旅行鞄 - Google Patents

旅行鞄

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JP2925517B2
JP2925517B2 JP9199776A JP19977697A JP2925517B2 JP 2925517 B2 JP2925517 B2 JP 2925517B2 JP 9199776 A JP9199776 A JP 9199776A JP 19977697 A JP19977697 A JP 19977697A JP 2925517 B2 JP2925517 B2 JP 2925517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、旅行鞄、特にスー
ツケース等の大型の鞄、更に詳しくは車輪付きの鞄に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の旅行鞄としては、(1)
鞄本体底部の四隅部に、鞄本体の横幅方向に向く固定車
輪を設け、本体を水平状態にして紐で曳く四輪走行式の
もの、(2)鞄本体底部の本体横幅方向一方の二つの隅
部に、本体の横幅方向に向く固定車輪を設け、本体を横
幅方向車輪側に傾けて紐又はキャリーハンドルで曳く様
にした後方二輪走行のもの、(3)鞄本体の左右いずれ
か一方の側面における本体厚さ方向一方の二つの隅部に
本体の厚さ方向に向く固定車輪を設け、この車輪を設け
た側面を下にして本体を縦長状に起立させ(一般にこの
種の鞄は左右側面の高さが横幅より小さい)、本体を厚
さ方向車輪側に傾けてキャリーハンドルで曳く縦形二輪
走行のものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)のものは、横に長い状態で走行させるため混雑し
ている場合は邪魔になり、エスカレーターにはそのまま
乗ることができないという不便もある。また(2)のも
のは車輪幅が狭いので走行時の安定性が悪い。一方
(3)のものは走行安定性は良いが、一方にしか動かな
いため、図8のような場所に並べる場合、重い鞄を持ち
上げなければならないので不便である。この(3)のも
のも固定輪の代わりに旋回輪、即ちキャスターを用いれ
ば上記問題は解決する。しかし乍らキャスターを使用す
ると二輪でのキャリー走行、即ちキャリーハンドルを引
いて走行する時の方向安定性が固定輪の場合より劣る。
またキャリー走行状態で前進しているとき、そのまま一
時後退した場合、旋回輪の特徴として進行方向に向いて
いた車輪が180 ゜回転し、新しい進行方向に向くので、
その間運動がぎごちなくなる。
【0004】本発明は、従来の旅行鞄が有する上記問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、鞄を
任意の方向に簡単に移動させることができ、しかもキャ
リー走行状態での走行の安定性を良くすることができる
旅行鞄を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の旅行鞄では、鞄本体に引出し、収納可能に
設けられたキャリーハンドルと、上記キャリーハンドル
の引出し側を上にして鞄本体を立てた状態で、下側にな
る鞄本体側面の四隅部に取付けたキャスターと、上記キ
ャスターの内、鞄本体を厚さ方向に傾けてのキャリー走
行状態で、接地側となる二つのキャスターに設けられ、
そのON状態においてキャスターの旋回を防止し、車輪
の向きを鞄本体の厚さ方向に固定するストッパー機構
と、キャリーハンドルの引出し、収納に連動して上記ス
トッパー機構をON,OFF動作させ、上記ハンドルの
引出し状態ではストッパー機構をON状態にし、収納状
態ではOFF状態にする操作手段とを備えるものであ
る。尚、本発明において、キャリー走行とは、キャリー
ハンドルを引出し、この引出したキャリーハンドルを曳
いて、鞄をその厚さ方向に傾けた状態で走行させること
をいう。
【0006】このように構成した場合、キャリーハンド
ルを引出し鞄をキャリー走行させる時には、ストッパー
機構が自動的にON状態となり、キャスターの車輪は走
行方向と平行に固定される。また、キャリーハンドルを
収めればストッパーはOFF状態に戻り、キャスターは
自由に旋回できるようになる。
【0007】また本発明は、請求項2記載のように、前
記操作機構を、キャリーハンドルの引出し、収納と切り
離して、鞄本体を立てた状態において鞄本体の上部位置
となる任意の部位に設けた手動操作部により、ストッパ
ー機構のON,OFFを遠隔操作するものとしてもよ
い。
【0008】このように構成した場合、キャリーハンド
ルの引出し、収納に関係なく、キャスターの車輪の向き
を鞄本体の厚さ方向に向けて固定させたり、旋回自在に
させたりすることが簡単にできるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図において全体を符号Aで示され
る鞄本体は、この図示例の場合、例えばプラスチックの
成形品からなる二つのシェルA1,A2 で構成され、片方の
シェルA1は鞄本体Aの身側を、もう一方のシェルA2は鞄
本体Aの蓋側を夫々構成している。
【0010】身側のシェルA1は、長方形のボトムウォー
ルとその周縁に沿って起曲形成されたサイドウォールと
でできており、蓋側のシェルA2は、長方形のトップウォ
ールとその周縁に沿って起曲形成されたサイドウォール
とでできている。上記二つのシェルA1,A2 のサイドウォ
ールは共同で鞄本体Aの周壁を構成しており、この図示
例では短手側が鞄本体Aの左右の側面a,b長手側が上
面cと底面dとなっている。
【0011】鞄本体Aはその底面dにおいて前記二つの
シェルA1,A2 のサイドウォールが蝶番で連結され、上面
には取っ手1が設けられている。上記鞄本体A底面dの
四隅部には、当該底面dを下にして鞄本体Aを立てたと
きに、鞄本体Aを安定良く起立せしめるための脚2が設
けられている。また、上記取っ手1は身側シェルA1に取
付けられており、この身側シェルA1にはキャリーハンド
ル3も設けられている。
【0012】キャリーハンドル3は、左右一対のガイド
スリーブ31,31 と、この左右のガイドスリーブ31,31 を
その上下両端部において連結し、両ガイドスリーブ31,3
1 を平行に固定する上下の連結体32,33 と、上記両ガイ
ドスリーブ31,31 に夫々引出し、収納自在に挿入され
て、その引出し位置と収納位置とに固定可能に設けられ
た左右一対のハンドルシャフト34,34 と、両ハンドルシ
ャフト34,34 の上端相互にわたって設けられる握り部35
とを備え、鞄本体Aの身側シェルA1のボトムウォール
に、前記ガイドスリーブ31がシェルA1の長手側の側縁部
と平行になるように設けられている。このキャリーハン
ドル3の握り部35は、ハンドルシャフト34が収納位置に
あるときには、鞄本体Aの一方の側面aとほぼ同一平面
に位置するか当該側面aより僅かに突出する程度の位置
にあり、引出し位置にあるときには、鞄本体Aの上記側
面aから外方に突出して延在するようになっている。
【0013】一方、鞄本体Aの他方の側面b、即ちキャ
リーハンドル3が引出される側の側面aとは反対側の側
面には、その四隅部にキャスター4,40 が取付けられて
いる。上記キャスター4,40は、シェルA1,A2 に固定し
た取付け座41に、車輪42を跨いで両端部で車輪42を保持
するブラケット43をベアリング44を介して回転自在に取
付けた従来周知の構造・形態を有するものであるが、身
側シェルA1に取付けられている2個のキャスター40に
は、車輪42の向きを鞄本体Aの厚さ方向に固定するスト
ッパー機構5が組み付けてある。
【0014】上記ストッパー機構5は、キャスター40の
ブラケット43の側面に設けた凹部51と、これに係脱する
ストッパーピン52と、ストッパーピン52を前方に付勢す
るスプリング53により構成されている。即ち、ブラケッ
ト43の基部43' は横断面が円形に形成されて、その側面
に穴状の凹部51が形成されている。一方、キャスター40
の取付け座41は、円筒状に形成されて上記ブラケット43
の基部43' を回動自在に収めるようになっており、その
側面部にはキャスター40の車輪42が鞄本体Aの厚さ方向
を向いた状態で、上記凹部51に整合する部位に、ストッ
パーピン52のガイド部54が取付け座41の軸心と直角方向
に設けられ、このガイド部54にストッパーピン52が進退
自在、且つスプリング53で前方に付勢された状態に配置
され、車輪42が前記状態にあるときにストッパーピン52
がガイド部54を進退することにより凹部51に係脱するこ
とができるようになっている。上記ストッパーピン52の
進退は、キャリーハンドル3の引出し、収納に連動する
操作機構6により操作されるようになっている。
【0015】操作機構6は、前記キャリーハンドル3の
ガイドスリーブ31下端に一端を臨ませて設けた梃子61
と、該梃子61の他端と前記ストッパーピン52の後端を連
絡するフレキシブルケース62入りのワイヤー63とで構成
され、上記梃子61がガイドスリーブ31に連通連絡するよ
うにキャリーハンドル3の下側連結体33に設けた空間36
に配設されて、ハンドルシャフト34が収納位置にあると
きにはその下端により梃子61の一端が下方に押し下げら
れるようになっており、ワイヤー63が鞄本体Aの身側シ
ェルA1とその内面側に設けられる不図示の内装との間を
通って上記梃子61の他端とストッパーピン52の後端を連
絡している。
【0016】而して、この旅行鞄は、キャリーハンドル
3が収納された状態においては、ハンドルシャフト34の
下端が梃子61の一端を押さえつけるため、梃子61の他端
が上がり、これによりワイヤー63が引っ張られ、ストッ
パーピン52を後退方向に引き寄せる。従って、ストッパ
ーピン52が後退し凹部51から外れた状態が保たれ、キャ
スター40はフリーとなって360 度旋回可能となる。これ
により、旅行鞄は、キャリー走行時以外のときには、36
0 度いずれの方向へも容易に動かすことができるように
なる。
【0017】一方、キャリーハンドル3を引出せば、ハ
ンドルシャフト34下端による梃子61への押し下げ力、即
ちワイヤー63がストッパーピン52を後退方向に引っ張る
力が解除されるため、キャリー走行が開始されて、キャ
スター40の車輪42が走行方向と平行になり、キャスター
40のブラケット基部43' の凹部51とストッパーピン52が
整合すると、ストッパーピン52はスプリング53の力によ
り前進して、凹部51に係合する。従って、キャスター40
の車輪は鞄本体Aの厚さ方向に向けて固定される。これ
により、旅行鞄は、キャリー走行時において、その方向
安定性が良好に保持される。
【0018】次に、図6に示す実施の形態は、ストッパ
ー機構5を係脱操作する操作機構6の構造が、前記した
実施形態とは異なるものである。図6において、31はキ
ャリーハンドルAのガイドスリーブ、34はハンドルシャ
フト、33は下部連結体、36はこの下部連結体33に設けた
上記ガイドスリーブ31と連通連絡する空間であり、この
空間36には前述の実施例における梃子61に代えてスライ
ダー67が進退自在に設けられている。
【0019】上記スライダー67は、ガイドスリーブ31の
直下に配置されてスプリング68により前進方向に付勢さ
れており、前端にはフレキシブルケース62に収められた
ワイヤー63の一端が連結されている。上記ハンドルシャ
フト34の下端は、スライダー67の前進方向に向けて斜め
下向きのテーパー面34a に形成されており、スライダー
67には上記テーパー面34a に対応するテーパー面68a を
備える係合孔68が設けられている。
【0020】ハンドルシャフト34は、キャリーハンドル
3の収納により、下端部がスライダー67の係合孔68に嵌
まり込むようになっており、スライダーは67、係合孔68
にハンドルシャフト34の下端が係合することにより、両
者のテーパー面34a,68a 相互の相対的位置移動によりス
プリング68の付勢力に抗して後退方向に移動し、ハンド
ルシャフト34が収納位置にある状態において、後退位置
を取るようになっている。
【0021】前記フレキシブルケース62に収められたワ
イヤー63は、スライダー67とストッパー機構5のストッ
パーピン52とを連絡するものである。尚、ストッパー機
構5の構造は、先に説明した実施例の構造と同じ構造で
あり、ここでは、先に説明した実施例と同一要素につい
ては図6に同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0022】斯かる構造の操作機構6によれば、キャリ
ーハンドル3が収納された状態においては、スライダー
67が後退位置を取り、これによりワイヤー63を引っ張っ
て、ストッパーピン52を後退方向に引き寄せる。従っ
て、ストッパーピン52が凹部51から外れた状態が保た
れ、キャスター40はフリーとなって360 度いずれの方向
に旋回することも可能になる。
【0023】また、キャリーハンドル3が引出されれ
ば、ハンドルシャフト34下端がスライダー67の係合孔68
から抜け、ワイヤー63を介してストッパーピン52を後退
方向に引っ張る力が消滅する。従って、キャリー走行が
開始されて、キャスター40の車輪42が走行方向と平行に
なり、キャスター40のブラケット基部43' の凹部51とス
トッパーピン52が整合すると、ストッパーピン52はスプ
リング53の力により前進して、凹部51に係合する。これ
により、キャスター40の車輪42は鞄本体Aの厚さ方向に
向けて固定される。
【0024】以上に説明した二つの実施の形態は、キャ
スター40に設けるストッパー機構5を、キャリーハンド
ル3の引出し、収納に連動させたものであるが、図7に
基づいて以下に説明する第3の実施の形態は、ストッパ
ー機構ON,OFFをキャリーハンドルの引出し、収納と
は切り離して操作するようにしたものである。この実施
形態においても、ストッパー機構5の構造は、前記した
実施形態のものと同じ構造であるので、同一要素につい
ては図7に同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0025】この実施形態では、操作機構6はキャリー
ハンドル3に操作用の押しボタン601 を備えている。押
しボタン601 は、キャリーハンドル3 の握り部35内に揺
動自在に設けた梃子602 の一端に一体に設けられてい
る。上記梃子602 の他端にはフレキシブルケース603 に
収められたワイヤー604 の一端が接続されれており、こ
のワイヤー604 はハンドルシャフト34をその軸方向に挿
通した後、図示してはいないが鞄本体Aの身側シェルA1
とその内装材との間を通してストッパー機構5のストッ
パーピン52まで導かれ、ストッパーピン52後端に連結さ
れている。
【0026】また、上記梃子602 は、押しボタン具有側
がスプリング605 により上方に押し上げられて、押しボ
タン601 が握り部35上面部から突出するようになってい
る。この押しボタン601 が握り部35から突出した状態、
即ち、梃子602 の押しボタン具有側が上がっている状態
において、梃子602 のワイヤー連結側は下がっており、
この状態ではワイヤー604 を介してストッパー機構5の
ストッパーピン52を引っ張る力は働いていない。従っ
て、ストッパーピン52はスプリング53の力で前進させら
れ、キャスター40のブラケット基部43' の係合孔51に係
合し、キャスター40の旋回を防止している。
【0027】一方、前記押しボタン601 が押し下げられ
た状態では、梃子の602 ワイヤー連結側が上がり、それ
によりワイヤー604 が引っ張られ、ストッパーピン52を
後退方向へ牽引移動させる。従って、この状態ではスト
ッパーピン52が、キャスター40の係合孔51から外れ、キ
ャスター40の車輪42は任意方向への旋回が可能となる。
【0028】尚、図7において、606 は押しボタン601
の押し下げ状態を保持するためのスライドボタンであ
り、押しボタン601 に対して進退スライドするように押
しボタン601 に隣接して握り部35の上面部に設けられ、
スプリング607 により前進して押しボタン601 に近接す
る方向に付勢されている。
【0029】上記スライドボタン606 には、押しボタン
601 側に向かって突出する爪608 が設けられており、押
しボタン601 が握り部35から突出している状態におい
て、梃子602 の押しボタン側先端部下面と上記爪608 の
上面が係合するようになっている。上記爪608 は上面が
先端に向かって下向きのテーパー面に形成されると共に
下面が水平な面に形成されており、一方このテーパー面
が係合する梃子602 の押しボタン具有側先端部下面は先
端に向かう上向きの円弧面に形成されている。また、梃
子602 の押しボタン具有側先端部の上面部には水平な段
部609 が形成されている。
【0030】上記スライドボタン606 は、押しボタン60
1 の押し下げにより、梃子602 先端の円弧面とスライド
ボタン606 の爪608 上面のテーパー面との相互作用によ
り、後退方向に移動させられる。このスライドボタン60
6 の移動に伴って、爪608 上面のテーパー面と梃子602
先端下面の円弧面との係合が外れるため、梃子602 の段
部609 が上記爪608 の下側に潜り込み、それにより押し
ボタン601 による後退方向への圧力から開放されたスラ
イドボタン606 がスプリング607 の力で前進位置に復帰
し、爪608 の下面と梃子602 先端上面の段部609 が係合
する。これにより、人為的な押しボタン601 の押し下げ
力を解除しても、押しボタン601 は押し込み状態に保持
され、ストッパー機構6はOFF状態に保たれる。
【0031】また、上記状態において、スライドボタン
606 を人為的に後退方向にスライド移動させれば、爪60
8 下面と梃子602 先端上面の段部609 との係合が外れ、
スプリング605 の力により梃子602 の押しボタン具有側
が押し上げられ、それにより梃子のワイヤー連結側が下
がるため、ワイヤー604 を介してストッパーピン52を後
退方向へ引っ張る力が消滅し、ストッパーピン52はスプ
リング53の力で前進し、係合孔51に係合するON状態に
なる。
【0032】従って、この実施形態によれば、キャリー
ハンドル3の引出し、収納に関係なく、押しボタン601
の操作により、ストッパー機構5をON,OFF操作す
ることができる。尚、この実施形態においては、キャリ
ーハンドル3の伸縮引出しに対応するために、フレキシ
ブルケース603 に収めたワイヤー604 は、キャリーハン
ドル3の伸縮長さに相当する長さのゆとりが必要であ
る。
【0033】また、押しボタン601 は必ずしもキャリー
ハンドル3に設ける必要はなく、キャスター4,40を取
付けた側面を下にして鞄本体Aを立てた状態において鞄
本体Aの上部位置となる任意の部位に設け設けることが
可能である。この場合には上記説明と異なり、ワイヤー
604 にはキャリーハンドル3の伸縮長さに相当する長さ
のゆとりを設ける必要のないことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】請求項1 の発明は以上のように鞄本体の
側面の四隅にキャスターを取付け、上記キャスターにキ
ャリーハンドルの伸縮に連動して、キャリーハンドルの
引出しによりONして、上記キャスターの車輪を走行方
向と平行に固定し、収納によりOFFして車輪の旋回を
フリーにするストッパー機構を設けたので、キャリー走
行時の走行は安定し、前後、進退を繰り返してもスムー
ズに動く。一方、ハンドル格納時には、4個のキャスタ
ーがすべて自由に旋回するので、鞄は任意の方向に移動
させることができ、図8に示すような場所に並べること
も簡単にできる。
【0035】請求項2の発明は、キャスター4,40を取
付けた側面を下にして鞄本体Aを立てた状態において鞄
本体Aの上部位置に操作部を設け、この操作部によりス
トッパー機構のON,OFFを操作するようにしたの
で、キャリー走行時であるとないとに関わりなく、必要
なときにキャスターを固定、若しくは旋回可能にするこ
とができ、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の旅行鞄の実施の形態を示す斜視図で
要部を切欠して示している。
【図2】 正面図。
【図3】 底面図。
【図4】 ストッパー機構と操作機構の作動状態を説明
する要部の断面図で、ストッパー機構がOFFの状態を
示している。
【図5】 同断面図で、ストッパー機構がONの状態を
示している。
【図6】 他の実施形態を示す要部の断面図。
【図7】 更に他の実施形態を示す要部の断面図。
【図8】 鞄の使い勝手を説明する説明図。
【符号の説明】
A:鞄本体 a:鞄本体の側面 b:鞄本体の側面 3:キャリーハンドル 4:キャスター 42:車輪 40:キャスター(接地側) 5:ストッパー機構 6:操作機構 601:手動操作部(押しボタン)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞄本体に引出し、収納可能に設けられたキ
    ャリーハンドルと、 上記キャリーハンドルの引出し側を上にして鞄本体を立
    てた状態で、下側になる鞄本体側面の四隅部に取付けた
    キャスターと、 上記キャスターの内、鞄本体を厚さ方向に傾けてのキャ
    リー走行状態で、接地側となる二つのキャスターに設け
    られ、そのON状態においてキャスターの旋回を防止
    し、車輪の向きを鞄本体の厚さ方向に固定するストッパ
    ー機構と、 キャリーハンドルの引出し、収納に連動して上記ストッ
    パー機構をON,OFF動作させ、上記ハンドルの引出
    し状態ではストッパー機構をON状態にし、収納状態で
    はOFF状態にする操作機構とを備えることを特徴とす
    る旅行鞄。
  2. 【請求項2】鞄本体に引出し、収納可能に設けられたキ
    ャリーハンドルと、 上記キャリーハンドルの引出し側を上にして鞄本体を立
    てた状態で、下側となる鞄本体側面の四隅部に取付けた
    キャスターと、 上記キャスターのうち、鞄本体を厚さ方向に傾けてのキ
    ャリー走行状態で接地側となる二つのキャスターに設け
    られ、そのON状態においてキャスターの車輪の向きを
    鞄本体の厚さ方向に固定するストッパー機構と、 上記鞄本体を立てた状態において鞄本体の上部位置とな
    る任意の部位に設けた手動操作部により、上記ストッパ
    ー機構のON,OFFを遠隔操作する操作手段とを備え
    ることを特徴とする旅行鞄。
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