JP2923992B2 - デマンドアサイン通信システムにおけるアクセスチャネル制御方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデマンドアサイン通信システムにおけるアク
セスチャネル制御方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のアクセスチャネル制御方式において
は、通信端末からの通信チャネル使用要求の受信制御を
通信制御装置におけるソフトウェア制御で行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、１つの空き通信チャネルに複数の通信
端末から通信チャネル使用要求があった場合、ある通信
端末からの通信チャネル使用要求をソフトウェア処理に
より検出し使用要求のあったこの空き通信チャネルの受
信を禁止するまでの間に他の通信端末からの通信チャネ
ル使用要求を受信してしまうことがある。しかし、空き
通信チャネルは１つの通信端末にしか割付けることがで
きない為、２回目以降に受信した通信チャネル使用要求
はソフトウェア制御により無効と判別しなければならな
い。したがって、ソフトウェア制御では通信チャネル使
用要求の受信処理を最優先で処理しなければならない。
また、２回目以降に受信した通信チャネル使用要求の受
信処理によりソフトウェアの処理能力が低下するという
欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、１つの通信制御装置と複数の通信端末がこ
の通信端末数より少ない通信チャネルで接続され、通信
端末が通信チャネルを使用する時は、通信制御装置から
通信端末方向への下りの制御チャネルを用いて通知され
ている空き通信チャネル情報に対応する通信チャネルを
使用して通信チャネル使用要求の送信を行うデマンドア
サイン通信システムにおけるアクセスチャネル制御方式
において、 前記の通知されている空き通信チャネル情報に対応す
る通信チャネルにおいて最初に受信した通信チャネル使
用要求データを取り込み、以降到着する通信チャネル使
用要求の受信を禁止し、その受信した通信チャネル使用
要求データを受信バッファに格納し、通信チャネル使用
要求受信報告を出力する通信チャネル使用要求受信手段
と、 通信チャネル使用要求受信手段が出力する通信チャネ
ル使用要求受信報告を受信すると、受信バッファに格納
された通信チャネル使用要求データを引き取り、前記の
通知されている空き通信チャネル情報を他の通信チャネ
ル情報に更新して出力するアクセスチャネル制御手段を
備え、 通信チャネル使用要求受信手段は、アクセスチャネル
制御手段が前記の通知されている空き通信チャネル情報
を他の通信チャネル情報に更新すると、禁止していた通
信チャネル使用要求の受信を解除することを特徴とす
る。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例における通信制御装置のア
クセスチャネル制御部のブロック図である。このアクセ
スチャネル制御部は、アクセスチャネル制御装置装置１
と空き通信チャネル情報送信回路２と通信チャネル使用
要求受信回路３と通信チャネル使用要求を格納する受信
バッファ４と端末からの受信データの正常性を判別する
誤り検出回路５とから構成されている。

アクセスチャネル制御装置１は、空き通信チャネル情
報設定信号６により、各端末への下りの制御チャネルで
送信する空き通信チャネル情報を空き通信チャネル情報
送信回路２に設定すると共に、通信チャネル使用要求受
信回路３を受信許可状態にする。空き通信チャネル情報
送信回路２はこの設定された情報を空き通信チャネル情
報送信データ７として各通信端末に送出する。

一方、通信端末から受信した通信チャネル使用要求受
信データ８は誤り検出回路５により正常性を判別され
る。通信チャネル使用要求受信回路３は誤り検出回路５
からの誤り検出結果９に基き正常と判別された通信チャ
ネル使用要求を受信バッファ４に格納した後、要求受信
禁止状態となりアクセスチャネル制御装置１に通信チャ
ネル使用要求受信報告10を送出する。アクセスチャネル
制御装置１は通信チャネル使用要求受信報告10を検出し
たら受信バッファ４からデータを引取った後に空き通信
チャネル情報設定信号６により、空き通信チャネル１情
報の更新を行うと共に、通信チャネル使用要求受信回路
３をふたたび受信許可状態にする。

尚、通信チャネル使用要求受信データ８は、空き通信
チャネル情報送信回路２に設定されている番号の通信チ
ャネルに受信したデータを意味する。

通信端末からの通信チャネル使用要求を受信してから
アクセスチャネル制御装置１が通信チャネル使用要求受
信報告10を検出するまでに多少の時間が経過しても最初
に受信した通信チャネル使用要求が受信バッファ４に格
納されている為、アクセスチャネル制御装置は通信チャ
ネル使用要求の受信処理を最優先で行う必要もなくな
る。また、有効でない通信チャネル使用要求の受信処理
を行う必要もなくなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、デマンドアサイン通信
システムの通信制御装置に、通信端末から受信した通信
チャネル使用要求の正常性を判別する手段と通信端末か
ら正常な通信チャネル使用要求を１回受信したら２回目
以降の通信チャネル使用要求の受信を空き通信チャネル
情報が更新されるまで禁止する手段を付加することによ
り、通信制御装置は通信チャネル使用要求の受信処理を
最優先で行う必要がなく、また、有効でない通信チャネ
ル使用要求の受信処理を行う必要もなくなるので通信制
御装置の処理能力を大幅に向上できるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における通信制御装置のアク
セスチャネル制御部のブロック図である。 １……アクセスチャネル制御装置、２……空き通信チャ
ネル情報送信回路、３……通信チャネル使用要求受信回
路、４……受信バッファ、５……誤り検出回路、６……
空き通信チャネル情報設定信号、７……空き通信チャネ
ル情報送信データ、８……通信チャネル使用要求受信デ
ータ、９……誤り検出結果、10……通信チャネル使用要
求受信報告。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】１つの通信制御装置と複数の通信端末が当
   該通信端末数より少ない通信チャネルで接続され、前記
   通信端末が前記通信チャネルを使用する時は、前記通信
   制御装置から前記通信端末方向への下りの制御チャネル
   を用いて通知されている空き通信チャネル情報に対応す
   る通信チャネルを使用して通信チャネル使用要求の送信
   を行うデマンドアサイン通信システムにおけるアクセス
   チャネル制御方式において、 前記通知されている空き通信チャネル情報に対応する通
   信チャネルにおいて最初に受信した通信チャネル使用要
   求データを取り込み、以降到着する通信チャネル使用要
   求の受信を禁止し、前記受信した通信チャネル使用要求
   データを受信バッファに格納し、通信チャネル使用要求
   受信報告を出力する通信チャネル使用要求受信手段と、 前記通信チャネル使用要求受信手段が出力する通信チャ
   ネル使用要求受信報告を受信すると、前記受信バッファ
   に格納された通信チャネル使用要求データを引き取り、
   前記通知されている空き通信チャネル情報を他の通信チ
   ャネル情報に更新して出力するアクセスチャネル制御手
   段を備え、 前記通信チャネル使用要求受信手段は、前記アクセスチ
   ャネル制御手段が前記通知されている空き通信チャネル
   情報を他の通信チャネル情報に更新すると、禁止してい
   た通信チャネル使用要求の受信を解除することを特徴と
   するデマンドアサイン通信システムにおけるアクセスチ
   ャネル制御方式。