JP2923684B2 - 波長同期型光波長変換装置 - Google Patents

波長同期型光波長変換装置

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JP2923684B2
JP2923684B2 JP24734390A JP24734390A JP2923684B2 JP 2923684 B2 JP2923684 B2 JP 2923684B2 JP 24734390 A JP24734390 A JP 24734390A JP 24734390 A JP24734390 A JP 24734390A JP 2923684 B2 JP2923684 B2 JP 2923684B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 波長同期型の光波長変換装置に関し、 光信号を電気信号に変換することなく波長変換処理を
行って、安定な波長として出力する波長同期型光波長変
換装置を提供することを目的とし、 信号光を入力したとき、該信号光の波長と異なる別の
波長の光に変換して出力する波長変換半導体レーザと、
安定な波長の基準波長光を発生する基準波長光発生部と
を備え、波長変換半導体レーザにおいて変換されて出力
される出力光の波長をこの基準波長光とほぼ等しい波長
とするとともに、波長変換半導体レーザに対して一方の
端面の信号光入力部から信号光を入力し同じ端面の基準
波長光入力部から基準波長光を入力することによって、
この波長変換半導体レーザの注入同期動作によって、基
準波長光と同期した波長ゆらぎの少ない安定な波長の出
力光を他方の端面の信号光出力部から得ることによって
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、波長同期型の光波長変換装置に関し、特に
波長軸上に多重化されている、それぞれ異なる波長を有
する複数の光信号のうちの、特定波長の光信号の波長を
変換する光波長変換素子において、出力光波長を所定の
安定した基準光波長に同期して出力するようにした、波
長同期型光波長変換装置に関するものである。
光通信用ネットワーク技術の展開に伴って、光交換,
光加入者系等の、光による信号のやりとりの方式につい
て、種々の検討がなされている。
そのなかで、光ファイバ伝送方式の一つの特長である
広帯域性、すなわち複数の周波数もしくは複数の波長の
光信号を同時に取り扱うことができるという性質を利用
して、例えば交換・接続する加入者や端末に対応して光
波長を割り当て、宛先に応じて光信号の波長を変換して
伝達する、波長多重型の光通信システムが提案されてい
る。
このような光波長多重通信システムでは、光信号の波
長を自由に変換できるような特性を有する光波長変換装
置としての光波長変換素子、およびそのような光波長変
換素子を用いた光波長の変換方法が要求されており、こ
のため、半導体レーザ技術の応用によって、入力する光
信号の波長を変換して出力する光波長変換素子が提案・
研究されている。
このような光波長の変換処理を、波長多重された光信
号に対して適用する際には、波長軸上で多重化された互
いに接近した波長を有する複数の光信号のうちの、特定
の波長の光信号についてのみ光波長変換を行うことがで
きるようにするためには、光波長変換素子の出力は、他
の波長の光信号と区別することができるように、所定の
安定した波長を有していることが要望される。
〔従来の技術〕
第11図は、従来の光波長変換装置を示したものであ
る。
第11図において、31は、光/電気変換回路であって、
信号光入力部33から入力した波長λの光信号を、電気
信号に変換して出力する。32は電気/光変換回路であっ
て、変換された電気信号を電気信号入力部34を介して入
力されたとき、当該信号を波長λと異なる他の波長λ
を有する光信号として、信号光出力部35から出力す
る。
このように、光信号と電気信号との相互の変換機能を
介することによって、光波長の変換機能を実現すること
ができる。
また、近年の半導体レーザ技術の発達に伴い、電流の
制御により、入力する光の波長と異なる波長の光を出力
することができる光波長変換素子が提案・研究されてい
る。
第12図(a)〜(c)は、従来の他の光波長変換装置
を示したものであって、このような光波長変換素子を用
いた場合の光波長の変換方法を以下に示す。
第12図(a)において、401は光波長変換素子であっ
て、ある波長λinの光が入力すると、その信号に応答し
て、λinと異なる波長λoutの光を出力するものであ
る。このような光波長変換素子を、半導体レーザ技術を
用いて実現したものが、第12図(b)に示す波長変換半
導体レーザ402である。
第12図(b)において、波長変換半導体レーザ402
は、2つの利得領域403,404および可飽和吸収領域405か
らなる活性層406と、位相シフト領域407およびDBR領域4
09からなる光ガイド層410とから構成されている。DBR領
域409は、光ガイド層に回折格子408を有している。位相
シフト領域407とDBR領域409とは、波長制御領域411を形
成する。
ここで、活性層406は、電気エネルギーによって光エ
ネルギーを発生する部分であって、二つの電極下部にお
ける電流注入領域は利得領域となり、中間における電極
がない部分は可飽和吸収領域となる。光ガイド層410
は、活性層406で発生した光を導く部分であって、発生
光の位相をシフトさせる位相シフト領域407を形成する
とともに、光ガイド層410の一方には回折格子408が設け
られていて、位相シフト領域407から伝送された光エネ
ルギーと回折格子408との相互作用によって共振を起こ
すDBR領域409を形成する。
この波長変換半導体レーザ402は、利得領域と可飽和
吸収領域とを有するために、光の入出力特性において、
一般に第12図(c)に示されるような閾値特性を示す。
第12図(c)は、波長変換半導体レーザの光入出力特
性を示したものであって、波長λinの光の入力レベル
が、ある値Pth(λin)を越えると急激に光出力が大き
くなり、しかもその出力波長がλinと異なる波長λout
である。
従って、このような波長変換半導体レーザによる光波
長変換素子を用いると、入力光波長を所望の他の波長に
変換して出力する、光波長変換装置を実現することが可
能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第11図に示された従来の光波長変換装置では、信号光
の波長変換動作において、必ず光/電気変換回路及び電
気/光変換回路が必要となる。
従って、例えば波長軸上に多重化されている多数の互
いに異なる波長の光信号のうちの特定の波長の光につい
て、その波長を変換して他の光伝送路等に出力すること
によって、多数の光伝送路や光回線を相互に接続する光
波長多重伝送網・接続網を構成する場合には、多数の波
長を取り扱うために、多数の光/電気変換回路及び電気
/光変換回路を備えなければならず、信号処理部の大規
模化・複雑化といった問題を生じることになる。
また、第12図(a)〜(c)に示された従来の光波長
変換装置では、信号光の波長変換動作において、信号光
を一旦電気信号に変換する必要はなく、従って光/電気
変換回路及び電気/光変換回路は必要でない。しかしな
がら、波長変換半導体レーザのような光波長変換素子を
使用するため、出力光の波長を、例えば第12図(b)に
示された波長変換半導体レーザ402の利得領域403および
404と、波長制御領域411に流す電流で設定・制御するの
で、電流変動や、温度変動に起因して、出力光波長が影
響を受け変動するおそれがある。
これらの場合、多重化されている複数波長の相互の間
隔が狭いものであると、波長の変換動作により出力され
る光の波長の変動によって、複数チャンネル間のクロス
トーク(混信)・相互干渉等を引き起こし、誤りのない
正常な情報通信を行うことができなくなるという問題が
ある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決しようと
するものであって、光信号を電気信号に変換することな
く波長変換処理を行い、かつ、波長変換動作の結果出力
される光の波長を、ゆらぎのない安定な波長として出力
することができる、波長同期型光波長変換装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図〜第4図は、それぞれ本発明の原理的構成を示
したものである。
本発明は、第1図に示されるように、波長変換半導体
レーザ1によって、信号光を入力したとき、信号光の波
長と異なる別の波長の光に変換して出力し、基準波長光
発生部3によって、安定な波長の基準波長光を発生す
る。
そして、波長変換半導体レーザ1において変換されて
出力される出力光の波長を基準波長光とほぼ等しい波長
とするとともに、波長変換半導体レーザ1の一方の端面
の信号光入力部2から信号光を入力し同じ端面の基準波
長光入力部4から基準波長光を入力することによって、
波長変換半導体レーザ1の注入同期動作により、基準波
長光と同期した波長ゆらぎの少ない安定な波長の出力光
を他方の端面の信号光出力部5から得るようにしたもの
である。
また本発明は、第2図に示されるように、波長変換半
導体レーザ1によって、信号光を入力したとき、信号光
の波長と異なる別の波長の光に変換して出力し、基準波
長光発生部3によって、安定な波長の基準波長光を発生
し、光カプラ6によって、信号光入力部2から入力され
た信号光と基準波長光入力部4から入力された基準波長
光とを合流する。
そして、波長変換半導体レーザ1において変換されて
出力される出力光の波長を基準波長光とほぼ等しい波長
とするとともに、波長変換半導体レーザ1の一方の端面
に対して光カプラ6の合流光を入力することによって、
波長変換半導体レーザ1の注入同期動作により、基準波
長光と同期した波長ゆらぎの少ない安定な波長の出力光
を他方の端面の信号光出力部5から得るようにしたもの
である。
さらに本発明は、第3図に示されるように、波長変換
半導体レーザ1によって、信号光を入力したとき、信号
光の波長と異なる別の波長の光に変換して出力し、基準
波長光発生部3によって、安定な波長の基準波長光を発
生し、偏光ビームスプリッタ7によって、信号光入力部
2からTM偏光で入力された信号光と基準波長光入力部4
からTE偏光で入力された基準波長光とを合流する。
そして、半導体レーザ1において変換されて出力され
る出力光の波長を基準波長光とほぼ等しい波長とすると
ともに、波長変換半導体レーザ1の一方の端面に対して
偏光ビームスプリッタ7の合流光を入力することによっ
て、波長変換半導体レーザ1の注入同期動作により、基
準波長光と同期した波長ゆらぎの少ない安定な波長の出
力光を他方の端面の信号光出力部5から得るようにした
ものである。
さらに本発明は、第4図に示されるように、波長変換
半導体レーザ1によって、信号光を入力したとき、信号
光の波長と異なる別の波長の光に変換して出力し、基準
波長光発生部3によって、安定な波長の基準波長光を発
生し、偏光ビームスプリッタ7によって、信号光入力部
2から入力された信号光をTM偏光で波長変換半導体レー
ザ1の一方の端面に入力するとともに、この端面からの
波長変換半導体レーザ1の出力光をTE偏光として信号光
出力部5から出力する。
そして、波長変換半導体レーザ1において変換されて
出力される出力光の波長を基準波長光とほぼ等しい波長
とするとともに、波長変換半導体レーザ1に対して他方
の端面の基準波長光入力部4から基準波長光を入力する
ことによって、波長変換半導体レーザ1の注入同期動作
により、基準波長光と同期した波長ゆらぎの少ない安定
な波長の出力光を信号光出力部5から得るようにしたも
のである。
〔作用〕
第1図は、本発明の第1の原理的構成を示したもので
ある。
第1図において、1は波長変換半導体レーザであっ
て、例えば第12図(b)に示された構成の波長変換半導
体レーザ402のように、半導体レーザを基本とした光波
長変換素子である。2は信号光入力部であって、波長変
換半導体レーザ1において波長を変換されるべき波長λ
の信号光を、波長変換半導体レーザ1に入力する部分
である。
3は基準波長光発生部であって、波長ゆらぎが十分に
小さい、安定な基準波長の光を出力するものである。4
は基準波長光入力部であって、基準波長光発生部3から
出力される基準波長の光を、波長変換半導体レーザ1に
入力する部分である。5は信号光出力部であって、波長
変換半導体レーザ1において波長を変換された信号光を
出力する部分である。
いま、第1図に示すように、波長変換半導体レーザ1
に、信号光入力部2から波長λを有する信号光を入力
して、その波長をλと異なる他の波長λに変換する
ものとする。波長変換半導体レーザ1は、光入力によっ
て波長λで発振するようにその駆動電流を設定されて
おり、信号光入力部2からの波長λを有する信号に応
答して、波長λを有する光信号を出力するが、このと
き、波長変換半導体レーザ1の駆動電流のゆらぎ、ある
いは周囲の温度のゆらぎによって、波長変換半導体レー
ザ1の出力波長は、波長λの付近の有限の範囲でゆら
ぎ不安定性をもっている。
いま、波長λ、あるいはその付近の波長で発振して
いる波長変換半導体レーザ1に、基準波長光入力部4を
通して、基準波長光発生部3から、安定な、ゆらぎの十
分に小さい波長λの光を入力してやると、半導体レー
ザの注入同期動作が生じて、波長変換半導体レーザ1の
発振波長は、基準波長光の波長に同期され、波長λ
ロッキングされる。この基準波長光発生部からの波長λ
の光は、波長が安定しているので、これに同期した波
長変換半導体レーザ1の発振波長も、基準波長と同程度
か、またはほぼ同等の安定度をもち、十分ゆらぎが小さ
い安定な波長となる。
第2図〜第4図は、本発明の第2〜第4の原理的構成
を示したものであって、それぞれ信号光と基準波長光と
の合流方法として取りうるものをあげており、各図にお
いて、第1図におけると同じものを同じ番号で示してい
る。
6は光カプラであって、2つの入力端子と1つの出力
端子とを持ち、信号光入力部2から入力される信号光
と、基準波長光入力部4から入力される基準波長光とを
合流したのち出力し、波長変換半導体レーザ1に入力す
るものである。7は偏光ビームスプリッタであって、全
部で3ての光入出力端子を持ち、偏波保持光カプラとし
て機能として、それぞれの端子から入力する光を、その
入射偏光に応じて対応する方向に出力するものである。
第2図に示された原理的構成においては、光カプラ6
の2つの入力端子のそれぞれから、信号光と基準波長光
とを入力して合流したのち、波長変換半導体レーザ1に
入力するようにしている。
この場合、半導体レーザの発振光は、TE偏光であるた
め、入力する基準波長光もTE偏光で入力した方が、より
効果的に、かつ安定に注入同期動作を起こさせることが
できる。そこで、光カプラ6を偏波保持光カプラとし
て、基準波長光をTE偏光で波長変換半導体レーザに入力
すると、さらに効果的に波長の安定化を行うことができ
る。
第3図に示された原理的構成においては、偏光ビーム
スプリッタ7を信号光と基準波長光との合流手段として
用いており、波長λの信号光をTM偏光として、また波
長λの基準波長光をTE偏光として入力するようにして
いる。
第4図に示された原理的構成においては、波長変換半
導体レーザ1の発振光が、活性層に対してTE偏光である
ことを利用して、波長変換半導体レーザ1の一方の端面
から、波長変換半導体レーザ1の発振光である出力光が
偏光ビームスプリッタ7を通過して出力するようにす
る。これと同時に、偏光ビームスプリッタ7の他の端子
から信号光を入力する一方、波長変換半導体レーザ1の
他方の端面から、基準波長光を任意の偏光で入力して、
注入同期動作を起こさせるようにしている。
〔実施例〕
第5図ないし第10図は、それぞれ本発明の一実施例の
構成を示したものであって、多チャンネル光波長変換ス
イッチを構成した場合を例示している。
第5図の実施例において、1−1、・・・、1−nは
波長変換半導体レーザであって、ある波長λinの光が入
力すると、その信号に応答して、λinと異なる波長λ
outの光を出力するものである。50は基準波長光群発生
部であって、多重化された波長の数だけの、基準となる
安定な波長の光を発生するものである。これは、第1図
の原理的構成における基準波長光発生部3を、波長多重
数だけ集めたものと見なすことができる。このような基
準波長光群発生部が、光共振器を用いて、複数の半導体
レーザの波長をその共振器の共振周波数にロックするこ
とによって実現することが可能である。
51は信号光用1×nスターカプラであって、波長軸上
で多重化された異なる波長の複数の信号光を、n個の光
経路に分配するものである。52−1,・・・,52−nは可
変波長選択フィルタであって、信号光用1×n光スター
カプラ51でn個に分配された波長多重光信号の中から、
波長を変換したい所望の波長の光信号だけを選択的に取
り出すものである。
53は基準波長光用1×nスターカプラであって、基準
波長光群発生部50から出力されるn個の安定化された基
準波長光を、n個の光経路に分配するものである。54−
1,・・・,54−nは固定波長選択フィルタであって、基
準波長光用1×nスターカプラ53でn個に分配された基
準波長光の中から、予め設定された所定の波長の基準波
長光を選択的に取り出すものである。
55−1,・・・,55−nは2×1光カプラであって、可
変波長選択フィルタ52−1,・・・,52−nで選択された
波長の信号光と、固定波長選択フィルタ54−1,・・・,5
4−nで選択された波長の基準波長光とを、信号光用1
×n光スターカプラ51および基準波長光用1×nスター
カプラ53のそれぞれの出力ボートに対応して合流して、
波長変換半導体レーザー1−1,・・・,1−nに入力する
ものである。56はn×1光スターカプラであって、波長
変換半導体レーザ1−1,・・・,1−nにおいて波長を変
換された各信号光を、1つの光信号路に合流するもので
ある。
いま、信号光と基準波長光とを区別するために、信号
光の波長をλ′,・・・,λ′とし、基準波長光の
波長をλ1,・・・,λとする。
波長λ1,・・・,λを有する基準波長光は、それぞ
れ対応する固定波長選択フィルタ54−1,・・・,54−n
で選択され、2×1光カプラ55−1,・・・,55−nを経
て波長変換半導体レーザ1−1,・・・,1−nに常に入力
している。従って、波長変換半導体レーザ1−1,・・
・,1−nにおいて出力される光の波長は、固定波長選択
フィルタ54−1,・・・,54−nで選択され、2×1光カ
プラ55−1,・・・,55−nを経て波長変換半導体レーザ
1−1,・・・,1−nに入力している基準波長光で、波長
λ1,・・・,λの中のいずれか1つの波長に一意に定
まっている。
一方、信号光に対しては、変換動作によって波長λ1,
・・・,λの中のいずれか1つの波長に変換するた
め、その出力波長に対応するように、波長λ′,・・
・,λ′の中から、可変波長選択フィルタ52−1,・・
・,52−nで選択し、2×1光カプラ55−1,・・・,55−
nを経て波長変換半導体レーザ1−1、・・・、1−n
に入力され、それぞれの波長を変換させて出力され、n
×1光スターカプラ56で合流されて出力される。
この結果として、波長λ′,・・・,λ′を有し
ていたn個の信号光は、波長λ1,・・・,λの中の所
望の波長に変換され、しかも、その変換された波長は、
注入同期動作によって、ゆらぎの少ない波長の光に安定
化されているので、所要の波長変換スイッチ動作が実現
される。
なお上述の実施例では、信号光と基準波長光とを波長
変換半導体レーザ1−1,・・・,1−nに入力するため
に、2×1光カプラ55−1,・・・,55−nを用いること
としているが、これを、第3図に示したように、偏光ビ
ームスプリッタを用いてもよい。また、それぞれの波長
変換半導体レーザ1−1,・・・,1−nの出力光は、n×
1光スターカプラ56においてすべて合流する構成をとっ
ているが、これを、合流せずに、n個の出力の各々がそ
れぞれ別の経路をたどって、別々の光伝送路に出力され
ることとしてもよい。
第6図の実施例においては、信号光,基準波長光をn
個の波長変換半導体レーザに光を分配するために、1×
n光スターカプラおよびn個の波長フィルタを用いる代
わりに、信号光用1×2光カプラ61−1,・・・,61−n
および基準波長光用1×2光カプラ63−1,・・・,63−
nをそれぞれn個縦続に接続し、それぞれの出力の一方
を可変波長選択フィルタ52−1,・・・,52−nおよび固
定波長選択フィルタ54−1,・・・,54−nに入力して、
その各々で選択された光を2×1光カプラ55−1,・・
・,55−nで合流する構成をとった場合を示している。
この場合、波長変換半導体レーザ1−1,・・・,1−n
の出力光の合流方法も、n×1光スターカプラ56の代わ
りに、2×1光カプラ66−1,・・・,66−(n−1)を
用いる構成としてもよい。さらに、可変波長選択フィル
タ52−1,・・・,52−nと固定波長選択フィルタ54−1,
・・・,54−nとは、それぞれ互いに配置を交換して、
各々の波長変換半導体レーザ1−1,・・・,1−nに入力
する信号光波長が固定で、基準光波長および変換光出力
波長が可変であるという構成をとってもよい。
第7図の実施例においては、第5図の実施例における
信号光用1×n光スターカプラ51及び可変波長選択フィ
ルタ52−1,・・・,52−nを、可変型光分波器71に置き
換えた構成を示し、その他の部分は第5図の場合と同様
である。この例によれば、第5図の場合と比較して構成
が簡単になる利点がある。
第8図の実施例においては、第5図の実施例における
基準波長光用1×nスターカプラ53及び固定波長選択フ
ィルタ54−1、・・・、54−nを、1×n固定光分波器
81に置き換えた構成を示し、その他の部分は第5図の場
合と同様である。この例によれば、第5図の場合と比較
して構成が簡単になる利点がある。
第9図の実施例においては、第6図の実施例における
信号光用1×2光カプラ61−1,・・・,61−nおよび可
変波長選択フィルタ52−1,・・・,52−nを、可変型1
×2光分波器91−1,・・・,91−nに置き換えた構成を
示し、その他の部分は第6図の場合と同様である。この
例によれば、第6図の場合と比較して構成が簡単になる
利点がある。
第10図の実施例においては、第6図の実施例における
基準波長光用1×2光カプラ63−1,・・・,63−nおよ
び固定波長選択フィルタ54−1,・・・,54−nを、固定
型1×2光分波器92−1,・・・,92−nに置き換えた構
成を示し、その他の部分は第6図の場合と同様である。
この例によれば、第6図の場合と比較して構成が簡単に
なる利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、波長軸上に多重
化された異なる波長の複数の信号光の中から、光信号を
電気信号に変換することなく波長変換処理を行い、か
つ、波長の変換動作により出力される光の波長の変動
を、基準波長として用いる光の波長のゆらぎの程度まで
抑制することが可能となる。
従って、波長変換動作の結果出力される光の波長を、
ゆらぎのない安定な波長として出力する波長変換装置を
実現でき、波長の多重度を利用した光波長多重伝送網の
実現に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はそれぞれ本発明の原理的構成を示す
図、第5図〜第10図はそれぞれ本発明の一実施例の構成
を示す図、第11図は従来の光波長変換装置を示す図、第
12図(a)〜(c)は従来の他の光波長変換装置を示す
図である。 1は波長変換半導体レーザ、2は信号光入力部、3は基
準波長光発生部、4は基準波長光入力部、5は信号光出
力部、6は光カプラ、7は偏光ビームスプリッタであ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 G02F 2/00 G02F 1/35

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号光を入力したとき、該信号光の波長と
    異なる別の波長の光に変換して出力する波長変換半導体
    レーザ(1)と、 安定な波長の基準波長光を発生する基準波長光発生部
    (3)とを備え、 該波長変換半導体レーザ(1)において変換されて出力
    される出力光の波長を該基準波長光とほぼ等しい波長と
    するとともに、該波長変換半導体レーザ(1)の一方の
    端面の信号光入力部(2)から信号光を入力し同じ端面
    の基準波長光入力部(4)から基準波長光を入力するこ
    とによって、該波長変換半導体レーザ(1)の注入同期
    動作により該基準波長光と同期した波長ゆらぎの少ない
    安定な波長の出力光を他方の端面の信号光出力部(5)
    から得ることを特徴とする波長同期型光波長変換装置。
  2. 【請求項2】信号光を入力したとき、該信号光の波長と
    異なる別の波長の光に変換して出力する波長変換半導体
    レーザ(1)と、 安定な波長の基準波長光を発生する基準波長光発生部
    (3)とを、 信号光入力部(2)から入力された前記信号光と基準波
    長光入力部(4)から入力された前記基準波長光とを合
    流する光カプラ(6)とを備え、 該波長変換半導体レーザ(1)において変換されて出力
    される出力光の波長を該基準波長光とほぼ等しい波長と
    するとともに、該波長変換半導体レーザ(1)の一方の
    端面に対して前記光カプラ(6)の合流光を入力するこ
    とによって、該波長変換半導体レーザ(1)の注入同期
    動作により該基準波長光と同期した波長ゆらぎの少ない
    安定な波長の出力光を他方の端面の信号光出力部(5)
    から得ることを特徴とする波長同期型光波長変換装置。
  3. 【請求項3】信号光を入力したとき、該信号光の波長と
    異なる別の波長の光に変換して出力する波長変換半導体
    レーザ(1)と、 安定な波長の基準波長光を発生する基準波長光発生部
    (3)と、 信号光入力部(2)からTM偏光で入力された前記信号光
    と基準波長光入力部(4)からTE偏光で入力された前記
    基準波長光とを合流する偏光ビームスプリッタ(7)と
    を備え、 該波長変換半導体レーザ(1)において変換されて出力
    される出力光の波長を該基準波長光とほぼ等しい波長と
    するとともに、該波長変換半導体レーザ(1)の一方の
    端面に対して該偏光ビームスプリッタ(7)の合流光を
    入力することによって、該波長変換半導体レーザ(1)
    の注入同期動作により該基準波長光と同期した波長ゆら
    ぎの少ない安定な波長の出力光を他方の端面の信号光出
    力部(5)から得ることを特徴とする波長同期型光波長
    変換装置。
  4. 【請求項4】信号光を入力したとき、該信号光の波長と
    異なる別の波長の光に変換して出力する波長変換半導体
    レーザ(1)と、 安定な波長の基準波長光を発生する基準波長光発生部
    (3)と、 信号光入力部(2)から入力された前記信号光をTM偏光
    で前記波長変換半導体レーザ(1)の一方の端面に入力
    するとともに、該端面からの波長変換半導体レーザ
    (1)の出力光をTE偏光として信号光出力部(5)から
    出力する偏光ビームスプリッタ(7)とを備え、 該波長変換半導体レーザ(1)において変換されて出力
    される出力光の波長を該基準波長光とほぼ等しい波長と
    するとともに、該波長変換半導体レーザ(1)に対して
    他方の端面の基準波長光入力部(4)から前記基準波長
    光を入力することによって、該波長変換半導体レーザ
    (1)の注入同期動作により該基準波長光と同期した波
    長ゆらぎの少ない安定な波長の出力光を信号光出力部
    (5)から得ることを特徴とする波長同期型光波長変換
    装置。
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